JP2015212529A

JP2015212529A - 回転運動発生装置

Info

Publication number: JP2015212529A
Application number: JP2014095624A
Authority: JP
Inventors: 創小野; So Ono
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-05-07
Filing date: 2014-05-07
Publication date: 2015-11-26

Abstract

【課題】回転運動を得るためのエネルギー源として、自然環境に優しく常に安定性のある「重力」のみを利用した回転運動発生装置を提供する。【解決手段】自重によって生み出された回転力(トルク)を利用して抵抗(壁など)を駆け上がり、回転軸と抵抗(壁など)との距離を変化させることで重心をスライド移動させ、強制的に重量の不均衡を作り出すことで、持続した回転運動を得られることを特徴とする。【選択図】図６

Description

本発明は、重心をスライド移動させることで、強制的に作り出した重量の不均衡を利用した回転運動発生装置に関するものである。

回転運動を利用した発電のうち、化石燃料を用いてタービンを回す方式のものの問題点として、燃料自給率の低さ・燃料が枯渇性・自然環境への悪影響・設備の危険性などが挙げられる。

回転運動を利用した発電のうち、水力を用いたものの問題点として、施設設置場所が限定的・自然界への悪影響などが挙げられる。

回転運動を利用した発電のうち、風力を用いたものの問題点として、風況に左右されるため出力が不安定・設置場所が限定的・鳥類への悪影響などが挙げられる。

特開平０８−０６１２１４号公報特開２０１３−１６４０６０号公報

解決しようとする問題点は、回転運動を得るためのエネルギー源が、使用するにあたって様々な問題を発生するという点である。

本発明は、エネルギー源として、自然環境に優しく２４時間３６５日常に安定性のある「重力」のみを用いることが最大の特徴である。

本発明の回転装置は、地球上で得られる自然エネルギーの中でも最も安定性のある「重力」のみを利用していて、それ故に設置場所を選ばず自然界に与える影響が少ない。

この装置を発電目的に使用した場合、地産地消が可能となるため、大規模な送電網が不要となるだけでなく、供給地と消費地との地域間問題も解消されることが期待できる。

図１は、重心をスライド移動させることで強制的に「重量の不均衡」を作り出す原理を示した説明図である。（実施例１）図２は、動作原理を表すもので、図１の次点を示した説明図である。（実施例１）図３は、動作原理を表すもので、図２の次点を示した説明図である。（実施例１）図４は、動作原理を表すもので、図３の次点を示した説明図である。（実施例１）図５は、動作原理を表すもので、図４の次点を示した説明図である。（実施例１）図６は、図１〜５の原理を用いて安定した回転運動を得られるように、ウイングを３枚にした場合の動作イメージを示した説明図である。（実施例２）図７は、図６の斜視図である。（車輪などは省略）

重心の移動によって生じる重量の不均衡を利用して、重力が存在する地球上のどこでも、安定した回転運動を得られることが実現した。

図１〜５は、本発明の基本となる動作原理を時間経過ごとに示した図である。固定ウイングは回転軸に固定されている。移動ウイングは固定ウイングとスライド装置によって接続されているためスムーズにスライド移動することができる。

重量の不均衡により片側が落下を始め、図１〜３と進むにつれて勢いを増していく。

図３で、車輪が抵抗(壁など)に接触し、落下速度(回転速度)を利用して駆け上がっていく。

図３〜５で、回転軸と抵抗(壁など)との距離が縮まっていくことで、移動ウイングがスムーズにスライド移動していく。

完全にスライド移動した時(図１)には、重量の不均衡が出来上がっているため、再び落下し、回転が継続される。

図６は、回転軸に３つのウイングをそれぞれ異なる角度で取り付けた場合の動作イメージである。

ウイング１つでは安定した回転が得られないため、複数にすることで回転速度を安定させ、かつ回転力(トルク)を増幅させることができる。

発電装置としての利用価値があり、設置場所を選ばないという特性から、基幹電源としての利用以外にも簡易電源・非常電源などの目的として、需要元の建物内または建物に隣接する形で設置することが可能である。

動作を開始すれば装置が故障するまで動き続けるという特性から、発電目的として使用した場合、夜間などに大量の余剰電力が発生する。そのため一つの工場建屋に発電施設と植物工場を併設して、余剰電力を利用しての工場栽培を行うことができる。

移動ウイングの主要部分に木材を使用することで、間伐材を有効活用することができ、林業の復活・再生が期待できる。

車輪の代替品として乗用車などの廃タイヤを使用することで、廃タイヤをそのまま再利用でき、産業廃棄物の低減が期待できる。

１車輪
２ウエイト
３スライド装置
４ストッパー
１〜４移動ウイング
５固定ウイング
６回転軸
７抵抗(壁など)

Claims

重心の移動をスムーズに行えるように、固定ウイング(５)と移動ウイング(１〜４)との間にスライド装置(３)を設けた回転運動発生装置。
請求項１に加えて、回転軸(６)との距離が狭まるように抵抗(７)を設置し、そこを車輪(１)が駆け上がることで重心を強制移動させる回転運動発生装置。
ストッパー(４)を設けることで、最下点で車輪(１)が抵抗(７)に接触する際の衝撃を和らげる効果を備えた回転運動発生装置。