JP2015206328A - 湿度検出システム - Google Patents

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【課題】湿度センサで検出した湿度情報を複数の車載機器で共有するのに適した自動車エンジンの湿度検出システムを提供する。【解決手段】自動車エンジンの湿度検出システムは、エンジンが吸入する空気の湿度を検出する湿度センサと、該吸入空気と一緒に吸入された異物を捕捉するエアフィルタと、を備える自動車エンジンの湿度検出システムにおいて、前記湿度センサが前記エアフィルタの上流側に取り付けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の内燃機関における吸入空気の湿度検出システムに関する。
空気中で燃料を燃焼させるエンジンや、乗員の快適性を維持するための空調システムは自動車に欠かせないものであり、いずれも空気を利用する。空気には湿度があるためこれらの制御用にそれぞれ湿度センサが使用されている。
特許文献1には、エンジン制御用として、エアクリーナー下流に湿度センサを装着する例が示されている。また、特許文献2には、空調制御用として、外気導入通路中に湿度センサを配置する例が示されている。
図1は従来の湿度センサの配置を示している。エンジン制御用の湿度センサ100はエアフィルタ102の下流側に取り付けられており、外気104は最初の吸気ダクト110を通ってエアクリーナーのフィルタ上流ボックス103に導入され、エアフィルタ102を通過した後、フィルタ下流ボックス101を経てエンジン制御用湿度センサ100に導入される。一方、空調制御用の外気湿度センサ108は外気104がワイパー駆動部近辺から導入され、ダッシュボード内のブロワによって内部へ圧送されるため、このブロワやダンパーの近傍に配置されるのが一般的である。
エンジン制御用の湿度センサ100はエンジン制御ECU(ECU1)105に接続され、エンジン制御に利用される。一方、空調用の湿度センサ108は空調制御ECU(ECU2)106に接続されており、空調制御に利用される。ECU100とECU105はCAN(Controller Area Network)などの車内通信線107で接続されている。
これら二つのECU100、105は車内通信線107で接続されていても、湿度センサ100および108が独立して配置されているため、どちらかを相互に利用することはない。
特開2008−286019号公報 特開平11−342734号公報
自動車に搭載される複数の制御装置で空気湿度センサの情報を利用する場合、その制御装置の制御対象によってそれぞれ湿度を測定すべき場所が異なるため、湿度センサを制御装置毎に設ける必要がある。たとえば室内空調制御装置は、車外空気の湿度が重要であるので外気導入口付近に湿度センサを設置する必要があるし、エンジン制御装置ではエンジン吸気部の湿度が重要であるので、エンジンの空気導入ダクトに配置する必要がある。このため同じ空気湿度を計測する目的であるにもかかわらず湿度センサを異なる場所にそれぞれ設置しており、制御システムの価格上昇や、配線信頼性の低下や、部品搭載場所の確保や、車両重量の増加などの課題があった。
本発明の目的は、湿度センサで検出した湿度情報を複数の車載機器で共有するのに適した自動車エンジンの湿度検出システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の自動車エンジンの湿度検出システムは、エンジンが吸入する空気の湿度を検出する湿度センサと、該吸入空気と一緒に吸入された異物を捕捉するエアフィルタと、を備える自動車エンジンの湿度検出システムにおいて、前記湿度センサが前記エアフィルタの上流側に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、湿度センサで検出した湿度情報を複数の車載機器で共有するのに適した自動車エンジンの湿度検出システムを提供することが可能となる。
従来の技術を説明する概略図 本発明の一実施例における湿度センサの配置を示す概略図 本発明の一実施例における湿度センサの配置を示す概略図 本発明の一実施例における湿度センサの配置を示す概略図 車両停止後の湿度の挙動を示す概略図 単一の湿度センサで複数のECUへ湿度情報分配することを示す概略図 湿度の拡散が収束するまでの補正湿度値を説明する概略図 湿度の拡散の開始から収束までを判定する方法を説明する概略図 本発明の一実施例における車両停止後の湿度の挙動を示す概略図 本発明の一実施例における車両停止後の湿度の挙動を示す概略図 本発明の動きを説明するフローチャート
図1は従来の湿度センサの配置を示している。エンジン制御用の湿度センサ100はエアフィルタ102の下流側に取り付けられており、外気104は最初の吸気ダクト110からエアクリーナー111のフィルタ上流ボックス103に導入され、エアフィルタ102を通過した後、フィルタ下流ボックス101を経てエンジン制御用湿度センサ100に導入される。一方、空調制御用の外気湿度センサ108は外気104がワイパー駆動部近辺から導入され、ダッシュボード内のブロワによって内部へ圧送されるため、このブロワやダンパーの近傍に配置されるのが一般的である。エンジン制御用の湿度センサ100はエンジン制御ECU(ECU1)105に接続され、エンジン制御に利用される。一方、空調用の湿度センサ108は空調制御ECU(ECU2)106に接続されており、空調制御に利用される。これらのECU105、106はCAN(Controller Area Network)などの車内通信線107で接続されている。
エンジン制御ECU105と空調制御ECU106は車内通信線107で接続されていても、湿度センサ100および108が独立して配置されているため、どちらかを相互に利用することはない。
本発明の第一実施例について図2を用いて説明する。図2は本発明の湿度センサの配置を示している。本発明の第一実施例では湿度センサ100は単一であり、エンジンの吸気流れにおける最初の吸気ダクト110上に配置される。湿度センサ100の信号はエンジン制御用ECU105のみに入力され、湿度センサ100の情報は車内通信線107にて空調用ECU106へ転送される。本発明の第一実施例の配置によれば、湿度センサ100は外気104をエアクリーナー111よりも上流で湿度を検出することになり、エンジンから発生する水分や、エアフィルタ102が吸湿している水分の影響が少なくなるため、精度よく吸入空気に含まれる水分量を検出することができる。また、エアクリーナー111の下流側は、エンジン運転中や走行中にエンジン吸気または走行の動圧を受けるため、外気の湿度を精度よく検出することが難しいところ、本発明の第一実施例によれば外気104の湿度を精度よく検出できるようになる。そのため、エンジン制御用の湿度センサ100の信号を用いて空調制御用も行う場合に特に有利である。
本発明の第二実施例について図4、図5、図7、図8を用いて説明する。なお、第一実施例と同様の構成については説明を省略する。
本発明者の誠意検討の結果、エンジン制御用の湿度センサ100は、エンジンや車両が停止してから一定期間はエンジン側で発生した水分や、エアフィルタ102が吸湿した水分を検出してしまうため、エンジンが停止してから一定期間の間は外気104の湿度を正しく検出できない場合があることを発見した。
湿度を正しく検出できない状況について、図4Aを用いて説明する。図4Aにおけるグラフは横軸を時間、縦軸を湿度とし、エンジン運転中から停止、又は車両走行中から停車までのエンジン制御用湿度センサ100が検出した信号を模式的に示したものである。ここでは絶対水分量を示す混合比を検出湿度として説明するが、これが相対湿度であっても本発明の効果は同一である。また、車両の走行と停車で車両状態を示しているが、これをエンジンの運転状態と置き換えてもよい。
車両が走行状態401であるときは、エンジンが外気を連続的に吸入しているため湿度センサ100と外気の湿度406はほぼ同一で、エンジン制御用湿度センサ100の情報を空調用ECU106でも使用することが出来る。やがて車両が停止状態402となったとき、湿度400は大きく上昇する。これはエンジンの燃焼に伴った水分がエンジン内や、排気系、さらにはEGR(排ガス再循環)冷却器内に残留しており、エンジン停止で吸気の流れが停止するため、湿度の拡散現象によってエンジン制御用湿度センサ100にまで水分が到達するためである。湿度は空気中における水分の濃度と見なせるため、湿度拡散の速度Naは以下の式に表される。
Na=Dab・(C1−C2)/δ
ここで、
(C1−C2) 拡散元と拡散先の濃度差(湿度差)
δ 距離
Dab 拡散係数
これは拡散速度が湿度差に比例し、距離に反比例することを示している。
よって、湿度400は、車両が停止すると湿度の拡散によって一時的に上昇するも、車両停止直後の水分はそれ以上増えないため、拡散によって徐々に濃度差が低下してゆき、最終的には外気の湿度406と同一になる。湿度センサ100が車両停止後のエンジン水分を計測している状態は、外気の湿度を検出せねばならない空調制御用ECU106では使用すべき値ではないため、湿度センサ100の情報はエンジン制御用ECU105だけで利用される。
このような制限は空調制御用ECU106とっては制約となるが、エンジン水分の拡散が収束していない期間を推定すれば短縮可能である。これは一度エンジンからの水分拡散が収束した後は外気の水分の拡散を受けるため、再度外気の湿度406を検出可能となるためである。
本発明における第一の実施例では、この期間をTstp405とし、車両停止時からの経過時間によってエンジンからの水分拡散の収束を判断する。さらにこのTstp405はエンジン停止前のエンジン負荷、冷却水温、車両停止地点の高度、排気ガス再循環装置などの状態に応じて可変とすることが望ましい。
図4Bは本発明を使用したときの湿度センサ100と、エンジン制御用ECU105と空調制御用ECU106の接続関係を示している。湿度センサ100はエンジン制御用ECU105にのみ接続され、湿度センサ100が検出した湿度情報は社内通信線107を経由して空調制御用ECU106へ送られる。空調制御用ECU106は専用の湿度センサを具備しておらず、エンジン制御用ECU105から送られてきた湿度情報を使用して空調の制御を行う。車両停止時では、空調制御用ECU106は、水分の拡散が収束するまでは湿度情報を使用しない。すなわち、車両停止後における湿度の拡散が収束するまでの一定期間の間に湿度センサ100で計測された値は、空調制御用ECU106では用いないこととする。また、エンジンの状態で置き換えると、エンジン停止後における車両停止後における湿度の拡散が収束するまでの一定期間の間に湿度センサ100で計測された値は、空調制御用ECU106では用いないこととする。これにより、空調制御の誤動作を防止することが可能である。
本発明の第二実施例のさらなる好例を、図5を用いて説明する。図5には、空調制御用ECU106で湿度情報を使用できない状態を防ぐために、エンジン制御用ECU105が空調制御ECU106用に補正を行い、空調制御ECU106へ信号線107を介して送出した湿度情報を使用する例を示している。
エンジン制御用ECU105は、車両が停止する直前の湿度情報を保持しこれをHUhold501とする。湿度の拡散が収束していないと判断される間、このHUhold501を空調制御ECU106へ送出すれば、空調制御ECU106専用の湿度センサがなくとも従来どおりの空調制御が可能である。
図8は前記の動作をECU105とECU106の区別なく複合的にフローチャートにしたものである。Start700は任意の処理タスクから定期的に呼び出されるプログラムの一部の開始点を示している。車両が走行中であるかどうかを判定する処理701で車両が走行中であれば湿度センサ100の情報はECU105及びECU106で利用できるため処理703へジャンプする。もし処理701で車両が停止中であれば湿度の拡散が収束したかどうかを判定する時間Tstp405経過しているかどうかを処理702で判定する。Tstp405経過していないならば、湿度の拡散が収束していないので処理705でECU106が湿度センサ100の情報を利用しないか、又はECU105から車両停止直前の湿度情報HUhold501をECU106へ送信し、その後はEnd706へジャンプして次の呼び出しを待つ。一方処理702でTstp経過している場合は、すでに湿度の拡散が収束したとみなし、車両が走行中であるときと同様に処理703を実行する。処理703を実行するときは処理704で常にECU106用補正湿度HUhold501を計算、更新し処理705での利用に備える。
次に本発明の第二実施例における湿度センサ100の取付位置について説明する。
まず、図1に示す従来例のように、エアフィルタ102の下流に湿度センサ100を装着した場合について説明する。エアフィルタ102の下流を流れる空気は、エアフィルタ102により異物がほとんど除去されているため、エアフィルタ102の下流側に取り付けられる湿度センサ100は、湿度センサ100の汚損に対して有利である。そして、エアフィルタ102が吸湿している場合であっても、湿度センサ100はこの水分を含んだ空気の湿度を検出することができ、エンジン制御の精度を高めることも可能である。すなわち、下流側においては、耐汚損性、エンジン制御の点で特に有利である。
また、本発明の第一実施例のように湿度センサ100をエアフィルタの上流に装着した場合は、上述した第一実施例の効果を得ることが可能である。そして、エアフィルタの上流に装着した場合は、エンジンと湿度センサ100の間にエアフィルタ102があり、エンジンから湿度センサ100までの距離が長いことから、車両停車時(エンジン停止時)におけるエンジンからの水分の影響が小さくなる。そのため、図7Bに示すように、湿度の拡散が収束するまでの期間がエアフィルタの下流と比べて短くなり、湿度センサ100で計測された値を空調制御用ECU106では用いない期間が短くなる。よって、上流側においては空調制御の点で特に有利である。
本発明の第二実施例によれば、湿度センサをエンジン制御用と空調制御用に個別に設けずとも、湿度センサ100のみで、湿度センサを利用したエンジン制御及び、空調制御が可能となる。
本発明の第三実施例を図3A及び図3Bを用いて説明する。なお、第一実施例、第二実施例と同様の構成については説明を省略する。本発明の第三実施例では湿度センサ100を吸気レゾネータ301の中へ取り付けている。
図1に示す従来例では、湿度センサ100を吸気ダクト110の吸気通路中へ挿入している構成としているが、この構成では湿度センサ本体と流れによって発生する圧力損失がエンジン性能を損なう場合がある。これは特にダクト内径の小さい小排気量エンジンで顕著である。一方、レシプロエンジンではエンジンの吸気運動が間欠であるために常に吸気が振動し、吸気ダクトを空気の流れとは逆向きに伝播して車外へ大きな吸気騒音が発生する。これを消音するため、多くのエンジンでヘルムホルツ共鳴を利用した吸気レゾネータ301、305が取り付けられている。吸気レゾネータ301、303は吸気ダクト110から分岐した格好で密閉容積を持つ。湿度センサ100はこの容積内の空気の湿度を測定するよう取り付けられる。エンジン運転中は吸気の脈動による空気移動302が常に発生し、さらに前記拡散現象も加わるため、レゾネータ301、303内の空気湿度は吸気ダクト110内と大差がない。よってレゾネータ301、303内に湿度センサ100を挿入した場合であっても、直接吸気ダクト110内に湿度センサ100を挿入したときと大差ない湿度検出が可能である。この場合、湿度センサ100が吸気通路に挿入されないため、湿度センサ100を装着することによる圧力損失を低減することが出来る。さらに、湿度センサ100の装着位置の自由度が高まる効果もある。そして、吸気ダクトに含まれる汚損物は慣性力に従い、レゾネータ301、303には進入しにくいため、耐汚損性が向上する。
本発明の第三実施例におけるレゾネータの取付位置及びその効果について説明する。
図3Aのように、エアフィルタ102の下流に取り付けられているレゾネータ303に湿度センサ100を装着した場合について説明する。エアフィルタの下流を流れる空気はエアフィルタにより異物がほとんど除去されているため、エアフィルタ102の下流側に取り付けられるレゾネータ303は、湿度センサ100の汚損に対して有利である。また、エアフィルタ102が吸湿している場合であってもこの水分を検出することができ、エンジン制御の精度を高めることも出来る。そして、本発明の第二実施例と組み合わせた場合に、第二実施例の効果を更に得ることができる。すなわち、第二実施例において、エアフィルタ102の下流に取り付けられているレゾネータ303に湿度センサ100を装着した場合、耐汚損性、エンジン制御の点で特に有利である。
次に、図3Bのように、エアフィルタ102の上流に取り付けられるレゾネータ301
に湿度センサ100を装着した場合について説明する。エアフィルタの上流に湿度センサ100が装着されている点で、第一実施例と同様の効果を奏する。そして、第二実施例と組み合わせた場合に、第二実施例で記載した効果を更に得ることができる。
図3A及び図3Bでは湿度センサ100をレゾネータ301、303に取り付けているが、吸気ダクト110とレゾネータ301、吸気ダクト305とレゾネータ303を接続する配管304や306に取り付けても同様の効果が得られる。
本発明の第四実施例について図6を用いて説明する。本発明の第四実施例は、Tstpを推定する別の実施例を示している。なお、第一から第三実施例と同様の構成については説明を省略する。図6におけるグラフは車両が走行している状態から停止した後の湿度400の動きと、その微分値601の挙動である。車両が停止すると湿度が拡散を開始するため湿度400は急激に上昇する。湿度400の微分値601もプラスとなるため、しきい値602をこえたところで拡散の開始と判定する。その後湿度400はピークをむかえ、外気の湿度406側へ降下を始める。このとき微分値601はマイナス側へ変化し、その値は徐々にゼロへ近づいてゆく。このマイナス側の微分値がしきい値603を超えたときを拡散の収束と見なす。つまり、拡散の収束期間604がより高い精度で決定できる。この実施例によれば車両停止直前の湿度や、エンジンからの水分量が変化してもそれに応じた拡散の収束判断が可能となり、ECU2が湿度センサ100の情報を直接利用できない期間が正確に把握できる。そして、第三実施例と組み合わせた場合に、第三実施例で記載した効果をさらに得ることができる。
上述したように、本発明によれば、車両に搭載される湿度センサを1つに集約できるため、制御システムの価格を低減できる。配線数が減少して制御システムの信頼性を高めることができる。複数の湿度センサ搭載場所の確保が不要となるため、ひいては車両を低価格で高い信頼性で軽量に製造できる。
100 エンジン用湿度センサ
102 エアフィルタ
105 エンジン制御用ECU
106 空調制御用ECU
107 社内通信線
108 空調用湿度センサ
110 エアフィルタ前の吸気ダクト
301 エアフィルタ前のレゾネータ
303 エアフィルタ後のレゾネータ
305 エアフィルタ後の吸気ダクト
400 エンジン用湿度センサの検出湿度
406 外気の湿度
501 ECU2へ送出する補正湿度値
601 エンジン用湿度センサ検出値の微分値
602 第一のしきい値
603 第二のしきい値

Claims (15)

  1. エンジンが吸入する空気の湿度を検出する湿度センサと、該吸入空気と一緒に吸入された異物を捕捉するエアフィルタと、を備える自動車エンジンの湿度検出システムにおいて、前記湿度センサが前記エアフィルタの上流側に取り付けられていることを特徴とする自動車エンジンの湿度検出システム。
  2. 前記エアフィルタの上流側にレゾネータを有し、
    前記湿度センサが前記レゾネータ内に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  3. 前記湿度センサで検出した湿度情報を、エンジン制御以外の他の車両制御にも利用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  4. エンジンが停止状態における所定期間に前記湿度センサが検出した情報を前記他の車両制御は利用しないことを特徴とする請求項3に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  5. 前記所定期間では、前記他の車両制御は、エンジンが運状態である場合に前記湿度センサが検出した湿度情報を利用することを特徴とする請求項4に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  6. 前記他の車両制御は空調制御であり、前記湿度センサの検出情報を外気湿度として用いることを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  7. 前記所定期間は、エンジンが停止状態となったときから湿度の拡散が収束するまでの間であることを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  8. 前記所定期間は、湿度の拡散が開始してから湿度の拡散が収束するまでの間であることを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  9. 前記所定期間は、前記湿度センサの検出値が閾値以上となる期間であることを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  10. 前記閾値を、エンジン停止前のエンジン負荷、冷却水温、車両停止地点の高度、排気ガス再循環装置の動作状態の少なくとも一つによって可変することを特徴とした請求項9に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  11. 前記所定期間の開始が、車両が停止かつ、湿度センサで検出した湿度の微分値が第一の閾値を超えてからであることを特徴とする請求項5に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  12. 前記所定期間の終了が、前記微分値のマイナス側のピーク経過後であって第二のしきい値を超えるまでであり、前記第一のしきい値と前記第二のしきい値の符号が逆であることを特徴とする請求項11に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  13. エンジンが停止状態である場合、前記他の車両制御は、湿度の拡散が収束するまでの間は前記湿度センサで検出した湿度情報を利用しないことを特徴とする請求項3に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  14. エンジンが停止状態である場合、前記他の車両制御は、湿度の拡散が収束するまでの間は、エンジンが運状態である場合に前記湿度センサが検出した湿度情報を利用することを特徴とする請求項3に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
  15. エンジン制御用のECUと他の車両制御用のECUを有し、
    前記湿度センサの検出情報を信号性により各ECUに分配することを特徴とする請求項3に記載の自動車エンジンの湿度検出システム。
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