JP2015207260A - 座標入力システム、座標入力システムにおける発光強度制御方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

座標入力システム、座標入力システムにおける発光強度制御方法、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】指示体の座標位置にかかわらず、正確な位置検出を可能にする。【解決手段】受光センサ11d,11cは、電子ペン13から放射された光を検出する。光学検出部(左)151,光学検出部(右)152は、受光センサ11d,11cの受光出力に基づいて、それぞれの受光強度及び受光方向を検出する。発光強度決定部153は、光学検出部(左)151,光学検出部(右)152で検出された受光強度に基づいて電子ペン13の発光強度を決定する。発光強度送信部155は、発光強度決定部153で決定された発光強度を電子ペン13における発光強度受信部へ送信する。電子ペン13では、受信した発光強度にも基づいて発光強度を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、座標入力システム、座標入力システムにおける発光強度制御方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
例えばタッチパネル装置など、ユーザが指示体によって指示した座標入力面上の位置情報である座標位置を入力する座標入力装置が普及している。このように入力された座標位置に基づき、座標入力装置に接続されたコンピュータを制御したり、文字や図形などの書き込みを行ったりすることができる。
このような座標入力装置として、座標入力面上で発光している指示体からの光を座標入力面の周辺の2箇所で検出し、三角測量により指示体の座標位置を検出する座標入力装置(光デジタイザ)がある(特許文献1)。
この座標入力装置は、指示体としての電子ペンの先端で座標入力面としての電子黒板の盤面に接触したときに電子ペンを発光させ、その発光を電子黒板の周辺の2箇所に配置されている受光センサの受光出力から求めた各受光センサに対する電子ペンの方向と、受光センサ間の距離とから、三角測量により電子ペンが接触した座標入力面上の位置(座標位置)を検出する。ここで、受光センサとしては、一次元配列された多数の受光素子を有するリニアイメージセンサ、或いはテレビカメラからなる二次元イメージセンサを用い、その受光出力として受光強度分布(一次元像或いは二次元像)を用いる。
また、文献に記載されたものではないが、電子ペンを使うユーザが電子黒板に手をついて文字を書くケースでは、2つの受光センサのうち、少なくとも一方の受光センサが電子ペンからの光を受光できない状況を想定して、電子黒板の周辺の4箇所に受光センサを配置し、4つの受光センサの出力を用いて電子ペンの座標位置を検出することも既知である。
しかしながら、上記従来の座標入力装置では、電子ペンの発光強度は電子ペンが座標入力面上のどの位置にあっても常に一定であり、最適化されていないため、位置検出精度面及び消費電力面で問題がある。
即ち、電子ペンの発光強度が弱すぎる場合、電子ペンと受光センサとの距離が遠くなると、受光センサが電子ペンからの光を検出できなくなるため、電子ペンの方向を検出できなくなる。逆に、電子ペンの発光強度が強すぎる場合、電子ペンと受光センサとの距離が近くなると、受光センサにおける各受光素子の受光強度がほぼ一定となるため、電子ペンの方向を正確に検出できなくなる。また、電子ペンの発光強度が弱すぎたり、強すぎたりしない場合、電子ペンの位置検出はできるものの、電子ペンと受光センサとの距離が近い場合、必要以上に強い発光強度で発光するため、消費電力が無駄になっている。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、前記指示体の座標位置にかかわらず、正確な位置検出を可能にすることである。
本発明に係る座標入力システムは、発光強度が可変の発光手段を有する指示体と、座標入力面と、前記座標入力面の周辺の複数箇所に配置され、前記発光手段からの光を受光する複数の受光手段と、前記複数の受光手段によって受光された光の受光方向に基づいて、前記指示体の座標位置を検出する座標位置検出手段と、前記複数の受光手段によって受光された光の受光強度に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する発光強度決定手段と、前記発光強度決定手段で決定された発光強度で前記発光手段を発光させる発光強度制御手段と、を有する座標入力システムである。
本発明によれば、前記指示体の座標位置にかかわらず、正確な位置検出ができる。
本発明が適用される座標入力システムの構成を示す図である。 図1におけるコンピュータのハードウェア構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムにおける電子ペンのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムにおいて、座標位置を検出する方法について説明するための図である。 図3における受光センサで生成される被写体画像を示す図である。 図3における発光強度決定部で決定される発光強度の上限値及び下限値について説明するための図である。 図3における受光センサの受光強度に基づいて電子ペンの発光強度を決定する方法について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムの処理手順を示すフローチャートである。 図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過していないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。 図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、2つの受光センサの受光強度のうち、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。 図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、2つの受光センサの受光強度のうち、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る座標入力システムのブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る座標入力システムにおいて、受光センサの受光強度に基づいて発光強度を決定する方法について説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る座標入力システムの処理手順を示すフローチャートである。 図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過していないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。 図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。 図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるときの動作シーケンスを示すシーケンス図である
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
〈座標入力システムの構成〉
図1は、本発明が適用される座標入力システムの構成を示す図である。
この座標入力システム500は、発光強度が可変の発光手段を有する指示体としての電子ペン13、電子黒板200、情報処理装置としてのコンピュータ100、及び、付加的な要素としてPC(Personal Computer)300を有している。ここで、電子ペン13と電子黒板200が座標入力装置を構成する。
電子黒板200は、座標入力面及び映像表示面としての盤面201、及び受光手段としての受光センサ11a,11b,11c,11d(任意の1つ以上の受光センサを示す場合は、単に受光センサ11という)を備えている。受光センサ11は、盤面201の周辺の複数箇所としての盤面201の四角の外側に配置されている。ただし、座標位置の検出対象である電子ペン13の数などに応じて増減してもよい。
受光センサ11は二次元配列された複数の受光素子群と結像光学系とを組み合わせて構成されており、その出力はコンピュータ100によって処理され、受光素子群における受光強度分布(被写体画像)が電子ペン13により指示された盤面201上の座標位置を求めるために用いられる。
コンピュータ100にはPC300が接続されており、コンピュータ100はPC300が出力した映像を盤面201に内蔵されている液晶ディスプレイなどの表示デバイスに表示させることができる。
また、コンピュータ100には座標入力システムに対応したアプリケーションがインストールされており、アプリケーションは受光センサ11からの信号に基づきユーザが電子ペン13でタッチした盤面201上の座標位置を検出する。そして、アプリケーションは座標位置に基づきジェスチャーを解析し、コンピュータ100を制御する。
アプリケーションは、操作用のメニューを盤面201に表示させることができる。また、アプリケーションは、例えば、ユーザが線を描画するメニューに触れた後、電子ペン13で盤面201に図形を描画した場合、コンピュータ100は電子ペン13が接触している座標位置をリアルタイムに解析して、時系列の座標を作成する。
コンピュータ100は時系列の座標を接続して線を作成し盤面201に表示させる。図ではユーザが三角形の形状に沿って電子ペン13を移動させたため、コンピュータ100は一連の座標を1つのストローク(三角形)として記録する。そして、PC300の表示装置301に表示されている画像(ここでは、太陽及び山)と合成して盤面201に表示させる。
このように、電子黒板200がタッチパネル機能を有していなくても、アプリケーションを使用することで、ユーザは電子ペン13で電子黒板200に触れるだけで様々な操作が可能になる。
〈コンピュータのハードウェア構成〉
図2は、図1におけるコンピュータ100のハードウェア構成を説明するための図である。コンピュータ100は、市販の情報処理装置又は座標入力システム用に開発された情報処理装置である。
コンピュータ100は、アドレスバスやデータバス等のバスライン118を介して電気的に接続されたCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、SSD(Solid State Drive)104、ネットワークコントローラ105、外部記憶コントローラ106、キャプチャデバイス111、GPU(Graphics Processing Unit)112、及び、センサコントローラ114を有している。
CPU101はアプリケーションを実行して座標入力システム500の動作全体を制御する。ROM102にはIPL(Initial Program Loader)等、主に起動時にCPU101が実行するプログラムが記憶されている。RAM103は、CPU101がアプリケーションを実行する際のワークエリアとなる。SSD104は、座標入力システム用のアプリケーション119や各種データが記憶された不揮発メモリである。ネットワークコントローラ105は、不図示のネットワークを介してサーバなどと通信する際に通信プロトコルに基づく処理を行う。なお、ネットワークは、LAN(Local Area Network)又は複数のLANが接続されたWAN(Wide Area Network、例えばインターネット)などである。
外部記憶コントローラ106は、着脱可能な外部メモリ117に対する書き込み又は外部メモリ117からの読み出しを行う。外部メモリ117は、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カードなどである。キャプチャデバイス111は、PC300が表示装置301に表示している映像を取り込む(キャプチャする)。GPU112は、電子黒板200の各ピクセルの画素値を演算する描画専用のプロセッサである。ディスプレイコントローラ113は、GPU112が作成した画像を電子黒板200に出力する。
センサコントローラ114には、受光センサ11が接続されており、受光センサ11の受光出力を所定の周期(例えば10ms)でサンプリングし、隣り合う2つの受光センサの受光出力を用いて三角測量により電子ペン13の座標位置を検出する。また、センサコントローラ114は電子ペン13の発光強度を決定する。
電子ペンコントローラ116は、センサコントローラ114で決定された発光強度を電子ペン13へ送信する。電子ペンコントローラ116と電子ペン13との間の通信手段としては、電波や音波や、座標検出のための光とは波長の異なる光などを用いることができる。
なお、座標入力システム用のアプリケーション119は、外部メモリ117に記憶された状態で流通されてもよいし、ネットワークコントローラ105を介して不図示のサーバからダウンロードされてもよい。また、アプリケーション119は圧縮された状態でも実行形式でもよい。
〈第1の実施形態に係る座標入力システム〉
図3は、本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムのブロック図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る座標入力システムにおける電子ペンのブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る座標入力システム500−1は、受光センサ11c及び11dを有する電子黒板200−1、並びにコンピュータ100により実現される光学検出部(左)151、光学検出部(右)152、発光強度決定部153、座標位置検出部154、発光強度送信部155、及び表示制御部156を備えている。
電子黒板200−1は、図1における電子黒板200において、受光センサ11a,11b,11c,11dのうち、受光センサ11c,11dのみを使用するように構成するか、又は受光センサ11a,11bを除去した構成とすることで実現される。ただし、隣り合う2つの受光センサ11の組み合わせとして、受光センサ11c,11dではなく、他の組み合わせ(例えば受光センサ11a,11b)とすることもできる。
また、図4に示すように、本実施形態に係る座標入力システム500−1における電子ペン13は、発光強度受信部13a、発光強度制御部13b、及び発光強度が可変の発光手段としての発光部13cを有する。
光学検出部(左)151、光学検出部(右)152は、それぞれ受光センサ11c、受光センサ11dの受光出力に基づいて、それぞれの受光強度及び受光方向を検出する。発光強度決定部153は、光学検出部(左)151、光学検出部(右)152で検出された受光強度に基づいて電子ペン13の発光強度を決定する。発光強度送信部155は、発光強度決定部153で決定された発光強度を電子ペン13における発光強度受信部13aへ送信する。座標位置検出部154は、光学検出部(左)151、光学検出部(右)152で検出された受光方向に基づき三角測量により、電子ペン13の座標位置を検出する。表示制御部156は、座標位置検出部154で検出された電子ペン13の時系列の座標位置に基づいて、電子黒板200−1に文字等を表示させる。
電子ペン13では、発光強度受信部13aは、発光強度送信部155から送信された発光強度を受信する。発光強度制御部13bは、発光強度受信部13aで受信された発光強度に基づき、発光部13cの発光強度を制御する。
〈座標位置の検出方法〉
図5は、本発明の第1の実施形態に係る座標入力システム500−1において、座標位置を検出する方法について説明するための図である。
電子黒板の盤面201−1は、横(水平)方向の長さ(幅)がW、縦(垂直)方向の長さ(高さ)がHである。盤面201−1上に設定した盤面201−1の左上端を原点(0,0)とするxy直交座標における電子ペン13の座標位置P(X,Y)は三角測量により以下のようにして検出することができる。
受光センサ11cと受光センサ11dとを結ぶ線分、即ち盤面201−1の下の縁(下の辺)を三角測量の基線とし、基線の左端、右端と座標位置P(X,Y)とを結ぶ線分と基線とのなす角度をθ、θとすると、X、Yは下記の式〔1〕、〔2〕により算出することができる。
X=W×tanθ/(tanθ+tanθ) …式〔1〕
Y=H−W×tanθ×tanθ/(tanθ+tanθ) …式〔2〕
ここで、W及びHは既知であるから、θ、θR、即ち受光センサ11c,11dにおける受光方向を検出することで、X、Yを検出することができる。次に、受光方向を検出する方法について説明する。
〈受光方向の検出方法〉
図6は、受光センサ11c、11dのうちの1つで生成される被写体画像(受光強度分布)を示す図である。この図を用いて、光学検出部(左)151、光学検出部(右)152が受光方向を検出する方法について説明する。
この図において、縦軸の高さは電子ペン13の先端と電子黒板200−1の盤面201−1との間の距離であり、横軸の角度は受光センサ11cと受光センサ11dとを結ぶ線分、即ち盤面201−1の下の縁と盤面201−1の左の縁又は右の縁とのなす角度である。
また、1つの四角形が1つの受光素子(1つの画素)に対応する。即ち、それぞれの受光センサは、縦8画素、横15画素からなる二次元配列された120個の受光素子群を備えている。
盤面201−1の任意の位置に電子ペン13が接触すると、受光センサ11c、11dはそれぞれの受光された光の強さ(受光強度)に基づいて、受光強度に対応する画素値(輝度値)を有する被写体画像を生成する。例えば、1画素の画素値の範囲が0〜255とするならば、最も明るい画素(白画素)の画素値は255、最も暗い画素(黒画素)の画素値は0で表される。
図6は、任意の位置(X,Y)を通る点を中心に受光素子は強い光を受光し、角度が離れるに従って受光素子は弱い光を受光していることを示している。具体的には、角度θ又はθが45°の状態を表している。
〈発光強度の上限値及び下限値〉
図7は、発光強度決定部153で決定される発光強度の上限値及び下限値について説明するための図である。
電子ペン13の発光強度は、図6に示す被写体画像の画素値に基づき表される。そして、電子ペン13の座標位置が任意の箇所にある際の電子ペン13の発光強度は、図6における横軸方向の画素値の極値とする。そして、この画素値が極値をとる横軸の値から受光センサ11に対する電子ペンの方向(図6の場合、45°)の検出が可能となる。
従来、電子ペンの発光強度は、電子ペンが電子黒板の盤面上のどの位置であっても不変であり、受光センサで生成される被写体画像の極値が常にとれるような発光強度に設定されている。一方、本実施形態では、電子ペン13の発光強度を電子ペン13の座標位置(電子ペン13と受光センサ11との間の距離)に応じて可変とし、低消費電力化を実現する。
ただし、電子ペン13の発光強度を可変とすることによる副作用として、以下の点が挙げられる。即ち、電子ペン13の発光強度が弱い状態で、電子ペン13の座標位置(X,Y)が受光センサ11c又は11dから遠くなった場合、図6に示す被写体画像が全体に暗くなるため、この被写体画像の画素値の横軸の極値をとることができない状態となる。同様に、電子ペン13の発光強度が強い状態で、電子ペン13の座標位置(X,Y)が受光センサ11c又は11dから近くなった場合、図6に示す被写体画像が全体に明るくなるため、この被写体画像の画素値の横軸の極値をとることができない状態となる。このように横軸の極値をとることができないと、受光センサ11c又は11dから電子ペン13の座標位置(X,Y)に対する方向を検出することができなくなる。
そこで、このような被写体画像の画素値の横軸の極値をとることができず、座標位置の検出が不可能となる状態を防ぐため、図7に示すように、電子ペン13の発光強度の上限値及び下限値を設け、上限値から下限値までの間の検知可能領域402に位置する発光強度に決定する。この図において、検知不可能領域401は、前述した電子ペン13の座標位置が受光センサ11c又は11dから遠いため、被写体画像が全体に暗くなる領域であり、検知不可能領域403は、前述した電子ペン13の座標位置が受光センサ11c又は11dから近いため、被写体画像が全体に明るくなる領域である。
〈受光センサの受光強度に基づく電子ペンの発光強度の決定〉
図8は、受光センサ11の受光強度に基づいて電子ペン13の発光強度を決定する方法について説明するための図である。ここで、図8Aは発光強度を変更する前の受光センサの受光強度を表し、図8Bは発光強度を変更した後の受光センサの受光強度を表している。また、これらの図において、第1の受光センサは受光センサ11c,11dの一方であり、第2の受光センサは受光センサ11c,11dの他方である。
図8Aに示すように、電子ペン13の発光強度を変更する前は、第1の受光センサの受光強度及び第2の受光センサの受光強度が検知可能領域402内の所定閾値を超える(発光強度が十分に強い)範囲に入るように、電子ペン13の発光強度が設定されている。ここで、所定閾値とは高消費電力状態であるか、低消費電力状態であるかの判断基準となる閾値であり、ユーザが任意に設定可能である。つまり、電子ペン13の発光強度を変更する前は高消費電力状態である。
これに対して、図8Bに示すように、電子ペン13の発光強度を変更した後は、第1の受光センサの受光強度及び第2の受光センサの受光強度が検知可能領域402内の所定閾値以下(発光強度を抑えた)の範囲に入るように、電子ペン13の発光強度が設定されている。つまり、電子ペン13の発光強度を変更した後は低消費電力状態である。
この発光強度変更の際、2つの受光センサの受光強度のうち、小さい方の受光強度に基づいて発光強度を制限することで、受光光度が小さい方の受光センサ(図では第1の受光センサ)の変更後の受光強度が下限値より弱い検知不可能領域401に入らないように制御している。
〈座標入力システムの処理手順〉
図9は、本実施形態に係る座標入力システム500−1の処理手順を示すフローチャートである。
まず電子ペン13においては、発光強度制御部13bにより決定された発光強度に基づいて発光部13cを発光させる(ステップST101)。ここで、起動時の発光強度は初期値による。
電子ペン13の発光部13cから放射された光は受光センサ11c,11dで受光され、受光センサ11c,11dにより被写体画像を生成する(ステップST102)。次に、光学検出部(左)151、光学検出部(右)152により、被写体画像から受光センサ11c,11dにおける受光方向及び受光強度を検出する(ステップST103)。
次いで、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップST104)。そして、経過していないときは(ステップST104:No)、座標位置検出部154により電子ペン13の座標位置を検出し(ステップST105)、表示制御部156の制御により電子黒板200−1に文字等を表示する(ステップST106)。このように、所定時間が経過していないときは、ユーザの筆記操作による電子ペン13の座標位置の変化量が少ないと想定されるため、発光強度を決定する処理を行わない。
所定時間が経過したときは(ステップST104:Yes)、発光強度決定部153は、光学検出部(左)151、光学検出部(右)152で検出された受光センサ11c,11dの受光強度のうち、弱い方を判断する(ステップST107)。
次に発光強度決定部153は、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるか否かを判断する(ステップST108)。この判断は、電子ペン13の発光強度が低消費電力状態であるか否かを判断していることになる。
そして、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”である(低消費電力状態である)と判断した場合(ステップST108:Yes)、発光強度を更新しない(ステップST110)。一方、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でない(低消費電力状態でない)と判断した場合(ステップST108:No)、発光強度を更新して下げる(ステップST109)。
ステップST109又はステップST110を実行した後、発光強度送信部155により発光強度を送信し(ステップST111)、発光強度受信部13aにより発光強度を受信して(ステップST112)、ステップST101に移行する。
〈座標入力システムを構成するコンピュータの動作〉
次に、座標入力システム500−1を構成するコンピュータ100(図2)の動作について説明する。
図10は、図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過していないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。また、図11は、図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。また、図12は、図9に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。以下、順番に説明する。
図10に示すように、所定時間が経過していないときは、CPU101が電子ペンコントローラ116に対して起動時の発光強度への移行を指示する(シーケンスS101)。電子ペンコントローラ116は、起動時の発光強度へ移行して電子ペン13へ起動時の発光強度を送信し(シーケンスS102)、電子ペン13は発光強度を更新する(シーケンスS103)。
図11に示すように、所定時間が経過し、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないとき、即ち電子ペン13が低消費電力状態でないときは、シーケンスS101〜S103まで、即ち起動時の発光強度への移行の動作シーケンスは所定時間が経過していないときと同じである。
次にCPU101がセンサコントローラ114に対して受光強度の検出及び発光強度の決定への移行を指示すると(シーケンスS104)、センサコントローラ114は、受光強度の検出及び発光強度の決定へ移行して、受光センサ11の受光強度を検出し、その受光強度に基づいて、電子ペン13の発光強度を決定する(シーケンスS105)。
次にセンサコントローラ114が電子ペンコントローラ116に対して決定された発光強度への移行を指示する(シーケンスS106)。電子ペンコントローラ116は、決定された発光強度へ移行して、電子ペン13に対して決定された発光強度を送信し(シーケンスS107)、電子ペン13は発光強度を更新する(シーケンスS108)。これにより、電子ペン13の発光強度が低下し、電子ペン13は低消費電力状態となる。
図12に示すように、所定時間が経過し、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるとき、即ち電子ペン13が低消費電力状態であるときは、シーケンスS101〜S104までは、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときと同じである。
次のシーケンスS105では、センサコントローラ114は受光強度の検出及び発光強度の決定へ移行して、受光センサ11の受光強度を検出するものの、発光強度の決定(更新)は行わない。このため、電子ペン13の発光強度は変化せず、電子ペン13は低消費電力状態に維持される。
〈第2の実施形態に係る座標入力システム〉
図13は、本発明の第2の実施形態に係る座標入力システムのブロック図である。
図示のように、本実施形態に係る座標入力システム500−2は、受光センサ11a〜11dを有する電子黒板200−2、並びにコンピュータ100により実現される光学検出部(左上)161、光学検出部(右上)162、光学検出部(左下)163、光学検出部(右下)164、受光センサ選択部165、発光強度決定部166、座標位置検出部167、発光強度送信部168、及び表示制御部169を備えている。
光学検出部(左上)161、光学検出部(右上)162、光学検出部(左下)163、光学検出部(右下)164は、受光センサ11a、受光センサ11b、受光センサ11c、受光センサ11dの受光出力に基づいて、それぞれの受光強度及び受光方向を検出する。
受光センサ選択部165は、光学検出部(左上)161、光学検出部(右上)162、光学検出部(左下)163、光学検出部(右下)164で検出された受光強度及び受光方向のうち、隣り合う2つの受光センサの受光強度及び受光方向の検出データを選択する。選択方法については後述する。この際、選択された2つの受光センサを示す情報に基づき、選択されていない受光センサの電源を落とすことで低消費電力化を行うことが好適である。
発光強度決定部166は、受光センサ選択部165で選択された2つの受光センサの受光強度に基づいて電子ペン13の発光強度を決定する。発光強度送信部168は、発光強度決定部166で決定された発光強度を電子ペン13における発光強度受信部13aへ送信する。
座標位置検出部167は、受光センサ選択部165で選択された2つの受光センサの受光方向に基づいて三角測量により、電子ペン13の座標位置を検出する。表示制御部169は、座標位置検出部167で検出された電子ペン13の時系列の座標位置に基づいて、電子黒板200−2に文字等を表示させる。
使用する受光センサの選択方法について説明する。
受光センサを選択する目的は低消費電力化であるため、できる限り電子ペン13の発光強度を抑える必要がある。電子ペン13の発光強度を抑えるためには、電子ペン13と4つの受光センサ11a〜11dとの間の距離を算出し、最も近い受光センサ及び2番目に近い受光センサを選択する。電子ペン13から4つの受光センサ11a〜11dまでの距離は、図5を参照して前述した任意の位置(X,Y)の座標、電子黒板200−2の盤面の横方向の長さW、縦方向の長さHより、以下の式〔3〕〜〔6〕で算出可能である。
受光センサ11aまでの距離=√{X+(H−Y)} …式〔3〕
受光センサ11bまでの距離=√{(W−X)+(H−Y)} …式〔4〕
受光センサ11cまでの距離=√{X+Y} …式〔5〕
受光センサ11dまでの距離=√{(W−X)+Y} …式〔6〕
本実施の形態に係る座標入力システム500−2では、電子黒板200−2が4つの受光センサ11a〜11dを備えている点、及び4つの受光センサ11a〜11dのうち、2つを選択する点以外(発光強度を決定する方法、処理手順等)は第1の実施形態と同じであるから、説明を省略する。
〈第3の実施形態に係る座標入力システム〉
本実施形態に係る座標入力システムは、第2の実施形態に係る座標入力システム500−2において、受光センサ選択部165を除去するか、又は受光センサ選択部165が常に4つの受光センサ11a〜11dを選択するように構成するとともに、低消費電力化を実現したものである。
〈受光センサの受光強度に基づく電子ペンの発光強度の決定〉
図14は、本実施形態に係る座標入力システムにおいて、受光センサの受光強度に基づいて発光強度を決定する方法について説明するための図である。この図において、図8と対応する部分には図8と同じ参照符号が付されている。
ここで、図14Aは発光強度を変更する前の受光センサの受光強度を表し、図14Bは発光強度を変更した後の受光センサの受光強度を表している。また、これらの図において、第1の受光センサ〜第4の受光センサの各々は、受光センサ11a〜11dのいずれか1つである。
図14Aに示すように、電子ペン13の発光強度を変更する前は、第1の受光センサの受光強度、第2の受光センサの受光強度が検知可能領域402内の所定閾値を超える範囲に入り、第3の受光センサの受光強度、及び第4の受光センサの受光強度が検知可能領域402内の所定閾値以下の範囲に入るように、電子ペン13の発光強度が設定されている。
この状態から電子ペン13の発光強度を変更する際には、4つの受光センサの受光強度のうち、2番目に強い受光強度(図14Aでは第1の受光センサの受光強度)に基づいて制限することで、2番目に強い受光強度の受光センサの変更後の受光強度が下限値より弱い検知不可能領域401に入らないように制御している。
このように制御することで、電子ペン13の発光強度を変更した後は、図14Bに示すように、第1の受光センサの受光強度及び第2の受光センサの受光強度が検知可能領域402内の所定閾値以下の範囲に入るように、電子ペン13の発光強度が設定されている。つまり、電子ペン13の発光強度を変更した後は、電子ペン13は低消費電力状態となる。
このとき、第3の受光センサの受光強度、及び第4の受光センサの受光強度は検知不可能領域401に入るため、第3の受光センサで生成される被写体画像、及び第4の受光センサで生成される被写体画像は座標位置検出に使用することができない。このため、第1の受光センサで生成される被写体画像、及び第2の受光センサで生成される被写体画像を用いて座標位置を検出することになる。
なお、ここでは、2番目に強い受光強度に基づいて発光強度を制限する必要があると述べたが、ユーザが手をついて文字等を記載することなどを考慮し、2番目でなく3番目等の任意の明るさの受光強度に基づいて発光強度を制限することも可能である。例えば、ユーザが手をついたことで、2番目の明るさとなる筈の受光センサへの光が遮られ、3番目の明るさとなる筈の受光センサの受光光度が2番目に繰り上がる状態、つまり、実際には3番目の明るさが2番目の明るさとして使われる状態でも、発光強度を制御し低消費電力化が可能となる。
〈座標入力システムの処理手順〉
図15は、本実施形態に係る座標入力システムの処理手順を示すフローチャートである。この図において、ステップST201〜ST206の内容は図9(第1の実施形態)におけるステップST101〜ST106の内容と同じであるから、説明を省略する。
所定時間が経過したときは(ステップST204:Yes)、発光強度決定部166は、光学検出部(左上)161、光学検出部(右上)162、光学検出部(左下)163、光学検出部(右下)164で検出された受光センサ11a〜11dの受光強度のうち、n番目に強い受光強度を判断する(ステップST207)。ここで、nは2、3、4のいずれかである。
次に発光強度決定部166は、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるか否かを判断する(ステップST208)。そして、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であると判断した場合(ステップST208:Yes)、発光強度を更新しない(ステップST210)。一方、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないと判断した場合(ステップST208:No)、発光強度を更新して下げる(ステップST209)。
ステップST209又はステップST210を実行した後、発光強度送信部168により発光強度を送信し(ステップST211)、発光強度受信部13aにより発光強度を受信して(ステップST212)、ステップST201に移行する。
〈座標入力システムを構成するコンピュータの動作〉
次に、本実施形態に係る座標入力システムを構成するコンピュータ100(図2)の動作について説明する。
図16は、図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過していないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。また、図17は、図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。また、図18は、図15に示すフローチャートにおいて、所定時間が経過し、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるときの動作シーケンスを示すシーケンス図である。以下、順番に説明する。
図16に示すように、所定時間が経過していない場合、CPU101が電子ペンコントローラ116に対して起動時の発光強度への移行を指示する(シーケンスS201)。電子ペンコントローラ116は、起動時の発光強度へ移行して電子ペン13へ起動時の発光強度を送信し(シーケンスS202)、電子ペン13は発光強度を更新する(シーケンスS203)。
図17に示すように、所定時間が経過し、n番目に弱い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときは、シーケンスS201〜S203まで、即ち起動時の発光強度への移行の動作シーケンスは所定時間が経過していない場合と同じである。
次にCPU101がセンサコントローラ114に対して受光強度の検出及び発光強度の決定への移行を指示すると(シーケンスS204)、センサコントローラ114は受光強度の検出及び発光強度の決定へ移行して、受光センサ11の受光強度を検出し、その受光強度に基づいて、電子ペン13の発光強度を決定する(シーケンスS205)。
次にセンサコントローラ114が電子ペンコントローラ116に対して決定された発光強度への移行を指示する(シーケンスS206)。電子ペンコントローラ116は、決定された発光強度へ移行して、電子ペン13に対して決定された発光強度を送信し(シーケンスS207)、電子ペン13は発光強度を更新する(シーケンスS208)。これにより、電子ペン13の発光強度が低下し、電子ペン13の消費電力が低下する。
図18に示すように、所定時間が経過し、n番目に強い受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”であるときは、シーケンスS201〜S204までは、弱い方の受光強度が“所定閾値以下、かつ下限値以上”でないときと同じである。
次のシーケンスS205では、センサコントローラ114は受光強度の検出及び発光強度の決定へ移行して、受光センサ11の受光強度を検出するものの、発光強度の決定(更新)は行わない。このため、電子ペン13の発光強度は変化せず、消費電力も変化しない。
なお、本発明の目的は、前述の電子ペンと受光センサ付の電子黒板を備えた手書きシステムの機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(または、CPU、MPU、DSP)が記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することによっても達成することが可能である。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述の電子ペンと受光センサ付の電子黒板を備えた手書きシステムの機能を実現することになり、そのプログラムコードまたはそのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、FD、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ、ROMなどの光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体を使用することができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述の画像表示システムの機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述の画像表示システムの機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述の画像表示システムの機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
11,11a〜d…受光センサ、13…電子ペン、13b…発光強度制御部、100…コンピュータ、114…センサコントローラ、116…電子ペンコントローラ、153,166…発光強度決定部、154,167…座標位置検出部、155,168…発光強度送信部、165…受光センサ選択部、200,200−1,200−2…電子黒板、201,201−1…電子黒板の盤面、402…検知可能領域、500,500−1,500−2…座標入力システム。
特開平11−3170号公報

Claims (9)

  1. 発光強度が可変の発光手段を有する指示体と、
    座標入力面と、
    前記座標入力面の周辺の複数箇所に配置され、前記発光手段からの光を受光する複数の受光手段と、
    前記複数の受光手段によって受光された光の受光方向に基づいて、前記指示体の座標位置を検出する座標位置検出手段と、
    前記複数の受光手段によって受光された光の受光強度に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する発光強度決定手段と、
    前記発光強度決定手段で決定された発光強度で前記発光手段を発光させる発光強度制御手段と、
    を有する座標入力システム。
  2. 請求項1に記載された座標入力システムにおいて、
    前記発光強度決定手段は、前記複数の受光手段における受光強度が受光方向を検出可能な範囲となるように前記発光手段の発光強度を決定する、座標入力システム。
  3. 請求項2に記載された座標入力システムにおいて、
    前記発光強度決定手段は、前記複数の受光手段における受光強度が前記発光手段の低消費電力状態の判断基準に対応する所定の閾値以下になるように前記発光手段の発光強度を決定する、座標入力システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された座標入力システムにおいて、
    前記複数の受光手段から2つの受光手段を選択する選択手段を有する、座標入力システム。
  5. 請求項4に記載された座標入力システムにおいて、
    前記選択手段は、前記座標位置検出手段で検出された座標位置に近い順に2つの受光手段を選択する、座標入力システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された座標入力システムにおいて、
    前記発光強度決定手段は、2番目に強い受光強度に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する、座標入力システム。
  7. 発光強度が可変の発光手段を有する指示体と、座標入力面と、前記座標入力面の周辺の複数箇所に配置され、前記発光手段からの光を受光する複数の受光手段と、を有する座標入力システムにおける発光強度制御方法であって、
    前記複数の受光手段によって受光された光の受光強度に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する工程と、
    前記工程で決定された発光強度で前記発光手段を発光させる工程と、
    を有する発光強度制御方法。
  8. 発光強度が可変の発光手段を有する指示体と、座標入力面と、前記座標入力面の周辺の複数箇所に配置され、前記発光手段からの光を受光する複数の受光手段と、を有する座標入力装置に接続される情報処理装置であって、
    前記複数の受光手段によって受光された光の受光方向に基づいて、前記指示体の座標位置を検出する座標位置検出手段と、
    前記複数の受光手段によって受光された光の受光強度に基づいて、前記発光手段の発光強度を決定する発光強度決定手段と、
    前記発光強度決定手段で決定された発光強度を前記指示体へ送信する送信手段と、
    を有する情報処理装置。
  9. コンピュータを請求項8に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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