JP2015207893A - 通信システムおよび方法 - Google Patents

通信システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015207893A
JP2015207893A JP2014087090A JP2014087090A JP2015207893A JP 2015207893 A JP2015207893 A JP 2015207893A JP 2014087090 A JP2014087090 A JP 2014087090A JP 2014087090 A JP2014087090 A JP 2014087090A JP 2015207893 A JP2015207893 A JP 2015207893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
signal
plc
communication cable
current loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014087090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6294744B2 (ja
Inventor
偉 蒋
Isamu Sho
偉 蒋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2014087090A priority Critical patent/JP6294744B2/ja
Publication of JP2015207893A publication Critical patent/JP2015207893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6294744B2 publication Critical patent/JP6294744B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

【課題】PLC方式を利用して、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを共存させる。
【解決手段】2芯の通信ケーブル40によりカレントループ通信を行うCノード11と、通信ケーブル40によりPLCモデム22を介してEthernet通信を行うEノード12とが混在する際、通信ケーブル40とCノード11との間にCPフィルタ31を接続して、通信ケーブル40からのPLC信号を遮断してカレントループ信号を通過させ、通信ケーブル40とPLCモデム22との間にPPフィルタ32を接続して、通信ケーブル40からのカレントループ信号を遮断してPLC信号を通過させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム技術に関し、特にカレントループ通信システムからEthernet(登録商標)通信方式へ切り替える際に用いられる通信システム技術に関する。
ビル設備や工業設備を管理する設備管理システムでは、例えば各種サーバとコントローラとの間のデータ通信を担う上位ネットワークとしてEthernet通信システムが用いられ、例えばコントローラと各ノードとの間のデータ通信を担う下位ネットワークとしてカレントループ通信システムが用いられている(例えば、特許文献1など参照)。
図5は、一般的なカレントループ通信システムの構成例である。カレントループ通信システムは、伝送ラインを流れる電流値の変化によって信号を伝送する通信方式であり、ループ電流をON(例えば、30mA)した時のマーク信号とOFF(例えば、2mA)した時のスペース信号とを用いて、ノード間でデータ通信を行うシステムである。
図5の例では、複数のカレントループ対応のCノード11が、カレントループ用伝送ケーブル(2芯)からなる通信ケーブル40を介してゲートウェイ23にループ接続されている。ゲートウェイ23から送信されたカレントループ信号は、通信ケーブル40を介して各Cノード11をループ状に巡回する。
カレントループ通信システムは、上記のように、電流値を切り替える方式であるため、通信速度が4800bps程度で非常に遅く、特に設備管理システムのインテリジェント化に伴い、下位ネットワークの高速化に対応できない。
このような下位ネットワークを高速化する解決方法の1つとして、カレントループ通信システムをEthernet通信システムに置き換える方法がある。この際、既設のカレントループ用伝送ケーブル(2芯)をLANケーブル(4芯)に変更する必要があるが、実際には、相当な期間と費用が発生し、場合によってはケーブル変更が困難な場合もある。
特開2005−348549号公報
2芯のケーブルでデジタル通信を行う技術として、PLC(Power Line Communication:電力線搬送通信)方式がある。図6は、PLC方式を用いた一般的なEthernet通信の構成例である。
このPLC方式は、2芯の電力線で、Ethernet通信をはじめとする各種デジタル通信を実現する技術であり、このPLC方式を用いて、既設のカレントループ用伝送ケーブル(2芯)を介してノード間のEthernet通信を実現する方法が考えられる。
図6の例では、複数のPLCモデム(子機)22が、例えばカレントループ用伝送ケーブル(2芯)からなる通信ケーブル40を介して、PLCモデム(親機)21にループ接続されており、各PLCモデム(子機)22には、Ethernet対応のEノード12がそれぞれ接続されており、PLCモデム(親機)21には、スイッチングハブが接続されている。これにより、PLCモデム(親機)21とPLCモデム(子機)22との間、およびPLCモデム(子機)22相互間において、それぞれ個別にPLC信号がやり取りされ、このPLC信号によりEthernet信号がやり取りされる。
この際、実際の現場では、作業時間やコストなどの制約により、既存のカレントループ通信システムをEthernet通信に一気に置き換えることができない。このため、現実的には、既設のカレントループ通信システムを稼働させながら、逐次、Ethernet通信システムに置き換えることになる。このため、完全にEthernet通信システムに置き換わるまで、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを共存させる必要がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、PLC方式を利用して、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを共存させることができる通信システムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる通信システムは、2芯の通信ケーブルによりカレントループ通信を行う第1のノードと、前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行う第2のノードとが混在する通信システムであって、前記通信ケーブルと前記第1のノードとの間に接続されて、前記通信ケーブルからのPLC信号を遮断してカレントループ信号を当該第1のノード側へ通過させる第1のフィルタと、前記通信ケーブルと前記PLCモデムとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第2のフィルタとを備えている。
また、本発明にかかる上記通信システムの一構成例は、前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行うとともに、当該Ethernet通信を他のネットワークと中継接続するスイッチングハブと、前記スイッチングハブと接続されて、Ethernet信号とカレントループ信号とを相互に変換するゲートウェイと、前記スイッチングハブのPLCモデムと前記通信ケーブルとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第3のフィルタとをさらに備え、前記第3のフィルタは、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組に前記通信ケーブルが接続され、他方の接続端子組に前記ゲートウェイが接続されているものである。
また、本発明にかかる上記通信システムの一構成例は、前記第1のフィルタが、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に接続されて、前記カレントループ信号を遮断するとともに前記PLC信号を通過させる容量素子と、前記各接続端子組と前記第1のノードとの間に接続されて、前記PLC信号を遮断するとともに、前記カレントループ信号を通過させる誘導素子とを有するものである。
また、本発明にかかる上記通信システムの一構成例は、前記第2のフィルタが、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に接続されて、前記PLC信号を遮断するとともに前記カレントループ信号を通過させる誘導素子と、前記各接続端子組と前記PLCモデムとの間に接続されて、前記カレントループ信号を遮断するとともに、前記PLC信号を通過させる容量素子とを有するものである。
また、本発明にかかる上記通信システムの一構成例は、前記第2のフィルタが、前記接続端子組ごとに、当該接続端子組と前記PLCモデムとの間に接続されて、当該接続端子組と当該PLCモデムとの接続/非接続を切り替えるスイッチを有するものである。
また、本発明にかかる通信方法は、2芯の通信ケーブルによりカレントループ通信を行う第1のノードと、前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行う第2のノードとが混在する通信システムで用いられる通信方法であって、第1のフィルタが、前記通信ケーブルと前記第1のノードとの間に接続されて、前記通信ケーブルからのPLC信号を遮断してカレントループ信号を当該第1のノード側へ通過させる第1のフィルタステップと、第2のフィルタ前記通信ケーブルと前記PLCモデムとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第2のフィルタステップとを備えている。
本発明によれば、例えばカレントループ用伝送ケーブル(2芯)などからなる通信ケーブルで、互いに干渉することなくカレントループ信号とPLC信号とを同時に送受信しても、カレントループ対応のノードではカレントループ信号のみを受信でき、Ethernet対応のノードに接続されたPLCモデムではPLC信号のみを受信できる。したがって、PLC方式を利用して、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを、同一の通信ケーブルで共存させることができる。
このため、通信速度が4800bps程度で非常に遅いカレントループ通信システムを、より高速なEthernet通信システムに置き換える際、作業時間やコストなどの制約により、既存のカレントループ通信システムをEthernet通信に一気に置き換えることができない場合、あるいはケーブル変更が困難な場合でも、既設のカレントループ通信システムを稼働させながら、逐次、Ethernet通信システムに置き換えることができ、極めて有用な構成の通信ネットワークを提供できる。
本実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。 カレントループ信号とPLC信号の周波数帯域を示す説明図である。 CPフィルタの構成を示す回路図である。 PPフィルタの構成を示す回路図である。 一般的なカレントループ通信システムの構成例である。 PLC方式を用いた一般的なEthernet通信の構成例である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[通信システム]
まず、図1を参照して、本発明の本実施の形態にかかる通信システム1について説明する。図1は、本実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
この通信システム1は、ビル設備や工業設備を管理する設備管理システムの下位ネットワークなどの通信ネットワークで用いられて、PLC方式を利用して、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを共存させる通信システムである。
PLC方式を用いて、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを共存させる場合、まず、PLC信号をカレントループ信号に重畳させる必要がある。この際、カレントループ対応のゲートウェイおよびノードと、Ethernet対応のノードに接続されるPLCモデムとを、例えばカレントループ用伝送ケーブル(2芯)などからなる、同一の通信ケーブルで、互いに干渉することなくそれぞれの通信信号を送受信する必要がある。また、既存のカレントループ通信システムのうち、任意のノードだけを少ない作業負担でEthernet対応のノードに置換可能とする必要がある。
ここで、カレントループ信号の周波数帯域は約4.8KHz以下であり、PLC信号の周波数帯域は2MHz〜30MHzである。図2は、カレントループ信号とPLC信号の周波数帯域を示す説明図である。カレントループ信号とPLC信号の周波数帯域は、このように分離されているため、互いに干渉せず、また適切なフィルタを設置すればこれら2つの信号を分離することができる。
本実施の形態は、このような信号周波数の違いに着目し、図1に示すように、カレントループ対応のCノード11には、通信ケーブル40との間に、PLC信号周波数を減衰させてカレントループ信号周波数を通過させるCPフィルタ31(第1のフィルタ)を設置し、Ethernet対応のEノード12に接続されるPLCモデム(子機)22には、通信ケーブル40との間に、カレントループ信号周波数を減衰させてPLC信号周波数を通過させるPPフィルタ32(第2のフィルタ)を設置するようにしたものである。
また、上位ネットワークとの間を接続するスイッチングハブ13には、PLCモデム(親機)21とゲートウェイ23を接続し、このうちPLCモデム(親機)21には、通信ケーブル40との間にPPフィルタ32(第3のフィルタ)を設置し、ゲートウェイ23は、このPPフィルタ32を介して通信ケーブル40と接続するようにしたものである。
なお、Cノード11およびEノード12が上位ネットワークに接続された上位ノード(図示せず)と通信を行わない場合、これらスイッチングハブ13、PLCモデム21、PPフィルタ32、およびゲートウェイ23を省いてもよい。また、Eノード12のみが上位ノードと通信を行う場合には、ゲートウェイ23を省いてもよい。また、Cノード11のみが上位ノードと通信を行う場合、PLCモデム21およびPPフィルタ32を省き、CPフィルタ31を介してゲートウェイ23を通信ケーブル40に接続すればよい。
これにより、カレントループ対応のCノード11については、通信ケーブル40からのPLC信号がCPフィルタ31で遮断され、カレントループ信号だけがCノード11内のカレントループ信号処理部11Aに入力される。一方、Ethernet対応のEノード12に接続されているPLCモデム22については、通信ケーブル40からのカレントループ信号がPPフィルタ32で遮断され。PLC信号だけがPLCモデム22に入力される。したがって、例えばカレントループ用伝送ケーブル(2芯)などからなる、同一の通信ケーブル40で、互いに干渉することなくカレントループ信号とPLC信号とを同時に送受信することができる。
[CPフィルタ]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるCPフィルタ31について説明する。図3は、CPフィルタの構成を示す回路図である。
CPフィルタ31には、通信ケーブル40とループ接続するための2つの接続端子組、すなわち端子T11,T12と端子T13,T14とが設けられている。このうち、端子T11,T12は、上流側通信ケーブル40が接続される端子であり、端子T13,T14は、下流通信ケーブル40が接続される端子である。このうち、端子T11,T14の間および端子T12,T13の間には、それぞれ容量素子C1,C2が接続されている。なお、上流側通信ケーブル40とは、自ノードから見てスイッチングハブ13側に接続されている通信ケーブルのことであり、下流側通信ケーブル40とは、自ノードから見てスイッチングハブ13とは反対側に接続されている通信ケーブルのことである。
また、端子T21,T22は、Cノード11のうち上流側通信ケーブル40を接続するための端子と接続される端子であり、端子T23,T24は、Cノード11のうち下流側通信ケーブル40を接続するための端子と接続される端子である。このうち、端子T21,T22は誘導素子L1,L2を介して端子T11,T12と接続され、端子T23,T24は誘導素子L3,L4を介して端子T13,T14と接続されている。
ここで、PLC信号の周波数帯域において、L1,L2,L3,L4のインピーダンスは十分高く、C1,C2のインピーダンスは十分低い。また、カレントループ信号の周波数帯域において、L1,L2,L3,L4のインピーダンスは十分低く、C1,C2のインピーダンスは十分高い。
このため、PLC信号は、L1,L2,L3,L4で遮断されるとともにC1,C2を通過するため、C1,C2を介して端子T11,T12と端子T13,T14との間で相互にやり取りされる。また、カレントループ信号は、C1,C2で遮断されるとともにL1,L2,L3,L4を通過するため、L1,L2,L3,L4を介して端子T11,T12,T13,T14と端子T21,T22,T23,T24との間で相互にやり取りされる。
[PPフィルタ]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるPPフィルタ32について説明する。図4は、PPフィルタの構成を示す回路図である。
PPフィルタ32には、通信ケーブル40とループ接続するための2つの接続端子組、すなわち端子T11,T12と端子T13,T14とが設けられている。このうち、端子T11,T12は、上流側通信ケーブル40が接続される端子であり、端子T13,T14は、下流側通信ケーブル40が接続される端子である。このうち、端子T11,T14の間および端子T12,T13の間には、それぞれ誘導素子L1,L2が接続されている。
スイッチS1,S2は、PLC信号を送受信する通信ケーブル40として上流側通信ケーブル40または下流側通信ケーブル40のいずれかを切替選択するためのスイッチである。対応するPLCモデム21,22が、自モデムより上流側または下流側のPLCモデム21,22とPLC通信を行う場合には、これらPLCモデム21,22が接続される接続端子組のスイッチS1,S2を導通させ、PLC通信を行はない場合には、対応する接続端子組のスイッチS1,S2を非導通とする。
また、端子T21,T22は、PLCモデム22のうち上流側通信ケーブル40を接続するための端子と接続される端子であり、端子T23,T24は、PLCモデム22のうち下流側通信ケーブル40を接続するための端子と接続される端子である。このうち、端子T21,T22はスイッチS1および容量素子C1,C2を介して端子T11,T12と接続され、端子T23,T24はスイッチS2および容量素子C3,C4を介して端子T13,T14と接続されている。
ここで、PLC信号の周波数帯域において、L1,L2のインピーダンスは十分高く、C1,C2,C3,C4のインピーダンスは十分低い。また、カレントループ信号の周波数帯域において、L1,L2のインピーダンスは十分低く、C1,C2,C3,C4のインピーダンスは十分高い。
このため、カレントループ信号は、C1,C2,C3,C4で遮断されるとともにL1,L2を通過するため、L1,L2を介して端子T11,T12と端子T13,T14との間で相互にやり取りされる。また、PLC信号は、L1,L2で遮断されるとともにC1,C2,C3,C4を通過するため、C1,C2,C3,C4を介して端子T11,T12,T13,T14と端子T21,T22,T23,T24との間で相互にやり取りされる。
[本実施の形態の動作]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる通信システムの動作について説明する。
図1の構成は、前述した図5と比較して、2つのCノード11をEノード12に置換したものである。
この置換に際し、通信ケーブル40を同時に流れるカレントループ信号とPLC信号とを分離する必要がある。
このため、Eノード12に接続されているPLCモデム(子機)22と通信ケーブル40との間にPPフィルタ32が設けられている。これにより、PLC信号だけが分離されてPLCモデム(子機)22に入力される。
また、スイッチングハブ13に接続されているPLCモデム(親機)21と通信ケーブル40との間にもPPフィルタ32が設けられている。これにより、PLC信号だけが分離されてPLCモデム(親機)21に入力される。
また、Cノード11と通信ケーブル40との間にCPフィルタ31が設けられている。これにより、カレントループ信号だけが分離されてCノード11に入力される。
なお、通信ケーブル40のうち、PLCモデム21,22に挟まれていない区間については、PPフィルタ32からPLC信号が流れ出ないため、この区間に接続されているCノード11に対するCPフィルタ31の設置を省くことができる。
このような構成において、例えば、上位ネットワークから受信したCノード11宛てのEthernet信号は、スイッチングハブ13でその宛先アドレスに基づきゲートウェア23に出力され、ゲートウェイ23でカレントループ信号に変換された後、PPフィルタ32を介して通信ケーブル40へ送信される。
これにより、通信ケーブル40を流れるカレントループ信号は、CPフィルタ31で取り込まれてCノード11で受信される。
また、Cノード11から送信されたカレントループ信号は、CPフィルタ31から通信ケーブル40へ出力される。なお、通信ケーブル40を流れるカレントループ信号は、PPフィルタ32で取り込まれず後段の通信ケーブル40へバイパスされる。
また、上位ネットワークから受信したEノード12宛てのEthernet信号は、スイッチングハブ13でその宛先アドレスに基づきPLCモデム(親機)21に出力され、PLCモデム(親機)21でPLC信号に変換された後、PPフィルタ32を介して通信ケーブル40へ送信される。
これにより、通信ケーブル40を流れるPLC信号は、PPフィルタ32で取り込まれてPLCモデム(子機)22でEthernet信号に変換され、Eノード12で受信される。
また、Eノード12から送信されたEthernet信号は、PLCモデム(子機)22でPLC信号に変換された後、PPフィルタ32から通信ケーブル40へ出力される。なお、通信ケーブル40を流れるPLC信号は、CPフィルタ31で取り込まれず後段の通信ケーブル40へバイパスされる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、2芯の通信ケーブル40によりカレントループ通信を行うCノード11と、通信ケーブル40によりPLCモデム22を介してEthernet通信を行うEノード12とが混在する際、通信ケーブル40とCノード11との間にCPフィルタ31を接続して、通信ケーブル40からのPLC信号を遮断してカレントループ信号をCノード11側へ通過させ、通信ケーブル40とPLCモデム22との間にPPフィルタ32を接続して、通信ケーブル40からのカレントループ信号を遮断してPLC信号をPLCモデム22側へ通過させるようにしたものである。
これにより、例えばカレントループ用伝送ケーブル(2芯)などからなる通信ケーブル40で、互いに干渉することなくカレントループ信号とPLC信号とを同時に送受信しても、Cノード11ではカレントループ信号のみを受信でき、Eノード12に接続されたPLCモデム22ではPLC信号のみを受信できる。したがって、PLC方式を利用して、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを、同一の通信ケーブル40で共存させることができる。
このため、通信速度が4800bps程度で非常に遅いカレントループ通信システムを、より高速なEthernet通信システムに置き換える際、作業時間やコストなどの制約により、既存のカレントループ通信システムをEthernet通信に一気に置き換えることができない場合、あるいはケーブル変更が困難な場合でも、既設のカレントループ通信システムを稼働させながら、逐次、Ethernet通信システムに置き換えることができ、極めて有用な構成の通信ネットワークを提供できる。
また、本実施の形態において、スイッチングハブ13を設けて、通信ケーブル40によりPLCモデム21を介してEthernet通信を行うとともに、当該Ethernet通信を他のネットワークと中継接続し、スイッチングハブ13と接続されたゲートウェイ23で、Ethernet信号とカレントループ信号とを相互に変換し、スイッチングハブ13のPLCモデム21と通信ケーブル40との間にPPフィルタ32を接続して、通信ケーブル40からのカレントループ信号を遮断してPLC信号をPLCモデム21側へ通過させ、このPPフィルタ32の2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組に下流側の各ノードと通信を行うための通信ケーブル40を接続し、他方の接続端子組にゲートウェイ23を接続するようにしてもよい。
これにより、カレントループ通信システムとEthernet通信システムとを、同一の通信ケーブル40で共存させつつ、上位ネットワークなどの他のネットワークとの通信を実現することができる。
また、本実施の形態では、CPフィルタ31において、通信ケーブル40がループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に容量素子C1,C2を接続して、カレントループ信号を遮断するとともにPLC信号を通過させ、各接続端子組とCノード11との間に誘導素子L1,L2,L3,L4を接続して、PLC信号を遮断するとともにカレントループ信号を通過させるようにしてもよい。これにより、極めて簡素な回路構成でCPフィルタ31を実現することができる。
また、本実施の形態では、PPフィルタ32において、通信ケーブル40がループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に誘導素子L1,L2を接続して、PLC信号を遮断するとともにカレントループ信号を通過させ、各接続端子組とPLCモデム22との間に容量素子C1,C2,C3,C4を接続して、カレントループ信号を遮断するとともにPLC信号を通過させるようにしてもよい。これにより、極めて簡素な回路構成でPPフィルタ32を実現することができる。
また、本実施の形態では、PPフィルタ32において、接続端子組ごとに、当該接続端子組とPLCモデム22との間にスイッチを接続し、当該接続端子組と当該PLCモデムとの接続/非接続を切り替えるようにしてもよい。
これにより、通信ケーブル40のうち通信相手となるPLCモデム22が存在しない区間に対するPLC信号の送信を遮断することができ、この区間に接続されているCノード11へのCPフィルタ31の設置を省くことができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…通信システム、11…Cノード、12…Eノード、13…スイッチングハブ、21…PLCモデム(親機)、22…PLCモデム(子機)、23…ゲートウェイ、31…CPフィルタ、32…PPフィルタ、40…通信ケーブル。

Claims (6)

  1. 2芯の通信ケーブルによりカレントループ通信を行う第1のノードと、前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行う第2のノードとが混在する通信システムであって、
    前記通信ケーブルと前記第1のノードとの間に接続されて、前記通信ケーブルからのPLC信号を遮断してカレントループ信号を当該第1のノード側へ通過させる第1のフィルタと、
    前記通信ケーブルと前記PLCモデムとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第2のフィルタと
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行うとともに、当該Ethernet通信を他のネットワークと中継接続するスイッチングハブと、
    前記スイッチングハブと接続されて、Ethernet信号とカレントループ信号とを相互に変換するゲートウェイと、
    前記スイッチングハブのPLCモデムと前記通信ケーブルとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第3のフィルタとをさらに備え、
    前記第3のフィルタは、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組に前記通信ケーブルが接続され、他方の接続端子組に前記ゲートウェイが接続されている
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記第1のフィルタは、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に接続されて、前記カレントループ信号を遮断するとともに前記PLC信号を通過させる容量素子と、前記各接続端子組と前記第1のノードとの間に接続されて、前記PLC信号を遮断するとともに、前記カレントループ信号を通過させる誘導素子とを有することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の通信システムにおいて、
    前記第2のフィルタは、前記通信ケーブルがループ接続される2つの接続端子組のうち、一方の接続端子組と他方の接続端子組の間に接続されて、前記PLC信号を遮断するとともに前記カレントループ信号を通過させる誘導素子と、前記各接続端子組と前記PLCモデムとの間に接続されて、前記カレントループ信号を遮断するとともに、前記PLC信号を通過させる容量素子とを有することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムにおいて、
    前記第2のフィルタは、前記接続端子組ごとに、当該接続端子組と前記PLCモデムとの間に接続されて、当該接続端子組と当該PLCモデムとの接続/非接続を切り替えるスイッチを有することを特徴とする通信システム。
  6. 2芯の通信ケーブルによりカレントループ通信を行う第1のノードと、前記通信ケーブルによりPLCモデムを介してEthernet通信を行う第2のノードとが混在する通信システムで用いられる通信方法であって、
    第1のフィルタが、前記通信ケーブルと前記第1のノードとの間に接続されて、前記通信ケーブルからのPLC信号を遮断してカレントループ信号を当該第1のノード側へ通過させる第1のフィルタステップと、
    第2のフィルタ前記通信ケーブルと前記PLCモデムとの間に接続されて、前記通信ケーブルからの前記カレントループ信号を遮断して前記PLC信号を当該PLCモデム側へ通過させる第2のフィルタステップと
    を備えることを特徴とする通信方法。
JP2014087090A 2014-04-21 2014-04-21 通信システムおよび方法 Active JP6294744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087090A JP6294744B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 通信システムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087090A JP6294744B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 通信システムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015207893A true JP2015207893A (ja) 2015-11-19
JP6294744B2 JP6294744B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=54604399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014087090A Active JP6294744B2 (ja) 2014-04-21 2014-04-21 通信システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6294744B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201586A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 アズビル株式会社 経路分岐器および電圧分岐回路

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134655A1 (ja) * 2005-06-16 2006-12-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力線搬送通信システム
JP2007088695A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd フィルタ装置
US20120226920A1 (en) * 2011-03-06 2012-09-06 PCN Technology, Inc. Systems and methods of data transmission and management
JP2012227872A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Mitsubishi Electric Corp 通信システム
JP2013258619A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Azbil Corp 通信システムおよびバックアップ給電方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134655A1 (ja) * 2005-06-16 2006-12-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電力線搬送通信システム
JP2007088695A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd フィルタ装置
US20120226920A1 (en) * 2011-03-06 2012-09-06 PCN Technology, Inc. Systems and methods of data transmission and management
JP2012227872A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Mitsubishi Electric Corp 通信システム
JP2013258619A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Azbil Corp 通信システムおよびバックアップ給電方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201586A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 アズビル株式会社 経路分岐器および電圧分岐回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP6294744B2 (ja) 2018-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102461100B (zh) 用于远程监视和控制分布式过程系统的数据传输设备
CN104092684A (zh) 一种OpenFlow协议支持VPN的方法及设备
Pereira et al. Power line communication technology in industrial networks
MX2022006989A (es) Dispositivo de conmutacion programable para infraestructuras de red.
CN104639437A (zh) 堆叠系统中广播报文的转发方法及装置
CN104217394A (zh) 图像拼接处理器及其处理方法
JP6294744B2 (ja) 通信システムおよび方法
Ren et al. Analysis of the new features of openflow 1.4
CN105519058B (zh) 控制器、服务节点和数据包转发方法
CN105515809A (zh) 一种软件定义网络实现方法和主控制器
US10313273B2 (en) Communication network hopping architecture
CN105897936B (zh) 基于工业互联网的控制配置信息的处理方法、装置及系统
CN102497302B (zh) 一种混合网络接入系统
CN105681151A (zh) 实现QinQ的方法、系统、OLT设备及电子设备
CN109391545B (zh) 域间链路的发现系统及发现方法
CN104113475A (zh) 基于Linux的家庭网关的网络路由实现方法和系统
CN209731582U (zh) 一种多协议通信网络接入系统
US10763927B2 (en) Signal generator and signal generating method
JP6521436B2 (ja) 経路分岐器および電圧分岐回路
CN102932186B (zh) 一种集群系统及消除环路的方法
CN106788597B (zh) 基于电力线传输的olt系统及其调试方法
CN104243297A (zh) 一种多业务以太网网关系统
CN105763515A (zh) 一种基于无信令点接入技术实现信令防火墙的方法
CN108346016A (zh) 一种协同操作的方法和系统
US11018926B2 (en) Redundant layer 2 domain interconnection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6294744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150