JP2015197675A - インク吸水型色相環 - Google Patents

Abstract

【課題】 色彩の学習場面で、色の体系を学習する色相環を作成するために、幼児や児童が取り組みやすいよう筆を使わずに、円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパーにインクを吸水させることで混色し、完成するインク吸水型色相環を提供する【解決手段】 円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー（１）に スポンジペーパーの紙片（２）、（３）、（４）を 三点に挿着し、下方より赤、黄、青のインクを吸水するインク吸水型色相環を特徴とする。【選択図】図１

Description

従来、色相環は、書物に描かれたもので学習するか、画用紙に実際に三原色を混色して作るものであった。また、色相環の教材として色の混色をし、実際の色の変化を見ながら色彩体系が理解できる教材が無い。

これは次のような欠点があった。
従来の色彩の学習では、色の体系を知るための色相環を学ぶためには、実際に赤、黄、青の三原色を画用紙上で混色しながら色相環を作る、また、書物で学習する方法があった。色相環作りは、水性絵の具や筆の扱いが幼児、児童では難しく教育効果が薄い。しかし、色相環の原理は、三原色の混色からなるものであり難しいものではない。水彩絵の具を多用し、色彩感覚が発達する幼児、児童の時期に容易に混色体験をし、色相環を簡単に理解できる教材が必要であるが、未だそのような教材は無い。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。

円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー（１）に スポンジペーパーの紙片（２）、（３）、（４）を 三点に挿着する。
三つのカップに赤、青、黄のインクを入れる。カップに組み立てたスポンジペーパーの先を入れる。カップの各色のインクがスポンジペーパー（１）に吸水される。
本発明は、以上の構成よりなる インク吸水型色相環である。

赤、黄、青の三原色の混色体験を容易に体験できる。
色の理解に役立つ色相環を誰でも容易に作ることができる。
吸水媒体にスポンジペーパーを使用することで、平面が立体へ変化するため、興味・関心を引くことができる教材である。
※スポンジペーパーは水に浸すと１．３ｍｍのシートが１５ｍｍにスポンジのように膨らむ素材。

以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー（１）に スポンジペーパーの紙片（２）（３）（４）を 三点に挿着すると、五徳型のスポンジペーパーができる。
本発明は、以上のような構造でこれを使用するときは、三つのカップに赤、青、黄のインクを入れる。インクの入った各カップに組み立てた五徳型のスポンジペーパーを入れる。各カップのインクが五徳型のスポンジペーパーに吸水され、円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー（１）に吸水される。インク吸水後、スポンジペーパーの紙片（２）（３）（４）を外し、スポンジペーパー（１）に吸水された色の境界を摘まむ、放す、を繰り返すと混色される。その結果、三原色の混色の変化を見ながら、立体の色相環が完成する。

本発明の分解斜視図である。 本発明の斜視図である。 本発明の使用後（インク吸水後）の斜視図である。

１、円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー
２、スポンジペーパーの紙片
３、スポンジペーパーの紙片
４、スポンジペーパーの紙片

Claims (1)

1. （イ）円を三等分する位置に三点の穴が開いた輪型のスポンジペーパー（１）に スポンジペーパーの紙片（２）、（３）、（４）を 三点に挿着する。
   （ロ）三つのカップ（３）に赤、青、黄のインクを入れる。
   （ハ）カップ（３）に組み立てたスポンジペーパー（２）の先を入れる。
   （ニ）カップ（３）の各色のインクがスポンジペーパー（１）に吸水される。
   以上の構成よりなる インク吸水型色相環。