JP2015217231A - 頸椎牽引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】頸椎牽引角度を設定できる頸椎牽引装置において、正確に頸椎牽引角度を設定できるようにしたとしても、複雑な機構のため高価であり、可動部の衝撃が伝わる危険性があり、固定バンドを装着する煩わしさがある。また、単に椅子を傾倒させる機構を設けて頸椎牽引角度を設定したとしても、患者の頭部が後方に移動するため、ワイヤー支持部の再調整が必要となり非常に手間であり、移動阻止具を装着する煩わしさや危険性がある。【解決手段】頸椎牽引装置において、前記患者の頸椎を支点として前記椅子をリクライニング又はチルティング若しくはその両方をさせて頸椎牽引角度を設定する頸椎牽引角度設定機能を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、頸椎の牽引治療に使用する頸椎牽引装置に関するものであり、特に、治療を受ける人に、牽引時に最適とされる牽引角度を施し、安全で効果的な牽引治療を行うことができる牽引装置を提供することを目的とする。
頸椎牽引療法は、頸椎症の治療等に用いられており、整形外科やリハビリテーションなどの分野で広く用いられている。
頸椎牽引療法は、持続牽引と間欠牽引とに分けられる。
持続牽引は、一例として、患者をベッド上に安静に寝かせて、頸部をやや屈曲させ約5kgの力で45度の角度で後頭部を牽引する方法がある。目的は、頸椎部の動的因子を解消し、脊髄の安静を保持し、これによって脊髄循環を改善するためである。
間欠牽引は、一例として、患者を座位にとらせ、頸椎をやや屈曲させ約10kgの力で10分間程度牽引する方法を繰り返す方法がある。目的は、頸部周囲筋の牽引によるマッサージ効果によって筋の血流改善と前角細胞への求心性刺激の減少による筋スパズム改善である。この方法によるマッサージ効果に伴い交感神経への作用により、上肢や手部にかかる血流増大効果も期待される。(非特許文献2)
従来の頸椎牽引装置の例を図6に示す。図6は特許文献1に記載の一例であり、整形外科などの身近な医療機関でよく見かける一般的に用いられている牽引装置の一例である。
図6の装置は、牽引機構部及び制御部を有する本体1、ワイヤー支持部3を有する牽引アーム2、ワイヤー5、頸椎牽引装具7とで構成され、患者を椅子4に着座させ患者の頭部に頸椎牽引装具7を装着させて治療する装置である。具体的な外観図を図8(b)に示す。
頸椎牽引治療は、牽引角度、牽引力、牽引時間を適切に設定することで行う。
重要な点は、症状が発生している頸椎部位に頸椎牽引治療を有効に作用させ、該当する頸椎部位のみに牽引力を加え他の部位にはできるだけ牽引治療にかかる影響が及ばないようにすることであり、当該部位の決定は、牽引角度によって決定できるとされている点である(非特許文献1)。
したがって、頸椎の部位は、上位頸椎、中位頸椎、下位頸椎に分類されるため、各部位に応じて正確に頸椎牽引角度を設定できる牽引方法が必要となる。
実際の頸椎の詳細図を図3(a)に示す。
頸椎といわれる部位は、C1乃至C7の椎骨から構成され、一般的に、上位頸椎はC1乃至C2、中位頸椎はC3乃至C5、下位頸椎はC5乃至C7あたりを指す。
これらの各頸椎の部位を適切に牽引するための頸椎牽引角度、つまり図3(b)のθ1は、上位頸椎であれば0°乃至15°、中位頸椎であれば15°乃至30°、下位頸椎であれば30°乃至40°、上位胸椎であれば45°乃至60°が適切と言われている(非特許文献1)。
しかし、従来の図8(b)の例のように単純に患者を椅子に座らせて牽引治療を行うだけでは、患者の頭部の位置が不確定であることから牽引しようとする患者の頸椎の位置及び角度が確定し難い。
実際の頸椎牽引装置を図8(b)に示す。従来は、頸椎牽引角度を設定する際、牽引装具をワイヤーで吊り下げる滑車の位置を手動で前後させることで、当該角度を設定していた。図8(b)のθが頸椎牽引角度にあたる。これは大変手間であり、また、患者の頭部が自在に動く要素があるため、頸椎の位置及び角度を確定できず、また、牽引治療を開始すると同時に頭部は牽引力に追従して動いてしまって角度が定まらず、適切な牽引治療を施し難い。
そこで、正確で安定した一定の頸椎牽引角度を設定でき、且つ、再現性良く頸椎部位に最適な牽引治療を施せる頸椎牽引装置が要求される。
これらの要求を解決するため、従来より図7、図8(a)に示す頸椎牽引装置があるが、次に挙げる問題点を有している。
図7は特許文献2に示された牽引装置の一例であり、頸椎牽引の角度を患者の頭部の位置に応じて追従させ自動で自由に牽引角度を設定できる装置である。
この場合、所望とする頸椎牽引角度で牽引治療することは可能であるが、装置自体が大掛かりなもので必要とする部品点数も多く高価となる。
また、図7には記載されていないが、当該装置は、患者を固定する固定バンドを有しているため、頸椎牽引装具の装着に加えて、固定バンドの装着をしなければならない煩わしさがある。
また、非常に可動部が多いことから、牽引治療時に動作する機構の可動時の衝撃がワイヤーから装具を通じて患者に伝わる可能性もあり、患者に不快感を与えたり、場合によっては危険性も発生するため、適切な治療を施し難い。
図8(a)は特許文献3に記載の牽引装置の一例であり、頸椎牽引の角度を椅子を傾倒させることで頸椎牽引角度を設定しようとするものである。
この場合、患者の姿勢が崩れないように胸部に移動阻止具を設けており、よって上半身が牽引方向に追従移動しないことから効率的で高い牽引効果を有するとされている。しかし、こういった移動阻止具の装着は頸椎牽引装具の装着に加えて、さらなる装着となるため、非常に手間であり、牽引異常作動時には、患者の胸部を圧迫させる危険性もあり、患者の安全に十分注意を払った設計にするなどの余計な設計が必要となる。
また、椅子の傾倒と同時に頭部の位置が後方に移動してしまう構造であるため、正確な頸椎牽引角度を設定するためには、上部に在るワイヤー支持部の再調整が必要となる場合も考えられ非常に手間である。
特開2002−159521号公報 実公昭63−11938号公報 実開平6−3313号公報
伊藤不二夫,木山喬博:頸椎間歇牽引による角度因子,総合リハ・13巻3号:213−218,1985 山本博司:正しい脊椎牽引療法の原理と治療期間について,CLINICIAN・No.473:744−745,1998
頸椎牽引角度を設定できる頸椎牽引装置において、
正確に頸椎牽引角度を設定できるようにしたとしても、複雑な機構のため高価であり、可動部の衝撃が伝わる危険性があり、固定バンドを装着する煩わしさがある。
また、単に椅子を傾倒させる機構を設けて頸椎牽引角度を設定したとしても、患者の頭部が後方に移動するため、ワイヤー支持部の再調整が必要となり非常に手間であり、移動阻止具を装着する煩わしさや危険性がある。
請求項1の発明は、
患者の腰部及び下肢を支持する座席部、並びに前記患者の背部及び上肢を支持する背凭部を有する椅子と、
前記患者の頭部に装着される頸椎牽引装具と、
前記頸椎牽引装具を牽引するための牽引力を発生させる牽引機構部と、
前記牽引機構部を制御するための制御部と、
前記制御部に所望する牽引力及び治療条件を入力する操作部と、
前記頸椎牽引装具を牽引するために前記頸椎牽引装具と前記牽引機構部を繋ぐベルトと、
前記頸椎牽引装具に繋いだ前記ベルトを吊り上げるためのベルト支持部と、
を設けた頸椎牽引装置において、
前記患者の頸椎を支点として前記椅子をリクライニング又はチルティング若しくはその両方をさせて頸椎牽引角度を設定する頸椎牽引角度設定機能を設けた
ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の頸椎牽引装置において、
前記ベルト支持部の位置が固定である
ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1乃至2に記載の頸椎牽引装置において、
前記ベルト支持部を前記患者の頭部の位置する鉛直線上よりも後部に位置させた、
ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3に記載の頸椎牽引装置において、
複数の頸椎牽引角度に自動的に切り換えながら治療する自動角度切換機能を設けた、
ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4に記載の頸椎牽引装置において、
センサにより患者の上肢又は頭部若しくはその両方の形状を読み取ることで、
設定する前記頸椎牽引角度に自動的に調整する角度調整機能を設けた
ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5に記載の頸椎牽引装置において、
前記頸椎牽引装具に繋いだ前記ベルトの傾斜角度をセンサによって検出する角度検出機能を設けた
ことを特徴とする。
本発明によれば、
頸椎牽引角度を設定できる頸椎牽引装置において、
患者を装置に固定せずとも、牽引方向に患者が追従移動してしまうことなく、患者の頸椎部位に最適な牽引角度を設定して牽引治療を施すことができ、
機構が簡単であることから、安価であり、固定バンドや移動阻止具を装着する煩わしさがなく、ベルト支持部に可動部が無いため、頸椎牽引角度設定時の衝撃が患者に伝わり、不快感や危険性が発生することもない。
さらに、患者の頸椎を支点として椅子をリクライニング又はチルティング若しくはその両方をさせることで、正確で安定した頸椎牽引角度を設定することが可能となることで、再現性良く頸椎部位に最適な頸椎牽引治療を施せるようになることから治療効果も向上する。
本発明による頸椎牽引装置の実施例1の外観図である。 本発明による頸椎牽引装置の実施例1のブロック図である。 頸椎の概略図及び、頸椎牽引装置に着座した際の頸椎の様子を示す概略図である。 本発明による頸椎牽引装置の実施例2の説明図である。 本発明による頸椎牽引装置の実施例3の説明図である。 特許文献1に記載の頸椎牽引装置の外観図である。 特許文献2に記載の頸椎牽引装置の外観図である。 特許文献3に記載の頸椎牽引装置の外観図である。
本発明の頸椎牽引装置は、患者が着座する時、若しくは着座後にリクライナー12を傾倒させて、患者がリクライナー12に治療前から凭れる姿勢を形成するよう、いわゆる半座位の姿勢になるようリクライナー12の傾倒に一定以上の角度を設けておき、さらにベルト5の角度を患者が着座している位置より一定の後方に牽引させる。
このように設計した結果、頭部の自重も相まって、これまで問題となっていた牽引治療による頭部の追従移動を無くすことが可能なっり、従来の図7、図8(a)のような患者の固定ベルトや、移動阻止具を設ける必要が無くなった。
よって、固定バンドや移動阻止具を装着する煩わしさがなくなり、患者に対する危険性も発生することもなくなった。
また、リクライナー12の転回(リクライニング又はチルティング若しくはその両方)する動作を頸椎を支点に転回させるよう設計する。
このように設計した結果、頸椎牽引角度を変えても患者の頭部はほぼ同一の位置に維持することが可能となり、ベルト5の角度を頸椎牽引角度に係らず一定の角度で牽引することで、リクライナー12の転回角度と頸椎牽引角度を相関させることが可能になり、ベルト支持部3を可動させずとも、リクライナー12の転回角度のみを変更するだけで、頸椎牽引角度を簡単に正確に変更することが可能となった。
よって、機構が簡単であるため安価であり、ベルト支持部に可動部が無いため、頸椎牽引角度設定時の衝撃が患者に伝わり、不快感や危険性が発生することもない。さらに、再現性良く頸椎部位に最適な頸椎牽引角度で頸椎牽引治療を施せるようになることから治療効果も向上する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の頸椎牽引装置の一実施例であり、外観図である。ここで、図1(a)は治療開始時の様子を示した外観図、及び頸椎牽引角度10°に設定した時の治療時の外観図であり、図1(b)は頸椎牽引角度を40°に設定した際の治療時の外観図である。
図2は、本発明の頸椎牽引装置のブロック図の一実施例である。
図3は、頸椎の概略図である。ここで、図3(a)は患者が図6(a)の椅子4に着座した際の頸椎の概略図であり、図3(b)は図1(a)における頸椎の概略図であり、図3(c)は図1(b)における頸椎の概略図である。
図4は、本発明の請求項5に係る頸椎牽引装置の一実施例であり、当該特徴を有する機能部を抜粋した外観図である。
図5は、本発明の請求項6に係る頸椎牽引装置の一実施例であり、当該特徴を有する機能部を抜粋した外観図である。ここで、図5(a)(b)は図1(a)のベルト支持部部分の説明図である。
図6は、特許文献1に記載の従来の頸椎牽引装置の外観図である。ここで、図6(a)は頸椎牽引装置全体の概略図、図6(b)は頸椎牽引時に頭部に装着する頸椎牽引装具の外観図である。
図7は、特許文献2に記載の従来の頸椎牽引装置の外観図である。
図8は、特許文献3に記載の従来の頸椎牽引装置の外観図である。ここで、図8(a)は当該頸椎牽引装置の外観図であり、図8(b)は従来の頸椎牽引装置の外観図である。
本発明の請求項1乃至4に係る頸椎牽引装置についてその構造を図1、図2に基づき説明する。
A1)構成・動作について
本発明に係る頸椎牽引装置は、図2のブロック図において、表示部操作部22、制御部23、牽引力検出部21、チルティング機構部24、頸椎牽引機構部25からなる。このうち制御部23、牽引力検出部21、頸椎牽引機構部25は、図1(a)の本体1内部に包含される。なお、表示部操作部22、は図1(a)における操作部14である。
操作部22によって事前に入力された牽引角度、牽引力、牽引時間の設定情報は、電気信号として牽引力制御部23に送られ、牽引力の設定情報は制御部23から頸椎牽引機構部25へ、牽引角度の設定情報は、制御部23からチルティング機構部24へ電気信号として送られ、それらの設定情報に応じてチルティング機構部24、頸椎牽引機構部25が動作する。
頸椎牽引機構部25は、ベルト5、機構部1、頸椎牽引装具7からなる。本明細書では、巻き取ることが可能な可撓体の総称として「ベルト」との用語を用いる。したがって、本明細書における「ベルト」には、樹脂性や繊維性のベルトだけでなく、従来どおりの金属性のワイヤーや、樹脂性、繊維性のワイヤや樹脂性、繊維性、金属性の紐やベルトも含まれる。
なお、図1では装具7は本発明に特に関連しないため、省略し記載していない。頸椎牽引装具7の概略図は、一般的な装具で良く、図6(b)に示すもので良い。頸椎牽引装具7は、頸椎牽引装具ハンガ6を有し、頸椎牽引装具ハンガ6は、機構部1から滑車を有するベルト支持部3を通じて垂れ下げられたベルト5の先端に取り付けられ、治療時に患者11の頭部に装着し、機構部1がベルト5を巻き取り牽引力を発生させ頸椎牽引治療を行う。ベルト5の巻取り機構は一般的な機構で良く、本発明に特に関連しないため説明は省略する。
ベルト5の巻取るための機構部1には、牽引力を検出するセンサーを有する牽引力検出部21を設け、牽引力検出部21から得られた牽引力データは電気信号として制御部23に送られ、設定情報どおりの牽引力が発生しているか常に監視をすることで所望する牽引力を維持する動作をさせる。
チルティング機構部24は、図1(a)のリクライナー(椅子)12、アクチュエータ13、スライドレール17、スライドレール滑車15からなる。制御部23へ入力された設定情報は、チルティング機構部24へ電気信号として送られ、所望する頸椎牽引角度になるようアクチュエータ13を動作させる。ここで頸椎牽引角度については、設計段階において予めアクチュエータ13の伸縮量によって所望する頸椎牽引角度になるよう構造設計しておく。
具体的な一例として、所望する角度を10°乃至40°としてその間を5°刻みで7段階設定とする事も可能である。
なお、この方法を用いると、別途、角度センサーを設けなくても牽引角度の設定は、可能となるが、念のため、角度センサを設けて正しく動いているか動作中も随時検出しておくのが望ましい。
A2)構造・動作及び作用・効果について
ここで、従来の頸椎牽引装置では、頭部の位置が変動する要素が多々あり、頸椎牽引角度を正確に定める事が非常に困難であった。
そこで、本発明では、患者が着座する時、若しくは着座後にリクライナー12を傾倒させて、患者がリクライナー12に治療前から凭れる姿勢を形成するよう、いわゆる半座位の姿勢になるようリクライナー12の傾倒に一定以上の角度を設けておき、さらに、ベルト5の角度を患者が着座している位置より一定の後方に牽引させることで、頭部の自重も相まって、これまで問題となっていた牽引治療による頭部の追従移動を無くすことが可能となった。
さらに、リクライナー12の転回する動作を頸椎を支点に転回させるよう設計することで、頸椎牽引角度を変えても患者の頭部はほぼ同一の位置に維持することが可能となり、ベルト5の角度を頸椎牽引角度に係らず一定の角度で牽引することで、リクライナー12の転回角度と頸椎牽引角度を相関させることが可能になった。
よって、リクライナー12の転回角度のみを変更するだけで、簡単に頸椎牽引角度を正確に変更することができる頸椎牽引装置が完成した。
図1(a)はこの機構の一例であり、ベルト5の角度θ2を20°に設定し、リクライナー12の背凭れ部とベルト5の角度θ1を約10°に設定したものである。この角度は、設計段階で牽引による追従移動が発生しない角度の一例であり、この角度は事前に決めておく必要がある。ここでは、頸椎の転回の支点を図のα点に設けて各部の設計を行った。頸椎牽引角度がθ1であり、この場合は頸椎牽引角度は10°となる。
図1(a)のアクチュエータ13が、制御部23から送られた設定情報に基づき伸びるで、リクライナー12はリクライナー傾倒支点16を支点として、スライドレール17がスライドレール滑車15を基準にスライドし、リクライナー12が転回する。θ1が約40°となった状態が図1(b)である。
図1(a)(b)における頸椎の様子を図3(b)(c)に示す。ここで直線aはリクライナー12の背凭れの傾き、直線bはベルト5の傾き、直線cは鉛直線を表している。理解し易いように直線aをα点まで平行にずらし直線a’を設けた。
この図から判るように、リクライナー12の背凭れの角度変化量はθ1の頸椎牽引角度の変化量と相関していることが判る。
したがって、簡単に頸椎牽引角度を正確に設定することが可能となった。つまり、所望する患者の上位頸椎、中位頸椎、下位頸椎に対し、容易に且つ適切に頸椎牽引治療を施せることが可能となった。
さらに、ベルト5にかかる可動部はベルト5を巻き取る機構部1のみでそれ以外の可動部は無い。
したがって、頸椎牽引角度を変更する場合、スライドレール17をリクライナー12がスライドするだけで角度変更が可能となったことで、機構ノイズが極めて無いスムーズな頸椎牽引角度の変更が可能になった。
なお、図1(a)の一例では、リクライナー傾倒支点16を固定支点としたが、この部分にスライドレール17、スライドレール滑車15と同様の機構を設けてスライドするようにしても良い。
A3)その他の構造・動作及び作用・効果について
本発明の請求項4に係る頸椎牽引装置は、前述のスムーズな角度変更によって可能となったものであり、牽引治療中であっても違和感なく自然な状態で頸椎牽引角度を変更することができる。
制御部23に牽引治療中に数点の頸椎牽引角度に切り換わるよう事前に決められたプログラムモードを設けておく。その角度の幅は、最大7段階設定の頸椎牽引角度であった場合、そのうちの2段階であっても7段階であってもよい。
このモードを用いれば、複数の頸椎部位を治療する患者がいる場合、わざわざ頸椎牽引角度を切り換えて再度治療を開始する必要は無く一度にまとめて治療を行うことが可能となり、治療業務の省力化を図ることができる。また、治療する頸椎部位を確定し難い患者がいる場合、複数個所の頸椎部位を治療することで簡単に幅広い治療を施すことが可能となる。
本発明の請求項5に係る頸椎牽引装置についてその構造を図4に基づき説明する。
B1)構成・動作について
本発明の頸椎牽引装置では、患者の身長、体型により図3(b)(c)に示す直線bの傾きθ2が変わってしまい、これに応じてθ1の頸椎牽引角度が変わってしまう可能性がある。なお、かかる場合であっても、通常このような変化に伴う角度差は前述した上位頸椎、中位頸椎、下位頸椎の適切な頸椎牽引角度がもつ幅の範囲内であるため特段問題は発生しないが、身長が異なる場合、または体格が猫背体型である場合などでは注意が必要になる。
したがって、これら身長や体型による角度変化、又は、リクライナー12から頭部が離隔してしまって異常な状態を検知するため、患者の上肢にあたるリクライナー12周囲にセンサ42を用いて、患者の体型及び治療状態を検出する。
図4はその一実施例であり、リクライナー12の患者の上肢にあたる図の位置にセンサガイド41を設けて患者の様子を常時検出する。検出された信号は制御部23に送られ、その情報から得られた治療中の患者の肩、頭、首等の位置に関連した患者情報を基に制御部23からチルティング機構部24及び頸椎牽引機構部25へ信号が送られ頸椎牽引角度を補正する。また、検出させた信号から患者の様子を把握し、患者がリクライナー12から離れたりするなど異常な状態が検出された場合は、チルティング機構部24及び頸椎牽引機構部25へ信号が送られ、装置の緊急停止を行うことも可能である。なお、センサガイド41はセンサ42を内蔵し、患者側の向きにセンサガイド41の内壁面にセンサ42を数cm程度離して配置させる。センサ42は光センサ又は測長センサ又はこれらに類するセンサを使用する。配置は、頭部周囲に配置し、頭頂部からは身長の測長用の測長センサを設けることが可能である。
B2)構造・動作及び作用・効果について
この機構を設けることで、自動的且つ正確で安定した頸椎牽引角度を設定することが可能となることで、再現性良く頸椎部位に最適な頸椎牽引治療を施せるようになることから治療効果も向上する。
本発明の請求項6に係る頸椎牽引装置についてその構造を図5に基づき説明する。
C1)構成・動作について
本発明の頸椎牽引装置では、前述したとおり、患者の身長、体型により頸椎牽引角度が変わってしまう可能性がある。かかる場合、前述では患者の体型を検出するセンサを用いる方法を説明したが、別の方法として、ベルトの送出角度を検出する角度センサを用いる方法がある。
図5はその一実施例であり、図1におけるベルト支持部3部分を抜粋した詳細図である。
図5(a)は傾斜センサ51aを用いた方法である。この方法は、頸椎牽引機構部25の一部に設けられており、傾斜センサ51a、ベルトガイド52、ベルト5、ベルト支持部3から構成される。ベルトガイド52の内部は中空であり、ベルト5が挿通できる空間を設けられており、傾斜センサ51aをベルトガイド52の図示するあたりに設置する。ベルトガイド52はベルト支持部3と同軸になるよう設置し、挿通させたベルト5の傾斜がベルトガイド52の傾斜となり、ベルトガイド52に設置した傾斜センサ51aがその傾斜角度を検出する。傾斜センサ51aは一般的なもので足り、ここでは鉛直方向に対する傾斜角度を検出できる傾斜センサ51aを用いている。したがって、かかる場合、検出する角度はθ2となる。傾斜センサ51aで検出したベルト5の傾斜角度は、電気信号に変えられ制御部23に送られる。そして、チルティング機構部24から得られたリクライナー12の角度との差分を取ることでさらに正確なθ1を算出することが可能となる。
図5(b)は角度検出センサ51bを用いた方法である。この方法の構成は、ほぼ前述の図5(a)と同様であるが、角度検出センサ51bをベルトガイド52とベルト支持部3と同軸に設置する点が異なる。角度検出センサ51bは一般的なもので足りる。
なお、冒頭で説明した図7に示す特許文献2では、ワイヤーを用いた際の同方法が紹介されているが、本発明ではベルト5とベルトガイド52を用いることで、傾斜角度を検出する際に点ではなく面をもって検出しているので、さらに精度良く安定したベルト5の傾斜角度を検出することが可能となる。
C2)構造・動作及び作用・効果について
この機構を設けることで、自動的且つ正確で安定した頸椎牽引角度を設定することが可能となることで、再現性良く頸椎部位に最適な頸椎牽引治療を施せるようになることから治療効果も向上する。
1 本体、機構部、制御部
2 支柱
3 ベルト支持部、滑車
4 椅子
5 ベルト
6 頸椎牽引装具ハンガ
7 頸椎牽引装具
11 患者
12 リクライナー
13 アクチュエータ
14 操作部
15 スライドレール滑車
16 リクライナー傾倒支点
17 スライドレール
18 エンドブロック
21 牽引力検出部
22 表示部、操作部
23 制御部
24 チルティング機構部
25 頸椎牽引機構部
41 センサガイド
42 センサ
51a、51b 角度センサ
52 ベルトガイド
α 頸椎転回支点

Claims (6)

  1. 患者の腰部及び下肢を支持する座席部、並びに前記患者の背部及び上肢を支持する背凭部を有する椅子と、
    前記患者の頭部に装着される頸椎牽引装具と、
    前記頸椎牽引装具を牽引するための牽引力を発生させる牽引機構部と、
    前記牽引機構部を制御するための制御部と、
    前記制御部に所望する牽引力及び治療条件を入力する操作部と、
    前記頸椎牽引装具を牽引するために前記頸椎牽引装具と前記牽引機構部を繋ぐベルトと、
    前記頸椎牽引装具に繋いだ前記ベルトを吊り上げるためのベルト支持部と、
    を設けた頸椎牽引装置において、
    前記患者の頸椎を支点として前記椅子をリクライニング又はチルティング若しくはその両方をさせて頸椎牽引角度を設定する頸椎牽引角度設定機能を設けた
    ことを特徴とする頸椎牽引装置。
  2. 前記ベルト支持部の位置が固定である
    ことを特徴とする請求項1に記載の頸椎牽引装置。
  3. 前記ベルト支持部を前記患者の頭部の位置する鉛直線上よりも後部に位置させた、
    ことを特徴とする請求項1乃至2に記載の頸椎牽引装置。
  4. 複数の頸椎牽引角度に自動的に切り換えながら治療する自動角度切換機能を設けた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の頸椎牽引装置。
  5. センサにより患者の上肢又は頭部若しくはその両方の形状を読み取ることで、
    設定する前記頸椎牽引角度に自動的に調整する角度調整機能を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至4に記載の頸椎牽引装置。
  6. 前記頸椎牽引装具に繋いだ前記ベルトの傾斜角度をセンサによって検出する角度検出機能を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の頸椎牽引装置。
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