JP2015215036A - ボールねじ装置 - Google Patents

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寛章 有住
Hiroaki Arisumi
寛章 有住
裕哉 下村
Hiroya Shimomura
裕哉 下村
信男 久保田
Nobuo Kubota
信男 久保田
大輔 松原
Daisuke Matsubara
大輔 松原
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【課題】ねじ軸に過大な荷重がかかった際でもねじ軸の端部の振れを低減するボールねじ装置を提供する。【解決手段】ボールねじ装置1は、表面に螺旋溝11が形成されたねじ軸10と、そのねじ軸10の端部に形成された軸受設置部10aを支持する軸受20とを有する。軸受設置部10aに係合する係合部51、及び螺旋溝11に嵌合する嵌合部52が内周面に形成された円環形状のスペーサ50A,50Bが複数設けられ、スペーサ50Aの軸方向の端面50aが軸受20の内輪21に当接する。【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじ装置に関し、特に、一軸アクチュエータなどの各種工作機械に用いられ、ボールねじとそのねじ軸を支持する軸受とを備えたボールねじ装置に関する。
従来より、一軸アクチュエータなどの各種工作機械に用いられ、ボールねじとそのねじ軸の両端部又は一方の端部を支持する軸受とを備えたボールねじ装置が知られている(特許文献1)。このようなボールねじ装置においては、上記軸受の内輪の内周面に嵌合するようにねじ軸の外周面を縮径して軸受設置部を形成し、この軸受設置部の端面と上記軸受との間にスペーサを挿入すると共に、ロックナットで締め付けるのが一般的である。
特開2009−162314号公報,図1
ここで、ボールねじ装置のねじ軸の形態としては、その表面に形成された螺旋溝が軸受設置部の端面にまで形成されているものと形成されていないものがある。
図2(a)に示すように、螺旋溝101が軸受設置部102の端面102aにまで形成されていないねじ軸100では、図2(b)に示すように、端面102aの形状は均整な円環形状をなしている。したがって、図2(c)に示すように、ロックナット120と軸受110の内輪111との間に設けたスペーサ130と端面102aとによって軸受110の内輪111を挟み、軸受110の軸方向の動きを制限することができる。
一方、図3(a)に示すように、螺旋溝201が軸受設置部202の端面202aにまで形成されたねじ軸200では、図3(b)に示すように、端面202aの形状は不均整な円環形状をなしている。この形状は螺旋溝201のリードが小さい場合には顕著であり、螺旋溝201の底部201aが露出した部分が生じることがある。このような形態のねじ軸200では、図3(c)に示すように、ロックナット220と軸受210の内輪211との間に設けたスペーサ230と、端面202aと軸受210の内輪211との間に設けたスペーサ240とによって内輪211が挟まれた軸受210の軸方向の動きを制限することになる。
このように、軸受210の内輪211又はスペーサ240に当接するねじ軸200の端面202aの径方向の寸法が不均一なために不均整な円環形状をなしていると、ねじ軸200に過大な荷重がかかった際にねじ軸200の端部が振れやすくなる。
これは、ねじ軸200の変形、偏心や、乗り上げを招き、結果として、ロックナット220の締め付けによってねじ軸200の端部が曲がってしまったり、ねじ軸200の端部に対してプーリやカップリングを設置することが困難になることがあるため、検討の余地があった。
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、ねじ軸に過大な荷重がかかった際でもねじ軸の端部の振れを低減するボールねじ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためのボールねじ装置のある態様は、表面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、そのねじ軸の端部に形成された軸受設置部を支持する軸受とを有し、
上記螺旋溝に嵌合する嵌合部が内周面に形成された円環形状のスペーサが軸方向に複数設けられ、
上記スペーサのうち、上記軸受設置部側の第1スペーサの軸方向の端面が上記軸受の内輪に当接する。
また、上記ボールねじ装置においては、第1スペーサには、上記軸受設置部に係合する係合部が設けられることが好ましい。
また、上記ボールねじ装置においては、上記複数のスペーサの少なくとも何れかが、軸方向に沿って複数の分割体に分割されることが好ましい。
本発明によれば、ねじ軸に過大な荷重がかかった際でもねじ軸の端部の振れを低減するボールねじ装置を提供することができる。
本発明のボールねじ装置のある態様における構成を示す図である。 従来のボールねじ装置の構成を示す図であり、(a)はねじ軸の右側面図、(b)はねじ軸の正面図、(c)はボールねじ装置の軸方向に沿う断面図である。 従来のボールねじ装置の構成を示す図であり、(a)はねじ軸の右側面図、(b)はねじ軸の正面図、(c)はボールねじ装置の軸方向に沿う断面図である。
以下、本発明に係るボールねじ装置のある実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、ボールねじ装置のある態様における構成を示す図であり、(a)はボールねじ装置の軸方向に沿う断面図、(b)はねじ軸の斜視図、(c)はねじ軸にスペーサを組み込むプロセスを示す側面図、(d)はねじ軸の右側面図である。
図1(a)に示すように、ボールねじ装置1は、ねじ軸10と、このねじ軸10の端部を支持する複列の転がり軸受20,20とを有する。ねじ軸10の表面には螺旋溝11が形成されている。この転がり軸受20はねじ軸10の端部に形成された軸受設置部10aに嵌合してねじ軸10と一体に回転する2つの内輪21,21を有している。これら内輪21,21の外周には、複数の転動体22を介して内輪21を回転自在に支持する外輪23がそれぞれ設けられている。
また、ボールねじ装置1は、転がり軸受20を収容する円筒状のハウジング30を備えており、転がり軸受20の外周面(外輪23の外周面)はハウジング30の内周面と摺動自在に嵌合している。
転がり軸受20の内輪21は、ねじ軸10に形成された段部12とロックナット40とにより所定位置に位置決めされている。このロックナット40はねじ軸10の端部に螺嵌されており、ロックナット40と内輪21との間のねじ軸10の外周にはスペーサ41が設けられている。このスペーサ41は、例えば皿バネ又はコイルバネあるいは縦弾性係数の金属等からなる。
ここで、ねじ軸10には、図1(a),(b)に示すように、円環形状のスペーサ50が複数設けられる。以下、これらのスペーサ50のうち、軸受設置部10aに最も近くに設置されるスペーサ50を、第1スペーサ50Aとし、それ以外を軸受設置部10aから離れる向きに第2スペーサ50B,第3スペーサ50C(図示せず)・・・、として説明する。
第1スペーサ50Aの内周面には、軸受設置部10aに係合する係合部51Aと、螺旋溝11に嵌合する嵌合部52Aとが形成されている。
ここで、係合部51Aは、軸受設置部10aと螺旋溝11との境界部分の段部12と、軸受設置部10aとに係合する内周面の形状をなす部分である。
また、第2スペーサ50B,第3スペーサ50C(図示せず),・・・のそれぞれの内周面には、係合部51が設けられず、螺旋溝11に嵌合する嵌合部52B,52Cがそれぞれ形成されている。
ここで、嵌合部52(52A,52B、・・・)は、螺旋溝11に嵌合する螺旋状の突起が内周面に形成された部分である。この嵌合部52の形状は、螺旋溝11に嵌合する形状であれば特に制限はなく目的に応じて適宜選択されるが、角ねじや台形ねじのような断面形状をなす態様でもよいし、螺旋溝11に接触する部分だけその螺旋溝の(断面)形状に応じた断面形状でもよい。嵌合部52は面取りされていることが好ましい。
そして、第1スペーサ50Aは、その軸方向の一方の端面50aが軸受20の内輪21に当接するように設置される。一方、第1スペーサ50Aの軸方向の他方の端面50bは、隣接するスペーサ50(図1(a)〜(d)では第2スペーサ50B)の軸方向の端面50cに当接している。
このように設けられた複数のスペーサ50は、ダブルナット効果により、強固にねじ軸10に嵌合される。なお、複数のスペーサ50のダブルナット効果を高めるために、第1スペーサ50Aは、他のスペーサよりも軸方向の長さが長く設定されることが好ましい。
また、転がり軸受20の内輪21はロックナット40の締付け力により第1スペーサ50A端面50aに押圧されることとなる。これらスペーサ50は、例えば皿バネ又はコイルバネあるいは縦弾性係数の金属(鉄・非鉄)等や樹脂からなることが好ましい。
また、複数のスペーサ50は、少なくとも何れかが、軸方向に沿って複数の分割体に分割されてもよい。このような態様とすることにより、スペーサ50の嵌合精度よりも組み立てやすさを重視する工作機械などに用いることが容易である。
次に、このように構成されたねじ軸10の製造プロセスについて説明する。図1(c)に示すように、ねじ軸10の軸受設置部10aにおける螺旋溝11が形成されている側とは反対側から、まず、第2スペーサ50Bを挿嵌させる。そして、第2スペーサ50Bの嵌合部52Bを螺旋溝11に対して螺合させて回転させながら軸受設置部10aから螺旋溝11の向きに嵌合部52Bを螺旋溝11に嵌合させる。
その次に、嵌合部52A,係合部51Aの向きでねじ軸10に対向させた第1スペーサ50Aを挿嵌させる。そして、第1スペーサ50Aの嵌合部52Aを螺旋溝11に対して螺合させて回転させながら軸受設置部10aから螺旋溝11の向きに嵌合部52Aを螺旋溝11に嵌合させる。この第1スペーサ50Aを回転させることによってなされる螺旋溝11と嵌合部52Aとの嵌合状態は、係合部51Aの段部51aが端面12に係止されるまで行われる。
このようにして嵌合部52A,52Bが螺旋溝11に螺合すると共に、係合部51Aが軸受設置部10a及び端面12に係合するように第1スペーサ50A及び第2スペーサ50Bがねじ軸10に設置される。
ここで、本実施形態のボールねじ装置では、軸受20の内輪21に当接する第1スペーサ50Aの端面50aの面積が、第1スペーサ50Aが設けられない場合に軸方向の荷重を受ける端面12の面積よりも大きくなっている。
さらに、第1スペーサ50Aは、その嵌合部52Aだけでなく、隣接する第2スペーサ50Bの嵌合部52Bもねじ軸10の螺旋溝11に螺合しているため、ダブルナット効果により強固にねじ軸10に固定される。その結果、過大な軸方向の荷重を端面12ではなく螺旋溝11で均等に受けることになり、ねじ軸10の端部の振れを軽減することができる。
なお、このように構成されたねじ軸10は、ボールねじ装置以外に台形ねじ等に用いることができる。
以上、本発明に係るボールねじ装置のねじ軸について説明したが、本発明に係るボールねじ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
1 ボールねじ装置
10 ねじ軸
10a 軸受設置部
11 螺旋溝
20 軸受
21 内輪
50 スペーサ
50A 第1スペーサ
50B 第2スペーサ
51 係合部
52 嵌合部

Claims (3)

  1. 表面に螺旋溝が形成されたねじ軸と、そのねじ軸の端部に形成された軸受設置部を支持する軸受とを有し、
    前記軸受設置部に係合する係合部、及び前記螺旋溝に嵌合する嵌合部が内周面に形成された円環形状のスペーサが軸方向に複数設けられ、
    前記スペーサのうち、前記軸受設置部側の第1スペーサの軸方向の端面が前記軸受の内輪に当接することを特徴とするボールねじ装置。
  2. 第1スペーサには、前記軸受設置部に係合する係合部が設けられる請求項1に記載のボールねじ装置。
  3. 前記複数のスペーサの少なくとも何れかが、軸方向に沿って複数の分割体に分割される請求項1又は2に記載のボールねじ装置。
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