JP2015215770A - ログ収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイム性が要求されるログの収集に遅延が生じないログ収集システムを提供する。【解決手段】ログ収集システムは、クライアント20からのログをサーバ10で収集するログ収集システムであって、クライアント20は、収集タイミングのリアルタイム性の観点から付与された優先度に基づいてサーバ10に送信するログについてサーバ送信間隔制御を行い、サーバ10は、サーバリソース状況に応じ、優先度に基づいてクライアント20から受信するログについて受信抑制制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、クライアントからのログをサーバで収集するログ収集システムに関する。
近年、STB(Set Top Box)やHGW(Home Gateway)、タブレットなど、宅内情報端末が多様化している。このように多様化する宅内情報端末の「保守運用の高度化」や「付加価値サービスの提供」を実現するためには、端末情報(以下「ログ」という。)をサーバで収集・管理する必要があり、サーバの負荷制御が必要となる(特許文献1、2参照)。サーバの負荷制御方式としては、以下のサーバ側負荷制御方式とクライアント側負荷制御方式がある。
サーバ側負荷制御方式は、サーバ側で各端末宛に負荷軽減制御を実施する集中制御方式である。各端末は全てのログをイベントドリブンでサーバに送信する。サーバ負荷の閾値超過時には、サーバが各端末に対してサーバの負荷低減制御を実施する。
クライアント側負荷制御方式は、端末側で個別に負荷分散制御を実施する個別制御方式である。各端末は、起動後や情報取得後にランダムな時間を設けてログをサーバに送信することでサーバの負荷分散を行う。
特開2003−186685号公報 特開2013−37656号公報
しかし、宅内情報端末の将来的な利用拡大を想定すると、ログ収集のための大量通信によるサーバリソースの枯渇が懸念される。その場合、リアルタイム性が要求されるログの収集に遅延が生じる可能性がある。すなわち、サーバ側負荷制御方式によれば、クライアント側でサーバリソース状況に応じたログ送信抑制制御ができない。そのため、サーバ側で抑制される可能性のあるログも含めた全てのログについてサーバ負荷平常時と同じタイミングでログ送信要求をする結果、無駄なサーバトラフィックが発生し、負荷収束も遅れる。一方、クライアント側負荷制御方式によれば、ログ送信間隔を短くするとサーバ負荷が高まり、ログ送信間隔を長くするとリアルタイムなログ収集ができない。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、リアルタイム性が要求されるログの収集に遅延が生じないログ収集システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、クライアントからのログをサーバで収集するログ収集システムであって、前記クライアントは、収集タイミングのリアルタイム性の観点から付与された優先度に基づいて前記サーバに送信するログについてサーバ送信間隔制御を行い、前記サーバは、サーバリソース状況に応じ、前記優先度に基づいて前記クライアントから受信するログについて受信抑制制御を行うことを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記クライアントが、サーバリソース状況に応じ、ログ送信を待機させる待機時間を前記優先度に基づいて動的に変更することを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、第2の態様に係る発明において、前記クライアントが、前記サーバで受信抑制されたログの優先度より低い全てのログについてサーバ送信タイミングを遅らせるとともに、前記サーバで受信完了したログの優先度より高い全てのログについてサーバリソース平常時のサーバ送信タイミングに戻すことを要旨とする。
本発明によれば、リアルタイム性が要求されるログの収集に遅延が生じないログ収集システムを提供することが可能である。
本発明の実施の形態におけるログ収集システムの構成図である。 本発明の実施の形態におけるログ収集システムの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントログDBの構成図である。 本発明の実施の形態における優先度別ログ送信タイミングDBの構成図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントログ収集DBの構成図である。 本発明の実施の形態における負荷判定部の詳細な説明図であって、(a)負荷判定部の処理手順、(b)優先度の一例、(c)優先度別の受信可否判定規準。 本発明の実施の形態における送信タイミング変更部の詳細な説明図である。 本発明の実施の形態における送信タイミング変更部の詳細な説明図である。 本発明の実施の形態におけるログ送信部の詳細な説明図であって、(a)「受信可」通知を受信した後の状態、(b)ログを送信した後の状態、(c)ログを削除した後の状態。 本発明の実施の形態におけるログ収集システムのフローチャートである。 従来技術と比較するための図であって、(a)サーバ側負荷制御方式、(b)ハイブリッド型負荷制御方式。 従来技術と比較するための図であって、(a)クライアント側負荷制御方式、(b)ハイブリッド型負荷制御方式。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するためのログ収集システムを例示するものであり、装置の構成やデータベースの構成などは、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態におけるログ収集システムの構成図である。このログ収集システムは、図1に示すように、複数のクライアント20A,20B,…,20Xからのログをサーバ10側で収集するシステムである。クライアント20A,20B,…,20Xは、例えば、STBやHGW、タブレットなどの宅内情報端末である。以下、複数のクライアント20A,20B,…,20Xを一括して「クライアント20」又は単に「端末」という。
ログは、クライアント20の端末情報である。例えば、IDやアドレスなどの端末固有情報、CPU状態やメモリ状態などの端末状態情報、アプリ利用履歴やAPインストール状況などのサービス利用状況がログに該当する。もちろん、本発明でいうログはこれらに限定されるものではない。クライアント20からサーバ10に送信してサーバ10側で収集することが必要な情報である以上、本発明でいうログに含まれる。
図2は、本発明の実施の形態におけるログ収集システムの機能ブロック図である。このログ収集システムでは、収集タイミングのリアルタイム性の観点から各ログに優先度を付与しておき、サーバ10側・クライアント20側の負荷制御を組み合わせ、各々にサーバリソース状況や収集するログの優先度に応じた負荷制御を行う(ハイブリッド型負荷制御)。
すなわち、サーバ10は、負荷判定部11と、クライアントログ収集DB12と、ログ受信部13とを備える。負荷判定部11は、クライアント20から通知を受け取った優先度についてログの受信可否をサーバ10の負荷状況を基に判定し、クライアント20に受信可否結果を通知する。クライアントログ収集DB12は、クライアント20から収集したログを管理するデータベースである。ログ受信部13は、各クライアント20からログを受信してクライアントログ収集DB12に格納する。
また、クライアント20は、送信タイミング制御部21と、送信タイミング変更部22と、ログ送信部23と、優先度別ログ送信タイミングDB24と、クライアントログDB25と、ログ集約部26とを備える。送信タイミング制御部21は、各優先度のログ送信タイミングを判断し、送信タイミングとなった優先度のログが現在サーバ10側で受信可能か確認を行う。送信タイミング変更部22は、サーバ10側からの受信可否結果を基に次回の送信タイミングを変更する。ログ送信部23は、サーバ10側から「受信可」通知を受信した優先度のログをサーバ10に送信し、送信済みのログを削除する。優先度別ログ送信タイミングDB24は、優先度別にログの送信タイミングを管理するデータベースである。クライアントログDB25は、クライアント20で発生するログを管理するデータベースである。ログ集約部26は、クライアント20で発生するログを集約してクライアントログDB25に格納する。
(データベース構成)
図3は、本発明の実施の形態におけるクライアントログDB25の構成図である。このクライアントログDB25は、ログID、ログ発生時間、ログ種別ID、優先度、ログ内容、送信ID、送信時間などのフィールドを備える。ログIDは、ログを識別するための情報である。ログ発生時間は、ログが発生した時刻情報である。ログ種別IDは、ログ種別を識別するための情報である。優先度は、収集タイミングのリアルタイム性の観点から付与される。リアルタイム性を求められるログほど優先度が高く、リアルタイム性を求められないログほど優先度が低い。例えば、リアルタイム性を求められるログとは、アプリ利用履歴などのサービス利用状況であり、リアルタイム性を求められないログとは、端末IDやアドレスなどの端末固有情報や、CPU状態やメモリ状態などの端末状態情報である。ここでは、優先度のランクとしてA,B,C,D,…を例示し、A,B,C,D,…の順に優先度が高いものとする。ログ内容は、アプリ利用履歴や端末IDなどの値である。送信IDとは、サーバ10にログ送信された順に付与されたIDである。送信時間は、サーバ10にログ送信された時刻情報である。
図4は、本発明の実施の形態における優先度別ログ送信タイミングDB24の構成図である。この優先度別ログ送信タイミングDB24は、優先度、平常時送信周期、高負荷時待機時間などのフィールドを備える。平常時送信周期は、サーバ10の負荷が平常時におけるログ送信の周期(秒)であり、優先度が低いほど長い送信周期が設定される。高負荷時待機時間は、サーバ10が高負荷状態の場合にログ送信を待機させる時間(秒)であり、優先度が低いほど長い待機時間が設定される。この高負荷時待機時間は、送信タイミング変更部22により算出され、サーバリソース状況に応じて動的に変更されるようになっている。
図5は、本発明の実施の形態におけるクライアントログ収集DB12の構成図である。このクライアントログ収集DB12は、クライアントID、ログID、ログ発生時間、ログ種別ID、優先度、ログ内容などのフィールドを備える。クライアントIDは、クライアント20を識別するための情報である。その他のフィールドについては既に説明した通りである。
(送信タイミング制御部21の詳細)
以下、送信タイミング制御部21を更に詳しく説明する。なお、以下の説明は、図4に示される情報が優先度別ログ送信タイミングDB24に格納されている場合を想定している。
まず、送信タイミング制御部21は、端末起動時より各優先度について送信タイミングの制御を開始する。すなわち、停電からの復旧などで各端末が一度に電源ONになって送信タイミングの基点が重なってしまうことを避けるため、端末毎に算出した乱数などを起動時間に追加した時間を初回の送信基点とする。例えば、クライアント20Aの起動時間が「10:00:00」である場合においてクライアント20Aの起動時算出乱数が「5」であるとき、クライアント20Aの初回の送信基点は、「10:00:00」+「5」で「10:00:05」となる。また、クライアント20Bの起動時間が「10:00:00」である場合においてクライアント20Bの起動時算出乱数が「10」であるとき、クライアント20Bの初回の送信基点は、「10:00:00」+「10」で「10:00:10」となる。
次に、送信タイミング制御部21は、負荷平常時送信タイミングとなった優先度について、サーバ10側で抑制制御中である可能性を確認する。負荷平常時送信タイミングは、「送信基点」+「平常時送信周期」で決まる。例えば、初回の送信基点が「10:00:05」である場合、優先度Aについての負荷平常時送信タイミングは、送信基点+1秒(平常時送信周期)で「10:00:06」となる。また、優先度Bについての負荷平常時送信タイミングは、送信基点+100秒(平常時送信周期)で「10:01:45」となる。また、優先度Cについての負荷平常時送信タイミングは、送信基点+500秒(平常時送信周期)で「10:08:25」となる。また、優先度Dについての負荷平常時送信タイミングは、送信基点+1000秒(平常時送信周期)で「10:16:45」となる。
ここで、送信タイミング制御部21は、該当優先度についてサーバ10側で抑制制御中の可能性が低ければ、該当優先度についての受信可否判定をサーバ10に即座に依頼する。例えば、該当優先度が優先度Aである場合は「高負荷時待機時間=0」であるため、サーバ10側で抑制制御中の可能性が低い。そのため、優先度Aについての受信可否判定をサーバ10に即座に依頼し、このようにサーバ10に受信可否判定を依頼した時刻を次回の送信基点とする。
一方、送信タイミング制御部21は、該当優先度についてサーバ10側で抑制制御中の可能性が高ければ、高負荷時待機時間が経過した後、該当優先度についての受信可否判定をサーバ10に依頼する。例えば、該当優先度が優先度Bである場合は「高負荷時待機時間>0」であるため、サーバ10側で抑制制御中の可能性が高い。そのため、高負荷時待機時間である20秒が経過した後、優先度Bについての受信可否判定をサーバ10に依頼し、このようにサーバ10に受信可否判定を依頼した時刻を次回の送信基点とする。
初回の送信基点が「10:00:05」である場合、次回の送信基点の算出方法は次の通りである。すなわち、優先度Aについての次回の送信基点は、送信基点+1秒(平常時送信周期)で「10:00:06」となる。また、優先度Bについての次回の送信基点は、送信基点+120秒(平常時送信周期+高負荷時待機時間)で「10:02:05」となる。また、優先度Cについての次回の送信基点は、送信基点+800秒(平常時送信周期+高負荷時待機時間)で「10:13:25」となる。また、優先度Dについての次回の送信基点は、送信基点+1600秒(平常時送信周期+高負荷時待機時間)で「10:26:45」となる。
(負荷判定部11の詳細)
以下、図6を用いて負荷判定部11を更に詳しく説明する。
図6(a)は、負荷判定部11の処理手順を示している。まず、負荷判定部11は、インターネット網や閉域IP網などのネットワーク30を介して、送信タイミングとなった優先度をクライアント20から受け取る(S1)。次いで、クライアント20から受け取った優先度の受信可否をサーバ10の負荷状況を基に判定する(S2)。最後に、クライアント20から受け取った優先度の受信可否結果をクライアント20に通知する(S3)。
図6(b)は、優先度の一例である。ここでは、アプリ操作情報や異常検知アラームなどのAPログは、イベントドリブンな収集が求められる情報であるため、比較的高い優先度A,Bとしている。一方、FWバージョンやアプリ起動情報などの端末情報は、一定量を蓄積して定期的に送信すればよい情報であるため、比較的低い優先度C,Dとしている。
図6(c)は、優先度別の受信可否判定規準を示している。この受信可否判定規準は、負荷判定部11により用いられるものである。ここでは、負荷状況が50%以下である場合は、全ての優先度A,B,C,Dについて受信可としている。また、負荷状況が60%〜51%である場合は、優先度A,B,Cについては受信可とし、優先度Dについては受信不可としている。また、負荷状況が80%〜61%である場合は、優先度A,Bについては受信可とし、優先度C,Dについては受信不可としている。また、負荷状況が81%以上である場合は、優先度Aのみ受信可とし、優先度B,C,Dについては受信不可としている。
クライアント20に対する受信不可通知方式としては、効果の違う方式Aと方式Bの2方式を実装する。負荷判定部11は、状況に応じていずれかの方式を適宜選択することができる。
方式Aは、サーバ10が支配下の全クライアント20に対して次回の送信タイミングを変更することを一斉に指示する全体一斉周知方式である。閾値超過時、サーバ10側から各クライアント20に対してアクセス間隔にランダムな時間を追加するように通知する。この方式Aのメリットは、負荷集中時において、全クライアント20について一斉にアクセス間隔を変更するため、負荷収束が早い点である。一方、この方式Aのデメリットは、サーバ負荷が低減された際も、低減前に全クライアント20について一斉変更したリトライ時間までクライアント20からアクセスがないため、ログ収集頻度の回復時間が長い点である。
方式Bは、受信可否判定を依頼したクライアント20に対してのみ次回の送信タイミングを変更することを指示する個別対応方式である。閾値超過時、サーバ10側にアクセスがあったクライアント20に対してのみ次回の送信までの間隔にランダムな時間を追加するように通知する。この方式Bのメリットは、サーバ負荷が低減された際に、アクセスのあったクライアント20から受付可能となるため、ログ収集頻度の回復時間が短い点である。一方、この方式Bのデメリットは、負荷集中時において、アクセスのあったクライアント20毎にアクセス間隔を変更するため、負荷収束が遅い点である。
(送信タイミング変更部22の詳細)
以下、図7及び図8を用いて送信タイミング変更部22を更に詳しく説明する。
まず、送信タイミング変更部22は、サーバ10側から通知された受信可否結果が「受信不可」である場合、「受信不可」通知を受信した優先度以下の高負荷時待機時間として、優先度に応じた任意の範囲で発生させた乱数をセットする。ここでは、優先度Aに応じた乱数範囲を「1〜9」、優先度Bに応じた乱数範囲を「10〜99」、優先度Cに応じた乱数範囲を「100〜499」、優先度Dに応じた乱数範囲を「500〜999」とする。この場合、図7に示すように、優先度Bについて「受信不可」通知を受信したときは、優先度B,C、Dの高負荷時待機時間として「30」「150」「600」などの乱数をセットすることができる。
また、送信タイミング変更部22は、サーバ10側から通知された受信可否結果が「受信可」の場合、「受信可」通知を受信した優先度以上の高負荷時待機時間をクリアする。例えば、図8に示すように、優先度Cについて「受信可」通知を受信した場合は、優先度A,B,Cの高負荷時待機時間をクリアして「0」にすることができる。
(ログ送信部23の詳細)
以下、図9を用いてログ送信部23を更に詳しく説明する。
まず、ログ送信部23は、サーバ10側から「受信可」通知を受信すると、クライアントログDB25において送信IDが付与されていない該当優先度のログ全てをサーバ10に送信する。該当優先度のログがない場合は送信しない。例えば、優先度Bについて「受信可」通知を受信した場合は、図9(a)に示すように、クライアントログDB25からログID「3」及び「4」のログを読み出してサーバ10に送信する。
次いで、ログ送信部23は、サーバ10に送信した該当優先度のログについて送信IDと送信時間をセットする。例えば、ログID「3」及び「4」のログをサーバ10に送信した場合は、図9(b)に示すように、クライアントログDB25の該当フィールドに送信ID「31」と送信時間「10:09:57」をセットする。
その後、ログ送信部23は、サーバ10側から「ログ受信完了」通知を受信すると、クライアントログDB25から該当送信IDのログを削除する。例えば、送信ID「31」について「ログ受信完了」通知を受信した場合は、図9(c)に示すように、クライアントログDB25から送信ID「31」のログを削除する。
なお、送信時間からある一定時間経過してもクライアントログDB25に残っているログの送信ID及び送信時間はクリアするのが望ましい。例えば、図9(c)に示すように、ログID「1」のログは、送信時間からある一定時間(例えば10分)経過してもクライアントログDB25に残っている。このような場合は、ログ送信失敗と判断して送信ID「30」と送信時間「10:00:00」をクリアし、次回タイミングで送信する。これにより、サーバ10側で受信できていないログを確実に再送することができる。
(動作)
図10は、本発明の実施の形態におけるログ収集システムの動作を示すフローチャートである。以下、図10を用いて本ログ収集システムの構成をその動作とともに説明する。
まず、クライアント20は、初回のログについて送信基点をセットし(S11)、ログの送信タイミング(送信基点+平常時送信周期)になると、該当優先度についてサーバ10側で抑制制御中である可能性を確認する(S12→S13)。ここで、サーバ10側で抑制制御中である可能性が低い場合(高負荷時待機時間=0)は、該当優先度についての受信可否判定をサーバ10に即座に依頼するとともに、次回のログについて送信基点をセットする(S13→S14)。一方、サーバ10側で抑制制御中である可能性が高い場合(高負荷時待機時間>0)は、高負荷時待機時間が経過するまで待つ(S13→S15)。そして、(送信基点+平常時送信周期+高負荷時待機時間)となった時、該当優先度についての受信可否判定をサーバ10に依頼するとともに、次回のログについて送信基点をセットする(S15→S14)。
次いで、サーバ10は、クライアント20から送信タイミングとなった優先度を受け取ると、その優先度についてログの受信可否をサーバ10の負荷状況を基に判定する(S21)。ここで、当該優先度についてログ受信不可と判定した場合は、「受信不可」通知をクライアント20に送信する(S21→S22)。一方、当該優先度についてログ受信可と判定した場合は、「受信可」通知をクライアント20に送信する(S21→S23)。
次いで、クライアント20は、サーバ10から「受信不可」通知を受信すると、優先度別ログ送信タイミングDB24において該当優先度以下の高負荷時待機時間をセットする(S16)。一方、サーバ10から「受信可」通知を受信すると、優先度別ログ送信タイミングDB24において当該優先度以上の高負荷時待機時間をクリアするとともに、当該優先度のログをクライアントログDB25から読み出してサーバ10に送信する(S17,S18)。
これにより、サーバ10は、クライアント20からログを受信すると、そのログをクライアントログ収集DB12に格納するとともに、ログ受信完了通知をクライアント20に送信する(S24→S25)。クライアント20は、サーバ10からログ受信完了通知を受信すると、その送信済みのログをクライアントログDB25から削除する(S19)。
(従来技術との比較)
図11は、従来技術と比較するための図であって、(a)は従来のサーバ側負荷制御方式、(b)は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型負荷制御方式を示している。
まず、従来のサーバ側負荷制御方式によれば、図11(a)に示すように、ログ発生の都度、ログ送信要求をするため、サーバ10が高負荷状態になりやすく、負荷収束も遅れる。その結果、サーバ10が高負荷状態である場合は、リアルタイムに収集したいログ3の収集に遅延が生じる。
一方、本発明の実施の形態におけるハイブリッド型負荷制御方式によれば、図11(b)に示すように、優先度(リアルタイム性)が高いログ1,3をリアルタイムに収集可能である。また、優先度が低いログ2,4,5については、サーバ10側で受信不可となる可能性があるため、待機時間が経過するのを待ってからサーバ10に送信することができる。
図12は、従来技術と比較するための図であって、(a)は従来のクライアント側負荷制御方式、(b)は本発明の実施の形態におけるハイブリッド型負荷制御方式を示している。
まず、従来のクライアント側負荷制御方式によれば、図12(a)に示すように、全てのログを一定間隔蓄積してログ送信する。その結果、サーバ10の負荷状態に関わらず、リアルタイムに収集したいログ1,3の収集に遅延が生じる。
一方、本発明の実施の形態におけるハイブリッド型負荷制御方式によれば、図12(b)に示すように、優先度(リアルタイム性)が高いログ1,3をリアルタイムに収集可能である。また、優先度が低いログ2,4,5については、サーバ10側で受信不可となる可能性が低くなったタイミングでサーバ10に送信することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態におけるログ収集システムは、クライアント20からのログをサーバ10で収集するログ収集システムであって、クライアント20は、収集タイミングのリアルタイム性の観点から付与された優先度に基づいてサーバ10に送信するログについてサーバ送信間隔制御を行い、サーバ10は、サーバリソース状況に応じ、優先度に基づいてクライアント20から受信するログについて受信抑制制御を行う。これにより、サーバ10が高負荷状態の場合でも、リアルタイム性が要求されるログの収集に遅延が生じない。すなわち、サーバ10は、サーバリソース状況や収集するログの優先度に基づいた受信抑制制御を行うことができるため、想定上限を超えた負荷を抑制することが可能である。また、クライアント20は、全てのログをイベントドリブンで送信するのではなく、収集タイミングのリアルタイム性を考慮し、リアルタイム性が低いものは長い間隔で蓄積してサーバ10に送信するため、サーバ10への送信要求を最小限に抑えることが可能である。
また、クライアント20は、サーバリソース状況に応じ、ログ送信を待機させる待機時間を優先度に基づいて動的に変更してもよい。これにより、クライアント20は、サーバリソース状況に応じた効率的な送信要求を行うことが可能である。
また、クライアント20は、サーバ10で受信抑制されたログの優先度より低い全てのログについてサーバ送信タイミングを遅らせるとともに、サーバ10で受信完了したログの優先度より高い全てのログについてサーバリソース平常時のサーバ送信タイミングに戻してもよい。これにより、サーバ10が高負荷状態の場合は、優先度の低いログの送信要求を抑制することが可能であるとともに、サーバ10が低負荷状態に回復した場合は、該当優先度より高い優先度のログの送信要求を促進することが可能である。
なお、本発明は、ログ収集システムとして実現することができるだけでなく、このログ収集システムに用いられるサーバ10又はクライアント20として実現することもできる。もちろん、サーバ10又はクライアント20が備える特徴的な処理部をステップとするログ収集方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるログ収集プログラムとして実現したりすることも可能である。このようなプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体やインターネットなどの伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
10…サーバ
11…負荷判定部
12…クライアントログ収集DB
13…ログ受信部
20…クライアント
21…送信タイミング制御部
22…送信タイミング変更部
23…ログ送信部
24…優先度別ログ送信タイミングDB
25…クライアントログDB
26…ログ集約部

Claims (3)

  1. クライアントからのログをサーバで収集するログ収集システムであって、
    前記クライアントは、収集タイミングのリアルタイム性の観点から付与された優先度に基づいて前記サーバに送信するログについてサーバ送信間隔制御を行い、
    前記サーバは、サーバリソース状況に応じ、前記優先度に基づいて前記クライアントから受信するログについて受信抑制制御を行う
    ことを特徴とするログ収集システム。
  2. 前記クライアントは、サーバリソース状況に応じ、ログ送信を待機させる待機時間を前記優先度に基づいて動的に変更することを特徴とする請求項1に記載のログ収集システム。
  3. 前記クライアントは、前記サーバで受信抑制されたログの優先度より低い全てのログについてサーバ送信タイミングを遅らせるとともに、前記サーバで受信完了したログの優先度より高い全てのログについてサーバリソース平常時のサーバ送信タイミングに戻すことを特徴とする請求項2に記載のログ収集システム。
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