JP2015199026A - 磁気分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石を用いた磁気分離装置において、選別室の磁性体全体を効率よく使って磁気分離する磁気分離装置を提供する。
【解決手段】この磁気分離装置は、磁性体が配置され被処理水が流される選別室と、選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体を励磁する磁界が強くなるよう選別室を挟み込んで配置され、選別室の磁性体を励磁する永久磁石とヨークとを含む磁気回路とを備える。そして、選別室は、第1選別室、第2選別室および第3選別室を含み、第1選別室、第2選別室および第3選別室は、隣接して配置されており、磁気回路は、第1磁気回路および第2磁気回路を含み、第1磁気回路および第2磁気回路は、第1選別室、第2選別室および第3選別室のうち2つ以上の隣接する選別室の間を互いに独立して移動されることにより、被処理水が連続的に処理されるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】この磁気分離装置は、磁性体が配置され被処理水が流される選別室と、選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体を励磁する磁界が強くなるよう選別室を挟み込んで配置され、選別室の磁性体を励磁する永久磁石とヨークとを含む磁気回路とを備える。そして、選別室は、第1選別室、第2選別室および第3選別室を含み、第1選別室、第2選別室および第3選別室は、隣接して配置されており、磁気回路は、第1磁気回路および第2磁気回路を含み、第1磁気回路および第2磁気回路は、第1選別室、第2選別室および第3選別室のうち2つ以上の隣接する選別室の間を互いに独立して移動されることにより、被処理水が連続的に処理されるように構成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、永久磁石を用いた磁気分離装置に関する。
磁界を加えることで、磁性体は磁化され、非磁性体は磁化されないことを利用し、被処理水から磁性粉を含むフロックを分離する磁気分離装置が知られている。磁気分離装置の磁気回路には、電磁石又は永久磁石が用いられている。
電磁石の場合、磁気回路は、コイル電流を増やすことで強い磁界を発生させ、電流を止めることで磁界発生を止めることができるが、コイルの冷却機構が必要となり、装置が大型化する。一方、永久磁石の場合、磁気回路はコイルやその冷却機構が不要であり、小型化できるが、電磁石と比べて発生する磁界の強さに限界があり、また、電流のオンオフにより磁界発生をオンオフさせることはできない。
したがって、永久磁石の場合、磁気分離を行い続け、選別室内の磁性体からなるフィルターがフロックにより目詰まりすると、選別室を磁気回路の磁界が及ばない範囲まで遠ざけてから、選別室を洗浄しなければならず、その間磁気分離を止めなければならなかった。
そこで、選別室の洗浄の間、磁気分離が止まらないよう、複数の選別室を備えた永久磁石を用いた磁気分離装置が提案されている。
特許文献1の図4には、磁性体が配置され被処理水が流される2つの筒体(選別室)と、いずれか一方の筒体の側面を挟むように配置され、筒体の磁性体を励磁する永久磁石とを備える湿式磁力選別機が開示されている。特許文献1の湿式磁力選別機では、永久磁石は、2つの筒体間を移動可能に構成されており、一方の筒体に被処理水を流して磁気分離を行っている間に、他方の筒体の磁性体を洗浄することが可能に構成されている。
永久磁石を用いた磁気分離装置において、磁気分離の効率を上げるためには、高磁気特性を有する永久磁石を用いたり、永久磁石の重量を増やすなど、フィルターを励磁する磁界を強くすることが効果的である。しかしながら、特許文献1の湿式磁力選別機(磁気分離装置)の構成では、強い磁界で磁気分離しようとすると、フロックは、被処理水が導入される筒体(選別室)の導入口付近の磁性体(フィルター)に多く吸着され、排水口付近のフィルターにはあまり吸着されない。
この場合、選別室の導入口付近のフィルターがフロックを多く吸着して限度を超えると目詰まりを起こすため、洗浄を行わなければならないが、選別室の排出口付近ではフロックがあまり吸着されていないにもかかわらず洗浄を行うこととなる。
このように、フロックの吸着が主に選別室の導入口付近で起こっているため、排出口付近のフィルターはほとんど機能していなかった。つまり、永久磁石を用いた磁気分離装置において、選別室のフィルター全体を効率よく使って磁気分離することが困難であるという問題点がある。
また、永久磁石を2つの選別室間で移動させて、一方の選別室に被処理水を流して磁気分離を行っている間に、他方の選別室のフィルターを洗浄するように構成されているため、強い磁界で磁気分離しようとすると、2つの選別室間は互いに磁界の及ばないよう十分に距離をあけなければならず、永久磁石を選別室間で移動している間は、2つの選別室のいずれにおいても被処理水の処理を行うことができないという不都合がある。このため、永久磁石を選別室間で移動している間は、被処理水の流れを停止させる必要があるので、被処理水を連続して処理することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の一つの目的は、永久磁石を用いた磁気分離装置において、選別室の磁性体全体を効率よく使って磁気分離する磁気分離装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、各選別室を効率よく使って被処理水を連続して処理することが可能な磁気分離装置を提供することである。
この発明の一の局面による磁気分離装置は、磁性体が配置され被処理水が流される選別室と、選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体を励磁する磁界が強くなるよう選別室を挟み込んで配置され、選別室の磁性体を励磁する永久磁石とヨークとを含む磁気回路とを備え、選別室は、第1選別室、第2選別室および第3選別室を含み、第1選別室、第2選別室および第3選別室は、隣接して配置されており、磁気回路は、第1磁気回路および第2磁気回路を含み、第1磁気回路および第2磁気回路は、第1選別室、第2選別室および第3選別室のうち2つ以上の隣接する選別室の間を互いに独立して移動されることにより、被処理水が連続的に処理されるように構成されている。
上記磁気分離装置では、永久磁石とヨークとを含む磁気回路が選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体を励磁する磁界が強くなるように構成することによって、選別室の上流側で被処理水中の磁性粉を含むフロックが磁性体に吸着しすぎることを抑制し、選別室の下流側の磁性体でもフロックを磁性体に吸着させることができる。これにより、永久磁石を用いた磁気分離装置において、選別室の上流側から下流側の磁性体全体を効率よく使って磁気分離することができる。
また、上記のように、選別室は、第1選別室、第2選別室および第3選別室を含み、第1選別室、第2選別室および第3選別室は、隣接して配置されている。これにより、第1選別室、第2選別室および第3選別室にそれぞれ配置された磁性体のいずれかを常に挟むように磁気回路を移動させることができるので、移動元の磁性体と磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分が、移動先の磁性体と磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分により相殺されるため、磁気回路を移動させるための力が大きくなってしまうのを抑制することができる。その結果、最小限の力で磁気回路を移動させることができる。
また、上記のように、磁気回路は、第1磁気回路および第2磁気回路を含み、第1磁気回路および第2磁気回路は、第1選別室、第2選別室および第3選別室のうち2つ以上の隣接する選別室の間を互いに独立して移動することにより、被処理水が連続的に処理されるように構成されている。これにより、各選別室を効率よく使って容易に被処理水を連続的に処理することができる。その結果、被処理水の処理速度を容易に高めることができる。
上記一の局面による磁気分離装置において、好ましくは、第1選別室、第2選別室および第3選別室に流される被処理水の流れを制御するとともに、第1磁気回路および第2磁気回路の選別室間の移動を制御して、被処理水が連続的に処理されるように制御する制御部をさらに備える。このように構成すれば、選別室の切り替えや磁気回路の移動などを手動で行う場合と異なり、作業負担を軽減しながら、第1選別室、第2選別室および第3選別室のうち少なくとも1つの選別室を用いて、被処理水の流れを停止させることなく連続的に磁気分離を行うことができる。
本発明によれば、上記のように、選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体を励磁する磁界が強くなるよう選別室を挟み込んで配置される磁気回路を備えることで、選別室の磁性体全体を効率よく使って磁気分離することができる。
また、各選別室間で磁気回路を移動させながら被処理水の処理を行うことで、各選別室を効率よく使って被処理水を連続して処理することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による磁気分離装置3の構成について説明する。
本発明の一実施形態による磁気分離装置3は、図1に示すように、磁気分離システム100に用いられる。磁気分離システム100は、工業、農業、畜産業または家庭(生活用)などから排出される原水(被処理水)を磁気分離により処理するように構成されている。また、磁気分離システム100は、撹拌槽1と、ポンプ2と、磁気分離装置3と、容器4と、制御部5とを備えている。
撹拌槽1には、撹拌翼11が設けられており、撹拌翼11の回転により、被処理水が撹拌されるように構成されている。また、撹拌槽1では、被処理水に磁性粉(鉄化合物など)および凝集剤(鉄やアルミニウムの塩など)が加えられて混合されるように構成されている。これにより、被処理水に含まれる分離物質が磁性粉とともに凝集されて、磁性粉を含む小さな塊り(フロック)が形成される。フロックを含む被処理水は、ポンプ2により、磁気分離装置3に供給される。
磁気分離装置3は、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)と、2つの磁気回路(第1磁気回路34および第2磁気回路35)とを含む。第1選別室31には、磁性体である網目構造のフィルター311(図3参照)が複数配置されている。同様にして、第2選別室32(第3選別室33)には、磁性体である網目構造のフィルター321(331)が複数配置されている。
磁気分離装置3は、3つの選別室のうち、磁気回路が配置された選別室に被処理水が流されて、磁気分離により被処理水からフロックを分離するように構成されている。たとえば、図1に示すように、第1選別室31を挟み込むように第1磁気回路34を配置し、第3選別室33を挟み込むように第2磁気回路35を配置した場合、第1選別室31および第3選別室33に被処理水が流されて、磁気分離により被処理水からフロックが分離される。また、この際、第2選別室32では、洗浄水が被処理水と反対向きに流されて、第2選別室32内が洗浄される。
つまり、磁気回路により選別室内のフィルターが励磁されている場合は、励磁されたフィルターにフロックが吸着されて被処理水からフロックが分離される。また、選別室に磁気回路が配置されていない場合は、フィルターの励磁が解除され洗浄水が流されて、フロックが洗浄によりフィルターから取り除かれる。そして、フロックを含む洗浄水は、容器4に回収される。
図4に示すように、選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)は、縦長かつ幅薄の(Z方向に長く、かつ、Y方向に薄い)構成となっている。つまり、選別室を挟んで対向配置している磁気回路(第1磁気回路34および第2磁気回路35)を構成する磁石間の距離を短くすることで、磁石の重量を増やさなくても、選別室内のフィルター(311、321および331)を励磁する磁界を強くすることが可能である。
また、図4に示すように、磁気回路(第1磁気回路34および第2磁気回路35)は上流側から下流側に向かって、選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)内のフィルター(311、321および331)を励磁する磁界が強くなるように構成されている。
このような構成により、選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の上流側(入口側)でフロックがフィルター(311、321および331)に吸着しすぎることを抑制し、選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の下流側(出口側)でもフロックをフィルター(311、321および331)に吸着させることが可能である。これにより、選別室上流側のフィルターの目詰まりが防止され、フィルターの洗浄頻度を少なくすることができるため、磁気分離の処理能力が低下することを抑制することが可能である。
この場合、たとえば、フィルター(311、321および331)が収納される選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)は、深さ(Z方向の長さ)が125mm以上である。また、選別室の幅(磁気回路で挟まれる方向(Y方向)の長さ)が15mm以上であり、好ましくは、15mm以上30mm以下である。選別室の幅を15mm以上30mm以下にすることで、磁気回路(第1磁気回路34および第2磁気回路35)を構成する永久磁石間の距離を短くすることができるので、永久磁石の重量を減らしても、フィルター(311、321および331)を励磁する磁界を強くすることが可能である。また、永久磁石の重量を減らすことができるので、磁石を薄くすることが可能である。その結果、磁気分離を行う選別室周辺への磁界の漏洩を少なくすることが可能である。
また、上記深さと幅とにより、選別室は細長い空間となっても、被処理水が選別室内を流れている間に、上流側から下流側にわたりフィルターに均一にフロックを吸着させることが可能である。
3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)は、非磁性体(たとえば、樹脂、アルミニウム合金、ステンレスなど)により形成されている。また、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33は、X方向に隣接して配置されている。具体的には、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33は、一体的に形成されている。また、第1選別室31と第2選別室32との間に仕切りが設けられ、第1選別室31と第2選別室32との室内が互いに仕切られている。また、第2選別室32と第3選別室33との間に仕切りが設けられ、第2選別室32と第3選別室33との室内が互いに仕切られている。
つまり、3つの選別室間は、仕切りがあることで、隣接している選別室内の磁気分離に影響しないようにしている。ただし、仕切りが厚いと、磁気回路を選別室間で移動させる場合に、移動元のフィルターと磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分が、移動先のフィルターと磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分により相殺される効果が小さくなるので、たとえば、選別室の間隔が20mm以上40mm以下になるよう仕切りの厚さを設定するのが好ましい。
また、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の被処理水の入口側(図1の下側)には、それぞれ、弁31a、32aおよび33aが設けられている。また、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の被処理水の出口側(図1の上側)には、それぞれ、弁31b、32bおよび33bが設けられている。弁31a、32a、33a、31b、32bおよび33bの開閉により、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33への被処理水の供給のオンオフ制御が行われる。
具体的には、第1選別室31に被処理水を供給する場合は、弁31aおよび31bが開放される。また、第1選別室31に被処理水を供給しない場合(洗浄水によりフィルター311を洗浄する場合)は、弁31aおよび31bが閉塞される。また、同様にして、第2選別室32(第3選別室33)に被処理水を供給する場合は、弁32aおよび32b(弁33aおよび33b)が開放される。また、第2選別室32(第3選別室33)に被処理水を供給しない場合(洗浄水によりフィルター321(331)を洗浄する場合)は、弁32aおよび32b(弁33aおよび33b)が閉塞される。
また、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の洗浄水の入口側(図1の上側)には、それぞれ、弁31c、32cおよび33cが設けられている。また、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)の洗浄水の出口側(図1の下側)には、それぞれ、弁31d、32dおよび33dが設けられている。弁31c、32c、33c、31d、32dおよび33dの開閉により、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33への洗浄水の供給のオンオフ制御が行われる。
具体的には、第1選別室31に洗浄水を供給してフィルター311の洗浄を行う場合は、弁31cおよび31dが開放される。また、第1選別室31に洗浄水を供給しない場合(被処理水を流す場合)は、弁31cおよび31dが閉塞される。また、同様にして、第2選別室32(第3選別室33)に洗浄水を供給してフィルター321(331)の洗浄を行う場合は、弁32cおよび32d(弁33cおよび33d)が開放される。また、第2選別室32(第3選別室33)に洗浄水を供給しない場合(被処理水を流す場合)は、弁32cおよび32d(弁33cおよび33d)が閉塞される。
図4に示すように、フィルター311(321、331)は、被処理水が流れる方向(Z方向)に沿って延びるように第1選別室31(第2選別室32、第3選別室33)内に配置されている。また、上記の通りフィルター311(321、331)は網目構造からなり、その網目は、磁気回路(第1磁気回路34または第2磁気回路35)に対向するように配置されている。つまり、フィルター311(321、331)には、Y方向に貫通するように網目(開口)が形成されている。
また、フィルター311(321、331)は、磁気回路により励磁されている場合にフロックを吸着するように構成されている。具体的には、第1選別室31のフィルター311は、第1磁気回路34により励磁されるように構成されている。第2選別室32のフィルター321は、第1磁気回路34または第2磁気回路35により励磁されるように構成されている。第3選別室33のフィルター331は、第2磁気回路35により励磁されるように構成されている。
つまり、第1磁気回路34は、第1選別室31または第2選別室32を挟み込むように配置されており、第1選別室31のフィルター311または第2選別室32のフィルター321を励磁するように構成されている。第2磁気回路35は、第2選別室32または第3選別室33を挟み込むように配置されており、第2選別室32のフィルター321または第3選別室33のフィルター331を励磁するように構成されている。
第1選別室31のフィルター311、第2選別室32のフィルター321および第3選別室のフィルター331のX方向(選別室が隣接する方向)の長さは、たとえば、第1磁気回路34、第2磁気回路35のX方向の長さに対して0.7倍以上0.9倍以下になるように構成されている。
フィルター311(321、331)の長さを、第1磁気回路34、第2磁気回路35のX方向の長さに対して0.7倍以上0.9倍以下に構成することで、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33にそれぞれ配置されたフィルター311(321、331)のいずれかを常に挟むように磁気回路を移動させることができ、かつ、磁気回路を選別室間で移動させる場合に移動元のフィルターと磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分が、移動先のフィルターと磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分により相殺される効果を得ることができる。
ここで、本実施形態では、図2および図3に示すように、第1磁気回路34は、第1選別室31および第2選別室32の間を第2磁気回路35と干渉しない範囲で独立して移動可能に構成されている。また、第2磁気回路35は、第2選別室32および第3選別室33の間を第1磁気回路34と干渉しない範囲で独立して移動可能に構成されている。つまり、磁気分離装置3は、第1磁気回路34および第2磁気回路35が、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33のうち2つの隣接する選別室の間を互いに独立して移動されることにより、被処理水が連続的に処理される(連続的に被処理水からフロックが分離される)ように構成されている。
具体的には、第1磁気回路34は、図2に示すように、エアシリンダ341と、ブラケット342とを含む。また、第1磁気回路34は、ガイド36にブラケット342を介してX方向に移動可能に取り付けられている。また、第1磁気回路34は、エアシリンダ341の移動部材341aのX方向の移動に伴って、X方向に移動可能に構成されている。
第2磁気回路35は、エアシリンダ351と、ブラケット352とを含む。また、第2磁気回路35は、ガイド36にブラケット352を介してX方向に移動可能に取り付けられている。また、第2磁気回路35は、エアシリンダ351の移動部材351aのX方向の移動に伴って、X方向に移動可能に構成されている。
また、第1磁気回路34は、選別室(第1選別室31または第2選別室32)を挟み込む一対の永久磁石群を含む。第1磁気回路34の一対の永久磁石群は、それぞれ、ヨーク343に取り付けられた8つの永久磁石344を含む。また、永久磁石344は、たとえば、Nd−Fe−B系磁石により構成されている。図4および図5に示すように、8つの永久磁石344は、X方向において2列、Z方向において4列に隙間なく配列されている。また、複数の永久磁石344は、選別室(第1選別室31または第2選別室32)のフィルター311または321に向くN極およびS極のそれぞれが千鳥状に配置されている。つまり、X方向に隣接する永久磁石344の磁極は互いに反対方向(一方がN極、他方がS極)を向くとともに、Z方向に隣接する永久磁石344の磁極は互いに反対方向を向くように配置されている。また、選別室(第1選別室31または第2選別室32)を挟んで対向する永久磁石344は、互いに異なる磁極を対向させるように(N極とS極とを対向させるように)配置されている。なお、第1磁気回路34の一対の永久磁石群は、選別室を挟み込む方向(Y方向)において一定の間隔を保つために、上側または下側において、流路に干渉しないように接続部材(図示せず)により、所定の間隔を隔てて連結されている。
また、図4に示すように、第1磁気回路34は、対向するヨーク343がヨーク343aにより互いに接続されている。これにより、磁界の漏洩を抑制することができるので、第1磁気回路34が挟み込んで選別を行っている選別室に隣接して洗浄を行っている選別室に第1磁気回路34の磁界が影響することを抑制することが可能である。
ここで、本実施形態では、第1磁気回路34は、選別室(第1選別室31または第2選別室32)に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体であるフィルター311(321)を励磁する磁界が強くなるように構成されている。
具体的には、図4に示すように、下流側の永久磁石344の厚み(磁石が対向する方向(Y方向)の長さ)が上流側の永久磁石344の厚みより厚くなるように構成されている。これにより、選別室(第1選別室31または第2選別室32)の上流側でフロックがフィルター311(321)に吸着しすぎることを抑制し、選別室(第1選別室31または第2選別室32)の下流側でもフロックをフィルター311(321)に吸着させることが可能である。
第2磁気回路35は、選別室(第2選別室32または第3選別室33)を挟み込む一対の永久磁石群を含む。第2磁気回路35の一対の永久磁石群は、それぞれ、ヨーク353に取り付けられた8つの永久磁石354を含む。また、永久磁石354は、たとえば、Nd−Fe−B系磁石により構成されている。図4および図5に示すように、8つの永久磁石354は、X方向において2列、Z方向において4列に隙間なく配列されている。また、複数の永久磁石354は、選別室(第2選別室32または第3選別室33)のフィルター321または331に向くN極およびS極のそれぞれが千鳥状に配置されている。つまり、X方向に隣接する永久磁石354の磁極は互いに反対方向(一方がN極、他方がS極)を向くとともに、Z方向に隣接する永久磁石354の磁極は互いに反対方向を向くように配置されている。また、選別室(第2選別室32または第3選別室33)を挟んで対向する永久磁石354は、互いに異なる磁極を対向させるように(N極とS極とを対向させるように)配置されている。なお、第2磁気回路35の一対の永久磁石群は、選別室を挟み込む方向(Y方向)において一定の間隔を保つために、上側または下側において、流路に干渉しないように接続部材(図示せず)により、所定の間隔を隔てて連結されている。
また、図4に示すように、第2磁気回路35は、対向するヨーク353がヨーク353aにより互いに接続されている。これにより、磁界の漏洩を抑制することができるので、第2磁気回路35が挟み込んで選別を行っている選別室に隣接して洗浄を行っている選別室に第2磁気回路35の磁界が影響することを抑制することが可能である。
第2磁気回路35も、第1磁気回路34と同様に、選別室(第2選別室32または第3選別室33)に被処理水が流れる上流側から下流側に向かってフィルターを励磁する磁界が強くなるように構成されている。
制御部5は、被処理水の流れ、洗浄水の流れ、および磁気回路(第1磁気回路34および第2磁気回路35)の移動を制御するように構成されている。具体的には、制御部5は、弁31a、31b、32a、32b、33aおよび33bの開閉を制御して、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)への被処理水の流れを制御するように構成されている。また、制御部5は、弁31c、31d、32c、32d、33cおよび33dの開閉を制御して、3つの選別室(第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33)への洗浄水の流れを制御するように構成されている。また、制御部5は、エアシリンダ341の駆動を制御して、第1選別室31および第2選別室32間の第1磁気回路34の移動を制御するとともに、エアシリンダ351の駆動を制御して、第2選別室32および第3選別室33間の第2磁気回路35の移動を制御するように構成されている。
次に、図6および図7を参照して、制御部5による磁気分離装置3の3つの選別室を用いた磁気分離処理について説明する。
図6の時間t0では、図7のAに示すように、第1選別室31および第3選別室33において、被処理水が流されて磁気分離処理が行われている。つまり、第1磁気回路34が第1選別室31を挟むように配置され、第2磁気回路35が第3選別室33を挟むように配置されている。また、第2選別室32において、洗浄水が流されて洗浄が行われている。
図6の時間t1において、第1選別室31のバルブ31aおよび31bが閉塞され、第1選別室31による被処理水の磁気分離処理が停止される。この際、第3選別室33における被処理水の磁気分離処理は継続される。また、時間t1において、第2選別室32のバルブ32cおよび32dが閉塞され、第2選別室32の洗浄が停止される。また、第1選別室31での磁気分離処理の停止、および、第2選別室32での洗浄の停止後、時間t1からt2(図7のB参照)において、第1磁気回路34が第1選別室31を挟む位置から第2選別室32を挟む位置に移動される。
時間t2において、第1磁気回路34が第2選別室32を挟む位置に位置した状態で、第1選別室31のバルブ31cおよび31dが開放され、第1選別室31に洗浄水が流されて洗浄が開始される。また、時間t2において、第2選別室32のバルブ32aおよび32bが開放され、第2選別室32において、被処理水が流されて磁気分離処理が開始される。
時間t2からt3の間(図7のC参照)は、第2選別室32および第3選別室33において、被処理水が流されて磁気分離処理が行われる。時間t3において、第2選別室32のバルブ32aおよび32bが閉塞され、第2選別室32による被処理水の磁気分離処理が停止される。この際、第3選別室33における被処理水の磁気分離処理は継続される。また、時間t3において、第1選別室31のバルブ31cおよび31dが閉塞され、第1選別室31の洗浄が停止される。第1選別室31での洗浄の停止、および、第2選別室32での磁気分離処理の停止後、時間t3からt4(図7のD参照)において、第1磁気回路34が第2選別室32を挟む位置から第1選別室31を挟む位置に移動される。
時間t4において、第1磁気回路34が第1選別室31を挟む位置に位置した状態で、第1選別室31のバルブ31aおよび31bが開放され、第1選別室31において、被処理水が流されて磁気分離処理が開始される。また、時間t4において、第2選別室32のバルブ32cおよび32dが開放され、第2選別室32に洗浄水が流されて洗浄が開始される。
時間t4からt5の間(図7のE参照)は、第1選別室31および第3選別室33において、被処理水が流されて磁気分離処理が行われる。時間t5において、第3選別室33のバルブ33aおよび33bが閉塞され、第3選別室33による被処理水の磁気分離処理が停止される。この際、第1選別室31における被処理水の磁気分離処理は継続される。また、時間t5において、第2選別室32のバルブ32cおよび32dが閉塞され、第2選別室32の洗浄が停止される。第2選別室32での洗浄の停止、および、第3選別室33での磁気分離処理の停止後、時間t5からt6(図7のF参照)において、第2磁気回路35が第3選別室33を挟む位置から第2選別室32を挟む位置に移動される。
時間t6において、第2磁気回路35が第2選別室32を挟む位置に位置した状態で、第2選別室32のバルブ32aおよび32bが開放され、第2選別室32において、被処理水が流されて磁気分離処理が開始される。また、時間t6において、第3選別室33のバルブ33cおよび33dが開放され、第3選別室33に洗浄水が流されて洗浄が開始される。
時間t6からt7の間(図7のG参照)は、第1選別室31および第2選別室32において、被処理水が流されて磁気分離処理が行われる。時間t7において、第2選別室32のバルブ32aおよび32bが閉塞され、第2選別室32による被処理水の磁気分離処理が停止される。この際、第1選別室31における被処理水の磁気分離処理は継続される。また、時間t7において、第3選別室33のバルブ33cおよび33dが閉塞され、第3選別室33の洗浄が停止される。第2選別室32での磁気分離処理の停止、および、第3選別室33での洗浄の停止後、時間t7からt8(図7のH参照)において、第2磁気回路35が第2選別室32を挟む位置から第3選別室33を挟む位置に移動される。
時間t8において、第2磁気回路35が第3選別室33を挟む位置に位置した状態で、第3選別室33のバルブ33aおよび33bが開放され、第3選別室33において、被処理水が流されて磁気分離処理が開始される。また、時間t8において、第2選別室32のバルブ32cおよび32dが開放され、第2選別室32に洗浄水が流されて洗浄が開始される。時間t8からt9の間(図7のI参照)は、第1選別室31および第3選別室33において、被処理水が流されて磁気分離処理が行われる。
なお、時間t1〜t9の間の処理が時間t9以降も繰り返し行われる。つまり、図6の時間t9〜t14の処理は、時間t1〜t6の処理と同様であるので、説明を省略する。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、第1磁気回路34および第2磁気回路35を、選別室31(32、33)に被処理水が流れる上流側から下流側に向かって磁性体であるフィルター311(321、331)を励磁する磁界が強くなるように構成する。具体的には、図4に示すように、下流側の永久磁石344(354)の厚みを上流側の永久磁石344(354)の厚みより厚くするように構成する。これにより、選別室31(32、33)の上流側でフロックがフィルター311(321、331)に吸着しすぎることを抑制し、選別室31(32、33)の下流側でもフロックをフィルター311(321、331)に吸着させることができる。これにより、永久磁石を用いた磁気分離装置3において、選別室の上流側から下流側のフィルター全体を効率よく使って磁気分離することができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33を、隣接して配置し、磁気回路(第1磁気回路34または第2磁気回路35)を、隣接する選別室の間を移動可能に構成する。これにより、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33にそれぞれ配置されたフィルター311、321および331のいずれかを常に挟むように磁気回路(第1磁気回路34または第2磁気回路35)を移動させることができるので、移動元のフィルターと磁気回路との間で働く引力の移動方向の成分を、移動先のフィルターと磁気回路との間で働く引力により相殺することができる。これにより、磁気回路をフィルターから一旦引き離してから他の選別室のフィルターを挟むように移動させる場合と異なり、磁気回路の間にフィルターがないことにより移動元のフィルターと磁気回路との間で働く引力が相殺されないことに起因して磁気回路を移動させるための力が大きくなってしまうのを抑制することができる。その結果、磁気回路(第1磁気回路34または第2磁気回路35)を移動させるための力を小さくすることができるので、磁気回路を隣接する選別室間で容易に移動させることができる。
また、第1磁気回路34および第2磁気回路35を、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33のうち隣接する2つの選別室の間を互いに独立して移動可能に構成することによって、たとえば、第1磁気回路34を第1選別室31から第2選別室32に移動させる間でも、第2磁気回路35が第3選別室33を挟むように配置した状態で被処理水を流して磁気分離を行うことができるので、被処理水の流れを停止させる必要がない。つまり、常に少なくとも1つの選別室に被処理水を流して磁気分離を行うことができるので、被処理水を連続して処理することができる。その結果、被処理水の流れをすべて一時停止させて磁気回路を移動させる場合に比べて、被処理水を連続的に処理して被処理水の処理速度を高めることができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33に流される被処理水の流れを制御するとともに、第1磁気回路34および第2磁気回路35の選別室間の移動を制御して、被処理水が連続的に処理されるように制御する制御部5を設けることによって、選別室の切り替えや磁気回路の移動などを手動で行う場合と異なり、作業負担を軽減しながら、第1選別室31、第2選別室32および第3選別室33のうち少なくとも1つの選別室を用いて、被処理水の流れを停止させることなく連続的に磁気分離を行うことができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、磁気分離装置は、3つの選別室と、2つの磁気回路とを備える構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁気分離装置は、4つ以上の選別室と、3つ以上の磁気回路とを備える構成であってもよい。
また、上記実施形態では、第1磁気回路は、第1選別室および第2選別室の間を移動可能に構成され、第2磁気回路は、第2選別室および第3選別室の間を移動可能に構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1磁気回路および第2磁気回路は、第1選別室、第2選別室および第3選別室の間を互いに独立して移動可能に構成されていてもよい。
たとえば、図8に示す変形例のように、第1選別室、第2選別室および第3選別室を、円形状に隣接して配置し、第1磁気回路および第2磁気回路を、第1選別室、第2選別室または第3選別室を挟み込むように円弧状に配置し、第1磁気回路および第2磁気回路を、選別室に沿って回転移動させることにより、第1選別室、第2選別室および第3選別室の間を移動可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、複数の選別室の磁気分離および洗浄の切り替えを制御部の制御により行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、複数の選別室の磁気分離および洗浄の切り替え(弁の開閉および磁気回路の移動)を手動操作により行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、洗浄水を流して選別室を洗浄する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、エアにより選別室を洗浄してもよい。
また、上記実施形態では、磁性体として網目構造のフィルターの例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、球体の磁性体を選別室に導入し、フィルターとして用いた場合でも本発明の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、磁気回路の下流側の永久磁石の厚みが上流側の永久磁石の厚みより厚くなるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、磁気回路の下流側の永久磁石の対向する間隔を上流側の永久磁石の対向する間隔よりも小さくすることにより、選別室に被処理水が流れる上流側から下流側に向かってフィルターを励磁する磁界が強くなるようにしてもよい。
3 磁気分離装置
5 制御部
31 第1選別室
32 第2選別室
33 第3選別室
34 第1磁気回路
35 第2磁気回路
311、321、331 フィルター(磁性体)
344、354 永久磁石
5 制御部
31 第1選別室
32 第2選別室
33 第3選別室
34 第1磁気回路
35 第2磁気回路
311、321、331 フィルター(磁性体)
344、354 永久磁石
Claims (2)
- 磁性体が配置され被処理水が流される選別室と、
前記選別室に前記被処理水が流れる上流側から下流側に向かって前記磁性体を励磁する磁界が強くなるよう前記選別室を挟み込んで配置され、前記選別室の前記磁性体を励磁する永久磁石とヨークとを含む磁気回路とを備え、
前記選別室は、第1選別室、第2選別室および第3選別室を含み、
前記第1選別室、前記第2選別室および前記第3選別室は、隣接して配置されており、
前記磁気回路は、第1磁気回路および第2磁気回路を含み、前記第1磁気回路および前記第2磁気回路は、前記第1選別室、前記第2選別室および前記第3選別室のうち2つ以上の隣接する選別室の間を互いに独立して移動されることにより、前記被処理水が連続的に処理されるように構成されている、磁気分離装置。 - 前記第1選別室、前記第2選別室および前記第3選別室に流される被処理水の流れを制御するとともに、前記第1磁気回路および前記第2磁気回路の前記選別室間の移動を制御して、前記被処理水が連続的に処理されるように制御する制御部をさらに備える、請求項1に記載の磁気分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014079072A JP2015199026A (ja) | 2014-04-08 | 2014-04-08 | 磁気分離装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109843444A (zh) * | 2016-09-09 | 2019-06-04 | Mhd科技有限公司 | 用于磁分离的装置和方法 |
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2014
- 2014-04-08 JP JP2014079072A patent/JP2015199026A/ja active Pending
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CN109843444B (zh) * | 2016-09-09 | 2021-02-02 | Mhd科技有限公司 | 用于磁分离的装置和方法 |
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