JP2015208580A - 遊技機用可動式演出装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出可動体の検知精度が高いだけでなく演出可動体を検知する検知手段の個数を抑えることができる遊技機用可動式演出装置を提供する。【解決手段】遊技機用可動式演出装置を、複数の演出可動体の停止位置の組み合わせによってM個(Mは3以上の任意の整数。)の停止パターンを有する演出可動体群と、駆動力発生手段132と、駆動力発生手段132の駆動力を演出可動体群に伝達する機械要素141〜148で構成された駆動力伝達用機械要素群140とを備えたものとし、特定の機械要素142に被検知部142a,142b,142cを設けるとともに、いずれかの被検知部142a,142b,142cを検知した場合に検知信号を出力するN個(Nはlog2Mよりも大きくM未満の任意の整数。)の検知手段151,152,153を設け、検知手段151,152,153の検知結果の組み合わせによって全ての停止パターンを識別できるようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技機において可動体を用いた可動体演出を行うための遊技機用可動式演出装置と、この遊技機用可動式演出装置が組み込まれた遊技機とに関する。
回胴式遊技機やパチンコ遊技機等の遊技機では、それに組み込まれた演出装置によって、遊技の進行等に応じた各種演出が行われる。遊技機に組み込まれる演出装置としては、映像演出を行う映像演出装置(液晶ディスプレイ等)や、音声演出を行う音声演出装置(スピーカ等)が代表的であるが、その他にも、演出可動体を用いた可動体演出を行う可動式演出装置(可動役物や後述するシャッター装置等)も一般的である。
例えば、特許文献1には、液晶ディスプレイ(同文献の図21における装飾図柄表示装置208)の前面側で開閉可能な可動扉(同文献の図21における左上扉246a、右上扉246b、左下扉246c及び右下扉246d)を備えたシャッター装置(同文献の図3における遮蔽装置246)を備えた遊技機が記載されている。このシャッター装置は、その可動扉で液晶ディスプレイの画面を覆うことで各種演出を行うものとなっている。すなわち、このシャッター装置では、その可動扉が上記の演出可動体として動作するものとなっている。
特許文献1の遊技機において、その筺体の内部には、遊技の進行における基本的な制御を行うメイン制御基板(同文献の図6における主制御部300)と、メイン制御基板からの出力信号に基づいて各種演出等を実行するサブ制御基板(同図における第一副制御部400及び第二副制御部500)とが格納されている。サブ制御基板には、映像演出装置(同図における装飾図柄表示装置208)や音声演出装置(同図におけるスピーカ120)や可動式演出装置(同図における遮蔽装置246)等の演出装置が接続され、これらの演出装置では、サブ制御基板からの出力信号に応じた各種演出が実行される。
また、特許文献1のシャッター装置では、可動扉の位置を把握しなければ、可動扉を適切に制御できなくなるため、検知手段によって検知した可動扉の位置をサブ制御基板にフィードバックすることも行われている。具体的には、可動扉に設けた被検知部(同文献の図5における遮光板730a,730b,730c,730d)を、その外方に設けた検知手段(同文献の図5における光センサ720,722)で検知することにより、可動扉の位置を検知するようにしている。
しかし、特許文献1のシャッター装置のように、可動体演出を行う演出可動体そのものに被検知部を設けると、可動式演出装置が誤動作しやすくなるおそれがあった。というのも、演出可動体は、通常、可動式演出装置を構成する部品のなかでも、最も激しく動き、大きく振動しやすい部分であるため、それ自身が動作する際の振動によって検知手段の検知精度が低下するおそれがあるからである。検知手段の検知精度を低下させる原因となる振動としては、演出可動体自身の動作に起因するもののほか、遊技機の筺体内部に設けられた他の装置の動作に起因するものや、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体の移動に起因するものや、遊技者が遊技機の筺体を叩いたり揺すったりすることに起因するもの等がある。
それに加えて、特許文献1のシャッター装置では、検知手段が、可動扉を停止位置で検知しておらず、移動している途中で検知しているため、検知手段の検知精度の低下による悪影響がより顕著に表れやすくなっている。すなわち、同文献のシャッター装置では、検知手段が被検知部を検知した後、可動扉を駆動するステッピングモータが特定のステップ数だけ回転したときに、可動扉が停止位置に到達したと判断することで、可動扉の制御を行っている(例えば、同文献の段落0216〜224を参照。)ため、被検知部が検知手段に検知されようとしているときに上記の振動等が生じて検知手段が被検知部を見過ごすようなことがあると、可動扉が所望の停止位置に停止しなくなる(例えば、可動扉が完全に閉まりきらなかったり開ききらなかったりする)おそれがある。
上述した不具合は、被検知部を振動しやすい演出可動体に設けるのではなく、振動しにくい他の可動体に設けるとともに、演出可動体の想定される全ての停止位置で演出可動体を検知できるようにすれば、解消し得る。しかし、この場合には、必要な検知手段の個数が膨大となり、可動式演出装置の製造コスト等が増大するばかりか、スペース的な制限から、必要な個数の検知手段を設けることができなくなるおそれもある。特に、可動式演出装置に備える演出可動体の数が増えれば増えるほど、それぞれの演出可動体の停止位置の組み合わせによって実現可能な停止パターンの数が増加し、演出効果が高まるが、このように多数の演出可動体を備える可動式演出装置においては、上記の問題がより顕著となる。
ところで、特許文献2には、完全に同期して左右対称に動作を行う2つの演出可動体(同文献の図6における羽根部材54a〜54cと羽根部材54d〜54f)によって実現される3通りのパターン(羽根部材54a〜54cと羽根部材54d〜54fとが左右両側に開いた開放状態と、羽根部材54a〜54cと羽根部材54d〜54fとが前側に閉じた閉止状態と、開放状態と閉止状態の中間の半開状態)を2個の検知手段(同文献の図19における第一の検知部107と第二の検知部108)の検知結果の組み合わせによって、識別できるようにした可動式演出装置(同文献の図1における演出装置33)が記載されている。同文献の可動式演出装置では、演出可動体の停止位置等の組み合わせによって実現されるパターンの数(3個)よりも少ない数(2個)の検知手段で、3個のパターンの全てを識別することができるようになっている(同文献の段落0087〜0099及び図19,20を参照。)。
しかし、特許文献2の可動式演出装置では、演出可動体と一体的に動作する部分(同図における第一駆動軸93)に被検知部(同文献の図14における遮蔽部110a)が固定されている。換言すると、同文献の可動式演出装置における被検知部は、演出可動体に設けられているとみなすことができる。このため、同文献の可動式演出装置は、上述した振動に起因する不具合の発生を解決できるものとはなっていない。加えて、同文献の可動式演出装置における検知手段に係る構成は、完全に同期して動作しない複数の演出可動体を有する可動式演出装置にそのまま適用することができず、この場合には、多数の検知手段を設ける必要が生じる。
特開2012−085741号公報 特開2008−228911号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、演出可動体の位置の検知精度が高く誤動作しにくいだけでなく、完全に同期して動作しない複数の演出可動体を有する場合であっても、演出可動体の位置を検知する検知手段の個数を少なく抑えることができる遊技機用可動式演出装置を提供するものである。
上記課題は、
複数の演出可動体で構成され、それぞれの演出可動体の停止位置の組み合わせによってM個(Mは、3以上の任意の整数。)の停止パターンを有する演出可動体群と、
演出可動体を駆動する駆動力を演出可動体群単位で発生するための駆動力発生手段と、
駆動力発生手段が発生した駆動力を演出可動体群に伝達するための複数の機械要素で構成された駆動力伝達用機械要素群と、
を備えた遊技機用可動式演出装置であって、
前記複数の機械要素のうち特定の機械要素に複数の被検知部を設けるとともに、
前記複数の被検知部のうちいずれかの被検知部を検知した場合に検知信号を出力するN個(Nは、logMよりも大きくM未満の任意の整数。)の検知手段を設け、
検知手段の数Nが演出可動体群の停止パターンの数Mよりも少ないにもかかわらず、N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにした
ことを特徴とする遊技機用可動式演出装置
を提供することによって解決される。
ここで、「演出可動体」とは、可動式演出装置を構成する可動体のうち、遊技者に演出を行っていると認識(通常、遊技者から視認)され得る可動体のことを云う。換言すると、可動式演出装置を構成する可動体であっても、遊技者に演出を行っていると認識されない可動体、例えば、駆動力を伝達することのみを目的としたリンク機構やカム機構等を構成する機械要素は、演出可動体の概念に含まれない。
また、「演出可動体を駆動する駆動力を演出可動体群単位で発生するための駆動力発生手段」とは、同じ演出可動体群を構成する演出可動体を駆動する駆動力発生手段が共通であることを云う。例えば、ある演出可動体群が演出可動体Aと演出可動体Bとで構成されている場合において、演出可動体Aが駆動力発生手段Aで駆動され、演出可動体Bが駆動力発生手段Bで駆動されるというように、演出可動体Aと演出可動体Bとが互いに独立した異なる駆動力発生手段で駆動されるのではなく、演出可動体Aと演出可動体Bとが共通の駆動力発生手段で駆動されることを意味する。ただし、ここで云う「共通の駆動力発生手段」は、1つの駆動力発生手段で構成される場合に限らず、複数の駆動力発生手段で構成される場合をも含む。
さらに、「logM」とは、2を底とするMの対数である。「logM」は、二値出力式の検知手段を用いてM個のパターンを識別する場合において必要となる検知手段の個数Nの最小値を意味している。数学的には、logMは、必ずMよりも小さくなり、Mが3以上の整数である場合においては、logM<N<Mを満たす整数Nが必ず1つ以上存在している。
さらにまた、「N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにした」とは、N個の検知手段の検知結果の組み合わせの全て(2通りの組み合わせの全て)を使用して停止パターンを識別する態様に限定されない。すなわち、2通りの検知結果の組み合わせのなかには、いずれの停止パターンにも対応しない(停止パターンの識別に使用されない)組み合わせがあってもよい。
このように、演出可動体の位置を検知するための被検知部を、演出可動体そのものに設けるのではなく、駆動力伝達機構を構成する機械要素に設けることにより、演出可動体に振動が生じた場合であっても高い検知精度で演出可動体の位置を検知することが可能になる。被検知部を設ける機械要素(特定の機械要素)は、駆動力伝達用機械要素群を構成するいずれの機械要素であってもよいが、演出可動体に生じた振動が伝わりにくい機械要素、すなわち、演出可動体からできるだけ遠い(駆動力発生手段の駆動部にできるだけ近い)機械要素とすると好ましい。具体的には、特定の機械要素と駆動力発生手段における駆動部との間に介在される機械要素の数を2個以下に抑えると好ましい。特定の機械要素と駆動力発生手段における駆動部との間に介在される機械要素の数は、1個以下であるとより好ましく、0個とすることも可能である。これにより、演出可動体に振動が生じた場合であっても、検知手段による検知精度をより低下しにくくすることが可能になる。ここで、「駆動力発生手段における駆動部」とは、モータの出力軸等、駆動力発生手段を構成する部分(駆動力発生手段の一部)であって、駆動力発生手段の外部へ駆動力を取り出すことを目的として設けられた可動部のことを云う。
また、演出可動体群のM個の停止パターンの全てを識別するようにしたことにより、演出可動体が所望の停止位置で確実に停止するようにすることも可能になる。したがって、遊技機用可動式演出装置の誤動作を防ぐことも可能になる。ところで、「M個の停止パターン」には、演出可動体群を構成する複数の演出可動体のうち一部の演出可動体の停止位置に変化がなくても、当該一部の演出可動体を除いた他の演出可動体の停止位置が変化すれば、異なる停止パターンとして識別されたものも含まれる。換言すると、比較される2つの停止パターンにおいて、一部の演出可動体の停止位置が重複していても、他の演出可動体の停止位置が重複していないのであれば、それらの停止パターンは、異なる停止パターンとして識別される。例えば、演出可動体群が演出可動体Aと演出可動体Bとで構成され、演出可動体Aが停止位置Xと停止位置Xとの間で動作し、演出可動体Bが停止位置Y(停止位置Xと同じであってもよい。)と停止位置Y(停止位置Xと同じであってもよい。)との間で動作する場合において、演出可動体Aが停止位置Xにあり可動演出体Bが停止位置Y(停止位置X)にある場合の停止パターンPと、演出可動体Aが停止位置Xにあり可動演出体Bが停止位置Y(停止位置X)にある場合の停止パターンPとでは、演出可動体Aの停止位置Xには変化がなく、演出可動体Bが停止位置Y(停止位置X)から停止位置Y(停止位置X)に変化しただけであるが、これらの停止パターンPと停止パターンPは、異なる停止パターンとして識別される。
さらに、複数の検知手段の検知結果(具体的には、検知手段の検知信号)を組み合わせることによって、停止パターンの数よりも少ない数の検知手段で、全ての停止パターンを識別することが可能になる。したがって、演出可動体群が完全に同期して動作しない複数の演出可動体で構成された場合であっても、演出可動体の位置を検知する検知手段の個数を少なく抑えることができる。というのも、オン/オフ出力式(二値出力式)のN個の検知手段の検知結果を組み合わせると、最大で2個のパターンを識別することが可能である。換言すると、M個のパターンを識別するためには、logM以上の個数の検知手段の検知結果を組み合わせればよい(Nを、logM以上の整数とすればよい。)。にもかかわらず、「Nは、logM以上、M未満の任意の整数」とせず、「Nは、logMよりも大きくM未満の任意の整数」とした理由は、2個のパターンのうち少なくとも1つのパターン(通常、N個全ての検知手段の出力がオフとなっているパターン、又は、N個全ての検知手段の出力がオンとなっているパターン)は、演出可動体が移動しているとき(停止パターン以外のパターン)を区別するのに割かれるからである。
演出可動体群の停止パターンの数Mは、3個以上であれば、特に限定されないが、多ければ多いほど、本発明の構成を採用したことによって得られる利益が大きくなる。このため、演出可動体群の停止パターンの数Mは、4個以上、5個以上、6個以上、7個以上、8個以上と多ければ多いほど好ましい。演出可動体群の停止パターンの数Mに上限はないが、多くしすぎると、その分だけ演出可動体群が複雑な機構となることに加えて、その制御を行うプログラムも複雑化する。このため、演出可動体群の停止パターンの数Mは、通常、200個以下、好ましくは、100個以下、現実的には、50個以下である。
また、検知手段の個数Nは、logMよりも大きくM未満の整数であれば特に限定されない。しかし、検知手段の個数Nは、logMよりも大きくM未満の整数のうち、最少の整数とすると好ましい。例えば、M=3であるときにはN=2とし、4≦M≦7であるときにはN=3とし、8≦M≦15であるときにはN=4とし、16≦M≦31であるときにはN=5とすると好ましい。これにより、本発明の構成を採用したことによって得られる利益をさらに大きくすることができる。
参考として、停止パターンが、第一停止パターンから第十五停止パターンまでの15通りある場合(M=15である場合)に、4個(N=4)の検知手段(第一検知手段、第二検知手段、第三検知手段及び第四検知手段)で、その全ての停止パターンを識別し得る構成を図14に示す。図14に示される機械要素は、矢印A又は矢印Bの向きに回動し得る円盤状の部材となっており、その周部には、計32個の被検知部(図中において黒く塗りつぶした矩形状の部分)が設けられている。この機械要素には、図示省略のカム機構やリンク機構等の機械機構が設けられている。4個の検知手段は、機械要素の半径方向に一列に配されている。
図14に示した構成において、検知手段から得られる検知結果の組み合わせは、下記表1に示すC1〜16の計16通りとなる。ただし、下記表1においては、検知手段が被検知部を検知して「オン」の出力信号を出力する場合を「1」、検知手段が被検知部を検知しておらず「オン」の出力信号を出力していない場合を「0」として表記している。下記表1におけるC1〜15が、それぞれ第一停止パターンから第十五停止パターンに対応するようにし、C16が、停止パターン以外のパターン、すなわち、演出可動体(直接的には、図14の特定の機械要素)が移動しているときに対応するようにすれば、4個の検知手段であっても、15通りの停止パターンを識別することができる。
Figure 2015208580
本発明の遊技機用可動式演出装置において、駆動力発生手段の種類や、駆動力伝達用機械要素の具体的な構成は、特に限定されない。駆動力発生手段や駆動力伝達用機械要素は、演出可動体群に所望の動作を行わせることのできる各種のものを採用することができる。しかし、本発明の構成を採用したことにより得られる利益をより増大させることを考慮すると、駆動力発生手段として、モータを採用すると好ましい。モータは、一般的に、直線運動を行う駆動力発生手段(ピストンシリンダ等)よりも振動が少ないからである。なかでも、ステッピングモータ(特に、順方向及び逆方向の2方向に回動するもの)は、本発明の遊技機用可動式演出装置における駆動力発生手段として好適に用いることができる。この場合、被検知部を設ける機械要素(特定の機械要素)は、前記モータの出力軸に連動して回動するとともにその回動角度によって演出可動体群がいずれの停止パターンとなるかが一義的に定まる回動部材(例えば、図14の特定の機械要素を参照。)とすると好ましい。このとき、回動部材が1回転(360°回転)する間に演出可動体群のM個の停止パターンの全てが出現するようにすれば、回動部材の回転数を意識することなく、演出可動体群の制御を容易に行うことが可能になる。
駆動力発生手段をモータとし、被検知部を設ける機械要素(特定の機械要素)を回動部材とした場合において、回動部材以外の他の機械要素をどのように構成するかについても、特に限定されず、やはり、演出可動体群に所望の動作を行わせることのできる各種のものを採用することができる。例えば、駆動力伝達用機械要素群を構成する複数の機械要素を、前記回動部材に加えて、前記回動部材に設けられたカム機構によってそれぞれに固有の態様で揺動を行う複数の揺動部材を含むものとして、前記複数の揺動部材を、それぞれ異なる演出可動体に連結することによって、複数の演出可動体がそれぞれ異なる態様で動作するようにすることができる。
また、駆動力発生手段をモータとし、被検知部を設ける機械要素(特定の機械要素)を回動部材とした場合であって、演出可動体群が、第一停止パターンから第六停止パターンまでの計6個の停止パターンを有する場合には、前記複数の被検知部を、前記回動部材の所定箇所に設けられた第一被検知部と、前記回動部材における第一被検知部が設けられた箇所から前記回動の順方向へ120°進んだ位置に設けられた第二被検知部と、前記回動部材における第二被検知部が設けられた箇所から前記回動の順方向へ60°進んだ位置に設けられた第三被検知部とで構成し、N個の検知手段を、第一検知手段と、第一検知手段が設けられた箇所から前記回動の逆方向へ60°進んだ位置に設けられた第二検知手段と、第二検知手段が設けられた箇所から前記回動の逆方向へ60°進んだ位置に設けられた第三検知手段とで構成すると好ましい。この構成は、駆動力伝達用機械要素を構成する複数の機械要素に、上述した揺動部材を含ませる場合にも、好適に採用することができる。
さらに、本発明の遊技機用可動式演出装置は、シャッター装置や可動役物等に採用することができるが、なかでも、シャッター装置に採用すると好ましい。というのも、シャッター装置は、一般的に、可動役物等よりも寸法が大きく、その動作も可動役物等よりも大きく振動しやすいため、本発明の構成を採用する意義も高まるからである。本発明の構成をシャッター装置で採用する好適例としては、前記複数の演出可動体を、退避位置から第一進出位置まで移動可能な第一可動扉と、退避位置から第一進出位置を経て第一進出位置よりも前方(退避位置とは反対側。以下、同じ。)の第二進出位置まで移動可能な第二可動扉と、退避位置から第一進出位置及び第二進出位置を経て第二進出位置よりも前方の第三進出位置まで移動可能な第三可動扉とで構成する場合が挙げられる。特に、この構成は、演出可動体群が計6個の停止パターンを有する上記構成と合わせて好適に採用することができる。これらの構成については、後で詳しく説明する。
さらにまた、本発明の遊技機用可動式演出装置は、少なくとも1組の演出可動体群を備えたものであればよいが、複数組の演出可動体群を備えたものとすることもできる。これにより、遊技機用可動式演出装置で表現可能な演出のバリエーションを増大させ、その演出効果をさらに高めることが可能になる。複数組の演出可動体群を備える場合には、駆動力伝達用機械要素群とN個の検知手段とを、それぞれの組の演出可動体群ごとに設け、それぞれの組の検知手段の数Nがその組の演出可動体群の停止パターンの数Mよりも少ないにもかかわらず、N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、その組の演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにする。この場合、停止パターンの数Mや検知手段の数Nは、異なる組において同一である必要はなく、それぞれの組において異なってもよい。停止パターンの数Mや検知手段の数Nが、それぞれの組において異なる場合には、「それぞれの組の検知手段の数Nがその組の演出可動体群の停止パターンの数Mよりも少ないにもかかわらず、N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、その組の演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにする」という記載については、停止パターンの数Mや検知手段の数Nとして、それぞれの組に固有の値が当てはめられ、それぞれの組ごとに判断する。
そして、本発明の遊技機用可動式演出装置において、駆動力伝達手段の周辺は、むき出しの状態であってもよいが、前記複数の機械要素のうち少なくとも前記特定の機械要素(被検知部が設けられた機械要素)と、N個の検知手段とを覆うためのケースを備えると好ましい。これにより、被検知部や検知手段の周囲に埃等の異物が侵入しないようにして、検知手段の検知精度をさらに高めることが可能になる。また、駆動力伝達手段の周辺をユニット化することも可能になる。
以上のように、本発明によって、演出可動体の位置の検知精度が高く誤動作しにくいだけでなく、完全に同期して動作しない複数の演出可動体を有する場合であっても、演出可動体の位置を検知する検知手段の個数を少なく抑えることができる遊技機用可動式演出装置を提供することが可能になる。
本発明に係る遊技機用可動式演出装置が組み込まれた遊技機を示した正面図である。 図1の遊技機用可動式演出装置を分解した状態及び組み立てた状態を遊技機用可動式演出装置の背面側から見た状態を示した後方斜視図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群の周辺を拡大して示した図である。 図3の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群で出現する停止パターンを説明する図である。 図2の遊技機用可動式演出装置におけるフェーズの移行を説明する図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の駆動ユニットの内部を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第五停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第一停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第二停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第六停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第三停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群が第四停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群と、当該一の演出可動体群に対応する駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群との位置関係を示した図である。 図2の遊技機用可動式演出装置における一の演出可動体群の停止パターンの移行に伴って変化する検知手段群と被検知部との位置関係を示した図である。 15通りの停止パターンの全てを4個の検知手段で識別し得る構成の例を示した図である。
本発明に係る遊技機用可動式演出装置と、この遊技機用可動式演出装置を組み込んだ遊技機の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、回胴式遊技機を例に挙げて、本発明に係る遊技機用可動式演出装置を説明するが、本発明に係る遊技機用可動式演出装置は、パチンコ遊技機等、回胴式遊技機以外の遊技機においても採用することができる。また、以下においては、シャッター式演出装置を例に挙げて、本発明に係る遊技機用可動式演出装置を説明するが、本発明に係る遊技機用可動式演出装置は、可動役物等、シャッター式演出装置以外においても採用することができる。
[1]遊技機
図1は、本発明に係る遊技機用可動式演出装置(以下、「シャッター式演出装置」と表記する。)100が組み込まれた遊技機を示した正面図である。本実施態様の遊技機は、図1に示すように、
その外周面に複数の図柄が表された3本のリール(図示省略)を備えたリールユニット301と、
前記3本のリールを回転駆動するためのリール駆動用モータ(図示省略)と、
前記3本のリールの回転を始動させるためのスタートレバー302と、
スタートレバー302が操作されたことを検知するためのスタートレバースイッチ(図示省略)と、
前記3本のリールの回転を各リール毎に停止するための3個のストップボタン303と、
それぞれのストップボタン303が操作されたことを検知するための3個のストップスイッチ(図示省略)と、
メダルを投入するためのメダル投入部304と、
メダル投入部304に投入されたメダルを検知するためのメダル検知センサ(図示省略)と、
1遊技当たりの最大枚数(通常3枚)のメダルをベットするためのマックスベットボタン305と、
マックスベットボタン305が操作されたことを検知するためのマックスベットボタンスイッチ(図示省略)と、
ベットするメダルを1枚ずつ増減するためのシングルベットボタン306と、
シングルベットボタン306が操作されたことを検知するためのシングルベットボタンスイッチ(図示省略)と、
メダルを払い出すためのホッパー装置(図示省略)と、
ホッパー装置を駆動するためのホッパー駆動用モータ(図示省略)と、
シャッター式演出装置100と、
液晶ディスプレイ200と、
照明演出を行うための演出用発光ランプ(図示省略)と、
音声演出を行うための演出用スピ−カー(図示省略)と、
遊技の進行における基本的な制御を行う遊技制御基板(メイン制御基板)(図示省略)と、
遊技制御基板からの出力信号に基づいて各種演出等を実行する演出制御基板(サブ制御基板)(図示省略)と、
液晶ディスプレイ200と接続されて演出制御基板(サブ制御基板)から受信した液晶制御信号に応じた演出映像(静止画又は動画)が液晶ディスプレイ200の画面(以下、「液晶画面」と表記する。)に表示されるよう制御するための液晶制御基板(図示省略)と、
液晶制御基板を収納するための液晶制御基板ケース(図示省略)と、
液晶制御基板と演出制御基板(サブ制御基板)とを接続する映像演出用配線を中継するための映像演出用中継基板(図示省略)と、
映像演出用中継基板を収納するための映像演出用中継基板ケース(図示省略)と、
シャッター式演出装置100におけるセンサ及びモータと演出制御基板とを接続するための可動体演出用配線を中継するための可動体演出用中継基板(図示省略)と、
可動体演出用中継基板を収納するための可動体演出用中継基板ケース(図示省略)と、
箱状の筺体本体(図示省略)及び筺体本体の前面側開口に対して開閉可能に取り付けられた前扉307とで構成され、その内部に遊技制御基板(メイン制御基板)及び演出制御基板(サブ制御基板)等の各種基板、リールユニット301及びホッパー装置等の各種装置、並びに、その他各種配線等が収容される筺体(図示省略)と、
シャッター式演出装置100を前面側から覆うための透明なシャッターカバー部材(図示省略)と、
を備えたものとなっている。
前扉307の上段部には、液晶用開口部307aが設けられており、前扉307の背面側に取り付けられた液晶ディスプレイ200の画面が液晶用開口部307aから露出するようになっている。前扉307の背面側には、液晶ディスプレイ200のほか、液晶制御基板及びシャッター式演出装置100等も固定されている。前扉307の前面側における液晶用開口部307aの周囲(シャッター式演出装置100におけるフレームの露出部分)を覆って装飾するための装飾部材(図示省略)が取り付けられる。前扉307の中段部には、リール用開口部307bが設けられており、前記3本のリールの外周面の一部がリール用開口部307bから露出するようになっている。シャッターカバー部材は、液晶用開口部307とリール用開口部307bとを跨いだ状態で前扉307の背面側から取り付けられる。
また、上記の遊技制御基板(メイン制御基板)には、
スタートレバー302が操作された際に役抽選を行うための役抽選手段と、
前記3本のリールの停止図柄の組み合わせが役に対応したものとなっていた場合に役に入賞したと判定する入賞判定手段と、
特別遊技(後述する第一特別遊技又は第二特別遊技)への移行を決定するための特別遊技移行決定手段と、
通常遊技(特別遊技以外の遊技。前兆演出が行われる前兆演出遊技を含む。)の進行を制御するための通常遊技制御手段と、
第一特別遊技(RB:レギュラーボーナス)又は第二特別遊技(BB:ビッグボーナス)の進行を制御するための特別遊技制御手段と、
が設けられている。
さらに、上記の演出制御基板(サブ制御基板)には、
遊技制御基板(メイン制御基板)から受信した役抽選結果及び特別遊技移行決定結果に基づいて、複数種類のなかから抽選した特定の前兆演出を制御する前兆演出制御手段と、
前兆演出に関する情報(前兆演出制御情報)を記憶する前兆演出制御情報記憶手段と、
が設けられている。
ここで、前兆演出としては、RB又はBBに当選したときに発生する本前兆演出に加えて、RB又はBBに当選していないときに発生するガセ前兆演出とがある。本前兆演出及びガセ前兆演出は、それぞれ複数種類ずつ用意されている。
また、前兆演出制御情報は、シャッター式演出装置100、液晶ディスプレイ200、演出用スピーカー及び演出用発光ランプを、前兆演出にあわせて制御するための情報であり、前兆演出制御情報としては、本前兆演出を制御するための本前兆演出用と、ガセ前兆演出を制御するためのガセ前兆演出用とがある。
[2]シャッター式演出装置(遊技機用可動式演出装置)
図2は、図1のシャッター式演出装置100を分解した状態及び組み立てた状態をシャッター式演出装置100の背面側から見た状態を示した後方斜視図である。本実施態様のシャッター式演出装置100は、図2に示すように、フレーム110と、演出可動体群(以下、「可動扉群」と表記する。)120と、駆動ユニット130とを備えたものとなっている。フレーム110は、液晶画面の前面側上方に配される上枠部111と、液晶画面の前面側下方に配される下枠部112と、液晶画面の前面側左方に配される左枠部113と、液晶画面の前面側右方に配される右枠部114で構成されており、その開口部分(上枠部111と下枠部112と左枠部113と右枠部114とで囲まれる部分)に液晶画面が臨んだ状態となるように液晶ディスプレイ200の前面側に配設されている。本実施態様のシャッター式演出装置100においては、フレーム110の開口部分の寸法と液晶画面の寸法を一致させており、フレーム110の開口部分から液晶画面の全体が露出するようにしているが、フレーム110の開口部分の寸法を液晶画面の寸法よりも小さくしたり、逆に大きくしたりすることもできる。また、可動扉群120は、上枠部111、下枠部112、左枠部113及び右枠部114のそれぞれに取り付けられており、計4組の可動扉群120が設けられている。
さらに、駆動ユニット130は、上枠部111の可動扉群120、下枠部112の可動扉群120、左枠部113の可動扉群120、及び、右枠部114の可動扉群120のそれぞれに対応して設けられており、計4組の駆動ユニット130が設けられている。ところで、本実施態様の遊技機を構成するものとして上記「[1]遊技機」の欄で挙げた各構成のうち、液晶制御基板を収容した液晶制御基板ケースと、映像演出用中継基板を収容した映像演出用中継基板ケースと、可動体演出用中継基板を収容した可動体演出用中継基板ケースは、液晶ディスプレイ200の背面側に設けられ、フレーム110の開口部分における背面側には、液晶ディスプレイ200、液晶制御基板ケース、映像演出用中継基板ケース、可動体演出用中継基板ケースが順に配設された状態となる。このため、本実施態様のシャッター式演出装置100において、それぞれの駆動ユニット130は、液晶ディスプレイ200の背面側に配される上記構成を避けるように、フレーム110の左枠部113の背面側と、右枠部114の背面側とに配設している。より具体的には、上枠部111の可動扉群120を駆動する駆動ユニット130を左枠部113の上部背面側に、左枠部113の可動扉群120を駆動する駆動ユニット130を左枠部113の下部背面側に、下枠部112の可動扉群120に対応する駆動ユニット130を右枠部114の下部背面側に、右枠部114の可動扉群120に対応する駆動ユニット130を右枠部114の上部背面側にそれぞれ固定している。
[2.1] 可動扉群(演出用可動体群)
図3は、図2のシャッター式演出装置100における一の可動扉群120の周辺を拡大して示した図である。シャッター式演出装置100における4組の可動扉群120のそれぞれの組の可動扉群120は、図3に示すように、第一可動扉121と第二可動扉122と第三可動扉123の計3枚の可動扉で構成されおり、これらの可動扉121,122,123の停止位置の組み合わせによって6通りの停止パターンを有するものとなっている。
以下においては、可動扉群120を構成する第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123と、これらの可動扉121,122,123の停止位置の組み合わせによって表現される停止パターンとについて詳しく説明するが、下記[2.1.1]〜[2.2.6]で述べる内容は、特に断りのない限り、上枠部111に取り付けられた可動扉群120と、下枠部112に取り付けられた可動扉群120と、左枠部113に取り付けられた可動扉群120と、右枠部114に取り付けられた可動扉群120とで同様である。
[2.1.1] 第一可動扉(演出用可動体)
第一可動扉121は、その正面視形状(第一可動扉121が後述する第一進出位置へ進出したときにフレーム110の前面側から視認できる部分(フレーム110の開口部分に突出した部分)の正面視形状)が略台形状を為すパネルとなっている。第一可動扉121は、フレーム110に取り付けられており、フレーム110に設けられたスライド溝(図示省略)に沿って、フレーム110の内部に隠れた退避位置からフレーム110から前方(図3における下方)に突き出た第一進出位置までスライド可能となっている。第一可動扉121が退避位置から第一進出位置まで前進すると、第一可動扉121に設けられた前進規制用係合部(図示省略)がフレーム110に設けられた前進規制用被係合部(図示省略)に係合するようになっているため、第一可動扉121は、第一進出位置よりも前方へ移動できないようになっている。また、第一可動扉121が第一進出位置から退避位置へ後退すると、第一可動扉121に設けられた後退規制用係合部(図示省略)がフレーム110に設けられた後退規制用被係合部(図示省略)に係合するようになっているため、第一可動扉121は、退避位置よりも後方へ移動できないようになっている。第一可動扉121のスライド操作は、第三揺動部材支持軸110a回りに揺動可能な状態でフレーム110に取り付けられた第三揺動部材145が第一可動扉121に設けられた突起121aを操作することによって行われる。本実施態様のシャッター式演出装置100において、第三揺動部材支持軸110aは、フレーム110の背面から背面側へ突出して設けられた軸状部材となっており、フレーム110の背面側における可動扉群120の退避位置から脇にずれた位置に設けている。
[2.1.2] 第二可動扉(演出用可動体)
第二可動扉122は、その正面視形状(第二可動扉122が後述する第二進出位置へ進出したときにフレーム110の前面側から視認できる部分(第一可動扉121の先端から突出する部分)の正面視形状)が、第一可動扉121の正面視形状よりも小さな略台形状を為すパネルとなっている。第二可動扉122は、第一可動扉121を介してフレーム110に取り付けられており、第一可動扉121に設けられたスライド溝(図示省略)に沿って、退避位置から第一進出位置を経て第一進出位置よりもさらに前方(図3における下方)に突き出た第二進出位置までスライドすることが可能となっている。第二可動扉122が第一進出位置から第二進出位置まで前進すると、第二可動扉122に設けられた前進規制用係合部(図示省略)が第一可動扉121に設けられた前進規制用被係合部(図示省略)に係合するようになっているため、第二可動扉122は、第二進出位置よりも前方へ移動できないようになっている。また、第二進出位置にあった第二可動扉122が第一進出位置まで後退すると、第二可動扉122に設けられた後退規制用係合部(図示省略)が第一可動扉121に設けられた後退規制用被係合部(図示省略)に係合するようになっているため、第二可動扉122が第一進出位置から退避位置へ後退すると、第一可動扉121も第二可動扉122に連動して退避位置へ後退するようになっている。第二可動扉122のスライド操作は、第一可動扉121又は第三可動扉123を介して間接的に行われる。
ところで、第二可動扉122は、常時、前方へ付勢された状態となっている。第二可動扉122を前方へ付勢するための方法は、特に限定されないが、上枠部111に取り付けられた可動扉群120を構成する第二可動扉122の場合には、重力が第二可動扉122の前方(図3における下方)を向くため、第二可動扉122を付勢するための付勢機構を別途設けなくても、第二可動扉122は、重力によって、常時、前方へ付勢された状態となる。一方、下枠部112、左枠部113又は右枠部114に取り付けられた可動扉群120を構成する第二可動扉122の場合には、重力が第二可動扉122の前方を向かないため、通常、第二可動扉122を付勢するための付勢機構が別途設けられる。第二可動扉122を付勢するための付勢機構の具体的な構造は、特に限定されないが、例えば、フレーム110の内側に付勢用アーム支持軸(図示省略)を設けて、この付勢用アーム支持軸に付勢用アーム(図示省略)の基端部を軸支させ、付勢用アームの先端部を第二可動扉122に連結するとともに、バネ等の付勢部材によって付勢用アームを付勢したもの等が挙げられる。付勢用アーム支持軸は、上述した第三揺動部材支持軸110aと同様、フレーム110の背面から背面側へ突出して設けられた軸状部材とすることができる。付勢用アーム支持軸の配置は、特に限定されないが、例えば、フレーム110の背面側における可動扉群120の退避位置から脇にずれた位置であって、上述した第三揺動部材支持軸110aとは反対側に設けることができる。
[2.1.3] 第三可動扉(演出用可動体)
第三可動扉123は、その正面視形状(第三可動扉123が後述する第三進出位置へ進出したときにフレーム110の前面側から視認できる部分(第二可動扉122の先端から突出する部分)の正面視形状)が略三角形状を為すパネルとなっている。第三可動扉123は、第一可動扉121及び第二可動扉122を介してフレーム110に取り付けられており、第二可動扉122に設けられたスライド溝(図示省略)に沿って、退避位置から第一進出位置及び第二進出位置を経て第二進出位置よりもさらに前方(図3における下方)に突き出た第三進出位置までスライドすることが可能となっている。第三可動扉123が第二進出位置から第三進出位置まで前進すると、第三可動扉123に設けられた前進規制用係合部(図示省略)が第二可動扉122に設けられた前進規制用被係合部(図示省略)に係合されるようになっているため、第三可動扉123は、第三進出位置よりも前方へ移動できないようになっている。また、第三進出位置にあった第三可動扉123が第二進出位置まで後退すると、第三可動扉123に設けられた後退規制用係合部(図示省略)が第二可動扉122に設けられた後退規制用被係合部(図示省略)に係合されるようになっているため、第三可動扉123が第二進出位置から第一進出位置へと後退すると、第二可動扉122も第二進出位置から第一進出位置へ後退し、第三可動扉123が第一進出位置から退避位置へ後退すると、第二可動扉122も第一進出位置から退避位置へ後退するようになっている。第三可動扉123のスライド操作は、第四揺動部材支持軸110b回りに揺動可能な状態でフレーム110に取り付けられた第四揺動部材146が第三可動扉123に設けられた突起123aを操作することによって行われる。本実施態様のシャッター式演出装置100において、第四揺動部材支持軸110bは、フレーム110の背面から背面側へ突出して設けられた軸状部材となっており、フレーム110の背面側における可動扉群120の退避位置から脇にずれた位置であって、上述した第三揺動部材支持軸110aよりもフレーム110の開口側へ近い箇所に設けている。
[2.2] 停止パターン
図4は、図3のシャッター式演出装置100における一の可動扉群120で出現する停止パターンを説明する図である。それぞれの組の可動扉群120は、上述した第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123で構成したことによって、図4に示すように、第一停止パターンから第六停止パターンまでの計6通りの停止パターンを実現可能なものとなっている。図4において、第五停止パターンを一番上に記載するとともに、第六停止パターンを第三停止パターンや第四停止パターンよりも上側に記載している理由は、表記の便宜を考慮したものであり、具体的には、後述する「第一フェーズ」、「第二フェーズ」、「第三フェーズ」及び「第四フェーズ」が、それぞれ「第一停止パターン」、「第二停止パターン」、「第三停止パターン」及び「第四停止パターン」に対応するようにするためである。
[2.2.1] 第五停止パターン
第五停止パターンは、後述する第四停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、後述する第一停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。この第五停止パターンでは、第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123の全てが退避位置で停止した状態となっている。このため、第五停止パターンでは、フレーム110で囲まれた区画(開口部分)には、いずれの可動扉も突出しておらず、第五停止パターンにあるシャッター式演出装置100を前面側から見ても、いずれの可動扉も視認することができない状態となっている。
[2.2.2] 第一停止パターン
第一停止パターンは、上述した第五停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、後述する第二停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。前者の場合(第二回動部材142を順方向に回動させて第一停止パターンを出現させる場合)において、第一停止パターンでは、第五停止パターンにおいて退避位置にあった第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123の全てが第一進出位置へスライドして停止した状態となる。一方、後者の場合(第二回動部材142を逆方向に回動させて第一停止パターンを出現させる場合)において、第一停止パターンでは、第二停止パターンにおいて第二進出位置にあった第二可動扉122及び第三可動扉123がともに第一進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121は、第二停止パターンと同じ第一進出位置で停止したままである。第二可動扉122及び第三可動扉123は、第一可動扉121の背面側に配されているため、第一停止パターンにあるシャッター式演出装置100の前面側からは、第一可動扉121のみが視認できる状態となっている。
[2.2.3] 第二停止パターン
第二停止パターンは、上述した第一停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、後述する第六停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。前者の場合(第二回動部材142を順方向に回動させて第二停止パターンを出現させる場合)において、第二停止パターンでは、第一停止パターンにおいて第一進出位置にあった第二可動扉122及び第三可動扉123が第二進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121は、第一停止パターンと同じ第一進出位置に停止したままである。一方、後者の場合(第二回動部材142を逆方向に回動させて第二停止パターンを出現させる場合)において、第二停止パターンでは、第六停止パターンにおいて第三進出位置にあった第三可動扉123が第二進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121及び第二可動扉122は、それぞれ、第六停止パターンと同じ第一進出位置及び第二進出位置に停止したままである。第三可動扉123は、第二可動扉122の背面側に配されているため、第二停止パターンにあるシャッター式演出装置100の前面側からは、第一可動扉121及び第二可動扉122のみが視認できる状態となっている。
[2.2.4] 第六停止パターン
第六停止パターンは、上述した第二停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、後述する第三停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。前者の場合(第二回動部材142を順方向に回動させて第六停止パターンを出現させる場合)において、この第六停止パターンでは、第二停止パターンにおいて第二進出位置にあった第三可動扉123が第三進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121及び第二可動扉122は、それぞれ、第二停止パターンと同じ第一進出位置及び第二進出位置に停止したままである。一方、後者の場合(第二回動部材142を逆方向に回動させて第六停止パターンを出現させる場合)において、第六停止パターンでは、第三停止パターンにおいて退避位置にあった第一可動扉121が第一進出位置へ、第一進出位置にあった第二可動扉122が第二進出位置へ、第二進出位置にあった第三可動扉123が第三進出位置へそれぞれスライドして停止した状態となる。第六停止パターンにあるシャッター式演出装置100の前面側からは、第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123の全てが視認できる状態となっている。
[2.2.5] 第三停止パターン
第三停止パターンは、上述した第六停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、後述する第四停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。前者の場合(第二回動部材142を順方向に回動させて第三停止パターンを出現させる場合)において、第三停止パターンでは、第六停止パターンにおいて第一進出位置にあった第一可動扉121が退避位置へ、第二進出位置にあった第二可動扉122が第一進出位置へ、第三進出位置にあった第三可動扉123が第二進出位置へそれぞれスライドして停止した状態となる。一方、後者の場合(第二回動部材142を逆方向に回動させて第三停止パターンを出現させる場合)において、第三停止パターンでは、第四停止パターンにおいて第一進出位置にあった第三可動扉123が第二進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121及び第二可動扉122は、それぞれ、第四停止パターンと同じ退避位置及び第一進出位置に停止したままである。第三停止パターンにあるシャッター式演出装置100の前面側からは、第二可動扉123及び第三可動扉123のみが視認できる状態となっている。
[2.2.6] 第四停止パターン
第四停止パターンは、上述した第三停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させることにより、又は、上述した第五停止パターンの状態から後述する第二回動部材142(図6を参照)を逆方向に回動させることにより、出現する停止パターンである。前者の場合(第二回動部材142を順方向に回動させて第四停止パターンを出現させる場合)において、第四停止パターンでは、第三停止パターンにおいて第二進出位置にあった第三可動扉123が第一進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121及び第二可動扉122は、それぞれ、第三停止パターンと同じ退避位置及び第一進出位置に停止したままである。一方、後者の場合(第二回動部材142を逆方向に回動させて第四停止パターンを出現させる場合)において、第四停止パターンでは、第五停止パターンにおいて退避位置にあった第二可動扉122及び第三可動扉123がともに第一進出位置へスライドして停止した状態となる。第一可動扉121は、第五停止パターンと同じ退避位置に停止したままである。第四停止パターンにあるシャッター式演出装置100の前面側からは、台形状の第二可動扉123のみが視認できる状態となっている。
[2.2.7] フェーズ
図5は、図2のシャッター式演出装置100におけるフェーズの移行を説明する図である。本明細書においては、1組の可動扉群120を構成する可動扉121,122,123の停止位置の組み合わせ(1組の可動扉121,122,123の停止位置の組み合わせ)によって表現される状態を「停止パターン」と表記し、全ての可動扉群120の停止パターンの組み合わせ(4組の停止パターンの組み合わせ)によって表現される状態を「フェーズ」と表記している。
本実施態様のシャッター式演出装置100では、図2に示した4組の可動扉群120のそれぞれにおいて、上述した6通りの停止パターンを出現させることにより、図5に示すように、全開フェーズ、第一フェーズ、第二フェーズ、全閉フェーズ、第三フェーズ及び第四フェーズの計6通りのフェーズが出現するようになっている。全開フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第五停止パターンにあり、第一フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第一停止パターンにあり、第二フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第二停止パターンにあり、全閉フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第六停止パターンにあり、第三フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第三停止パターンにあり、第四フェーズでは、4組の可動扉群120の全てが第四停止パターンにある。
これら6通りのフェーズは、それぞれの可動扉群120に対応して設けられた後述する第二回動部材142(図6を参照)を順方向に回動させると順方向(図5に示す黒矢印の向き)に移行し、逆方向に回動させると逆方向(図5に示す白矢印の向き)に移行するようになっている。より具体的には、例えば、初期のフェーズを全開フェーズとして、第二回動部材142を順方向に回動させると、第一フェーズ、第二フェーズ、全閉フェーズの順でフェーズが移行していき、この移行に伴って、フレーム110の開口部分が可動扉で段階的に閉塞されていく。全閉フェーズに達すると、フレーム110の開口部分が可動扉で完全に閉塞された状態となる。この全閉フェーズから第二回動部材142をさらに順方向に回動させると、第三フェーズ、第四フェーズ、全開フェーズの順でフェーズが移行していき、フレーム110の開口部分が段階的に開放されていく。全開フェーズに達すると、フレーム110の開口部分が完全に開放された状態となる。この全開フェーズから第二回動部材142をさらに順方向に回動させると、上述したフレーム110の開口部分の段階的な閉塞と段階的な開放が再度繰り返される。
また、例えば、初期のフェーズを全閉フェーズとして、第二回動部材142を逆方向に回動させると、第二フェーズ、第一フェーズ、全開フェーズの順でフェーズが移行していき、この移行に伴って、フレーム110の開口部分が段階的に開放されていく。全開フェーズに達すると、フレーム110の開口部分が完全に開放された状態となる。この全開フェーズから第二回動部材142をさらに逆方向に回動させると、第四フェーズ、第三フェーズ、全閉フェーズの順でフェーズが移行していき、この移行に伴って、フレーム110の開口部分が段階的に閉塞されていく。全閉フェーズに達すると、フレーム110の開口部分が可動扉で完全に閉塞された状態となる。この全閉フェーズから第二回動部材142をさらに逆方向に回動させると、上述したフレーム110の開口部分の段階的な開放と段階的な閉塞が再度繰り返される。
ところで、本実施態様のシャッター式演出装置100では、同じ全開フェーズから全閉フェーズへと移行させる場合であっても、第二回動部材142を順方向に回動させたときと、逆方向に回動させたときとで、フレーム110の開口部分の閉塞のされ方が異なるようになっている。つまり、第二回動部材142を順方向に回動させて全開フェーズから全閉フェーズへ移行させる場合には、四角形状の開口領域が段階的に狭くなっていき、全閉フェーズで当該開口領域が完全に無くなるようになっている。これに対し、第二回動部材142を逆方向に回動させて全開フェーズから全閉フェーズへ移行させる場合には、「X」字状の開口領域が段階的に狭くなっていき、全閉フェーズで当該開口領域が完全に無くなるようになっている。
同様に、本実施態様のシャッター式演出装置100では、同じ全閉フェーズから全開フェーズへと移行させる場合であっても、第二回動部材142を順方向に回動させたときと、逆方向に回動させたときとで、フレーム110の開口部分の開放のされ方が異なるようになっている。つまり、第二回動部材142を順方向に回動させて全閉フェーズから全開フェーズへ移行させる場合には、「X」字状の開口領域が段階的に広くなっていき、全開フェーズでフレーム110の開口部分が完全に開放されるようになっている。これに対し、第二回動部材142を逆方向に回動させて全閉フェーズから全開フェーズへ移行させる場合には、四角形状の開口領域が段階的に広くなっていき、全開フェーズでフレーム110の開口部分が完全に開放されるようになっている。
上記の各フェーズは、遊技機における遊技の進行に応じて出現するように制御される。各フェーズを出現させる条件としては、遊技機における遊技状態の移行や、遊技状態の移行以外の所定条件が達成されたこと等が例示される。ここで云う「遊技状態の移行」としては、一般遊技状態への移行や、一般遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態(いわゆるビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲーム等)への移行等が例示される。また、「遊技状態の移行以外の所定条件」としては、回胴式遊技機においては、リールに特定の図柄が停止することや、リールに停止した図柄の組み合わせが所定の態様となること等が例示され、パチンコ遊技機においては、特定のチェッカーを玉が通過すること等が例示される。
どのような条件でいずれのフェーズを出現させるかについては、特に限定されない。本実施態様の遊技機は、その当選役として、所定枚数(例えば100枚)のメダルを獲得可能なRB(レギュラーボーナス)と、RBよりも多い枚数(例えば300枚)のメダルを獲得可能なBB(ビッグボーナス)とが設けられており、役抽選手段によって行われた役抽選でRB又はBBに当選した場合には、RBに当選した後の遊技、又は、BBに当選した後の遊技において、所定の遊技数に亘って、RB又はBBに当選したことを示唆する前兆演出を行うようになっており、この前兆演出において、上述したフェーズを出現させるようになっている。また、前兆演出としては、上述したように、RB又はBBに当選したときに発生する本前兆演出に加えて、RB又はBBに当選していないときに発生するガセ前兆演出とがあるが、本実施態様の遊技機では、本前兆演出を行う場合だけでなく、ガセ前兆演出を行う場合にも、上述したフェーズを出現させるようになっている。
具体的には、下記(a)〜(g)に示す流れで、上述したフェーズを出現させるようになっている。
(a) 前兆演出が開始されてから所定遊技数(本実施態様の遊技機では6ゲーム)が経過するまでは、全開フェーズとする。このとき、液晶画面には、RB又はBBの当選を示唆して盛り上げる演出映像を、遊技進行に応じて表示する。
(b) 上記(a)を終えた直後の遊技(本実施態様の遊技機では前兆演出が開始されてから7ゲーム目)において、第一停止操作(3個のストップボタン303のうち最初のストップボタンの操作)が為されたときに、全開フェーズから第一フェーズへと移行させ、第二停止操作(3個のストップボタン303のうち二番目のストップボタンの操作)が為されたときに、第一フェーズから第二フェーズへと移行させ、第三停止操作(3個のストップボタン303のうち三番目のストップボタンの操作)が為されたときに、第二フェーズから全閉フェーズへと移行させる。すなわち、ストップボタン303による停止操作を契機として、各停止操作毎に、フェーズを移行して全開状態から全閉状態へと段階的に移行させる。
(c) 上記(b)を終えた直後の遊技(本実施態様の遊技機では前兆演出が開始されてから8ゲーム目)において、液晶画面の全体に、特定の演出映像(本実施態様の遊技機では特定のキャラクタを表した静止画像)を表示する。当該遊技において、スタートレバー302が操作されたときに、全閉フェーズから第二フェーズへと移行させ。すなわち、スタートレバー302の操作を契機として、フェーズを移行し、液晶画面を全閉状態から一部開放させる。
(d) 上記(c)を終えた直後の遊技(本実施態様の遊技機では前兆演出が開始されてから9ゲーム目)において、スタートレバー302が操作されたときに、第二フェーズから第一フェーズへと移行させる。すなわち、スタートレバー302の操作を契機として、液晶画面の開放レベルを高くする。
(e) 前兆演出が本前兆演出である場合には、下記(f)に進み、ガセ前兆演出である場合には、下記(g)に進む。
(f) 上記(d)を終えた直後の遊技(本実施態様の遊技機では前兆演出が開始されてから10ゲーム目)において、スタートレバー302が操作されたときに、第一フェーズから全開フェーズへと移行させる。全開フェーズへ移行すると、液晶画面に表示する演出映像を、前記特定の演出映像から、RB又はBBの当選を報知する当選報知映像へと切り替え、前兆演出(本前兆演出)を終了する。
(g) 上記(d)を終えた直後の遊技(本実施態様の遊技機では前兆演出が開始されてから10ゲーム目)において、スタートレバー302が操作されたときに、液晶画面に前記特定の演出映像を表示したまま、第一フェーズから第二フェーズ、第二フェーズから全閉フェーズへと順次移行させ、全閉フェーズへと戻した後、前兆演出(ガセ前兆演出)を終了する。すなわち、スタートレバー302の1回の操作を契機として、複数のフェーズを連続して移行させる。
ところで、上記(a),(b)では、全開フェーズから順方向でフェーズを移行し、上記(c),(d)では、全閉フェーズから逆方向でフェーズを移行しているが、これに限定されない。例えば、上記(a),(b)では、全開フェーズから逆方向でフェーズを移行し、上記(c),(d)では、全閉フェーズから順方向でフェーズを移行させることも可能である。また、本前兆演出とガセ前兆演出とでフェーズの移行する向きを異ならせることも可能である。例えば、本前兆演出の場合には、上記(a),(b)でフェーズを順方向で移行させる移行パターンが高確率で出現するようにし、ガセ前兆演出の場合には、上記(a),(b)でフェーズを逆方向で移行させる移行パターンが高確率で出現するようにすることもできる。この場合には、遊技者は、上記(a),(b)で開口領域が四角形状となるように可動扉が閉じれば、RB又はBBへ当選している可能性が高いと判断し、開口領域が「X」字状となるように可動扉が閉じれば、RB又はBBへ当選している可能性が低いと判断することが可能になる。さらに、同じ本前兆演出であっても、RBに当選している場合とBBに当選している場合とでフェーズの移行する向きを異ならせることも可能である。例えば、BBに当選した本前兆演出の場合には、上記(a),(b)でフェーズを順方向で移行させる移行パターンが高確率で出現するようにし、RBに当選した本前兆演出の場合には、上記(a),(b)でフェーズを逆方向で移行させる移行パターンが高確率で出現するようにすることもできる。この場合には、遊技者は、上記(a),(b)で開口領域が四角形状となるように可動扉が閉じれば、BBへ当選している可能性が高いと判断し、開口領域が「X」字状となるように可動扉が閉じれば、BBへ当選している可能性が低い(RBへ当選している可能性が高い)と判断することが可能になる。
ところで、本実施態様のシャッター式演出装置100では、4組の可動扉群120を同期させ、全ての可動扉群120において同じ停止パターンが出現するようにしたが、これに限定されることなく、それぞれの組の可動扉群120で異なる停止パターンが出現するようにすることも可能である。これにより、出現可能なフェーズの数を増やして、シャッター式演出装置の演出のバリエーションをさらに増やすことも可能である。例えば、図2の上枠部111の可動扉群120と下枠部112の可動扉群120が第五停止パターンにあり、左枠部113の可動扉群120と右枠部114の可動扉群120が第六停止パターンにあるフェーズ等も可能である。
また、本実施態様のシャッター式演出装置100では、4組の可動扉群120を構成するそれぞれの第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123を上記の「[2.1.1] 第一可動扉(演出用可動体)」、「[2.1.2] 第二可動扉(演出用可動体)」及び「[2.1.3] 第三可動扉(演出用可動体)」の欄で記載したような形態としていたため、それぞれの可動扉群120は、フレーム110の開口部分に突出する部分が略三角形状又は略台形状となるようになっていた。このため、液晶画面は、4組の可動扉群120によって「X」字状に分割されるようになっていた(図5における「第三フェーズ」及び「第四フェーズ」を参照)。しかし、可動扉群120の組数や、可動扉群120を構成する可動扉の形態や液晶画面の分割態様は、上記の態様に限定されない。例えば、それぞれの可動扉群120を構成する各可動扉を略矩形状に形成して、それぞれの可動扉群120におけるフレーム110の開口部分に突出する部分が略矩形状となるようにしてもよい。このとき、上枠部111と下枠部112にのみ可動扉群120を設ければ、液晶画面は上下に二分割されるようになるし、左枠部113と右枠部114のみに可動扉群120を設ければ、液晶画面は左右に二分割されるようになる。また、上枠部111、下枠部112、左枠部113及び右枠部114の全てに可動扉群120を設ければ、液晶画面を「H」字状に分割されるようになる。
[2.3] 駆動ユニット
図6は、図2のシャッター式演出装置100における一の駆動ユニット130の内部を示した図である。それぞれの駆動ユニット130は、ケース131によって覆われた構造となっている。ケース131の内部には、それぞれの駆動ユニット130のケース131の内部には、駆動力発生手段132と、後述する駆動力伝達用機械要素群140のうちの一部の機械要素141,142,143,144と、後述する検知手段群150とが収容されている。駆動力発生手段132は、それに対応した組の可動扉群120を駆動するための駆動力を発生するものとなっている。駆動力発生手段132は、上述した通り、その種類を限定されるものではないが、本実施態様のシャッター式演出装置100においては、順方向及び逆方向の2方向に回動可能なステッピングモータを駆動力発生手段132として用いている。これにより、後述する第二回動部材142の回動角度を高精度で制御するだけでなく、図5に示した6通りのフェーズを順方向に移行させるだけでなく、逆方向に移行させることが可能になる。
以下においては、駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150について詳しく説明するが、下記[2.4]〜[2.7]で述べる内容は、特に断りのない限り、上枠部111に取り付けられた可動扉群120に対応した駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150と、下枠部112に取り付けられた可動扉群120に対応した駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150と、左枠部113に取り付けられた可動扉群120に対応した駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150と、右枠部114に取り付けられた可動扉群120に対応した駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150とで略同様である。
[2.4] 駆動力伝達用機械要素群
駆動力伝達用機械要素群140は、複数の機械要素で構成されており、駆動力発生手段132が発生した駆動力を可動扉群120に伝達するためのものとなっている。本実施態様のシャッター式演出装置100において、駆動力伝達用機械要素群140は、第一回動部材141と、第二回動部材142と、第一揺動部材143と、第二揺動部材144と、第一連結部材147と、第二連結部材148と、第三揺動部材145と、第四揺動部材146とで構成されている。
[2.4.1] 第一回動部材(機械要素)
第一回動部材141は、図6に示すように、外周部に複数の歯が設けられた歯車状の部材となっている。この第一回動部材141は、その中心部を駆動力発生手段132(モータ)の出力軸132aに固定されており、駆動力発生手段132が回転駆動された際に、その出力軸132aと一体的に回動するようになっている。
[2.4.2] 第二回動部材(機械要素)
第二回動部材142は、図6に示すように、外周部に複数の歯が設けられた歯車状の部材となっている。第二回動部材142の中心部は、ケース131に固定された第二回動部材支持軸131aに軸支されている。第二回動部材支持軸131aは、ケース131の内面における中央部から内側(図6の紙面手前側)に突出した軸状部材となっている。第二回動部材142は、その外周部の歯が第一回動部材141の外周部の歯と噛み合うように第一回動部材141と外接して配されており、第一回動部材141が出力軸132aを中心に回動すると、第二回動部材支持軸131aを中心として回動するようになっている。第二回動部材142の一方の板面(図6における紙面手前側を向く面)には、後述する第一揺動部材143のカム突起143aを案内するための第一カム溝142dが環状に設けられており、第二回動部材142の他方の板面(図6における紙面奥側を向く面)には、後述する第二揺動部材144のカム突起144aを案内するための第二カム溝142eが環状に設けられている。
ところで、この第二回動部材142は、上述した「特定の機械要素」に対応する機械要素となっている。すなわち、第二回動部材142には、後述する検知手段群150を構成する検知手段に検知させるための複数の被検知部(第一被検知部142a、第二被検知部142b及び第三被検知部142c)を設けている。特定の機械要素(第二回動部材142)と駆動力発生手段132における駆動部(出力軸132a)との間に介在される機械要素は、第一回動部材141の1個のみとなっており、後述する第一揺動部材143や第二揺動部材144や第三揺動部材145や第四揺動部材146や第一連結部材147や第二連結部材148と比較して、可動扉群120に生じた振動が伝わりにくく、検知手段群150を設ける機械要素として好ましいものとなっている。
被検知部142a,142b,142cの形態は、検知手段群150を構成する検知手段の種類等によっても異なり、特に限定されない。例えば、光の透過又は反射によって対象物を検知する光電センサを検知手段として採用する場合には、光を遮る遮光片や、光を透過する透光孔や、光の反射率を変化させるマーキング等が、被検知部142a,142b,142cとして例示される。また、磁界の変化によって対象物を検知する近接センサを検知手段として採用する場合には、金属等で形成された磁性体部や、樹脂等で形成された非磁性体部等が、被検知部142a,142b,142cとして例示される。さらに、物理的な接触によって対象物を検知するリミットセンサを検知手段として採用する場合には、凸部や凹部等が、被検知部142a,142b,142cとして例示される。
本実施態様のシャッター式演出装置100においては、後述するように、光を出射する投光部と透光部から出射された光を受ける受光部とを有する透過型の光電センサを検知手段として用いているが、この光電センサにおける投光部と受光部との隙間に挿入して遮光できるように第二回動部材142の外周部に設けた3個の突片(遮光片)を、それぞれ、第一被検知部142a、第二被検知部142b及び第三被検知部142cとしている。被検知部142a,142b,142cを形成するそれぞれの突片は、第二回動部材142と噛み合う第一回動部材141の外周部に設けられた歯と干渉することのないように、第二回動部材142における片面側(図6の紙面奥側)にずれた位置に設けている。第二被検知部142bは、第一被検知部142aが設けられた箇所から第二回動部材142の回動の順方向(図6における黒矢印の向き)へ120°進んだ位置に設けており、第三検知部142cは、第二被検知部142bが設けられた箇所から第二回動部材142の回動の順方向へ60°進んだ位置に設けている。
[2.4.3] 第一揺動部材(機械要素)
第一揺動部材143は、図6に示すように、先端部(第一連結部材147との接続端部)から中間部(第一揺動部材支持軸131bによる軸支部周辺)を経て基端部(カム突起143a側の端部)に至るまでが略L字状に形成されたアーム状の部材となっている。第一揺動部材143の中間部は、ケース131に固定された第一揺動部材支持軸131bに軸支されており、第一揺動部材143の基端部には、第二回動部材142の第一カム溝142dに挿入するためのカム突起143aが設けられている。第一揺動部材支持軸131bは、ケース131の内面における周縁部から内側(図6の紙面手前側)に突出した軸状部材となっている。このため、第二回動部材142が回動すると、第一カム溝142dにおけるカム突起143aが保持される位置が変化して、第一揺動部材支持軸131bを中心として第一揺動部材143が揺動することにより、第一揺動部材143の先端部が変位するようになっている。第一揺動部材143の先端部には、後述する第一連結部材147の基端部が連結されている。
[2.4.4] 第二揺動部材(機械要素)
第二揺動部材144は、図6に示すように、先端部(第二連結部材148との接続端部)から中間部(第二揺動部材支持軸131cによる軸支部周辺)を経て基端部(カム突起144a側の端部)に至るまでが略L字状に形成されたアーム状の部材となっている。第二揺動部材144は、後述するように、第二揺動部材支持軸131cを中心として揺動するため、その揺動の際に第二回動部材支持軸131aや第一揺動部材支持軸131bと干渉しないように、その基端部と中間部との間の部分における第二回動部材支持軸131a側の側縁、及び、その先端部と中間部との間の部分における第一揺動部材支持軸131b側の側縁が内側に凹んだ形状となっている。この第二揺動部材144は、第二回動部材142を挟んで第一揺動部材143と反対側に位置する(図6において第二回動部材142よりも紙面奥側に位置する)ように配されている。第二揺動部材144の中間部は、ケース131に固定された第二揺動部材支持軸131cに軸支されており、第二揺動部材144の基端部には、第二回動部材142の第二カム溝142eに挿入するためのカム突起144aが設けられている。第二揺動部材支持軸131cは、ケース131の内面における周縁部であって、上述した第一揺動部材支持軸131b付近から内側(図6の紙面手前側)に突出した軸状部材となっている。このため、第二回動部材142が回動すると、第二カム溝142eにおけるカム突起144aが保持される位置が変化して、支持軸131cを中心として第二揺動部材144が揺動することにより、第二揺動部材144の先端部が変位するようになっている。第二揺動部材144の先端部には、後述する第二連結部材148の基端部が連結されている。
[2.4.5] 第三揺動部材(機械要素)
第三揺動部材145は、図3に示すように、先端部(スライド孔145a側の端部)から中間部(第三揺動部材支持軸110aによる軸支部周辺)を経て基端部(第一連結部材147との接続端部)に至るまでが略L字状に形成されたアーム状の部材となっている。第三揺動部材145の中間部は、上述したように、第三揺動部材支持軸110aに軸支されており、第三揺動部材145の先端部には、第一可動扉121の突起121aを挿入するためのスライド孔145aが設けられている。第三揺動部材145の基端部には、第一連結部材147の先端部が連結されている。このため、第一揺動部材143(図6)が揺動すると、第三揺動部材145の基端部が第一連結部材147から外力を受けて、第三揺動部材145が第三揺動部材支持軸110aを中心として揺動することで、第一可動扉121がスライド操作されるようになっている。
[2.4.6] 第四揺動部材(機械要素)
第四揺動部材146は、図3に示すように、先端部(スライド孔146a側の端部)から中間部(第四揺動部材支持軸110bによる軸支部周辺)を経て基端部(第二連結部材148との接続端部)に至るまでが略L字状に形成されたアーム状の部材となっている。第四揺動部材146の中間部は、フレーム110に固定された第四揺動部材支持軸110bに軸支されており、第四揺動部材146の先端部には、第三可動扉123の突起123aを挿入するためのスライド孔146aが設けられている。第四揺動部材146の基端部には、第二連結部材148の先端部が連結されている。このため、第二揺動部材144(図6)が揺動すると、第四揺動部材146の基端部が第二連結部材148から外力を受けて、第四揺動部材146が第四揺動部材支持軸110bを中心として揺動することで、第三可動扉123がスライド操作されるようになっている。
[2.4.7] 第一連結部材(機械要素)
第一連結部材147は、図3及び図6に示すように、第一揺動部材143の先端部と、第三揺動部材145の基端部とを連結するための部材となっている。この第一連結部材147によって、第一揺動部材143の揺動による変位が第三揺動部材145に伝達される。
[2.4.8] 第二連結部材(機械要素)
第二連結部材148は、図3及び図6に示すように、第二揺動部材144の先端部と、第四揺動部材146の基端部とを連結するための部材となっている。この第二連結部材148によって、第二揺動部材144の揺動による変位が第三揺動部材146に伝達される。
[2.5] 検知手段群
本実施態様のシャッター式演出装置100において、検知手段群150は、図6に示すように、第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153の3個の検知手段によって構成されている。第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153は、第二回動部材142の外周部を囲むように、ケース131の内面に固定されている。第二検知手段152は、第一検知手段151が設けられた箇所から第二回動部材142の回動の逆方向(図6における白矢印の向き)へ60°進んだ位置に設けられており、第三検知手段153は、第二検知手段152が設けられた箇所から第二回動部材142の回動の逆方向へ60°進んだ位置に設けられている。第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153は、第二回動部材142の外周部に設けられた第一被検知部142a、第二被検知部142b又は第三被検知部142cのうちいずれかの被検知部を検知した場合に検知信号を出力するものとなっている。
第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153として用いる検知手段は、被検知部142a,142b,142cを検知できるものであれば特に限定されず、光の透過又は反射によって対象物を検知する光電センサや、磁界の変化によって対象物を検知する近接センサや、物理的な接触によって対象物を検知するリミットセンサ等、各種のセンサを用いることができる。ただし、検知手段が第二回動部材142の動作に干渉しないようにすることや、検知手段が誤検知しにくいようにすること等を考慮すると、光電センサや近接センサ等の非接触型のセンサを用いると好ましい。特に、本実施態様のシャッター式演出装置100における駆動力発生手段132のように、モータ等、磁界を発生する部材が検知手段の周辺に置かれる場合には、光電センサを用いると好ましい。本実施態様のシャッター式演出装置100においては、光を出射する投光部と、透光部から出射された光を受ける受光部とを有し、透光部と受光部との隙間に被検知部142a,142b,142cが挿入されて受光部が受光しなくなると検知信号を出力する透過型の光電センサを、第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153として用いている。
[2.6] 演出可動体群、駆動力伝達用機械要素群及び検知手段群の動作
図7、図8、図9、図10、図11及び図12は、図2のシャッター式演出装置100における一の演出可動体群120が、それぞれ、第五停止パターン、第一停止パターン、第二停止パターン、第六停止パターン、第三停止パターン及び第四停止パターンにあるときの、当該一の演出可動体群120と、当該一の演出可動体群120に対応する駆動力伝達用機械要素群140及び検知手段群150との位置関係を示した図である。本実施態様のシャッター式演出装置100は、図7〜12に示すように、第二回動部材120が回動すると、第一揺動部材143及び第二揺動部材144が揺動し、この第一揺動部材143及び第二揺動部材144の揺動に伴って、第三揺動部材145及び第四揺動部材146も揺動し、第一可動扉121、第二可動扉122及び第三可動扉123がスライドして、その停止位置が変化していくものとなっている。
具体的には、第五停止パターン(図7)の状態から第二回動部材142が順方向(図7における時計回り方向。以下、図8〜12においても同じ。)に60°回転すると、第一停止パターン(図8)の状態となり、第一停止パターン(図8)の状態から第二回動部材142が順方向に60°回転すると、第二停止パターン(図9)の状態となり、第二停止パターン(図9)の状態から第二回動部材142が順方向に60°回転すると、第六停止パターン(図10)の状態となり、第五停止パターン(図10)の状態から第二回動部材142が順方向に60°回転すると、第三停止パターン(図11)の状態となり、第三停止パターン(図11)の状態から第二回動部材142が順方向に60°回転すると、第四停止パターン(図12)の状態となり、第四停止パターン(図12)の状態から第二回動部材142が順方向に60°回転すると、第五停止パターン(図7)の状態となるようになっている。
また逆に、第五停止パターン(図7)の状態から第二回動部材142が逆方向(図7における反時計回り方向。以下、図8〜12においても同じ。)に60°回転すると、第四停止パターン(図12)の状態となり、第四停止パターン(図12)の状態から第二回動部材142が逆方向に60°回転すると、第三停止パターン(図11)の状態となり、第三停止パターン(図11)の状態から第二回動部材142が逆方向に60°回転すると、第六停止パターン(図10)の状態となり、第六停止パターン(図10)の状態から第二回動部材142が逆方向に60°回転すると、第二停止パターン(図9)の状態となり、第二停止パターン(図9)の状態から第二回動部材142が逆方向に60°回転すると、第一停止パターン(図8)の状態となり、第一停止パターン(図8)の状態から第二回動部材142が逆方向に60°回転すると、第五停止パターン(図7)の状態となるようになっている。
このように、本実施態様のシャッター式演出装置100は、第二回動部材142の回動角度によって演出可動体群120がいずれの停止パターンとなるかが一義的に定まるようになるとともに、第二回動部材142が1回転(360°回転)する間に、6通りの停止パターンの全てが出現するようになっている。また、本実施態様のシャッター式演出装置100では、上述したように、駆動力発生手段132がステッピングモータとなっているため、駆動力発生手段132は、後述する駆動制御手段等からステップ数を受け取ることにより駆動されるようになっている。加えて、停止パターンを1つ移行させるのに必要な第二回動部材142の回動角度は60°で一定であることから、停止パターンを1つ移行させるのに必要なステップ数も一定となっている。しかし、ある特定の停止パターンから同じステップ数であっても、ステッピングモータを回動させる向きによって、出現する停止パターンが異なるようになっている。
[2.7] 検知手段の検知結果の組み合わせ
図13は、図2のシャッター式演出装置100における一の可動扉群120の停止パターンの移行に伴って変化する、第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153と、第一被検知部142a、第二被検知部142b及び第三被検知部143cとの位置関係を示した図である。本実施態様のシャッター式演出装置100においては、図13に示すように、第五停止パターンにあるときには、第一検知手段151が第一被検知部142aを検知する一方、第二検知手段152及び第三検知手段153は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。また、第一停止パターンにあるときには、第三検知手段153が第三被検知部142cを検知する一方、第一検知手段151及び第二検知手段152は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。さらに、第二停止パターンにあるときには、第二検知手段152が第三被検知部142cを検知して、第三検知手段153が第二被検知部142bを検知する一方、第一検知手段151は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。
さらにまた、第六停止パターンにあるときには、第一検知手段151が第三被検知部142cを検知して、第二検知手段152が第二被検知部142bを検知する一方、第三検知手段153は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。そして、第三停止パターンにあるときには、第一検知手段151が第二被検知部142bを検知し、第三検知手段153が第一被検知部142aを検知する一方、第二検知手段152は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。そしてまた、第四停止パターンにあるときには、第二検知手段152が第一被検知部142aを検知する一方、第一検知手段151及び第三検知手段153は、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。そしてさらに、各停止パターンの移行中においては、第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153のいずれもが、被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しないようになっている。
すなわち、本実施態様のシャッター式演出装置100において、一の可動扉群120に対応した第一検知手段151、第二検知手段152及び第三検知手段153から得られる検知結果の組み合わせは、下記表2に示す7通りとなる。ただし、下記表2においては、各検知手段151,152,153が被検知部142a,142b,142cのうちいずれかを検知して「オン」の出力信号を出力する場合を「1」、各検知手段151,152,153が被検知部142a,142b,142cのいずれも検知しておらず「オン」の出力信号を出力していない場合を「0」として表記している。下記表2を見ると、各停止パターン及び各停止パターン間移行中において、各検知手段151,152,153から得られる検知結果の組み合わせが重複していないことが分かる。
Figure 2015208580
したがって、一の可動扉群120に対応する各検知手段151,152,153から得られる検知結果の組み合わせを、{第一検知手段151の検知結果,第二検知手段152の検知結果,第三検知手段153の検知結果}と表記すると、本実施態様のシャッター式演出装置100では、{1,0,0}であるときに当該一の可動扉群120が第五停止パターンにあると判断し、{0,0,1}であるときに当該一の可動扉群120が第一停止パターンにあると判断し、{0,1,1}であるときに当該一の可動扉群120が第二停止パターンにあると判断し、{1,1,0}であるときに当該一の可動扉群120が第六停止パターンにあると判断し、{1,0,1}であるときに当該一の可動扉群120が第三停止パターンにあると判断し、{0,1,0}であるときに当該一の可動扉群120が第一停止パターンにあると判断し、{0,0,0}であるときに当該一の可動扉群120が各フェーズ間を移動中であると判断することによって、当該一の可動扉群120に対応した検知手段151,152,153の数(3個)が当該一の可動扉群120の停止パターンの数(6通り)よりも少ないにもかかわらず、当該一の可動扉群120がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別することが可能となっている。また、当該一の可動扉群120が各停止パターン間を移行中であることも識別することが可能となっている。
よって、4組の可動扉群120において上記方法により識別された停止パターンの組み合わせから、シャッター式演出装置100がいずれのフェーズにあるのかを識別することも可能である。具体的には、4組の可動扉群120の全てが第五停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が全開フェーズにあり、4組の可動扉群120の全てが第一停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が第一フェーズにあり、4組の可動扉群120の全てが第二停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が第二フェーズにあり、4組の可動扉群120の全てが第六停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が全閉フェーズにあり、4組の可動扉群120の全てが第三停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が第三フェーズにあり、4組の可動扉群120の全てが第四停止パターンにある場合には、シャッター式演出装置100が第四フェーズにあると判断することができる。
[2.8] 制御
本実施態様のシャッター式演出装置100は、上述したように、遊技機の筺体の内部に格納されたサブ制御基板からの出力信号に応じて動作するものとなっている。具体的には、サブ制御基板からの出力信号に応じてそれぞれの駆動力発生手段132が駆動されることにより、それぞれの可動扉群120が動作するようになっている。このため、サブ制御基板には、駆動力発生手段132への出力信号を生成するための駆動制御手段を設けている。駆動制御手段は、可動扉群140を所定の演出態様で動作させることができるものであれば、特に限定されない。駆動制御手段としては、演出態様に応じて予め定められた駆動制御情報に基づいてそれぞれの駆動力発生手段132への出力信号を生成するもののほか、後述する停止パターン判断手段によって判断された停止パターンに応じて決定される駆動制御情報に基づいてそれぞれの駆動力発生手段132への出力信号を生成するものや、後述する停止パターン判断手段によって判断される停止パターンが特定の停止パターンとなるまで駆動力発生手段132を継続的に駆動させることで、それぞれの可動扉群120を特定の演出態様となるように動作させるもの等が例示される。
また、本実施態様のシャッター式演出装置100では、可動扉群120の停止パターンをフィードバックできるようにするため、それぞれの検知手段群150の検知結果(出力信号)は、サブ制御基板に入力されるようになっている。このため、サブ制御基板には、それぞれの検知手段群150の出力信号からそれぞれの可動扉群120の停止パターンを判断するための停止パターン判断手段を設けている。
100 シャッター式演出装置(遊技機用可動式演出装置)
110 フレーム
110a 第三揺動部材支持軸
110b 第四揺動部材支持軸
111 上枠部
112 下枠部
113 左枠部
114 右枠部
120 可動扉群(演出可動体群)
121 第一可動扉(演出可動体)
121a 突起
122 第二可動扉(演出可動体)
123 第三可動扉(演出可動体)
123a 突起
130 駆動ユニット
131 ケース
131a 第二回動部材支持軸
131b 第一揺動部材支持軸
131c 第二揺動部材支持軸
132 モータ(駆動力発生手段)
132a 出力軸
140 駆動力伝達用機械要素群
141 第一回動部材(機械要素)
142 第二回動部材(機械要素)
142a 第一被検知部
142b 第二被検知部
142c 第三被検知部
142d 第一カム溝
142e 第二カム溝
143 第一揺動部材(機械要素)
143a カム突起
144 第二揺動部材(機械要素)
144a カム突起
145 第三揺動部材(機械要素)
145a スライド孔
146 第四揺動部材(機械要素)
146b スライド孔
147 第一連結部材(機械要素)
148 第二連結部材(機械要素)
150 検知手段群
151 第一検知手段(検知手段)
152 第二検知手段(検知手段)
153 第三検知手段(検知手段)
200 液晶ディスプレイ
301 リールユニット
302 スタートレバー
303 ストップボタン
304 メダル投入部
305 マックスベットボタン
306 シングルベットボタン
307 前扉
307a 液晶用開口部
307b リール用開口部

Claims (11)

  1. 複数の演出可動体で構成され、それぞれの演出可動体の停止位置の組み合わせによってM個(Mは、3以上の任意の整数。)の停止パターンを有する演出可動体群と、
    演出可動体を駆動する駆動力を演出可動体群単位で発生するための駆動力発生手段と、
    駆動力発生手段が発生した駆動力を演出可動体群に伝達するための複数の機械要素で構成された駆動力伝達用機械要素群と、
    を備えた遊技機用可動式演出装置であって、
    前記複数の機械要素のうち特定の機械要素に複数の被検知部を設けるとともに、
    前記複数の被検知部のうちいずれかの被検知部を検知した場合に検知信号を出力するN個(Nは、logMよりも大きくM未満の任意の整数。)の検知手段を設け、
    検知手段の数Nが演出可動体群の停止パターンの数Mよりも少ないにもかかわらず、N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにした
    ことを特徴とする遊技機用可動式演出装置。
  2. 前記複数の機械要素のうち、前記特定の機械要素と駆動力発生手段における駆動部との間に介在される機械要素の数が2個以下である請求項1記載の遊技機用可動式演出装置。
  3. 複数の演出可動体のうち一部の演出可動体の停止位置に変化がなくても、当該一部の演出可動体を除いた他の演出可動体の停止位置が変化すれば、異なる停止パターンとして識別される請求項1又は2記載の遊技機用可動式演出装置。
  4. 駆動力発生手段が、モータとされ、
    前記特定の機械要素が、前記モータの出力軸に連動して回動するとともにその回動角度によって演出可動体群がいずれの停止パターンとなるかが一義的に定まる回動部材とされた
    請求項1〜3いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置。
  5. 前記回動部材が1回転する間に演出可動体群のM個の停止パターンの全てが出現する請求項4記載の遊技機用可動式演出装置。
  6. 前記複数の機械要素が、前記回動部材に加えて、前記回動部材に設けられたカム機構によってそれぞれに固有の態様で揺動を行う複数の揺動部材を含み、
    前記複数の揺動部材が、それぞれ異なる演出可動体に連結されることにより、複数の演出可動体がそれぞれ異なる態様で動作するようにした
    請求項4又は5記載の遊技機用可動式演出装置。
  7. 演出可動体群が、第一停止パターンから第六停止パターンまでの計6個の停止パターンを有し、
    前記複数の被検知部が、前記回動部材の所定箇所に設けられた第一被検知部と、前記回動部材における第一被検知部が設けられた箇所から前記回動の順方向へ120°進んだ位置に設けられた第二被検知部と、前記回動部材における第二被検知部が設けられた箇所から前記回動の順方向へ60°進んだ位置に設けられた第三被検知部とで構成され、
    N個の検知手段が、第一検知手段と、第一検知手段が設けられた箇所から前記回動の逆方向へ60°進んだ位置に設けられた第二検知手段と、第二検知手段が設けられた箇所から前記回動の逆方向へ60°進んだ位置に設けられた第三検知手段とで構成された
    請求項3〜6いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置。
  8. 前記複数の演出可動体が、
    退避位置から第一進出位置まで移動可能な第一可動扉と、
    退避位置から第一進出位置を経て第一進出位置よりも前方の第二進出位置まで移動可能な第二可動扉と、
    退避位置から第一進出位置及び第二進出位置を経て第二進出位置よりも前方の第三進出位置まで移動可能な第三可動扉と、
    で構成された請求項1〜7いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置。
  9. 複数組の演出可動体群を備え、
    駆動力伝達用機械要素群とN個の検知手段とが、それぞれの組の演出可動体群ごとに設けられ、
    それぞれの組の検知手段の数Nがその組の演出可動体群の停止パターンの数Mよりも少ないにもかかわらず、N個の検知手段の検知結果の組み合わせによって、その組の演出可動体群がいずれの停止パターンにあっても当該停止パターンを識別できるようにした請求項1〜8いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置。
  10. 前記複数の機械要素のうち少なくとも前記特定の機械要素と、N個の検知手段と、を覆うためのケースを備えた
    請求項1〜9いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置。
  11. 請求項1〜10いずれか1つに記載の遊技機用可動式演出装置が組み込まれた遊技機。
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