JP2015211274A - 通信装置及びそれを用いた分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信の通信品質を向上させた通信装置及びそれを用いた分電盤を提供する。
【解決手段】第2通信アダプタ8は、内蔵アンテナ811,812と、外部アンテナ82が着脱自在に接続されるコネクタ83と、アンテナ選択部84と、アンテナ選択部84によって選択されたアンテナを使用して無線通信を行う無線通信部85を備える。コネクタ83に外部アンテナ82が接続されていない場合、アンテナ選択部84は、内蔵アンテナ811,812の各々による受信信号強度を比較することで、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択する。コネクタ83に外部アンテナ82が接続された場合、内蔵アンテナ812の代わりに外部アンテナ82がアンテナ選択部84に接続され、アンテナ選択部84は、内蔵アンテナ811及び外部アンテナ82の各々による受信信号強度を比較することで、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置及びそれを用いた分電盤に関し、より詳細には、分電盤の外部の機器と通信する通信装置及びそれを用いた分電盤に関する。
従来、ビルなどの建物内において電力量などの計測データを収集するシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたデータ収集システムでは、建物の各階にそれぞれ分電盤が設けられ、分電盤を介して各階の設備や機器へ電力が供給されるようになっている。分電盤には無線電力量計が設けられている。無線電力量計は、分電盤の内部に設けられる無線電力量計本体と、分電盤の外側に設置されるアンテナとを備えている。このアンテナは、同軸ケーブルを介して無線電力量計本体に接続されている。また、建物の各階には、無線電力量計からの電力量データ(計測データ)を受信する無線通信親機が設けられている。そして、このデータ収集システムでは、無線電力量計から無線通信親機に対して計測データが無線で出力されるようになっている。
特開2002−223481号公報
上述の特許文献1に記載された分電盤では、アンテナの近くに電線やブレーカなどの金属部品や大電流が流れる電路が存在する場合、アンテナの受信状態が悪化し、無線通信の通信品質が低下するという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、無線通信の通信品質を向上させた通信装置及びそれを用いた分電盤を提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、ケースと、複数本の内蔵アンテナと、コネクタと、アンテナ選択部と、無線通信部とを備える。複数本の前記内蔵アンテナは前記ケースに収納される。前記コネクタには、前記ケースの外部に配置される外部アンテナが着脱自在に接続される。前記アンテナ選択部は、複数本の前記内蔵アンテナ、及び、前記コネクタに接続される前記外部アンテナの中から無線通信に使用するアンテナを選択する。前記無線通信部は、前記アンテナ選択部によって選択された前記アンテナを使用して無線通信を行う。前記コネクタに前記外部アンテナが接続されていない場合、前記アンテナ選択部は、複数本の前記内蔵アンテナの各々で受信した受信信号の受信信号強度を比較することによって、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成される。前記コネクタに前記外部アンテナが接続された場合、前記アンテナ選択部は、複数の前記内蔵アンテナのうち少なくとも1本の前記内蔵アンテナと前記外部アンテナとでそれぞれ受信された受信信号の受信信号強度を比較することによって、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成される。
本発明の分電盤は、前記需要家に設けられた複数の分岐回路のそれぞれに電力を分配する複数の分岐ブレーカと、外部の機器と通信する上記の通信装置と、前記複数の分岐ブレーカと前記通信装置とを収納する前記分電盤用キャビネットとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線通信の通信品質を向上させた通信装置及びそれを用いた分電盤を提供することができる。
本実施形態の分電盤の概略構成図である。 本実施形態の通信装置のブロック図である。 本実施形態の分電盤の概略構成図である。 本実施形態の通信装置を下側から見た断面図である。
以下に、通信装置及びそれを用いた分電盤の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。以下では、本実施形態の分電盤1が戸建住宅で使用される場合を例示するが、本実施形態の分電盤1は、集合住宅の各住戸や事務所や店舗等で使用されてもよい。また、以下では、分電盤1が壁に取り付けられた状態での上下左右(図1における上下左右)を上下左右とし、壁と垂直な方向(図1の紙面と垂直な方向)を前後方向として説明するが、分電盤1を取り付ける向きを限定する趣旨ではない。
本実施形態の分電盤1は、図1に示すように、分電盤用キャビネット10と、主幹ブレーカ2と、複数の分岐ブレーカ3と、導電バー(図示せず)と、電流計測器(図示せず)と、計測ユニット6とを備えている。また、本実施形態の分電盤1は、第1通信アダプタ7と、第2通信アダプタ8(通信装置)と、第3通信アダプタ9とを備えている。なお、本実施形態の分電盤1は、その最小限の構成として、複数の分岐ブレーカ3と、第2通信アダプタ8(通信装置)と、分電盤用キャビネット10とを備えていればよい。したがって、本実施形態の分電盤1が、電流計測器(図示せず)や計測ユニット6や第1通信アダプタ7や第3通信アダプタ9を備えるか否かは任意である。
分電盤用キャビネット10は、キャビネット本体11を備えている。キャビネット本体11は、前面が開口した箱状に形成されている。キャビネット本体11は、住宅の壁等に取り付けて使用される。キャビネット本体11は、その内部に少なくとも主幹ブレーカ2、複数の分岐ブレーカ3、導電バー、電流計測器を収納する空間を有している。また、本実施形態の分電盤1では、キャビネット本体11は、計測ユニット6や、第1通信アダプタ7、第2通信アダプタ8、第3通信アダプタ9を収納する空間も有している。
また、キャビネット本体11の背面には、前後方向に貫通する窓孔12が設けられ、この窓孔12を通して壁裏からキャビネット本体11の内部に配線を引き込むことが可能である。なお、キャビネット本体11の前面の開口部には、開閉可能な蓋(図示せず)が取り付けられる。この蓋は、分電盤用キャビネット10に含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
主幹ブレーカ2は、一次側端子21と、二次側端子(図示せず)とを備えている。主幹ブレーカ2は、キャビネット本体11の中央から見て左下寄りに取り付けられている。一次側端子21には、系統電源(商用電源)の単相三線式の引き込み線(図示せず)が電気的に接続される。二次側端子には、導電バーが電気的に接続される。導電バーは、導電部材により左右方向に長い長尺板状に形成されている。本実施形態の分電盤1は、配電方式として単相三線式を想定しているので、中性極(N相)用と、第1電圧極(L1相)用と、第2電圧極(L2相)用との3本の導電バーを有している。これら3本の導電バーは、主幹ブレーカ2の右側に配置され、キャビネット本体11に固定されている。
各分岐ブレーカ3は、中性極の導電バー(図示せず)の上側と下側とに分かれて、それぞれ複数個ずつ(図1の例では、上側が11個、下側が11個)左右方向に並ぶように配置されている。各分岐ブレーカ3は、それぞれ一次側端子(図示せず)と、二次側端子(図示せず)とを備えている。一次側端子には導電バーが電気的に接続される。また、二次側端子には、複数の分岐電路(図示せず)の各々が接続される。各分岐ブレーカ3の二次側端子に接続された分岐電路には、例えば照明器具や給湯設備等の機器、コンセント(アウトレット)や壁スイッチ等の配線器具が負荷として1つ以上接続される。
各分岐ブレーカ3は、キャビネット本体11に取り付けられた状態において、一次側端子が導電バーと電気的に接続される。本実施形態の分電盤1では、分岐ブレーカ3は、導電バーの上側に取り付けられたときに中性極及び第1電圧極に電気的に接続され、下側に取り付けられたときに中性極及び第2電圧極に電気的に接続される。
電流計測器(図示せず)は、各分岐ブレーカ3に接続された分岐電路を流れる電流(以下、「負荷電流」と称する)を個別に計測するように構成されている。
計測ユニット6は、図1に示すように、主幹ブレーカ2の下側に取り付けられていて、電流計測器と電気的に接続されている。計測ユニット6は、3本の導電バーからなる単相三線式の配電路の線間電圧(L1−N相間、L2−N相間、L1−L2相間)をそれぞれ計測し、線間電圧のデータを電圧信号として電流計測器へ出力する機能を有している。
なお、本実施形態の電流計測器は、各分岐ブレーカ3に接続された分岐電路での瞬時電力を個別に演算する機能を有しているが、瞬時電力を演算する機能を有する必要はなく、少なくとも複数の分岐電路の各々に流れる電流を計測する機能を備えていればよい。本実施形態の電流計測器が電流を計測する機能のみを有している場合、計測ユニット6が、電流計測器によって計測された電流値と、配電路の線間電圧とを用いて、各々の分岐電路での瞬時電力を演算すればよい。
本実施形態の分電盤1では、計測ユニット6は、何れかの分岐ブレーカ3の二次側端子に接続され、この分岐ブレーカ3を介して電力が供給されている。また、計測ユニット6は、第1通信アダプタ7とも電気的に接続されている。そして、計測ユニット6は、各分岐電路での瞬時電力の計測データを第1通信アダプタ7に出力し、且つ電源用の電力を第1通信アダプタ7に供給する。なお、計測ユニット6は、導電バーから直接、電源用の電力の供給を受ける構成でもよい。
ところで、本実施形態の分電盤1では、複数の分岐ブレーカ3の他に、二次連系ブレーカ100が導電バーに電気的に接続されている。二次連系ブレーカ100は、電力系統への逆潮流が許容されていない第1分散電源(図示せず)に電気的に接続される。第1分散電源としては、例えば燃料電池(図示せず)やガス発電装置(図示せず)、蓄電装置などがある。なお、本実施形態の分電盤1が、二次連系ブレーカ100を備えるか否かは任意である。
また、本実施形態の分電盤1は、キャビネット本体11における主幹ブレーカ2の左側に、一次連系ブレーカ(図示せず)が取り付けられるスペースを有している。図1に示すように、キャビネット本体11には、このスペースに、一次連系ブレーカを取り付けるための支持台13が取り付けられている。分電盤1が一次連系ブレーカを備える場合、一次連系ブレーカは支持台13に取り付けられる。一次連系ブレーカは、電力系統への逆潮流が許容されている第2分散電源(図示せず)に電気的に接続される。第2分散電源としては、例えば太陽光発電装置などがある。
第1通信アダプタ7は、分電盤1の外部に設置されるコントローラ(図示せず)との間で通信する機能を有している。コントローラは、HEMS(Home Energy Management System)用のコントローラであり、HEMSに対応する機器(図示せず)の監視又は制御を行うように構成されている。機器は、消費電力の管理対象であれば足り、例えば、太陽光発電装置、蓄電装置、燃料電池、電気自動車、エアコン、照明器具、給湯装置、冷蔵庫、テレビ受像機等を含む。勿論、機器をこれらの機器に限定する趣旨ではない。なお、第1通信アダプタ7は、コントローラに相当する機能を有してもよい。これにより第1通信アダプタ7は、複数の分岐電路の各々で消費電力を監視したり、消費電力に基づいて機器を制御したりすることができる。
第1通信アダプタ7とコントローラとの間の通信方式は、例えば920MHz帯の特定小電力無線局(免許を要しない無線局)や、IEEE802.15.1の規格に準拠した通信方式や、IEEE802.15.4の規格に準拠した通信方式でもよい。第1通信アダプタ7とコントローラとの間の通信における通信プロトコルは、例えばEthernet(登録商標)などを用いてよい。なお、本実施形態の第1通信アダプタ7は、電波を媒体とした無線通信を行うように構成されているが、無線通信及び有線通信(例えば有線LAN(Local Area Network)等)の両方の通信を行うことができるように構成されてもよい。
第1通信アダプタ7は、さらに計測ユニット6と電流計測器とが出力した計測データを演算する演算部(図示せず)を有していて、演算結果(例えば瞬時電力を所定時間に亘って積算した結果等)をコントローラに送信する。
第1通信アダプタ7は、分電盤1において、上から順に第2通信アダプタ8、第1通信アダプタ7、第3通信アダプタ9となるようにキャビネット本体11に取り付けられている。また、第2通信アダプタ8と第1通信アダプタ7と第3通信アダプタ9とは、キャビネット本体11の中央から見て左側に取り付けられていて、分電盤用キャビネット10の左側面に近い位置に配置されている。すなわち第1通信アダプタ7は、主幹ブレーカ2及び計測ユニット6の左側に配置されている。
第2通信アダプタ8(通信装置)は、第1通信アダプタ7と機械的に結合され、且つ電気的に接続される。本実施形態の分電盤1では、第1通信アダプタ7と第2通信アダプタ8とは、各々の一部が前後方向に重なった状態で、基板対基板(board to board)接続によって接続される。
第2通信アダプタ8は、電力メータ(図示せず)との間で通信する機能を有している。電力メータは、所謂スマートメータであって、需要家(facility)での使用電力量を計測し、配電線に接続されているコンセントレータ(図示せず)との間で通信を行うことにより、遠隔検針を可能にするように構成されている。また、電力メータは、第2通信アダプタ8との間で通信することにより、計量値(使用電力量)や要請情報等を第2通信アダプタ8に送信することができる。なお、要請情報とは、電力供給事業者等が運営するサーバから需要家に向けて送信される電力の消費を抑制するための要請である。
第2通信アダプタ8と電力メータとの間の通信方式は、例えば920MHz帯の特定小電力無線局(免許を要しない無線局)などの無線通信である。なお、第2通信アダプタ8と電力メータとの間の通信方式は、IEEE802.15.1の規格に準拠した通信方式や、IEEE802.15.4の規格に準拠した通信方式でもよい。
ここで、第2通信アダプタ8は、電力メータから受信した計量値を第1通信アダプタ7へ送信するように構成されていることが望ましい。この場合、第1通信アダプタ7との間で通信するコントローラ(図示せず)は、計量値を用いて機器を制御するように構成されてもよい。この構成では、コントローラは、電力メータから送信される計量値に基づいて機器の監視又は制御を行うことができる。
第3通信アダプタ9は、第1通信アダプタ7と機械的に結合され、且つ電気的に接続される。本実施形態の分電盤1では、第1通信アダプタ7と第3通信アダプタ9とは、各々の一部が前後方向に重なった状態で、基板対基板(board to board)接続によって接続される。
第3通信アダプタ9は、計測ユニット6に電気的に接続されているケーブル(図示せず)のコネクタ部分が接続される第2コネクタ91を有する。第2コネクタ91は、コネクタ部分が着脱自在に接続されるレセプタクルコネクタで構成されている。計測ユニット6は、このケーブルを介して第3通信アダプタ9に電力を供給している。
第3通信アダプタ9は、太陽光発電装置(図示せず)、蓄電装置(図示せず)、電気自動車に電気的に接続される電力変換装置(図示せず)の少なくとも1つとの間で通信する機能を有している。なお、電力変換装置は、分電盤1側から電気自動車への単方向充電を行うための電力変換の他、双方向に電力変換を行うことで電気自動車の蓄電池の充電と放電との両方に用いられる構成であってもよい。また、第3通信アダプタ9は、ガスメータ(図示せず)と水道メータ(図示せず)との少なくとも一方との通信機能を有している。ガスメータや水道メータは使用量に応じたパルス信号を出力する。第3通信アダプタ9は、ガスメータや水道メータからパルス信号を受信し、予め決められている1パルス当たりの使用量の換算値(換算レート)を用いて、使用量に換算する。
第3通信アダプタ9と太陽光発電装置、蓄電装置、電力変換装置との間の通信方式は、例えばRS−485等の有線通信とする。なお、第3通信アダプタ9は、例えばヒートポンプ方式の加熱源を有する貯湯型の給湯装置等と通信可能であってもよい。また、第3通信アダプタ9とガスメータ、水道メータとの間の通信方式は、有線通信とする。但し、第3通信アダプタ9とガスメータ、水道メータとの間の通信方式は、有線通信に限らず、無線通信であってもよい。
なお、本実施形態の分電盤1では、第3通信アダプタ9は、上記の2つの通信機能を有しているが、各々の通信機能を個別に有する2つのアダプタで構成されてもよい。
次に、第2通信アダプタ8(通信装置)の詳細について図1〜図4を参照して説明する。
第2通信アダプタ8は、図1に示すように、正面視の形状が矩形状に形成された合成樹脂製のケース80を備え、分電盤用キャビネット10の内部に収納される。
第2通信アダプタ8は、図2に示すように、複数本(本実施形態では2本)の内蔵アンテナ811,812と、ケース80の外部に配置される外部アンテナ82が着脱自在に接続されるコネクタ83と、アンテナ選択部84と、無線通信部85とを備える。
内蔵アンテナ811,812は、それぞれ、棒状の導電体(例えば金属棒)を折り曲げて形成されたモノポールアンテナからなり、ケース80の内部に収納される。
外部アンテナ82は、アンテナ本体821と、アンテナ本体821に一端が電気的に接続されたケーブル822と、プラグコネクタ823とを備える。プラグコネクタ823は、ケーブル822の他端に結線されて、コネクタ83に着脱自在に接続される。
外部アンテナ82は分電盤用キャビネット10の内部に配置されてもよいし、分電盤用キャビネット10の外部に配置されてもよい。
図1に示すように外部アンテナ82が分電盤用キャビネット10の外部に配置される場合、アンテナ本体821は、例えばキャビネット本体11が取り付けられた壁の裏側にネジ止めなどの適宜の方法で固定される。ケーブル822は窓孔12を通して分電盤用キャビネット10の内部に導入され、ケーブル822の端部に結線されたプラグコネクタ823がコネクタ83に接続される。
また、図3に示すように外部アンテナ82が分電盤用キャビネット10の内部に配置される場合、アンテナ本体821はネジ止めなどの適宜の方法でキャビネット本体11の内壁に取り付けられる。なお、アンテナ本体821はキャビネット本体11の四隅に取り付けられるのが好ましい。図3に示すように、キャビネット本体11の底壁には、ケーブル822を巻き付けるための円柱状の突起111が左右方向に間隔を空けて設けられている。2本の突起111にケーブル822の余長分を巻き付けてもよく、キャビネット本体11の内部にケーブル822を纏まりよく収納することができる。
コネクタ83は、外部アンテナ82を着脱自在に接続する機能と、内蔵アンテナ812及び外部アンテナ82のうちの何れか一方をアンテナ選択部84に接続するスイッチの機能を備えている。コネクタ83は、プラグコネクタ823が着脱自在に接続されるレセプタクルコネクタ(図示せず)を有する。このレセプタクルコネクタにプラグコネクタ823が接続されていない状態では、コネクタ83は、内蔵アンテナ812をアンテナ選択部84に電気的に接続させる。一方、レセプタクルコネクタにプラグコネクタ823が接続された状態では、コネクタ83は、内蔵アンテナ812の代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に電気的に接続させる。
アンテナ選択部84は切替部841と制御部842とを備える。
切替部841は、コネクタ83を介して接続されるアンテナ(内蔵アンテナ812及び外部アンテナ82の何れか)、及び内蔵アンテナ811のうちの何れか一方を無線通信部85に接続する。
制御部842は、切替部841の切り替え状態を制御する。
無線通信部85はRF部851と信号処理部852とを備える。
RF部851は、切替部841及びコネクタ83を用いて選択されたアンテナ(内蔵アンテナ811,812及び外部アンテナ82のうちの何れか)を介して入力される受信信号を増幅、復号して、信号処理部852に出力する。また、RF部851は、信号処理部852から入力される送信信号を変調、増幅し、切替部841及びコネクタ83を用いて選択されたアンテナから電波で送信させる。
信号処理部852は送受信部853と測定部854を備える。
送受信部853は、RF部851から入力された受信信号を処理して、電力メータから電波で送信された信号を取得する。信号処理部852は送信信号を作成してRF部851に出力し、RF部851からアンテナを介して電力メータに無線送信させる。
測定部854は、切替部841及びコネクタ83を用いて選択されたアンテナで捉えられた電波信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を測定する。測定部854は受信信号強度の測定値を制御部842に出力する。
ここで、電力メータから受信した信号はプリアンブル部とデータ部とで構成される。信号処理部852の送受信部853がプリアンブル部を検出すると、信号処理部852は制御部842に制御信号を出力し、切替部841にアンテナを選択させた後、測定部854により受信信号強度を測定させる。測定部854は、切替部841によって選択されたアンテナによる受信信号強度を制御部842に出力する。制御部842は、測定部854から受信信号強度の測定値が入力されると、切替部841を制御してもう一方のアンテナに切り替える。切替部841によってもう一方のアンテナが選択された状態で、測定部854が受信信号の受信信号強度を測定し、受信信号強度の測定値を制御部842に出力する。このようにして、制御部842には、内蔵アンテナ811による受信信号強度の測定値と、内蔵アンテナ811及び外部アンテナ82のうちの何れかによる受信信号強度の測定値とが入力される。制御部842は、これらの受信信号強度の測定値に基づいて、受信信号強度が良好なアンテナを無線通信部85に接続するように切替部841を制御しており、通信環境が良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
図4は第2通信アダプタ8を下側から見た断面図である。ケース80の内部には、コネクタ83やアンテナ選択部84や無線通信部85を構成する回路部品が実装された回路基板86が収納されている。回路基板86は、ケース80が分電盤用キャビネット10に収納された状態で、分電盤用キャビネット10の前後方向(図4における上下方向)が、回路基板86の厚み方向と平行するように、ケース80の内部に収納されている。2本の内蔵アンテナ811,812はモノポールアンテナからなり、内蔵アンテナ811は回路基板86の表面に実装され、内蔵アンテナ812は回路基板86の裏面に実装されている。コネクタ83は、ケース80の右側面に設けた貫通孔801に臨むようにして、回路基板86の表面に実装されており、貫通孔801を通してプラグコネクタ823をコネクタ83に接続することができる。
本実施形態では、内蔵アンテナ811,812の両端は回路基板86に固定されている。内蔵アンテナ811,812の一端は回路基板86の回路に電気的に接続されているが、内蔵アンテナ811,812の他端は回路基板86に固定されているだけで、回路基板86に形成された回路には電気的に接続されていない。内蔵アンテナ811,812の両端を回路基板86に固定することで、内蔵アンテナ811,812が振動などで変形しにくくなり、内蔵アンテナ811,812は所定の形状を保つことができる。なお、内蔵アンテナ811,812の一端のみが回路基板86に固定され、内蔵アンテナ811,812の他端は回路基板86から浮いた状態で配置してもよい。なお、絶縁材料で形成されたサポート(図示せず)で内蔵アンテナ811,812の他端側を支持してもよく、内蔵アンテナ811,812が振動などで変形しにくくなる。
本実施形態の第2通信アダプタ8では、外部アンテナ82がコネクタ83に接続されていない場合、コネクタ83は内蔵アンテナ812を切替部841に接続する。したがって、切替部841は、制御部842の制御に応じて、2本の内蔵アンテナ811,812のうちの何れかを無線通信部85に接続する。無線通信部85が信号を受信し、送受信部853がプリアンブル部を検出すると、制御部842は、プリアンブル部の受信中に切替部841を制御して内蔵アンテナ811と内蔵アンテナ812とを順番に無線通信部85に接続する。制御部842は、内蔵アンテナ811が無線通信部85に接続された状態で測定部854から内蔵アンテナ811の受信信号強度を取得し、内蔵アンテナ812が無線通信部85に接続された状態で測定部854から内蔵アンテナ812の受信信号強度を取得する。そして、制御部842は、内蔵アンテナ811,812のうち受信信号強度がより大きい方のアンテナを無線通信部85に接続するように切替部841を制御し、送受信部853に信号のデータ部を受信させる。これにより、外部アンテナ82が接続されていない状態では、2本の内蔵アンテナ811,812のうち、電波の受信状態が相対的に良好なアンテナを使用して無線通信(送信及び受信)が行われる。したがって、通信環境が変化する場合でも受信状態の良好なアンテナに切り替えて通信を行うことができる。また、本実施形態のように、2本のアンテナでダイバーシティ通信を行うことで、人が動くなど急な環境変化によるマルチパスフェージング(受信レベル変動)が発生しても、受信信号強度の大きい方のアンテナを選択して信号の受信又は送信を行うことができる。
また、外部アンテナ82がコネクタ83に接続された場合、コネクタ83は外部アンテナ82を切替部841に接続する。したがって、切替部841は、制御部842の制御に応じて、内蔵アンテナ811及び外部アンテナ82のうちの何れかを無線通信部85に接続する。無線通信部85が信号を受信し、送受信部853がプリアンブル部を検出すると、制御部842は、プリアンブル部の受信中に切替部841を制御して内蔵アンテナ811と外部アンテナ82とを順番に無線通信部85に接続する。制御部842は、内蔵アンテナ811が無線通信部85に接続された状態で測定部854から内蔵アンテナ811の受信信号強度を取得し、外部アンテナ82が無線通信部85に接続された状態で測定部854から外部アンテナ82の受信信号強度を取得する。そして、制御部842は、内蔵アンテナ811及び外部アンテナ82のうち受信信号強度がより大きい方のアンテナを無線通信部85に接続するように切替部841を制御し、送受信部853に信号のデータ部を受信させる。これにより、外部アンテナ82が接続された状態では、内蔵アンテナ811と外部アンテナ82のうち、電波の受信状態が相対的に良好なアンテナを使用して無線通信(送信及び受信)が行われる。したがって、通信環境が変化する場合でも受信状態の良好なアンテナに切り替えて通信を行うことができる。また、本実施形態のように、2本のアンテナでダイバーシティ通信を行うことで、人が動くなど急な環境変化によるマルチパスフェージング(受信レベル変動)が発生しても、受信信号強度の大きい方のアンテナを選択して信号の受信又は送信を行うことができる。また、周囲の環境が変化することによって、外部アンテナ82の受信状態よりも内蔵アンテナ811、812の受信状態が良好となる場合も想定されるため、外部アンテナ82がコネクタ83に接続された場合においても外部アンテナ82および内蔵アンテナ811、812でダイバーシティ通信を行うことで、周囲の環境に応じて、受信信号強度の大きい方のアンテナを選択して信号の受信又は送信を行うことができる。
本実施形態のコネクタ83は、2本の内蔵アンテナ811,812のうち、回路基板86の裏面側に配置される内蔵アンテナ812の代わりに外部アンテナ82を接続するように構成されている。ケース80が分電盤用キャビネット10に収納された状態では、回路基板86の表側に実装された内蔵アンテナ811に比べて、回路基板86の裏側に実装された内蔵アンテナ812は、分電盤用キャビネット10の内部において後側に配置されることになる。そのため、内蔵アンテナ811よりも内蔵アンテナ812の方が通信環境が悪いと予想される。本実施形態のコネクタ83は、通信環境が悪いと予想される内蔵アンテナ812の代わりに外部アンテナ82を切替部841に接続している。したがって、内蔵アンテナ812よりも通信環境が良いと考えられる内蔵アンテナ811と外部アンテナ82を使ってダイバーシティ通信を行うことができ、受信状態の良好なアンテナを使って通信を行うことができる。
なお、本実施形態のコネクタ83は、回路基板86の裏側にある内蔵アンテナ812に代えて外部アンテナ82を切替部841に接続しているが、回路基板86の表側にある内蔵アンテナ811に代えて外部アンテナ82を切替部841に接続してもよい。また、コネクタ83に2本の内蔵アンテナ811,812が両方とも接続され、2本の内蔵アンテナ811,812のうち受信信号強度が低い方のアンテナの代わりに外部アンテナ82を切替部841に接続するようにコネクタ83が構成されてもよい。
また、本実施形態の通信装置において、コネクタ83に外部アンテナ82が接続された場合に、2本の内蔵アンテナ811,812と外部アンテナ82が切替部841に接続されるように構成されてもよい。
また、本実施形態のアンテナ選択部84は2本のアンテナ(内蔵アンテナ812及び外部アンテナ82のうちの一方と内蔵アンテナ811)でダイバーシティ受信を行うが、n本(nは3以上の正の整数)のアンテナでダイバーシティ受信を行ってもよい。
ここで、アンテナ選択部84は、外部アンテナ82と複数本の内蔵アンテナを含むn本のアンテナから、比較対象のアンテナをm本(mは2以上で且つnよりも小さい正の整数)ずつ順次選択する。アンテナ選択部84により選択されたm本のアンテナの各々で、測定部854は受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。制御部842は、n本のアンテナの全てで受信信号強度の測定結果が入力されると、n本のアンテナの各々について求めた受信信号強度に基づいて無線通信に使用するアンテナを選択する。
例えば4本のアンテナから比較対象のアンテナを2本ずつ順次選択する場合について説明する。先ず、アンテナ選択部84は1番目のアンテナと2番目のアンテナを選択し、1番目のアンテナと2番目のアンテナの各々で測定部854は受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。次に、アンテナ選択部84は3番目のアンテナと4番目のアンテナを選択し、3番目のアンテナと4番目のアンテナの各々で測定部854は受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。制御部842は、4本のアンテナの全てで受信信号強度の測定結果が入力されると、4本のアンテナの各々について求めた受信信号強度に基づいて無線通信に使用するアンテナを選択する。これにより、第2通信アダプタ8は、4本のアンテナの中で受信信号強度が最も高いアンテナを使用して無線通信を行うことができる。
また、アンテナ選択部84は、n本のアンテナから比較対象のアンテナをm本ずつ選択する場合に、選択したm本のアンテナの中で受信信号強度が最大のアンテナを、次に選択するm本のアンテナのうちの1本に含むようにm本のアンテナを選択してもよい。
ここで、4本のアンテナから比較対象のアンテナを2本ずつ順次選択する場合について説明する。
送受信部853が信号のプリアンブル部を検出すると、アンテナ選択部84は1番目のアンテナと2番目のアンテナを選択し、1番目のアンテナと2番目のアンテナの各々で測定部854は受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。1番目のアンテナの方が、2番目のアンテナに比べて受信信号強度が大きい場合、制御部842は、1番目のアンテナを選択して、データ部を受信させる。
次に、送受信部853が信号のプリアンブル部を検出すると、制御部842は、切替部841を制御して、1番目のアンテナと2番目のアンテナのうち受信信号強度が大きい方のアンテナ(例えば1番目のアンテナ)と、3番目のアンテナを選択させる。測定部854は1番目のアンテナと3番目のアンテナの各々で受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。3番目のアンテナの方が、1番目のアンテナに比べて受信信号強度が大きい場合、制御部842は、3番目のアンテナを選択して、データ部を受信させる。
その後、送受信部853が信号のプリアンブル部を検出すると、制御部842は、切替部841を制御して、1番目のアンテナと3番目のアンテナのうち受信信号強度が大きい方のアンテナ(例えば3番目のアンテナ)と、4番目のアンテナを選択させる。測定部854は3番目のアンテナと4番目のアンテナの各々で受信信号強度を測定し、測定結果を制御部842に出力する。制御部842は、3番目のアンテナによる受信信号強度と、4番目のアンテナによる受信信号強度を比較し、受信信号強度がより大きいアンテナを選択して、以後のデータ部を受信させており、通信状態が良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
ところで、本実施形態の第1通信アダプタ7においても第2通信アダプタ8と同様にダイバーシティ受信を行ってもよい。すなわち、第1通信アダプタ7は、複数本の内蔵アンテナを備え、外部アンテナが接続されていない場合は、複数本の内蔵アンテナでダイバーシティ受信を行う。また、第1通信アダプタ7は、外部アンテナが接続されるコネクタを備え、外部アンテナが接続された場合は、外部アンテナを含む複数本のアンテナでダイバーシティ受信を行う。これにより、第1通信アダプタ7においても通信状態が良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
また、電力メータから受信した信号はプリアンブル部とユニークワード部とデータ部とで構成されていてもよい。この場合、アンテナ選択部84の制御部842は、ユニークワードのビット列の検出結果に基づいて、アンテナの切り替え要否を判断し、切替部841に対してアンテナの切り替えのための制御信号を出力してもよい。例えば、アンテナ選択部84の制御部842は、予め記憶したユニークワードを検索し、ユニークワードを検出した場合に、切替部841に対してアンテナ切替のための制御信号を出力してもよい。この場合、非同期で次々に新しいパケットを受信する信号に対して、自システムの機器に対してのみダイバーシチ動作をさせることができ、確実に各パケットのデータ受信前にアンテナ選択を完了できる。
なお、本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ2)は、分電盤1の外部に配置されていてもよい。分電盤1の外部に配置されている場合においても、より通信状態の良好なアアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
以上説明したように本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ8)は、ケース80と、複数本の内蔵アンテナ811,812と、コネクタ83と、アンテナ選択部84と、無線通信部85とを備える。複数本の内蔵アンテナ811,812はケース80に収納される。コネクタ83には、ケース80の外部に配置される外部アンテナ82が着脱自在に接続される。アンテナ選択部84は、複数本の内蔵アンテナ811,812、及び、コネクタ83に接続される外部アンテナ82の中から無線通信に使用するアンテナを選択する。無線通信部85は、アンテナ選択部84によって選択されたアンテナを使用して無線通信を行う。コネクタ83に外部アンテナ82が接続されていない場合、アンテナ選択部84は、複数本の内蔵アンテナ811,812の各々で受信した受信信号の受信信号強度を比較することによって、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成される。コネクタ83に外部アンテナ82が接続された場合、アンテナ選択部84は、複数の内蔵アンテナ811,812のうち少なくとも1本の内蔵アンテナ(例えば内蔵アンテナ811)と外部アンテナ82とでそれぞれ受信された受信信号の受信信号強度を比較する。そして、アンテナ選択部84は、受信信号強度の比較結果に基づいて、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成される。
これにより、本実施形態の通信装置は、外部アンテナ82がコネクタ83に接続されていない場合、複数本の内蔵アンテナ811,812でダイバーシティ受信を行うことができるから、通信状態の良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。また、本実施形態の通信装置は、外部アンテナ82がコネクタ83に接続された場合、外部アンテナ82を含む複数本のアンテナでダイバーシティ受信を行うことができる。したがって、通信状態が良好な場所に外部アンテナ82を取り付けておけば、本実施形態の通信装置は、外部アンテナ82を含む複数本のアンテナの中から通信状態の良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
さらに、本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ2)が需要家に設けられた分電盤1に取り付けられ、ケース80が分電盤用キャビネット10に収納されてもよい。通信装置が分電盤用キャビネット10に収納される場合、通信装置が分電盤1の外部に配置される場合に比べて、通信状態が悪化する可能性があるが、そのような設置場所においても通信状態の良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる。
本実施形態の通信装置において、コネクタ83は、複数本の内蔵アンテナ811,812のうち何れか1本の内蔵アンテナ(本実施形態では内蔵アンテナ812)の代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に接続するように構成されてもよい。
これにより、外部アンテナ82がコネクタ83に接続された場合でも、アンテナ選択部84に接続されるアンテナの本数は同じであり、複数本のアンテナの各々で受信信号強度を測定するのに要する時間をほぼ同じにできる。
また、本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ8)において、コネクタ83は、複数本の内蔵アンテナ811,812のうち受信状態が最も悪い内蔵アンテナの代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に接続するように構成されてもよい。
これにより、複数本の内蔵アンテナ811,812のうち、他の内蔵アンテナよりも受信状態が悪い内蔵アンテナの代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に接続することができる。
また、本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ8)において、以下のような構成をさらに備えてもよい。アンテナ選択部84および無線通信部85を少なくとも含む回路が形成された回路基板86を備える。この回路基板86は、ケース80が分電盤用キャビネット10に収納された状態で分電盤用キャビネット10の前後方向が回路基板86の厚み方向と平行するように、ケース80の内部に収納される。通信装置は、複数の内蔵アンテナとして、ケース80が分電盤用キャビネット10に収納された状態で前側を向く回路基板86の面に実装された第1アンテナ(内蔵アンテナ811)を備える。また、通信装置は、複数の内蔵アンテナとして、回路基板86において第1アンテナが実装された面と反対側の面に実装された第2アンテナ(内蔵アンテナ812)を備える。そして、コネクタ83は、第2アンテナの代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に接続するように構成される。
ケース80が分電盤用キャビネット10に収納された状態では、第2アンテナ(内蔵アンテナ812)は第1アンテナ(内蔵アンテナ811)よりも後側に配置されるため、第2アンテナの方が第1アンテナよりも受信環境が悪いと予想される。したがって、コネクタ83は、第2アンテナの代わりに外部アンテナ82をアンテナ選択部84に接続することで、通信状態が比較的良好な複数のアンテナの中から、無線通信に使用するアンテナを選択することができる。
また、本実施形態の通信装置(第2通信アダプタ8)において、以下のような構成をさらに備えてもよい。アンテナ選択部84は、複数本の内蔵アンテナ及び外部アンテナを含むn本のアンテナから無線通信に使用するアンテナを選択する場合に、アンテナ選択部84は、n本のアンテナから比較対象のアンテナをm本ずつ順次選択する。ただし、nは3以上の正の整数であり、mは2以上で且つnよりも小さい正の整数である。アンテナ選択部84は、選択したm本のアンテナの各々で受信された受信信号の受信信号強度を求め、n本のアンテナの各々について求めた受信信号強度に基づいて無線通信に使用するアンテナを選択するように構成される。
このように、アンテナ選択部84は、n本のアンテナからm本ずつ順次選択して受信信号強度を求めているので、n本のアンテナの受信信号強度を一度に求める場合に比べて、受信信号強度を測定するのに要する時間を短く出来る。
また、本実施形態のアンテナ選択部84は、選択したm本のアンテナの中で受信信号強度が最大のアンテナを、次に選択するm本のアンテナのうちの1本に含むようにm本のアンテナを選択してもよい。
このように、アンテナ選択部84は、選択したm本のアンテナの中で受信信号強度が最大のアンテナを、次に選択するm本のアンテナのうちの1本に含めているから、次に選択するm本のアンテナのうちの1本は受信状態の良好なアンテナとすることができる。
また、本実施形態の分電盤1は、需要家に設けられた複数の分岐回路のそれぞれに電力を分配する複数の分岐ブレーカ3と、外部の機器と通信する通信装置(第2通信アダプタ8)と、複数の分岐ブレーカ3と通信装置とを収納する分電盤用キャビネット10を備える。これにより、内蔵アンテナ及び外部アンテナを含む複数本のアンテナの中から通信状態の良好なアンテナを選択して無線通信を行うことができる分電盤1を実現できる。
1 分電盤
3 分岐ブレーカ
10 分電盤用キャビネット
8 第2通信アダプタ(通信装置)
80 ケース
811 内蔵アンテナ(第1アンテナ)
812 内蔵アンテナ(第2アンテナ)
82 外部アンテナ
83 コネクタ
84 アンテナ選択部
85 無線通信部
86 回路基板

Claims (7)

  1. ケースと、
    前記ケースに収納される複数本の内蔵アンテナと、
    前記ケースの外部に配置される外部アンテナが着脱自在に接続されるコネクタと、
    複数本の前記内蔵アンテナ、及び、前記コネクタに接続される前記外部アンテナの中から無線通信に使用するアンテナを選択するアンテナ選択部と、
    前記アンテナ選択部によって選択された前記アンテナを使用して無線通信を行う無線通信部とを備え、
    前記コネクタに前記外部アンテナが接続されていない場合、前記アンテナ選択部は、複数本の前記内蔵アンテナの各々で受信した受信信号の受信信号強度を比較することによって、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成され、
    前記コネクタに前記外部アンテナが接続された場合、前記アンテナ選択部は、複数の前記内蔵アンテナのうち少なくとも1本の前記内蔵アンテナと前記外部アンテナとでそれぞれ受信された受信信号の受信信号強度を比較することによって、受信状態が相対的に良好なアンテナを選択するように構成されたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記コネクタは、複数本の前記内蔵アンテナのうち何れか1本の前記内蔵アンテナの代わりに前記外部アンテナを前記アンテナ選択部に接続するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記コネクタは、複数本の前記内蔵アンテナのうち受信状態が最も悪い前記内蔵アンテナの代わりに前記外部アンテナを前記アンテナ選択部に接続するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記アンテナ選択部および前記無線通信部を少なくとも含む回路が形成された回路基板を備え、
    前記回路基板は、前記ケースが前記分電盤用キャビネットに収納された状態で前記分電盤用キャビネットの前後方向が前記回路基板の厚み方向と平行するように、前記ケースの内部に収納され、
    複数の前記内蔵アンテナとして、前記ケースが前記分電盤用キャビネットに収納された状態で前側を向く前記回路基板の面に実装された第1アンテナと、前記回路基板において前記第1アンテナが実装された面と反対側の面に実装された第2アンテナとを備え、
    前記コネクタは、前記第2アンテナの代わりに前記外部アンテナを前記アンテナ選択部に接続するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 前記アンテナ選択部が、複数本の前記内蔵アンテナ及び前記外部アンテナを含むn本(nは3以上の正の整数)のアンテナから無線通信に使用する前記アンテナを選択する場合に、
    前記アンテナ選択部は、n本の前記アンテナから比較対象の前記アンテナをm本(mは2以上で且つnよりも小さい正の整数)ずつ順次選択し、選択したm本の前記アンテナの各々で受信された受信信号の受信信号強度を求め、n本の前記アンテナの各々について求めた受信信号強度に基づいて無線通信に使用する前記アンテナを選択するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記アンテナ選択部は、選択したm本の前記アンテナの中で受信信号強度が最大の前記アンテナを、次に選択するm本の前記アンテナのうちの1本に含むようにm本の前記アンテナを選択するように構成されたことを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記需要家に設けられた複数の分岐回路のそれぞれに電力を分配する複数の分岐ブレーカと、
    外部の機器と通信する請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置と、
    前記複数の分岐ブレーカと前記通信装置とを収納する前記分電盤用キャビネットとを備えたことを特徴とする分電盤。
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