JP2015216472A - 通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法 - Google Patents
通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】通信装置において、所望のタイミングで確実なデータ転送を可能とするとともに、電力消費を抑制する。【解決手段】無線通信部は、ビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信モードと、周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信モードと、他の通信装置とユニキャスト通信を行う第3無線通信モードとを実行可能である。処理部は、転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、無線通信部を第2の無線通信モードで駆動させる。転送部は、第2の無線通信モードにおいて受信した周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により前記データを転送するよう、無線通信部を、第3の無線通信モードで駆動させる。【選択図】図2
Description
本発明は、通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法に関する。詳しくは、ビーコン信号を送受信する通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法に関する。
通信システムにおいて、自身の存在や位置情報など各種の情報を提供する目的で、間欠的にビーコン信号をブロードキャスト送信する通信機器が知られている。例えば、無線通信のアクセスポイント装置は、無線通信を利用したい通信機器からの接続要求を待ち受けるために、自身の情報をビーコン信号として送信している。この場合、通信機器は、ビーコン信号を受信することでアクセスポイント装置を接続先の機器として認識して、アクセスポイントを介して通信網に接続することが可能となる。
無線通信機器間でのデータ転送のために無線通信を用いる場合に、上記のビーコン信号の受信を契機に機器間でデータ転送のための接続を形成する例がある。例えば、データを利用する側の通信機器が、データを所有する側の通信機器からのビーコン信号を受信することで、接続先の通信機器を認識し、接続要求を行っていた。
特に送信側と受信側との間で通信用のチャンネルの取り決めがない場合には、受信側は、受信可能な信号が存在するかを確認するために、各チャンネルのスキャンを行っている。
一例として、「Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)」の規格に沿った通信機器においては、スキャンによって他の機器からのビーコン信号の送信を確認することで、他の通信機器の存在を認識し、接続を形成する処理を行うことができる(例えば、非特許文献1参照。)。
Naresh Gupta著、「Inside Bluetooth(登録商標) Low Energy」、Artech House社、2013年2月28日、p.156−159
ところで、従来の技術においては、ビーコン信号を発する通信機器との通信が必要になった機器の方で、ビーコン信号を受信することで接続先の通信機器の存在を認識し、接続要求を行っている。
一方で、通信機器間の接続については、データの転送を受ける側の機器が、転送を行う側の機器が発信するビーコン信号を受信することで、接続を形成するという手順が必要となっていた。しかしながら、データの転送を受ける側は、必ずしもどのタイミングでデータが転送されてくるかを把握していない場合がある。このような、いつ送信されて来るかわからない信号を常に受信可能とし、適切なタイミングでデータの転送を実現するためには、通信機器の駆動中に常時スキャンをし続けるという手法も考えられる。しかしながら、スキャンを頻繁に行うことは、電力の消費を大幅に増加することに繋がり、特に、電池によって駆動する小規模な通信機器においては、駆動時間を大幅に減少させる虞もある。
本発明はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、データ転送の必要が生じた際など、所望のタイミングで確実なデータ転送を可能とするとともに、機器における電力消費を抑制し得るビーコン通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、識別情報を含むビーコン信号の周囲への送信を行う通信装置であって、上記ビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信モードと、周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信モードと、他の通信装置とユニキャスト通信を行う第3無線通信モードとを実行可能な無線通信部と、転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、上記無線通信部を上記第2の無線通信モードで駆動させる処理部と、上記第2の無線通信モードにおいて受信した上記周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、上記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により上記データを転送するよう、上記無線通信部を、上記第3の無線通信モードで駆動させる転送部とを具備する通信装置、および、その制御方法である。これにより、転送要求に応じて、無線通信部が上記第2の無線通信モードを実行するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記無線通信部は、上記第2の無線通信モードにおいて受信した上記ビーコン信号の送信元の通信装置と、上記転送要求により指定される転送先の通信装置とが一致するか否かを判定し、一致する場合に、上記データの転送を行ってもよい。これにより、第2の無線通信モードにおいて受信した上記ビーコン信号の送信元の通信装置と、転送要求により指定される転送先の通信装置とが一致する場合に、データが転送されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記処理部は、上記転送要求に応じて所定の時間、上記無線通信部を上記第2の無線通信モードで駆動させ、上記所定の時間内にビーコン信号を受信しなかった場合には、上記無線通信部を上記第1の無線通信モードで駆動させてもよい。これにより、転送要求に応じて所定の時間、無線通信部が第2の無線通信モードで駆動し、所定の時間内にビーコン信号を受信しなかった場合には、第1の無線通信モードで駆動するという作用をもたらす。
上記転送部は、上記第3の無線通信モードで無線通信部を駆動中に、上記データの転送が終了した場合には、上記無線通信部を上記第1の無線通信モードで駆動させてもよい。これにより、第3の無線通信モードで無線通信部を駆動中に、データの転送が終了した場合には、無線通信部が第1の無線通信モードで駆動するという作用をもたらす。
上記通信装置は、操作入力に応じて、上記データ及び当該データの転送要求を示すコマンドを生成する生成部を更に具備してもよい。これにより、操作入力に応じて、データ及びデータの転送要求を示すコマンドが生成されるという作用をもたらす。
上記第1の無線通信モードにおいて、上記無線通信部は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)規格におけるアドバタイザとして機能して、他の通信装置からのリンク設定要求を受付可能なパケットを上記ビーコン信号として送信し、上記第2の無線通信モードにおいて、(i)上記無線通信部は、BLE規格におけるスキャナとして機能し、(ii)上記転送部は、受信した上記ビーコン信号に対して、リンク設定要求パケットを応答することで、上記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信を行うための通信リンクを設定してもよい。これにより、無線通信部がアドバタイザとして機能してビーコン信号を送信し、第2の無線通信モードにおいてスキャナとして機能し、送信元の通信装置との間でユニキャスト通信を行うための通信リンクが設定されるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、識別情報を含むビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信モードで動作する第1の通信装置と、上記ビーコン信号を受信可能な第2の通信装置であって、周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信モードと、他の通信装置とユニキャスト通信を行う第3無線通信モードとを実行可能な無線通信部と、転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、上記無線通信部を上記第2の無線通信モードで駆動させる処理部と、上記第2の無線通信モードにおいて受信した上記周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、上記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により上記データを転送するよう、上記無線通信部を、上記第3の無線通信モードで駆動させる転送部とを備える第2の通信装置とを具備する通信システムである。これにより、転送要求に応じて、無線通信部が第2の無線通信モードを実行するという作用をもたらす。
本発明によれば、通信装置において、所望のタイミングで確実なデータ転送を可能とするとともに、電力消費を抑制できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。
<1.第1の実施の形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの全体図の一例である。この通信システムは、ビーコン装置101および102などの複数のビーコン装置100と、通信機器200とアクセスポイント300とサーバ400とを備える。
[通信システムの構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信システムの全体図の一例である。この通信システムは、ビーコン装置101および102などの複数のビーコン装置100と、通信機器200とアクセスポイント300とサーバ400とを備える。
ビーコン装置100は、ビーコン信号などの無線信号を送信するものである。ここで、ビーコン信号は、ビーコン装置100の存在を知らせるためなどの目的で、通信システム内の装置や機器の全てに対して送信される信号である。このビーコン信号は、ビーコン装置100を識別するためのビーコンID(IDentification information)などを含む。
また、ビーコン装置100は、ファームウェアのアップデートプログラムを通信機器200などから受信し、そのプログラムを他のビーコン装置100に転送する。なお、ビーコン装置100は、特許請求の範囲に記載の通信装置の一例である。
通信機器200は、ユーザの操作などに従って、アップデートプログラムをサーバ400から取得し、ビーコン装置100のいずれかに送信するものである。ビーコン装置100および通信機器200においては、例えば、BLE規格により無線送信が行われる。なお、ビーコン装置100および通信機器200は、Wi−Fi(登録商標)規格など、別の通信規格により無線通信を行ってもよい。
サーバ400は、通信システム全体を管理するものである。また、このサーバ400は、必要に応じてアップデートプログラムを通信機器200に送信する。
[ビーコン装置の構成例]
図2は、第1の実施の形態におけるビーコン装置100の一構成例を示すブロック図である。このビーコン装置100は、無線通信部110、入力部120、処理部130、メモリ140およびバス150を備える。
図2は、第1の実施の形態におけるビーコン装置100の一構成例を示すブロック図である。このビーコン装置100は、無線通信部110、入力部120、処理部130、メモリ140およびバス150を備える。
処理部130は、ビーコン装置100全体を制御するものである。この処理部130は無線通信部110がアップデートプログラムを受信した場合に、そのアップデートプログラムを実行してビーコン装置100のファームウェアのアップデートを行う。なお、処理部130は、特許請求の範囲に記載の処理部および転送部の一例である。
無線通信部110は、ビーコン信号やアップデートプログラムを無線で送受信するものである。この無線通信部110は、電源が投入されたとき、または、所定のアプリケーションが実行されたときに送信モードに移行する。
ここで、送信モードは、無線通信部110がビーコン信号を間欠的に(例えば、数百ミリ秒から数秒程度の一定間隔で)無線送信する状態である。例えば、BLE規格におけるアドバタイジングステートが送信モードに相当する。この送信モードにおいては、処理部130は、一定の間隔(以下、「送信間隔」と称する)ごとにビーコン信号の送信を行うよう、無線通信部110を駆動させる。ビーコン信号の送信時には、処理部130は、ビーコン信号を送信するのに要する送信時間に亘って無線通信部110を駆動し、送信が終了した後は、次の送信の開始まで、無線通信部110の動作を停止させる。
送信モードにおいて通信相手(他のビーコン装置100や通信機器200)から接続要求を受信すると、無線通信部110は、その通信相手との間の接続を確立し、接続モード503に移行する。この接続モードは、通信相手との間でユニキャスト通信を行う状態であって、好適には、通信相手との間で受信確認応答やパケットの再送制御など、データ転送のための信頼性が確保された通信を行う状態である。例えば、BLE規格におけるコネクションステートが接続モードに相当する。接続モードにおいて無線通信部110は、アップデートプログラムなどを受信する。なお、アップデートプログラムの転送が全て終了し、通信相手から切断要求を受信すると、無線通信部110は、通信相手との接続を解除し、接続モードから送信モードへと遷移する。
送信モードにおいて、転送コマンドを受信すると、無線通信部110は、スキャンモードに遷移する。この転送コマンドは、アップデートプログラムの転送先への転送を要求するコマンドである。転送コマンドは、例えば、アップデートプログラム内のコマンドとして送信される。アップデートプログラムと同時に転送コマンドを受信した場合、無線通信部110は、送信モードに遷移する代わりに、スキャンモードに遷移してもよい。なお、転送コマンドは、アップデートプログラム内のコマンドでなく、そのプログラムとは別に送信される構成であってもよい。
ここで、スキャンモードは、他のビーコン装置100からのビーコン信号を受信してビーコンIDを取得し、そのビーコンIDが転送先のものであるか否かを判断する状態である。例えば、BLE規格におけるスキャニングステートおよびイニシエーティングステートがスキャンモードに相当する。このスキャンモードにおいては、処理部130は、一定の間隔(以下、「受信間隔」)と称する)ごとにビーコン信号のスキャン及び受信を行うよう、無線通信部110を駆動させる。間欠的に駆動させる場合には、処理部130は、無線通信部110を所定の受信時間に亘って駆動し、無線通信部110は、所定の時間の間、受信チャネルをスキャンし、受信信号を発見した場合には受信を行う処理を実行する。ビーコン信号のスキャン及び受信時には、処理部130は、各チャンネルにおいてビーコン信号をスキャン及び受信するのに要する受信時間に亘って無線通信部110を駆動し、受信時間が終了した後は、次のスキャンの開始まで、無線通信部110の動作を停止させる。
スキャンモードにおいて転送先のビーコンIDを取得すると、無線通信部110は、そのビーコンIDのビーコン装置100に対して接続要求を送信して接続を確立し、接続モード503に移行する。
そして、接続モードにおいて、無線通信部110は、接続したビーコン装置100にアップデートプログラムを送信する。アップデートプログラム送信が完了すると、ビーコン装置100は、送信モードに移行する。
なお、接続モードの無線通信部110は、特許請求の範囲に記載の無線通信部の一例である。
2つのビーコン装置100の一方(送信側)が送信モードで他方(受信側)がスキャンモードである場合、送信側がビーコン信号を送信したときに受信側が無線通信部110を駆動していれば、受信側でビーコン信号を受信することができる。このため、一般に、受信間隔に対する受信時間の比は、送信間隔に対する送信時間の比よりも高く設定される。したがって、スキャンモードにおける無線通信部110の消費電力は、送信モードのときよりも高くなる。
入力部120は、ユーザの入力操作に従って操作信号を生成するものである。メモリ140は、ビーコンIDなどのデータを保持するものである。バス150は、無線通信部110、入力部120、処理部130およびメモリ140が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
[ビーコン装置の動作例]
図3は、第1の実施の形態におけるビーコン装置100の状態遷移図の一例である。同図におけるaは、データの送信側のビーコン装置100の状態遷移図の一例である。送信側のビーコン装置100の状態は、例えば、送信モード501、スキャンモード502、および、接続モード503の3つの状態に分類される。
図3は、第1の実施の形態におけるビーコン装置100の状態遷移図の一例である。同図におけるaは、データの送信側のビーコン装置100の状態遷移図の一例である。送信側のビーコン装置100の状態は、例えば、送信モード501、スキャンモード502、および、接続モード503の3つの状態に分類される。
送信側のビーコン装置100は、電源が投入されたとき、または、所定のアプリケーションが実行されたときに送信モード501に移行する。この送信モード501において、ビーコン装置100は、間欠的にビーコン信号を無線送信する。また、送信モード501において、ビーコン装置100は、データの転送要求(転送コマンド)に応じて、スキャンモード502に移行する。
スキャンモード502において、ビーコン装置100は、他のビーコン装置100からのビーコン信号を受信して、そのビーコン信号から転送先のビーコンIDを取得する。ビーコン装置100は、取得したビーコンIDの示すビーコン装置100に対して接続要求を送信して接続を確立し、接続モード503に移行する。
接続モード503において、ビーコン装置100は、転送先のビーコン装置100へアップデートプログラムなどのデータを送信する。接続モード503において、データの転送が完了すると、ビーコン装置100は、切断要求を送信し、送信モード501に移行する。
図3におけるbは、データの受信側のビーコン装置100の状態遷移図の一例である。受信側のビーコン装置100の状態は、例えば、送信モード501および接続モード503の状態に分類される。
受信側のビーコン装置100は、電源が投入されたとき、または、所定のアプリケーションが実行されたときに送信モード501に移行する。この送信モード501において、ビーコン装置100は、間欠的にビーコン信号を無線送信する。また、送信モード501において、送信側の装置から接続要求を受信すると、受信側のビーコン装置100は、その送信側との間の接続を確立し、接続モード503に移行する。
接続モード503において、ビーコン装置100は、送信側からアップデートプログラムなどのデータを受信する。この接続モード503において、切断要求を受信すると、ビーコン装置100は送信モード501に移行する。
図4は、第1の実施の形態における無線通信部110の消費電力の変動を示すグラフの一例である。同図の縦軸は、消費電力を示し、横軸は時間を示す。同図におけるaは、送信モードにおける無線通信部110の消費電力の変動を示すグラフの一例である。
送信モードにおいてビーコン装置100は、一定の送信間隔で無線通信部110を間欠的に駆動させる。典型的には、ビーコン信号により伝送されるデータ量は、数十乃至数百バイトと小さいため、送信時間は非常に短く済む。例えば、送信間隔に対する送信時間の割合(つまり、デューティ比)は、0.1乃至1%程度であっても、十分なビーコン信号の送信を行うことができる。
同図におけるbは、スキャンモードにおける無線通信部110の消費電力の変動を示すグラフの一例である。スキャンモードにおいてビーコン装置100は、無線通信部110を受信時間に亘って駆動させる処理を一定の受信間隔で実行する。前述したように、一般に、受信間隔に対する受信時間の比は、送信間隔に対する送信時間の比よりも高く設定される。例えば、受信間隔に対する受信時間の割合は、50乃至100%である。ビーコン信号の送信のために、実際に無線通信部110を駆動させる際のデューティ比は非常に低いため、常時、間欠的にビーコン信号を送信するビーコン装置100における電力消費を低く抑えられる。他方で、他の装置からのビーコン信号を受信するスキャンモードにおいて無線通信部110を駆動させる際のデューティ比は、ビーコン信号の送信時と比較して非常に大きい。いつ送信されるかわからないビーコン信号を受信するためには、常時(つまり、デューティ比=100%で)受信を行うことが好ましいものの、高いデューティ比で受信のために回路を駆動させることは、消費電力の大幅な増大に繋がる。
しかし、前述したように、無線通信部110は、転送要求(転送コマンド)を受信したときにのみスキャンを行うため、消費電力の増大を大幅に抑制することができる。なお、スキャンを行う時間はごく短い時間に限られるため、このときに受信時のデューティ比を高めることで、短い時間であっても確実にビーコン信号を受信可能とすることができるとの利点もある。
[通信機器の構成例]
図5は、第1の実施の形態における通信機器200の一構成例を示すブロック図である。この通信機器200は、無線通信部210、入力部220、処理部230、メモリ240およびバス250を備える。
図5は、第1の実施の形態における通信機器200の一構成例を示すブロック図である。この通信機器200は、無線通信部210、入力部220、処理部230、メモリ240およびバス250を備える。
無線通信部210は、データを無線で送受信するものである。この無線通信部210は、サーバ400に接続要求を送信して接続モードに移行する。そして、接続モードにおいて無線通信部210はサーバ400からアップデートプログラムを受信してメモリ240に保持させる。
そして、無線通信部210は、サーバ400に切断要求を送信してスキャンモードに移行し、ビーコン信号から転送先のビーコンIDを取得する。ビーコンIDを取得すると、無線通信部210は、ビーコン装置100に接続要求を送信し、接続モードに移行する。この接続モードにおいて、無線通信部210は、ビーコン装置100にアップデートプログラムを送信する。送信完了後に無線通信部210は切断要求をビーコン装置100に送信する。
処理部230は、通信機器200全体を制御するものである。入力部220は、ユーザの入力操作に従って操作信号を生成するものである。メモリ240は、アップデートプログラムなどのデータを保持するものである。バス250は、無線通信部210、入力部220、処理部230およびメモリ240が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
図6は、第1の実施の形態におけるビーコン装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、ビーコン装置100に電源が投入されたとき、または、所定のアプリケーションが実行されたときに開始する。
ビーコン装置100は、送信モードに移行してビーコン信号を間欠的に送信する(ステップS901)。また、ビーコン装置100は、接続要求を受信したか否かを判断する(ステップS902)。接続要求を受信していなければ(ステップS902:No)、ビーコン装置100は、ステップS902に戻る。
接続要求を受信したのであれば(ステップS902:Yes)、ビーコン装置100は接続モードに移行し、アップデートプログラムを受信する(ステップS903)。また、ビーコン装置100は、切断要求を受信したか否かを判断する(ステップS904)。切断要求を受信していなければ(ステップS904:No)、ビーコン装置100は、ステップS904に戻る。
接続要求を受信したのであれば(ステップS904:Yes)、ビーコン装置100はアップデートプログラムを実行してアップデートを開始する(ステップS905)。また、ビーコン装置100は、転送コマンドを受信したか否かにより他のビーコン装置100に接続するか否かを判断する(ステップS906)。接続しないのであれば(ステップS906:No)、ビーコン装置100はステップS901に戻る。
接続するのであれば(ステップS906:Yes)、ビーコン装置100は、スキャンモードに移行し、ビーコン信号を受信して転送先のビーコンIDを取得する(ステップS907)。そして、ビーコン装置100は、接続要求を送信して接続モードに移行し、アップデートプログラムを送信する(ステップS908)。ステップS908の後、ビーコン装置100は、切断要求を送信してステップS901に戻る。
なお、図6では、アップデート開始(ステップS905)の後に、ビーコン装置100がステップS906以降の処理を実行しているが、ステップS906以降にアップデートを開始してもよい。
図7は、第1の実施の形態における通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。ビーコン装置101および102は、電源が投入されると送信モードに移行して間欠的にビーコン信号を送信する。(ステップS911、S921)。なお、このときはビーコン装置101および102は、ビーコン信号受信のためのスキャンを行っていないため、互いが送信したビーコン信号を受信していない。
ビーコン装置101は、転送コマンドを含むアップデートプログラムを他の装置から受信し(ステップS912)、アップデート処理を行う(ステップS913)。そして、ビーコン装置101は、アップデートプログラムに含まれる転送コマンドに応じてスキャンを開始し(ステップS914)、ビーコン信号を受信してビーコン装置102のビーコンIDを取得する(ステップS95)。
ビーコンIDを取得すると、ビーコン装置101は、ビーコン装置102に接続要求を送信し(ステップS916)、ビーコン装置102は、その接続要求に応じて承認応答を返信する(ステップS922)。これにより、ビーコン装置101および102は接続モードに移行する。
接続モードにおいてビーコン装置101は、アップデートプログラムを送信し(ステップS917)、ビーコン装置102は、そのプログラムを受信する(ステップS923)。受信が完了すると、ビーコン装置102は、受信の確認をビーコン装置101に通知する(ステップS924)。受信確認の通知を受け取ったビーコン装置101は、切断要求を送信し、ビーコン装置102は切断要求に応答して、ビーコン装置101および102の間の接続が切断される。そしてビーコン装置102は、受信したプログラムに基づいてアップデート処理を行う(ステップS925)。ビーコン装置102は、ビーコン装置101と同様の処理を行って、他のビーコン装置100にアップデートプログラムを送信する。
なお、スキャンモードにおいてビーコン信号の送信が中断されているが、ビーコン装置100が複数の無線通信部110を備え、ビーコン信号を中断しない構成とすることもできる。ビーコン装置100が複数の無線通信部110を備えれば、いずれかの無線通信部110がスキャンモードに移行しても、他の無線通信部110が送信モードに移行し、ビーコン信号の送信を継続することができる。
図7に例示したように、アップデートプログラムを1つのビーコン装置(101など)に送信すれば、通信システム内の全てのビーコン装置100に、そのプログラムが順に送信される。それぞれのビーコン装置100は、アップデートプログラムを他のビーコン装置に送信する必要が生じた際に、送信先のビーコン装置の情報を取得する目的で短時間のみスキャンモードに移行するため、消費電力の増大を抑制することができる。
スキャンモードおよび送信モードをユーザが手動で切り替えてアップデートプログラムを複数のビーコン装置100に送信させることもできるが、その方法では、ユーザの不注意などにより長時間に亘ってスキャンモードに移行させてしまうおそれがある。このため、手動でモードを切り替える構成では、ビーコン装置100の消費電力の増大を抑制することが困難である。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、ビーコン装置100は、転送要求を受信した際にスキャンモードに移行してビーコン信号を受信するため、スキャンモードの継続時間を最小限にして消費電力の増大を抑制することができる。
<2.第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、ビーコン装置100は、アップデートプログラムを送受信していたが、送受信するデータはアップデートプログラムに限定されない。例えば、ビーコン装置100は、所定のメッセージを示すメッセージデータを送受信してもよい。第2の実施の形態のビーコン装置100は、メッセージデータを送受信する点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では、ビーコン装置100は、アップデートプログラムを送受信していたが、送受信するデータはアップデートプログラムに限定されない。例えば、ビーコン装置100は、所定のメッセージを示すメッセージデータを送受信してもよい。第2の実施の形態のビーコン装置100は、メッセージデータを送受信する点において第1の実施の形態と異なる。
図8は、第2の実施の形態における通信システムの全体図の一例である。第2の実施の形態の通信システムは、メッセージ端末501や502などの複数のメッセージ端末を備える。メッセージ端末501は、制御装置510およびビーコン装置520を備え、メッセージ端末502は、制御装置530およびビーコン装置540を備える。
制御装置510は、メッセージ端末501全体を制御するものである。この制御装置510は、他の装置に送信すべきメッセージがある場合に、そのメッセージを転送コマンドとともにビーコン装置520に供給する。ここで、メッセージは、ユーザの操作などに従って制御装置510により生成される。もしくは、メッセージは、ビーコン装置520から供給される。制御装置530の構成は、制御装置510と同様である。
ビーコン装置520は、ビーコン信号などの無線信号を送信するものである。また、ビーコン装置520は、転送コマンドに従って、メッセージを他のメッセージ端末502に転送する。また、ビーコン装置520は、他のメッセージ端末からメッセージを受信すると、そのメッセージを制御装置510に供給する。ビーコン装置540の構成は、ビーコン装置520と同様である。
図9は、第2の実施の形態における制御装置510の一構成例を示すブロック図である。この制御装置510は、処理部511、入力部512、メモリ513、インターフェース514、表示部515およびバス516を備える。
処理部511は、制御装置510全体を制御するものである。処理部511は、入力部512から操作信号に従ってメッセージを生成し、転送コマンドとともにインターフェース514を介してビーコン装置520に供給する。
また、処理部511は、インターフェース514を介してビーコン装置520からメッセージを受け取ると、そのメッセージをメモリ513に保持させ、表示部515に表示させる。そして、受信されたメッセージを転送する必要がある場合に、処理部511は、メッセージを転送コマンドとともにインターフェース514を介してビーコン装置520に供給する。
入力部512は、ユーザの操作に従って操作信号を生成するものである。この入力部512は、ボタン、タッチパネル、または、キーボードなどにより構成される。メモリ513は、メッセージなどのデータを保持するものである。インターフェース514は、ビーコン装置520との間でデータを送受信するものである。このインターフェース514は、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)の通信規格に従って、データを送受信する。表示部515は、メッセージなどを表示するものである。バス516は、処理部511、入力部512、メモリ513、インターフェース514、および、表示部515が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
図10は、第2の実施の形態におけるビーコン装置520の一構成例を示すブロック図である。このビーコン装置520は、処理部521、無線通信部522、メモリ523、インターフェース524およびバス525を備える。
処理部521は、ビーコン装置520全体を制御するものである。この処理部521は、インターフェース524を介して制御装置510からメッセージおよび転送コマンドを受け取ると、そのメッセージをメモリ523に保持させ、また、無線通信部522に転送させる。また、処理部521は、無線通信部522がメッセージを受信すると、そのメッセージをインターフェース524を介して制御装置510に供給する。
無線通信部522は、第1の実施の形態と同様の手順でビーコンを送信し、また、メッセージを送受信するものである。メモリ523は、メッセージを保持するものである。インターフェース524は、UART規格などに従って、制御装置510との間でデータを送受信するものである。バス525は、処理部521、無線通信部522、メモリ523およびインターフェース524が互いにデータをやりとりするための共通の経路である。
図11は、第2の実施の形態におけるビーコン装置520の動作の一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態におけるビーコン装置100の動作は、ステップS903、S905およびS908の代わりにステップS911、S912およびS913を実行する点において第1の実施の形態と異なる。
接続要求を受信すると(ステップS902:Yes)、ビーコン装置520は、接続モードに移行してメッセージを受信して保持する(ステップS911)。また、切断要求を受信すると(ステップS904:Yes)、ビーコン装置520は、保持しておいたメッセージを表示する(ステップS912)。また、他の装置に接続する場合に(ステップS906:Yes)、ビーコン装置520は、ビーコンIDを取得し(ステップS907)、メッセージを送信する(ステップS913)。なお、メッセージの表示(ステップS905)の後に、ビーコン装置520がステップS906以降の処理を実行しているが、ステップS906以降にメッセージを表示してもよい。
図12は、第2の実施の形態における通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。ビーコン装置520および530は、電源が投入されると送信モードに移行して間欠的にビーコン信号を送信する(ステップS911、S921)。
制御装置510は、ユーザの操作などに従ってメッセージを生成し、転送コマンドにより、その転送をビーコン装置520に要求する(ステップS931)。
ビーコン装置520は、転送コマンドに応じてスキャンを開始し(ステップS914)、ビーコン信号を受信してビーコン装置540のビーコンIDを取得する(ステップS95)。
ビーコンIDを取得すると、ビーコン装置520は、ビーコン装置540に接続要求を送信し(ステップS916)、ビーコン装置540は、その接続要求に応じて承認応答を返信する(ステップS922)。これにより、ビーコン装置520および540は接続モードに移行する。
接続モードにおいてビーコン装置520は、メッセージを送信し(ステップS918)、ビーコン装置540は、そのプログラムを受信する(ステップS924)。受信が完了すると、ビーコン装置540は、受信の確認をビーコン装置520に通知する(ステップS924)。受信確認の通知を受け取ったビーコン装置520は、切断要求を送信し、ビーコン装置540は切断要求に応答して、ビーコン装置520および540の間の接続が切断される。そしてビーコン装置520は、メッセージの転送を完了した旨の通知を制御装置510に供給し(ステップS919)、ビーコン装置540は、メッセージを受信した旨の通知をメッセージとともに制御装置530に供給する(ステップS926)。
このように、第2の実施の形態によれば、メッセージの転送要求を受信した際にスキャンモードに移行してビーコン信号を受信するため、メッセージを送受信する通信システムにおいて消費電力の増大を抑制することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
100、101、102、520、540 ビーコン装置
110、210、522 無線通信部
120、220、512 入力部
130、230、511、521 処理部
140、240、513、523 メモリ
150、250、516、525 バス
200 通信機器
300 アクセスポイント
400 サーバ
501、502 メッセージ端末
510、530 制御装置
514、524 インターフェース
515 表示部
110、210、522 無線通信部
120、220、512 入力部
130、230、511、521 処理部
140、240、513、523 メモリ
150、250、516、525 バス
200 通信機器
300 アクセスポイント
400 サーバ
501、502 メッセージ端末
510、530 制御装置
514、524 インターフェース
515 表示部
Claims (8)
- 識別情報を含むビーコン信号の周囲への送信を行う通信装置であって、
前記ビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信モードと、周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信モードと、他の通信装置とユニキャスト通信を行う第3無線通信モードとを実行可能な無線通信部と、
転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、前記無線通信部を前記第2の無線通信モードで駆動させる処理部と、
前記第2の無線通信モードにおいて受信した前記周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、前記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により前記データを転送するよう、前記無線通信部を、前記第3の無線通信モードで駆動させる転送部と
を具備する通信装置。 - 前記無線通信部は、前記第2の無線通信モードにおいて受信した前記ビーコン信号の送信元の通信装置と、前記転送要求により指定される転送先の通信装置とが一致するか否かを判定し、一致する場合に、前記データの転送を行う請求項1に記載の通信装置。
- 前記処理部は、前記転送要求に応じて所定の時間、前記無線通信部を前記第2の無線通信モードで駆動させ、前記所定の時間内にビーコン信号を受信しなかった場合には、前記無線通信部を前記第1の無線通信モードで駆動させる請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記転送部は、前記第3の無線通信モードで無線通信部を駆動中に、前記データの転送が終了した場合には、前記無線通信部を前記第1の無線通信モードで駆動させる請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、操作入力に応じて、前記データ及び当該データの転送要求を示すコマンドを生成する生成部を更に具備する請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記第1の無線通信モードにおいて、前記無線通信部は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)規格におけるアドバタイザとして機能して、他の通信装置からのリンク設定要求を受付可能なパケットを前記ビーコン信号として送信し、
前記第2の無線通信モードにおいて、(i)前記無線通信部は、BLE規格におけるスキャナとして機能し、(ii)前記転送部は、受信した前記ビーコン信号に対して、リンク設定要求パケットを応答することで、前記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信を行うための通信リンクを設定する請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。 - 識別情報を含むビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信モードで動作する第1の通信装置と、
前記ビーコン信号を受信可能な第2の通信装置であって、
周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信モードと、他の通信装置とユニキャスト通信を行う第3無線通信モードとを実行可能な無線通信部と、
転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、前記無線通信部を前記第2の無線通信モードで駆動させる処理部と、
前記第2の無線通信モードにおいて受信した前記周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、前記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により前記データを転送するよう、前記無線通信部を、前記第3の無線通信モードで駆動させる転送部とを備える第2の通信装置と
を具備する通信システム。 - 識別情報を含むビーコン信号の周囲への送信を行う通信装置における通信方法であって、
前記ビーコン信号を周囲へブロードキャスト送信する第1の無線通信ステップと、
転送先の通信装置へのデータの転送を要求する転送要求に応じて、周囲からのビーコン信号を受信する第2の無線通信ステップと、
前記第2の無線通信ステップにおいて受信した前記周囲からのビーコン信号に含まれる該ビーコン信号の送信元の通信装置の識別情報を用いて、前記送信元の通信装置との間でユニキャスト通信により前記データを転送する第3の無線通信ステップと
を具備する通信方法。
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JP2014097266A JP2015216472A (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015216472A true JP2015216472A (ja) | 2015-12-03 |
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Family Applications (1)
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JP2014097266A Pending JP2015216472A (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 通信装置、通信システム、および、通信装置の制御方法 |
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- 2015-04-17 WO PCT/JP2015/061781 patent/WO2015170563A1/ja active Application Filing
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