JP2015210537A - 磁気センサ出力処理回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気センサの出力信号を、高精度な識別を可能とする1種類の信号に変換することの可能な、磁気センサ出力処理回路を提供する。【解決手段】磁気センサ出力処理回路1Aは、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサ50の出力信号を処理する回路であって、ハイパスフィルタ2と、第1増幅回路3と、第2増幅回路4と、半波整流回路5とを備える。ハイパスフィルタ2は、磁気センサ50の出力信号の高周波成分を通過させる一方、低周波成分は減衰させる。第1増幅回路3は、ハイパスフィルタ2の出力信号を増幅する。第2増幅回路4は、第1増幅回路3の出力信号を増幅する。半波整流回路5は、第2増幅回路4の出力信号を半波整流する。半波整流回路5の出力信号、すなわち磁気センサ出力処理回路1Aの出力信号は、装置本体のCPU70に入力される。【選択図】図1
Description
本発明は、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサの出力信号を処理する磁気センサ出力処理回路に関する。
自動販売機等には、投入された紙幣を識別する紙幣識別装置が設けられる。紙幣識別装置は、紙幣に印刷された磁気インクを読み取る磁気センサを備える。磁気センサは、例えば、磁石と、当該磁石の磁極面の上方に設けられた磁気検出素子とを有し、紙幣の通過に伴う磁気変動を検出する。下記特許文献1は、紙幣識別装置に関し、磁気センサの出力信号を比較回路で変換して得た2値信号と、前記出力信号を積分回路で積分して得たアナログデータとを利用して紙幣識別を行う技術を開示する。
磁気センサの出力信号を2種類の異なる信号に変換して紙幣識別を行う手法は、紙幣識別精度を高めることができたとしても、回路の複雑化、大型化を避けるのが難しい。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、磁気センサの出力信号を、高精度な識別を可能とする1種類の信号に変換することの可能な、磁気センサ出力処理回路を提供することにある。
本発明のある態様は、磁気センサの出力信号を処理する磁気センサ出力処理回路であって、ハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタの前段又は後段に設けられた増幅回路とを備える。
前記ハイパスフィルタを通過した信号を整流する半波整流回路を備えてもよい。
本発明のもう1つの態様は、磁気センサの出力信号を処理する磁気センサ出力処理回路であって、増幅回路と、前記増幅回路の出力信号のピーク値を保持するピークホールド回路と、前記ピークホールド回路を所定のタイミングでリセットするリセット回路とを備える。
前記ピークホールド回路の前段に設けられた半波整流回路を備えてもよい。
前記リセット回路は、前記増幅回路の出力電圧が所定値以上になるとオンするスイッチング素子を含み、前記スイッチング素子を経由して前記ピークホールド回路が保持している電圧を放電させてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、磁気センサの出力信号を、高精度な識別を可能とする1種類の信号に変換することの可能な、磁気センサ出力処理回路を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ出力処理回路1Aの概略構成を示すブロック図である。図2は、磁気センサ出力処理回路1Aの例示的な回路図である。磁気センサ出力処理回路1Aは、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサ50の出力信号を処理する回路である。磁気センサ50は、例えばMR素子をフルブリッジ接続あるいはハーフブリッジ接続したものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る磁気センサ出力処理回路1Aの概略構成を示すブロック図である。図2は、磁気センサ出力処理回路1Aの例示的な回路図である。磁気センサ出力処理回路1Aは、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサ50の出力信号を処理する回路である。磁気センサ50は、例えばMR素子をフルブリッジ接続あるいはハーフブリッジ接続したものである。
図1に示すように、磁気センサ出力処理回路1Aは、ハイパスフィルタ2と、第1増幅回路3と、第2増幅回路4と、半波整流回路5とを備える。ハイパスフィルタ2は、磁気センサ50の出力信号の高周波成分を通過させる一方、低周波成分は減衰させる。第1増幅回路3は、ハイパスフィルタ2の出力信号を増幅する。第2増幅回路4は、第1増幅回路3の出力信号を増幅する。半波整流回路5は、第2増幅回路4の出力信号を半波整流する。半波整流回路5の出力信号、すなわち磁気センサ出力処理回路1Aの出力信号は、装置本体(例えば紙幣識別装置本体)のCPU(A/D変換器)70に入力される。
図2において、ハイパスフィルタ2は、キャパシタC1,C2及び抵抗R1,R2からなる。第1増幅回路3は、非反転増幅回路であり、演算増幅器U1及び抵抗R3,R4からなる。キャパシタC3,C4は、電源V+,V−用のバイパスコンデンサである。第2増幅回路4は、反転増幅回路であり、演算増幅器U2、抵抗R5,R6及びキャパシタC5からなる。半波整流回路5は、ダイオードD1及び抵抗R7からなる。ダイオードD1のカソードに現れる電圧が磁気センサ出力処理回路1Aの出力信号となる。
図2における各素子の相互接続関係を説明する。キャパシタC1の一端は、磁気センサ50の出力信号の入力端子に接続される。キャパシタC1の他端は、キャパシタC2及び抵抗R1の一端に接続される。キャパシタC2の他端は、演算増幅器U1の非反転入力端子に接続される。演算増幅器U1の非反転入力端子とグランドとの間には抵抗R2が設けられる。抵抗R1の他端は、演算増幅器U1の反転入力端子に接続される。抵抗R4の一端は、演算増幅器U1の出力端子に接続される。抵抗R4の他端は、演算増幅器U1の反転入力端子に接続される。抵抗R3の一端は、演算増幅器U1の反転入力端子に接続される。抵抗R3の他端はグランドに接続される。抵抗R5の一端は、演算増幅器U1の出力端子に接続される。抵抗R5の他端は、演算増幅器U2の反転入力端子に接続される。キャパシタC5(ノイズ対策用)及び抵抗R6の一端は、演算増幅器U2の出力端子に接続され、他端は、演算増幅器U2の反転入力端子に接続される。演算増幅器U2の非反転入力端子はグランドに接続される。ダイオードD1のアノードは、演算増幅器U2の出力端子に接続される。ダイオードD1のカソードは、抵抗R7の一端に接続される。抵抗R7の他端はグランドに接続される。
図3(A)〜図3(D)は、磁気センサ出力処理回路1Aの各点(図1のA点〜D点)における電圧の波形図であり、左半分は小振幅信号の場合、右半分は大振幅信号の場合をそれぞれ示す。図3(A)に示すように、ハイパスフィルタ2への入力信号(磁気センサ50の出力信号)は、正弦波に近い波形である。図3(B)に示すように、ハイパスフィルタ2を通過した信号の波形は、図3(A)に示す通過前の信号の波形と比較して、波形の山にあたる部分の高さが低くなる(前半部分の振幅値が小さくなる)一方、波形の谷にあたる部分の深さは深くなる(後半部分の振幅値は大きくなる)。これは、ハイパスフィルタ2が、入力信号の変化の急な部分はよく通す一方、変化の緩やかな部分は通しにくいことに起因する。なお、最初に谷が来て後に山が来る波形の場合は、ハイパスフィルタ2を通過することで谷の深さが浅くなり山の高さが高くなる。ハイパスフィルタ2を通過した信号は、第2増幅回路4によって反転増幅され、図3(C)に示すように正負が反転する。第2増幅回路4によって反転増幅された信号は、半波整流回路5によって半波整流され、図3(D)に示すようにマイナス部分が除去される。図3(D)示す半波整流回路5の出力信号(磁気センサ出力処理回路1Aの出力信号)は、山形の波形の現れるタイミングが検出対象(例えば紙幣)の磁気パターンの位置を示し、山形の波形の高さが前記磁気パターンによる磁気の強さを示す。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 磁気センサ出力処理回路1Aは、1つの出力信号(図3(D))により磁気パターンの位置と強さを示すため、磁気センサ50の出力信号を2種類の異なる信号に分けて出力する場合と比較して、回路の複雑化、大型化を避けながら高精度な識別を可能にできる。すなわち、磁気センサ出力処理回路1Aは、磁気センサ50の出力信号を、高精度な識別を可能とする1種類の信号に変換することができる。
(2) 磁気センサ50の出力信号をハイパスフィルタ2に通すことで、増幅によらず振幅増大効果を得ることができるため、原波形のPeak-to-Peakの値の半分以上の振幅値を保ちつつ、S/Nを良好にできる。すなわち、ハイパスフィルタ2によらず増幅で振幅を高めようとすると、ノイズも一緒に増幅してしまうためS/Nは良くならないが、ハイパスフィルタ2によれば低周波域や信号帯域より低い帯域のノイズを減衰させながら振幅を高めることができるため、S/Nが良好となり、識別の高精度化に有利である。また、磁気センサ50の出力信号の振幅が小さくても磁気パターンの位置と強さを適切に示すことができる。
(3) 半波整流回路5を設けているため、最終的な出力信号として不要な部分を除去でき、またノイズのマイナス側を除去できる(ノイズの電力を半分にできる)。
実施の形態2
図4は、本発明の実施の形態2に係る磁気センサ出力処理回路1Bの概略構成を示すブロック図である。図5は、磁気センサ出力処理回路1Bの例示的な回路図である。磁気センサ出力処理回路1Bは、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサ50の出力信号を処理する回路である。
図4は、本発明の実施の形態2に係る磁気センサ出力処理回路1Bの概略構成を示すブロック図である。図5は、磁気センサ出力処理回路1Bの例示的な回路図である。磁気センサ出力処理回路1Bは、紙幣識別装置等に用いられる磁気センサ50の出力信号を処理する回路である。
図4に示すように、磁気センサ出力処理回路1Bは、第1増幅回路6と、半波整流回路7と、ピークホールド回路8と、第2増幅回路9と、リセット回路10とを備える。第1増幅回路6は、磁気センサ50の出力信号を増幅する。半波整流回路7は、第1増幅回路6の出力信号を半波整流する。ピークホールド回路8は、半波整流回路7の出力信号のピーク値を検出、保持する。ピークホールド回路8の出力信号、すなわち磁気センサ出力処理回路1Bの出力信号は、装置本体(例えば紙幣識別装置本体)のCPU(A/D変換器)70に入力される。第2増幅回路9は、第1増幅回路6の出力信号を増幅する。リセット回路10は、第2増幅回路9の出力信号が所定のレベルを超えたときにピークホールド回路8をリセットする(ピークホールド回路8の出力信号をゼロにする)。
図5において、第1増幅回路6は、反転増幅回路であり、演算増幅器U11、キャパシタC11,C15及び抵抗R15,R16からなる。半波整流回路7は、半波整流増幅回路であり、演算増幅器U12、抵抗R11,R12及びダイオードD11,D13からなる。ピークホールド回路8は、演算増幅器U13、キャパシタC17、抵抗R18,R19,R21,R22及びダイオードD12,D14,D15からなる。キャパシタC17に蓄えられた電圧が、磁気センサ出力処理回路1Bの出力信号となる。演算増幅器U13は、キャパシタC17への充電を高速化する目的で設けられる。リセット回路10は、トランジスタQ1及び抵抗R17,R23からなる。第2増幅回路9は、非反転増幅回路であり、演算増幅器U14及び抵抗R13,R14からなる。演算増幅器U15及び抵抗R20は、バッファ回路であり、インピーダンス変換のために設けられる。
図5における各素子の相互接続関係を説明する。ACカップリング用のキャパシタC11の一端は、磁気センサ50の出力信号の入力端子に接続される。キャパシタC11の他端は、抵抗R15の一端に接続される。抵抗R15の他端は、演算増幅器U1の反転入力端子に接続される。キャパシタC15(ノイズ対策用)及び抵抗R16の一端は、演算増幅器U11の出力端子に接続され、他端は、演算増幅器U11の反転入力端子に接続される。抵抗R11の一端は、演算増幅器U11の出力端子に接続される。抵抗R11の他端は、演算増幅器U12の反転入力端子に接続される。ダイオードD11のアノードは、演算増幅器U12の反転入力端子に接続される。ダイオードD11のカソードは、演算増幅器U12の出力端子に接続される。抵抗R12の一端は、演算増幅器U12の反転入力端子に接続される。抵抗R12の他端は、ダイオードD13のカソードに接続される。ダイオードD13のアノードは、演算増幅器U12の出力端子に接続される。ダイオードD13のカソードは、演算増幅器U13の非反転入力端子に接続される。演算増幅器U13の非反転入力端子とグランドとの間には抵抗R18が設けられる。ダイオードD14のアノードは、演算増幅器U13の反転入力端子に接続される。ダイオードD14のカソードは、演算増幅器U13の出力端子に接続される。ダイオードD15のアノードは、演算増幅器U13の出力端子に接続される。ダイオードD15のカソードは、ダイオードD12のアノードに接続される。ダイオードD12のカソードは、抵抗R20の一端に接続される。抵抗R20の他端は、演算増幅器U15の非反転入力端子に接続される。演算増幅器U15の出力端子と反転入力端子は相互に接続される。抵抗R21の一端は、演算増幅器U13の反転入力端子に接続される。抵抗R21の他端は、演算増幅器U15の出力端子に接続される。抵抗R21の他端とダイオードD15のカソードとの間に抵抗R19が設けられる。抵抗R22の一端は、ダイオードD12のカソードに接続される。抵抗R22の他端は、キャパシタC17の一端に接続される。キャパシタC17の他端はグランドに接続される。抵抗R23の一端は、キャパシタC17の一端に接続される。抵抗R23の他端は、トランジスタQ1のコレクタに接続される。トランジスタQ1のエミッタはグランドに接続される。トランジスタQ1のベースは、抵抗R17の一端に接続される。抵抗R17の他端は、抵抗R13の一端及び演算増幅器U14の出力端子に接続される。抵抗R13の他端は、演算増幅器U14の反転入力端子に接続される。抵抗R14の一端は、演算増幅器U14の反転入力端子に接続される。抵抗R14の他端はグランドに接続される。演算増幅器U14の非反転入力端子は、演算増幅器U11の出力端子に接続される。
図6(A)〜図6(D)は、磁気センサ出力処理回路1Bの各点(図4のA点〜D点)における電圧の波形図であり、左半分は小振幅信号の場合、右半分は大振幅信号の場合をそれぞれ示す。図6(A)に示すように、第1増幅回路6への入力信号(磁気センサ50の出力信号)は、正弦波に近い波形である。第1増幅回路6で非反転増幅された信号は、半波整流回路7によって増幅及び半波整流され、図6(B)に示すように振幅が大きくなると共にマイナス部分が除去される。一方、第1増幅回路6で非反転増幅された信号は、第2増幅回路9によって反転増幅され、図6(C)に示すように正負が反転する。図6(D)に示すように、ピークホールド回路8は、半波整流回路7の出力信号のピーク値を保持する。図6(C)及び図6(D)の関係から明らかなように、ピークホールド回路8の出力信号は、第2増幅回路9の出力信号が所定のレベルを超えたタイミングでゼロにリセットされる。具体的には、第2増幅回路9の出力信号が前記所定のレベルを超えると、図5に示すトランジスタQ1がターンオンし、ピークホールド回路8に保持された電圧(キャパシタC17に蓄えられた電圧)がゼロになる。なお、第2増幅回路9の出力信号が前記所定のレベル以下になると、トランジスタQ1はターンオフし、次のピーク保持動作が可能となる。図6(D)に示すピークホールド回路8の出力信号(磁気センサ出力処理回路1Bの出力信号)は、山形の波形の現れるタイミングが検出対象(例えば紙幣)の磁気パターンの位置を示し、山形の波形の高さが前記磁気パターンによる磁気の強さを示し、山形の波形の幅が前記磁気パターンの幅(相対移動方向の長さ)を示す。
本実施の形態の磁気センサ出力処理回路1Bによれば、1つの出力信号(図6(D))により磁気パターンの位置と強さを示すため、磁気センサ50の出力信号を2種類の異なる信号に分けて出力する場合と比較して、回路の複雑化、大型化を避けながら高精度な識別を可能にできる。すなわち、磁気センサ出力処理回路1Bは、磁気センサ50の出力信号を、高精度な識別を可能とする1種類の信号に変換することができる。また、半波整流回路7を設けているため、最終的な出力信号として不要な部分を除去でき、またノイズのマイナス側を除去できる(ノイズの電力を半分にできる)。また、磁気パターンが長く磁気センサ50の出力信号波形の山と谷の位相が大きくずれている場合(山と谷が連続せずに間にゼロの区間が長くあるような場合)でも、磁気パターンの位置、強さ、及び幅を適切に示す出力信号を生成できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
磁気センサ50の出力信号(処理対象信号)は、紙幣の移動に伴う磁気変動を検出した信号に限定されず、磁気パターンが設けられた紙幣以外の任意の紙類の移動に伴う磁気変動を検出した信号であってもよいし、磁性体歯車や磁性体ラックの移動に伴う磁気変動を検出した信号であってもよい。すなわち、本発明の磁気センサ出力処理回路は、紙幣識別装置への適用に限定されず、磁気変動を検出する移動検出装置全般に適用できる。
1A,1B 磁気センサ出力処理回路、2 ハイパスフィルタ、3 第1増幅回路、4 第2増幅回路、5 半波整流回路、6 第1増幅回路、7 半波整流回路、8 ピークホールド回路、9 第2増幅回路、10 リセット回路、50 磁気センサ、70 CPU(A/D変換器)
Claims (5)
- 磁気センサの出力信号を処理する回路であって、ハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタの前段又は後段に設けられた増幅回路とを備える、磁気センサ出力処理回路。
- 前記ハイパスフィルタを通過した信号を整流する半波整流回路を備える請求項1に記載の磁気センサ出力処理回路。
- 磁気センサの出力信号を処理する回路であって、増幅回路と、前記増幅回路の出力信号のピーク値を保持するピークホールド回路と、前記ピークホールド回路を所定のタイミングでリセットするリセット回路とを備える、磁気センサ出力処理回路。
- 前記ピークホールド回路の前段に設けられた半波整流回路を備える請求項3に記載の磁気センサ出力処理回路。
- 前記リセット回路は、前記増幅回路の出力電圧が所定値以上になるとオンするスイッチング素子を含み、前記スイッチング素子を経由して前記ピークホールド回路が保持している電圧を放電させる、請求項3又は4に記載の磁気センサ出力処理回路。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151216 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160413 |