JP2015215872A - マイクロコンピュータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】診断制御部5は、故障診断を行うためメモリ4に対しデータの読み出し及び書き込みを行い、バッファ10に診断制御部5がメモリ4より読み出したデータを保持する。診断データ生成器11は、バッファ10の保持データに基づき診断用データを生成する。診断制御部5は、生成された診断用データを、保持データを読み出したメモリ4のアドレスに書き込んでからその診断用データを再度読み出し、故障判定器12は、保持データと診断データとが診断データ生成器11の生成パターンに対応する関係にあるか否かで故障診断を行う。診断制御部5は、故障診断の実行中に診断対象アドレスにCPU2がリードアクセスを行うと、バッファ10が保持しているデータをCPU2に読み込ませ、前記アドレスにCPU2がライトアクセスを行うと故障診断を中止して再実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路規模の増大を抑制しつつメモリの故障診断を行うことができるマイクロコンピュータを提供することにある。
請求項2記載のマイクロコンピュータによれば、請求項1と同様に、診断用データ生成手段は、データ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成し、診断制御部及び診断手段は、請求項1と同様にメモリの故障診断を行う。また、診断制御部は、故障診断の実行中に、メモリより読み出したデータのアドレスにCPUがリードアクセスを行うと、請求項1と同様にデータ保持手段が保持しているデータをCPUに読み込ませる。
図1に示すように、マイクロコンピュータ1は、CPU2がアドレス及びデータバス3を介して、例えばDRAMなどのメモリ4にアクセスし、データの書き込み(ライト)及び読み出し(リード)を行う。診断制御部5は、メモリ4の故障診断を行うためのハードウェアであり、メモリ4の各アドレスにデータが正しく書き込めるか否かを診断する。そのため、診断制御部5は、CPU2が通常動作しておりメモリ4にアクセスを行っている期間も、メモリ4に継続的にアクセスを行う。
以下、第1実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図4に示すように、第2実施形態のマイクロコンピュータ21は、診断制御部5を診断制御部22に、セレクタ9をセレクタ23にそれぞれ置き換えた構成である。セレクタ23は、入力端子数が「3」となっており、増設された入力端子には、CPU2のライトデータが与えられている。
図6に示すように、第3実施形態のマイクロコンピュータ31は、診断制御部5を診断制御部32に置き換え、セレクタ6及び比較器13の一方の入力側に、診断アドレスラッチ33を備えた構成である。第3実施形態では、診断制御部32が診断アドレスを生成して出力するのではなく、CPU2がメモリ4に対してリードアクセスを行った際に、CPU2が出力するアクセスアドレスを診断アドレスとする。
図10に示すように、第4実施形態のマイクロコンピュータ41は、第3実施形態の診断制御部32を診断制御部42に置き換えている。診断制御部42は、CPU2がライトアクセスを実行した際に診断アドレスラッチ33にラッチ信号を出力し、その際のアクセスアドレスを診断アドレスとする。そして、バッファ10に退避されるデータは、上記ライトアクセスに伴いCPU2が出力し、メモリ4に書き込まれたデータとなる。
テストデータの生成は、メモリ4より読み出したデータを反転させるものに限ることはない。例えばビットシフトを行ったり、所定値を加減算する等、一定の変換規則に従い変換して生成すれば良い。そして、故障診断は、そのテストデータの生成パターンに応じて行えば良い。
第3実施形態におけるリードアクセスをトリガとして故障診断を実行する方式を、第2実施形態に適用しても良い。
第3,第4実施形態において、ステップS42で「一致」と判断した場合にステップS13を実行し、ステップS33以降の処理を削除しても良い。
Claims (8)
- CPU(2)と、
このCPUによりデータの書き込み及び読み出しが行われるメモリ(4)と、
このメモリの故障診断を行うため、前記メモリに対しデータの読み出し及び書き込みを行う診断制御部(5)と、
この診断制御部が前記メモリより読み出したデータが保持されるデータ保持手段(10)と、
このデータ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成する診断用データ生成手段(11)と、
前記メモリの故障診断を行う診断手段(12)とを備え、
前記診断制御部は、前記診断用データを、前記保持データを読み出した前記メモリのアドレスに書き込んでから前記診断用データを再度読み出し、
前記診断手段は、前記保持データと前記診断データとが、前記診断用データ生成手段における生成のパターンに対応する関係にあるか否かにより故障診断を行ない、
前記診断制御部は、故障診断の実行中に、前記メモリより読み出したデータのアドレスに対して前記CPUがリードアクセスを行うと、前記保持データを前記CPUに読み込ませ、
前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記故障診断を中止して再実行することを特徴とするマイクロコンピュータ。 - CPU(2)と、
このCPUによりデータの書き込み及び読み出しが行われるメモリ(4)と、
このメモリの故障診断を行うため、前記メモリに対しデータの読み出し及び書き込みを行う診断制御部(22)と、
この診断制御部が前記メモリより読み出したデータが保持されるデータ保持手段(10)と、
このデータ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成する診断用データ生成手段(11)と、
前記メモリの故障診断を行う診断手段(12)とを備え、
前記診断制御部は、前記診断用データを、前記保持データを読み出した前記メモリのアドレスに書き込んでから前記診断用データを再度読み出し、
前記診断手段は、前記保持データと前記診断データとが、前記診断用データ生成手段における生成のパターンに対応する関係にあるか否かにより故障診断を行ない、
前記診断制御部は、故障診断の実行中に、前記メモリより読み出したデータのアドレスに対して前記CPUがリードアクセスを行うと、前記保持データを前記CPUに読み込ませ、
前記データ保持手段にデータが保持された後、前記診断制御部が前記診断用データを前記メモリに書き込む前に、前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記保持データ及び前記アドレスのデータを前記CPUの書き込みデータにより更新して故障診断を継続し、
前記診断制御部が前記診断用データを前記メモリに書き込んだ後に、前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記保持データ及び前記アドレスのデータを前記CPUの書き込みデータにより更新して、前記診断用データ生成手段による診断用データの生成から故障診断を再実行することを特徴とするマイクロコンピュータ。 - CPU(2)と、
このCPUによりデータの書き込み及び読み出しが行われるメモリ(4)と、
このメモリの故障診断を行うため、前記メモリに対しデータの読み出し及び書き込みを行う診断制御部(32)と、
前記CPUが前記メモリにリードアクセスを行った際に、前記メモリより読み出したデータが保持されるデータ保持手段(10)と、
このデータ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成する診断用データ生成手段(11)と、
前記メモリの故障診断を行う診断手段(12)とを備え、
前記診断制御部は、前記診断用データを、前記保持データを読み出した前記メモリのアドレスに書き込んでから前記診断用データを再度読み出し、
前記診断手段は、前記保持データと前記診断データとが、前記診断用データ生成手段における生成のパターンに対応する関係にあるか否かにより故障診断を行ない、
前記診断制御部は、故障診断の実行中に、前記メモリより読み出したデータのアドレスに対して前記CPUがリードアクセスを行うと、前記保持データを前記CPUに読み込ませ、
前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記故障診断を中止して再実行することを特徴とするマイクロコンピュータ。 - CPU(2)と、
このCPUによりデータの書き込み及び読み出しが行われるメモリ(4)と、
このメモリの故障診断を行うため、前記メモリに対しデータの読み出し及び書き込みを行う診断制御部(32)と、
前記CPUが前記メモリにリードアクセスを行った際に、前記メモリより読み出したデータが保持されるデータ保持手段(10)と、
このデータ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成する診断用データ生成手段(11)と、
前記メモリの故障診断を行う診断手段(12)とを備え、
前記診断制御部は、前記診断用データを、前記保持データを読み出した前記メモリのアドレスに書き込んでから前記診断用データを再度読み出し、
前記診断手段は、前記保持データと前記診断データとが、前記診断用データ生成手段における生成のパターンに対応する関係にあるか否かにより故障診断を行ない、
前記診断制御部は、故障診断の実行中に、前記メモリより読み出したデータのアドレスに対して前記CPUがリードアクセスを行うと、前記保持データを前記CPUに読み込ませ、
前記データ保持手段にデータが保持された後、前記診断制御部が前記診断用データを前記メモリに書き込む前に、前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記保持データ及び前記アドレスのデータを前記CPUの書き込みデータにより更新して故障診断を継続し、
前記診断制御部が前記診断用データを前記メモリに書き込んだ後に、前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記保持データ及び前記アドレスのデータを前記CPUの書き込みデータにより更新して、前記診断用データ生成手段による診断用データの生成から故障診断を再実行することを特徴とするマイクロコンピュータ。 - CPU(2)と、
このCPUによりデータの書き込み及び読み出しが行われるメモリ(4)と、
このメモリの故障診断を行うため、前記メモリに対しデータの読み出し及び書き込みを行う診断制御部(42)と、
前記CPUが前記メモリにライトアクセスを行った際に、前記CPUのライトデータが保持されるデータ保持手段(10)と、
このデータ保持手段に保持されている保持データに基づいて診断用データを生成する診断用データ生成手段(11)と、
前記メモリの故障診断を行う診断手段(12)とを備え、
前記診断制御部は、前記診断用データを、前記メモリの前記CPUによるライトアクセスアドレスに書き込んでから前記診断用データを再度読み出し、
前記診断手段は、前記保持データと前記診断データとが、前記診断用データ生成手段における生成のパターンに対応する関係にあるか否かにより故障診断を行ない、
前記診断制御部は、故障診断の実行中に、前記メモリより読み出したデータのアドレスに対して前記CPUがリードアクセスを行うと、前記保持データを前記CPUに読み込ませ、
前記アドレスに対して前記CPUがライトアクセスを行うと、前記故障診断を中止して再実行することを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 前記診断制御部は、前記故障診断の実行後に、前記保持データを前記メモリに書き込まれている診断用データに上書きすると、その上書きした保持データを再度メモリから読みして、読み出したデータが前記データ保持手段に保持されている保持データに一致するか否かにより故障診断を再実行することを特徴とする請求項3又は5記載のマイクロコンピュータ。
- 前記診断用データ生成手段は、前記保持データの各ビットを反転させて前記診断用データを生成することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のマイクロコンピュータ。
- 前記診断制御部(5,22)は、前記データ保持手段に保持されているデータと前記診断用データとの排他的論理和を演算し、前記診断手段が故障の発生を検出すると、前記演算結果のデータを前記データ保持手段に保持させることを特徴とする請求項7記載のマイクロコンピュータ。
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