JP2015216872A - 植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法 - Google Patents

植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法 Download PDF

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達也 中村
村田 晶子
Akiko Murata
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岡田 夕佳
Yuka Okada
夕佳 岡田
井関 正博
Masahiro Izeki
正博 井関
広光 藤山
Hiromitsu Fujiyama
広光 藤山
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Abstract

【課題】消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進する。【解決手段】植物栽培補助装置100は、植物20を保持する栽培床30に接触する液体41中の気泡42内にプラズマを生成するプラズマ生成器110と、気体を供給することで、液体41中に気泡42を形成する気体供給器120と、液体41の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う制御部130とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法に関する。
従来、植物の種子、芽、根などに対して栄養分を含む水(養液)を供給しながら、土壌を用いずに植物を栽培する水耕栽培が行われている。
例えば、特許文献1には、植物を栽培するための栽培槽と、栽培槽に養水を供給する養水供給部とを備える植物栽培装置が開示されている。養水供給部は、放電を発生させる放電部を備えている。そして、放電によって養水中に水酸ラジカル及び過酸化水素を発生させることで、養水を殺菌する。これにより、特許文献1に記載の植物栽培装置では、養水の殺菌に要するエネルギーを低減し、効率良く植物を栽培することができる。
特開2013−138648号公報
しかしながら、上記従来の植物栽培装置では、植物の成長を促進することができないという課題がある。また、液体中への放電に高い電力が必要となり、消費電力を低減することができないという課題もある。
そこで、本発明は、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る植物栽培補助装置は、植物を保持する栽培床に接触する液体中の気泡内にプラズマを生成するプラズマ生成器と、気体を供給することで、前記液体中に前記気泡を形成する気体供給器と、前記液体の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う制御部とを備える。
本発明によれば、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。
本発明の実施の形態1に係る水耕栽培装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る栽培床の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る栽培床の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ生成器の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る植物栽培装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理水中の硝酸イオンの濃度の経日変化を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理水中のpHの経日変化を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理時間と植物の成長速度との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理水によって栽培された植物の経日変化を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理水によるアオコの低減効果を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理水による汚れの低減効果を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る水耕栽培装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る水耕栽培装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る水耕栽培装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る水耕栽培プラントの構成を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る水耕栽培装置の構成を示す図である。
(本発明の概要)
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る植物栽培補助装置は、植物を保持する栽培床に接触する液体中の気泡内にプラズマを生成するプラズマ生成器と、気体を供給することで、前記液体中に前記気泡を形成する気体供給器と、前記液体の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う制御部とを備える。
これにより、気体を供給することで液体中に気泡を形成するので、低い電力でプラズマを生成することができる。また、気泡内に生成したプラズマによって、硝酸イオンなどの植物の成長を促進する物質、及び、ラジカルなどの活性種が発生する。このため、液体の水素イオン指数(pH)の制御を行うことで、pH及び活性種による植物へのダメージを低減し、かつ、液体の殺菌効果を高めることができる。さらに、硝酸イオンなどの物質によって植物の成長を促進することができる。
また、例えば、前記植物栽培補助装置は、さらに、前記液体中の所定の物質の濃度を測定するセンサ部を備え、前記制御部は、前記センサ部によって検出された濃度に基づいて前記制御を行ってもよい。
これにより、プラズマ処理された液体中の物質の濃度に基づいてpHの制御を行うので、高精度にpHを制御することができ、効率良く植物の成長を促進することができる。
また、例えば、前記所定の物質は、水素イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも1つであってもよい。
これにより、プラズマ処理された液体に含まれるイオンの濃度に基づいてpHの制御を行うので、より高精度にpHを制御することができ、より効率良く植物の成長を促進することができる。
また、例えば、前記制御部は、前記平均値が所定範囲の上限値より大きい場合は、前記プラズマの強度を高め、前記平均値が所定範囲の下限値より小さい場合は、前記プラズマの強度を低くするように、前記プラズマ生成器を制御してもよい。
具体的には、pHが大きすぎる場合には、プラズマの強度を高くすることで、又は、放電時間を長くすることで、硝酸イオンを多く発生させて、pHを所定範囲にすることができる。また、pHが小さすぎる場合には、プラズマの強度を低くすることで、又は、放電を止めることで、硝酸イオンの発生を抑制して、pHを所定の範囲にすることができる。このように、pHの平均値に応じてプラズマの強度又は放電時間を変更することで、効率良くプラズマを生成することができ、消費電力を低減することができる。また、植物へのダメージを低減し、植物の成長を促進することができる。
また、本発明の一態様に係る水耕栽培装置は、上記の植物栽培補助装置と、前記栽培床と、前記栽培床が前記液体に接触するように前記栽培床を保持する容器とを備える。
これにより、上述した植物栽培補助装置と同様に、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。
また、例えば、前記水耕栽培装置は、さらに、前記容器に前記液体を供給する流路を備え、前記プラズマ生成器は、前記流路内で前記プラズマを生成するように配置されていてもよい。
これにより、流路内でプラズマを生成することで、液体の殺菌効果を高めることができる。例えば、流路の流路面積を小さくすることで、プラズマによって発生する物質を、流路を通る液体に効率良く拡散させることができる。したがって、液体の殺菌効果を高めることができる。
また、例えば、前記流路は、前記容器とともに前記液体の循環経路を構成し、前記容器から排出される前記液体を前記容器に供給してもよい。
これにより、水資源を有効に利用することができ、植物の栽培に要するコストを削減することができる。
また、例えば、前記水耕栽培装置は、さらに、前記流路上に配置された、前記液体を貯めるタンクを備え、前記プラズマ生成器は、前記タンク内で前記プラズマを生成するように配置されていてもよい。
これにより、タンク内では液体の流速が遅くなるので、プラズマの生成を容易に行うことができる。
また、例えば、前記流路は、主流路と、当該主流路から分岐して合流する分岐流路を有し、前記分岐流路の流路面積は、少なくとも前記主流路との分岐部分で、前記主流路の流路面積より小さく、前記プラズマ生成器は、前記分岐流路内で前記プラズマを生成するように配置されていてもよい。
これにより、分岐部分では、分岐流路の流路面積が主流路より小さいので、分岐流路に流れる液体の流速を遅くすることができる。このため、プラズマの生成を容易に行うことができる。
また、本発明の一態様に係る水耕栽培プラントは、上記の植物栽培補助装置と、複数の前記栽培床と、複数の前記栽培床が前記液体に接触するように、複数の前記栽培床を保持する1以上の容器とを備える。
これにより、上述した植物栽培補助装置と同様に、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。また、複数の栽培床を備えることで、より多くの植物の栽培を同時に行うことができるので、栽培効率を高めることができ、植物の収穫量を増大させることができる。
また、本発明の一態様に係る植物栽培補助方法は、気体を供給することで、植物を植える栽培床に接触する液体中に気泡を形成するステップと、前記液体中の前記気泡内にプラズマを生成するステップと、前記液体の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行うステップとを含む。
これにより、上述した植物栽培補助装置と同様に、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。
以下では、本発明の実施の形態に係る植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態1)
[1.水耕栽培装置]
まず、実施の形態1に係る水耕栽培装置について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る水耕栽培装置10の構成を示す図である。
本実施の形態に係る水耕栽培装置10は、土壌を利用せずに植物を栽培する。具体的には、水耕栽培装置10は、養液栽培によって植物を栽培する。具体的には、水耕栽培装置10は、植物の成長に必要な栄養分を、土壌ではなく液体(養液)を介して植物に供給する。なお、本実施の形態における「水耕栽培」とは、「養液栽培」の意味で用いており、培地を用いない「水耕栽培」だけでなく、培地を用いる「固形培地耕」の意味も含んでいる。
水耕栽培装置10は、図1に示すように、植物20と、栽培床30と、容器40と、植物栽培補助装置100とを備える。容器40内には、液体41が貯められている。液体41は、1以上の気泡42を含んでいる。
[1−1.植物]
植物20は、栽培対象となる植物である。例えば、植物20は、植物(例えば、根付き植物など)の種子、球根、芽、苗木などである。植物20は、成長するにつれて根を生やし、根から液体41を吸収して成長する。例えば、植物20は、レタスなどの野菜、果物類、花卉などである。
[1−2.栽培床]
栽培床30は、植物20を保持する。具体的には、栽培床30は、植物20が液体41に触れるように植物20を保持する。簡単に言い換えると、栽培床30は、植物20を植えるための場所である。
栽培床30は、液体41に接触するように容器40に保持される。栽培床30は、吸水性を有し、液体41を吸い上げて植物20に供給する。
図2及び図3はそれぞれ、本実施の形態に係る栽培床30の上面図及び断面図である。図3は、図2のA−A線で示される断面を示している。
図2及び図3に示すように、栽培床30は、保持部材31と、吸水部材32とを備える。吸水部材32には、凹部32aが設けられている。
保持部材31は、吸水部材32を保持する板体である。具体的には、図2及び図3に示すように、保持部材31には、1以上の貫通孔が形成されており、当該貫通孔に吸水部材32が嵌め入れられている。保持部材31は、吸水部材32の少なくとも一部が液体41に接触するように、吸水部材32を保持する。
例えば、保持部材31は、プラスチックなどの樹脂材料、ステンレスなどの金属材料、又は、セラミックなどから構成される。なお、保持部材31は、水分に触れやすい環境に配置されるので、錆などの発生を抑制するために塗料などでコーティングされてもよい。
なお、図示しないが、保持部材31は、例えば、容器40に固定されている。
吸水部材32は、液体41を吸収し、植物20に供給する。吸水部材32は、図3に示すように、液体41に接触する下部から液体41を吸い上げて、凹部32aに配置された植物20に供給する。
吸水部材32は、吸水性の高い材料から構成される。例えば、吸水部材32は、複数の細かい孔が形成された多孔質の材料から構成される。例えば、吸水部材32は、合成樹脂製のスポンジ、又は、布などである。吸水部材32がスポンジである場合は、変形可能であるため、容易に貫通孔に嵌め入れることができる。これにより、吸水部材32の交換が容易になり、メンテナンス性を高めることができる。
凹部32aは、植物20を配置するために吸水部材32に設けられる。なお、植物20が成長した場合に、根が下方に延ばすことができるように凹部32aの底部に貫通孔などが設けられていてもよい。
なお、図2に示すように、保持部材31に設けられる貫通孔、吸水部材32及び凹部32aの平面視形状は、略円形であるが、これに限らず、いかなる形状でもよい。
[1−3.容器]
容器40は、内部に液体41を貯めるための上面が開放されたトレイなどの箱体である。容器40は、栽培床30が液体41に接触するように栽培床30を保持する。例えば、容器40は、栽培床30の吸水部材32が液体41の上面に触れるように、保持部材31を保持する。
例えば、図示しないが、容器40の側面の内側に複数の突起が設けられている。例えば、複数の突起は、液体41の上面付近に設けられる。そして、保持部材31は、当該複数の突起上に戴置される。これにより、栽培床30の取り外しが容易になり、メンテナンス性を高め、かつ、植物20の収穫作業の効率を高めることができる。
容器40は、例えば、プラスチックなどの樹脂材料、ステンレスなどの金属材料、又は、セラミックなどから構成される。なお、容器40は、錆などの発生を抑制するために塗料などでコーティングされてもよい。なお、容器40の形状及び大きさは、いかなる形状及び大きさでもよい。
[1−4.液体]
液体41は、植物20を栽培するための液体である。具体的には、液体41は、気泡42内にプラズマを生成するプラズマ処理が実施されたプラズマ処理水と、プラズマ処理水中に溶解した栄養分とを含んでいる。例えば、容器40には、水道水と養液との混合水が貯められており、当該混合水をプラズマ処理することで、プラズマ処理された液体41が生成される。容器40内の液体41の容積は、例えば、4リットルである。
なお、養液は、植物20に対する栄養分の一例として、例えば、リン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウムなどの無機栄養素を含んでいる。
液体41は、プラズマによって生成された所定の物質を含んでいる。例えば、所定の物質は、水素イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオンなどである。後述するように、硝酸イオン及び亜硝酸イオンが、植物の成長促進に寄与すると考えられる。
また、プラズマによって生成された所定の物質として、ラジカル及び過酸化水素などの活性種もある。具体的には、所定の物質は、OHラジカル又はNOラジカルなどである。後述するように、活性種は、植物20にダメージを与える恐れがある一方で、液体41の殺菌効果を高めることができる。
[2.植物栽培補助装置]
植物栽培補助装置100は、液体41中の気泡42内にプラズマを生成することで、液体41に所定の物質を発生させる。植物栽培補助装置100は、図1に示すように、プラズマ生成器110と、気体供給器120と、制御部130と、センサ部140とを備える。
[2−1.プラズマ生成器]
まず、プラズマ生成器110について、図4を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係るプラズマ生成器110の構成を示す図である。
プラズマ生成器110は、液体41中の気泡42内にプラズマを生成する。これにより、液体41中には、硝酸イオンなどの所定の物質が発生する。図4に示すように、プラズマ生成器110は、第1金属電極111と、第2金属電極112と、金属ネジ部113と、保持ブロック114と、絶縁体115と、電源116とを備える。
[2−1−1.第1金属電極]
第1金属電極111は、液体41が貯められた容器40内に少なくとも一部が露出している。第1金属電極111は、配置される位置に制限はなく、容器40内のいずれかの位置に配置されればよい。第1金属電極111は、導電性の金属材料から形成されればよい。例えば、鉄、タングステン、銅、アルミニウム、白金又はこれらの金属から選ばれる1又は複数の金属を含む合金などの材料から形成される。
[2−1−2.第2金属電極]
第2金属電極112は、液体41が貯められた容器40内に少なくとも一部が露出している。また、第2金属電極112の一端は、金属ネジ部113に圧入されている。なお、第2金属電極112は、絶縁体115の開口部117より外方に突出しないように設けられている。
第2金属電極112は、例えば、直径0.95mmの棒状部材であり、タングステンから構成される。なお、第2金属電極112の直径は、これに限らず、プラズマが発生する程度の直径であればよく、例えば、直径2mm以下でもよい。また、第2金属電極112の材料は、タングステンに限らず、他の耐プラズマ性の金属材料でもよい。耐久性は悪化するが、第2金属電極112は、銅、アルミニウム、鉄及びこれらの合金から構成されてもよい。
[2−1−3.金属ネジ部]
金属ネジ部113は、例えば、直径3mmの棒状部材であり、鉄から構成される。なお、金属ネジ部113の直径は、これに限らず、例えば、第2金属電極112より大きければよい。また、金属ネジ部113の材料も、鉄に限らず、例えば、一般的なネジに用いられる材料である、銅、亜鉛、アルミニウム、スズ及び真鍮などでもよい。なお、金属ネジ部113と第2金属電極112とは、同一の材料、及び、同一のサイズで構成されてもよく、あるいは、異なる材料、及び、異なるサイズで構成されてもよい。
金属ネジ部113には、貫通孔118が形成されている。貫通孔118は、絶縁体115によって囲まれている空間119と繋がっている。気体供給器120から供給される気体は、貫通孔118を通って空間119に供給される。そして、貫通孔118から供給された気体によって、第2金属電極112が覆われる。
ここで、金属ネジ部113に形成された貫通孔118が1つのみの場合、第2金属電極112の重力方向に向かって下側から気体が供給されるように、貫通孔118が形成される。これにより、第2金属電極112を気体で覆いやすくすることができる。貫通孔118の直径は、例えば、0.3mmである。
また、金属ネジ部113の外周には、ネジ部が設けられている。例えば、ネジ部は、雄ネジであり、保持ブロック114に設けられたネジ部に螺合する。
[2−1−4.保持ブロック]
保持ブロック114は、金属ネジ部113及び絶縁体115を保持するための部材である。保持ブロック114は、保持ブロック114は、絶縁体115との接続部分において、液体41が漏れないように、シールする構造を有してもよい。
また、例えば、保持ブロック114は、金属ネジ部113のネジ部(雄ネジ)に螺合するネジ部(雌ネジ)を備えてもよい。金属ネジ部113を回転させることで、絶縁体115と第2金属電極112との位置関係を調整することができる。
[2−1−5.絶縁体]
絶縁体115は、第2金属電極112の周囲に空間119を形成するように配置されている。具体的には、絶縁体115は、第2金属電極112を囲うように形成されている。例えば、絶縁体115は、内径が1mmの環状部材である。絶縁体115は、例えば、アルミナセラミックであるが、マグネシア、石英又は酸化イットリウムでもよい。
絶縁体115は、開口部117を有する。開口部117は、容器40の液体41中に気泡42を発生させるときに、気泡42の大きさを調整する。例えば、開口部117の直径は、絶縁体115の内径に等しく、1mmである。
なお、開口部117は、絶縁体115の端面に設けられているが、絶縁体115の側面に設けられてもよい。また、複数の開口部117が絶縁体115に設けられてもよい。
上述したように、気体供給器120から空間119内に供給された気体によって第2金属電極112は覆われるので、第2金属電極112は、容器40内の液体41に直接接触しない。これにより、第2金属電極112は、容易に放電し、容易にプラズマを発生させることができる。
[2−1−6.電源]
電源116は、第1金属電極111と第2金属電極112との間に配置される。電源116は、第1金属電極111と第2金属電極112との間に所定の電圧を印加する。
所定の電圧は、例えば、周波数100Hz〜20kHzで2〜50kV/cmの負極性の高電圧パルスである。電圧波形は、例えば、パルス状、正弦半波形及び正弦波状のいずれでもよい。また、電流値は、例えば、1mA〜3Aである。
[2−2.気体供給器]
気体供給器120は、気体を供給することで、液体41中に気泡42を形成する。例えば、気体供給器120は、容器40の外部の空気(すなわち、窒素を含む気体)を取り込んで、液体41中に供給する。気体供給器120は、例えば、ポンプなどである。
気体供給器120は、具体的には、プラズマ生成器110の一対の放電電極間に空気を供給する。具体的には、図4に示すように、気体供給器120は、貫通孔118を介して第2金属電極112の周囲に空気を供給する。
気体供給器120は、例えば、第1金属電極111と第2金属電極112との間に電圧を印加するのと同時に気体の供給を開始する。気体の供給を開始するタイミングは、これに限らず、電圧印加の開始より前又は後でもよい。なお、第2金属電極112を気体が覆った状態に達してから電圧を印加してもよい。この場合、液体のみからなる電流経路がほとんど形成されなくなるので、電圧のロスが少ない状態でプラズマを形成できる。
なお、気体供給器120は、空気に限らず、窒素(N)ガスなどの窒素原子(N)を含む気体を供給してもよい。
[2−3.制御部]
制御部130は、液体41の水素イオン指数(pH)の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う。なお、所定範囲は、例えば、植物20の種別に依存して決定されてもよい。例えば、レタスの場合、所定範囲は、4以上8以下である。
例えば、制御部130は、プラズマ生成器110を制御する。具体的には、制御部130は、プラズマ生成器110が生成するプラズマの強度を制御する。例えば、制御部130は、一対の電極間に印加する印加電圧の大きさ及び印加時間の長さを制御する。あるいは、制御部130は、プラズマ生成器110の電源のオン及びオフ、すなわち、プラズマの生成のオン及びオフを制御する。
プラズマによって発生する硝酸イオンの濃度は、印加電圧及び印加時間に依存する。例えば、印加電圧を大きくする程、プラズマの強度は高くなり、硝酸イオンの濃度が大きくなる。また、印加電圧を小さくする程、プラズマの強度は低くなり、硝酸イオンの濃度が小さくなる。また、例えば、印加時間を長くする程、硝酸イオンの濃度は高くなり、印加時間を短くする程、硝酸イオンの濃度は低くなる。
具体的には、制御部130は、センサ部140によって検出された濃度に基づいて制御を行う。具体的には、制御部130は、pHの平均値が所定範囲の上限値より大きい場合(すなわち、液体41が中性及びアルカリ性寄りの場合)は、プラズマの強度を高くするようにプラズマ生成器110を制御する。また、制御部130は、pHの平均値が所定範囲の下限値より小さい場合(すなわち、液体41が酸性寄りの場合)は、プラズマの強度を低くするようにプラズマ生成器110を制御する。
また、センサ部140がpHではなく、硝酸イオン濃度などを測定する場合は、制御部130は、硝酸イオン濃度に基づいて制御を行ってもよい。具体的には、制御部130は、硝酸イオン濃度の平均値が所定範囲の上限値より大きい場合は、プラズマの強度を低くするようにプラズマ生成器110を制御する。また、制御部130は、硝酸イオン濃度の平均値が所定範囲の下限値より小さい場合は、プラズマの強度を高くするようにプラズマ生成器110を制御する。例えば、硝酸イオン濃度の所定範囲は、なお、所定範囲は、例えば、植物20の種別に依存して決定されてもよい。
なお、制御部130は、水道水及び養液の供給、並びに、液体41の排出などを制御してもよい。例えば、植物20は液体41を吸い上げて吸収し、葉などから蒸散により放出する。このため、液体41は時間の経過とともに減少するので、制御部130は、減少した分を補うように、水道水及び養液などを供給してもよい。また、液体41中のpHが小さくなりすぎて、プラズマ生成器110の制御だけではpHを上げることができない場合などは、液体41を排出し、かつ、水道水などを供給してもよい。
[2−4.センサ部]
センサ部140は、液体41中の所定の物質の濃度を測定する。所定の物質は、上述したように、プラズマ生成器110によって発生する物質であり、具体的には、水素イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも1つである。例えば、センサ部140は、各物質の濃度を測定するセンサ、又は、pHセンサである。
センサ部140は、液体41中に配置される。例えば、センサ部140は、容器40の底に配置される。このとき、プラズマ生成器110の一対の電極周辺は、プラズマによって発生した物質の濃度が高くなる。このため、センサ部140は、電極から離れた位置に設けてもよい。
[3.動作]
続いて、本実施の形態に係る植物栽培補助装置100の動作(水耕栽培装置10の動作)について、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る植物栽培補助装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、気体供給器120が、気体の供給を開始する(S100)。これにより、気体供給器120は、液体41中に気泡42を形成する。
次に、プラズマ生成器110が、液体41中の気泡42内にプラズマを生成する(S110)。具体的には、電源116が第1金属電極111及び第2金属電極112の間にパルス電圧を印加することで、気泡42内に放電し、気泡42内にプラズマを生成する。なお、気体の供給とプラズマの生成(電圧印加)とは、同時に開始されてもよい。
次に、センサ部140は、液体41のpHを測定する(S120)。なお、センサ部140は、時間的に連続してpHを測定してもよく、あるいは、所定の期間(例えば、10分)毎にpHを測定してもよい。また、測定箇所は、1ヶ所でもよく、又は、複数箇所でもよい。
次に、制御部130は、センサ部140によって測定されたpHと目標範囲(所定範囲)とを比較する(S130)。具体的には、制御部130は、測定されたpHが目標範囲内であるか、目標範囲の上限値より高いか、目標範囲の下限値より低いかを判定する。
例えば、制御部130は、pHが目標範囲内である場合(S130で「Yes」)、その時点での設定値を維持する。すなわち、制御部130は、印加電圧の電圧値及び印加時間を維持する(S110へ戻る)。また、電圧を印加することなく、プラズマを生成していないのであれば(すなわち、オフ状態)、制御部130は、何もせずにオフ状態を維持する。
また、制御部130は、pHが目標範囲の上限値より大きい場合(S130で「大きい」)、プラズマの強度を高くするようにプラズマ生成器110を制御する(S140)。例えば、制御部130は、印加電圧の電圧値を上昇、又は、印加時間を延長する。あるいは、プラズマを生成していないのであれば、制御部130は、プラズマ生成器110に電圧の印加(放電)を開始させる。
また、制御部130は、pHが目標範囲の下限値より小さい場合(S130で「小さい」)、プラズマの強度を低くするようにプラズマ生成器110を制御する(S150)。例えば、制御部130は、印加電圧の電圧値を低下、又は、印加時間を短縮する。あるいは、制御部130は、プラズマの生成を停止、すなわち、電圧の印加を停止させてもよい。また、このとき、制御部130は、容器40に水道水及び養液を追加するような制御を行ってもよい。
このように、ステップS120〜S150に示すように、制御部130は、液体41のpHの単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う。これにより、効率良くプラズマを生成することができ、消費電力を低減することができる。また、植物20へのダメージを低減し、植物20の成長を促進することができる。
[4.対照実験]
続いて、本実施の形態に係る水耕栽培装置10による効果を示すために行った対照実験の結果について、図6〜図11を用いて説明する。
[4−1.硝酸イオン濃度とpH]
まず、プラズマ処理によって硝酸イオンが発生することを、図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7はそれぞれ、本実施の形態に係るプラズマ処理水中の硝酸イオン濃度及びpHの経日変化を示す図である。
図6及び図7に示すプラズマ処理群では、放電を2日に1回の割合で行った。すなわち、2日に1回の割合で、液体41中の気泡42内にプラズマを生成した。放電時間は、約1時間である。また、用いた液体41は、水道水と養液との混合水(約16リットル)である。また、測定点は、容器40内の3ヶ所であり、図中の平均値は、3ヶ所で得られた値の平均値を示している。また、測定は、放電を行った日に、放電の前後で1回ずつ測定している。
図6の実線のグラフ(プラズマ処理群)に示すように、硝酸イオン濃度の平均値は、同じ日に下から上に上昇している。すなわち、放電を行うことで硝酸イオンの濃度が大きくなっている。
また、比較対象として、プラズマ処理を行わないコントロール群についても同様の測定を行っている。コントロール群には、プラズマ処理群に見られるように測定の前後(すなわち、約1時間の間)で硝酸イオンが急に増加するような現象は見られない。
したがって、液体41をプラズマ処理することで、液体41中には、硝酸イオンが発生していることが分かる。
また、図7の実線のグラフ(プラズマ処理群)に示すように、pHの平均値は、同じ日に上から下に下降している。すなわち、放電を行うことでpHは低下していることが分かる。
比較対象として、プラズマ処理を行わないコントロール群についても同様の測定を行っている。コントロール群には、プラズマ処理群に見られるように測定の前後でpHが急に減少するような減少は見られない。
したがって、液体41をプラズマ処理することで、液体41のpHが減少することが分かる。すなわち、液体41には、水素イオンが発生していることが分かる。
なお、コントロール群及びプラズマ処理群は共に、日が経過するのに応じて、硝酸イオン及びpHの濃度の上昇及び下降が見られる。これらは、例えば、液体41の減少及び増加などの影響によるものであり、プラズマ処理によって短期間で起こる硝酸イオン濃度及びpHの上昇とは原因が異なるものである。
このように、本実施の形態に係る水耕栽培装置10では、液体をプラズマ処理することで、液体中に硝酸イオンを発生させることができる。これは、気体供給器120によって窒素を含む空気を液体中に供給するためである。つまり、空気に含まれる窒素がプラズマによって硝酸イオンに変化し、液体中に拡散したものと考えられる。
[4−2.ダメージの影響]
次に、プラズマ処理による植物へのダメージの影響について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係るプラズマ処理時間と植物の成長速度との関係を示す図である。
図8に示すプラズマ処理群では、それぞれ異なる放電時間(30分、10分、5分)での放電を1日に1回の割合で行った。用いた液体は、300mlの養液である。栽培に用いた植物は、レタスである。なお、コントロール群である養液のpHは、中性の値である。一方で、プラズマ処理群では、放電時間が長い程、pHも小さくなっている。
図8に示す「26日目」を比較して分かるように、pHが小さい程、すなわち、放電時間が長い程、植物が成長していないことが分かる。すなわち、pHを制御しなければ、植物の成長を促進するどころか、成長を妨げる恐れがあることが分かる。
なお、このとき、pHが小さい程、植物の根が褐色化していた。この点からも、pHを制御しなければ、植物にダメージを与えてしまうことが分かる。
これに対して、本実施の形態に係る水耕栽培装置10では、制御部130によってpHが所定範囲内になるような制御を行うことで、植物へのダメージを抑制し、植物の成長を促進することができる。
[4−3.成長の様子]
次に、pHを制御したプラズマ処理によって植物を栽培した結果について、図9を用いて説明する。図9は、本実施の形態に係るプラズマ処理水によって栽培された植物の経日変化を示す図である。
図9に示すプラズマ処理群での具体的なプラズマ生成条件は、図6及び図7の場合と同じである。なお、栽培に用いた植物は、レタスである。
図9に示すプラズマ処理群とコントロール群とを比較して分かるように、特に、実験開始より15日目以降では、見た目にも成長の違いが分かる。最終的な収穫量は、プラズマ処理群が700gであり、コントロール群が585gであった。よって、プラズマ処理群は、コントロール群の約1.2倍の収穫を得ることができた。
このように、プラズマ処理水を利用することで、植物の成長を促進することができることが分かる。したがって、短期間で植物を栽培することができる。
また、別途、根の様子についての観察も行った。プラズマ処理群では、根が褐色化しておらず、正常に成長したものと考えられる。
[4−4.殺菌効果]
次に、プラズマ処理による液体の殺菌効果について、図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11はそれぞれ、本実施の形態に係るプラズマ処理水によるアオコ及び汚れの低減効果を示す図である。図10及び図11に示すプラズマ処理群での具体的なプラズマ生成条件は、図6及び図7の場合と同じである。
図10は、吸水部材32の一例であるスポンジに付着したアオコの様子を示している。コントロール群では、アオコ(写真中の黒い部分)が多く発生しているのに対して、プラズマ処理群では、アオコの発生は抑制されている。
図11は、容器40内に設けられた網皿の汚れ具合を示している。コントロール群の黒丸で囲んだ領域では、汚れが目立つのに対して、プラズマ処理群では、汚れがはっきりと見ることはできない。
このように、本実施の形態に係る水耕栽培装置10によれば、プラズマ処理された液体41によって、栽培床30及び容器40などへのアオコ及び汚れの発生を抑制することができる。これにより、メンテナンス性を高めることができる。また、プラズマ処理によって液体41の殺菌効果が認められるので、植物20への菌の悪影響を抑制することができ、植物20の成長を促進することができる。
[5.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る植物栽培補助装置100によれば、植物20を保持する栽培床30に接触する液体41中の気泡42内にプラズマを生成するプラズマ生成器110と、気体を供給することで、液体41中に気泡42を形成する気体供給器120と、液体41のpHの単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う制御部130とを備える。
例えば、気体を供給しない場合であっても、放電電極の発熱によって周囲の液体を気化させることで、液体41中に気泡42を形成することはできる。しかしながら、電力エネルギーが気泡42の形成にも利用されるために、消費電力が多くなる。これに対して、本実施の形態では、気体を供給することで液体41中に気泡42を形成するので、低い電力でプラズマを生成することができる。
また、気泡42内に生成したプラズマによって、硝酸イオンなどの植物の成長を促進する物質、及び、ラジカルなどの活性種が発生する。このため、液体41の水素イオン指数(pH)の制御を行うことで、pH及び活性種による植物へのダメージを低減し、かつ、液体の殺菌効果を高めることができる。さらに、硝酸イオンなどの物質によって植物の成長を促進することができる。
また、本実施の形態に係る植物栽培補助装置100は、上述したように土壌を用いていない。仮に鉢植えなどの土壌を用いた土耕栽培の場合、土壌の緩衝作用によってプラズマ処理水のpHが自然と中性寄りに中和される。このため、土壌栽培では、pHを制御する必要はない。
これに対して、本実施の形態に係る水耕栽培装置10では、土壌の緩衝作用を利用することができないために、pHを制御しないと、図8に示したように、植物にダメージを与えてしまう。したがって、上述したように、pHを制御しながらプラズマ処理する技術は、非常に有用であり、土耕栽培からは想定できないプラズマ処理水による植物へのダメージを軽減するという課題を解決し、植物の成長を促進するという目的を達成することができる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る水耕栽培装置について、図12を用いて説明する。図12は、本実施の形態に係る水耕栽培装置11の構成を示す図である。
図12に示すように、水耕栽培装置11は、図1に示す水耕栽培装置10と比較して、新たに、流路50と、タンク60と、水循環装置70とを備える点が異なっている。さらに、容器40が排出口43を有する点が異なっている。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同じ点は説明を省略する場合がある。
流路50は、例えば、配管などであり、容器40に液体41を供給する。流路50は、例えば、パイプ、チューブ又はホースなどの環状の部材から構成される。
流路50は、容器40及びタンク60とともに、液体41の循環経路を構成する。つまり、流路50は、容器40から排出される液体41を容器40に供給する。具体的には、流路50の一端は、例えば、図12に示すように容器40の上方に設けられ、他端は、容器40の排出口43に接続されている。これにより、容器40に貯められた液体41は、排出口43を通って流路50を流れ、タンク60、水循環装置70及びプラズマ生成器110の近傍を通って、再び容器40に流入する。
タンク60は、流路50上に配置された、液体41を貯めるための筐体である。具体的には、タンク60には、液体41の流入口と流出口とが設けられており、それぞれに流路50が接続されている。例えば、タンク60の流入口は、容器40の排出口43と流路50によって接続されている。また、タンク60の流出口は、水循環装置70に流路50によって接続されている。タンク60の大きさ及び形状は、いかなるものでもよい。例えば、タンク60の容積は16リットルである。
流路50及びタンク60は、例えば、プラスチックなどの樹脂材料、ステンレスなどの金属材料、又は、セラミックなどから構成される。流路50及びタンク60は、錆などの発生を抑制するために塗料などでコーティングされてもよい。
水循環装置70は、流路50内を流れる液体41を循環させる。例えば、水循環装置70は、ポンプなどの送液装置である。なお、水循環装置70は、流路50内の液体41の流速を制御する。例えば、水循環装置70は、流路50内を流れる液体41の流速が毎分6リットルになるように、液体41を循環させる。
本実施の形態では、図12に示すように、プラズマ生成器110は、流路50内でプラズマを生成するように配置されている。具体的には、第1金属電極111及び第2金属電極112は、流路50内に露出するように設けられている。
このように、流路50内でプラズマを生成することで、液体41の殺菌効果を高めることができる。例えば、流路50の流路面積を小さくすることで、プラズマによって発生する物質を、流路50を通る液体41に効率良く拡散させることができる。したがって、液体41の殺菌効果を高めることができる。同様に、硝酸イオンなども液体41に効率良く拡散させることができるので、効率良く植物20に硝酸イオンなどを含む液体を供給することができる。
なお、流路面積は、液体41が流れる方向に直交する面における液体41の断面積である。したがって、流路50の流路面積は、例えば、流路50を構成する配管の内径によって規定される。流路50として径が小さい配管を用いる程、プラズマによって発生する物質を、流路50内を通る液体41に効率良く供給することができる。
また、本実施の形態では、循環経路を構成するので、水資源を有効に利用することができる。また、プラズマによって発生した活性種などが液体41の殺菌を行うので、液体41を循環させても液体41中の菌の増加などを抑制することができ、菌による植物20へのダメージを低減することができる。したがって、低コストで植物20の成長を促進することができる。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3に係る水耕栽培装置について、図13を用いて説明する。図13は、本実施の形態に係る水耕栽培装置12の構成を示す図である。
図13に示すように、水耕栽培装置12は、図12に示す水耕栽培装置10と比較して、プラズマ生成器110がタンク60内でプラズマを生成するように配置されている点が異なっている。以下では、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
例えば、プラズマ生成器110の第1金属電極111及び第2金属電極112は、タンク60内に露出するように設けられている。タンク60は、流路50よりも流路面積が大きい。これにより、タンク60内を流れる液体41の流速は、流路50を流れる液体41の流速よりも遅くなる。なお、図13では、矢印の長さが流速を模式的に示している。
流速が速過ぎる場合には、放電によるプラズマの生成効率が悪くなる。つまり、細い流路50内でプラズマを生成する場合には、実施の形態2で示した効果を得ることができる一方で、プラズマの生成効率が悪くなり、結果として消費電力の増加、又は、植物の成長促進の鈍化などが発生する場合がある。
これに対して、本実施の形態では、タンク60内を流れる液体41の流速は遅くなる。したがって、タンク60内でプラズマを生成することにより、効率良くプラズマを生成することができる。これにより、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。
(実施の形態4)
続いて、実施の形態4に係る水耕栽培装置について、図14を用いて説明する。図14は、本実施の形態に係る水耕栽培装置13の構成を示す図である。
図14に示すように、水耕栽培装置13は、図12に示す水耕栽培装置10と比較して、流路50が途中で分岐している点が異なっている。以下では、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
流路50は、主流路51と、分岐流路52とを有する。
主流路51は、循環経路を構成する流路である。具体的には、主流路51の一端は、図14に示すように、容器40の上方に設けられ、他端は、容器40の排出口43に接続されている。これにより、容器40に貯められた液体41は、排出口43を通って主流路51を流れ、タンク60及び水循環装置70を通って、再び容器40に流入する。
分岐流路52は、主流路51から分岐して合流する流路である。分岐流路52の少なくとも一部は、流路面積が主流路51より小さい。具体的には、分岐流路52の流路面積は、少なくとも主流路51との分岐部分で、主流路51の流路面積より小さい。例えば、図14に示すように、分岐流路52は、細管部52a及び52bと、滞留部52cとを有する。
細管部52aは、主流路51と滞留部52cとを接続する部分である。具体的には、細管部52aには、液体41が主流路51から分岐して流入する。
細管部52bは、滞留部52cと主流路51とを接続する部分である。具体的には、細管部52bには、滞留部52cからの液体41が主流路51に合流して流出する。
細管部52a及び52bの流路面積は、主流路51の流路面積より小さい。例えば、細管部52a及び52bを構成する配管の径は、主流路51を構成する配管の径より小さい。このため、細管部52aに流入する液体41、及び、細管部52bから流出する液体41の流速は、主流路51を流れる液体41の流速より小さくなる。例えば、主流路51を流れる液体41の流速は毎分6リットルであるのに対して、細管部52a及び52bを流れる液体41の流速は毎分0.4リットルである。
滞留部52cは、細管部52aと細管部52bとの間に設けられる。滞留部52cの流路面積は、細管部52a及び52bより大きく、細管部52aを通って流入する液体41の流速を遅くすることができる。
図14に示すように、プラズマ生成器110は、分岐流路52内でプラズマを生成するように配置されている。具体的には、プラズマ生成器110は、分岐流路52の滞留部52c内でプラズマを生成するように配置されている。例えば、第1金属電極111及び第2金属電極112は、滞留部52c内に露出するように設けられている。
これにより、本実施の形態では、流路50内のより流速の遅い部分でプラズマを生成するので、効率良くプラズマを生成することができる。したがって、消費電力を低減しつつ、除菌効果を高めることができ、植物の成長を促進することができる。
(実施の形態5)
続いて、実施の形態5に係る水耕栽培プラントについて、図15を用いて説明する。図15は、本実施の形態に係る水耕栽培プラント200の構成を示す図である。図15は、例えば、水耕栽培プラント200を上から見たときの各構成要素の配置を示している。
水耕栽培プラント200は、複数の栽培床30と、少なくとも1つの容器40と、少なくとも1つの植物栽培補助装置100とを備える。これにより、水耕栽培プラント200は、一度に大量の植物20を栽培することができる。すなわち、水耕栽培プラント200は、いわゆる植物の栽培工場である。
図15に示すように、水耕栽培プラント200は、複数の栽培床30と、複数の容器40と、複数の植物栽培補助装置100と、複数の流路50とを備える。具体的には、1つの循環経路を構成する流路50内に、4つの栽培床30と、4つの容器40と、1つの植物栽培補助装置100とが配置されている。
なお、これらの配置は一例であって、いかなる配置でもよい。例えば、全ての栽培床30と、全ての容器40と、全ての植物栽培補助装置100とを、1つの循環経路を構成する流路50によって接続してもよい。また、1つの容器40が複数の栽培床30を備えてもよい。
また、図示しないが、水耕栽培プラント200は、タンク60及び水循環装置70などを備えている。
以上のように、本実施の形態では、複数の栽培床30を用いて同時に大量の植物20を栽培することができるので、栽培効率を高めることができ、植物20の収穫量を増大させることができる。
(その他)
以上、1つ又は複数の態様に係る植物栽培補助装置、水耕栽培装置、水耕栽培プラント及び植物栽培補助方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、制御部130がセンサ部140によって測定された物質の濃度に基づいて制御を行う例について示したが、これに限らない。例えば、予め設定された制御を行ってもよい。
図16は、本発明の実施の形態の変形例に係る水耕栽培装置10aの構成を示す図である。水耕栽培装置10aは、図1に示す水耕栽培装置10と比較して、植物栽培補助装置100の代わりに、植物栽培補助装置100aを備える点が異なっている。植物栽培補助装置100aは、制御部130の代わりに制御部130aを備える一方で、センサ部140を備えない。
例えば、プラズマによって発生する物質の濃度及びpHの値は、放電用の一対の金属電極への印加電圧及び印加時間と、液体41の流量(容積)に基づいて決定される。したがって、例えば、容器40内の液体41の流量が略一定に保たれる場合は、制御部130aは、予め定められた制御を行うことができる。つまり、制御部130aは、予め定められた設定に従って、pHの単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う。
例えば、制御部130aは、液体41の流量と、印加電圧及び印加時間とを対応付けた対応テーブルを記憶している。対応テーブルは、pHを所定範囲内にするために必要な印加電圧及び印加時間を、液体41の流量毎に予め設定したものである。制御部130aは、対応テーブルを参照することで、液体41の流量に対応する印加電圧及び印加時間に基づいて制御を行う。なお、液体41の流量は、例えば、植物栽培補助装置100aの取り付け時などに予め設定されればよい。
このように、動的に液体41のpHをモニタリングすることなく、液体41の流量に基づいて設定された印加電圧及び印加時間により、液体41のpHを目標となる所定範囲内になるように制御することができる。これにより、消費電力を低減し、かつ、植物の成長を促進することができる。
また、上記の実施の形態では、図4を用いてプラズマ生成器の形態を説明したが、これに限らない。外部から供給した気体により液体41中に気泡42を形成し、気泡42中でプラズマを発生させていればよく、他の構造を採用してもよい。
また、上記の実施の形態では、流路50が容器40とともに液体41の循環経路を構成する例について示したが、これに限らない。例えば、流路50は、容器40に液体41を供給するだけの供給専用流路でもよい。具体的には、流路50は、容器40内の液体41のpHの単位時間当たりの平均値が所定範囲になるように制御されたプラズマ生成器110によって生成されたプラズマ処理水を、容器40に供給する。
なお、容器40内の液体41は、植物20に吸い上げられて蒸散、あるいは、液体41の表面からの蒸発により減少する。このため、流路50は、減少量に応じて液体41を供給すればよい。
また、上記の実施の形態では、1つの容器40に対して1つのプラズマ生成器110を配置する例について示したが、これに限らない。1つの容器40に対して複数のプラズマ生成器110を配置してもよい。このとき、複数のプラズマ生成器110は、例えば、容器40内、流路50内及びタンク60内のそれぞれでプラズマを生成するように配置されてもよい。
また、上記の実施の形態では、栽培床30がスポンジを含む例について示したが、これに限らない。例えば、栽培床30は、網目状の板体でもよい。当該板体の上に配置された植物の根が、網の孔から下方に延びるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、センサ部140は、容器40内に配置される例について示したが、これに限らない。例えば、センサ部140は、流路50又はタンク60内に配置されてもよい。
また、上記の実施の形態では、制御部130は、液体のpHの単に時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う例について示したが、pHの瞬時値(測定値)が所定範囲内になるような制御を行ってもよい。つまり、例えば、制御部130は、pHの測定値に基づく値が所定範囲内になるような制御を行ってもよい。
また、上記の各実施の形態は、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本発明は、例えば、土壌を使わない水耕栽培などに利用することができる。
10、10a、11、12、13 水耕栽培装置
20 植物
30 栽培床
31 保持部材
32 吸水部材
32a 凹部
40 容器
41 液体
42 気泡
43 排出口
50 流路
51 主流路
52 分岐流路
52a、52b 細管部
52c 滞留部
60 タンク
70 水循環装置
100、100a 植物栽培補助装置
110 プラズマ生成器
111 第1金属電極
112 第2金属電極
113 金属ネジ部
114 保持ブロック
115 絶縁体
116 電源
117 開口部
118 貫通孔
119 空間
120 気体供給器
130、130a 制御部
140 センサ部
200 水耕栽培プラント

Claims (11)

  1. 植物を保持する栽培床に接触する液体中の気泡内にプラズマを生成するプラズマ生成器と、
    気体を供給することで、前記液体中に前記気泡を形成する気体供給器と、
    前記液体の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行う制御部とを備える
    植物栽培補助装置。
  2. 前記植物栽培補助装置は、さらに、前記液体中の所定の物質の濃度を測定するセンサ部を備え、
    前記制御部は、前記センサ部によって検出された濃度に基づいて前記制御を行う
    請求項1に記載の植物栽培補助装置。
  3. 前記所定の物質は、水素イオン、硝酸イオン及び亜硝酸イオンの少なくとも1つである
    請求項2に記載の植物栽培補助装置。
  4. 前記制御部は、前記平均値が所定範囲の上限値より大きい場合は、前記プラズマの強度を高め、前記平均値が所定範囲の下限値より小さい場合は、前記プラズマの強度を低くするように、前記プラズマ生成器を制御する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物栽培補助装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物栽培補助装置と、
    前記栽培床と、
    前記栽培床が前記液体に接触するように前記栽培床を保持する容器とを備える
    水耕栽培装置。
  6. 前記水耕栽培装置は、さらに、前記容器に前記液体を供給する流路を備え、
    前記プラズマ生成器は、前記流路内で前記プラズマを生成するように配置されている
    請求項5に記載の水耕栽培装置。
  7. 前記流路は、前記容器とともに前記液体の循環経路を構成し、前記容器から排出される前記液体を前記容器に供給する
    請求項6に記載の水耕栽培装置。
  8. 前記水耕栽培装置は、さらに、前記流路上に配置された、前記液体を貯めるタンクを備え、
    前記プラズマ生成器は、前記タンク内で前記プラズマを生成するように配置されている
    請求項6又は7に記載の水耕栽培装置。
  9. 前記流路は、
    主流路と、
    当該主流路から分岐して合流する分岐流路を有し、
    前記分岐流路の流路面積は、少なくとも前記主流路との分岐部分で、前記主流路の流路面積より小さく、
    前記プラズマ生成器は、前記分岐流路内で前記プラズマを生成するように配置されている
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  10. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物栽培補助装置と、
    複数の前記栽培床と、
    複数の前記栽培床が前記液体に接触するように、複数の前記栽培床を保持する1以上の容器とを備える
    水耕栽培プラント。
  11. 気体を供給することで、植物を植える栽培床に接触する液体中に気泡を形成するステップと、
    前記液体中の前記気泡内にプラズマを生成するステップと、
    前記液体の水素イオン指数の単位時間当たりの平均値が所定範囲内になるような制御を行うステップとを含む
    植物栽培補助方法。
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