JP2015213252A - 眼鏡装着型表示装置、眼鏡、及び眼鏡装着型表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】眼鏡使用者の目の近くに表示ユニットを配置することができ、かつ眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができるようにする。
【解決手段】眼鏡装着型表示装置3は、眼鏡2のレンズ22をその厚み方向に貫通して形成された貫通孔23に一部が隙間をもって貫通され、映像を表示する表示ユニット31と、表示ユニット31の一部を貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態で、表示ユニット31を眼鏡2のフレーム21に取り付けるための取付部33と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】眼鏡装着型表示装置3は、眼鏡2のレンズ22をその厚み方向に貫通して形成された貫通孔23に一部が隙間をもって貫通され、映像を表示する表示ユニット31と、表示ユニット31の一部を貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態で、表示ユニット31を眼鏡2のフレーム21に取り付けるための取付部33と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、眼鏡装着型表示装置、眼鏡、及び眼鏡装着型表示システムに関する。
近年、患者への侵襲を少なくし術後のQOL向上等を図ることを目的として、内視鏡手術が多用されている。この内視鏡手術においては、例えば、患者の体腔内に内視鏡や鉗子等の処置具を挿入し、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれる頭部装着型の表示装置に映し出された内視鏡の映像を確認しながら、術者が処置具を操作して所定の処置を行うことがある(例えば、下記特許文献1参照)。
従来の特許文献1に記載された表示装置は、映像を表示する表示部を有する筐体が術者の目を覆うため、術者が表示装置を装着すると視野が狭くなり、所定の処置を行うのに相当の熟練を要していた。そこで、術者が広視野を確保することができるように、眼鏡に着脱自在に取り付けられる小型の表示装置が提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特許文献2に記載された表示装置は、映像を表示する表示ユニットを術者の目の近くに配置するために、眼鏡のレンズに形成された貫通孔に前記表示ユニットが圧入して固定されている。しかし、このような表示装置にあっては、眼鏡のレンズの厚みが薄いと、表示ユニットを貫通孔に圧入しても、貫通孔の周面と表示ユニットの外周面との接触面積が少なくなるため、レンズに対して表示ユニットを固定することができない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、眼鏡使用者の目の近くに表示ユニットを配置することができ、かつ眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができるようにすることを目的としている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、眼鏡使用者の目の近くに表示ユニットを配置することができ、かつ眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができるようにすることを目的としている。
本発明の眼鏡装着型表示装置は、眼鏡のレンズをその厚み方向に貫通して形成された貫通孔に一部が隙間をもって貫通され、映像を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットの一部を前記貫通孔に隙間をもって貫通させた状態で、当該表示ユニットを前記眼鏡のフレームに取り付けるための取付部と、を備えている。
本発明の眼鏡装着型表示装置によれば、表示ユニットの一部を眼鏡のレンズの厚み方向に隙間をもって貫通させた状態で、取付部を眼鏡のフレームに取り付けることができる。これにより、表示ユニットを眼鏡使用者の目の近くに配置することができるとともに、従来のように表示ユニットを眼鏡のレンズに圧入する必要がないので、眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができる。
前記表示ユニットは、前記眼鏡の左右一対のレンズに対応して一対配置され、前記眼鏡装着型表示装置は、前記表示ユニット同士を連結している連結部をさらに備え、前記連結部には、前記取付部が設けられているのが好ましい。
この場合、取付部を眼鏡のフレームに取り付けることで、一対の表示ユニットを連結部を介して眼鏡のフレームに簡単に装着することができる。
この場合、取付部を眼鏡のフレームに取り付けることで、一対の表示ユニットを連結部を介して眼鏡のフレームに簡単に装着することができる。
前記連結部は、一対の前記表示ユニット間の距離を調整可能に構成されているのが好ましい。この場合、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて一対の表示ユニット間の距離を連結部により調整することができるため、瞳孔間距離が相互に異なる複数の眼鏡使用者の間で眼鏡装着型表示装置を共用することができる。
前記貫通孔の周面の一部は、前記眼鏡のフレームの一部により形成されており、前記取付部は、前記フレームの前記一部に取り付けられていても良い。
この場合、取付部は、眼鏡の貫通孔の周面の一部を形成するフレームの一部に取り付けられるため、貫通孔がフレームから離反した位置に形成されている場合に比べて、取付部をコンパクトに構成することができる。
この場合、取付部は、眼鏡の貫通孔の周面の一部を形成するフレームの一部に取り付けられるため、貫通孔がフレームから離反した位置に形成されている場合に比べて、取付部をコンパクトに構成することができる。
前記眼鏡装着型表示装置は、前記表示ユニットの視度を調整可能な視度調整部をさらに備えているのが好ましい。この場合、視度調整部により眼鏡使用者の視力に合わせて表示ユニットの視度を調整することができる。
他の観点からみた本発明の眼鏡は、フレームと、このフレームに取り付けられた一対のレンズとを備え、映像を表示する表示ユニットを有する眼鏡装着型表示装置が装着される眼鏡であって、前記眼鏡には、前記表示ユニットの一部を前記レンズの厚み方向に隙間をもって貫通させるための貫通孔が形成され、前記フレームは、前記表示ユニットの前記一部が前記貫通孔を隙間をもって貫通した状態で、前記眼鏡装着型表示装置が取り付けられる被取付部を有する。
本発明の眼鏡によれば、表示ユニットを眼鏡のレンズの厚み方向に隙間をもって貫通させた状態で、眼鏡装着型表示装置を眼鏡のフレームに取り付けることができる。これにより、表示ユニットを眼鏡使用者の目の近くに配置することができるとともに、従来のように表示ユニットを眼鏡のレンズに圧入する必要がないので、眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができる。
前記貫通孔の周面の一部は、前記フレームの一部により形成されており、前記被取付部は、前記フレームの前記一部に設けられているのが好ましい。
この場合、眼鏡の被取付部は、眼鏡の貫通孔の周面の一部を形成するフレームの一部に設けられているため、貫通孔がフレームから離反した位置に形成されている場合に比べて、被取付部をコンパクトに構成することができる。
この場合、眼鏡の被取付部は、眼鏡の貫通孔の周面の一部を形成するフレームの一部に設けられているため、貫通孔がフレームから離反した位置に形成されている場合に比べて、被取付部をコンパクトに構成することができる。
前記貫通孔は、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて形成されているのが好ましい。この場合、眼鏡使用者毎に瞳孔間距離に合わせて貫通孔を形成した複数の眼鏡と、これらの眼鏡にそれぞれ取り付け可能な表示ユニットとを用意しておけば、複数の眼鏡使用者の間で表示ユニットを共用することができる。
他の観点からみた本発明の眼鏡装着型表示システムは、フレームに左右一対のレンズが取り付けられてなる眼鏡と、映像を表示する表示ユニットを有し前記眼鏡に装着される眼鏡装着型表示装置と、を備えた眼鏡装着型表示システムであって、前記眼鏡には、前記レンズをその厚み方向に貫通する貫通孔が形成され、前記眼鏡装着型表示装置は、前記眼鏡の貫通孔に一部が隙間をもって貫通される前記表示ユニットと、前記表示ユニットの一部を前記貫通孔に隙間をもって貫通させた状態で、当該表示ユニットを前記眼鏡のフレームに取り付けるための取付部と、を備えている。
本発明の眼鏡装着型表示システムによれば、表示ユニットを眼鏡のレンズの厚み方向に隙間をもって貫通させた状態で、眼鏡装着型表示装置を眼鏡のフレームに取り付けることができる。これにより、表示ユニットを眼鏡使用者の目の近くに配置することができるとともに、従来のように表示ユニットを眼鏡のレンズに圧入する必要がないので、眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができる。
本発明によれば、眼鏡使用者の目の近くに表示ユニットを配置することができ、かつ眼鏡のレンズの厚みに関わらず表示ユニットを眼鏡に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る眼鏡装着型表示システムを示す斜視図である。図2は、その眼鏡装着型表示システムの使用状態を示す側面断面図である。図1及び図2に示すように、眼鏡装着型表示システム1は、例えば内視鏡手術において術者が内視鏡の映像を確認するために用いられるものであり、術者が使用する眼鏡2と、この眼鏡2に装着される眼鏡装着型表示装置3と、を備えている。眼鏡2は、フレーム21と、このフレーム21に取り付けられた左右一対のレンズ22とを有している。眼鏡装着型表示装置3は、内視鏡が撮影した映像を術者に対して表示する左右一対の表示ユニット31を有している。
図1は、本発明の第1実施形態に係る眼鏡装着型表示システムを示す斜視図である。図2は、その眼鏡装着型表示システムの使用状態を示す側面断面図である。図1及び図2に示すように、眼鏡装着型表示システム1は、例えば内視鏡手術において術者が内視鏡の映像を確認するために用いられるものであり、術者が使用する眼鏡2と、この眼鏡2に装着される眼鏡装着型表示装置3と、を備えている。眼鏡2は、フレーム21と、このフレーム21に取り付けられた左右一対のレンズ22とを有している。眼鏡装着型表示装置3は、内視鏡が撮影した映像を術者に対して表示する左右一対の表示ユニット31を有している。
図3は、眼鏡2を示す斜視図である。眼鏡2のフレーム21は、各レンズ22の外周縁全体をそれぞれ覆う左右一対の四角枠形状のリム21aと、一対のリム21a同士を連結するブリッジ21bと、各リム21aに外側部に一端部が接続された左右一対のテンプル21cと、各リム21aの内側部に基端部が取り付けられた左右一対のクリングス21dと、を有している。各クリングス21dの先端部には、ノーズパッド24が取り付けられている。なお、本実施形態のリム21aは、四角枠形状に形成されているが、楕円枠形状などの他の形状に形成されていても良い。また、リム21aは、レンズ22の外周縁全体を覆っているが、レンズ22の上縁部や下縁部など一部のみを覆うものであっても良い。
図2及び図3に示すように、眼鏡2の各レンズ22の中央上部には、前記表示ユニット31を当該レンズ22の厚み方向に隙間をもって貫通させるための貫通孔23が形成されている。この貫通孔23は円形に形成されており、貫通孔23の孔径D1は、表示ユニット31のユニット本体311の外径D2よりも若干大きく設定されている。また、各貫通孔23は、眼鏡使用者の瞳孔間距離(右の黒目の中心と左の黒目の中心との間の距離)に合わせて形成されている。すなわち、各貫通孔23は、その中心が眼鏡使用者の黒目の中心と略一致する位置に形成されている。
図4は、眼鏡装着型表示装置3を示しており、(a)は正面一部断面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図1及び図4に示すように、眼鏡装着型表示装置3は、眼鏡2の左右一対のレンズ22に対応してそれぞれ配置される左右一対の前記表示ユニット31と、これらの表示ユニット31同士を連結している連結部32と、この連結部32に設けられた単一の取付部33と、表示ユニット31の視度を調整可能な視度調整部34と、を備えている。
図5は、表示ユニット31を示す側面一部断面図である。表示ユニット31は、円筒状に形成されたユニット本体311と、このユニット本体311の軸方向一端部に取り付けられた表示パネル312と、ユニット本体311の内部に配置された拡大レンズ313と、を有している。表示パネル312としては、例えば液晶表示パネルや有機EL表示パネル等が用いられている。拡大レンズ313は、表示パネル312の表示映像を眼鏡使用者(術者)に拡大して見えるようにするためのものであり、ユニット本体311の内周面に固定された円環状の支持部314に取り付けられている。
図5に示すように、視度調整部34は、ユニット本体311の軸方向他端部の内周面に着脱自在に嵌合された略円筒状の調整支持部341と、この調整支持部341の内周面に取り付けられた調整レンズ342と、を有している。本実施形態の調整レンズ342は、眼鏡使用者の視力に合わせて調整支持部341に対する取付位置が予め設定されている。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、変更後の眼鏡使用者に対応した視度調整部34をユニット本体311に対して交換することで表示ユニット31の視度を調整することができる。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、変更後の眼鏡使用者に対応した視度調整部34をユニット本体311に対して交換することで表示ユニット31の視度を調整することができる。
図6は、視度調整部34の変形例を示す側面一部断面図である。この変形例では、調整支持部341の外周面に雄ネジ部341aが形成されており、この雄ネジ部341aはユニット本体311の内周面に形成された雌ネジ部311aに締結されている。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、調整支持部342をユニット本体311に対して緩めたり締め付けたりして調整レンズ342をユニット本体311に対して軸方向に移動させることで、視度を調整することができる。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、調整支持部342をユニット本体311に対して緩めたり締め付けたりして調整レンズ342をユニット本体311に対して軸方向に移動させることで、視度を調整することができる。
図7は、視度調整部34の他の変形例を示す側面一部断面図である。この変形例では、調整支持部341の外周面は、ユニット本体311の内周面に対して軸方向に摺動可能に嵌合されている。また、調整支持部341の外周面には棒状の操作部343が突設されている。この操作部343は、ユニット本体311に形成された長孔311b内に挿通され、操作部343の先端部は、ユニット本体311の外周面よりも外方に突出している。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、操作部343をユニット本体311の軸方向に移動させ、調整支持部341と共に調整レンズ342をユニット本体311に対して軸方向に移動させることで、視度を調整することができる。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、操作部343をユニット本体311の軸方向に移動させ、調整支持部341と共に調整レンズ342をユニット本体311に対して軸方向に移動させることで、視度を調整することができる。
図8は、図7の視度調整部34の変形例を示す側面一部断面図である。この変形例では、ユニット本体311にその厚み方向に貫通するネジ孔311cが形成されており、このネジ孔311cには、先端面に円錐部344aが一体に形成された調整ボルト344が締結されている。円錐部344aは、支持部314の一端面に形成されたテーパ面314aと、調整支持部341の一端面に形成されたテーパ面341bとにそれぞれ摺接している。また、調整支持部341は、図示しないバネ等の弾性部材によりユニット本体311に対して軸方向内側(図中の左側)に向けて付勢されている。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、調整ボルト344を緩めたり締め付けたりして円錐部344aをユニット本体311の内部に出し入れすると、この円錐部344aに摺接する調整支持部341がユニット本体311に対して軸方向に移動することで、視度を調整することができる。
したがって、眼鏡使用者が変更された場合には、調整ボルト344を緩めたり締め付けたりして円錐部344aをユニット本体311の内部に出し入れすると、この円錐部344aに摺接する調整支持部341がユニット本体311に対して軸方向に移動することで、視度を調整することができる。
図4(a)に示すように、一対の表示ユニット31同士を連結している連結部32は、これらの表示ユニット31間の距離を調整可能に構成されている。具体的には、連結部32は、角筒状に形成された外筒体321と、この外筒体321にその両端部からそれぞれ挿入された左右一対の内筒体322と、外筒体321に対して各内筒体322を軸方向内側にそれぞれ付勢する一対の弾性体323と、を有している。各弾性体323は、例えば引張コイルバネからなり、長手方向一端部は外筒体321内の中央部に固定された仕切板321aに接続され、長手方向他端部は内筒体322内に固定された固定板322aに接続されている。
これにより、各内筒体322は、弾性体323により外筒体321に対して軸方向内側に付勢されている。したがって、各内筒体322を、弾性体323の付勢力に抗して外筒体321の軸方向外側に移動させることで、両表示ユニット31の間隔を調整することができる。なお、本実施形態では、連結部32に対して一対の内筒体322がそれぞれ軸方向に移動するようになっているが、一方の内筒体322のみを軸方向に移動可能とし、他方の内筒体322を連結部32に固定しても良い。
図9は、連結部32の変形例を示す正面一部断面図である。この変形例における連結部32は、弾性体の代わりに連結ボルト324を用いて、両表示ユニット31の間隔を調整・保持するものである。具体的には、各内筒体322には、その軸方向に複数のネジ孔322bが形成されており、これらの各ネジ孔322bには、外筒体321の軸方向両端部においてその厚み方向に貫通した連結ボルト324を締結することができるようになっている。したがって、外筒体321に対して内筒体322を軸方向に移動させ、連結ボルト324を内筒体322の複数のネジ孔322bのうちのいずれかに締結することで、両表示ユニット31の間隔を調整した状態で保持することができる。
図4(a)及び(b)に示すように、眼鏡装着型表示装置3の取付部33は、連結部32の外筒体321の長手方向中央部の背面に固定されている。本実施形態の取付部33は、断面L字形状に形成されており、表示ユニット31のユニット本体311をレンズ22の貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態(図2参照)で、フレーム21のブリッジ21bに着脱自在に係合される。したがって、本実施形態におけるブリッジ21bは、表示ユニット31のユニット本体311をレンズ22の貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態で、眼鏡装着型表示装置3の取付部33が着脱自在に取り付けられる被取付部21eとされている。
このように、眼鏡装着型表示装置3の取付部33をフレーム21の被取付部21eに取り付けることで、眼鏡装着型表示装置3の表示ユニット31を眼鏡使用者の目Eの近くに配置することができる(図2参照)。また、表示ユニット31は眼鏡2の各レンズ22の一部に配置されるため、眼鏡使用者は表示ユニット31の表示映像以外の視野も確保することができる。
なお、本実施形態では、ブリッジ21bが被取付部21eを兼ねているが、ブリッジ21bとは別体の被取付部21eを、ブリッジ21bやリム21a等に取り付けるようにしても良い。
なお、本実施形態では、ブリッジ21bが被取付部21eを兼ねているが、ブリッジ21bとは別体の被取付部21eを、ブリッジ21bやリム21a等に取り付けるようにしても良い。
図10は、取付部33の変形例を示す側面一部断面図である。この変形例における取付部33は、連結部32の外筒体321の長手方向中央部の背面に突設された雄ネジ331と、この雄ネジ331が締結されるナット332と、を有している。雄ネジ331は、フレーム21のブリッジ21bに形成された貫通孔21b1を貫通した状態で、ナット332に締結されるようになっている。これにより、一対の表示ユニット31を眼鏡2のフレーム21に取り付けることができる。
以上、本実施形態の眼鏡装着型表示システム1、眼鏡2及び眼鏡装着型表示装置3によれば、眼鏡装着型表示装置3の表示ユニット31を眼鏡2のレンズ22の厚み方向に隙間をもって貫通させた状態で、眼鏡装着型表示装置3の取付部33を眼鏡2のフレーム21に取り付けることができる。これにより、表示ユニット31を眼鏡使用者の目Eの近くに配置することができるとともに、従来のように表示ユニット31を眼鏡2のレンズ22に圧入する必要がないので、眼鏡2のレンズ22の厚みに関わらず表示ユニット31を眼鏡2に固定することができる。
また、眼鏡装着型表示装置3の単一の取付部33を眼鏡2のフレーム21に取り付けることで、左右一対の表示ユニット31を連結部32を介して眼鏡2のフレーム21に簡単に装着することができる。
また、眼鏡装着型表示装置3の単一の取付部33を眼鏡2のフレーム21に取り付けることで、左右一対の表示ユニット31を連結部32を介して眼鏡2のフレーム21に簡単に装着することができる。
また、眼鏡装着型表示装置3は、表示ユニット31の視度を調整可能な視度調整部34を備えているため、この視度調整部34により眼鏡使用者の視力に合わせて表示ユニット31の視度を調整することができる。また、個々の眼鏡使用者の視力に合わせてレンズ22の厚みが調整された眼鏡2と、個々の眼鏡使用者に合わせて視度調整された表示ユニット31とを用いる場合であっても、従来のように眼鏡のレンズに表示ユニットを圧入することなく、表示ユニット31を眼鏡2に取り付けることができる。
また、眼鏡装着型表示装置3の連結部32は、左右一対の表示ユニット31間の距離を調整可能に構成されているため、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて一対の表示ユニット31間の距離を連結部32により調整することができる。これにより、瞳孔間距離が相互に異なる複数の眼鏡使用者の間で眼鏡装着型表示装置3を共用することができる。
また、眼鏡2の貫通孔23は、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて形成されているため、眼鏡使用者毎に、瞳孔間距離に合わせて貫通孔23を形成した眼鏡2を用意しておけば、表示ユニット31を複数の眼鏡使用者の間で共用することができる。
また、眼鏡2の貫通孔23は、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて形成されているため、眼鏡使用者毎に、瞳孔間距離に合わせて貫通孔23を形成した眼鏡2を用意しておけば、表示ユニット31を複数の眼鏡使用者の間で共用することができる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る眼鏡装着型表示システムを示す斜視図である。本実施形態の眼鏡装着型表示システム1は、眼鏡装着型表示装置3の取付部33の構成、及び眼鏡2の貫通孔23の形成位置がそれぞれ異なる点で、第1実施形態の眼鏡装着型表示システム1と相違する。
図12は、本実施形態の眼鏡2を示す斜視図である。各レンズ22の中央上部には、その上縁が開口するU字形状の切り欠き22aが形成されている。この切り欠き22aの開口は、フレーム21の一部であるリム21aの上縁中央部により覆われており、この上縁中央部と切り欠き22aとによって貫通孔23が形成されている。すなわち、本実施形態の貫通孔23の周面の一部は、フレーム21の一部により形成されている。
なお、本実施形態の貫通孔23を構成する切り欠き22aは、レンズ22の中央上部に形成されているが、レンズ22の左右両側部のうちのいずれか一方、又はレンズ22の中央下部に形成されていても良い。前者の場合はリム21aの側縁を、後者の場合はリム21aの下縁を、貫通孔23の周面の一部とすれば良い。
また、切り欠き22aは、四角形状のレンズ22の四角のうちのいずれかに形成されていて良い。この場合、切り欠き22aが形成された角部に隣接するリム21aの上縁と側縁(又は下縁と側縁)を、貫通孔23の周面の一部とすれば良い。
また、切り欠き22aは、四角形状のレンズ22の四角のうちのいずれかに形成されていて良い。この場合、切り欠き22aが形成された角部に隣接するリム21aの上縁と側縁(又は下縁と側縁)を、貫通孔23の周面の一部とすれば良い。
図13は、本実施形態の眼鏡装着型表示装置3を示す側面図である。図11及び図13に示すように、この眼鏡装着型表示装置3は、各表示ユニット31のユニット本体311の外周面に突設された一対のフック形状の取付部33を有している。各取付部33は、表示ユニット31のユニット本体311をレンズ22の貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態で、リム21aの前記上縁中央部に着脱自在に係合される。したがって、本実施形態におけるリム21aの前記上縁中央部は、表示ユニット31のユニット本体311をレンズ22の貫通孔23に隙間をもって貫通させた状態で眼鏡装着型表示装置3の取付部33が着脱自在に取り付けられる被取付部21eとされている。
なお、第2実施形態において説明を省略した点については、第1実施形態と同様である。
なお、第2実施形態において説明を省略した点については、第1実施形態と同様である。
図14は、本実施形態の取付部33の変形例を示す側面一部断面図である。この変形例における取付部33は、ユニット本体311の外周面に固定された突出部333と、この突出部333に固定された雄ネジ331と、この雄ネジ331が締結されるナット332と、を有している。雄ネジ331は、フレーム21の被取付部21eに形成された貫通孔21e1を貫通した状態で、ナット332に締結されるようになっている。これにより、各表示ユニット31を眼鏡2のフレーム21に取り付けることができる。
以上、本実施形態の眼鏡装着型表示システム1、眼鏡2及び眼鏡装着型表示装置3によれば、眼鏡装着型表示装置3の取付部33は、眼鏡2の貫通孔23の周面の一部を形成するフレーム21の一部に取り付けられるため、貫通孔23がフレーム21から離反した位置に形成されている場合に比べて、取付部33をコンパクトに構成することができる。
また、眼鏡2の被取付部21eは、眼鏡2の貫通孔23の周面の一部を形成するフレーム21の一部に設けられているため、貫通孔23がフレーム21から離反した位置に形成されている場合に比べて、被取付部21eをコンパクトに構成することができる。
また、眼鏡2の被取付部21eは、眼鏡2の貫通孔23の周面の一部を形成するフレーム21の一部に設けられているため、貫通孔23がフレーム21から離反した位置に形成されている場合に比べて、被取付部21eをコンパクトに構成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、第1実施形態の眼鏡2に形成された貫通孔23は、レンズ22のみによって形成されているが、第2実施形態の貫通孔23のように、レンズ22とフレーム1の一部(リム21a)とによって形成されていても良い。また、第2実施形態の眼鏡2に形成された貫通孔23は、レンズ22とフレーム1の一部(リム21a)とによって形成されているが、第1実施形態の貫通孔23のように、レンズ22のみによって形成されていても良い。
1 眼鏡装着型表示システム
2 眼鏡
3 眼鏡装着型表示装置
21 フレーム
21e 被取付部
22 レンズ
23 貫通孔
31 表示ユニット
32 連結部
33 取付部
34 視度調整部
2 眼鏡
3 眼鏡装着型表示装置
21 フレーム
21e 被取付部
22 レンズ
23 貫通孔
31 表示ユニット
32 連結部
33 取付部
34 視度調整部
Claims (9)
- 眼鏡のレンズをその厚み方向に貫通して形成された貫通孔に一部が隙間をもって貫通され、映像を表示する表示ユニットと、
前記表示ユニットの一部を前記貫通孔に隙間をもって貫通させた状態で、当該表示ユニットを前記眼鏡のフレームに取り付けるための取付部と、を備えていることを特徴する眼鏡装着型表示装置。 - 前記表示ユニットは、前記眼鏡の左右一対のレンズに対応して一対配置され、
前記表示ユニット同士を連結している連結部をさらに備え、
前記連結部には、前記取付部が設けられている請求項1に記載の眼鏡装着型表示装置。 - 前記連結部は、一対の前記表示ユニット間の距離を調整可能に構成されている請求項2に記載の眼鏡装着型表示装置。
- 前記貫通孔の周面の一部は、前記眼鏡のフレームの一部により形成されており、
前記取付部は、前記フレームの前記一部に取り付けられる請求項1に記載の眼鏡装着型表示装置。 - 前記表示ユニットの視度を調整可能な視度調整部をさらに備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼鏡装着型表示装置。
- フレームと、このフレームに取り付けられた一対のレンズとを備え、映像を表示する表示ユニットを有する眼鏡装着型表示装置が装着される眼鏡であって、
前記眼鏡には、前記表示ユニットの一部を前記レンズの厚み方向に隙間をもって貫通させるための貫通孔が形成され、
前記フレームは、前記表示ユニットの前記一部が前記貫通孔を隙間をもって貫通した状態で、前記眼鏡装着型表示装置が取り付けられる被取付部を有することを特徴する眼鏡。 - 前記貫通孔の周面の一部は、前記フレームの一部により形成されており、
前記被取付部は、前記フレームの前記一部に設けられている請求項6に記載の眼鏡。 - 前記貫通孔は、眼鏡使用者の瞳孔間距離に合わせて形成されている請求項6又は7に記載の眼鏡。
- フレームに左右一対のレンズが取り付けられてなる眼鏡と、映像を表示する表示ユニットを有し前記眼鏡に装着される眼鏡装着型表示装置と、を備えた眼鏡装着型表示システムであって、
前記眼鏡には、前記レンズをその厚み方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記眼鏡装着型表示装置は、
前記眼鏡の貫通孔に一部が隙間をもって貫通される前記表示ユニットと、
前記表示ユニットの一部を前記貫通孔に隙間をもって貫通させた状態で、当該表示ユニットを前記眼鏡のフレームに取り付けるための取付部と、を備えていることを特徴とする眼鏡装着型表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014095403A JP2015213252A (ja) | 2014-05-02 | 2014-05-02 | 眼鏡装着型表示装置、眼鏡、及び眼鏡装着型表示システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014095403A JP2015213252A (ja) | 2014-05-02 | 2014-05-02 | 眼鏡装着型表示装置、眼鏡、及び眼鏡装着型表示システム |
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JP2015213252A true JP2015213252A (ja) | 2015-11-26 |
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ID=54697296
Family Applications (1)
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JP2014095403A Pending JP2015213252A (ja) | 2014-05-02 | 2014-05-02 | 眼鏡装着型表示装置、眼鏡、及び眼鏡装着型表示システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015213252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11175875B2 (en) | 2017-12-04 | 2021-11-16 | Hogy Medical Co., Ltd. | Eyeglass-mounted image display device and image system |
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2014
- 2014-05-02 JP JP2014095403A patent/JP2015213252A/ja active Pending
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US11175875B2 (en) | 2017-12-04 | 2021-11-16 | Hogy Medical Co., Ltd. | Eyeglass-mounted image display device and image system |
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