JP2015214087A - タンクの製造方法 - Google Patents

タンクの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015214087A
JP2015214087A JP2014098309A JP2014098309A JP2015214087A JP 2015214087 A JP2015214087 A JP 2015214087A JP 2014098309 A JP2014098309 A JP 2014098309A JP 2014098309 A JP2014098309 A JP 2014098309A JP 2015214087 A JP2015214087 A JP 2015214087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
winding
filaments
wound
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014098309A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6146369B2 (ja
Inventor
作馬 江森
Sakuma Emori
作馬 江森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014098309A priority Critical patent/JP6146369B2/ja
Publication of JP2015214087A publication Critical patent/JP2015214087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6146369B2 publication Critical patent/JP6146369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

【課題】フィラメントワインディング法におけるヘリカル巻きの場合に、複数のフィラメントを整然と配列させること。
【解決手段】タンク10のR部には、主にヘリカル巻きによって補強層が形成される。ヘリカル巻きの場合、1巻きで巻き付けるフィラメントf1〜f4を、巻き付ける面に積層させて巻き付ける。
【選択図】図13

Description

本発明は、タンクの製造方法に関する。
タンクの製造において、フィラメントワインディング法(FW法)によって、ライナにフィラメントを巻き付け、補強層を形成することがある。FW法では、フープ巻きとヘリカル巻きとを組み合わせて、フィラメントを巻き付ける。
フープ巻きを実施する際に、同時に巻き付ける複数のフィラメントを、巻き付ける面に沿って配列する手法が知られている。巻き付ける面に沿って配列することによって、フィラメント同士が積層せずに、つまり重なり合わずに、巻き付けられる(例えば特許文献1)。
特開2009−061721号公報
一般的に、タンクのR部(鏡板)には、主にヘリカル巻きによって巻き付けが実施される。しかし、R部に対する巻き付けは、巻き付ける面が平坦でないので、従来技術のように、同時に巻き付ける複数のフィラメントを、巻き付ける面に沿って配列する手法を用いるとフィラメントの配列が乱れやすい。フィラメントの配列が乱れると、生産性の低下などを引き起こす虞があった。この他、構成の簡素化や、低コスト化、省資源化、小型化等が望まれていた。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
(1)本発明の一形態によれば、フープ巻きの工程およびヘリカル巻きの工程を含むフィラメントワインディング法を用い、複数のフィラメントをまとめてライナに巻き付けることによって、タンクを製造する方法が提供される。この製造方法においては、前記フープ巻きの工程の場合、前記複数のフィラメントそれぞれを巻き付ける面に接触させて巻き付け、前記ヘリカル巻きの工程の場合、前記複数のフィラメントを前記巻き付ける面に積層させて巻き付ける。この形態によれば、フープ巻きの場合は、複数のフィラメントそれぞれを巻き付ける面に接触させて巻き付けるので、一度に巻き付けられる面積が広く、巻き付けが効率的になる。ヘリカル巻きの場合は、巻き付ける面に積層させて巻き付けるので、配列の乱れが抑制され、積層された状態で整然と配列する。なお、「フィラメントをライナに巻き付ける」とは、ライナの表面に既に巻き付けられたフィラメントの上に、更にフィラメントを巻き付けることを含む。
(2)上記形態において、前記複数のフィラメントそれぞれは、表面処理剤によってコーティングされてもよい。この形態によれば、フィラメントを配列させる際に、フィラメント同士が絡まることを抑制できる。
(3)上記形態において、フィラメントを前記表面処理剤によってコーティングする工程と;前記コーティングされたフィラメントに樹脂を含浸する工程とを含み;前記巻き付けられるフィラメントは、前記樹脂が含浸されたフィラメントでもよい。この形態によれば、コーティングに加え、樹脂の含浸をフィラメントに施すことができる。
(4)上記形態において、前記コーティングされるフィラメントは、サイジング剤とシランカップリング剤との少なくとも何れかによって処理されたフィラメントでもよい。この形態によれば、フィラメントの構造が安定する。
(5)上記形態において、フープ巻きの工程及びヘリカル巻きの工程とで、前記複数のフィラメントをまとめるためのアイ口の形状を変更することによって、前記巻き付ける面に接触させる巻き付けと、前記巻き付ける面に積層させる巻き付けとを実現してもよい。この形態によれば、それぞれの巻き付け方を容易に実現できる。
本発明は、上記以外の種々の形態でも実現できる。例えば、上記製造方法を実現するためのプログラム、このプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現できる。また、タンクとして実現できる。この他、フィラメントワインディング法による巻き付けを含まない方法として上記のコーティングをする方法や、この方法を実施するためのコーティング装置として実現できる。
タンクの外観図。 フープ層の一部を示す図。 ヘリカル層の一部を示す図。 タンクの製造工程図。 コーティング工程を示す工程図。 コーティング工程に用いられるコーティング装置の概略図。 フィラメントワインディング装置の概略図。 収束部の拡大図(フープ巻きの場合)。 収束部付近の断面図(フープ巻きの場合)。 収束部の拡大図(ヘリカル巻きの場合)。 収束部付近の断面図(ヘリカル巻きの場合)。 タンクの銅板の拡大断面図。 タンクのR部の拡大断面図。 実施形態2のコーティング装置の概略図。
実施形態1を説明する。図1は、タンク10を示す。タンク10は、高圧の水素を貯留するための圧力容器であり、燃料電池自動車に搭載される。タンク10は、樹脂成形で製造されたライナ11(図2)の表面に、補強層として、フィラメントfが幾重にも巻き付けられた構造をしている。ライナ11は、タンク本体として、水素を貯留するための内部空間を形成する。
補強層は、フープ巻きによるフープ層と、ヘリカル巻きによるヘリカル層とによって構成されている。補強層を構成するフィラメントfは、複数の単繊維が束になって形成されている。
図2は、フープ層の一部を示す。フープ層とは、図2に示すように、フィラメントfがライナ11の中心軸CXに対して略直交する方向に巻き付けられた層である。
図3は、ヘリカル層の一部を示す。ヘリカル層とは、図3に示すように、フィラメントfがライナ11の中心軸CXに対して、様々な方向に巻き付けられた層である。
図4は、タンク10の製造工程図を示す。まず、フィラメントにサイジング処理を施す(工程P310)。本実施形態では、サイジング剤にエポキシ樹脂を用いる。これによって、フィラメントが単繊維の束として安定する。
次に、コーティング工程を実施し、フィラメントをコーティングする(工程P320)。工程P320を図5,図6と共に説明する。図5は、コーティング工程を示す工程図である。図6は、コーティング工程に用いられるコーティング装置200を示す。コーティング装置200は、押出ラミネートを実施する装置である。
まず、ボビン20から基材を繰り出す(工程P321)。この基材は、工程P310でサイジングを施したフィラメントである。次に、コータ24によって、基材に接着剤を塗布する(工程P323)。コータ24は、接着剤槽22に貯留された接着剤を、回転を利用して基材に塗布する。
続いて、基材に塗布された接着剤を、乾燥機26によって乾燥させる(工程P325)。次に、押出機28によって、溶融状態のポリエチレンフィルムを、基材にコーティングする(工程P327)。工程P327によって、基材全体が物理的にコーティングされる。最後に、コーティングされたフィラメントを、ボビン29に巻き取る(工程P329)。
次に、上記コーティングを施したフィラメントに、樹脂を含浸する(工程P330)。本実施形態における含浸には、エポキシ樹脂によるドライ工法を用いる。
続いて、含浸したフィラメントを、FW法によってライナ11に巻き付ける(工程P340)。ライナ11には、予め口金などが形成されている。
図7は、工程P340に用いられるフィラメントワインディング装置300を示す。工程P330によって処理されたフィラメントは、フィラメントfとしてボビン101〜104に巻き取られる。本実施形態のFW法は、ライナ11をマンドレル(型)として使用した後、ライナ11を脱型せず、タンク10の一部にする手法である。なお、図7に示すように、ライナ11の中心軸CXと平行方向をX軸方向とし、右手系によるXYZ軸を定義する。図7に示すように、ライナ11は、回転可能に軸方向両端において支持されており、モータの駆動によって中心軸CXを中心に回転する。
ボビン101に巻き取られたフィラメントfをフィラメントf1と呼ぶ。ボビン102,103,104についても同様に、フィラメントf2,f3,f4と呼ぶ。
ボビン101〜104に巻き取られたフィラメントf1〜f4は、ライナ11の回転によって繰り出される。ライナ11は、巻付部50にセットされ、巻付部50が発生するトルクによって回転する。
ボビン101〜104から繰り出されたフィラメントf1〜f4は、図7に示すように、それぞれ別のローラr1〜r4による搬送の後、同一のローラr5に搬送される。フィラメントf1〜f4は、ローラr5以降、X軸方向について所定の間隔を空けて搬送される。
張力調整部30は、フィラメントf1〜f4の張力を、ローラr6をZ軸方向に変位させることによって調整する。フィラメントf1〜f4は、ローラr6を通過すると、ローラr7〜r11を経て、収束部40に搬送される。フィラメントf1〜f4は、ローラr7〜r11によって搬送される際に、Z軸方向に圧縮力を受け、X軸方向に拡幅する(図9,図11参照)。
収束部40は、内部に形成されたアイ口にフィラメントf1〜f4を通すことによって、フィラメントf1〜f4が1つの束になるように収束させる。収束部40は、X軸方向に延びた搬送軸に沿って、リニアアクチュエータ等の機構によって往復移動する。収束部40は、X軸方向に往復移動することによって、フィラメントf1〜f4の巻き付けられ方を制御する。この制御によって、フープ巻き及びヘリカル巻きがそれぞれ実現される。
本実施形態では、フープ巻きとヘリカル巻きとで、収束部40による収束のさせ方を変更する。図8は、図7におけるA矢視図であり、フープ巻きの場合を示す図である。図9は、図8のB−B断面図を示す。
フープ巻きを実施する場合、図8,図9に示すように、収束部40として収束部40aを用いる。図8,図9に示すように、収束部40aに設けられたアイ口42aは、フィラメントf1〜f4をX軸方向に配列させる。ここでいう配列とは、図9に示すように、仮想断面としてのZX平面において、複数のフィラメントfがなす列の方向のことである。
一方、ヘリカル巻きを実施する場合、図10,図11に示すように、収束部40として収束部40bを用いる。図10は、図7におけるA矢視図であり、ヘリカル巻きの場合を示す図である。図11は、図10のB−B断面図を示す。図10,図11に示すように、収束部40bに設けられたアイ口42bは、フィラメントf1〜f4をZ軸方向に配列させる。
フィラメントf1〜f4は、アイ口42a,42bにおいて、Z軸方向の負の向きに張力を受けるので、図8〜11に示したように安定的に配列する。収束部40aと収束部40bとの交換は、手動で実行してもよいし、自動で実行する機構を設けてもよい。
図12は、タンク10の銅板の断面を拡大した図ある。銅板とは、タンク10の円筒部分のことである。図12の拡大図では、フィラメントfについて、フープ巻きによる1巻き分のみを示す。
フープ巻きの場合、先述したようにアイ口42aによって、フィラメントf1〜f4がX軸方向に配列する。フィラメントf1〜f4は、このように配列した状態で巻き付けられることによって、中心軸CX方向に配列して、ライナ11又は既に巻きけられたフィラメントfの外側(以下「巻き付け面」という)に巻き付けられる。つまり、巻き付け面に沿った方向に配列して巻き付けられる。この結果、フィラメントf1〜f4それぞれが、巻き付け面に対して接触する。巻き付け面に沿った方向とは、ライナ11の胴板の母線と略平行な方向である。ここでいう母線とは、中心軸CXを含む仮想面によって巻き付け面を切断することで現れる直線または曲線のことである。この母線は、巻き付け面がライナ11の胴板の外表面であれば略直線であり、巻き付け面がフィラメントfによって形成されていれば曲線になる場合がある。フィラメントf1〜f4の配列の方向は、例えば「フィラメントfの長手方向と直交する断面の代表点(重心など)をフィッティングした仮想線の方向」と定義してもよい。
図13は、タンク10のR部の断面を拡大した図である。タンク10のR部は、タンク10の中心軸CX方向の両端部に設けられ、鏡板とも呼ばれる。図13の拡大図では、フィラメントfについて、ヘリカル巻きによる1巻き分のみを示す。図2,図3に示したように、R部においては、主にヘリカル巻きによって補強層が形成される。
ヘリカル巻きの場合、先述したようにアイ口42bによって、フィラメントf1〜f4がZ軸方向に配列する。この配列によって、巻き付けられたフィラメントf1〜f4は、巻き付け面に積層する。つまり、巻き付けられたフィラメントf1〜f4は、巻き付け面に対し交差する方向(理想的には略直交する方向)に配列する。この結果、フィラメントf4のみが巻き付け面に接触する。この配列は、例えば「フィラメントfの長手方向と直交する断面の代表点を仮想直線でフィッティングすると、この仮想直線は、フィラメントf4との接触部位における接平面と交差する(理想的には略直交する)」と表現することもできる。ここでいう接平面とは、フィラメントf4とR部との接点に仮想的に接する平面のことである。
このようにしてフィラメントfを巻き付けた後、フィラメントfにコーティングされたポリエチレンを、フィラメントfに結合させる(工程P350)。この結合は、フィラメントfを加熱して、コーティングされたポリエチレンを溶融させ、その後、冷却することによって実現する。
以上に説明した実施形態1によれば、少なくとも以下の効果を得ることができる。
(a)R部におけるヘリカル層を、フィラメントfを整然と配列させて形成できる。先述したようにヘリカル巻きでは、フィラメントf1〜f4を積層させて巻き付ける。このように巻き付ければ、各フィラメントfが拡幅されても、フィラメントf同士の間に隙間ができることがない。この結果、配列の乱れが抑制され、ひいては上記効果を奏する。
(b)各フィラメントfがポリエチレンによってコーティングされているので、アイ口42a,42bによって収束される際に、フィラメントf1〜f4が絡まり合うことが抑制される。これによって、上記の配列が安定的に実現される。
(c)フープ巻きを効率的に実施できる。フープ巻きの場合、フィラメントfを巻き付け面に広げて配列するので、1巻きによって巻き付ける面積が広いからである。
実施形態2を説明する。実施形態2は、工程P320において使用するコーティング装置が、実施形態1のものと異なる。その他の工程の手法は、実施形態1と同じである。
図14は、実施形態2のコーティング装置200aを示す。コーティング装置200aは、実施形態1のコーティング装置200の代わりに用いられることができる装置であり、ドライラミネートを実施する装置である。ボビン20、接着剤槽22、コータ24、乾燥機26及びボビン29は、コーティング装置200と同じなので、説明を省略する。
コーティング装置200aは、ポリエチレンフィルム用ボビン280を備える。乾燥機26を通過した基材は、ポリエチレンフィルム用ボビン280から繰り出されたポリエチレンフィルムと、接着剤によって貼り合わせられる。これによって、ポリエチレンによるコーティング(ドライラミネート)が実現される。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。例えば以下のものを挙げることができる。
サイジング剤の樹脂の主成分は、エポキシ変性ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂などでもよいし、これらを2種以上組み合わせて用いてもよい。
含浸に用いる樹脂も、上に列挙したものに変更してもよい。
サイジング剤の代わりに、シランカップリング剤を用いて処理してもよい。この場合、アミノシランは、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(フェニルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン等でもよい。エポキシシランは、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン等でもよい。ビニルシランは、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン等でもよい。
工程P320(工程P327)のコーティングで使用される表面処理剤は、ポリエチレンでなくても、ポリプロピレン等の他の熱可塑性樹脂でもよいし、他のものでもよい。
フィラメントの含浸処理に、ウェット工法を用いてもよい。この場合、フィラメントをライナに巻き付ける直前に、含浸処理を実行してもよい。
アイ口の形状の変更を、収束部の変形によって実現してもよい。このようにすれば、収束部を交換しなくて済む。収束部の変形は、例えば、X軸方向に伸縮する機構を収束部に設けることによって実現してもよい。
フープ巻き及びヘリカル巻きの少なくとも何れかについて、2列以上で配列してもよい。
収束させるフィラメントの本は、4本でなくても、何本でもよい。
コーティング工程や含浸の工程は、実施しなくもよい。
タンクの用途は、燃料電池自動車用でなくても、他の輸送用機器に搭載される燃料電池用でもよいし、据え置き型の燃料電池用でもよいし、燃料電池以外の用途(例えば水素ロータリーエンジン用)でもよい。
タンクに貯蔵される流体は、高圧水素でなくても、LNG等、どのような流体でもよい。
10…タンク
11…ライナ
20…ボビン
22…接着剤槽
24…コータ
26…乾燥機
28…押出機
29…ボビン
30…張力調整部
40…収束部
40a…収束部
40b…収束部
42a…アイ口
42b…アイ口
50…巻付部
101〜104…ボビン
200…コーティング装置
200a…コーティング装置
280…ポリエチレンフィルム用ボビン
300…フィラメントワインディング装置
f…フィラメント
f1〜f4…フィラメント
r1〜r11…ローラ
CX…中心軸

Claims (5)

  1. フープ巻きの工程およびヘリカル巻きの工程を含むフィラメントワインディング法を用い、複数のフィラメントをまとめてライナに巻き付けることによって、タンクを製造する方法であって、
    前記フープ巻きの工程の場合、前記複数のフィラメントそれぞれを巻き付ける面に接触させて巻き付け、前記ヘリカル巻きの工程の場合、前記複数のフィラメントを前記巻き付ける面に積層させて巻き付ける
    タンクの製造方法。
  2. 前記複数のフィラメントそれぞれは、表面処理剤によってコーティングされている
    請求項1に記載のタンクの製造方法。
  3. フィラメントを前記表面処理剤によってコーティングする工程と、
    前記コーティングされたフィラメントに樹脂を含浸する工程とを含み、
    前記巻き付けられるフィラメントは、前記樹脂が含浸されたフィラメントである
    請求項2に記載のタンクの製造方法。
  4. 前記コーティングされるフィラメントは、サイジング剤とシランカップリング剤との少なくとも何れかによって処理されたフィラメントである
    請求項3に記載のタンクの製造方法。
  5. 前記フープ巻きの工程及び前記ヘリカル巻きの工程とで、前記複数のフィラメントをまとめるためのアイ口の形状を変更することによって、前記巻き付ける面に接触させる巻き付けと、前記巻き付ける面に積層させる巻き付けとを実現する
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載のタンクの製造方法。
JP2014098309A 2014-05-12 2014-05-12 タンクの製造方法 Active JP6146369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014098309A JP6146369B2 (ja) 2014-05-12 2014-05-12 タンクの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014098309A JP6146369B2 (ja) 2014-05-12 2014-05-12 タンクの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015214087A true JP2015214087A (ja) 2015-12-03
JP6146369B2 JP6146369B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=54751464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014098309A Active JP6146369B2 (ja) 2014-05-12 2014-05-12 タンクの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6146369B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022130381A1 (de) 2021-11-24 2023-05-25 Rigaku Corporation Strukturinformationserfassungsverfahren und strukturinformationserfassungsvorrichtung

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05261831A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Toyobo Co Ltd 熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料
JPH07310287A (ja) * 1994-05-12 1995-11-28 Teijin Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂材料の製造方法
WO2007013385A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 The Doshisha 繊維強化熱可塑性複合材料の成形方法およびその中間体、および、複合シート
JP2008195000A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置
JP2009061721A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置
JP2010036461A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Murata Machinery Ltd フィラメントワインディング装置
WO2010125651A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 トヨタ自動車株式会社 フィラメントワインディング装置およびフィラメントワインディング方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05261831A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Toyobo Co Ltd 熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料
JPH07310287A (ja) * 1994-05-12 1995-11-28 Teijin Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂材料の製造方法
WO2007013385A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 The Doshisha 繊維強化熱可塑性複合材料の成形方法およびその中間体、および、複合シート
JP2008195000A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置
JP2009061721A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Murata Mach Ltd フィラメントワインディング装置
JP2010036461A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Murata Machinery Ltd フィラメントワインディング装置
WO2010125651A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 トヨタ自動車株式会社 フィラメントワインディング装置およびフィラメントワインディング方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022130381A1 (de) 2021-11-24 2023-05-25 Rigaku Corporation Strukturinformationserfassungsverfahren und strukturinformationserfassungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP6146369B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6571582B2 (ja) タンクの製造方法
KR101677407B1 (ko) 후프 감기 장치, 필라멘트 와인딩 장치, 및 탱크의 제조 방법
JP6828905B2 (ja) Smc製造方法及びその製造装置
JP6191654B2 (ja) タンクの製造方法、および、タンクの製造装置
JP2009214551A (ja) 樹脂含浸処理された複数の配向を有する複合材料の製造法
JP6077489B2 (ja) 圧力容器及びフィラメントワインディング方法
US11597168B2 (en) Thin-layer tape automated lamination method and device
US11254070B2 (en) Method for producing high-pressure tank
KR101688717B1 (ko) 열가소성 수지 보강 시트재 및 그의 제조 방법
JP2019219025A (ja) 高圧タンク、高圧タンク搭載装置、および高圧タンクの製造方法
JP6801620B2 (ja) 高圧タンクの製造方法
JP6146369B2 (ja) タンクの製造方法
JP2016010904A (ja) 繊維構造体成形装置
US20170225383A1 (en) Method of manufacturing shaft-shape composite member
JP2006289619A (ja) 多軸多層補強シートの製造方法及び製造装置
JP5301132B2 (ja) プリプレグの製造装置
JP5257736B2 (ja) タンクの製造方法及びタンクの製造設備
JP5251723B2 (ja) 樹脂含浸装置及び高圧ガスタンク製造装置
JP2021025179A (ja) 電解紡糸装置及びセパレータ一体型電極の製造方法
JP5925325B2 (ja) 風車翼の製造方法
KR102377824B1 (ko) 슬릿 장치 및 세퍼레이터 권회체의 제조 방법
JP6702220B2 (ja) シートモールディングコンパウンドの製造方法
US20180169930A1 (en) Interlayer-toughened filament-wound composite structure
KR20160141957A (ko) 복합재 롤의 제조 방법
KR102373698B1 (ko) 단일 방향 복합재 제조 장치 및 이를 이용한 단일 방향 복합재의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6146369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151