その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。記載の技術の利点及び特徴、そして、それらを果たす方法は、図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。明細書の全体に亘って同じ参照符号は、同じ構成要素を表す。
最近、コンピューティング及び通信環境の発展につれて、個人が検索可能な情報の量と形態とが高まりつつある。これにより、ユーザが自身に必要な情報を探す情報検索の重要性が高まりつつある。また、情報検索の範囲も拡大しつつある。情報検索で、例えば、ウェブサイト内のデータを検索するウェブ検索、PCなどの個人装置内のファイル内のデータを検索するファイル検索、メールアカウントやカフェやブロックアカウントに対するログイン基盤の検索のような多様な技法が知られている。したがって、例えば、コンピューティング装置のユーザは、ローカルまたはリモートデータを検索することによって、所望の情報を探すことができる。この際、コンピューティング装置は、例えば、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどを含みうる。また、ローカル及びリモートデータは、例えば、自身のコンピューティング装置内のファイルデータだけではなく、ウェブ上に公開されているデータとウェブサーバ内のカフェやブログまたはSNSの個人アカウント内にあるデータなどを含みうる。所望の情報の検索がローカル及びリモートデータを含むために、コンピューティング装置は、インターネットに接続または遮断されうる。さらに、ユーザは、所望の情報を単に検索キーワードを利用した技法だけではなく、単語や文章の意味を論理的に推論して状況に合う結果を探す意味基盤の検索技法(すなわち、セマンティックス検索)などの多様な技法を通じて探し出すことができる。
ユーザは、多様な状況で必要な情報についての検索を行うことができる。例えば、ユーザは、デスクトップまたはスマートフォンで文書作成または文字メッセージを作成する間に必要な情報を検索することができる。例えば、ユーザは、辞書で単語の正確な意味や外国語の綴字を探してみたり、以前に見た新聞記事内容を探してみる必要を感じることができる。この場合、ユーザは、ほとんどテキスト入力作業中であるアプリケーションのユーザインターフェースから外れて、例えば、ウェブブラウザーのような他のアプリケーションが提供するユーザインターフェースを介して所望の情報を探し出した後、再び元のアプリケーションに戻って、現在入力している文章を完成することができる。このような過程は、特に、モバイルコンピューティング装置の場合、ディスプレイ面積が狭いだけではなく、運用システムによってマルチウィンドウ環境を具現しないこともあるために、さらに煩わしくて不便である。
通常、マルチウィンドウ環境を提供するコンピューティング装置で、コンピューティング装置のディスプレイは、複数のウィンドウを表示し、それぞれのウィンドウは、それぞれのアプリケーションが提供するユーザインターフェースを意味する。ここで、“アプリケーション”とは、コンピュータ装置内のプロセッサによって実行されて特定アクションを行うようにコンピュータ装置内に設けられるソフトウェア、プログラム、モジュール、プロシージャ、データ構造などを表す意味として使われる。
簡潔な表現のために、本文書では、コンピューティング装置のディスプレイ画面(マルチウィンドウ環境の場合、各ウィンドウ)内でそれぞれのアプリケーションが提供するユーザインターフェースを“アプリケーションインターフェース”と称する。アプリケーションインターフェースは、ユーザとアプリケーションとのインタラクション(interaction)を可能にするための多様な客体を含みうる。例えば、ユーザが、アプリケーションに特定命令を入力可能にするボタンなどのコントロール、テキストや絵などを入力可能にする入力フォーム、アプリケーションがユーザにテキストなどを単純表示する領域などの多様な客体を含みうる。コントローラは、ユーザが特定命令を入力することを可能にする。
また、アプリケーションインターフェースは、ユーザとアプリケーションとのインタラクションを可能にするためにキーボード、マウス、タッチツール、マイクロホンなどの入力装置を通じてなされる多様なユーザジェスチャまたはイベントを受信することができる。そして、アプリケーションインターフェースは、このようなユーザジェスチャまたはイベントに応答して、アプリケーションによって行われるアクションの結果をユーザに提供することができる。
図1は、アプリケーションインターフェースの一例を示す図面である。図1を参照すれば、一般的にスマートフォンに設けられ、文字メッセージを電話網を通じて送受信する機能を有したアプリケーションで、ユーザをして文字メッセージを作成して相手に伝送させるユーザインターフェースを例示するアプリケーションインターフェース10が示されている。
アプリケーションインターフェース10は、多数の客体11、13、15、19、すなわち、相手の表示領域11、以前メッセージ表示領域13、メッセージ入力フォーム15、文字伝送コントロール19などの客体を含む。相手の表示領域11は、現在作成中である文字を受信する相手の名前と相手の電話番号などが表示される。以前メッセージ表示領域13は、ユーザが以前に相手から受信するか、相手に発信したメッセージが表示される。示された例では、もっとも最近に相手から受信したメッセージが表示されている。メッセージ入力フォーム15は、ユーザが文字メッセージを入力することができる領域であり、通常、カーソル17の位置でユーザがキーボードなどを通じて入力するテキストが入力されうる。コントロール領域19には、ユーザが手でタッチすることができるボタン形態の文字メッセージ送信命令のためのコントロールが表示されている。しかし、これは、タッチボタンの一例に過ぎず、ユーザは、ボタンをタッチするための他のツールまたは装置を使うことができる。例えば、ユーザは、スタイラス(stylus)またはペンを使うことができる。
図1で、アプリケーションインターフェース10は、入力フォーム15内でユーザが返信を作成している最中であることを示す。このように返信を作成している途中で、ユーザは、必要な情報が以前に受取った電子メールメッセージ中にあるということを記憶することができる。この場合、ユーザは、現在文字作成作業中であるアプリケーションインターフェース10を外れて、以前に受信された電子メールメッセージを確認するために、電子メールアプリケーションを実行した後、再び元の文字作成作業中であるアプリケーションインターフェース10に復帰するなどの煩わしくて不便な過程を経なければならない。もし、ユーザのコンピューティング装置がモバイル装置であり、マルチウィンドウ環境を支援しない場合であれば、復帰する元のウィンドウがないので、文字作成作業を、はじめから新たに行わなければならないこともある。
このような不便さを解消するために、実施形態による情報検索システム及び方法は、現在ユーザが作業中であるアプリケーションインターフェース内から外れずに所望の情報を検索可能にする情報検索技術を提供する。さらに、実施形態による情報検索システム及び方法は、検索された結果をアプリケーションインターフェース内に既に存在していた既存の客体とサイズ−競合的な新たな領域として提供するものではなく、既存の客体上にオーバーレイされるレイヤ上で提供する。
ユーザが検索のために、現在作業から外れないという態様と関連して、既存の誤記訂正技法などが知られている。この誤記訂正技法は、テキスト入力作業中、現在入力中であるか、完成したばかりの単語に対して、同様な複数個の関連単語を、ユーザが選択できるようにあらかじめ定義されている情報提供領域上で提供する。それによれば、ユーザが作業中であるアプリケーションインターフェースに備えられている既存の客体のうちの1つとして、情報提供領域が含まれる。したがって、既存の客体と情報提供領域がサイズ−競合的な関係を有して、アプリケーションインターフェースの情報提供領域の大きさが限定される。
一方、実施形態による情報検索技術によれば、既存の客体上にオーバーレイされる別個のレイヤ(以下、“情報レイヤ”とも称される)上から情報が提供される。このように、実施形態による情報検索技術において、検索された情報は、現在ユーザが作業中であるアプリケーションインターフェース内から提供されるが、既存の客体上にオーバーレイされる別個の独立したレイヤ上から提供される。
情報レイヤは、既存の客体上にオーバーレイされる客体であるために、アプリケーションインターフェースが表示されているディスプレイ画面面積の一部を確保するために、既存の客体と同じレイヤ上に配される必要がない。
アプリケーションインターフェースの既存の客体が、アプリケーションインターフェースに対して永久的なエンティティとして具現されていることに比べて、情報レイヤは、必要な時に生成され、必要がなければ消える一時的なエンティティとして具現可能である。
情報レイヤは、半透明なレイヤである。半透明の程度は、既存の客体に表示されているテキストなどのコンテンツをユーザが視覚的に分かる程度であれば十分である。したがって、情報レイヤの透明度は、多様に調節され、さらに、ユーザが所望する色調を有するように調節されることもある。
情報レイヤが半透明であるために、ユーザは、情報レイヤ下に置かれる既存の客体のコンテンツが見られ、したがって、情報レイヤ上に表示された情報が、既存の客体上に表示された情報と如何なる関連関係があるかを直接比較して確認することができる。
情報レイヤの透明度または色調だけではなく、情報レイヤの大きさ、位置、形状などの多様な属性がユーザによって調節される。情報レイヤは、アプリケーションインターフェース内で既存の客体上にオーバーレイされるものなので、情報レイヤの形状や大きさは、既存の客体の配置状態と関係なく決定または調節される。また、情報レイヤは、半透明なレイヤとして生成されるので、情報レイヤの位置も、既存の客体によって表示されているテキストの位置と関係なく決定または調節される。このために、情報レイヤには、検索された情報が表示されるもの以外に、情報レイヤの透明度、大きさ、形状、位置などをユーザが調節可能にするコントロールが備えられうる。このようなコントロールは、例えば、情報レイヤ上に表示された入力ボタンなどの形態として具現可能である。または、このようなコントロールは、情報レイヤ上でタッチまたはドラッグするなどのあらかじめ定義されているジェスチャなどで具現されうる。
情報レイヤに表示される情報は、情報アイテム及び各情報アイテムと関連したソースアイテムを含みうる。情報アイテムは、検索語を利用したキーワード基盤の検索技法またはセマンティックス検索技法によって検索されたテキストを含みうる。例えば、情報アイテムは、キーワード、単語、語節などを示すことができる文字、数字、記号などによってなされたテキストからなりうる。
一方、ソースアイテムは、特定情報アイテムと関連して表示される。ソースアイテムは、特定情報アイテムが検索されたソースまたは根拠となるデータを示すアイテムである。例えば、“山行出発”という検索語で電子メールデータを検索した結果、“一週間前に受信した電子メールメッセージ”内で“江辺駅”という情報アイテムが検索されたとする。この場合、情報アイテムは、“江辺駅”というテキストであり、ソースアイテムは、この情報アイテムが検索された“電子メールアプリケーション”または“一週間前に受信した電子メールメッセージ”であり得る。
情報レイヤに表示された情報アイテムと関連したテキスト入力アクション、情報アイテムと関連したソースアイテムの表示トグルアクション、他の情報アイテム表示アクションなどの多様なユーザアクションが可能である。例えば、ユーザは、情報レイヤに表示された情報アイテムを指でダブルタッチすることによって、情報アイテムが情報検索直前に作業中である文字メッセージ作成のための入力フォーム内で既存のカーソル位置に入力させうる。ユーザは、情報アイテム周辺を指で丸く円を描くようなタッチジェスチャを行うことによって、特定情報アイテムと関連しているソースアイテムが情報レイヤ上に表示されるか、消えることができる。タッチジェスチャは、例示されたところに限定されず、ユーザは、スタイラスやペンまたは他の適したオブジェクトを用いて情報アイテムに円を描くことができる。または、ユーザは、情報レイヤ上に表示されている現在情報アイテムを指でドラッグするスライディングタッチジェスチャを行うことによって、次の情報アイテムまたは以前情報アイテムを表示させうる。但し、例示されたところに限定されるものではない。例えば、スライディングタッチジェスチャは、スタイラス、ペンを使って行われる。同様に、近接タッチセンサーを用いて情報レイヤ上に表示された現在情報アイテムに接触せず、スライディングタッチジェスチャを行うことも可能である。
また、実施形態による情報検索技術において、情報検索のための検索語は、現在入力中であるか、完成したばかりの単語ではなく、アプリケーションインターフェース上に既に表示されている情報から決定されうる。例えば、アプリケーションインターフェース上に表示されているテキストの少なくとも一部をユーザが指定することによって、検索語が決定されうる。他の方式では、アプリケーションインターフェースの特定領域に既に表示されているテキストが自動で検索語として決定されうる。
また、実施形態による情報検索技術において、所望の情報を探すために検索を行う位置、すなわち、情報ソースは、ローカルまたはリモートにあるデータソースを多様に含みうる。例えば、情報ソースには、現在作業中であるアプリケーションに含まれているデータソース、現在作業中であるアプリケーションを実行しているローカル装置内に含まれている他のアプリケーションに含まれているデータソース、または、通信網を通じて連結されるリモート装置内のデータソースなどの多様なソースが含まれうる。情報ソースは、ユーザが所望する情報が含まれるデータを提供することができるものであれば、ローカル及びリモートの限定なしに利用されうる。一部の、例えば、情報ソースには、住所録データ、電子メールデータ、日程データ、メモ帳ファイル、文書ファイル、フォトアルバムデータ、画像ファイル、動画ファイル、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、ウェブサイト、リモートサーバ内のデータベースなどを含みうる。情報ソースは、あらかじめ設定され、ユーザが既に設定されている情報ソースを削除、変更、または追加することができる。また、情報ソースのうち、如何なる情報ソースを先に検索するかを決定する検索順位が設定されうる。
このように、実施形態によって提供される情報検索技術は、アプリケーションインターフェース内に表示されている情報に基づいて関連情報を多様な情報ソースから自動検索し、アプリケーションインターフェース内で既存の客体上にオーバーレイされる半透明レイヤ上から検索された情報を提供することができる。これにより、ユーザは、現在作業中である流れから外れずに所望の情報を検索して、現在作業に利用することができる便利さを提供されうる。
さらに、実施形態によって提供される情報検索技術は、1つの特定アプリケーションに従属された下位プロシージャとして具現されるだけではなく、特定アプリケーションに対して従属されていない独立したアプリケーションとしても具現されうる。
以下、情報検索システム及び方法が、図面を参照して例示として記述される。以下、図2ないし図17を参照して情報検索システムの実施形態が記述される。図2ないし図17を参照して記述された情報検索システムは、単に例示に過ぎない。当業者は、請求項の範囲内で多様な組合わせの他のシステムが可能であるということを容易に理解できる。情報検索システムのコンポーネントは、それぞれの機能を具現する回路を含むハードウェアによって具現可能である。また、情報検索システムのコンポーネントは、コンピューティング装置のプロセッサによって行われれば、特定タスクを実行可能にするコンピュータ実行可能ソフトウェア、ファームウェア及びハードウェアの組合わせによって具現されることもある。
図2は、情報検索システムの一実施形態を示すブロック図である。図2を参照すれば、特定アプリケーションに従属される形態として具現可能な情報検索システム20が例示される。
情報検索システム20は、アプリケーションインターフェース21、イベント受信部23、検索語抽出部25、情報ソース27、情報検索部28、情報レイヤ表示部29などのコンポーネントを含みうる。
アプリケーションインターフェース21は、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10と同様に、例えば、スマートフォンのようなコンピューティング装置内に設けられて、特定機能を行うアプリケーションが提供する、アプリケーションとユーザとのインタラクションのためのユーザインターフェースであり得る。ユーザは、アプリケーションインターフェース21を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。
この場合、ユーザは、情報検索システム20の動作開始のために既定のイベントを発生させうる。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース21上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチすることができる。または、ユーザは、アプリケーションインターフェース21上でテキストを入力するカーソル位置を迅速に2回タッチするジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントが、アプリケーションインターフェース21を介してイベント受信部23によって受信されうる。
このようにイベント受信部23によって情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、検索語抽出部25は、アプリケーションインターフェース21内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する。図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出部25は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
このように抽出された検索語を用いて情報検索部28によって検索が行われる。情報検索部28は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソース27を対象にして検索を行うことができる。情報ソース27は、アプリケーションインターフェース21を提供するアプリケーションによって生成されたデータ、通信網を通じて収集されたデータなどを含みうる。
情報レイヤ表示部29は、情報レイヤを生成して、該生成された情報レイヤをアプリケーションインターフェース21内に表示する。情報レイヤは、図3及び図4を参照してさらに記述されるように、アプリケーションインターフェース21に既に存在する客体上にオーバーレイされる別途のレイヤである。情報レイヤは、情報検索部28による検索を通じて見つけた情報を示すテキスト形態の情報アイテムを含みうる。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、図2に例示された情報検索システム20が検索語を抽出し、情報ソースから情報を検索した後、検索結果を示す情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。以後、既定の時間が経過すれば、情報レイヤが消える。または、ユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤを消すことができる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム20によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供されうる。
図3は、図2の実施形態によって提供される情報レイヤの一実施形態を示す図面である。図3を参照すれば、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10の客体11、13、15、19と、図2を参照して記述された情報レイヤ30と、の一例が示される。
情報レイヤ30は、アプリケーションインターフェース10内の1つの客体として表現される。言い換えれば、情報レイヤ30は、アプリケーションインターフェース10に既に存在している既存の客体11、13、15、19上にオーバーレイされた客体であり得る。示された例で、情報レイヤ30は、半透明なベースレイヤ31と、このベースレイヤ31上に表示された情報アイテム33と、を含む。
このような情報レイヤ30は、例えば、ユーザが、アプリケーションインターフェース10内の文字メッセージ入力フォーム15内にメッセージを作成しながら、テキスト入力位置を示すカーソルの位置を指でダブルタッチすることによって、生成されて表示される。
情報レイヤ30の透明度、大きさ、位置、形状などは、ユーザによって調節される。また、情報レイヤ30の特性は、周囲の光のような多様な条件によって自動的に調節される。例えば、ユーザは、ベースレイヤ31の左側エッジをダブルタッチすることによって、情報レイヤ30の透明度を調節するメニューを呼び出すことができる。または、ユーザは、ベースレイヤ31の右側エッジを指で押してベースレイヤ31のモードをベースレイヤ31の位置を変更させるモードに変換させた後、指をスライディングさせることによって、ベースレイヤ31の位置を所望の所に移動させることができる。または、ユーザは、ベースレイヤ31の右側上のエッジを指で押してベースレイヤ31の形状が長方形、円形、楕円形などのあらかじめ定義されている形状を示すテンプレートのうちの1つになるように選択するメニューを呼び出すことができる。そして、これと同様な方式で情報アイテム33の透明度、大きさ、形状、位置を変更させることができる。
示された例で、情報アイテム33は、“江辺駅”という文字になったキーワードであるが、情報アイテムは、このような文字のみを含むテキストに限定されるものではない。例えば、情報アイテムは、文字、数字、記号、及びこれらの組合わせによってなされるテキストで構成することができる。また、情報アイテムを構成するテキストには、エモーティコン、サムネイルのようなイメージ形態の要素も含まれうる。さらに、情報アイテムを構成するテキストには、特定ジェスチャ(例えば、円を描くタッチ)によって実行されるアクションを活性化するコントロールが含まれうる。例えば、あるアプリケーション名称を示す情報アイテムには、特定ジェスチャが入力された時、そのアプリケーションを実行させるアクションコントロールが含まれうる。または、あるインターネットアドレスを示す情報アイテムには、特定ジェスチャが入力された時、そのインターネットアドレスのウェブページを呼び出すことができるウェブブラウザーを実行させるアクションコントロールが含まれうる。
図4は、図2の実施形態によって提供される情報レイヤの他の実施形態を示す図面である。図4を参照すれば、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10の客体11、13、15、19と、図2を参照して記述された情報レイヤ30と、の一例が示される。
情報レイヤ30は、図3に示されたものと類似し、示された例で、情報レイヤ30は、半透明なベースレイヤ31と、このベースレイヤ31上に表示された情報アイテム33、及びこの情報アイテム33の出所情報を示すソースアイテム35と、を含む。
このようなソースアイテム35は、情報アイテム33が検索された出処を示すが、示された例で、“江辺駅”という情報アイテム33が、以前に受信された電子メールメッセージから検索されたものであることを示すソースアイテム35が見られる。
このようなソースアイテム35は、例えば、ユーザが、図3の情報アイテム33を指で円を描くようにタッチすることによって、情報アイテム33横にベースレイヤ31上で表示させるか、表示されないようにできる。ソースアイテム35の透明度、大きさ、位置、形状などは、情報レイヤ30と同様に、ユーザによって調節される。また、情報アイテム35の透明度、大きさ、位置、形状などは、装置が使われる環境条件によって自動で調節される。
図5は、情報検索システムの他の実施形態を示すブロック図である。図5を参照すれば、図2を参照して記述されたものと類似しているが、検索語をユーザが指定する情報検索システム50が例示される。
情報検索システム50は、アプリケーションインターフェース51、検索語及びイベント受信部53、情報ソース55、情報検索部57、情報レイヤ表示部59などのコンポーネントを含みうる。
アプリケーションインターフェース51は、特定アプリケーションによって提供されるユーザインターフェースである。ユーザは、アプリケーションインターフェース51を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。
この場合、ユーザは、情報検索システム50の動作開始のために既定のイベントを発生させながら、同時に検索語を指定することができる。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース51上に表示されているコンテンツ中に検索語として指定したいキーワードまたは文章を選択した後、情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、ジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントとユーザが指定した検索語アプリケーションインターフェース51を介して検索語及びイベント受信部53によって受信されうる。ユーザが検索語を指定する動作は、図6を参照してさらに後述する。
検索語及びイベント受信部53によって検索語が受信され、同時に情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、該受信された検索語を用いて情報検索部57によって検索が行われる。情報検索部57は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソース55を対象にして検索を行うことができる。情報レイヤ表示部59は、情報レイヤを生成してアプリケーションインターフェース51内に表示することができる。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、検索語として指定する単語や文章を選択してブロックで表示した後、選択されたブロックをマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索システム50がブロックで表示された検索語を用いて情報ソースから情報を検索した後、検索結果を示す情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム50によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報のうちから所望の検索語を指定して関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果を別途のレイヤ上から提供されうる。
図6は、図5の実施形態によってユーザが手動で検索語を指定する例を説明する図面である。図6を参照すれば、ユーザが、アプリケーションインターフェース10に表示されているコンテンツの所望の検索語を選択する動作が例示される。示された例で、ユーザは、指でアプリケーションインターフェース10の以前メッセージ表示領域13内に表示されているメッセージのうちから所望の単語“山行”を検索語60として選択する場合が表されている。たとえ図面で、ユーザが、ただ1つの単語を選択している例が示されているにしても、このような例にのみ限定されるものではない。ユーザは、アプリケーションインターフェース10に含まれている客体11、13、15、19中に表示されている任意のコンテンツの一部または全部を検索語として選択することができる。
図7は、情報検索システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。図7を参照すれば、特定アプリケーションに従属される形態ではなく、独立した形態として具現可能な情報検索システム70が例示される。
情報検索システム70は、アプリケーションインターフェース720及び情報ソース740に従属されず、別個に実行されて設けられることもある。したがって、図面で、アプリケーションインターフェース720及び情報ソース740は、それぞれ1つのみが示されているが、複数の互いに異なるアプリケーションインターフェース及び互いに異なる複数の情報ソースが、情報検索システム70とインタラクションすることができる。
情報検索システム70は、アプリケーションアダプタ71、イベント受信部73、検索語抽出部75、情報検索部77、情報レイヤ表示部79などのコンポーネントを含みうる。
アプリケーションアダプタ71は、情報検索システム70が互いに異なる多様なアプリケーションインターフェース720と通信可能にするコンポーネントである。アプリケーションインターフェース720は、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10と同様に、例えば、スマートフォンのようなコンピューティング装置内に設けられて、特定機能を行うアプリケーションが提供する、アプリケーションとユーザとのインタラクションのためのユーザインターフェースであり得る。ユーザは、アプリケーションインターフェース720を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。
この場合、ユーザは、情報検索システム70の動作開始のために既定のイベントを発生させうる。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース720上に備えられているボタンをタッチするか、または既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントが、アプリケーションインターフェース720からアプリケーションアダプタ71を通じてイベント受信部73によって受信されうる。
このようにイベント受信部73によって情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、検索語抽出部75は、アプリケーションインターフェース720内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する。このように抽出された検索語を用いて情報検索部77によって検索が行われる。情報検索部77は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソース740を対象にして検索を行うことができる。この例で、情報ソース740は、アプリケーションインターフェース720及び情報検索システム70とは独立して存在するコンポーネントであり得る。
情報レイヤ表示部79は、情報レイヤを生成してアプリケーションアダプタ71を通じてアプリケーションインターフェース720内に表示する。情報レイヤは、図3及び図4を参照して記述されたように、情報検索部77による検索を通じて見つけた情報を示すテキスト形態の情報アイテム及び情報アイテムの出処を示すソースアイテムを含みうる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム70は、特定アプリケーションに従属されるソフトウェアではなく、例えば、運用システムの一部または独立したアプリケーションとして具現可能である。それによれば、ユーザは、アプリケーションの種類に関係なく作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供されうる。
図8は、情報検索システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。図8を参照すれば、情報レイヤ上に提供された情報アイテムをアプリケーションインターフェース上に入力することができる機能を有した独立した形態として具現可能な情報検索システム80が例示される。
情報検索システム80は、アプリケーションインターフェース820及び情報ソース840に従属されず、別個に実行されて設けられることもある。したがって、図面で、アプリケーションインターフェース820及び情報ソース840は、それぞれ1つのみが示されているが、複数の互いに異なるアプリケーションインターフェース及び互いに異なる複数の情報ソースが、情報検索システム80とインタラクションすることができる。
情報検索システム80は、アプリケーションアダプタ81、イベント受信部82、検索語抽出部83、情報検索部84、情報レイヤ表示部85、情報送信部86などのコンポーネントを含みうる。たとえ図8が、情報検索システム80に含まれたアプリケーションアダプタ81、イベント受信部82、検索語抽出部83、情報検索部84、情報レイヤ表示部85、情報送信部86を図示しているにしても、このような構成は、独立したハードウェアに具現されうる。したがって、情報検索システム80は、図8に示されたところに限定されず、追加構成をさらに含むか、一部構成を省略することが可能である。
アプリケーションアダプタ81は、情報検索システム80が互いに異なる多様なアプリケーションインターフェース820と通信可能にするコンポーネントである。アプリケーションインターフェース820は、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10と同様に、例えば、スマートフォンのようなコンピューティング装置内に設けられて、特定機能を行うアプリケーションが提供する、アプリケーションとユーザとのインタラクションのためのユーザインターフェースであり得る。ユーザは、アプリケーションインターフェース820を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。この際、ユーザは、情報検索システム80が動作を始めるようにイベントを発生させるアクションを取ることができる。
例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース820上に備えられているボタンをタッチするか、または既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントがアプリケーションインターフェース820からアプリケーションアダプタ81を通じてイベント受信部82によって受信されうる。
このようにイベント受信部82によって情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、検索語抽出部83は、アプリケーションインターフェース820内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する。このように抽出された検索語を用いて情報検索部84によって情報ソース840を対象にして検索が行われる。
情報レイヤ表示部85は、情報レイヤを生成してアプリケーションアダプタ81を通じてアプリケーションインターフェース820内に表示する。情報レイヤは、図3及び図4を参照して記述されたように、情報検索部84による検索を通じて見つけた情報を示すテキスト形態の情報アイテム、及び情報アイテムの出処を示すソースアイテムを含みうる。
そして、例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース820に表示された情報レイヤ内の情報アイテムをダブルタッチすることによって、その情報アイテムをアプリケーションインターフェース820内で現在作業中である文章内に入力することができる。この例で、ユーザが、アプリケーションインターフェース820に表示された情報レイヤ内の情報アイテムをダブルタッチすれば、このようなイベントは、アプリケーションアダプタ81を経由してイベント受信部82で情報アイテム入力イベントとして受信されうる。そうすると、情報送信部86は、情報レイヤ内の情報アイテムをアプリケーションインターフェース820を制御するアプリケーションに伝送しうる。この場合、アプリケーションは、情報送信部86から受信した情報アイテムをキーボードによる入力情報と同様な入力情報として取り扱うことができる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム80は、アプリケーションの種類に関係なく作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供され、また提供された情報を容易に現在作業中に入力可能にする。
図9及び図10は、図8の実施形態によって提供される情報レイヤから表示された情報アイテムを入力するためのイベントの例及び情報アイテムが伝送された結果を示す図面である。
図9を参照すれば、ユーザは、情報レイヤ30に表示されている情報アイテム33を指でタッチする例が示される。このようなタッチイベントによって情報アイテム33は、情報レイヤ30下にある既存の客体のうち、あらかじめ設定されている客体に伝送することができる。図10を参照すれば、アプリケーションインターフェース10の既存の客体のうちから文字メッセージを作成する入力フォーム15内に情報アイテム33がコピーされて入力されたものが示される。このように、情報レイヤ30に表示された情報アイテム33は、ユーザが検索機能を活性化させる直前にテキストを入力しようとした位置(例えば、カーソルが位置する地点)に入力されるように伝送することができる。
図11は、情報検索システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。図11を参照すれば、情報レイヤ上に複数の情報アイテムを提供し、所望の情報アイテムを選択してアプリケーションインターフェース上に入力することができる機能を有した独立した形態として具現可能な情報検索システム110が例示される。
情報検索システム110は、アプリケーションインターフェース1120及び情報ソース1140に従属されず、別個に実行されて設けられることもある。したがって、図面で、アプリケーションインターフェース1120及び情報ソース1140は、それぞれ1つのみが示されているが、複数の互いに異なるアプリケーションインターフェース及び互いに異なる複数の情報ソースが、情報検索システム110とインタラクションすることができる。
情報検索システム110は、アプリケーションアダプタ111、イベント受信部112、検索語抽出部113、情報検索部114、情報選別部115、情報レイヤ表示部116、情報送信部117などのコンポーネントを含みうる。たとえ、図11に、アプリケーションアダプタ111、イベント受信部112、検索語抽出部113、情報検索部114、情報選別部115、情報レイヤ表示部116、情報送信部117などが情報検索システム110に含まれると示されているにしても、各コンポーネントは、独立したハードウェアに具現されうる。したがって、情報検索システム110は、図11に示されたところに限定されず、追加構成を含むか、一部構成を省略することができる。
アプリケーションアダプタ111は、情報検索システム80が互いに異なる多様なアプリケーションインターフェース1120と通信可能にするコンポーネントである。アプリケーションインターフェース1120は、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10と同様に、例えば、スマートフォンのようなコンピューティング装置内に設けられて、特定機能を行うアプリケーションが提供する、アプリケーションとユーザとのインタラクションのためのユーザインターフェースであり得る。ユーザは、アプリケーションインターフェース1120を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。この場合、ユーザは、情報検索システム110の動作開始のために既定のイベントを発生させうる。
例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース1120上に備えられているボタンをタッチするか、または既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントがアプリケーションインターフェース1120からアプリケーションアダプタ111を通じてイベント受信部112によって受信されうる。
このようにイベント受信部112によって情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、検索語抽出部113は、アプリケーションインターフェース1120内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する。このように抽出された検索語を用いて情報検索部114によって情報ソース1140を対象にして検索が行われる。
情報選別部115は、情報検索部114によって検索された結果から生成される複数の情報アイテムのうちから情報レイヤに表示される情報アイテムを選別する機能を行うコンポーネントである。情報選別部115は、初期にあらかじめ保存されている基準によって情報アイテムの表示順位を決定することができる。情報選別部115の選別のための基準は、例えば、情報アイテムが検索される出処の生成日付によって、情報ソースによって定められうる。以後、情報選別部115は、イベント受信部112によって受信される情報アイテム選択イベントによって他の情報アイテムが表示されるように選別することができる。
情報レイヤ表示部116は、情報レイヤを生成してアプリケーションアダプタ111を通じてアプリケーションインターフェース1120内に表示する。情報レイヤは、図3及び図4を参照して記述されたように、情報検索部114による検索を通じて見つけた情報を示すテキスト形態の情報アイテム及びそれぞれの情報アイテムの出処を示すソースアイテムのうちから情報選別部115によって表示されるように選別されたものなどを表示することができる。この例で、情報レイヤは、ユーザが現在表示されている情報アイテムではない他の情報アイテムを表示させる入力ボタンまたは矢印形態のコントロールを含みうる。
そして、例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース1120で情報レイヤに表示されている情報アイテムをスライディングタッチすることによって、他の情報アイテムが表示されるように選択することができる。情報レイヤ上に表示された情報アイテムが、所望の情報を示す場合、この情報アイテムをダブルタッチすることができる。そうすると、その情報アイテムが、アプリケーションインターフェース1120内で現在作業中である文章内に入力されうる。この例で、ユーザが、アプリケーションインターフェース1120に表示された情報レイヤ内の情報アイテムをダブルタッチすれば、このようなイベントは、アプリケーションアダプタ111を経由してイベント受信部112で情報アイテム入力イベントとして受信されうる。そうすると、情報送信部117は、情報レイヤ内の情報アイテムをアプリケーションインターフェース1120を制御するアプリケーションに伝送しうる。この場合、アプリケーションは、情報送信部117から受信した情報アイテムをキーボードによる入力情報と同様な入力情報として取り扱うことができる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム110は、アプリケーションの種類に関係なく作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果を別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報のうちから所望の情報を選択し、また選択した情報を容易に現在作業中に入力可能にする。
図12ないし図15は、図11の実施形態によって提供される情報レイヤの多様な実施形態を示す図面である。
図12を参照すれば、情報レイヤ30のベースレイヤ31上に2つの情報アイテム33、34が同時に表示された例を図示する。ユーザは、表示された情報アイテム33、34のうちから所望の情報を選択してタッチすることによって、作業中である入力フォーム15に伝送しうる。
図13を参照すれば、情報レイヤ30のベースレイヤ31上に1つの情報アイテム33及びこれと関連したソースアイテム35が表示された例が示される。この例で、ユーザは、情報アイテム33が所望の情報ではないということが分かり、他の情報アイテムを見るために、指で情報アイテム33を横に押すスライディングタッチをしている。このようなユーザジェスチャによって、情報レイヤ30上に他の情報アイテムが表示される。指を用いてユーザが情報アイテム33をスライディングすることを例示したが、これに限定されず、スタイラスやペンのような他のアイテムが、情報アイテム33のスライディングのために使われる。
図14を参照すれば、図13のユーザのスライディングタッチイベントによって他の情報アイテム34と、これと関連したソースアイテム36と、が示される。ユーザは、今回に表示された情報アイテム34が所望の情報を表わしていると思うことができる。そうすると、情報アイテム34を指でタッチすることによって、作成中である文字メッセージ内に挿入することができる。
図15は、図14でユーザが情報アイテム34を指でタッチした結果、作成中である文字メッセージ内に挿入されたテキスト150を図示する。
図16は、情報検索システムのさらに他の実施形態を示すブロック図である。図16を参照すれば、複数の情報ソースに対して検索し、情報レイヤ上に複数の情報アイテムを提供し、所望の情報ソースを検索対象にして選択し、また検索結果のうちから所望の情報アイテムを選択してアプリケーションインターフェース上に入力することができる機能を有する独立した形態として具現可能な情報検索システム160が例示される。
情報検索システム160は、アプリケーションインターフェース1620及び情報ソース1640に従属されず、別個に実行されて設けられることもある。したがって、図面で、アプリケーションインターフェース1620及び情報ソース1640は、それぞれ1つのみが示されているが、複数の互いに異なるアプリケーションインターフェース及び互いに異なる複数の情報ソースが、情報検索システム160とインタラクションすることができる。
情報検索システム160は、アプリケーションアダプタ161、イベント受信部162、検索語抽出部163、情報検索部164、ソース登録部165、情報/ソース選別部166、情報レイヤ表示部167、情報送信部168などのコンポーネントを含みうる。たとえ、図16に、アプリケーションアダプタ161、イベント受信部162、検索語抽出部163、情報検索部164、ソース登録部165、情報/ソース選別部166、情報レイヤ表示部167、情報送信部168などが情報検索システム160に含まれると示されているにしても、各コンポーネントは、独立したハードウェアに具現されうる。したがって、図16に示されたところに限定されず、情報検索システム160は、追加構成を含むか、一部構成を省略することが可能である。
アプリケーションアダプタ161は、情報検索システム80が互いに異なる多様なアプリケーションインターフェース1620と通信可能にするコンポーネントである。アプリケーションインターフェース1620は、図1を参照して記述されたアプリケーションインターフェース10と同様に、例えば、スマートフォンのようなコンピューティング装置内に設けられて、特定機能を行うアプリケーションが提供する、アプリケーションとユーザとのインタラクションのためのユーザインターフェースであり得る。ユーザは、アプリケーションインターフェース1620を介してテキスト入力作業中に、情報検索の必要性を感じる。この場合、ユーザは、情報検索システム160の動作開始のために既定のイベントを発生させうる。
例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース1620上に備えられているボタンをタッチするか、または既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報検索機能を行わせるイベントがアプリケーションインターフェース1620からアプリケーションアダプタ161を通じてイベント受信部162によって受信されうる。
このようにイベント受信部162によって情報検索機能を行わせるイベントが受信されれば、検索語抽出部163は、アプリケーションインターフェース1620内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する。このように抽出された検索語を用いて情報検索部164によって情報ソース1640を対象にして検索が行われる。
この例で、情報ソース1640は、N個の互いに異なる情報ソース1641、1642、1643を含むものと例示される。ユーザは、ソース登録部165を通じて情報検索部164から検索される情報ソースに対して追加、修正、削除などのアクションを取ることができる。すなわち、ユーザは、新たな情報ソースアクセス経路を登録させて追加するか、不要な情報ソースアクセス経路を削除するか、情報ソースへのアクセス方式が変わった時、ファイル経路またはアカウント情報などを修正することによって、既存の情報ソースアクセス経路を修正することができる。さらに、ユーザは、ソース登録部165を通じて複数の情報ソースのそれぞれに対して検索を先にまたは後で行う順序を検索順位を指定することができる。
情報/ソース選別部166は、情報検索部164によって検索された結果から生成される複数の情報アイテムのうちから情報レイヤに表示される情報アイテムを選別する機能を行うことができる。また、情報/ソース選別部166は、情報検索部164によって検索された結果から生成される複数の情報アイテムのうちから表示される情報アイテムの選択が情報ソースの選択を通じてなされるようにする。情報/ソース選別部166は、初期にあらかじめ保存されている基準によって情報アイテムまたは情報ソースの表示順位を決定することができる。情報/ソース選別部166の選別のための基準は、例えば、情報アイテムが検索される出処の生成日付によって、情報ソースの検索順位によって定められうる。以後、情報/ソース選別部166は、イベント受信部162によって受信される情報アイテム選択イベントによって他の情報アイテムが表示されるように選別することができる。
情報レイヤ表示部167は、情報レイヤを生成してアプリケーションアダプタ161を通じてアプリケーションインターフェース1620内に表示する。情報レイヤは、図3及び図4を参照して記述されたように、情報検索部164による検索を通じて見つけた情報を示すテキスト形態の情報アイテム及びそれぞれの情報アイテムの出処を示すソースアイテムのうちから情報/ソース選別部166によって表示されるように選別されたものなどを表示することができる。この例で、情報レイヤは、ユーザが現在表示されている情報アイテムまたはソースアイテムではない他の情報アイテムまたはソースアイテムを表示させる入力ボタンまたは矢印形態のコントロールを含みうる。
そして、例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース1120で情報レイヤに表示されている情報アイテムまたはソースアイテムをスライディングタッチすることによって、他の情報アイテムまたは他のソースアイテムが表示されるように選択することができる。情報レイヤ上に表示された情報アイテムが所望の情報を示す場合、この情報アイテムをダブルタッチすることができる。そうすると、その情報アイテムが、アプリケーションインターフェース1620内で現在作業中である文章内に入力されうる。この例で、ユーザが、アプリケーションインターフェース1620に表示された情報レイヤ内の情報アイテムをダブルタッチすれば、このようなイベントは、アプリケーションアダプタ161を経由してイベント受信部162で情報アイテム入力イベントとして受信されうる。そうすると、情報送信部168は、情報レイヤ内の情報アイテムをアプリケーションインターフェース1620を制御するアプリケーションに伝送しうる。この場合、アプリケーションは、情報送信部168から受信した情報アイテムをキーボードによる入力情報と同様な入力情報として取り扱うことができる。
このように、一実施形態によって提供される情報検索システム160は、アプリケーションの種類に関係なく作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報のうちから所望の情報を選択し、また選択した情報を容易に現在作業中に入力可能にする。
図17は、図16の実施形態によって登録される情報ソースの例を示す図面である。図17を参照すれば、ユーザは、スマートフォンのようなコンピューティング装置172に図16を参照して記述された情報検索システム160を備えることができる。この場合、ユーザは、コンピューティング装置172内に含まれている多様なアプリケーションのデータを情報検索システム160によって検索が行われるローカル情報ソース174として登録させることができる。ローカル情報ソース174には、SMS文字メッセージデータ1741、電子メールデータ1742、住所録データ1743、メモ帳データ1744、日程表データ1745などが含まれうるが、これに限定されるものではない。情報検索システム160によってアクセス可能なデータであれば、いずれも情報ソースとして利用されうる。例えば、コンピューティング装置172内に保存されている文書ファイル、イメージファイル、音楽ファイル、動画ファイルなどの各種のデータも、情報ソースとして利用されうる。
また、ユーザは、コンピューティング装置172と通信網で連結されるリモート装置内のデータを情報検索システム160によって検索が行われるリモート情報ソース178として登録させることができる。示された例で、たとえ通信網が、インターネット176として例示されているにしても、これに限定されるものではない。例えば、ブルートゥース(登録商標)、近距離無線周波数通信、イントラネット、無線電話網のような多様な通信網がいずれも利用されうる。リモート情報ソース178には、インターネット176を通じて検索可能なSNSデータ1781、ウェブブログデータ1782、ウェブ電子メールデータ1783、クラウドデータ1784、検索エンジンによって検索されたデータ1785などが含まれうるが、これに限定されるものではない。
以下、図18ないし図24を参照して、情報検索方法の実施形態が記述される。ここで、記述される情報検索方法は、単に例示に過ぎない。当業者は、特許請求の範囲内で多様な組合わせの他の方法が可能であるということを容易に理解できる。情報検索方法の全部または一部は、コンピューティング装置のプロセッサによって行われれば、特定タスクを実行可能にするコンピュータ実行可能インストラクション、モジュール、ソフトウェア、データ、アルゴリズム、プロシージャなどにコーディングされうる。コンピュータ実行可能インストラクションなどは、ソフトウェア開発者によって、例えば、ベーシック、フォートラン、C、C++のようなプログラミング言語によってコーディングされた後、機械言語にコンパイルされうる。
図18は、情報検索方法の一実施形態を示すフローチャートである。図18を参照すれば、情報検索方法(1800)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(1801)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(1801)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(1803)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
そして、このように抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(1805)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(1807)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(1800)が行われ、その結果、情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。以後、既定の時間が経過するなどの情報レイヤ終了イベントが受信されるか、またはユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(1809)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(1800)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果を別途のレイヤ上から提供されうる。
図19は、情報検索方法の他の実施形態を示すフローチャートである。図19を参照すれば、情報検索方法(1900)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して検索語を選択した後、情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(1901)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に表示されているメッセージの少なくとも一部を選択し、情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、選択されたメッセージが検索語として受信され、また情報レイヤ生成イベントが受信されうる(1901)。
検索語及び情報レイヤ生成イベントが受信されれば、該受信された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(1903)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(1905)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、特定単語を選択した後、選択した単語をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(1900)が行われ、その結果、情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。以後、既定の時間が経過するなどの情報レイヤ終了イベントが受信されるか、またはユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(1907)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(1900)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報のうち、選択した単語と関連した情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供されうる。
図20は、情報検索方法のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。図20を参照すれば、情報検索方法(2000)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(2001)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(2001)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(2003)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
そして、このように抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(2005)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテム及びこの情報アイテムが検索された出所情報を示すソースアイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(2007)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(2000)が行われ、その結果、情報アイテム及び関連ソースアイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。以後、既定の時間が経過するなどの情報レイヤ終了イベントが受信されるか、またはユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(2009)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(2000)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果及び検索結果の出所情報を別途のレイヤ上から提供されうる。
図21は、情報検索方法のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。図21を参照すれば、情報検索方法(2100)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(2101)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(2101)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(2102)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
そして、このように抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(2103)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(2104)。
以後、ユーザは、情報レイヤ上に表示された情報アイテムをタッチすることによって、当該情報アイテムをアプリケーションインターフェースの既存の客体内に入力させる情報送信イベントを入力することができる。これにより、情報送信イベントが受信される(2105)。
情報送信イベントが受信されれば、情報アイテムがアプリケーションに伝送される(2106)。これにより、情報レイヤ上にあった情報アイテムと同じ内容のテキストがユーザが情報検索方法(2100)を実行させる直前に作業したテキスト入力位置に入力されうる。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(2100)が行われ、その結果、情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。ユーザは、情報レイヤ上に表示された情報アイテムをタッチすることによって、現在テキスト入力位置に情報アイテムと同じ内容のテキストを入力することができる。
以後、ユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(2107)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(2100)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果がを別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報を容易に現在画面に入力することができる。
図22は、情報検索方法のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。図22を参照すれば、情報検索方法(2200)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(2201)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(2201)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(2202)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
そして、このように抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(2203)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(2204)。この際、検索結果の情報アイテムは、複数個生成されうる。複数個の情報アイテムは、いずれも一度に情報レイヤ上に表示される。他の方式では、例えば、複数個の情報アイテムのうちから経時的に最も先に生成された情報が選別されて、情報レイヤ上に表示される。
ユーザは、情報レイヤ上に現在表示された情報アイテムではない他の情報アイテムを表示させるために、情報アイテムをタッチして横に押すスライディングタッチを入力することができる。これにより、情報アイテム選別イベントが受信されうる(2205)。
情報アイテム選別イベントが受信されれば、検索段階(2203)から検索された結果のうちから他の情報アイテムが選別されて、情報レイヤ上に表示される(2206)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(2200)が行われ、その結果、情報アイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。ユーザは、情報レイヤ上に表示された情報アイテムをスライディングタッチすることによって、他の情報アイテムを表示させうる。
以後、ユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(2207)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(2200)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果が別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報が変更されて表示されるように選択することができる。
図23は、情報検索方法のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。図23を参照すれば、情報検索方法(2300)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(2301)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(2301)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(2302)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
そして、このように抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(2303)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテム及び情報アイテムの出所情報を示すソースアイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(2304)。この際、検索結果の情報アイテムは、それぞれ複数個生成されうる。また、ソースアイテムは、それぞれの情報アイテムに対して複数個生成されうる。これら情報アイテム及びソースアイテムは、いずれも一度に情報レイヤ上に表示されるには量が多過ぎる。この場合、例えば、複数個の情報アイテム及びソースアイテムのうちから経時的に最も先に生成された情報が選別されて、情報レイヤ上に表示される。
ユーザは、情報レイヤ上に現在表示された情報アイテムまたはソースアイテムではない他の情報アイテムを表示させるために、情報アイテムまたはソースアイテムをタッチして横に押すスライディングタッチを入力することができる。これにより、情報またはソースアイテム選別イベントが受信されうる(2305)。
情報またはソースアイテム選別イベントが受信されれば、検索段階(2203)において検索された結果のうちから他の情報アイテムまたはソースアイテムが選別されて、情報レイヤ上に表示される(2306)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(2300)が行われ、その結果、情報アイテム及びソースアイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。ユーザは、情報レイヤ上に表示された情報アイテムまたはソースアイテムをスライディングタッチすることによって、他の情報アイテムまたはソースアイテムを表示させうる。
以後、ユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(2307)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(2300)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、その検索結果及び検索結果の出所情報を別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報が変更されて表示されるように選択することができる。
図24は、情報検索方法のさらに他の実施形態を示すフローチャートである。図24を参照すれば、情報検索方法(2400)は、ユーザがアプリケーションインターフェースを介して情報レイヤ生成イベントを発生させ、これを受信することで始まる(2401)。アプリケーションインターフェースは、図1ないし図16を参照して記述されたように、ユーザが、メッセージまたは文書作成などの作業を可能にするアプリケーションが提供するユーザインターフェースであり得る。例えば、ユーザは、アプリケーションインターフェース上に備えられている情報検索機能を活性化するボタンをタッチするか、既定のタッチジェスチャを入力することができる。これにより、情報レイヤ生成イベントが受信されうる(2401)。
情報レイヤ生成イベントが受信されれば、アプリケーションインターフェース内に表示されているコンテンツから検索語を抽出する段階が進行しうる(2402)。例えば、図1に例示されているアプリケーションインターフェース10の場合に、検索語抽出は、以前メッセージ表示領域13のように特定客体内に表示されているメッセージ全体を検索語として抽出することができる。
それと同時に、またはその前後に情報ソースを追加する段階(2403、2404)が進行しうる。ユーザは、検索のための情報ソースを確認したいことがある。このような確認段階で、ユーザは情報ソースを追加するメニューを活性化させることができる(2403)。情報ソースを追加するメニューを活性化した後(2403の「はい」)、ユーザは、所望の情報ソースのアクセス経路を登録させて情報ソースをさらに登録させうる(2404)。示された例で、情報ソースは、新たに登録されるもののみが見えているが、この段階(2404)から削除されて消えることもあり、既存の情報ソースのアクセス経路情報が修正されることもある。
これにより、情報ソースが確認されれば、段階(2402)から抽出された検索語を用いて情報ソースに対して検索が行われる(2405)。情報検索は、一般的なキーワード基盤の検索技法または意味的な連結を通じたセマンティックス検索技法などを用いて情報ソースを対象にして検索を行うことができる。
検索結果は、情報アイテム及び情報アイテムの出所情報を示すソースアイテムに生成され、アプリケーションインターフェースの既存の客体上にオーバーレイされたレイヤ内に表示されるように情報レイヤが生成される(2406)。この際、検索結果の情報アイテムは、それぞれ複数個生成されうる。また、ソースアイテムは、それぞれの情報アイテムに対して複数個生成されうる。これら情報アイテム及びソースアイテムは、いずれも一度に情報レイヤ上に表示されるには量が多過ぎる。この場合、例えば、複数個の情報アイテム及びソースアイテムのうちから経時的に最も先に生成された情報が選別されて、情報レイヤ上に表示される。
ユーザは、情報レイヤ上に現在表示された情報アイテムまたはソースアイテムではない他の情報アイテムを表示させるために、情報アイテムまたはソースアイテムをタッチして横に押すスライディングタッチを入力することができる。これにより、情報またはソースアイテム選別イベントが受信されうる(2407)。
情報またはソースアイテム選別イベントが受信されれば、検索段階(2405)において検索された結果のうちから他の情報アイテムまたはソースアイテムが選別されて、情報レイヤ上に表示される(2408)。
例えば、ユーザが、文書を作成する途中で、辞書で特定単語を探してみたり、電子メールメッセージのうち、特定情報を探してみたりする必要がある時、テキスト入力位置をマウスでダブルクリックするか、または指でダブルタッチすることができる。そうすると、情報検索方法(2400)が行われ、ユーザは、所望の情報ソースを追加し、検索結果情報アイテム及びソースアイテムが備えられた情報レイヤを表示することができる。この情報レイヤは、ユーザが文書を作成しているそのアプリケーションインターフェース上の現在テキスト入力位置上にオーバーレイされうる。ユーザは、情報レイヤ上に表示された情報アイテムまたはソースアイテムをスライディングタッチすることによって、他の情報アイテムまたはソースアイテムを表示させうる。
以後、ユーザが、アプリケーションインターフェース上の特定位置または情報レイヤ上の特定位置を指でタッチすることによって、情報レイヤ終了イベントが受信(2409)され、これにより、情報レイヤの表示が終了する。
このように、一実施形態によって提供される情報検索方法(2400)によれば、ユーザは、作業中である画面を離れなくとも、現在画面に表示されている情報に基づいた関連情報を簡単なタッチジェスチャを通じて自動検索させ、検索対象である情報ソースを自在に追加し、その検索結果及び検索結果の出所情報を別途のレイヤ上から提供され、該提供された情報が変更されて表示されるように選択することができる。
前述した情報検索システムのコンポーネントは、特定機能を行うように構成された回路を含むハードウェアによって具現可能である。他の方式で、情報検索システムのコンポーネントは、プロセッサ、メモリ、ユーザ入力装置、及び/又はプレゼンテーション装置などを含みうるコンピューティング装置のハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアコンポーネントの組合わせによって具現可能である。メモリは、プロセッサによって実行されれば、特定タスクを行うようにコーディングされているコンピュータ実行可能ソフトウェア、アプリケーション、プログラムモジュール、ルーチン、インストラクション(instructions)、及び/又はデータなどを保存するコンピュータ可読ストレージ媒体である。プロセッサは、コンピュータ可読媒体に含まれているコンピュータ実行可能ソフトウェア、アプリケーション、プログラムモジュール、ルーチン、インストラクション、及び/又はデータなどを読み出して実行することができる。ユーザ入力装置は、ユーザをしてプロセッサに特定タスクを実行させる命令を入力するか、特定タスクの実行に必要なデータを入力させる手段であり得る。ユーザ入力装置は、物理的なまたは仮想的なキーボードやキーパッド、キーボタン、マウス、ジョイスティック、トラックボール、タッチ−敏感型入力手段、またはマイクロホンなどを含みうる。プレゼンテーション装置は、ディスプレイ、プリンター、スピーカー、または振動装置などを含みうる。
情報検索方法の段階、過程、プロセスは、特定機能を行うように構成された回路を含むハードウェアによって実行可能である。他の方式で、情報検索方法は、コンピュータ実行可能インストラクションとしてコーディングされてコンピューティング装置のプロセッサによって実行されることで具現されうる。コンピュータ実行可能インストラクションは、ソフトウェア、アプリケーション、モジュール、プロシージャ、プラグイン、プログラム、インストラクション、及び/又はデータ構造などを含みうる。コンピュータ実行可能インストラクションは、コンピュータ可読媒体上に含まれうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読ストレージ媒体及びコンピュータ可読通信媒体を含む。コンピュータ可読ストレージ媒体は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、磁気カセット、ハードディスク、ソリッドステートディスクなどを含みうる。コンピュータ可読通信媒体は、診断方法がコーディングされているコンピュータ実行可能インストラクションが通信網を通じて送受信可能な信号の形態でコーディングされていることを意味する。
コンピューティング装置は、ウェアラブルコンピューティング装置、ハンドヘルドコンピューティング装置、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、デスクトップ、パソコン、サーバなどの多様な装置を含みうる。コンピューティング装置は、スタンドアローンタイプの装置であり得る。コンピューティング装置は、通信網を通じて互いに協力する多数のコンピューティング装置を含みうる。