JP2015216481A - 画像表示装置、色むら補正データ生成方法およびプログラム - Google Patents

画像表示装置、色むら補正データ生成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示可能な画像表示装置、色むら補正データ生成方法およびプログラムを提供する。【解決手段】画像表示装置は、映像信号に応じた表示画像を生成する画像生成部と、映像信号に基づいて表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定部と、表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影部と、画像生成部がテスト用の映像信号に応じて生成する評価用画像を撮影画像での対象箇所の色に基づいて推定する推定部と、表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを評価用画像に基づいて生成する生成部と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置に関し、特に、表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを生成する画像表示装置、色むら補正データ生成方法およびプログラムに関する。
3板式投射型液晶表示装置等のカラー画像表示装置では、表示画像に色むらが生じる場合がある。色むらは、映像信号上では均一な色を表すが表示画像上では異なる色になる部分が生じる現象である。色むらが生じる原因の1つとして、画像を表示するために使用される光学系での特性のむらが挙げられる。
特許文献1には、表示画像での色むらを補正する色むら補正装置が記載されている。
特許文献1に記載の色むら補正装置は、色むらを補正するための色むら補正信号を、色むらに基づいて生成する。特許文献1に記載の色むら補正装置は、映像信号に色むら補正信号を重畳する。特許文献1に記載の色むら補正装置は、色むら補正信号が重畳された映像信号に基づいて表示画像を生成する。このため、特許文献1に記載の色むら補正装置が表示する表示画像は、色むら補正信号にて色むらが補正された画像となる。
特許文献1に記載の色むら補正装置は、以下のようにして色むら補正信号を生成する。
特許文献1に記載の色むら補正装置は、例えば画面全体を白レベル(同一信号レベル)とするテスト用の映像信号(以下「評価用信号」と称する)に基づいて、評価用画像を表示する。
続いて、特許文献1に記載の色むら補正装置は、例えば、カメラを用いて評価用画像を取り込む。
続いて、特許文献1に記載の色むら補正装置は、評価用画像での色むらに応じて、色むらを補正するための色むら補正信号を生成する。
特開平10−84551号公報
特許文献1に記載の色むら補正装置は、評価用信号(テスト用の映像信号)に応じた評価用画像を表示して、色むら補正信号を生成する。このため、特許文献1に記載の色むら補正装置は、評価用信号に応じた評価用画像を表示している間、PC(personal computer)等の映像信号出力機器から入力された映像信号に応じた画像を表示できなくなる。
したがって、特許文献1に記載の色むら補正装置は、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示できないという課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決可能な画像表示装置、色むら補正データ生成方法およびプログラムを提供することである。
本発明の画像表示装置は、映像信号に応じた表示画像を生成する画像生成部と、前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定部と、前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影部と、前記画像生成部がテスト用の映像信号に応じて生成する評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定部と、前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成部と、を含む。
本発明の色むら補正データ生成方法は、映像信号に応じた表示画像を生成する生成ステップと、前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定ステップと、前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影ステップと、テスト用の映像信号に応じて生成される評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定ステップと、前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、映像信号に応じた表示画像を生成する画像生成部と、前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影部と、に接続されたコンピュータに、前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定手順と、前記画像生成部がテスト用の映像信号に応じて生成する評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定手順と、前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成手順と、を実行させる。
本発明によれば、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示することが可能になる。
本発明の第1実施形態のプロジェクタ100を示した図である。 色むら抽出部8の一例を示した図である。 補正データメモリ8aに記憶された色むら補正データの一例を示した図である。 分割領域と、色むら補正データが生成されている画素の位置と、の関係の一例を示した図である。 プロジェクタ100の動作を説明するためのフローチャートである。 色むら評価領域候補となる分割領域と、色むら評価領域候補にならない分割領域と、の一例を示した図である。 色むら仮想平面の設定手法の一例を示した図である。 図7とは別の角度から見た色むら仮想平面を示した図である。 ガンマ特性を説明するための図である。 VT特性を説明するための図である。 階調別の色むら補正データの補正例を説明するための図である。 重みづけの一例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態のプロジェクタ200を示した図である。 プロジェクタ200の動作を説明するためのフローチャートである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクタ100を示した図である。
プロジェクタ100は、映像信号入力部1と、VT(印加電圧−透過率)補正部2と、色むら補正データ加算部3と、液晶パネル駆動部4と、液晶パネル5R、5Gおよび5Bと、投射光学部6と、を含む。
プロジェクタ100は、さらに、カメラ7と、色むら抽出部8と、H(水平)同期信号入力部9と、V(垂直)同期信号入力部10と、タイミング発生部11と、色むら補正データ発生部12と、操作部13と、を含む。
液晶パネル駆動部4と、液晶パネル5R、5Gおよび5Bと、投射光学部6は、画像生成部101に含まれる。
映像信号入力部1は、映像信号を受け付ける。映像信号は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各映像信号(以下「R映像信号」「G映像信号」「B映像信号」とも称する)を含む。
VT補正部2は、映像信号入力部1が受け付けたR映像信号、G映像信号、B映像信号に、それぞれ、VT補正を施す。VT補正部2は、VT補正が施されたR、G、Bの各映像信号を出力する。
色むら補正データ加算部3は、VT補正が施されたR、G、Bの各映像信号に、色むら補正データ発生部12から色別に出力された色むら補正データを、色ごとに加算する。以下、色むら補正データが加算されたR映像信号、G映像信号、B映像信号を、それぞれ、「補正後R信号」「補正後G信号」「補正後B信号」とも称する。
色むら補正データ加算部3は、補正後R信号、補正後G信号、補正後B信号を、液晶パネル駆動部4に出力する。
液晶パネル駆動部4は、補正後R信号、補正後G信号、補正後B信号を受け付けると、補正後R信号に応じたR駆動信号、補正後G信号に応じたG駆動信号、補正後B信号に応じたB駆動信号を、それぞれ、液晶パネル5R、5G、5Bに出力する。
液晶パネル5Rは、R駆動信号に応じたR画像を形成する。液晶パネル5Gは、G駆動信号に応じたG画像を形成する。液晶パネル5Bは、B駆動信号に応じたB画像を形成する。
投射光学部6は、光学系の一例である。投射光学部6は、液晶パネル5R、5G、5Bから出射される画像光(R画像光、G画像光、B画像光)を合成し、合成された画像光を投射レンズ(不図示)や投射ミラー(不図示)などを介してスクリーン14へ投射する。
カメラ7は、撮影部の一例である。カメラ7は、操作部13から更新信号を受け付けた場合、スクリーン14に実際に表示されている表示画像を撮影して撮影画像を生成する。なお、操作部13は、ユーザ操作を受け付けた場合に、更新信号を、カメラ7と、色むら抽出部8と、に出力する。
色むら抽出部8は、カメラ7が生成した撮影画像と、映像信号入力部1が受け付けた映像信号と、後述するようにタイミング発生部11が生成した位置情報と、を用いて、色むら補正データを生成する。
H同期信号入力部9は、映像信号のH同期信号を受け付ける。
V同期信号入力部10は、映像信号のV同期信号を受け付ける。
タイミング発生部11は、H同期信号とV同期信号とを用いて、映像信号が表す画素データの画面上での位置(画素位置)を示す位置情報を生成する。タイミング発生部11は、位置情報として、映像信号が表す画素データの画面上での水平方向の位置をxとし垂直方向の位置をyとするxy座標を生成する。
色むら補正データ発生部12は、色むら抽出部8が生成した色むら補正データを受け付ける。色むら補正データ発生部12は、色むら抽出部8から受け付けた色むら補正データを保持する。
色むら補正データは、R、G、Bの色ごとに生成される。色むら補正データは、映像信号に対応する1画面内の全画素に対しては生成されない。色むら補正データは、映像信号に対応する1画面を水平および垂直方向に一定間隔で区切ることで画定される各領域の中心位置の画素(画素位置)ごとに生成される。さらに、色むら補正データは、複数の階調ごとに生成される。
色むら補正データ発生部12は、R、G、Bの色ごとに、タイミング発生部11が生成したxy座標に対応しかつVT補正部2の出力にて特定される階調に対応する色むら補正データを、色むら補正データ加算部3に出力する。色むら補正データ発生部12は、xy座標と階調との組合せに対応する色むら補正データを保持していない場合には、色むら補正データ発生部12が保持している色むら補正データを用いた補間演算を行うことで、xy座標と階調との組合せに対応する色むら補正データを生成する。
図2は、色むら抽出部8の一例を示した図である。
色むら抽出部8は、補正データメモリ8aと、特定部8bと、色むら仮想平面生成部8cと、生成部8dと、を含む。特定部8bは、領域分割部8b1と、同一レベル検出部8b2と、切り出し部8b3と、領域分割部8b4と、平均レベル検出部8b5と、を含む。生成部8dは、逆ガンマ処理部8d1と、反転部8d2と、ガンマ処理部8d3と、VT補正処理部8d4および8d5と、階調・位置重みづけ部8d6と、を含む。
補正データメモリ8aは、記憶部の一例である。補正データメモリ8aは、映像信号の複数の信号レベルに応じた複数の階調(複数の信号レベルにVT補正を施した値に応じた複数の階調)に対応する色むら補正データを記憶する。
補正データメモリ8aに記憶される色むら補正データの初期値は、以下のようにして、記憶される。
プロジェクタ100の製造時に、階調ごとに、その階調に対応する評価用信号を用いて表示された評価用画像での色むらが測定される。なお、色むらの測定ポイントは、評価用画像(画面)を水平および垂直方向に一定間隔で区切ることで画定する各領域の中心位置の画素となる。
そして、階調ごとに、色むらの測定ポイントに対して、色むらに対応した色むら補正データが生成される。この階調ごとの色むら補正データが、色むら補正データの初期値として補正データメモリ8aに記憶される。
この色むら補正データの初期値は、色むら補正データ発生部12に保持される色むら補正データの初期値でもある。
図3は、補正データメモリ8aに記憶された階調ごとの色むら補正データの一例を示した図である。
補正データメモリ8aは、記憶領域8aR、8aGおよび8aBを有する。記憶領域8aRには、Rの色むら補正データが階調ごとに記憶される。記憶領域8aGには、Gの色むら補正データが階調ごとに記憶される。記憶領域8aBには、Bの色むら補正データが階調ごとに記憶される。
R、G、Bの各々の色むら補正データは、階調L1〜L4の各々に対応する色むら補正テーブルTL1〜TL4に記憶されている。R、G、Bの各々の色むら補正データは、階調と座標xと座標yとに関連づけられている。
領域分割部8b1は、映像信号入力部1が受け付けた映像信号が表す画面を、タイミング発生部11が生成した位置情報(xy座標)を用いて、複数の分割領域に分割する。
図4は、分割領域と、色むら補正データが生成されている画素の位置と、の関係の一例を示した図である。
図4では、映像信号が表す画面が、水平方向に6分割され垂直方向に5分割されている。本実施形態では、図4に示したように、実線で画定された分割領域Rの中心位置が、色むら補正データが生成されている画素Dの位置として用いられる。
同一レベル検出部8b2は、複数の分割領域の中から、R映像信号の信号レベル同士が等しく、G映像信号の信号レベル同士が等しく、B映像信号の信号レベル同士が等しい、複数の色むら評価領域を特定する。このため、複数の色むら評価領域では、映像信号上では表示画像上で同じ色が表示される。色むら評価領域は、対象領域の一例である。
例えば、同一レベル検出部8b2は、各分割領域の中心の画素間で、R映像信号の信号レベル同士が等しくG映像信号の信号レベル同士が等しくB映像信号の信号レベル同士が等しい複数の分割領域を、複数の色むら評価領域として特定してもよい。
切り出し部8b3は、カメラ7が生成した撮影画像から、投射光学部6が投射した表示画像を切り出す。以下、撮影画像に含まれる表示画像を「撮影表示画像」と称する。
領域分割部8b4は、撮影表示画像を、領域分割部8b1が生成した複数の分割領域に1対1で対応する複数の撮影分割領域に分割する。
平均レベル検出部8b5は、複数の撮影分割領域の中から、色むら評価領域に対応する撮影分割領域である対応領域を特定する。平均レベル検出部8b5は、対応領域の画像の平均信号レベル(R、G、Bの各画像信号の信号レベルの各々の平均)を求める。各対応領域間の画像の平均信号レベルの差が色の違いに相当する。
色むら仮想平面生成部8cは、推定部の一例である。色むら仮想平面生成部8cは、R、G、Bの各々について、撮影表示画像内での対応領域の中心の位置と、対応領域の画像(R、G、B)の平均信号レベルと、に基づいて、色むら仮想平面を生成する。色むら仮想平面は、仮想平面の一例である。対応領域の画像(R、G、B)の平均信号レベルは、対応領域の画像の色を表す。
R、G、Bの各色むら仮想平面は、対応領域内の画像の元になった映像信号での信号レベルと同一信号レベルの1画面分の映像信号に応じて画像生成部101が投射光学系6を用いて表示する評価用画像(以下「推定画像」とも称する)のR、G、B成分となる。このため、R、G、Bの各色むら仮想平面にて、推定画像が特定される。
対応領域内の画像の元になった映像信号での信号レベルと同一信号レベルの1画面分の映像信号は、テスト用の映像信号の一例である。
逆ガンマ処理部8d1は、R、G、Bの各色むら仮想平面が表す画像の信号レベルに逆ガンマ特性をかけることで、R、G、Bの各色むら仮想平面が表す画像の信号レベルを画像の明るさに変換する。
反転部8d2は、R、G、Bごとに、色むら仮想平面が表す色むら仮想平面上の各位置での明るさを、色むら仮想平面の中心位置の明るさとの差分に変換する。この差分が、色むら仮想平面の中心位置を基準にした色むら補正値となる。
ガンマ処理部8d3は、R、G、Bごとに、色むら仮想平面が表す色むら仮想平面上の各位置での色むら補正値にガンマ特性をかけることで、R、G、Bの各色むら仮想平面が表す画像の明るさを画像の信号レベルに変換する。
VT補正処理部8d4は、ガンマ処理部8d3の出力にVT補正を施すことで、R、G、Bごとに色むら補正データを生成する。
VT補正処理部8d5は、色むら評価領域でのR映像信号、G映像信号およびB映像信号の各々の信号レベルに対してVT補正を施す。
階調・位置重みづけ部8d6は、VT補正処理部8d4が生成した色むら補正データを用いて、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データを更新する。
特定部8bは、撮影画像内で、その撮影画像の元になった映像信号での信号レベルが同一の複数の対応領域を特定する。
生成部8dは、表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、推定画像に基づいて生成する。
次に、動作を説明する。
図5は、操作部13がユーザ操作を受け付けた場合のプロジェクタ100の動作を説明するためのフローチャートである。
プロジェクタ100は、映像信号入力部1が受け付けた映像信号を用いて、映像信号が表す画面において同一の信号レベルとなっている複数の色むら評価領域を検出する(ステップS1)。
以下、ステップS1について説明する。
まず、領域分割部8b1は、操作部13から更新信号を受け付けると、映像信号入力部1が受け付けた映像信号(以下「入力映像信号」と称する)が表す画面を、複数の分割領域に分割する。
例えば、領域分割部8b1は、タイミング発生部11が生成した位置情報(xy座標)を用いて、入力映像信号をフレームメモリ(不図示)に格納し、フレームメモリ上の入力映像信号を縦横それぞれ20程度に分割する。プロジェクタ100の画面解像度がXGA(Extended Graphics Array)の解像度(水平1024画素、垂直768画素)である場合、領域分割部8b1が画面の水平方向を32分割し画面の垂直方向を24分割すると、各分割領域は32x32画素で構成される。
分割領域は、同一信号レベルの色むら評価領域を検出するために検出単位になる。最終的には、分割領域単位で色むら補正データが生成されるので、分割領域の数は、1画面において色むら補正データが設定される画素位置の数と同じ数に設定される。
領域分割部8b1は、複数の分割領域を同一レベル検出部8b2に出力する。
同一レベル検出部8b2は、複数の分割領域を受け付けると、分割領域ごとに、分割領域内での映像信号の信号レベルの変動が小さいかを調べる。
例えば、同一レベル検出部8b2は、分割領域内の映像信号を、R映像信号、G映像信号、B映像信号に分離する。続いて、同一レベル検出部8b2は、分割領域ごとに、R映像信号、G映像信号、B映像信号の各々について、信号レベルの変動幅が一定の値以内であるかを確認する。一定の値は、信号レベルが変わっても投射画像で色の違いが無いと人間が認識できる変動幅の閾値である。
同一レベル検出部8b2は、複数の分割領域の中から、R映像信号、G映像信号、B映像信号の各々の信号レベルの変動幅が一定の値以内である分割領域を、色むら評価領域候補として特定する。
図6は、色むら評価領域候補となる分割領域と、色むら評価領域候補にならない分割領域と、の一例を示した図である。図6は、分割領域内に画素が3×3(水平方向に3、垂直方向に3)個配置された例を示している。
一定の値として「1」が用いられた場合、図6(a)に示した分割領域は、色むら評価領域候補となる。一方、図6(b)に示した分割領域は、色むら評価領域候補とならない。
続いて、同一レベル検出部8b2は、色むら評価領域候補の中から、所定の明るさよりも暗い色むら評価領域候補と、色がRとGとBのいずれか1色に偏っている色むら評価領域候補と、を除外する。
例えば、同一レベル検出部8b2は、明るさが256階調で表現される場合、明るさが明るさ閾値(例えば階調50)よりも暗い色むら評価領域候補を除外する。また、同一レベル検出部8b2は、R、G、Bの信号レベルの平均値に対するR、G、Bのいずれかの信号レベルの偏差が、他の色の信号レベルの偏差よりも偏差閾値(例えば20%)以上大きい値を有する色むら評価領域候補を、除外する。明るさ閾値は、階調50に限らず適宜変更可能である。偏差閾値は、20%に限らず適宜変更可能である。
暗い映像の場合、外光の影響をより多く受けることになるので、正確な色むら測定ができない。また、色むらの補正は、R、G、Bの色バランスを変えることで行うため、単色および単色に近い映像では、色むら補正を行うことができない。これは、人間の目が色むらとして認識しやすいのは、彩度の低い(色の薄い)信号であることから、理にかなった考え方である。
次に、同一レベル検出部8b2は、残っている色むら評価領域候補の中から、R映像信号の信号レベルの平均値同士が等しく、G映像信号の信号レベルの平均値同士が等しく、B映像信号の信号レベルの平均値同士が等しい、複数の色むら評価領域を特定する。
同一レベル検出部8b2は、残っている色むら評価領域候補の各々の中心の画素間で、R映像信号の信号レベル同士が等しくG映像信号の信号レベル同士が等しくB映像信号の信号レベル同士が等しい複数の候補を、複数の色むら評価領域として特定してもよい。
続いて、同一レベル検出部8b2は、複数の色むら評価領域を平均レベル検出部8b5とVT補正処理部8d5に出力する。
なお、互いに異なるR、G、Bの信号レベルの平均値の組み合わせごとに、複数の色むら評価領域が存在する場合、プロジェクタ100は、互いに異なるR、G、Bの信号レベルの平均値の組み合わせごとに、以降の処理を行う。
以上で、ステップS1が終了する。
続いて、プロジェクタ100は、カメラ7が生成した撮影画像内の、色むら評価領域に対応する領域の色の違いを検出する(ステップS2)。
以下、ステップS2について説明する。
カメラ7が生成した撮影画像は、スクリーン枠など表示画像の外側の画像を含んでいる可能性がある。このため、まず、切り出し部8b3は、カメラ7から受け付けた撮影画像から表示画像を切り出す。切り出し部8b3は、撮影画像から切り出した表示画像である撮影表示画像を、領域分割部8b4に出力する。
領域分割部8b4は、撮影表示画像を受け付けると、撮影表示画像を、領域分割部8b1が生成した複数の分割領域に1対1で対応する複数の撮影分割領域に分割する。ここで、領域分割部8b4は、撮影分割領域がその撮影分割領域の元になった映像信号で構成された分割領域と対応するように、撮影表示画像を複数の撮影分割領域に分割する。
続いて、領域分割部8b4は、複数の撮影分割領域を平均レベル検出部8b5に出力する。
平均レベル検出部8b5は、複数の撮影分割領域を受け付けると、複数の撮影分割領域の中から、同一レベル検出部8b2にて特定された色むら評価領域と対応する撮影分割領域である対応領域を特定する。
続いて、平均レベル検出部8b5は、各対応領域について、画像の平均信号レベル(R、G、Bの各々の平均信号レベル)を求める。色むら評価領域と対応する撮影分割領域(対応領域)の間の信号レベルの差が、色の違いに相当する。一般的には、カメラの撮影画像は、撮影画像の周辺部に行くほど暗くなる傾向にあるが、これを補正する処理はカメラ7側で行われているとする。
色むら評価領域と対応する撮影分割領域である対応領域の間の信号レベルの差を求めることで、対応領域間の色の違いが数値化される。この違いをなくすために、入力映像信号の信号レベルを調節する処理が色むら補正である。しかしながら、この段階では、信号レベルを調節するための色むら補正データは決まっていない。
続いて、平均レベル検出部8b5は、撮影表示画像と、対応領域と、対応領域の画像の平均信号レベル(R、G、Bの平均信号レベル)と、を色むら仮想平面生成部8cに出力する。
以上で、ステップS2が終了する。
続いて、プロジェクタ100は、対応領域の位置と、対応領域の画像の平均信号レベルと、を用いて、色むら仮想平面を定める(ステップS3)。
以下、ステップS3について説明する。
色むら仮想平面生成部8cは、撮影表示画像と、対応領域と、対応領域の画像の平均信号レベル(R、G、Bの平均信号レベル)と、を受け付けると、色むら仮想平面を定めるための3次元空間を仮想的に設定する。3次元空間は、仮想空間の一例である。3次元空間は、画像(表示画像や撮影表示画像)の水平方向をx軸、画像(表示画像や撮影表示画像)の垂直方向をy軸、信号レベルを表す指標をz軸とする仮想空間である。
続いて、色むら仮想平面生成部8cは、R、G、Bごとに、3次元空間に色むら仮想平面を設定する。R、G、Bの各色むら仮想平面は、対応領域の画像の元になった映像信号での信号レベル(平均信号レベル)と同一信号レベルの1画面分の映像信号に応じて画像生成部101が生成する評価用画像のR、G、Bの各成分の画像である。
G、Bでの色むら仮想平面の設定手法は、Rでの色むら仮想平面の設定手法に準拠する。このため、説明の簡略化を図るため、以下では、Rの色むら仮想平面の設定手法について説明する。なお、G、Bの色むら仮想平面の設定手法は、以下のRの色むら仮想平面の設定手法の説明において「R」を「G」「B」に読み替えることで説明される。
(1)対応領域の中心位置のxy座標と対応領域のRの信号レベルを表すz座標とで特定される3次元空間内の位置が、3次元空間で一直線上にない場合:
この場合、色むら仮想平面生成部8cは、対応領域の中心位置を表すxy座標と該対応領域のRの信号レベルを表すz座標とで特定される位置と、該xy座標で特定される仮想平面内の位置と、の距離を、対応領域ごとに加算した値が最小となる仮想平面を設定する。例えば、色むら仮想平面生成部8cは、最小二乗法を用いて、該距離を対応領域ごとに加算した値が最小となる仮想平面を特定する。
(2)対応領域の中心位置のxy座標と対応領域の信号レベル(平均信号レベル)を表すz座標とで特定される3次元空間内の位置が、3次元空間で一直線上にある場合:
なお、対応領域の中心位置のxy座標と対応領域の信号レベルを表すz座標とで特定される3次元空間内の各位置を通る直線を、「基準直線」とする。
この場合、色むら仮想平面生成部8cは、基準直線と、基準直線に垂直に交わる直線のうちxy平面と平行にある直線と、で構成される平面を、色むら仮想平面として設定する。
図7は、色むら仮想平面の設定手法の一例を示した図である。
図7において、x軸は画像の水平方向、y軸は画像の垂直方向、z軸は信号レベルをそれぞれ表す。入力映像信号が8ビット階調であれば、z軸は0から255までの値となる。
図7では、撮影表示画像iを水平方向に10分割、垂直方向に7分割した場合が示されている。また、撮影表示画像iに対応領域jが4か所あった場合を想定し、対応領域jの場所が斜め線で示されている。
図7では、対応領域jでの平均の信号レベルが○印で示されている。本来であれば、4か所の○印は、入力映像信号での信号レベルが同じ(以下、この信号レベルを「信号レベルα」と称する)なので、対応領域jでの信号レベルも同じになるはずである。ところが実際には、対応領域jでの信号レベルは、必ずしも同じ値にはならない。
対応領域j以外の場所については、信号レベルαの映像信号が入力した状況での撮影表示画像が無い。色むら仮想平面生成部8cは、対応領域j以外の場所の信号レベル(撮影表示画像での信号レベル)を、対応領域jの情報(対応領域jの位置と対応領域jの平均信号レベル)を用いた補間を行うことで求める。色むら仮想平面生成部8cは、この補間を行うために、色むら仮想平面を準備する。
図7に示した例では、4か所の○印全てを含む平面は存在しない。このため、色むら仮想平面生成部8cは、4か所の○印からの階調方向(信号レベル方向)の誤差の総和が最も小さくなる平面を色むら仮想平面pとして設定する。各○印のデータは、色むら仮想平面p上では×印のデータとなる。図7に示した色むら仮想平面pは、信号レベルαに対応した色むら仮想平面(1画面分の入力映像信号の全ての信号レベルが信号レベルαである場合に表示画像で生じる色むらのR成分の推定値を表す平面)となる。
図8は、図7とは別の角度から見た色むら仮想平面pを示した図である。
実際の色むらは、画像位置(xy座標)の変化に対して線形に変化しない。このため、3次元空間で示される色むら面は、実際には平面ではない。しかし、対応領域の数が少ない場合は、より正確な色むら面を推定することが難しいため、色むら仮想平面生成部8cは、色むら面を平面で近似している。
なお、対応領域の数が多い場合は、色むら仮想平面生成部8cは、色むら仮想平面を、撮影表示画像全体でなく一部の範囲に絞ることで、精度向上を図ることが可能である。
色むら仮想平面生成部8cは、3次元空間のxyz座標で表されるR、G、Bのそれぞれの色むら仮想平面を、逆ガンマ処理部8d1に出力する。
以上で、ステップS3が終了する。
続いて、プロジェクタ100は、R、G、Bごとに、色むら仮想平面から色むら補正データを生成する(ステップS4)。
以下、ステップS4について説明する。
まず、ステップS4に関連する処理について説明する。
図1に示した色むら補正データ加算部3は、1画面分の入力映像信号が表す画面の中心位置を色むら補正の基準とする。色むら補正データ加算部3は、中心位置以外の位置に対応する映像信号(画素データ)に色むら補正データを加算もしくは減算することで、色むら補正を行う。
また、色むら補正データ加算部3は、VT補正部2の後段にあるので、色むら補正データには、VT補正部2が行うVT補正と同様の補正が施されている必要がある。
また、映像信号(画素データ)のレベルと実際の投射画像の明るさとの関係を表す特性として、図9に示したような2.2乗のガンマ特性がある。このため、明るさを調整するために信号レベルを調整する場合、このガンマ特性を考慮する必要がある。
逆ガンマ処理部8d1は、3次元空間のxyz座標で表されるR、G、Bの各々の色むら仮想平面を受け付けると、各色むら仮想平面のz座標で表される信号レベルに逆ガンマ特性をかけることで、z座標の指標を信号レベルから明るさに変換する。
色むら仮想平面上の画像位置xyにおける信号レベル(z座標)をAxyとし画像位置xyの明るさをBxyとすると、逆ガンマ処理部8d1は、Bxy=Axy(1/2.2)を計算することで明るさBxyを算出する。
逆ガンマ処理部8d1は、z座標の指標が明るさに変換されたR、G、Bの各々の色むら仮想平面を、反転部8d2に出力する。
z座標の指標が明るさになると、色むら仮想平面の各z座標が表す明るさのばらつきを低減または解消するための補正が可能になる。
ここで、1画面分の入力映像信号が表す画面の中心位置が色むら補正の基準である。このため、明るさ(z座標)の補正値は、色むら仮想平面のxy座標上での中心位置以外の位置の明るさ(z座標)に対する該中心位置の明るさ(z座標)の差分の正負を逆にした値となる。
色むら仮想平面の中心位置の明るさ値をCとすると、反転部8d2は、R、G、Bごとに、色むら仮想平面のz座標Bxyを、色むら補正値Yxy=C-(Bxy-C)に変換する。以下、z座標Bxyが色むら補正値Yxyに変換された色むら仮想平面を「色むら補正値平面」称する。
反転部8d2は、3次元空間のxyz座標で表されるR、G、Bの各々の色むら補正値平面を、ガンマ処理部8d3に出力する。
ガンマ処理部8d3は、R、G、Bの各々の色むら補正値平面を受け付けると、各色むら補正値平面のz座標で表される明るさの色むら補正値にガンマ特性をかけることで、z座標の指標を、明るさから信号レベルに変換する。
ガンマ処理部8d3は、z座標の指標が信号レベルに変換されたR、G、Bの各々の色むら補正値平面を、VT補正処理部8d4に出力する。
VT補正処理部8d4は、R、G、Bの各々の色むら補正値平面を受け付けると、各色むら補正値平面のz座標にVT補正を施す。
z座標にVT補正が施された色むら補正値平面は「色むら補正データ」となる。この色むら補正データは、色むら評価領域で共通する信号レベルαにVT補正を施すことで生成される値に応じた階調Lに対応する。なお、図10は、液晶パネル5R、5G、5BのVT特性を示した図である。VT補正は、図10に示したVT特性を線形の関係にするために用いられる。
VT補正処理部8d4は、R、G、Bの各々の色むら補正データを、階調・位置重みづけ部8d6に出力する。
以上で、ステップS4が終了する。
続いて、プロジェクタ100は、補正データメモリ8aに記憶されている階調別の色むら補正データを、VT補正処理部8b11が出力した色むら補正データを用いて更新する(ステップS5)。
以下、ステップS5について説明する。
まず、プロジェクタ100で使用される色むら補正データについて説明する。
色むら補正データは、画像位置(水平位置xと垂直位置y)と階調(黒レベルから白レベルまでの信号レベルにVT補正を施した信号レベル)との組合せごとに設定される必要がある。
しかしながら、画像位置と階調の全ての組合せに対して色むら補正データを持つことは、データ量の増大を引き起こすため、得策ではない。
このため、色むら補正データの量を抑えるために、補正データメモリ8aには、予め選定された複数の画像位置と予め選定された複数の階調との組合せごとに、色むら補正データが記憶される。
そして、色むら補正データ発生部12は、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データを用いた補間演算を行って、画像位置と階調との全ての組合せについての色むら補正データを生成する。
ここで、多くの場合で、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データに対応する階調(VT補正が施された信号レベルαの階調)は、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データの階調と一致しない。
このため、階調・位置重みづけ部8d6は、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データを、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データに反映させることで、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データを修正する。
例えば図11に示すように、補正データメモリ8aに階調L1〜L4の各々に対応する色むら補正データが色ごとに記憶され、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データの階調Lが、階調L2と階調L3に隣接しているとする。この場合、階調L2、L3の色むら補正データの各々が、基準色むら補正データの一例となる。
以下、Rの色むら補正データの補正処理について説明する。なお、G、Bでの色むら補正データの補正処理は、Rでの色むら補正データの補正処理に準拠する。
VT補正処理部8b11が出力した色むら補正データにおいて、画像位置xyの色むら補正データをDxyとする。Dxyは補正量の一例である。
補正データメモリ8aに記憶されている階調L2の色むら補正データにおいて、画像位置xyの色むら補正データをD_L2xyとする。D_L2xyは補正量の一例である。
補正データメモリ8aに記憶されている階調L3の色むら補正データにおいて、画像位置xyの色むら補正データをD_L3xyとする。D_L3xyは補正量の一例である。
この場合、階調・位置重みづけ部8d6は、階調L2の新しい色むら補正データE_L2xyを、
E_L2xy = D_L2xy *(L-L2)/(L3-L2) + Dxy *(L3-L)/(L3-L2)
の演算を行うことで求める。
この演算は、階調・位置重みづけ部8d6が、階調Lと階調L2との差に基づいて、Dxyを用いてD_L2xyを補正することを意味する。また、この演算は、階調Lと階調L2との差が小さいほど、D_L2xyの補正におけるDxyの寄与度が大きくなることを意味する。
また、階調・位置重みづけ部8d6は、階調L3の新しい色むら補正データE_L3xyを、
E_L3xy = Dxy *(L-L2)/(L3-L2) + D_L3xy *(L3-L)/(L3-L2)
の演算を行うことで求める。
この演算は、階調・位置重みづけ部8d6が、階調Lと階調L3との差に基づいて、Dxyを用いてD_L3xyを補正することを意味する。また、この演算は、階調Lと階調L3との差が小さいほど、D_L3xyの補正におけるDxyの寄与度が大きくなることを意味する。
ここで、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データは、色むら仮想平面生成部8cが推定した色むら仮想平面を元に算出されたものである。このため、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データを用いて生成された新しい色むら補正データ(E_L2xyやE_L3xy)は、少なからず誤差を含む可能性が高い。
そこで、階調・位置重みづけ部8d6は、新しい色むら補正データ(E_L2xyやE_L3xy)の確度に基づいて、設定用の新たな色むら補正データを生成する。
VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データは、画像位置xyが対応領域に近いほど確度が高くなる。
よって、階調・位置重みづけ部8d6は、画像位置xyに応じて、新しい色むら補正データ(E_L2xyやE_L3xy)に重みづけを行う。
図12は、重みづけの一例を説明するための図である。
階調・位置重みづけ部8d6は、画像位置xyが対応領域にある色むら補正データに重み係数「100」を割り当てる。また、階調・位置重みづけ部8d6は、色むら補正データの画像位置xyが対応領域から遠くなるほど、色むら補正データに割り当てる重み係数を「0」に近づけていく。
距離による重み係数をWxyとすると、階調・位置重みづけ部8d6は、重みづけされた階調L2の設定用の新しい色むら補正データF_L2xyを、
F_L2xy = D_L2xy * (1-Wxy) + E_L2xy * Wxy
の演算を行うことで求める。
この演算は、階調・位置重みづけ部8d6が、画像位置xyと対応領域との距離に基づいて、Dxy(E_L2xyに含まれるDxy)を用いてD_L2xyを補正することを意味する。また、この演算は、画像位置xyと対応領域との距離が短いほど、D_L2xyの補正におけるDxyの寄与度が大きくなることを意味する。
続いて、階調・位置重みづけ部8d6は、階調L2の設定用の新しい色むら補正データF_L2xyから、補正データメモリ8aに記憶されている階調L2と画像位置xyとに対応する色むら補正データを減算する調整処理を行う。
調整処理を行う理由は、次の通りである。色むら仮想平面を生成する際に用いた撮影表示画像は、入力映像信号に補正データメモリ8a内の色むら補正データが加算された映像信号(補正後R信号、補正後G信号、補正後B信号)に応じた画像である。このため、調整処理は、設定用の新しい色むら補正データから、加算済みの色むら補正データの影響を排除するために行われる。
また、階調・位置重みづけ部8d6は、重みづけされた階調L3の新しい色むら補正データF_L3xyを
F_L3xy = D_L3xy * (1-Wxy) + E_L3xy * Wxy
の演算を行うことで求める。
この演算は、階調・位置重みづけ部8d6が、画像位置xyと対応領域との距離に基づいて、Dxy(E_L3xyに含まれるDxy)を用いてD_L3xyを補正することを意味する。また、この演算は、画像位置xyと対応領域との距離が短いほど、D_L3xyの補正におけるDxyの寄与度が大きくなることを意味する。
続いて、階調・位置重みづけ部8d6は、階調L3の設定用の新しい色むら補正データF_L3xyから、補正データメモリ8aに記憶されている階調L3と画像位置xyとに対応する色むら補正データを減算する調整処理を行う。調整処理を行う理由は、上述した通りである。
なお、階調・位置重みづけ部8d6は、設定用の新しい色むら補正データに、加算済みの色むら補正データに「−1」を乗算した値を加算する処理を、調整処理として行ってもよい。
続いて、階調・位置重みづけ部8d6は、調整処理が施された、重みづけされた各階調の設定用の新しい色むら補正データを、補正データメモリ8aに記憶する。
以上で、ステップS5が終了する。
続いて、階調・位置重みづけ部8d6は、補正データメモリ8aに新たに記憶された階調別の色むら補正データを、色むら補正データ発生部12に出力する(ステップS6)。
色むら補正データ発生部12は、階調・位置重みづけ部8d6から新たな色むら補正データを受け付ける。色むら補正データ発生部12は、新たな色むら補正データを保持する。さらに、色むら補正データ発生部12は、新たな色むら補正データを受け付ける前に保持していた色むら補正データの中から、新たな色むら補正データの階調と同一の階調の色むら補正データを削除する。
このため、プロジェクタ100は、新たな色むら補正データを用いた色むら補正が行われた表示画像を投射するようになる。
この状態で、操作部13が再びユーザ操作を受け付けると、プロジェクタ100は、上記の処理を再度行う。
次に、本実施形態の効果を説明する。
特定部8bは、映像信号に基づいて、映像信号上では表示画像上で同じ色が表示される色むら評価領域を特定する。色むら仮想平面生成部8cは、テスト用の映像信号に応じた評価用画像を、撮影画像での色むら評価領域の色に基づいて推定する。生成部8は、色むら補正データを評価用画像に基づいて生成する。
このため、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示しても、その表示された画像を元に、評価用画像を推定することが可能になる。そして、その評価用画像から色むら補正データが生成される。したがって、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示することが可能になる。
また、色むらの原因の1つである光学系(例えば、投射光学部6)の特性のむらは経時変化する。このため、色むらも経時変化する。したがって、色むら補正信号を定期的に更新することが望ましい。本実施形態では、色むら補正を更新する際に、評価用画像とは異なる画像を表示することが可能になる。このため、色むら補正信号の更新時に、評価用画像とは異なる画像(例えば、PCから入力された映像信号に応じた画像)を表示することが可能になる。
また、階調・位置重みづけ部8d6は、階調Lと階調L2との差に基づいて、Dxyを用いてD_L2xyを補正する。また、階調・位置重みづけ部8d6は、階調Lと階調L2との差が小さいほど、D_L2xyの補正におけるDxyの寄与度を大きくする。
階調Lと階調L2との差が大きくなるほど、DxyとD_L2xyとの間での誤差が大きくなる。このため、階調・位置重みづけ部8d6は、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データを、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データに対して、効果的に反映させることが可能になる。
また、階調・位置重みづけ部8d6は、画像位置xyと対応領域との距離に基づいて、Dxy(E_L2xyに含まれるDxy)を用いてD_L2xyを補正する。また、階調・位置重みづけ部8d6は、画像位置xyと対応領域との距離が短いほど、D_L2xyの補正におけるDxyの寄与度を大きくする。
画像位置xyと対応領域との距離が長くなるほど、Dxyの確度が低くなる可能性が高くなる。このため、階調・位置重みづけ部8d6は、VT補正処理部8d4が出力した色むら補正データを、補正データメモリ8aに記憶されている色むら補正データに対して、効果的に反映させることが可能になる。
また、特定部8bは、撮影画像内の、その撮影画像の元になった映像信号での信号レベルが同一の複数の領域のうち、所定の明るさよりも明るくかつRGBのいずれかへの色の偏りが閾値も少ない領域を、対応領域として特定する。
暗い映像の場合、外光の影響をより多く受けることになるので、正確な色むら測定ができない。また、色むらの補正は、R、G、Bの色バランスを変えることで行うため、単色および単色に近い映像では、色むら補正を行うことができない。このため、特定部8bが上述したように対応領域を特定することで、高い精度の色むら補正データを生成することが可能になる。
次に、変形例について説明する。
操作部13の代わりに、プロジェクタ100の動作時間が所定時間を超えるごとに更新信号を出力する信号出力部が用いられてもよい。この場合、色むら補正データの更新を自動的に行うことが可能になる。また、この信号出力部は、入力映像信号が変更された際に更新信号を出力する機能を有してもよい。この場合、階調の異なる色むら補正データが生成される確率を高くすることが可能になる。
また、カメラ7が撮影画像を生成する際に、色むら補正データ加算部3は、補正後R信号、補正後G信号、補正後B信号の代わりに、VT補正が施されたR、G、Bの各映像信号を、液晶パネル駆動部4に出力してもよい。この場合、階調・位置重みづけ部8d6は、調整処理を省略できる。
本実施形態において、プロジェクタ100から画像生成部101およびカメラ7を除いた構成(以下「対象構成」と称する)が、画像生成部101およびカメラ7に接続されたコンピュータにて実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、コンピュータにて読み取り可能なCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)のような記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行することで、対象構成が有する機能を実現する。記録媒体は、CD−ROMに限らず適宜変更可能である。
(第2実施形態)
図13は、本発明の第2実施形態のプロジェクタ200を示した図である。
図13において、プロジェクタ200は、画像生成部201と、撮影部202と、特定部203と、推定部204と、生成部205と、を含む。
画像生成部201は、映像信号に応じた表示画像を生成する。
撮影部202は、表示画像を撮影して撮影画像を生成する。
特定部203は、映像信号に基づいて、映像信号上では表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する。
推定部204は、テスト用の映像信号に応じて画像生成部201が生成する評価用画像を、撮影画像での対象箇所の色に基づいて推定する。
生成部205は、表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、評価用画像に基づいて生成する。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図14は、本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
画像生成部201は、映像信号を受け付けると、映像信号に応じた表示画像を生成する(ステップS21)。
画像生成部201は、画像を生成すると、撮影指示を撮影部202に出力する。
撮影部202は、撮影指示を受け付けると、表示画像を撮影して撮影画像を生成する(ステップS22)。
続いて、撮影部202は、撮影画像を推定部204に出力する。
一方、特定部203は、映像信号を受け付けると、映像信号に基づいて対象箇所を特定する(ステップS23)。
続いて、特定部203は、複数の対象箇所を推定部204に出力する。
推定部204は、複数の対象箇所と撮影画像とを受け付けると、評価用画像を、撮影画像での対象箇所の位置の色に基づいて推定する(ステップS24)。例えば、推定部204は、図2に示した色むら仮想平面生成部8cが行う推定手法と同様な推定手法を用いて、評価用画像を推定する。
続いて、推定部204は、評価用画像を生成部205に出力する。
生成部205は、評価用画像を受け付けると、評価用画像に基づいて色むら補正データを生成する(ステップS25)。
次に、本実施形態の効果について説明する。
特定部203は、映像信号に基づいて、映像信号上では表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する。推定部204は、テスト用の映像信号に応じて画像生成部201が生成する評価用画像を、撮影画像での対象箇所の色に基づいて推定する。生成部205は、色むら補正データを評価用画像に基づいて生成する。
このため、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示しても、その表示された画像を元に、評価用画像を推定することが可能になる。そして、その評価用画像から色むら補正データが生成される。したがって、色むら補正信号の生成時に、評価用画像とは異なる画像を表示することが可能になる。
なお、本実施形態において、ステップS22とステップS23を実行する順番が逆になってもよい。
本実施形態において、プロジェクタ200から画像生成部201および撮影部202を除いた構成(以下「特定構成」と称する)が、画像生成部201および撮影部202に接続されたコンピュータにて実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを読込み実行することで、特定構成が有する機能を実現する。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
100 プロジェクタ
101 画像生成部
1 映像信号入力部
2 VT補正部
3 色むら補正データ加算部
4 液晶パネル駆動部
5R、5G、5B 液晶パネル
6 投射光学部
7 カメラ
8 色むら抽出部
8a 補正データメモリ
8b 特定部
8b1 領域分離部
8b2 同一レベル検出部
8b3 切り出し部
8b4 領域分割部
8b5 平均レベル検出部
8c 色むら仮想平面生成部
8d 生成部
8d1 逆ガンマ処理部
8d2 反転部
8d3 ガンマ処理部
8d4、8d5 VT補正処理部
8d6 階調・位置重みづけ部
9 H同期信号入力部
10 V同期信号入力部
11 タイミング発生部
12 色むら補正データ発生部
13 操作部
200 プロジェクタ
201 画像生成部
202 撮影部
203 特定部
204 推定部
205 生成部

Claims (10)

  1. 映像信号に応じた表示画像を生成する画像生成部と、
    前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定部と、
    前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影部と、
    前記画像生成部がテスト用の映像信号に応じて生成する評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定部と、
    前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成部と、を含む画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記推定部は、
    色のRGBの成分ごとに、前記表示画像の水平方向をx軸、前記表示画像の垂直方向をy軸、当該成分の信号レベルをz軸とする仮想空間に、前記評価用画像の当該成分の画像を示す仮想平面を設定し、
    前記成分ごとに前記仮想空間に前記仮想平面を設定する際には、前記対象箇所の位置を表すxy座標と前記撮影画像での当該対象箇所の当該成分の信号レベルを表すz座標とで特定される位置と、前記xy座標で特定される前記仮想平面内の位置と、の距離を、前記対象箇所ごとに加算した値が最小となる前記仮想平面を設定する、画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記推定部は、最小二乗法を用いて、前記対象箇所ごとに前記距離を加算した値が最小となる前記仮想平面を特定する、画像表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記映像信号の所定信号レベルに対応する基準色むら補正データを記憶する記憶部を含み、
    前記生成部は、前記対象箇所に応じた部分の映像信号での信号レベルに対応する前記色むら補正データを生成し、前記対象箇所に応じた部分の映像信号での信号レベルと前記所定信号レベルとの差に基づいて、前記色むら補正データを用いて前記基準色むら補正データを補正する、画像表示装置。
  5. 請求項4に記載の画像表示装置において、
    前記生成部は、前記差が小さいほど、前記基準色むら補正データの補正における前記色むら補正データの寄与度を大きくする、画像表示装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像表示装置において、
    前記基準色むら補正データは、前記表示画像内の各位置に応じた補正量を表し、
    前記生成部は、
    前記表示画像内の各位置に応じた補正量を表す前記色むら補正データを生成し、
    前記表示画像内の位置ごとに、前記色むら補正データが表す当該位置に応じた補正量を用いて、前記基準色むら補正データが表す当該位置に応じた補正量を補正し、
    前記表示画像内の位置ごとに前記基準色むら補正データが表す当該位置に応じた補正量を補正する際には、当該位置と、前記表示画像内の前記対象箇所の位置と、の間の距離に基づいて、前記補正を制御する、画像表示装置。
  7. 請求項6に記載の画像表示装置において、
    前記生成部は、前記距離が短いほど、前記基準色むら補正データの補正における前記色むら補正データの寄与度を大きくする、画像表示装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示装置において、
    前記特定部は、前記映像信号上では前記表示画像上で同じ色が表示される箇所のうち、明るさが所定値よりも明るくかつRGBのいずれかへの色の偏りが閾値よりも少ない箇所を、前記対象箇所として特定する、画像表示装置。
  9. 映像信号に応じた表示画像を生成する生成ステップと、
    前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定ステップと、
    前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影ステップと、
    テスト用の映像信号に応じて生成される評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定ステップと、
    前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成ステップと、を含む色むら補正データ生成方法。
  10. 映像信号に応じた表示画像を生成する画像生成部と、前記表示画像を撮影して撮影画像を生成する撮影部と、に接続されたコンピュータに、
    前記映像信号に基づいて前記表示画像上で同じ色が表示される対象箇所を特定する特定手順と、
    前記画像生成部がテスト用の映像信号に応じて生成する評価用画像を、前記撮影画像での前記対象箇所の色に基づいて推定する推定手順と、
    前記表示画像での色むらを補正するための色むら補正データを、前記評価用画像に基づいて生成する生成手順と、を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020170662A1 (ja) * 2019-02-19 2020-08-27 富士フイルム株式会社 投影装置とその制御方法及び制御プログラム

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