JP2015201207A - 受動的圧力調整のための装置及び方法 - Google Patents

受動的圧力調整のための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学分光機器の構成部材の筐体に収容される気体、液体またはこれらの混合物からなる流体の静水圧を制御するにあたり、費用効率の良い装置及び方法を提供する。【解決手段】筐体110内では、ロック部材140が保持力と静止流水力とよって決定される位置に配置される。これにより、装置への流体の流入及び装置からの流体の解放が、周期的かつ受動的に制御され、区画内の流体の圧力P(t)は、第1圧力と第2圧力の間で切り替わる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本願は、2014年4月8日に出願し、「光学分光学における光学雑音管理のためのシステム、方法及び装置」と題され、共に係属している米国特許出願第14/247,526号に関し、そのすべてを参考として本明細書に組み込む。
本開示の態様は、全体的に、流体への圧力調整に、より詳しくは、封止された空間内の流体の受動的圧力調整のための装置及び方法に関する。
圧力調整は、通常、管(vessel)、タンクまたは他の容器のような筐体に収容された流体の静水圧(hydrostatic pressure)の制御した時間的調整に関する。圧力調整のための従来の技術は、能動的制御技術と受動的制御技術とに分類されることがある。能動的制御技術は、一般的に、圧力センサ及び制御電子回路と組み合わせた電磁駆動式の弁または線形モータ駆動式の弁を有する一方、受動的制御技術は、通常、空圧チャネル及び弁の複雑な手段を利用する。
このような技術は、通常、実施の単純性に欠け、安全を考察することに起因して利用できないことがあるまたは禁止されることがある電力を必要とする複雑な電気機械システムからなる構成を必要とする。また、このような技術は、チャネルからなる複雑な手段を製造すること、及び、複数の制御弁を据え付けること、を必要とすることがあり、これは、高価でありかつ時間がかかることがあり、結果的に費用効果を低下させる。
添付の図面は、本開示の一体的な部分であり、本明細書に組み込まれる。図面は、本開示の例示的な実施形態を示し、説明及び特許請求の範囲と組み合わせて、本開示の少なくとも部分的な様々な原理、特徴または態様を説明する機能を果たす。添付の図面を参照しながら本開示の特定の実施形態を以下で詳述するが、これら図面は、寸法通りに描かれていない。しかしながら、本開示の様々な態様は、多くの異なる形式で実施されてもよく、本明細書で説明した実施に限定して解釈されるべきではない。同様の参照符号は、全体にわたって、同様ではあるが同じすなわち同一である必要はない構成要素を言及する。
本開示の1以上の態様にかかる一例の圧力調整用弁を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる一例の圧力調整用システムを示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる圧力調整用弁の例示的な動作を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる例示的な圧力調整プロファイルを示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる例示的な圧力調整用弁の正面図を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる例示的な圧力調整用弁の側面図を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる弁の例示的な動作を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる一例の他の圧力調整用弁を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる一例の他の圧力調整用弁を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる一例の他の圧力調整用弁を示す。 本開示の少なくとも特定の態様にかかる圧力調整のための例示的な方法を示す。
本開示は、少なくとも特定の態様において、所定の区画における圧力調整の問題を受け入れかつ取り扱う。より詳しくは、排他的ではないが、本開示は、少なくとも受動的に自動化した動作に基づいて、所定の区画における流体(例えば、気体、液体またはこれらの組み合わせ)の圧力を調整するためのデバイス、システム及び/または技術を提供する。このようなデバイス、システム及び/または技術は、区画から所定量の流体を受動的に制御して開放することを可能とし得る。以下で詳述するように、少なくとも特定の態様において、本開示は、筐体からの流体の周期的な注入及び解放を受動的に制御し得る磁気ロック機構及び復帰機構を提供し、筐体及び筐体に流体連結された区画内の流体の圧力は、筐体内への一定またはほぼ一定流量の流体の注入に応じた時間の関数として、第1圧力と第2圧力との間で切り替え得る。このような機構は、受動的な切替制御を提供し得、本開示にかかる装置、デバイス及び/またはシステムに依存する圧縮空気機器の容易性、信頼性及び/またはコスト管理の容易性を確実にする。一例において、磁気ロック機構は、筐体に連結された永久磁石と、永久磁石に磁気的に連結された磁性部材(例えば適切に形付けられた磁性個体など)と、を有してもよい。磁性部材は、筐体内に移動可能に配設されてもよい。復帰機構は、弾性部材もしくはデバイスとして具体化されてもよく、または、磁性部材にかかる重力を利用してもよい。特定の例において、筐体は、筐体内への流体の注入及び筐体からの流体の少なくとも一部の解放または除去を可能とする少なくとも2つの開口部を画成し得る。注入した流体は、磁性部材に静止流体力(hydrostatic force)をかけ得る。筐体内へ注入された流体の圧力の大きさに少なくとも部分的に基づいて、磁性部材は、(流体が筐体から解放されることを防止する)ロック位置から流体を筐体から解放させる筐体内の所定位置まで移動され得る。筐体から流体を解放することは、筐体内の流体圧力の低下をもたらし得、復帰機構が磁性部材をロック位置まで移動させることを可能とし得る。筐体内へ流体をさらに注入することは、磁性部材のさらなる移動及び復帰をもたらし得、圧力調整をもたらす筐体の周期的な開放及び閉鎖を引き起こす。
図面を参照すると、図1は、例示的な弁100の横断面を示し、この弁は、本開示の少なくとも特定の態様における圧力調整方法で使用され得る。例示的な弁100は、本開示の1以上の態様にしたがって圧力調整するための装置を具体化し得るまたは構成し得る。例示的な弁100は、筐体110を有し得、この筐体は、長手軸105に関して所定の対称性を有し得、この対称性は、筐体110の横断面により画成され得る。特定の実施形態において、筐体110は、(気体シリンダのような)管体またはほぼ軸方向の対称性であるケースで具体化され得る。特定の例示的な実施形態において、管体の横断面は、長手軸105に関して円対称性またはほぼ円対称性(例えばシリンダ状の横断面)を有し得る。他の実施形態において、筐体110は、ほぼ正方形または長方形の横断面を有する固形のスリーブで具体化されてもよく、長手軸105に関してほぼ4回または2回回転対称(例えばCまたはC対称)を有する。図示のように、筐体110は、少なくとも2つの開口部を有し得る、あるいは画成し得る、すなわち、第1開口部は、入口導管120を介して流体を受けるように構成されており、第2開口部は、出口導管180を介して受けた流体の少なくとも一部を解放する、あるいは排出する。入口導管120及び/または出口導管180は、筐体110に機械的に連結され得る(例えばハンダ付けされている、ボルト止めされているあるいは取り付けられている)あるいは筐体110と一体的に形成され得る。当然ながら、少なくともいくつかの実施形態において、例示的な弁は、出口導管180に依存せずに受けた流体の少なくとも一部を解放することを可能とし得る他の開口部(例えば閉塞部材170にある開口部(図示略)など)を有してもよい。図示のように、第1開口部は、筐体110の基端部125aにまたは基端部近傍に配設されており、第2開口部は、筐体110の先端及び/もしくは反対側の端部125bにまたは先端及び/もしくは反対側の端部近傍に配設され得る。図1には示されていないが、筐体110には他の開口部が存在し得、他の開口部のうちの少なくとも一部は、容積115から流体を解放するあるいは排出するように構成され得る。
弁100は、同様に、入口導管120の少なくとも一部に機械的に連結されたあるいは入口導管の少なくとも一部と一体的に形成され得る連結部材130を有し得る。例えば、連結部材130は、入口導管120に形成されたネジ付体であってもよい。連結部材130が入口導管120を部分的に包囲するように図示されておりかつ筐体110と機械的に接触しているが、意図することは、特定の実施形態において、連結部材130が入口導管120を実質的にかつ/もしくは全体的に包囲する、または、筐体110の基端部125aから所定距離をあけて配設されることである。特定の実施形態(例えば図2に示す例示的なシステム200)において、連結部材130は、筐体110を第2筐体210に取り付けることを可能し得、この第2筐体は、特有の容積を有する区画220を画成し、この容積を「制御容積」と称し得る。少なくともこのような目的を達成するために、一態様では、連結部材130が、図2の導管240に機械的にかつ/または流体的に(例えばパイプ、ホースまたは他の可撓性もしくは非可撓性管類を用いて)連結されるように構成されてもよい。このような導管を本明細書では出口導管240と称し得る。図示のように、図2の筐体210は、入口導管230を介して(特定の圧力まで加圧され得るあるいは圧縮され得る)流体を受けるように構成された第1開口部を画成し得る。一例において、流体は、一定またはほぼ一定の流量Φで、図2の入口導管230を通って受けられてもよい。さらに、特定の実施形態において、入口導管230は、(臨界オリフィスと称し得る、図2において図示略)受動デバイスを具現化してもよくまたは有してもよく、この圧力は、例えば、ほぼ一定でありかつ少なくとも2倍だけ制御容積内の圧力を超える入口導管230における圧力に応じて、区画220に関連付けられた制御容積内へ一定の質量流動を生じさせる。特定の実施形態において、筐体210は、可変ダイオードレーザ分光(TDLS)分析器のような光学分光機器の構成部材を構成し得、筐体210内に収容された流体は、このような機器を介して検出可能であり得る気体(例えば、計測気体、窒素または希ガス)、液体またはこれらの混合物であり得る。
図1及び図2を続けて参照すると、筐体210は、同様に、出口導管240を介して流体の少なくとも一部を解放するように構成された第2開口部を画成し得、この第2開口部は、筐体210に機械的に連結され得るあるいは筐体と一体的に形成され得る。定常状態において、例えば、ほぼ一定の流量Φで、筐体210から解放され得る。区画220内のこのような流体の少なくとも一部は、筐体110の基端部125aにある第1開口部135を介して弁100内へ注入され得る。したがって、一態様において、弁100の区画115aに収容された流体の圧力は、区画220内の流体の圧力と同じまたはほぼ同じであり得る。ここで説明するような弁100の少なくとも動作に関して、区画220内の流体は、時間依存の静水圧P(t)を有し得る(ここで、Pは圧力の大きさを示し、tは時間を示す)。
図1に示すように、図示した弁100は、筐体110内に移動可能に配設された部材140を有し得る。一例において、部材140は、筐体110によって画成された容積を2つの区画115a及び115bに分割するように構成されてもよい。部材140は、区画115aを気密に封止し得るまたはほぼ気密に封止し得る。このように、一態様において、部材140は、筐体110によって構成された横断面空間にほぼ嵌り込んでもよい。筐体110がほぼ正方形の横断面を画成する一例の実施形態において、部材140は、このような横断面によって画成された空間内へほぼ嵌り込む少なくとも一面を有してもよい。筐体110がシリンダ状の対称な横断面を画成する別の例の実施形態において、部材140は、ほぼ一致するシリンダ状の対称な横断面を有してもよい。より具体的には、排他的ではないが、筐体110は、円形の横断面の管体で具体化されてもよく、部材140は、管体の円形の横断面にほぼ一致する横断面を有する固形物で具体化されてもよい。特定の実施形態において、部材140は、固体(硬質または半硬質)であり、球体、ピストン、可動板などで具体化され得るまたは球体、ピストン、可動板などを有し得る。
部材140は、保持部材150(保持デバイス150とも称され得る)に機械的にかつ/または磁気的に連結され得る。一例において、保持部材150は、複数のデバイスまたは部材を有してもよい。さらに、保持部材150は、磁力のような力F(r)を部材140にかけるように構成されている。ここで、F(r)は、「保持力」と称され得、位置依存力ベクトルを示し、rは、保持部材150に関する部材140の位置ベクトルである。このような磁気結合を少なくとも可能とするため、部材140及び保持部材150それぞれは、例えば鉄、ニッケル、コバルト、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル−コバルト合金、ネオジムベースの磁石のような希土類ベースの磁石、R、鉄、ニッケルまたはコバルトのうちの1以上を含む材料であってRがネオジムのような希土類元素である材料、などによって形成され得るあるいは構成され得る。部材140及び保持部材150を形成するあるいは構成するそれぞれの材料の磁気モーメント極性の適切な組み合わせに関して、部材140にかかる磁力は、部材を保持部材150に向けて引き付け得る。ダイアグラム190で示すように、このような磁力は、部材140の表面145aに対してほぼ垂直である方向zに沿う成分Fを有し得る。
部材140によって形成される区画115aの気密なまたはほぼ気密な封止と部材140を保持部材150へ引き付け得る少なくとも磁力とに関して、部材140は、このような部材が区画115a内に注入された流体をロックし得るあるいは閉じ込め得るので、「ロック部材140」と称され得る。しかし、別の態様において、区画115a内へ注入された流体(例えば気体、液体またはこれらの組み合わせ)は、ロック部材140に静止流体力Fをかけてもよい。ダイアグラム190で示すように、このような静止流体力は、筐体110の長手方向に沿う成分FP,zを有してもよく、ロック部材140を保持部材150から離す傾向があってもよい。理論及び/またはモデリングに制約されることを意図せず、FP,zの大きさは、以下の式にしたがって、区画115a内へ注入される流体の圧力P(t)と筐体110の横断面積(S)とによって決定され得る(ここで、Pは、圧力の大きさを示し、tは、時間を示す)。
P,z=P(t)・S
筐体110内のロック部材140の位置(例えばz方向に沿う位置)は、保持力F(r)(例えば磁力)と静止流体力Fとによって少なくとも部分的に決定され得る。より具体的には、排他的ではないが、保持力の成分Fが静止流体力の成分FP,zよりも大きい場合において、ロック部材140は、筐体110内において、ロック部材140が保持部材150と機械的に接触し得るロック位置rに配設され得る。(三個組の位置ベクトルである)ロック位置rは、ロック部材140の質量中心の位置を示し、弁100の長手方向に沿う成分zを有する。流体が区画115a内に入ってロック部材140がロック位置rのままである時に、流体の圧力P(t)は、時間と共に増大し得る。
区画115a内の流体の圧力P(t)が増大するにしたがって、ロック部材140にかかる静止流体力も増大する。このような圧力を弁圧と称し得る。図3に示すようにかつ図3を参照すると、保持力の成分Fが静止流体力の成分FP,z未満である時間τにおいて、ロック部材140は、弁100の長手軸105と平行な方向に沿ってロック位置rから移動され得る(図3の矢印で示す)。理論及び/またはモデリングに制約されることを意図せず、当然ながら、一態様において、このような移動は、保持力と静止流体力との間の不均衡に由来し得、不均衡は、ロック部材140を筐体110の(先端部と称し得る)第2端部125bに向けて移動させる。したがって、図4に示すように、弁圧は、初期圧Plow(例えばほぼ大気圧)からロック部材がロック位置rから最初に移動され得る値Pthまで増大し得る。
保持力が磁力である例示的な実施形態において、保持力の(強度とも称し得る)大きさは、保持部材150とロック部材140との間の間隔Δzが増大するにしたがって、減少する。例えば、理論及び/またはモデリングに制約されることを意図せず、保持力の大きさは、Δzが増大すると急速に減少してもよく、大きいΔzにおいて距離の7乗のように減少する。当然ながら、一態様において、保持力のこのような急速な減少は、静止流体力が保持力を若干超えている場合に、不安定性(例えば正帰還)を形成し得る。さらに当然ながら、保持力として弾性力に依存することは、弁100内の圧力を特有のレベルで安定させる次の機械的均衡状態を用いて、(弾性力がロック部材140の位置を安定させ得る負帰還とみなされ得る)ロック部材140の移動を安定させる傾向があり得る。したがって、初期的に磁力である保持力に関して、一態様において、時間τの後、弁内の流体は、長手軸105に沿って加速度を増大させながら、弁100の先端部125bに向けてロック部材140を移動させ得る。図3に示すように、時間τ’>τにおいて、ロック部材140は、出口導管180を超えて移動し得、弁100は、開放され、流体が出口導管180を介して弁100から解放されることを可能とする。弁100から流体を解放することにより、図4に示すように、弁圧を下落させ得る。
図1に示すように、例示的な弁100は、同様に、復帰部材160を有し得る。例示的な復帰部材160は、ロック部材140のうち保持部材150とは反対側の一側に沿ってロック部材140に対して復帰力F(r)をかけ得、ここで、Fは、力ベクトルを示し、rは、ロック部材140の質量中心の位置を示す。ダイアグラム190に示すように、復帰力F(r)は、基端部125aから先端部125bへの方向に沿う成分FR,zを有し得る。復帰部材160は、同様に、復帰機構160及び/または復帰デバイス160と称され得る。特定の実施形態において、移動に応じて、復帰力は、ロック部材140が保持機構150と機械的に接触するロック位置へロック部材140を移動させる傾向がある。当然ながら、ロック位置において、保持部材150は、保持力F(r)の結果として生ずる力である垂直抗力Nと、静止流体力Fと、復帰力F(r)と、をかけ得る。ダイアグラム190に示すように、垂直抗力Nは、弁100の長手軸105の方向に沿う成分Nを有し得る。いくつかの実施形態のうちの1つにおいて、復帰力は、弾性力で具体化されてもよい。さらに、当然ながら、復帰機構160が弁100の内側にあるあるいは弁に一体化されているが、復帰機構160が弁100の外側にあるあるいは弁に関連付けられている実施を想定してもよい。例えば、復帰力は、筐体110内のロック部材140の位置とはほぼ独立していてもよい。例えば、復帰力F(r)は、重力であってもよく、復帰機構160は、重力をもたらし得る質量のある物体で具体化され得るまたは質量のある物体を有し得る。もっと簡単に言えば、一例において、弁100は、地球によってロック部材140にかかる重力の方向に沿って配置されてもよく、基端部125aは、先端部125bよりも地表に近接して配設される。この例において、重力は、ロック部材140の重量で具体化されてもよい。
特有の実施形態及び関連する復帰機構にかかわらず、復帰部材160は、弁100を解放した後に弁100内でロック部材140をそのロック位置rに移動させることによって、弁100を閉塞し得る。図3は、復帰部材160を介して弁100を閉じた後の時間τ”>τにおける閉塞状態にある弁100を示す。圧力P(τ”)は、ロック部材140をロック位置から移動させ得る圧力P(τ)未満である。
本明細書の説明に基づいて、明らかになることは、例示的な弁100が弁100に連結された区画内の流体の圧力を第1圧力(例えばPth)と第1圧力未満の第2圧力(例えばPlow)との間で切り替え得ることである。このような切替は、圧力調整と称され得、第1及び第2圧力間の差は、調整振幅と称され得る。したがって、一態様において、例示的な弁100(または本開示における他の弁)は、「調整弁」と称され得る。圧力調整は、ほぼ一定流量の流体を弁100内へ注入することに応じて出口導管180を通って弁100から流体を周期的にあるいは反復的に解放することに由来し得る。さらに、特定の例において、例示的な弁100によってもたらされる圧力調整は、能動圧力制御に依存しない。その替わり、例示的な弁100は、圧力調整を受動的に制御する。
図4は、弁100または動作に関して構成されたもしくは本開示にしたがって動作する他の弁によってもたらされる代表的な切替を示す。当然ながら、PthとPlowとの間で切り替わる鋸歯状の波形400としての圧力調整を図4に示す一方で、調整振幅を含む圧力調整の特有の時間依存性は、他のほぼ周期的なプロフィールに従い得る。一例において、Plawは、ほぼ大気圧であってもよく、Pthは、約4psig(ポンド/平方インチ・ゲージ)から10psigの範囲にあってもよく、弁100の特有の構造パラメータに依存する。ここで、psigは、大気圧上でインチあたりの重量ポンドを示す。制御した容積内で圧力を調整することに加え、本開示にかかる弁(弁100または本明細書で説明した他の弁など)は、区画115aのような区画から特定量の気体をほぼ周期的に排出するために使用されてもよいあるいは活用されてもよい。例えば、弁100は、制御容積を画成する区画の入口にある臨界オリフィスと組み合わせて使用されてもよい。
図5A及び図5Bは、本開示の少なくとも特定の態様にかかる例示的な弁500の正面図及び横断面図を示す。図5Aは、弁500の側面図を示し、図5Bは、図5Aに示す線E−Eを通る横断面図を示す。図示した弁500は、弁100を具体化し得るまたは構成し得る。弁500は、筐体510を有し得、この筐体は、弁の長手軸515に垂直な円形またはほぼ円形の断面を有し、筐体510に少なくとも2つの開口部530a、530bを画成する。開口部530a、530bそれぞれは、弁500から流体を解放するための経路となるように構成されている。例えば、筐体510は、固形の管体(例えば、金属管またはガラス管)で具体化され得、この管体は、特有の直径を有する円形の横断面を有し、滑らかな内面(例えば研磨されたあるいは処理された表面)を有する。例示的な実施形態において、筐体510は、円形の横断面を有する金属管であってもよく、内径(すなわち内側の径(ID))が約8.103mm(すなわち約0.319インチ)であり、外径(すなわち外側の径(OD))が約9.525mm(すなわち約0.375インチ)である。筐体510は、同様に、(先端部と称し得る)端部を有し、部材520は、筐体510に取り付けられ得るあるいは(機械的に連結される、化学的に連結される、それらの組み合わせまたは別の方法で)連結され得る。筐体510は、同様に、80mmの特有の長さを有する。部材520(例えばスラブ、円板または他の平坦部材)は、開口部525のような1以上の開口部を画成し得、1以上の開口部それぞれは、弁500から流体を解放するように構成されて得る。1つの例示的な実施形態において、筐体510の長手軸515は、地球の重力場の方向に沿って方向付けられてもよい。
さらに、本明細書で説明されるような本開示の態様にしたがって、筐体510は、部材540に取り付けられ得あるいは連結され得、この部材は、部材540を支持する、保持するあるいは受けるように構成された部材550に嵌め込まれ得るあるいは取り付けられ得る。当然ながら、一態様において、部材540及び部材550は、保持部材150を具体化し得るまたは構成し得る。一態様において、部材540は、(磁気導体もしくは半導体材料のような)磁性もしくは半磁性材料を含み得るまたは磁気または半磁性材料から形成され得る(例えば機械加工されているあるいは製造されている)。したがって、部材540は、磁気部材と称され得る。別の態様において、部材550は、ベース部材と称されてもよく、非磁性材料(例えば導体または半導体材料)から形成され得、この非磁性材料は、磁性部材540を支持する、保持するあるいは受けるために、硬質または半硬質であり得る。一例の実施形態において、磁性部材540は、永久磁石リングであってもよく、この永久磁石リングは、リング内へ筐体510の(基端部と称し得る)端部を嵌め込むあるいは受けることを可能とする内径を有する。このような例において、ベース部材550は、永久磁石部材540を嵌め込むあるいは受けることを可能とする直径を有する開口部を画成してもよい。一例の実施形態において、永久磁石リングは、外径が約12.7mm(すなわち約0.5インチ)であってもよく、内径が約7.540600mm(すなわち約0.296875インチ)であってもよい。
例示的な弁500は、同様に、球体570を有し得、この球体は、硬質または半硬質な磁性材料で形成されている。一例において、球体570は、完全に中実であってもよい。例示的な球体570は、筐体510内に嵌り込みかつ筐体510内で長手軸515に沿って(例えば上方及び下方へ)移動するように構成されている(例えば機械加工されているあるいは製造されている)。例えば、本明細書で説明した筐体が円形の横断面を有する固形の管体である例示的な実施形態において、球体570の直径は、約7.9375mm(すなわち約0.3125インチ)であってもよい。特定の例示的な実施形態において、球体570は、磁性材料(例えば、鉄、コバルト、ニッケル、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル−コバルト合金、または、ネオジムベースの磁石のような希土類ベースの磁石)から形成されてもよく、筐体510の内径とほぼ同じ直径を有してもよい。さらに、球体570は、特有の質量を有し得、重力Fを受け得る。当然ながら、特有の例において、球体570は、ロック部材140を具体化し得るまたは構成し得る。本明細書において、部材520は、球体570が筐体510から出ることを防止しし得、このため、停止部材と称され得る。弁500が球体570を有して示されているが、別の実施形態において、弁500は、球体570の代替品として、中実の磁性円板、平板、スラブまたはピストンを有してもよい。
図示のように、弁500は、同様に、入口導管565を画成する連結デバイス560を有し得る。一例において、入口導管565は、弁500内への流体の注入を可能とする。一実施形態において、連結デバイス560は、ベース部材550に機械的に連結し得るフィッティング(例えば、雄型管状フィッティングまたは雌型管状フィッティングなど)で具体化され得るまたはフィッティングを有し得る。別の実施形態において、連結デバイス560は、硬質材料から形成されたネジ付体で具体化されてもよく、このネジ付体は、ベース部材550に螺合するあるいはベース部材550に例えば溶接されるなど取り付けられてもよい。連結デバイス560は、制御容積を画成する区画(例えば、図2の区画220)に機械的に連結することを可能とし得る。例えば、本明細書で説明したように、連結部材560は、このような区画内にある連結部材(例えば、延長ナット)に螺合し得るネジ付体で具体化され得る、またはネジ付体を有し得る。当然ながら、特定の実施形態において、ロックデバイス560は、各種構成部材からなるカスタマイズされた延長ナット、フィッティングまたは同様のロックデバイスのような多部材デバイスで具体化されてもよい。
図6は、本開示の特定の実施形態にかかる例示的な弁500の動作を示す。図6を参照すると、圧力Pで所定容積の流体を有する区画に弁500を連結する(例えば、流体連結する)場合において、(図6において矢印で示す)所定量のこのような流体は、入口導管565を介して弁500に入る。例示的な実施において、このような区画は、図2の区画220で具体化されてもよいまたは区画220を有してもよい。圧力Pは、中実の球体570に静止流体力F=P・σ(図6に示さない)をかけ得、ここで、σは、磁性部材540によって画成された開口部545の横断面積を示す。流体圧が磁性部材540及び中実の球体570の重量によってもたらされる正味の保持力を超えない力Fを引き起こす状況において、球体570は、磁性部材540と機械的に接触した状態でロックされたままであり得る。当然ながら、一態様において、球体570の重量は、重力F=m・gを示し、ここで、mは、球体570の質量を示し、gは、重力加速度を示す。所定容積の流体の圧力が圧力Pまで増大すると、流体は、球体570に静止流体力F’=P’・σ(図6では図示略)をかけ、磁性部材540及び球体570の重量によってもたらされる正味の保持力を超えるこのような力に応じて、中実の球体は、もはや機械的均衡状態になく、筐体510の先端部に向けて移動される。球体570の移動に応じて、気体圧に起因する静止流体力は、F”=P’・Σまで急激に増大し得、ここで、Σは、筐体510(例えば、金属管)の横断面積を示す。球体570が筐体510の先端部に向けて(図6において矢印で示す)上方に移動するにしたがって、正帰還は、磁性部材540により球体570にかかる磁力が低減することと、静止流体力と低減した磁力との間の不均衡が大きくなることによって球体570の加速度が続いて増大することがもたらされることと、に起因して形成され得る。球体570が排出開口部530を超えて移動することに応じて、弁内の及び制御区間内の流体圧は、開口部530を通って流体が開放されることに起因して低減し得るが、球体570は、慣性に起因して、筐体510の先端に向けてその移動を続ける。重力F未満の静止流体力F”’=P”・Σをかける流体圧P”に関して、重力Fは、磁性部材540と機械的に接触させるロック位置まで球体570を復帰させ得る。球体570をロック位置に再び位置付けた後に弁500に流体を注入し続けると、流体圧は、球体570が上方へ移動するまで上昇し、本明細書で説明した圧力解放を繰り返す。球体570のさらなるロック及び弁500内への流体のさらなる注入は、高圧状態と低圧状態との間における次の時間依存性のある切替を伴いながら、ロック−解放サイクルを繰り返させ得る(例えば、図4参照)。
例示的な筐体510は、磁性部材540によって画成される開口部545の横断面積(σ)とは異なり得る(例えば、横断面積(σ)より大きい)横断面積(Σ)を有し得る。したがって、一態様において、所定の流体圧Pに関して、弁500を閉塞している−例えば球体570が磁性部材540と機械的に接触している−ときの静止流体力は、弁500を閉塞している−例えば中実の球体がロック位置から移動してもはや磁性部材540とは機械的に接触していない−ときに球体570にかかる静止流体力とは異なり得る(例えば、球体570にかかる静止流体力より大きい)。静水圧におけるこのような差は、球体が弁500内におけるその均衡(例えば、ロック)位置から移動されるときに球体570にかかる静水圧を増大させることによって、弁500のより信頼性のある動作を可能とし得る。
さらに、例示的な弁は、弁の受動的制御態様を調整することを可能とする他のデバイスまたは部材を有してもよい。図7は、本開示の特定の態様にかかる受動的制御態様を調整するための部材を有する例示的な弁700を示す。図5A、図5B及び図7を参照すると、弁700は、弁500と同様の構造を有し、弁700が(「ワッシャ部材」または「ワッシャ」と称し得る)部材710またはデバイスを有する点で少なくとも弁500とは異なる。ワッシャ部材710は、磁性部材540と機械的に接触し得(例えば、当接し)、筐体510のほぼ基端部に配設され得る。ワッシャ部材710は、そこを貫通する開口部を画成する経路または穴部を有し、この開口部は、球体570に関する静止した休止位置を提供するように、かつ/または、球体570の一部を受けて球体570が磁性部材540を通る経路によって画成された開口部545をさらに通過することを防止するように、構成されている。一例において、ワッシャ部材710の穴部は、約4.7625mm(すなわち約3/16”)の直径を有してもよい。図示のように、筐体510は、(機械的に、化学的にまたは他の方法で)ワッシャ部材710に連結されている。例えば、ワッシャ部材は、磁性部材540の頂面に接着されてもよいあるいは化学的に取り付けられてもよい。
1つの例示的な実施形態において、ワッシャ部材710は、球体がその均衡位置(すなわちロック位置)に復帰することによって引き起こされる繰り返しの機械的衝撃から磁性部材540(例えば、脆い磁石)を保護する。ワッシャ部材710を磁性部材540と球体570との間に配置することを介して、球体570は、磁性部材540ではなくワッシャ部材710との周期的な機械的接触を形成する。別の例において、ワッシャ部材710(例えば、貫通する開口部を有する平坦なまたはほぼ平坦な部材)は、磁性部材540と球体570の質量中心との間の距離dが増大する厚さを有してもよい。したがって、一態様において、ワッシャ部材710は、球体570をそのロック位置から移動させる流体圧(例えば、Pth)を低減し得る。さらに別の態様において、ワッシャ部材710は、開口部が磁性材料540によって画成された開口部545の直径未満の直径を有することによって、磁性部材540によって画成された開口部545の有効横断面積を低減してもよい。このため、ワッシャ部材710は、球体570をロック位置から移動させ得る流体圧(例えば、Pth)を増大させ得る。したがって、球体570をそのロック位置から解放させ得る流体圧は、ワッシャ部材710の厚さ及びワッシャ部材710を通る開口部の横断面積に少なくとも基づいて調整され得る。
図8は、本開示の特定の態様にかかる弁700の例示的な実施形態800の斜視図を示す。本明細書で説明したように、例示的な弁700は、弁500と同様の構造を有しており、本開示の態様にかかるスラブまたはワッシャデバイスを有する。図8に示すように、弁700の少なくとも特定の部分は、金属から形成され得、3本の安定シャフトまたは棒体を有し得、このうちの2本(シャフト810a及び810b)は、すでに観測されている。弁700を構成する金属は、非磁性金属及び磁性金属を含み得る。例えば、(例えば溶体510を具体化し得る)管体820と(例えば部材550を具体化し得る)ベース部材830とは、非磁性金属から形成され得る。このような安定シャフトそれぞれは、停止部材520に機械的に連結された第1端部と、ベース部材540に機械的に連結された第2端部と、を有する。1つの例示的な実施形態において、シャフト810a及び810bを含むこのような安定シャフトそれぞれは、金属からなる固形のシリンダ状片で形成されてもよい。例示的な実施形態800が3本の安定シャフトを示すが、弁の使用目的及び設計上の考慮に少なくとも基づいて、より少ないまたはより多い数の安定シャフトを有してもよい。
図1に示す例示的な弁100に関して本明細書で説明したように、保持部材150及び復帰部材160は、筐体110に関して代替的な構造で配設されてもよい。図9は、本開示にかかる一例の弁900を示しており、この弁は、本開示の少なくとも特定の態様にかかるこのような代替の構造を利用する。例示的な弁900は、弁100を具体化してもよいまたは構成してもよい。弁900は、筐体960を有し、この筐体は、複数の導管にそれぞれ関連付けられ得る複数の開口部を有し得る。例えば、筐体960は、固形の管体(例えば金属管またはガラス管)であってもよく、この管体は、特有の直径の円形またはほぼ円形の横断面と、滑らかな内面(例えば研磨されたあるいは処理された面)と、を有する。非円形の横断面を有する固形の管体は、同様に、本開示において想定される。一例において、筐体960にある複数の開口部のうちの第1開口部は、入口導管990aであり得る。入口導管990aは、筐体960の外側を通る経路を形成し、筐体960への流体(例えば基体、液体またはこれらの混合物)の注入を受けるように構成され得る。図示しないが、例示的な弁900は、同様に、入口導管990aに近接して配設された連結デバイスを有し得、連結デバイスは、圧力Pにある流体を有する制御容積を画成する区画(例えば図2の区画220)に弁900を連結する。別の例において、複数の開口部のうちの他の開口部(例えば955a及び955b)は、筐体960の外側を通る経路であってもよく、弁900のための出口導管をそれぞれ形成し、それにより、開口部それぞれは、筐体960内に含まれる流体の少なくとも一部を解放するように構成されている。より詳しくは、複数の開口部のうちの第2開口部955a及び第3開口部955bは、第1出口導管950a及び第2出口導管950bそれぞれに関連付けられ得る。第2及び第3開口部955a及び955bは、図示のように、弁オリフィスと称され得、筐体960の(先端部と称される)端部に配設され得る。さらに、第4開口部は、筐体960の外側を通る経路を形成し、第3出口導管990bを形成し得、この第3出口導管は、排出導管と称され得る。
さらに、筐体960によって画成される複数の開口部は、そこを通る細長い部材930を受けるように構成されたシャフト940と関連付けられた(例えばシャフトによって画成された)開口部を有し得る。細長い部材930は、(硬質であっても半硬質であってもよい)固形の梁体を有し得る。図示のように、細長い部材930の第1端部935aは、部材980(例えばピストン、平板またはスラブ)に連結(例えば機械的に連結され、化学的に連結され、これらの組み合わせで連結されあるいは別の方法で連結され)、細長い部材930の反対側にある先端側の第2端部935bは、(平板、スラブ、円板、球体、円錐体などのような)部材910に取り付けられるあるいは連結される。1つの例示的な実施形態において、細長い部材930は、部材980(例えばピストン、平板、スラブなど)と部材910との間の運動を伝達し得る。したがって、細長い部材930は、伝達部材と称され得る。細長い部材930の第1及び第2端部935a及び935bそれぞれは、細長い部材930の基端部及び先端部と称され得る。部材980は、筐体960内に嵌り込み、このような筐体内で長手軸905に沿って(例えば上方及び下方など)移動するように構成され得る(例えば機械加工されているあるいは製造されている)。したがって、一例において、部材980の横断面は、筐体960の内部横断形状と同じまたはほぼ同じ形状及びサイズとされ得る。さらに、部材910は、硬質または半硬質の磁性材料で形成され得、中実の磁性円板、平板、スラブ、ピストン、球体、円錐体などで具体化されているまたは中実の磁性円板、平板、スラブ、ピストン、球体、円錐体などを有し得る。特定の例示的な実施形態において、部材910は、磁性金属(例えば鉄、コバルト、ニッケル、ネオジムベースの磁石のような希土類ベースの磁石、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッケル−コバルト合金、鉄−ニッケル−コバルト合金、R、鉄、ニッケルまたはコバルトのうちの1以上を含む材料であってRがネオジムのような希土類元素である材料、など)から形成され得る。当然ながら、他の実施形態の弁900において、他の個体部材(例えば中実の球体またはより一般的には中実の楕円体)は、部材910を具体化してもよい。
特定の例示的な実施形態において、シャフト940は、ベース平板925(すなわちベース部材925)に連結されている(例えば、機械的に連結されている、化学的に連結されている、これらの組み合わせにより連結されている)。ベース平板925は、平坦またはほぼ平坦な表面を有し得、磁性部材920を支持する、保持するあるいは受ける。また、ベース部材925は、そこを通る開口部または経路を有し得、部材930が開口部または経路を通過することを可能とする。一例において、ベース部材925は、非磁性材料(例えば導体または半導体材料)から形成されてもよく、この非磁性材料は、磁性部材920を支持する、保持するあるいは受けるために、硬質または半硬質であってもよい。さらに、磁性部材920は、(磁気導体もしくは半導体材料のような)磁性もしくは半磁性材料を含んでもよいまたは磁気または半磁性材料から形成されてもよい(例えば機械加工されているあるいは製造されている)。
別の態様において、図示のように、磁性部材920は、ベース部材925に取り付けられ得るあるいは据え付けられ得る。磁性部材920は、同様に、部材920を通る開口部または経路を有し得、部材930が開口部または経路を通過することを可能とする。1つの例示的な実施形態において、磁性部材920は、開口部または経路を画成する内径を有する永久磁石リングであってもよく、この開口部または経路は、そこを通って部材930を嵌め込むあるいは受けることを可能とする。当然ながら、一態様において、ベース部材925及び磁性部材920は、例示的な弁100に関して説明した保持部材150を具体化し得るまたは構成し得る。
例示的な弁900は、同様に、筐体960内に配設されたバネ970を有し得る。バネ970の一端部は、移送部材930及び/または部材980の先端部に連結され得、バネ970の他端部は、筐体960の先端部近傍に取り付けられ得る、据え付けられ得るあるいは連結され得る。バネ970を本明細書で図示しかつ説明しているが、当然ながら、バネ970と同様のまたは同じ機能性を形成し得る(可撓性金属シートなどのような)他の弾性部材を本開示において想定してもよい。さらに当然ながら、別の態様において、バネ970は、例えば筐体960の長手軸905を地球の重力場に沿って位置合わせするあるいは配置することに限定せず、任意の向きで例示的な弁900を動作させることを可能とする復帰機構を形成する。
一例において、流体は、入口導管990aを介して弁900内に入り得あるいは注入され得、流体の圧力と部材980の横断面積との間の積によって決定され得る静止流体力を部材980にかけ得る。弁900内に流体をさらに注入すると、部材980にかかる静止流体力が増大し得る。このような静止流体力が部材910にかかる保持磁力未満である間、弁900は、ロックされた(または閉じられた)ままであり得る。静止流体力が保持磁力よりも大きい大きさ(または強度)まで増大することに応じて、部材910は、磁性部材から機械的に連結解除され、長手軸950に沿って上方に(例えば弁900の基端部から先端部まで)移動される。移送部材930を用いて、部材980は、同様に、長手軸905に沿って上方へ移動し、バネ970を収縮させ、それに応じて、部材980を弁900の基端部に向けて押圧する弾性復帰力を受ける。部材980が出口導管990bの上方の位置へ移動すると、弁900内の流体の少なくとも一部は、出口導管990bを通って解放される。出口導管990bを通して流体を解放した結果、弁900内の流体の圧力が低減する。また、部材980が受ける静止流体力が小さくなることに応じて、バネ970によって部材980にかけられた弾性復帰力は、部材980を弁900の先端部に向けて変位させるあるいは移動させる。部材980が出口導管990bよりもほぼ完全に下方の位置へ移動すると、弁900は、再び閉じ、弁900内の流体の圧力は、弁900の入口導管990a内へ流体がさらに注入されることに応じて、増大し始め得る。このような弁900の開放−閉塞サイクルは、例えば図4に示すように、高圧と低圧との間の時間依存性の切り替えをもたらし得る。
本明細書で説明した態様を考慮して、本開示の少なくとも特定の態様に関連した光学分光学における光学雑音の管理に関する技術の例を、図10のフローチャートを参照してより理解し得る。説明を単純化する目的で、本明細書で説明した技術の例を(例えばブロックそれぞれが方法の所定の作用または所定の方法を示す)一連のブロックとして示して説明する。しかしながら、理解されかつ当然ながら、開示した技術(例えば工程、手順、方法など)は、本明細書で示しかつ説明する同じブロックが異なる順番でかつ/または他のブロックと同時に発生してもよいように、ブロックの順番及び関連付けられた作用もしくは方法に限定されない。例えば、本開示の様々な技術は、状態ダイアグラムのような一連の相互に関係する状態または事象として代替的に示されてもよい。さらに、図示したブロック及び関連する作用もしくは動作のすべては、本開示の1以上の態様に関連する技術を実行する必要があるのではなくてもよい。また、2以上の開示された技術は、本明細書で説明した1以上の特徴及び/または利点を遂行するために、互いに組み合わせて実行されてもよい。
当然ながら、特定の実施形態において、本開示にかかる少なくとも一部の技術は、コンピュータのプロセッサによって実行しひいては実施する目的でまたはコンピュータのもしくはコンピュータに機能的に連結されるメモリに記憶させる目的で、(マイクロコントローラ、プログラマブル論理制御装置、プログラマブルロジックリレーなどのような)コンピュータデバイスにこのような技術を輸送すること及び移送することを可能とするまたは容易にするために、製造品にまたはコンピュータ読取可能記憶媒体に保有されてもよい。一態様において、1以上の開示した技術を実行する(例えば実施する)プロセッサのような1以上のプロセッサは、メモリまたは任意のコンピュータでもしくは機械で読み取り可能な記憶媒体内に保有された命令を実行するために採用されてもよく、本明細書で説明した技術を実行する。命令は、少なくとも一部の技術を具体化してもよくまたは構成してもよく、このため、コンピュータで実行可能なまたは器械で実行可能なフレームワークを提供し、本明細書で説明した技術を実行してもよい。
図10は、本開示の少なくとも特定の態様にかかる圧力調整のための一例の方法1000のフローチャートを示す。ブロック1010において、第1量の流体(例えば基体、液体、これらの組み合わせ)は、筐体内に収容され得る。一例において、筐体は、基端部と反対側の先端部とを有する。ブロック1020において、第2量の流体は、筐体内へ受けられ得る。一態様において、第2量の流体は、本開示の入口開口部を介して受けられ得る。ブロック1030において、筐体の開口部は、筐体内で移動可能に配設されたロック部材を介して解放可能に閉じられ得る。一例において、ロック部材は、先端部と入口開口部との間で筐体内に移動可能に配設され得る。開口部は、入口開口部に関連付けられており、第1量の流体及び第2量の流体は、ロック部材に静止流体力をかけ得る。ブロック1040において、磁気吸引力は、磁性部材(例えば永久磁石リングのような磁性部材540)を介してロック部材にかけられ得る。ブロック1050において、ロック部材は、静止流体力が磁気吸引力よりも大きくなることに応じて、筐体の反対側の先端部に向けて移動され得る。ブロック1060において、第1量の流体及び第2量の流体の少なくとも一部は、ロック部材の移動に応じて筐体から解放され得る。例えば、このような多量の流体は、筐体の出口開口部を介して解放され得る。ブロック1070において、本開示の開口部は、流体の少なくとも一部を解放することに応じて、ロック部材を介して再び閉じられ得る。
実施形態にかかる動作環境及び技術(手順、方法、工程など)は、方法、システム、装置及びコンピュータプログラム製品のブロックダイアグラム及びフローチャート図を参照して、本明細書で説明される。理解し得ることは、ブロックダイアグラム及びフローチャート図のブロックそれぞれ並びにブロックダイアグラム及びフローチャート図のブロックの組み合わせは、それぞれ、コンピュータによりアクセス可能な命令によって実行されてもよい。特定の実行において、コンピュータによりアクセス可能な命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータまたは他のプログラム可能情報処理装置にロードされあるいは組み込まれてもよく、特有の機械を製造し、それにより、フローチャートのブロックにおいて具体化されている動作または機能は、コンピュータまたは処理装置における実行に応じて、実行され得る。
明確に述べない限り、本明細書で説明した技術、プロトコル、手順、処理または方法が、その作用、動作または特定を特有の順番で実行することが必要であると解釈されることを意図していない。したがって、処理または方法の請求項がその作用、動作または工程に従う順番を実際には記載していない、または、本開示の請求項または説明で工程を特有の順番に限定することを別の方法で具体的に記載していない場合には、いかなる観点においても、所定の順番を推測することを意図していない。工程または動作フローの配置に関する論理の問題、文法構成または句読点に由来する明白な意味、本明細書または添付の図面で説明した複数のまたはタイプの実施形態などを含む、解釈に関して可能性のあるいかなる非表現基準にも当てはまる。
本願で使用するように、用語「構成要素」、「環境」、「システム」、「プラットフォーム」、「構造」、「インタフェース」、「ユニット」、「部材」、「モジュール」などは、1以上の特有の機能性を有する作動装置関する実体物に言及する。このような実体物は、ハードウエア、実行されているソフトウエアまたはこれらの組み合わせのいずれかであってもよい。一例として、構成部材は、電気または電子部品に依存せず、機械部品を用いて特有の機能性を提供する装置であってもよい。さらに別の例として、構成部材は、プロセッサによって実行されるソフトウエアアプリケーションまたはファームウエアアプリケーションによって制御される電気または電子回路によって動作された機械部品によって提供される特有の機能性を有する装置であってもよく、このプロセッサは、装置の内部または外部にあってもよく、ソフトウエアまたはファームウエアの少なくとも一部を実行してもよい。用語「構成部材」、「環境」、「システム」、「プラットフォーム」、「構造」、「インタフェース」、「ユニット」、「モジュール」は、入れ替えて使用されてもよく、機能要素として集合的に言及されてもよい。
とりわけ"can"、"could"、"might"または"may"のような条件言語は、別の方法で具体的に述べてないあるいは使用した文脈内で理解されない限り、特定の実施が特定の特徴、要素及び/または動作を含み得るが他の実施が含まないことを告げることを一般的に意図している。このため、このような条件言語は、一般的に、特徴、要素及び/または動作が多少なりとも1以上の実施で必要とされること、または、1以上の実施が、ユーザの入力または刺激があってもなくても、特有の実施においてこれら特徴、要素及び/または動作を含むまたは実行するか判断するための論理を必ず含むこと、を暗示する。
本明細書及び添付の図面で説明したことは、特有の量の流体の圧力調整及び/または制御した開放を提供し得るシステム、装置、デバイス、技術及びコンピュータプログラム製品の例を含む。もちろん、本開示の様々な特徴を説明する目的で要素及び/または方法の考えられる組み合わせそれぞれを説明することはできないが、理解し得ることは、開示した特徴のさらなる組み合わせ及び置換が可能であることである。したがって、明らかになり得ることは、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、様々な改変を本開示になしてもよいことである。さらにまたはあるいは、本開示の他の実施形態は、本明細書及び添付の図面並びに本明細書で示す本開示の実行を考慮することから明らになり得る。意図することは、実例であり限定ではいように、あらゆる点で、本明細書及び添付の図面で提案されている例を考慮することである。特有の用語を本明細書で使用しているが、これら用語は、一般的かつ記述的な意味で使用されており、限定する目的で使用されてはない。
100 弁、105 長手軸、110 筐体、115 容積、115a 区画、120 入口導管、125a 基端部、125b 先端部,第2端部,反対側の端部、130 連結部材、135 第1開口部、140 ロック部材,部材、145a 表面、150 保持機構,保持部材、160 復帰機構,復帰部材,復帰デバイス、170 閉塞部材、180 出口導管、210 筐体,第2筐体、220 区画、230 入口導管、240 出口導管,導管、500 弁、510 筐体、515 長手軸、520 停止部材,部材、525 開口部、530 排出開口部,開口部、530a 開口部、530b 開口部、540 ベース部材,磁性材料,永久磁石部材,磁性部材,部材、545 開口部、550 ベース部材,部材、560 連結部材,連結デバイス,ロックデバイス、565 入口導管、570 球体、700 弁、710 ワッシャ部材、810a シャフト、820 管体、830 ベース部材、900 弁、905 長手軸、910 部材、920 磁性部材,部材、925 ベース部材,ベース平板、930 移送部材,部材、935a 第1端部、935b 第2端部、940 シャフト、950 長手軸、950a 第1出口導管、950b 第2出口導管、955a 第2開口部、955b 第3開口部、960 筐体、970 バネ、980 部材、990a 入口導管、990b 第3出口導管,出口導管

Claims (20)

  1. 筐体であって、
    基端部及び先端部と、
    前記基端部に配設され、当該筐体内へ流体を受けるように構成された入口開口部と、
    前記入口開口部と前記先端部との間に配設され、当該筐体から流体の少なくとも一部を解放するように構成された出口開口部と、
    を備える筐体と、
    前記先端部と前記入口開口部との間で前記筐体内に移動可能に配置された第1部材と、
    前記筐体に機械的に連結され、前記入口開口部と前記出口開口部との間に配設された第2部材であって、当該第2部材が、前記第1部材に少なくとも磁気的に連結され、当該第2部材が、前記第1部材に磁気吸引力をかけるように構成された、第2部材と、
    を備えることを特徴とする圧力調整用デバイス。
  2. 前記筐体が、ほぼ密閉されており、第1横断面を有し、
    前記第1部材が、第2横断面を有する磁性個体であり、
    さらに、前記第2横断面が、前記筐体の前記第1横断面とほぼ同じであることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記第2部材が、永久磁石であることを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記第1部材が、ほぼ球状またはほぼ楕円球状であることを特徴とする請求項3に記載のデバイス。
  5. 所定厚さを有し、前記第2部材に連結された第3部材をさらに備え、
    前記厚さが、前記第2部材に関する前記第1部材の機械的均衡位置をずらすことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記筐体の前記先端部に配設された停止部材をさらに備え、
    前記停止部材が、前記筐体からの前記第1部材の解放を防止することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  7. 筐体であって、
    基端部及び反対側の先端部と、
    前記基端部に配設され、当該筐体内に流体を受けるように構成された入口開口部と、
    前記入口開口部と前記先端部との間に配設され、当該筐体から流体の少なくとも一部を解放するように構成された出口開口部と、
    を備える筐体と、
    前記筐体の反対側の前記先端部において前記筐体に連結されたシャフトであって、当該シャフトが、前記筐体の反対側の前記先端部に対向する先端部を有する、シャフトと、
    反対側の前記先端部と前記入口開口部との間で前記筐体内に移動可能に配設された第1部材と、
    前記シャフトのほぼ前記先端部において前記シャフトに機械的に連結された第2部材と、
    移送部材であって、当該移送部材の基端部において前記第1部材に連結された、移送部材と、
    前記移送部材の反対側の先端部において前記移送部材に機械的に連結されたロック部材であって、当該ロック部材が、前記第2部材に少なくとも機械的に連結され、前記第2部材が、当該ロック部材に磁気吸引力をかけるように構成された、ロック部材と、
    を備えることを特徴とする圧力調整用デバイス。
  8. 前記筐体が、ほぼ密閉されており、第1横断面を有し、
    前記第1部材が、第2横断面を有し、
    さらに、前記第2横断面が、前記筐体の前記第1横断面とほぼ同じであることを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記第2部材が、永久磁石であることを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
  10. 前記第1部材が、円板またはピストンであることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記第1部材の側部に取り付けられた第1端部を有する弾性部材をさらに備え、
    前記弾性部材が、前記筐体のほぼ前記先端部に取り付けられた第2端部を有することを特徴とする請求項7に記載のデバイス。
  12. 前記弾性部材が、バネであることを特徴とする請求項11に記載のデバイス。
  13. 第1量の流体を収容するための筐体手段であって、当該筐体手段が、基端部及び反対側の先端部を有する、筐体手段と、
    前記筐体手段内へ第2量の流体を受けるための入口手段と、
    前記筐体手段から流体の少なくとも一部を解放するための出口手段と、
    前記筐体手段の開口部を解放可能に閉塞するためのロック手段であって、前記開口部が、前記入口手段に関連付けられている、ロック手段と、
    前記ロック手段に磁気吸引力をかけるための保持手段と、
    を備え、
    前記流体が、前記ロック手段に静止流体力をかけ、前記静止流体力が前記磁気吸引力よりも大きくなることに応じて、前記ロック手段が、前記筐体手段の反対側の前記先端部に向けて移動し、
    前記ロック手段の移動に応じて、第1量の流体及び第2量の流体の少なくとも一部が、前記出口手段を介して解放され、
    前記ロック手段が、前記流体の少なくとも一部の解放に応じて前記開口部を閉じることを特徴とする弁。
  14. 前記第1量の流体を収容するための前記筐体手段が、ほぼ密閉されており、第1横断面を有し、
    前記開口部を解放可能に閉塞する前記ロック手段が、第2横断面を有する磁性個体であり、
    さらに、前記第2横断面が、前記筐体手段の前記第1横断面とほぼ同じであることを特徴とする請求項13に記載の弁。
  15. 前記筐体手段の前記開口部を解放可能に閉塞するための前記ロック手段の機械的均衡位置をずらすための手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の弁。
  16. 前記筐体手段から前記ロック手段が開放されることを防止するための停止手段をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の弁。
  17. 筐体内に第1量の流体を収容する工程であって、前記筐体が、基端部及び先端部を有する、工程と、
    入口開口部を介して前記筐体内へ第2量の流体を受ける工程と、
    前記先端部と前記入口開口部との間で前記筐体内に移動可能に配設されたロック部材を介して前記筐体の開口部を解放可能に閉塞する工程であって、前記開口部が、前記入口開口部に関連付けられており、前記第1量の流体及び前記第2量の流体が、前記ロック部材に静止流体力をかける、工程と、
    磁性部材を介して前記ロック部材に磁気吸引力をかける工程と、
    前記静止流体力が前記磁気吸引力よりも大きくなることに応じて、前記筐体の反対側の前記先端部に向けて前記ロック部材を移動させる工程と、
    前記ロック部材の移動に応じて、第1量の流体及び第2量の流体の少なくとも一部を解放する工程と、
    前記流体の少なくとも一部を解放することに応じて、前記ロック部材を介して前記開口部を再び閉じる工程と、
    を備えることを特徴とする圧力調整方法。
  18. 前記筐体が、ほぼ密閉されており、第1横断面を有し、
    前記ロック部材が、第2横断面を有する磁性個体であり、
    さらに、前記第2横断面が、前記筐体の前記第1横断面とほぼ同じであることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記磁性部材に関して前記ロック部材の機械的均衡位置をずらす工程であって、前記磁性部材が、永久磁石である、工程をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 前記筐体から前記ロック部材が開放されることを防止する工程をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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