JP2015206261A - U字溝水路の継目補修方法 - Google Patents

U字溝水路の継目補修方法 Download PDF

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泰久 山本
智博 小谷
Tomohiro Kotani
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【課題】 U型コンクリートブロックを配列して構成されるU字溝水路であって、該U型コンクリートブロック間に充填したモルタル継目に発生した亀裂からの水漏れを防止する継目補修方法の提供。
【解決手段】 上記亀裂にはシリコン系のシーリング材8をコーキングガンにて注入し、そして該継目3を塞ぐように底面9、両内側面10,10、及び上端面11,11に沿ってシール2を貼着する。
【選択図】 図4

Description

本発明はU型コンクリートブロックを配列して構成するU字溝水路において、継目に亀裂が発生して水漏れを生じた場合、この水漏れを防止する継目の補修方法に関するものである。
近年、水田へ水を供給する水路としてU型コンクリートブロックが多用されている。図5は一般的なU型コンクリートブックの外観を示す具体例であり、底部(イ)の両側には側部(ロ)、(ロ)が起立し、その断面はU型を形成している。このU型コンクリートブロックを長手方向に配列することで、U字溝水路を構成することが出来る。
型枠を作ってコンクリートを流し込むことでU字溝水路を構成することは可能であるが、規格化されたU型コンクリートブロックは工場で量産することが出来、現場へ搬送して所定の場所に配列するだけの作業でU字溝水路を簡単に造成することが出来ることから、近年ではこのU型コンクリートブロックを用いた水路が殆どである。
ところで、U字溝水路は複数のU型コンクリートブロックが配列され、継目にはモルタルが詰められて水漏れしないようにしている。しかし、長い年月が経過すると、継目のモルタルにはヒビが入って該継目から水漏れを生じるケースが多発する。特に、道路を大型車両が走行する際に発生する振動にてモルタルが剥れ、また地震が発生すると継目に亀裂が生じる。
稲作では田植え時期から穂が出るまでの期間は水を必要とし、その為に水田には水が満ちているのが常であるが、穂が実って収穫の稲刈り時期が近づくと水田に水を入れることはなく、むしろ水田を乾燥する必要がある。このような時期にU字溝水路の継目から漏れる水が水田に流れ込むと、水田を乾燥することが出来ず、その結果、稲穂が十分に実ることが出来なくなる。
その結果、米の収穫量は減少すると共に品質も低下する。一方、収穫時にはコンバインが水田へ入って稲刈りを行なうことになるが、U字溝水路から漏れる水が水田に流れ込むならば、水田は乾燥しなくて軟らかく、非常に重いコンバインがスムーズに走行することが出来なくなる。勿論、田植え後で水が必要な時期であっても、必要以上の水は好ましくない。
特開平7−127119号に係る「排水路の構造」は、連続して設けられる排水路同士の継目を簡単な構成で止水でき、敷設作業を容易かつ効率的に行えるようにしている。
すなわち、U字溝本体の一方の側部端面に沿って連続した係止溝が形成され、対応する帯状に形成された水膨張性止水材が装着される。係止溝内部には係止突起が幅方向に突出形成され、水膨張性止水材の脱落を防止する。敷設時には、水膨張性止水材が設けられた一方の側部端面を他のU字溝本体の他方の側部端面に向けて設置し、水分を供給するのみでこれら側部端面間の隙間で水膨張性止水材が水膨張して止水を確実に行える。
上記排水路の構造はU字溝水路を造成する時には有効ではあるが、時期が経過して水膨張性止水材が退化すれば水漏れを生じる。しかも、水膨張性止水材はU字溝本体の側部端面に取付けられる為に、新たな水膨張性止水材と交換する場合には、U字溝本体を一旦撤去しなくてはならず、U字溝水路を新に構築する以上の工事と成ってしまう。
特開平7−127119号に係る「排水路の構造」
このように、U型コンクリートブロックを配列して構成されるU字溝水路には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、U型コンクリートブロックの継目に亀裂が発生し、この亀裂から水漏れが生じた場合のこれを補修する方法を提供する。
本発明の対象となるU字溝水路は、U型コンクリートブロックを配列して構成し、そしてU型コンクリートブロックの継目にはシールを貼着している。勿論、従来通り継目にはモルタルが詰められているが、該モルタルに亀裂が発生した場合、亀裂から水漏れを発生する。そこで、この亀裂を塞ぐ為にシリコン系のシーリング材を注入する。そして、シールがU字溝水路の継目内面に貼着される。
ここで、シールの具体的な構造は限定しないことにするが、第1に耐久性を有し、下面(接着面)には接着層を設けている。加熱することでU字溝水路の継目に簡単に接着され、剥れることがないように固着される。又、上面は常に水の流れにさらされる訳であって、摩耗し難く強度的にも優れたアスファルト層と成っている。
本発明に係るU字溝水路の継手補修方法は、U型コンクリートブロックを配列したU字溝水路の継目にシールを貼着するものであり、該継目からの水漏れを防止することが出来る。U字溝水路を造成して新しい時に水漏れは無いが、時期が経過することでU型コンクリートブロックは老朽化し、特に継目に詰めたモルタルが退化して水漏れを発生するが、モルタルに生じた亀裂にシリコン系のシーリング材を注入し、そしてシールを貼り付けることで簡単にしかも大きな費用をかけることなく水漏れを防止できる。
水漏れが防止されることで、稲が実った収穫時には水田を乾燥させることが出来、その為に、収穫量が増えると共に米の品質は向上する。また、田植え後の水田に適量の水を満たすことが出来る。そして、稲刈り時に、コンバインは乾燥した水田に入り易く、スムーズに走行して効率よく稲刈り作業を行うことが出来る。
U字溝水路の継目にシールを貼着した本発明の実施例。 具体的なシールの断面構造。 U字溝水路の継目にプライマーとシーリング材を介してシールを貼着した断面図。 U字溝水路の継目にシールを貼着した横断面図。 U字溝水路を構成する一般的なU型コンクリートブロックの外観図。
図1はU字溝水路の継目にシールを貼着したシール構造を示す本発明の実施例である。同図の1はU型コンクリートブロック、2はシール、3は継目をそれぞれ表わしている。U字溝水路はU型コンクリートブロック1,1・・・を長手方向に配列して構成し、継目3,3・・・にはモルタルが詰められることで、U型コンクリートブロック1,1・・・が段差なく接続され、また継目3,3・・・からの水漏れを防止している。従って、U字溝水路には水が流れて必要な時に水田へ供給することが出来る。
このU字溝水路は水田へ水を供給する為のもので、水田より僅かに高い位置に設置され、該U字溝水路の所々には流入口が設けられ、この流入口を開くことで水田へ水が流れるように成っている。勿論、排水用の水路もあるが、排水用水路は水田より低い位置に設けられ、その為に該水田に流れ込む水漏れが問題視されることはない。
ところで、時の経過と共にU字溝水路を構成する上記U型コンクリートブロック1の内面は水の流れで侵食され、特に継目3に詰めたモルタルには亀裂が入り隙間穴が発生する。この隙間穴を埋める為に再度モルタルを詰めることも可能であるが、本発明では継目3を被覆するようにシール2を貼着して隙間穴を塞ぐことが出来る。すなわち、シール2の貼着にて水漏れが防止される。
図2は継目3に貼り付けるシール2を示す具体例である。シール2は一定幅の帯状をなし、3層にて構成している。上層はサンド付き改良アスファルト層4、中間層はガラス繊維織布層5、下層は粘着性アスファルト層6と成っている。サンド付き改質アスファルト層は堅固で、水の流れに対して侵食され難く耐久性があり、中間のガラス繊維織布層5は防水性を備えている。そして、下層の粘着性アスファルト層6を加熱して柔らかくしたところで継目3を被覆するように内面に貼り付けることが出来る。粘着性アスファルト層6は水路内面に接着して継目3に発生した隙間穴を塞ぐことが出来る。
図3はこのシール2をU字溝水路の継目3に貼着した場合の断面図であり、U型コンクリートブロック1,1の内面は侵食して荒れた面と成っている為に、接着強度を向上する為にプライマー7を塗布する。また、継目3にはシーリング材8を充填する。シーリング材8としてモルタルでもよいが、弾性に優れて継目3の動きに対して追従するシリコン系のシーリング材8を使用し、コーキングガンを使用して継目3に発生した亀裂に充填する。同図はモルタル継目に発生した亀裂に上記シーリング材8を注入した箇所の断面を示している。
勿論、施工時にはモルタルを継目3に詰めてU型コンクリートブロック1,1・・・を繋ぎ、継目3から水漏れが発生した時の補修用としてシリコン系のシーリング材8を用いる。すなわち、モルタルで構成した継目3に生じた亀裂にシリコン系シーリング材8をコーキングガンにて充填する。
図4はU字溝水路の継目3にシール2を貼着した横断面を示している。該シール2は底面9、内側面10,10、及び上端面11,11に沿って隙間なく貼着される。継目3に亀裂が生じる箇所は所々であり、水漏れを生じている箇所を確認した所でU字溝水路を流れる水を止めて該シール2を貼着することが出来る。
本発明はモルタルに生じた亀裂にシーリング材8を注入すると共に、図4に示すようにシール2を貼り付けるだけの作業であり、U型コンクリートブロック1を掘り起こす必要はなく、至って簡単で手軽に水漏れの補修することが出来る。
ところで、図2に示したシール構造はあくまでも1具体例であって、この実施例に限定はしない。図2のシール材2は、厚さが3.0mm、質量が3.75kg/m、引張り強さは長手方向及び幅方向共に400N/cmと成っている。
1 U型コンクリートブロック
2 シール
3 継目
4 サンド付き改質アスファルト層
5 ガラス繊維織布層
6 粘着性アスファルト層
7 プライマー
8 シーリング材
9 底面
10 内側面
11 上端面







Claims (3)

  1. U型コンクリートブロックを配列して構成されるU字溝水路であって、該U型コンクリートブロック間に充填したモルタル継目に発生した亀裂からの水漏れを防止する継目補修方法において、上記亀裂にはシリコン系のシーリング材をコーキングガンにて注入し、そして該継目を塞ぐように底面、両内側面、及び上端面に沿ってシールを貼着したことを特徴とするU字溝水路の継目補修方法。
  2. 上記シールは3層構造とし、表面はサンド付き改質アスファルト層、中間層はガラス繊維織布層、下層は加熱することで粘着性を有す粘着アスファルト層とした請求項1記載のU字溝水路の継目補修補法。
  3. U字溝水路の内面に接着強度を向上させる為のプライマーを塗布してシールを貼着した請求項1、又は請求項2記載のU字溝水路の継目補修方法。





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