JP2015211934A - 収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容容器内の流体を収容容器の外部に逃がして収容容器内の圧力を低下させるにあたり、この圧力の低下がより確実に行われるようにする。【解決手段】符号12Aにて示す箇所にて亀裂が生じると、この亀裂を通じ、フィルタ収容部材110の内側の水が、フィルタ収容部材110の外側に逃げるようになる。そして、この水は、噛み合い部を通じ、図中下方に向かって移動する。具体的には、フィルタ収容部材110の雄ねじ部112と、蓋部材120の雌ねじ部121Aとが互いに噛み合った噛み合い部を通じ、図中下方へ水が移動する。その後、この水は、蓋部材120の開口縁120Xと、環状突出部113との間を通り、水用カートリッジ100の外部に達する。これにより、水用カートリッジ100の内部の圧力が低下する。【選択図】図9

Description

本発明は、収容容器に関する。
特許文献1には、キッチンユニットにおける流し台に設けられた収納庫内に、内部に中空膜が収容された浄水器が設置された構成が開示されている。
特開平10−165943号公報
ここで、水や空気などの流体が内部に供給される収容容器では、流体の供給に伴い収容容器の内部の圧力が高まるが、この圧力が予め定められた圧力を超える場合には、収容容器内の流体を外部に逃がし、収容容器の圧力を低下させることが好ましい。
本発明の目的は、収容容器内の流体を収容容器の外部に逃がして収容容器内の圧力を低下させるにあたり、この圧力の低下がより確実に行われるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される収容容器は、筒状に形成され、一方端に、開口と当該開口を取り囲む開口縁とを備え、流体が内部に供給される容器本体と、前記容器本体の前記一方端に被せられるように当該容器本体に取り付けられ、当該一方端が入る凹部を備え、当該容器本体の前記開口を塞ぐ蓋部材と、前記蓋部材の内面と前記容器本体との間に配置されたシール部材と、を備え、前記容器本体のうち、前記蓋部材の前記凹部に入り込む前記一方端には、当該容器本体の内圧によって亀裂が生じ当該容器本体の内部と外部とを通じさせる亀裂発生部が設けられ、前記シール部材は、前記亀裂発生部よりも、前記容器本体の前記開口縁側に設けられていることを特徴とする収容容器である。
ここで、前記容器本体のうち、前記亀裂発生部が設けられている部分の肉厚が、当該容器本体の各部位の肉厚のなかで最も小さいことを特徴とすることができる。この場合、亀裂発生部が設けられている部分の肉厚が他の部分の肉厚よりも大きくなっている場合に比べ、亀裂発生部にて亀裂が発生する可能性を高めることができる。
また、前記容器本体のうち、前記蓋部材の前記凹部に入り込む前記一方端には、当該蓋部材に形成された蓋側ねじ部に噛み合う容器側ねじ部が設けられ、当該容器側ねじ部が設けられている部分が、前記亀裂発生部として機能することを特徴とすることができる。この場合、亀裂を生じやすくするための特別な工夫を容器本体に対して施さずに、容器本体に亀裂発生部を設けることができる。
また、前記容器本体のうちの前記容器側ねじ部が設けられている部分の肉厚の方が、前記蓋部材のうちの前記蓋側ねじ部が設けられている部分の肉厚よりも小さいことを特徴とすることができる。この場合、蓋側ねじ部が設けられている部分よりも、容器側ねじ部が設けられている部分にて、亀裂を生じやすくすることができる。
また、前記容器本体の方が、前記蓋部材よりも、強度が小さい材料で形成されていることを特徴とすることができる。この場合、蓋部材よりも容器本体にて、亀裂を生じやすくことができる。
また、前記容器本体内には、当該容器本体内に供給される前記流体に含まれる異物を除去するフィルタが設けられていることを特徴とすることができる。この場合、流体に含まれる異物の除去を行えるようになる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される収容容器は、開口を備え、流体が内部に供給される容器本体と、前記開口を通じ前記容器本体内に入り込む筒状部であって一端部を先頭として当該容器本体内に入り込む当該筒状部を備え、当該容器本体の当該開口を塞ぐ蓋部材と、前記容器本体の内面と前記蓋部材の前記筒状部との間に配置されたシール部材と、を備え、前記蓋部材の前記筒状部のうち、前記容器本体内に入り込む部分には、当該容器本体の内圧によって亀裂が生じ当該筒状部の内周面側と外周面側とを通じさせる亀裂発生部が設けられ、前記シール部材は、前記亀裂発生部よりも、前記筒状部の前記一端部側に設けられていることを特徴とする収容容器である。
また、前記容器本体のうち、前記開口が設けられている側とは反対側には、底部が設けられ、前記底部の一部の肉厚が、当該底部の他の部分の肉厚よりも小さくなっており、当該一部に、前記容器本体の内部と外部とを通じさせる亀裂が生じやすくなっていることを特徴とすることができる。この場合、容器本体の底部から、収容容器内の流体を収容容器の外部に逃がせるようになる。
本発明によれば、収容容器内の流体を収容容器の外部に逃がして収容容器内の圧力を低下させるにあたり、この圧力の低下がより確実に行われるようにすることができる。
本実施形態にかかる歯科用診療装置の全体構成を示した図である。 ベースユニットの側壁を取り外した状態を示した図である。 水用取り付け部を拡大して示した図である。 水用カートリッジを説明するための図である。 フィルタ収容部材を取り除いた状態における水用カートリッジの斜視図である。 塞ぎ部材の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は、蓋部材を説明するための図である。 (A)、(B)は、フィルタ収容部材を説明するための図である。 フィルタ収容部材の上部、および、蓋部材を示した図である。 水用カートリッジの比較例を示した図である。 水用カートリッジの他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる歯科用診療装置の全体構成を示した図である。
同図に示すように、本実施形態の歯科用診療装置1では、床面の上に、診療台2が設けられている。ここで、この診療台2は、基台2aと、基台2aにより支持され昇降可能に設けられた座板2bと、一端が座板2bに取り付けられこの一端を中心に回転可能に設けられた背板2cとを備えている。なお、図1では、背板2cが倒れた状態を示している。
また、診療台2の脇には、医師用のトレーテーブル3、医師用のインスツルメントホルダ10が設けられている。なお、このインスツルメントホルダ10は、トレーテーブル3に取り付けられている。さらに、診療台2を挟みトレーテーブル3の反対側には、アシスタント用のインスツルメントホルダ(不図示)が設置されている。また、光源を備えたデンタルライト6a、このデンタルライト6aを支持するアーム6b、このアーム6bを支持する支柱6cが設置されている。
なお、医師用のインスツルメントホルダ10及びアシスタント用のインスツルメントホルダ(不図示)には、歯科用の診療用器具(インスツルメント)(不図示)が抜差し自在に保持される。ここで、医師用の診療用器具としては、例えば、エアタービンハンドピース、マイクロモータハンドピース、スケーラ、スリーウェーシリンジ、根管長測定器、根管拡大器、口腔内カメラを挙げることができる。また、アシスタント用の診療用器具としては、例えば、患者の口腔内の唾液、血液、切削屑などを吸引する吸引用器具を挙げることができる。
また、本実施形態では、診療台2の脇に、患者がうがいを行う際に用いるコップに対して水を供給する供給装置(スピットン装置)5が設けられている。この供給装置5には、ベースユニット51が設けられている。ここで、このベースユニット51の側面には、取り外し可能な側壁51Aが設けられており、この側壁51Aを取り外すことで、ベースユニット51の内部へのアクセスが可能になる。
さらに、供給装置5には、図1に示すように、ベースユニット51の上に設置され患者の口腔内から排出された唾液等を受ける廃液受け部(ベースン)52、廃液受け部52の脇に設けられ不図示のコップに対し水を供給するコップ用給水部(不図示)、清掃用の水を廃液受け部52に供給する清掃用給水部54が設けられている。
図2は、ベースユニット51の側壁51Aを取り外した状態を示した図である。
図2では図示を省略しているが、ベースユニット51の内部には、水(流体の一例)に含まれる不純物(異物)の除去を行う水用カートリッジ、および、空気(流体の他の一例)に含まれる不純物(異物)の除去を行う空気用カートリッジの2個のカートリッジが設置される。なお、本実施形態では、内部に収容されるフィルタ(後述)およびラベル(後述)における表示を除き、水用カートリッジと空気用カートリッジとは同様に構成されている。
本実施形態の歯科用診療装置1では、水道管によって供給されてきた水は、水用カートリッジを通されたうえで、診療用の水として用いられるようになる。また、本実施形態では、コンプレッサー(不図示)により送られてきた空気が、空気用カートリッジに通され、この空気用カートリッジを通された後の空気が、診療用の空気として用いられる。
ベースユニット51の内部には、図2に示すように、水用カートリッジが取り付けられる水用取り付け部61と、空気用カートリッジが取り付けられる空気用取り付け部62とが設けられている。ここで、本実施形態では、水用取り付け部61の方が空気用取り付け部62よりも下方に位置しており、カートリッジの取り付けが完了すると、水用カートリッジの方が空気用カートリッジよりも下方に位置する。
図3は、水用取り付け部61を拡大して示した図である。なお、空気用取り付け部62も水用取り付け部61と同様に構成されている。
水用取り付け部61には、水用カートリッジを下方から支持する支持板61Aと、上方から眺めた場合にC字状に形成され、水用カートリッジの側方への移動を規制する規制部材61Bとが設けられている。さらに、水用カートリッジに設けられた供給管(後述)および排出管(後述)の着脱が行われる着脱部61Cが設けられている。
着脱部61Cには、供給管が接続されこの供給管への水の供給を行う供給用コネクタ70、排出管が接続され排出管から排出された水が通る排出用コネクタ80が設けられている。さらに、図中、供給用コネクタ70および排出用コネクタ80の背後には、2本のチューブ(不図示)が設けられおり、一方のチューブが用いられ、水道管からの水が、供給用コネクタ70へ供給され、他方のチューブが用いられ、排出用コネクタ80からの水が、上記にて説明した診療用器具や供給装置5へ供給される。
図4は、水用カートリッジを説明するための図である。
収容容器の一例としての水用カートリッジ100には、容器本体の一例としてのフィルタ収容部材110が設けられている。このフィルタ収容部材110は、円筒状に形成され、内部に、中空糸フィルタなどのフィルタ(詳細は後述)を収容する。さらに、本実施形態の水用カートリッジ100には、フィルタ収容部材110の上方に形成された開口を塞ぐ蓋部材120が設けられている。
蓋部材120には、円筒状に形成され外周面121および上面122を有した蓋本体(基体)123と、水用カートリッジ100に供給されてきた水が通る供給管124と、水用カートリッジ100から排出される水が通る排出管125が設けられている。ここで、供給管124および排出管125の各々は、蓋本体123と一体で形成された管本体部126と、管本体部126の先端に挿入されて固定された筒状部材127とにより構成されている。
ここで、管本体部126は、L字状に形成されており、図中上下方向に沿って延びる第1部位126Aと、水平方向に沿って延びる第2部位126Bとが設けられている。このように、管本体部126をL字状に形成した場合、管本体部126を、鉛直方向に沿わせて且つ直線状に形成する場合に比べ、水用カートリッジ100の高さ寸法を減らせるようになる。付言すると、本実施形態では、供給管124および排出管125の先端に存在する開口128が横を向くようになっており、開口128が上方を向く場合に比べ、水用カートリッジ100の高さ寸法を減らせるようになる。
さらに、本実施形態では、フィルタ収容部材110の外周面に、カートリッジが水用カートリッジ100および空気用カートリッジの何れであるかの識別に用いられるラベル111が貼付されている。付言すると、本実施形態では、フィルタ収容部材110の外周面に対してラベル111が貼付され、これにより、フィルタ収容部材110の外周面に対して標記が付された状態となっている。
なお、図4では、水用カートリッジ100を示しているため、「水用」という表示がなされているが、空気用カートリッジである場合には、「空気用」という表示がなされる。本実施形態では、水用カートリッジ100と空気用カートリッジとが、同じ外形形状を有して形成されており、両者を見分けにくくなっている。このため、ラベル111上に、「水用」あるいは「空気用」という表示を行い、両者を見分けやすくしている。
さらに、本実施形態では、供給管124の外面に、水が流入することを示す「IN」という文字と矢印の表示がなされ、排出管125の外面に、水が排出されることを示す「OUT」という文字と矢印の表示がなされている。付言すると、供給管124および排出管125のそれぞれには、管のそれぞれが有する機能を示す表示(以下、「機能表示」と称する)が表示されている。
さらに、本実施形態では、水用カートリッジ100および空気用カートリッジの各々に、2つの筒状部材127が設けられ、本実施形態では、カートリッジ側に、合計で4個の筒状部材127が設けられた構成となっている。また、この4個の筒状部材127に対応するように、合計で4個のコネクタ(2個の供給用コネクタ70、2個の排出用コネクタ80)が設けられている。さらに、上記では説明を省略したが、4個の筒状部材127の各々は、色が互いに異なっており、また、4個のコネクタについても、色が互いに異なっている。
さらに、水用カートリッジ100に設けられた2つの筒状部材127のうちの、供給管124側に設けられた一方の筒状部材127の色と、水用取り付け部61(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの一方のコネクタである供給用コネクタ70の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この供給用コネクタ70にも、図4にて示した「IN」という文字や、矢印の表示がなされている。
また、水用カートリッジ100に設けられた2つの筒状部材127のうちの、排出管125側に設けられた他方の筒状部材127の色と、水用取り付け部61(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの他方のコネクタである排出用コネクタ80の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この排出用コネクタ80にも、図4にて示した「OUT」という文字や、矢印の表示がなされている。
同様に、空気用カートリッジに設けられた2つの筒状部材127のうちの、供給管124側に設けられた一方の筒状部材127の色と、空気用取り付け部62(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの一方のコネクタである供給用コネクタ70の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この供給用コネクタ70にも、図4にて示した「IN」という文字や、矢印の表示がなされている。
また、空気用カートリッジに設けられた2つの筒状部材127のうちの、排出管125側に設けられた他方の筒状部材127の色と、空気用取り付け部62(図2参照)に設けられた2つのコネクタのうちの他方のコネクタである排出用コネクタ80の色とが同じとなっている。さらに、図示は省略するが、この排出用コネクタ80にも、図4にて示した「OUT」という文字や、矢印の表示がなされている。
このように、本実施形態では、4個の筒状部材127の各々の色を異ならせ、また、4個のコネクタの各々の色を異ならせ、さらに、互いに接続されるコネクタと筒状部材127とが同色となっている。さらに、カートリッジ側のみではなく、コネクタ側にも、「IN」、「OUT」という文字や、矢印の表示を行っている。
かかる場合、水用カートリッジ100と空気用カートリッジとが誤って装着されたり、供給側と排出側とが誤って装着されたりすることを、さらに効果的に抑制できるようになる。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、供給管124と排出管125とが同方向(図中、紙面の奥側且つ左方向(斜め左奥方向))に向かって延びるように形成され、供給管124および排出管125の各々の先端に形成された開口128が、同方向を向くようになっている。これにより、本実施形態では、水用カートリッジ100を、図3にて示した着脱部61Cに対して押し込むだけで、水用カートリッジ100の装着を行えるようになる。
付言すると、本実施形態では、水用カートリッジ100を一方向に向けて押し込むだけで、水用カートリッジ100の装着を行えるようになっている。ここで、供給管124と排出管125とが互いに異なる方向に延び、供給管124および排出管125の各々の先端に形成された開口128が異なる方向を向いている場合、この一方向への押し込みはできず、水用カートリッジ100の装着時の操作が複雑化する。
図4を参照し、水用カートリッジ100についてさらに説明する。
本実施形態の水用カートリッジ100は、水用取り付け部61から取り外した状態でも自立できるようになっており、水用カートリッジ100が自立した状態では、開口128が水用カートリッジ100の最上部に位置する構成となっている。これにより、水用カートリッジ100の内部の水の外部への漏れ出しが起きにくくなっている。
さらに、本実施形態では、水用カートリッジ100の自立時、供給管124および排出管125が水平方向に沿って延びるように配置され、本実施形態では、この水平方向に延びる供給管124および排出管125の先端に開口128が形成されている。これにより、開口128が下方向を向かずに、横方向(水用カートリッジ100の側方、水平方向)を向くようになり、開口128から水が垂れることが起きにくくなっている。なお、本実施形態では、開口128が横方向を向く場合を一例に説明したが、開口128が斜め上方(横方向(水平方向)によりも上方)などを向く場合であっても、水が垂れることが起きにくくなる。
次に、水用カートリッジ100の内部構造について説明する。
図5は、フィルタ収容部材110を取り除いた状態における水用カートリッジ100の斜視図である。付言すると、図5は、水用カートリッジ100の底部側から水用カートリッジ100の内部構造を示した図である。
水用カートリッジ100の内部には、水用カートリッジ100の軸方向(高さ方向)に沿って配置された円筒状の筒状部材130が設けられている。さらに、筒状部材130の内部には、フィルタ(中空糸フィルタ)140が収容されている。また、筒状部材130の一方の端部を塞ぐ塞ぎ部材150が設けられている。塞ぎ部材150は、蓋部材120の裏面に対して固定されている。また、塞ぎ部材150には、塞ぎ部材150内の水の排出に用いられる排出用開口(後述)が形成されている。
本実施形態の水用カートリッジ100では、供給管124を通って供給されてきた水が、蓋部材120の裏面と塞ぎ部材150の外面(上面)との間に形成された隙間内に流れ出る。そして、この水は、図中矢印8Aで示すように移動し、筒状部材130の外周面に達する。
その後、この水は、筒状部材130に複数形成された貫通孔131を通って、筒状部材130の内部に入り込む。その後、この水は、塞ぎ部材150に向かう。この際、フィルタ140によって、水に含まれる不純物が除去される。その後、水は、塞ぎ部材150に形成された排出用開口、排出管125を通って、水用カートリッジ100の外部に排出される。
図6は、塞ぎ部材150の斜視図である。
塞ぎ部材150には、円筒状に形成され外周面151Aおよび上面151Bを有した塞ぎ部材本体151、塞ぎ部材本体151の上面151Bから上方に向かって延びる円筒状部材152が設けられている。
円筒状部材152の図中上端部には、上記にて説明した排出用開口152Aが形成されている。ここで、本実施形態では、円筒状部材152と塞ぎ部材本体151とは一体で形成されている。また、本実施形態では、円筒状部材152の上端部且つ外周面に、Oリング153が取り付けられている。円筒状部材152は、排出管125(図4参照)に設けられた第1部位126Aの内部に挿入されるが、この際、このOリング153が第1部位126Aの内周面に密着する。
塞ぎ部材本体151の外周面151Aには、塞ぎ部材本体151の軸方向に沿ったリブ151Cが4本形成されている。この4本のリブ151Cは、塞ぎ部材本体151の周方向において90°おきに配置されている。本実施形態では、塞ぎ部材150が蓋部材120の裏面側に取り付けられた際、蓋部材120の内周面に対してこのリブ151Cが対峙する。これにより、蓋部材120の内周面と塞ぎ部材150の外周面151Aとの間の隙間が、塞ぎ部材150の周方向において、一定に保たれるようになる。
また、塞ぎ部材本体151の上面151Bは、図中上方に向かうに従い径が次第に小さくように形成されている。本実施形態では、蓋部材120の裏面も、水用カートリッジ100の高さ方向における上方に向かうに従い径が小さくなる。本実施形態では、塞ぎ部材本体151の上面151Bの形状を、蓋部材120の裏面の形状に倣うようにしている。
なお、本実施形態では、水用カートリッジ100の高さ方向に沿って延びる面151Dと、この高さ方向と直交する方向に沿って延びる面151Eとを組み合わせることで、塞ぎ部材本体151の上面151Bの径を次第に小さくしている。付言すると、ドーム状のような曲面を用いずに、上面151Bの径を次第に小さくしている。この場合、曲面で径を小さくしていく場合に比べ、塞ぎ部材150の成形に用いる金型の製造コストをより安価にできる。
図7の(A)、(B)、(C)は、蓋部材120を説明するための図である。なお、同図(A)は上面図であり、同図(B)は、同図(A)におけるVIIB−VIIB線における断面図であり、同図(C)は、同図(B)における符号VIICで示す部分の拡大図である。
同図(B)に示すように、また、上記にて説明したように、蓋部材120には、円筒状に形成され外周面121および上面122を有した蓋本体123と、水用カートリッジ100に供給されてきた水が最初に通る供給管124と、水用カートリッジ100から排出される水が通る排出管125とが設けられている。ここで、上記のとおり、供給管124および排出管125の各々には、図中上下方向に沿って延びる第1部位126Aと、水平方向に沿って延びる第2部位126Bとが設けられている。
ここで、上記にて説明した塞ぎ部材150の円筒状部材152(図6参照)は、排出管125に設けられた第1部位126Aに挿入される。これにより、本実施形態では、フィルタ140(図5参照)を経由して塞ぎ部材150まで達した水が、円筒状部材152を通り、排出管125に達する。そして、本実施形態では、この排出管125を水が通り、水用カートリッジ100の外部に水が排出される。
さらに、本実施形態の蓋部材120では、図7(B)に示すように、フィルタ収容部材110の端部(開口側の端部)が入り込む凹部200が設けられている。本実施形態では、この凹部200に対してフィルタ収容部材110の端部が入れられると、フィルタ収容部材110のこの端部に対して蓋部材120が被せられた状態となり、フィルタ収容部材110の開口が塞がれる。
さらに、本実施形態では、図7(B)に示すように、蓋本体123の内周面に、雌ねじ部121Aが設けられている。ここで、蓋側ねじ部の一例としての、この雌ねじ部121Aは、台形ねじにより構成されている。さらに、この雌ねじ部121Aは、いわゆる逆ねじにより構成されている。
また、蓋部材120には、図7(C)に示すように、蓋部材120の内面から蓋部材120の開口側に(図中下方に)向かって突出し且つ蓋部材120の周方向に沿って環状に形成された環状突起129が形成されている。
本実施形態では、この環状突起129と、蓋本体123の内周面との間に、図中上方に向かって凹み且つ蓋部材120の周方向に沿って環状に形成された環状溝129Bが形成されている。そして、本実施形態では、フィルタ収容部材110(図4参照)に対して蓋部材120が取り付けられると、フィルタ収容部材110の開口縁が、環状溝129Bの内部に入り込む。なお、図7では図示を省略しているが、環状溝129Bの内部には、シール部材の一例としてのOリング300が収容され、このOリング300により、フィルタ収容部材110と蓋部材120との隙間からの水漏れなどを抑制している。
ここで、環状溝129Bは、図7(C)に示すように、その断面が略矩形状に形成され、底面129Cの両脇に角部129Dが形成された構造となっている。付言すると、環状溝129Bの底面129Cと、環状溝129Bの両脇に位置する側面129Eとの接続部に角部129Dが設けられた構成となっている。そして、本実施形態では、この角部129Dに対して曲率を付与するようにしている。
また、本実施形態の蓋部材120では、環状溝129Bの角部129Dに限らず、平面同士が交わる箇所に対しては曲率を付与するようにしている。ここで、このように曲率を付与した場合、応力集中が抑制され、蓋部材120の強度が向上する。
本実施形態のカートリッジでは、水や空気が内部に供給され、カートリッジに対しては内側から圧力が加わるため、これに対抗できる機械的強度が要求される。本実施形態のように、角部となり得る箇所に対して曲率を付与した場合、付与しない場合に比べ、蓋部材120の強度が向上する。
次に、フィルタ収容部材110について説明する。
図8(A)、(B)は、フィルタ収容部材110を説明するための図である。なお、同図(A)は、フィルタ収容部材110の軸方向に沿った面における断面図であり、同図(B)は、同図(A)における符号VIIIBで示す部分の拡大図である。
同図(A)に示すように、フィルタ収容部材110の外周面であって、フィルタ収容部材110の開口114側には、蓋部材120の内周面に形成された上記雌ねじ部121A(図7参照)に噛み合う雄ねじ部112が設けられている。なお、容器側ねじ部の一例としての、この雄ねじ部112は、雌ねじ部121Aと同様、台形ねじにより構成されている。
本実施形態では、蓋部材120の内周面に形成された雌ねじ部121Aと、フィルタ収容部材110の外周面に形成された雄ねじ部112とが噛み合うことで、フィルタ収容部材110と蓋部材120とが互いに固定される。
なお、蓋部材120側と同様、フィルタ収容部材110側でも、雄ねじ部112は逆ねじにより構成されている。この結果、本実施形態では、蓋部材120を時計回り方向ではなく反時計回り方向に回転させることで、蓋部材120とフィルタ収容部材110とが固定される。付言すると、蓋部材120の表面側(外側)から蓋部材120を眺めた状態にて、蓋部材120を反時計回り方向に回転させることで、蓋部材120とフィルタ収容部材110とが固定される。
このように逆ねじを用いる場合、フィルタ収容部材110から蓋部材120を取り外しにくくなり、例えば、一般ユーザなど、サービスマン以外の者によるカートリッジの分解がなされにくくなる。
さらに説明すると、本実施形態の歯科用診療装置1では、カートリッジが寿命に達した際に、カートリッジ一式(全体)を交換する方式を採用している。このため、カートリッジについては、分解がなされない方が好ましい。そこで、本実施形態では、蓋部材120とフィルタ収容部材110との固定に逆ねじを用いるようにし、カートリッジの分解を行いにくくしている。
図8を参照してフィルタ収容部材110についてさらに説明する。
本実施形態のフィルタ収容部材110では、雄ねじ部112よりも底部115側に、フィルタ収容部材110の外周面から突出し且つフィルタ収容部材110の周方向に沿って環状に形成された環状突出部113が形成されている。
本実施形態では、フィルタ収容部材110への蓋部材120の取り付けを行っていくと、蓋部材120の開口縁がこの環状突出部113に突き当たる。これにより、フィルタ収容部材110に対する蓋部材120の過度の締め付けが防止される。
フィルタ収容部材110についてさらに説明すると、本実施形態のフィルタ収容部材110は、円筒状に形成されており、図8(A)に示すように、一端部116Aおよび他端部116Bを有している。そして、本実施形態では、この一端部116Aに、開口114が形成されている。また、他端部116B側は塞がれており、他端部116B側には底部115が設けられている。
さらに、本実施形態のフィルタ収容部材110では、一端部116A側に且つ開口114の周囲に、この開口114を取り囲む開口縁117が設けられている。さらに、この開口縁117が位置している箇所には、フィルタ収容部材110の端面118が位置している。なお、本実施形態では、この端面118と環状突出部113との間に、雄ねじ部112が位置している。
さらに、本実施形態のフィルタ収容部材110は、肉厚が均一ではなく、肉厚を部分的に小さくしている。具体的には、底部115に、肉厚を小さくした薄肉部119が設けられている。付言すると、本実施形態では、底部115の一部の肉厚が、底部115の他の部分の肉厚よりも小さくなっている。さらに、本実施形態では、雄ねじ部112が形成されている部分の肉厚も小さくなっている。
なお、本実施形態のフィルタ収容部材110では、雄ねじ部112が形成されている部分の肉厚が最も小さくなっている。ここで、雄ねじ部112が形成されている部分の肉厚は、図8(B)の符号Lに示すように、雄ねじ部112を構成するねじ山を除いた部分の肉厚を指す(雄ねじ部112が形成されていないと想定した場合の肉厚を指す)。
フィルタ収容部材110についてさらに説明すると、本実施形態のフィルタ収容部材110は、ポリカーボネート(PC)により構成されている。一方で、蓋部材120(図7参照)については、ガラス繊維で強化したポリカーボネートにより構成されている。付言すると、蓋部材120は、フィルタ収容部材110よりも、強度を有した材料で形成されている。また、蓋部材120は、フィルタ収容部材110よりも肉厚が大きくなっている。このため、本実施形態では、蓋部材120の方が、フィルタ収容部材110よりも強度を有している。
ここで、上記では説明を省略したが、本実施形態では、水用カートリッジ100内の圧力が、予め定められた圧力を超える場合、フィルタ収容部材110に小さな亀裂を生じさせ、この亀裂を通じて、内部の圧力を逃がすようにしている。
具体的には、例えば、雄ねじ部112が設けられている箇所や、薄肉部119が設けられている箇所では、肉厚が小さく、強度が他の箇所よりも小さくなっている。これにより、これらの箇所は、亀裂発生部として機能するようになり、これらの箇所では、亀裂が生じ、この亀裂を通じて、内部の水(水位によっては空気のみの場合もあり)(空気用カートリッジでは空気)が外部に逃げる。これにより、水用カートリッジ100の内部の圧力が低下する。ここで、水用カートリッジ100などの容器では、一般的に、安全弁等を用いて内部圧力を外部に逃がす。これに対し、本実施形態では、安全弁等を用いることなく、亀裂を生じさせ、圧力を外部に逃がす。これにより、簡単な構成かつ低コストで、内部圧力を外部に逃がせるようになる。
図9は、フィルタ収容部材110の上部、および、蓋部材120を示した図である。なお、本図では、Oリング300も表示している。また、本図では、筒状部材130(図5参照)などの内容物の図示を省略している。
図9を参照し、雄ねじ部112が設けられている箇所にて亀裂が生じた際の水の流れを説明する。なお、図9では、同図の符号12Aにて示す箇所にて、亀裂が生じたときの水の流れを説明する。
符号12Aにて示す箇所にて亀裂が生じると、この亀裂を通じ、フィルタ収容部材110の内側の水が、フィルタ収容部材110の外側に逃げるようになる。そして、この水は、噛み合い部を通じ、図中下方に向かって移動する。
付言すると、本実施形態では、フィルタ収容部材110の雄ねじ部112と、蓋部材120の雌ねじ部121Aとが互いに噛み合った噛み合い部が存在しているが、この噛み合い部を通じ、図中下方へ水が移動する。その後、この水は、蓋部材120の開口縁120Xと、環状突出部113との間を通り、水用カートリッジ100の外部に達する。これにより、水用カートリッジ100の内部の圧力が低下する。
なお、図9に示すように、蓋部材120の雌ねじ部121Aが設けられている箇所でも、この雌ねじ部121Aが設けられているために、強度が他の部分よりも小さくなり、雌ねじ部121Aが設けられている箇所でも、亀裂が生じやすい状況にある。しかしながら、本実施形態では、蓋部材120側よりもフィルタ収容部材110側で亀裂が生じやすくなっている。
ここで、本実施形態では、フィルタ収容部材110側の方が、肉厚が小さくなっている。付言すると、雌ねじ部121Aが形成されている部分の蓋部材120の肉厚と、雄ねじ部112が形成されている部分のフィルタ収容部材110の肉厚とを比較した場合に、フィルタ収容部材110側の方が、肉厚が小さくなっている。
さらに、蓋部材120は、ガラス繊維で強化したポリカーボネートにより構成されているが、フィルタ収容部材110は、通常のポリカーボネートにより構成されている。付言すると、フィルタ収容部材110の方が、蓋部材120よりも、強度が小さい材料で形成されている。
このため、亀裂は、蓋部材120よりもフィルタ収容部材110側で生じやすくなる。そして、フィルタ収容部材110側で亀裂が生じると、内部の水が徐々に外へ流れ出るようになる。
ここで、蓋部材120の雌ねじ部121Aが設けられる部分の方が、フィルタ収容部材110の雄ねじ部112が設けられている部分よりも亀裂が生じやすい場合、内部の水を徐々に外部に逃がすことが難しくなる場合がある。
ここで、蓋部材120の雌ねじ部121Aにて、先に亀裂が生じてしまうと、この亀裂は、水用カートリッジ100の内部とは通じていないため(水用カートリッジ100の内部と雌ねじ部121Aとの間に、フィルタ収容部材110が存在するため)、この亀裂を通じて、内部の水を外部へ逃がすことはできない。その一方で、蓋部材120には、図9における矢印9Aに示すように、圧力が加わっている。
かかる場合、蓋部材120の雌ねじ部121Aにて生じた亀裂が蓋部材120の全周に亘って拡がり、蓋部材120に、小さな亀裂ではなく割れが生じる可能性がある。
一方で、本実施形態のように、フィルタ収容部材110の雄ねじ部112に亀裂が生じる場合には、小さい亀裂が生じ、そして、この亀裂を通じ、内部の水が徐々に外部に逃げるようになる。
図10は、水用カートリッジ100の比較例を示した図である。
この比較例では、噛み合い部よりも、蓋部材120の開口縁120X側に、Oリング300が設けられた構成となっている。かかる構成の場合、水用カートリッジ100の雄ねじ部112にて亀裂が生じたとしても、内部の水を外部に逃がすことが難しくなる。詳細には、水用カートリッジ100の内部の水は、亀裂を通って、噛み合い部まで達するが、この噛み合い部分よりも下流側(水が移動しようとしている方向における下流側)には、Oリング300があるために、これ以上、この水は移動できない。
一方で、本実施形態では、図9にて示したように、噛み合い部よりも下流側ではなく上流側に、Oリング300が位置しており、水の流れがOリング300により規制されずに、水は、水用カートリッジ100の外部へ流れ出るようになる。
(その他)
上記では、図9に示したように、フィルタ収容部材110の開口縁117(端面118)に対向するようにOリング300を配置した態様を一例に説明したが、噛み合い部よりも上流側にOリング300が位置していればよく、例えば、フィルタ収容部材110の外周面と、蓋部材120の内周面との間に、Oリング300を配置するようにしてもよい。より具体的には、例えば、図9にて符号9Bに示す箇所に、Oリング300を配置するようにしてもよい。
また、例えば、図11(水用カートリッジ100の他の構成例を示した図)に示すように、蓋部材120側に雄ねじ部120Gを形成し、フィルタ収容部材110側に雌ねじ部110Aを形成するようにしてもよい。
付言すると、図11にて示す構成例では、蓋部材120の一部がフィルタ収容部材110の内部に入り込む構成となっており、蓋部材120側に雄ねじ部120Gを形成し、フィルタ収容部材110側に雌ねじ部110Aを形成している。
より具体的には、この構成例における蓋部材120では、フィルタ収容部材110の内部に入り込む筒状部202が設けられている。
ここで、この筒状部202は、フィルタ収容部材110の内部に筒状部202が入り込む際に先頭となる一端部203と、この一端部203とは反対側に位置し蓋本体123に接続される他端部204とを有している。そして、本実施形態では、この筒状部202の外周面に、雄ねじ部120Gが形成され、フィルタ収容部材110の内周面に、雌ねじ部110Aが形成されている。
そして、この図11に示す構成例においても、噛み合い部よりも上流側にOリング300を位置させており、蓋部材120の雄ねじ部120Gで亀裂が生じた場合には、水用カートリッジ100の内部の水が、外部に逃げるようになる。
より詳細には、蓋部材120の雄ねじ部120G(蓋部材120の筒状部202)にて亀裂が生じた場合には、この亀裂によって、筒状部202の内周面202A側と外周面202B側とが通じるようになる。これにより、筒状部202の内周面202A側に位置する水が、筒状部202の外周面202B側に移動する。そして、この水は、噛み合い部を通過しながら図中上方へ移動し、水用カートリッジ100の外部に排出される。
ここで、この図11に示す構成例でも、水用カートリッジ100の外部へ流れ出ようとする水の移動経路上に、Oリング300が位置せず、これにより、水の移動が、Oリング300により規制されることが抑制され、外部に水が流れ出るようになる。
さらに説明すると、この構成例では、筒状部202の他端部204側ではなく、筒状部202の一端部203側に、Oリング300が位置し、噛み合い部よりも上流側に、Oリング300が位置する。これにより、水の移動経路上にOリング300が位置せず、水用カートリッジ100の外部へ水が流れ出るようになる。
なお、この図11に示す構成例では、蓋部材120側の肉厚を小さくしたり、フィルタ収容部材110を、ガラス繊維で強化したポリカーボネートで形成(蓋部材120は通常のポリカーボネートで形成)したりするなどして、蓋部材120の雄ねじ部120Gにて亀裂を生じやすくしている。付言すると、フィルタ収容部材110の雌ねじ部110Aよりも、蓋部材120の雄ねじ部120Gにて、亀裂を生じやすくしている。
100…水用カートリッジ、110…フィルタ収容部材、112…雄ねじ部、114…開口、117…開口縁、120…蓋部材、120G…雄ねじ部、121A…雌ねじ部、140…フィルタ、200…凹部、202…筒状部、203…一端部、300…Oリング

Claims (8)

  1. 筒状に形成され、一方端に、開口と当該開口を取り囲む開口縁とを備え、流体が内部に供給される容器本体と、
    前記容器本体の前記一方端に被せられるように当該容器本体に取り付けられ、当該一方端が入る凹部を備え、当該容器本体の前記開口を塞ぐ蓋部材と、
    前記蓋部材の内面と前記容器本体との間に配置されたシール部材と、
    を備え、
    前記容器本体のうち、前記蓋部材の前記凹部に入り込む前記一方端には、当該容器本体の内圧によって亀裂が生じ当該容器本体の内部と外部とを通じさせる亀裂発生部が設けられ、
    前記シール部材は、前記亀裂発生部よりも、前記容器本体の前記開口縁側に設けられていることを特徴とする収容容器。
  2. 前記容器本体のうち、前記亀裂発生部が設けられている部分の肉厚が、当該容器本体の各部位の肉厚のなかで最も小さいことを特徴とする請求項1に記載の収容容器。
  3. 前記容器本体のうち、前記蓋部材の前記凹部に入り込む前記一方端には、当該蓋部材に形成された蓋側ねじ部に噛み合う容器側ねじ部が設けられ、当該容器側ねじ部が設けられている部分が、前記亀裂発生部として機能することを特徴とする請求項1又は2に記載の収容容器。
  4. 前記容器本体のうちの前記容器側ねじ部が設けられている部分の肉厚の方が、前記蓋部材のうちの前記蓋側ねじ部が設けられている部分の肉厚よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の収容容器。
  5. 前記容器本体の方が、前記蓋部材よりも、強度が小さい材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の収容容器。
  6. 前記容器本体内には、当該容器本体内に供給される前記流体に含まれる異物を除去するフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の収容容器。
  7. 開口を備え、流体が内部に供給される容器本体と、
    前記開口を通じ前記容器本体内に入り込む筒状部であって一端部を先頭として当該容器本体内に入り込む当該筒状部を備え、当該容器本体の当該開口を塞ぐ蓋部材と、
    前記容器本体の内面と前記蓋部材の前記筒状部との間に配置されたシール部材と、
    を備え、
    前記蓋部材の前記筒状部のうち、前記容器本体内に入り込む部分には、当該容器本体の内圧によって亀裂が生じ当該筒状部の内周面側と外周面側とを通じさせる亀裂発生部が設けられ、
    前記シール部材は、前記亀裂発生部よりも、前記筒状部の前記一端部側に設けられていることを特徴とする収容容器。
  8. 前記容器本体のうち、前記開口が設けられている側とは反対側には、底部が設けられ、
    前記底部の一部の肉厚が、当該底部の他の部分の肉厚よりも小さくなっており、当該一部に、前記容器本体の内部と外部とを通じさせる亀裂が生じやすくなっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の収容容器。
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