JP2015197605A - 発光装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】輝度センサから取得したセンサ値に基づき輝度をフィードバック制御する発光装置において、温度変化が大きい状況においても精度良く輝度を制御する。【解決手段】独立に発光を制御可能な複数の制御ブロックを有する発光部と、発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、輝度センサと温度センサから取得するセンサ値に基づき複数の制御ブロックの輝度を算出する算出手段と、算出手段により算出された各制御ブロックの輝度に基づき各制御ブロックの発光量を制御する制御手段と、発光部の温度変化の速さを検出する検出手段と、を備え、算出手段は、複数の制御ブロックのうち発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、輝度センサからセンサ値を取得せずに、温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置。【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置及びその制御方法に関するものである。
液晶表示装置は、電気的な制御によりバックライトからの光を遮断、透過することで画像表示を行う液晶パネルを用いた表示装置である。バックライト光源には、冷陰極管(CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp))や発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))が採用されている。バックライト光源に使用するLEDとしてはW(白色)
、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等があり、それらを単体で又は組み合わせてバックライト光源を構成する。LEDの輝度や色度の制御方法には、電流値制御やPWM(Pulse Width Modulation)制御がある。PWM制御では、LEDの点灯期間と消灯期間の比率(デューティ比)を調整することで、輝度や色度を調整する。
、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等があり、それらを単体で又は組み合わせてバックライト光源を構成する。LEDの輝度や色度の制御方法には、電流値制御やPWM(Pulse Width Modulation)制御がある。PWM制御では、LEDの点灯期間と消灯期間の比率(デューティ比)を調整することで、輝度や色度を調整する。
LEDの輝度には温度特性があり、温度によって発光特性が変化する。また経年劣化により発光特性が変化する。また、個体差による発光特性のばらつきがある。そのため、バックライト筐体内に設置した輝度センサや温度センサ等の各種センサを用いたフィードバック制御により輝度を一定に維持する制御が行われる。
独立に発光を制御可能な複数のブロックから構成されるバックライトがある。このようなバックライトでは、ブロックごとにセンサ値に基づくフィードバック制御を行う。特許文献1には、ブロックごとのセンサ値を測定するときに、測定対象のブロック以外のブロックからの光の影響を除くため、測定対象のブロック以外のブロックを測定期間(例えば、数百マイクロ秒)において消灯することが記載されている。
図19、図20を用いて従来のセンサ値取得方法及びバックライト制御方法について説明する。図19は、従来のバックライト部の構成及び輝度センサ値取得時のセンサ値取得順序を説明する図である。図示しない輝度センサ取得部は、バックライト部の左上のブロックからから右下のブロックに向かってブロックごとに順次、輝度センサ値を取得していく。また、図20は、輝度センサ値取得時のバックライト部に対するPWM制御のタイミングチャートである。図示しないバックライト制御部は、1行目のブロックから10行目のブロックへ向かって順次、ブロックを点灯させていく制御を行う。更に、図20に示すように、輝度センサ値取得期間中はセンサ値を取得するために点灯させるブロック(測定対象ブロック)以外のブロックを消灯させる。図20は、測定対象ブロックが1行16列目のブロックから2行1列目のブロックへ移行する状況におけるタイミングチャートを示している。
このような輝度センサ値取得方法では、全てのブロックについての輝度センサ値取得を完了するのに長い時間がかかる。図19では、説明を簡単にするためにバックライトを構成するブロック数が10行16列の計160の場合を例示したが、実際には更に多くのブロックによりバックライトが構成される場合もある。例えば、フレームレートを60Hzとし、垂直同期信号に同期して輝度センサ値を取得するとして、バックライトが640個のブロックから構成される場合、全てのブロックの輝度センサ値を取得するのに10秒程度の時間を要することになる。画面の大型化によってバックライトLEDの数量が増加し、それに伴って輝度センサ数も増加することが予測される。
また特許文献2では、プロジェクタの光源近傍の温度を検出し、検出した温度がある閾値を超えた場合、所定のデューティ比で間欠的に点灯制御している光源に対して、単位時
間当たりの点灯時間を短くするよう制御する。これにより筐体内の温度上昇を抑制することができる。
間当たりの点灯時間を短くするよう制御する。これにより筐体内の温度上昇を抑制することができる。
上記の従来技術では、バックライトのLEDの輝度センサ値取得に時間がかかる。そのため、液晶表示装置の起動時や待機状態からの復帰時などのように、バックライト筐体内の温度変化が大きい状況では、輝度センサ値取得時と取得した輝度センサ値をフィードバック制御に適用するときとでLED温度が大きく変わってしまう場合がある。例えば、バックライト筐体内が温度上昇している場合には、輝度センサ値取得時に比べフィードバック適用時では、LEDの温度特性によりLED輝度が低下し、フィードバック制御しても目標輝度とならず、輝度精度が低下するという課題がある。
そこで本発明では、輝度センサから取得したセンサ値に基づき輝度をフィードバック制御する発光装置において、温度変化が大きい状況においても精度良く輝度を制御することを目的とする。
本発明は、独立に発光を制御可能な複数の制御ブロックを有する発光部と、
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御手段と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出手段と、
を備え、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置である。
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御手段と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出手段と、
を備え、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置である。
本発明は、独立に発光を制御可能な複数の制御ブロックを有する発光部と、
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
を備える発光装置の制御方法であって、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御工程と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出工程と、
を有し、
前記算出工程では、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置の制御方法である。
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
を備える発光装置の制御方法であって、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御工程と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出工程と、
を有し、
前記算出工程では、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置の制御方法である。
本発明によれば、バックライトに設けた輝度センサから取得したセンサ値に基づき輝度をフィードバック制御する表示装置において、温度変化が大きい状況においても精度良く輝度を制御することができる。
(実施例1)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施例は、液晶パネルと、光源としてLEDを使用するバックライトとを用いて画像表示を行う構成とする。
また、バックライトの輝度精度を向上させるために、バックライト筐体内に輝度センサ、温度センサを設置し、取得した輝度センサ値、温度センサ値を用いてバックライト発光量のフィードバック制御を実施する。
本発明の実施例1は、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて、輝度センサ値と温度センサ値とを用いるフィードバック制御と、温度センサ値から輝度値を推定し、該推定輝度値を用いるフィードバック制御とを切り替えるものである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施例は、液晶パネルと、光源としてLEDを使用するバックライトとを用いて画像表示を行う構成とする。
また、バックライトの輝度精度を向上させるために、バックライト筐体内に輝度センサ、温度センサを設置し、取得した輝度センサ値、温度センサ値を用いてバックライト発光量のフィードバック制御を実施する。
本発明の実施例1は、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて、輝度センサ値と温度センサ値とを用いるフィードバック制御と、温度センサ値から輝度値を推定し、該推定輝度値を用いるフィードバック制御とを切り替えるものである。
(構成の説明)
図1は、本発明の実施例1の表示装置のブロック図である。
輝度センサ部101は、後述するバックライト部108に複数設置されている。
温度センサ部102は、輝度センサ部101と同様に後述するバックライト部108に複数設置されている。
センサ制御部103は、後述するFB制御切替判定部104から出力される制御信号に従って、輝度センサ部101と温度センサ部102の双方から、又は温度センサ部102のみから、センサ値を取得、保持する。実施例1では、制御信号にはFB1切替制御信号とFB2切替制御信号があるものとする。各制御信号の詳細は後述する。
図1は、本発明の実施例1の表示装置のブロック図である。
輝度センサ部101は、後述するバックライト部108に複数設置されている。
温度センサ部102は、輝度センサ部101と同様に後述するバックライト部108に複数設置されている。
センサ制御部103は、後述するFB制御切替判定部104から出力される制御信号に従って、輝度センサ部101と温度センサ部102の双方から、又は温度センサ部102のみから、センサ値を取得、保持する。実施例1では、制御信号にはFB1切替制御信号とFB2切替制御信号があるものとする。各制御信号の詳細は後述する。
センサ制御部103は、FB制御切替判定部104から出力される制御信号が、FB1切替制御信号の場合は、後述するバックライト部108の全制御ブロックの輝度センサ部101と温度センサ部102からセンサ値を取得、保持する。後述するように、バックライト部108は輝度を独立に制御可能な複数の制御ブロックから構成される。FB1切替制御信号の詳細は後述する。
センサ制御部103は、輝度センサ値を取得する制御ブロックを決定し、該当制御ブロックを後述するバックライト制御部107へ通知する。センサ制御部103は、後述するバックライト制御部107からの輝度センサ値取得可能信号をトリガ―とし、輝度センサ値を取得、保持する。
センサ制御部103は、輝度センサ値を取得する前に、温度センサ値を取得する。温度センサ値の取得は、バックライト部108の点灯制御に同期して行う必要はない。なお、実施例1では、センサ制御部103が全制御ブロックの温度センサ値取得後に輝度センサ値の取得を実施する例を説明する。しかし、全制御ブロックの輝度センサ値取得後に温度センサ値を取得しても良いし、輝度センサ値取得と同様に、バックライト部108の点灯制御に同期して温度センサ値の取得を行っても良い。
ここで、センサ制御部103は、左上の制御ブロックから右下の制御ブロックに向かう順番で順次、各制御ブロックの輝度センサ値を取得する。また、センサ制御部103は、左上の制御ブロックから右下の制御ブロックに向かう順番で順次、各制御ブロックの温度センサ値の取得を行う。なお、センサ値を取得する制御ブロックの順番はこの例に限られない。センサ制御部103は、取得した温度センサ値をFB制御切替判定部104へ出力する。また、センサ制御部103は、取得した輝度センサ値と温度センサ値を輝度値算出部105へ出力する。センサ制御部103は、輝度センサ値と温度センサ値を出力後、保持している輝度センサ値と温度センサ値を消去し、センサ値の取得処理を再開する。
FB制御切替判定部104から出力される制御信号が、FB2切替制御信号の場合、センサ制御部103は、温度センサ部102のみから、後述するバックライト部108の全制御ブロックの温度センサ値を取得、保持する。FB2切替制御信号の詳細は後述する。
ここで、センサ制御部103は、左上の制御ブロックから左下の制御ブロックに向かう順番で順次、各制御ブロックの温度センサ値の取得を行う。センサ制御部103は、取得した温度センサ値をFB制御切替判定部104、推定輝度値算出部106へ出力する。センサ制御部103は、温度センサ値を出力後、保持している温度センサ値を消去し、温度センサ値の取得処理を再開する。なお、温度センサ値の総取得時間は、バックライト部108の点灯制御に同期する必要がないため、輝度センサ値の総取得時間に比べ、格段に短い。ここでは、一例として、全制御ブロックの温度センサ値を取得するのに要する時間を1秒、全制御ブロックの輝度センサ値を取得するのに要する時間を10秒とする。なお、この取得所要時間は一例であって、バックライトの構成やセンサの性能等によって所要時間は異なる。しかし、全制御ブロックの温度センサ値の取得に要する時間が全制御ブロックの輝度センサ値の取得に要する時間より短いという傾向は変わらない。
FB制御切替判定部104は、表示装置100の起動時、又は待機状態からの復帰時は、初期設定としてFB1切替制御信号をセンサ制御部103へ出力する。なお、実施例1では、初期設定をFB1切替制御信号としたが、FB2切替制御信号に設定しても良い。
FB制御切替判定部104は、センサ制御部103から取得した温度センサ値を保持し、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値に基づきFB制御切替判定を実施する。FB制御切替判定部104は、FB制御切替判定の結果に応じて、センサ制御部103へ制御信号を出力する。なお、FB制御切替判定方法の詳細は後述する。
FB制御切替判定部104は、センサ制御部103から取得した温度センサ値を保持し、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値に基づきFB制御切替判定を実施する。FB制御切替判定部104は、FB制御切替判定の結果に応じて、センサ制御部103へ制御信号を出力する。なお、FB制御切替判定方法の詳細は後述する。
輝度値算出部105は、センサ制御部103から取得した輝度センサ値、温度センサ値に基づき、輝度センサ値を温度補償し、輝度値を算出する。輝度値算出部105は、算出した輝度値と、後述する輝度値算出に用いた温度補償係数を保持すると共に、算出した輝度値をバックライト制御部107へ出力する。また輝度値算出部105は、後述する推定輝度値算出部106から、輝度値と、後述する輝度値算出に用いた温度補償係数の出力要求があると、保持した輝度値と、後述する輝度値算出に用いた温度補償係数を推定輝度値算出部106へ出力する。なお、輝度値算出方法の詳細は後述する。
推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105に対し、保持する輝度値と、後述する輝度値算出に用いた温度補償係数の出力要求を行う。推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105から取得した輝度値と、後述する輝度値算出に用いた温度補償係数と、センサ制御部103から取得した温度センサ値とに基づき、推定輝度値を算出する。推定輝度値算出部106は、算出した推定輝度値をバックライト制御部107へ出力する。なお、推定輝度値算出方法の詳細は後述する。
バックライト制御部107は、輝度値算出部105から取得した輝度値、又は推定輝度値算出部106から取得した推定輝度値に基づき、バックライト制御値を算出する。なお、バックライト制御値算出方法は後述する。バックライト制御部107は、算出したバックライト制御値に基づき、バックライト部108の発光量を制御する。バックライト制御部107は、画像処理部111から取得した垂直同期信号をトリガ―とし、バックライト部108を点灯制御する。
バックライト制御部107は、センサ制御部103からセンサ値を取得する対象の制御ブロックを通知された場合、当該制御ブロック以外の制御ブロックを所定期間、消灯状態とし、輝度センサ値取得可能信号をセンサ制御部103へ通知する。ここで、消灯状態にする所定期間は、例えば100マイクロ秒とする。なお、発光量制御の方法としては、バックライト部108の点灯期間を制御する方法(PWM制御)でも良いし、点灯時にバックライト部108へ供給する電流量を制御する方法であっても良い。
バックライト部108は、光源として白色LED(以降、「WLED」と表する)を用いたバックライトである。ここで図2はバックライト部108の構成を示す図である。図2を用いて実施例1におけるバックライト部108の構成を説明する。
バックライト部108は、複数の制御ブロックからなる発光部であり、各制御ブロックは4個のWLED200を有する(図2の実線201で囲まれた範囲)。バックライト部108は、20行32列の合計640個の制御ブロックから構成される。バックライト部108は、4個の制御ブロック(図2の破線203で囲まれた範囲)の集合ごとにセンサ202を有し、各センサ202は輝度センサ部101及び温度センサ部102から構成される。つまり、輝度センサ部101及び温度センサ部102は、各々160個あり、センサ202は、センサ202に隣接する4個の制御ブロック(図2の破線203で囲まれた範囲)の輝度及び温度を検出する。
バックライト部108は、複数の制御ブロックからなる発光部であり、各制御ブロックは4個のWLED200を有する(図2の実線201で囲まれた範囲)。バックライト部108は、20行32列の合計640個の制御ブロックから構成される。バックライト部108は、4個の制御ブロック(図2の破線203で囲まれた範囲)の集合ごとにセンサ202を有し、各センサ202は輝度センサ部101及び温度センサ部102から構成される。つまり、輝度センサ部101及び温度センサ部102は、各々160個あり、センサ202は、センサ202に隣接する4個の制御ブロック(図2の破線203で囲まれた範囲)の輝度及び温度を検出する。
図1を用いた全体の説明に戻る。
画像入力部110には、図示しない画像信号源から出力される画像信号が入力され、入力された画像信号をデコード処理し、画像処理部111へ出力する。なお、デコード処理の詳細は割愛する。
画像処理部111は、画像入力部110から取得した画像信号に対し、コントラスト補正、ガンマ補正、クロマ補正、エンハンサ補正、記憶色補正等の各種画像処理を施す。なお、各種画像処理の詳細は割愛する。画像処理部111は、画像処理を施した画像信号を表示制御部112へ出力する。画像処理部111は、垂直同期信号をバックライト制御部
107へ出力する。
表示制御部112は、画像処理部111から取得した画像信号を表示部109へ出力し、表示部109を表示制御する。
画像入力部110には、図示しない画像信号源から出力される画像信号が入力され、入力された画像信号をデコード処理し、画像処理部111へ出力する。なお、デコード処理の詳細は割愛する。
画像処理部111は、画像入力部110から取得した画像信号に対し、コントラスト補正、ガンマ補正、クロマ補正、エンハンサ補正、記憶色補正等の各種画像処理を施す。なお、各種画像処理の詳細は割愛する。画像処理部111は、画像処理を施した画像信号を表示制御部112へ出力する。画像処理部111は、垂直同期信号をバックライト制御部
107へ出力する。
表示制御部112は、画像処理部111から取得した画像信号を表示部109へ出力し、表示部109を表示制御する。
表示部109は、バックライト部108からの光の透過率を画像信号に応じて画素ごとに調節することで画像信号に基づく画像を表示する表示パネルである。ここでは、表示部109は液晶素子により透過率を制御する液晶パネルであるとする。なお、表示部109は液晶パネルに限らない。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)シャ
ッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイであってもよい。
ッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイであってもよい。
(FB制御切替判定方法の説明)
次に、図1、図3を用いて実施例1におけるFB制御切替判定方法について説明する。
FB制御切替判定部104は、センサ制御部103から取得した温度センサ値を保持し、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値を用いて、所定の間隔をおいて取得された温度センサ値の差分を求める。、単位時間当たりの温度変化量を算出する。実施例1では、該算出した単位時間当たりの温度変化量(温度変化の速さ)に基づき、FB制御切替判定を行う。FB制御切替判定部104は、前回取得した温度センサ値から今回取得した温度センサ値を除算することにより温度変化量を算出する。FB制御切替判定部104は、全制御ブロックについて温度変化量を算出する。なお、ここでは前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値との差を求める例を説明したが、温度変化が速いか否かを判定することができる量であればこれに限らない。
次に、図1、図3を用いて実施例1におけるFB制御切替判定方法について説明する。
FB制御切替判定部104は、センサ制御部103から取得した温度センサ値を保持し、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値を用いて、所定の間隔をおいて取得された温度センサ値の差分を求める。、単位時間当たりの温度変化量を算出する。実施例1では、該算出した単位時間当たりの温度変化量(温度変化の速さ)に基づき、FB制御切替判定を行う。FB制御切替判定部104は、前回取得した温度センサ値から今回取得した温度センサ値を除算することにより温度変化量を算出する。FB制御切替判定部104は、全制御ブロックについて温度変化量を算出する。なお、ここでは前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値との差を求める例を説明したが、温度変化が速いか否かを判定することができる量であればこれに限らない。
FB制御切替判定部104は、算出した全制御ブロックの温度変化量の絶対値と、判定閾値を用いて、FB制御切替判定を行う。判定閾値は、算出した温度変化量に基づいて、FB制御切替を判定することができるように定められる値である。なお、判定閾値には、FB1制御時判定閾値とFB2制御時判定閾値の2種類あり、FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へ出力している制御信号に応じて、FB制御切替判定に用いる判定閾値を異ならせる。FB制御切替判定部104が出力する制御信号に応じて判定閾値を異ならせるのは、FB1切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期とFB2切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期が異なるためである。ここでは、FB1切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期を10秒、FB2切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期を1秒とする。なおこの周期は一例であってこれに限られない。
ここで図3は、FB制御切替判定部104の判定方法を示す図である。以下、図3を用いてFB制御切替判定方法を説明する。出力制御信号300は、判定時にFB制御切替判定部104が出力している制御信号を示す。判定閾値301は、判定時にFB制御切替判定部104が出力している制御信号に応じた、判定に用いる判定閾値を示す。
判定結果302は、算出した各制御ブロックの温度変化量の絶対値が、判定閾値以上か否かに応じて、FB制御切替判定部104が出力する制御信号を示す。図3に示すように、温度変化量の絶対値が判定閾値以上である制御ブロックが存在する場合、FB制御切替判定部104は、制御信号をFB2切替制御信号に変更又は維持する。全制御ブロックの温度変化量の絶対値が判定閾値より小さい場合、FB制御切替判定部104は、制御信号をFB1切替制御信号に変更又は維持する。
なお、一例として実施例1におけるFB1制御時判定閾値を「5」、FB2制御時判定閾値を「0.5」とする。これは、FB1切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期が10秒、FB2切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期が1秒とするとき、10秒間で5℃以上の温度変化があるか否かを判定するものである。即ち、10秒間で5℃以上の温度変化がある場合(温度変化の速さが第1の閾値以上である場合)、FB制御切替判定
部104は、FB2切替制御信号を出力する。10秒間で5℃より小さい温度変化の場合(温度変化の速さが第1の閾値より小さい場合)、FB制御切替判定部104は、FB1切替制御信号を出力する。なお、実施例1では、FB1制御時判定閾値を「5」、FB2制御時判定閾値を「0.5」としたが、各々の判定閾値はこれに限定されない。
部104は、FB2切替制御信号を出力する。10秒間で5℃より小さい温度変化の場合(温度変化の速さが第1の閾値より小さい場合)、FB制御切替判定部104は、FB1切替制御信号を出力する。なお、実施例1では、FB1制御時判定閾値を「5」、FB2制御時判定閾値を「0.5」としたが、各々の判定閾値はこれに限定されない。
(輝度値算出方法の説明)
次に、図1、図4を用いて実施例1における輝度値算出方法について説明する。輝度値算出部105は、温度補償係数テーブルを持つ。輝度値算出部105は、センサ制御部103から取得した輝度センサ値、温度センサ値、温度補償係数テーブルに基づき、輝度値を算出する。
次に、図1、図4を用いて実施例1における輝度値算出方法について説明する。輝度値算出部105は、温度補償係数テーブルを持つ。輝度値算出部105は、センサ制御部103から取得した輝度センサ値、温度センサ値、温度補償係数テーブルに基づき、輝度値を算出する。
ここで図4に温度補償係数テーブルの一例を示す。温度センサ値400は、センサ制御部103から取得した温度センサ値を示す。温度補償係数401は、温度センサ値に対応する温度補償係数を示す。図4の例では、温度補償係数401は、温度センサ値が25℃の場合における輝度センサ値を「1」とした場合の各温度センサ値における輝度センサ値の相対値を示す。温度補償係数テーブルは、LEDの動作環境温度を変化させながらLEDを単体点灯した場合の輝度センサ値を取得することで作成される。なお、センサ制御部103から取得した温度センサ値が、温度補償係数テーブルにない値である場合、輝度値算出部105は、温度補償係数テーブルにある温度センサ値を用いて、下記線形補間式により温度補償係数を算出する。
ここで、Cgは温度補償係数テーブルにない温度補償係数を示す。
Ca、Ca+1は温度補償係数テーブルにある温度補償係数を示す。
Ta、Ta+1はCa、Ca+1にそれぞれ対応する温度センサ値を示す。
Ca、Ca+1は温度補償係数テーブルにある温度補償係数を示す。
Ta、Ta+1はCa、Ca+1にそれぞれ対応する温度センサ値を示す。
(推定輝度値算出方法の説明)
次に、図1、図4を用いて実施例1における推定輝度値算出方法について説明する。推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105と同様に温度補償係数テーブルを持つ。推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105から取得した輝度値、温度補償係数と、センサ制御部103から取得した温度センサ値、温度補償係数テーブルに基づいて推定輝度値を算出する。なお、温度補償係数テーブルは、輝度値算出方法の説明で述べた内容と同じであるため、説明を省略する。推定輝度値算出部106は、下記の算出式を用いて全制御ブロックの推定輝度値を算出する。
ここで、Leは推定輝度値、Ceはセンサ制御部103から取得した温度センサ値における温度補償係数、Cは輝度値算出部105から取得した温度補償係数、Lは輝度値算出部105から取得した輝度値を示す。
次に、図1、図4を用いて実施例1における推定輝度値算出方法について説明する。推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105と同様に温度補償係数テーブルを持つ。推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105から取得した輝度値、温度補償係数と、センサ制御部103から取得した温度センサ値、温度補償係数テーブルに基づいて推定輝度値を算出する。なお、温度補償係数テーブルは、輝度値算出方法の説明で述べた内容と同じであるため、説明を省略する。推定輝度値算出部106は、下記の算出式を用いて全制御ブロックの推定輝度値を算出する。
(バックライト制御値算出方法の説明)
次に、図1、図5を用いて実施例1におけるバックライト制御値算出方法について説明する。バックライト制御部107は、制御値算出テーブルを持つ。制御値算出テーブルとは、目標輝度値に対応するバックライト制御値を導出するものである。
次に、図1、図5を用いて実施例1におけるバックライト制御値算出方法について説明する。バックライト制御部107は、制御値算出テーブルを持つ。制御値算出テーブルとは、目標輝度値に対応するバックライト制御値を導出するものである。
図5に、制御値算出テーブルの一例を示す。制御ブロック500は、バックライトの各制御ブロックを示す。目標輝度値501は、バックライトの目標輝度値を示す。目標PWM値502は、目標輝度値に対応する目標PWM値を示す。なお、制御値算出テーブルは、例えば、工場出荷時にLEDを単体点灯しながら輝度センサ値を測定することで作成される。
バックライト制御部107は、制御値算出テーブルと、輝度値算出部105から取得する輝度値、又は推定輝度値算出部106から取得する推定輝度値に基づき、下記の算出式を用いて、全制御ブロックのバックライト制御値を算出する。
輝度値算出部105から輝度値を取得した場合は、下記の算出式を用いる。
推定輝度値算出部から推定輝度値を取得した場合は、下記の算出式を用いる。
ここで、PWMはバックライト制御値、Ltargetは目標輝度値、PWMtargetは目標PWM値を示す。例えば、工場出荷時の測定では制御ブロックB1(1,2)において目標輝度値1000(Ltarget)を得るためにはPWM値を990(PMWtarget)とすればよかった。その後の測定により、PWM値990とした場合の実際の輝度値(L、Le)は900であったとする。この場合、目標輝度値1000を得るためには、PWM値990(PMWtarget)を1000/900倍(Ltarget/L、Ltarge/Le)の値1100(PWM)として駆動する必要があるということになる。
輝度値算出部105から輝度値を取得した場合は、下記の算出式を用いる。
(全体動作の説明)
次に、図1、図6を用いて表示装置100におけるバックライト制御動作について説明する。
センサ制御部103が、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S600)
センサ制御部103は、全制御ブロックの温度センサ値を取得したかを判断する。(S601)
全制御ブロックの温度センサ値を取得してない場合、S600へ戻る。
次に、図1、図6を用いて表示装置100におけるバックライト制御動作について説明する。
センサ制御部103が、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S600)
センサ制御部103は、全制御ブロックの温度センサ値を取得したかを判断する。(S601)
全制御ブロックの温度センサ値を取得してない場合、S600へ戻る。
全制御ブロックの温度センサ値を取得した場合は、センサ制御部103が温度センサ値をFB制御切替判定部104へ出力する。FB制御切替判定部104は、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値に基づき、制御ブロックごとに、単位時間当たりの温度変化量(温度変化の速さ)を算出する。(S602)
FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へ出力している制御信号が、FB1切替制御信号か否かを判断する。(S603)
センサ制御部103へ出力している制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB制御切替判定部104は、FB1制御時判定閾値を用いてFB制御切替判定を実施する。(S604)
センサ制御部103へ出力している制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB制御切替判定部104は、FB2制御時判定閾値を用いてFB制御切替判定を実施する。(S605)
センサ制御部103へ出力している制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB制御切替判定部104は、FB1制御時判定閾値を用いてFB制御切替判定を実施する。(S604)
センサ制御部103へ出力している制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB制御切替判定部104は、FB2制御時判定閾値を用いてFB制御切替判定を実施する。(S605)
FB制御切替判定部104は、算出した単位時間当たりの温度変化量と判定閾値に基づき、制御ブロックごとに温度変化量が判定閾値より小さいかを判断する。(S606)
全制御ブロックの温度変化量が判定閾値より小さい場合、FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へFB1切替制御信号を出力する。(S607)
温度変化量が判定閾値以上の制御ブロックがある場合、FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へFB2切替制御信号を出力する。(S608)
全制御ブロックの温度変化量が判定閾値より小さい場合、FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へFB1切替制御信号を出力する。(S607)
温度変化量が判定閾値以上の制御ブロックがある場合、FB制御切替判定部104は、センサ制御部103へFB2切替制御信号を出力する。(S608)
センサ制御部103は、FB制御切替判定部104から取得する制御信号が、FB1切替制御信号か否かを判断する。(S609)
FB制御切替判定部104から取得する制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB1フィードバック制御が実施される。(S610)なお、FB1フィードバック制御の動作説明は後述する。
FB制御切替判定部104から取得する制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB2フィードバック制御が実施される。(S611)なお、FB2フィードバック制御の動作説明は後述する。
FB制御切替判定部104から取得する制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB1フィードバック制御が実施される。(S610)なお、FB1フィードバック制御の動作説明は後述する。
FB制御切替判定部104から取得する制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB2フィードバック制御が実施される。(S611)なお、FB2フィードバック制御の動作説明は後述する。
(FB1フィードバック制御動作の説明)
次に、図1、図7を用いてFB1フィードバック制御の動作を説明する。
センサ制御部103は、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S7001)
センサ制御部103は、輝度センサ部101から輝度センサ値を取得する。(S7002)
センサ制御部103は、全制御ブロックの輝度センサ値及び温度センサ値を取得したかを判断する。(S701)なお、S7001の温度センサ値取得ステップの後、全制御ブロックの温度センサ値を取得したか判断し、全制御ブロックの温度センサ値を取得するまでS7001を繰り返した後、S7002に進むようにしても良い。その場合、S701では全制御ブロックの輝度センサ値を取得したか判断し、全制御ブロックの輝度センサ値を取得するまでS7002を繰り返すようにする。
次に、図1、図7を用いてFB1フィードバック制御の動作を説明する。
センサ制御部103は、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S7001)
センサ制御部103は、輝度センサ部101から輝度センサ値を取得する。(S7002)
センサ制御部103は、全制御ブロックの輝度センサ値及び温度センサ値を取得したかを判断する。(S701)なお、S7001の温度センサ値取得ステップの後、全制御ブロックの温度センサ値を取得したか判断し、全制御ブロックの温度センサ値を取得するまでS7001を繰り返した後、S7002に進むようにしても良い。その場合、S701では全制御ブロックの輝度センサ値を取得したか判断し、全制御ブロックの輝度センサ値を取得するまでS7002を繰り返すようにする。
全制御ブロックの輝度センサ値を取得していない場合は、S700へ戻る。
全制御ブロックの輝度センサ値を取得した場合、センサ制御部103は、輝度センサ値と、輝度センサ値取得前に取得した温度センサ値を輝度値算出部105へ出力する。(S
702)
輝度値算出部105は、センサ制御部103から取得した輝度センサ値l、温度センサ値、温度センサ値に応じた温度補償係数Cに基づき、数2の式を用いて、全制御ブロックの輝度値Lを算出する。(S703)
全制御ブロックの輝度センサ値を取得した場合、センサ制御部103は、輝度センサ値と、輝度センサ値取得前に取得した温度センサ値を輝度値算出部105へ出力する。(S
702)
輝度値算出部105は、センサ制御部103から取得した輝度センサ値l、温度センサ値、温度センサ値に応じた温度補償係数Cに基づき、数2の式を用いて、全制御ブロックの輝度値Lを算出する。(S703)
輝度値算出部105は、算出した全制御ブロックの輝度値Lと、輝度値の算出に用いた温度補償係数Cを保持する。(S704)
バックライト制御部107は、輝度値算出部105から取得する輝度値Lに基づき、数4の式を用いて、バックライト制御値PWMを算出する。(S705)
バックライト制御部107は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S706)
バックライト制御部107は、輝度値算出部105から取得する輝度値Lに基づき、数4の式を用いて、バックライト制御値PWMを算出する。(S705)
バックライト制御部107は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S706)
(FB2フィードバック制御動作の説明)
次に、図1、図8を用いて、FB2フィードバック制御動作を説明する。
センサ制御部103は、温度センサ部102から取得した温度センサ値を推定輝度値算出部106へ出力する。(S800)
推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105が保持する全制御ブロックの輝度値L及び温度補償係数Cを取得する。(S801)
次に、図1、図8を用いて、FB2フィードバック制御動作を説明する。
センサ制御部103は、温度センサ部102から取得した温度センサ値を推定輝度値算出部106へ出力する。(S800)
推定輝度値算出部106は、輝度値算出部105が保持する全制御ブロックの輝度値L及び温度補償係数Cを取得する。(S801)
推定輝度値算出部106は、センサ制御部103から取得した温度センサ値、温度センサ値に対応する温度補償係数Ce、輝度値算出部105から取得した輝度値L及び温度補償係数Cに基づき、数3の式を用いて、推定輝度値Leを算出する。(S802)
バックライト制御部107は、推定輝度値算出部106から取得する推定輝度値Leに基づき、数5の式を用いて、バックライト制御値PWMを算出する。(S803)
バックライト制御部107は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S804)
バックライト制御部107は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S804)
以上で説明した本発明の実施例1によれば、単位時間当たりの温度変化が大きい場合は、温度センサ値のみを用いたフィードバック制御を適用する。輝度センサ値と温度センサ値を用いるフィードバック制御では、全制御ブロックの輝度センサ値を取得するのに上記の例では10秒かかるため、1回のフィードバックに約10秒かかる。これに対し、温度センサ値のみを用いたフィードバック制御では、全制御ブロックの温度センサ値を取得するのに上記の例では約1秒ですむため、1回のフィードバックに要する時間を短縮できる。そのため、単位時間当たりの温度変化が大きい状況におけるバックライトの輝度精度を向上させることができる。
本発明の実施例1では、バックライト光源にWLEDを用いた例を説明したが、RGBLEDを用いた構成にも本発明を適用できる。その場合、R、G、BごとにLEDの温度特性が異なることがあるため、R,G,Bの色ごとの温度補償係数を用いると精度良くフィードバック制御を行うことができる。なお、実施例1では、温度変化の速度が速い場合には温度センサ値のみを用いて各制御ブロックの輝度値を推定し、推定した輝度値に基づき輝度のフィードバック制御を行う例を説明した。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
(構成の説明)
図9は、本発明の実施例2の表示装置のブロック図である。なお、本発明の実施例1と同様な機能・動作を行う機能ブロック図は、同一符号を付し説明を省略する。本発明の実施例1では、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて、フィードバッ
ク制御を切り替える例を説明した。これに対して実施例2では、表示装置の状態を検出し、特定の状態を検出した場合に、単位時間当たりの温度変化量に関わらず、フィードバック制御を切り替える例を説明する。
次に、本発明の実施例2について説明する。
(構成の説明)
図9は、本発明の実施例2の表示装置のブロック図である。なお、本発明の実施例1と同様な機能・動作を行う機能ブロック図は、同一符号を付し説明を省略する。本発明の実施例1では、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて、フィードバッ
ク制御を切り替える例を説明した。これに対して実施例2では、表示装置の状態を検出し、特定の状態を検出した場合に、単位時間当たりの温度変化量に関わらず、フィードバック制御を切り替える例を説明する。
FB制御切替判定部901は、後述する表示装置状態検出部902からの状態検出情報の通知を受信した場合、センサ制御部103へFB2切替制御信号を出力する。なお、本発明の実施例1では、FB制御切替判定部104は、表示装置100の起動時、又は待機状態からの復帰時に、初期値設定としてFB1切替制御信号をセンサ制御部103へ出力する例を説明したが、実施例2では初期値の設定は行わない。
表示装置状態検出部902は、表示装置900の所定の状態を検出し、FB制御切替判定部901へ状態検出情報を通知する。表示装置状態検出部902は、例えば、表示装置900の起動時、待機状態からの復帰時、縦横回転時(設置角度が変化した時)の状態を所定の状態として検出し、状態検出情報を通知する。ここで縦横回転とは、図10(A)に示すように表示装置900の画面が横長になる状態と、図10(B)に示すように表示装置900の画面が縦長になる状態と、を画面をスタンド1000に対して回転させることで切り替えることである。
実施例2では、検出する状態として、起動、復帰、縦横回転としたが、その他にも、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量が大きくなる状態を追加しても良い。なお、実施例2における表示装置900、FB制御切替判定部901は、特に記載がない限り、本発明の実施例1における表示装置100、FB制御切替判定部104と同様の機能・動作である。
(全体動作の説明)
次に、図9、図11を用いて表示装置900におけるバックライト制御動作について説明する。S1100、S1101は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS600、S601と同じ動作であるため、説明を省略する。
FB制御切替判定部901は、表示装置状態検出部902から状態検出情報の通知を受信したかを判断する。(S1102)
次に、図9、図11を用いて表示装置900におけるバックライト制御動作について説明する。S1100、S1101は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS600、S601と同じ動作であるため、説明を省略する。
FB制御切替判定部901は、表示装置状態検出部902から状態検出情報の通知を受信したかを判断する。(S1102)
表示装置状態検出部902から状態検出情報の通知を受信した場合は、FB制御切替判定部901は、センサ制御部103へFB2切替制御信号を出力する。(S1109)
表示装置状態検出部902から状態検出情報の通知を受信していない場合は、センサ制御部103が温度センサ値をFB制御切替判定部901へ出力する。FB制御切替判定部901は、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値に基づき、単位時間当たりの温度変化量(温度変化の速さ)を算出する。(S1103)
なお、S1103以降のS1104〜S1112の処理は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS603〜S611の処理と同じであるため、説明を省略する。
表示装置状態検出部902から状態検出情報の通知を受信していない場合は、センサ制御部103が温度センサ値をFB制御切替判定部901へ出力する。FB制御切替判定部901は、前回取得した温度センサ値と今回取得した温度センサ値に基づき、単位時間当たりの温度変化量(温度変化の速さ)を算出する。(S1103)
なお、S1103以降のS1104〜S1112の処理は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS603〜S611の処理と同じであるため、説明を省略する。
以上で説明した本発明の実施例2によれば、起動時、復帰時、縦横回転時等、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量が大きくなる状態を検出した場合、温度センサ値のみを用いたフィードバック制御に切り替える。これにより、単位時間当たりの温度変化量を算出してフィードバック制御を切り替えるよりも、早期に、単位時間当たりの温度変化量が大きくなる可能性が高い状況において、温度センサ値に基づく速いフィードバック制御に切り替えることができる。従って、単位時間当たりの温度変化量が大きくなる可能性が高い状況において、精度良く輝度制御を行うことができる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
図12は、本発明の実施例3の表示装置のブロック図である。なお、本発明の実施例1と同様な機能・動作を行う機能ブロック図は、同一符号を付し説明を省略する。
次に、本発明の実施例3について説明する。
図12は、本発明の実施例3の表示装置のブロック図である。なお、本発明の実施例1と同様な機能・動作を行う機能ブロック図は、同一符号を付し説明を省略する。
本発明の実施例1では、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて、全制御ブロックの輝度センサ値及び温度センサ値を用いるフィードバック制御と、全制御ブロックの温度センサ値のみを用いるフィードバック制御とを切り替える例を説明した。これに対して実施例3では、バックライト筐体内の単位時間当たりの温度変化量に応じて切り替えるフィードバック制御の方式として、次のフィードバック制御を追加する。すなわち、全制御ブロックのうち一部の制御ブロックを代表制御ブロックとし、代表制御ブロックのみ輝度センサ値を取得し、全制御ブロックの温度センサ値を取得して、各制御ブロックの輝度を算出し、フィードバック制御を行う。
センサ制御部1201は、FB制御切替判定部1202から出力される制御信号がFB3切替制御信号の場合、バックライト部108における代表する制御ブロックの輝度センサ値を輝度センサ部101から取得、保持する。また、全制御ブロックの温度センサ値を温度センサ部102から取得、保持する。
ここで図13は、輝度センサ値を取得する代表制御ブロックの一例を示す図である。輝度センサ値を取得する代表制御ブロックについて図13を用いて説明する。
ここで図13は、輝度センサ値を取得する代表制御ブロックの一例を示す図である。輝度センサ値を取得する代表制御ブロックについて図13を用いて説明する。
バックライト部108を、2行2列の4個の制御ブロックからなる輝度センサ値算出領域(図13の実線1300で囲まれた範囲)により分割する。実施例3では、全制御ブロックは640個であるから、輝度センサ値算出領域は計160個である。各輝度センサ値算出領域における左上部の制御ブロック(図13のハッチング部1301)を、輝度センサ値を取得する代表制御ブロックとする。つまり、輝度センサ値を取得する代表制御ブロックは計160個である。なお、実施例3では、代表制御ブロックの決め方は一例であって図13に示した例に限られない。
センサ制御部1201は、輝度センサ値を取得する代表制御ブロックを決定し、当該制御ブロックの情報をバックライト制御部107へ通知する。センサ制御部1201は、バックライト制御部107からの輝度センサ値取得可能信号をトリガ―とし、輝度センサ値を取得、保持する。なお、センサ制御部1201は、実施例1におけるFB1切替制御信号受信時と同様に、輝度センサ値を取得する前に温度センサ値の取得を行う。また輝度センサ値及び温度センサ値の取得順番は、本発明の実施例1と同様に、左上部から右下部に向かう順番とする。
センサ制御部1201は、取得した温度センサ値をFB制御切替判定部1202へ出力すると共に、取得した代表制御ブロックの輝度センサ値、全制御ブロックの温度センサ値を第2輝度値算出部1203へ出力する。センサ制御部1201は、センサ値を出力後、保持しているセンサ値を消去し、センサ値の取得処理を再開する。FB制御切替判定部1202は、FB制御切替判定の結果に応じて、センサ制御部1201へ制御信号を出力する。なお、実施例3におけるFB制御切替判定方法の詳細は後述する。
第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した代表制御ブロックの輝度センサ値に基づき、全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。第2輝度値算出部1203は、算出した第2輝度センサ値、センサ制御部1201から取得した温度センサ値に基づき、第2輝度値を算出する。第2輝度値算出部1203は、算出した第2輝度値をバックライト制御部1204へ出力する。なお、第2輝度センサ値の算出方法及び第2輝度値の算出方法は後述する。
バックライト制御部1204は、第2輝度値算出部1203から取得した第2輝度値に
基づき、バックライト制御値を算出する。なお、バックライト制御値算出方法は後述する。
基づき、バックライト制御値を算出する。なお、バックライト制御値算出方法は後述する。
(FB制御切替判定方法の説明)
次に、図12、図14を用いて実施例3におけるFB制御切替判定方法について説明する。
実施例3では、実施例1と同様、FB制御切替判定部1202は、算出した全制御ブロックの温度変化量の絶対値と、判定閾値と、を用いてFB制御切替判定を行う。また、実施例1と同様に、FB制御切替判定部1202がセンサ制御部1201へ出力する制御信号に応じて判定閾値を異ならせる。FB制御切替判定部1202は、FB1切替制御信号を出力している場合、FB1制御時判定閾値1とFB1制御時判定閾値2を用いて判定を行う。FB制御切替判定部1202は、FB2切替制御信号を出力している場合、FB2制御時判定閾値1とFB2制御時判定閾値2を用いて判定を行う。FB制御切替判定部1202は、FB3切替制御信号を出力している場合、FB3制御時判定閾値1とFB3制御時判定閾値2を用いて判定を行う。
次に、図12、図14を用いて実施例3におけるFB制御切替判定方法について説明する。
実施例3では、実施例1と同様、FB制御切替判定部1202は、算出した全制御ブロックの温度変化量の絶対値と、判定閾値と、を用いてFB制御切替判定を行う。また、実施例1と同様に、FB制御切替判定部1202がセンサ制御部1201へ出力する制御信号に応じて判定閾値を異ならせる。FB制御切替判定部1202は、FB1切替制御信号を出力している場合、FB1制御時判定閾値1とFB1制御時判定閾値2を用いて判定を行う。FB制御切替判定部1202は、FB2切替制御信号を出力している場合、FB2制御時判定閾値1とFB2制御時判定閾値2を用いて判定を行う。FB制御切替判定部1202は、FB3切替制御信号を出力している場合、FB3制御時判定閾値1とFB3制御時判定閾値2を用いて判定を行う。
図14は、FB制御切替判定部1202の判定方法を示す図である。以下、図14を用いてFB制御切替判定方法を説明する。出力制御信号1400は、判定時にFB制御切替判定部1202が出力している制御信号を示す。判定閾値1401は、判定時にFB制御切替判定部1202が出力している制御信号に応じたFB制御切替判定に用いる判定閾値を示す。判定結果1402は、算出された各制御ブロックの温度変化量の絶対値が、判定閾値以上か否かに応じて、FB制御切替判定部1202が出力する制御信号を示す。
実施例3における各判定閾値の一例を図15に示す。FB1切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期を10秒、FB2切替制御信号出力時の温度センサ値取得周期を1秒、FB3切替制御出力時の温度センサ値取得周期を4秒とする。図15の各制御信号出力時の判定閾値1は、10秒間で2.5℃以上の温度変化があるかを判定する閾値(第2の閾値)であり、各制御信号出力時の判定閾値2は、10秒間で5℃以上の温度変化があるかを判定する閾値(第1の閾値)である。FB制御切替判定部1202は、10秒間で5℃以上の温度変化量がある場合(温度変化の速さが第1の閾値以上)、FB2切替制御信号を出力する。10秒間で2.5℃より小さい温度変化量の場合(温度変化の速さが第2の閾値より小さい)、FB1切替制御信号を出力する。上記以外の温度変化量、つまり10秒間で2.5〜5℃の温度変化量の場合(温度変化の速さが第1の閾値より小さく、第2の閾値以上)、FB3切替制御信号を出力する。なお、図15に示す各判定閾値は一例であってこれに限られない。
(第2輝度センサ値算出方法の説明)
(第2輝度センサ値算出方法の説明)
次に、図12、図16を用いて第2輝度センサ値算出方法について説明する。
第2輝度値算出部1203は、第2輝度センサ値算出テーブルを持つ。第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した代表制御ブロックの輝度センサ値、第2輝度センサ値算出テーブルに基づき、全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。
第2輝度値算出部1203は、第2輝度センサ値算出テーブルを持つ。第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した代表制御ブロックの輝度センサ値、第2輝度センサ値算出テーブルに基づき、全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。
図16に第2輝度センサ値算出テーブルの一例を示す。輝度センサ値算出領域1600は、2行2列の4個の制御ブロックからなる輝度センサ値算出領域を示す。制御ブロック1601は、各輝度センサ値算出領域に含まれる制御ブロックを示す。第2輝度センサ値算出係数1602は、各制御ブロックに対応する第2輝度センサ値算出係数を示す。第2輝度センサ値算出係数は、各輝度センサ値算出領域において、代表制御ブロックの輝度センサ値を「1」とした場合の、輝度センサ値算出領域に含まれる各制御ブロックの輝度センサ値の相対値を示す。第2輝度センサ値算出テーブルは、例えば工場出荷時に、LEDを単体点灯し、輝度センサ値を取得することで作成される。
第2輝度値算出部1203は、下記算出式を用いて全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。
ここでlcalは第2輝度センサ値、lselは代表制御ブロックの輝度センサ値、kは各制御ブロックに対応する第2輝度センサ値算出係数を示す。
(第2輝度値算出方法の説明)
次に、図12を用いて第2輝度値算出方法について説明する。第2輝度値算出部1203は、本発明の実施例1における輝度値算出部105、推定輝度値算出部106と同様に、温度補償係数テーブルを持つ。なお、温度補償係数テーブルの説明は、本発明の実施例1と同様のため、説明を省略する。第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した温度センサ値、算出した第2輝度センサ値、温度補償係数テーブルに基づき、下記の算出式を用いて全制御ブロックの第2輝度値を算出する。
ここでLcalは第2輝度値、Cは温度補償係数、lcalは第2輝度センサ値を示す。
次に、図12を用いて第2輝度値算出方法について説明する。第2輝度値算出部1203は、本発明の実施例1における輝度値算出部105、推定輝度値算出部106と同様に、温度補償係数テーブルを持つ。なお、温度補償係数テーブルの説明は、本発明の実施例1と同様のため、説明を省略する。第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した温度センサ値、算出した第2輝度センサ値、温度補償係数テーブルに基づき、下記の算出式を用いて全制御ブロックの第2輝度値を算出する。
(バックライト制御値算出方法の説明)
次に、図12を用いてバックライト制御値算出方法について説明する。バックライト制御部1204は、制御値算出テーブル、第2輝度値算出部1203から取得する第2輝度値に基づき、下記の式を用いて、全制御ブロックのバックライト制御値を算出する。
次に、図12を用いてバックライト制御値算出方法について説明する。バックライト制御部1204は、制御値算出テーブル、第2輝度値算出部1203から取得する第2輝度値に基づき、下記の式を用いて、全制御ブロックのバックライト制御値を算出する。
実施例3の表示装置1200、センサ制御部1201、FB制御切替判定部1202、バックライト制御部1204は、特に記載がない限り、実施例1の表示装置100、センサ制御部103、バックライト制御部107と同様な機能・動作を有するものとする。
(全体動作の説明)
次に、図12、図17を用いて表示装置1200におけるバックライト制御動作について説明する。
S1700、S1701、S1702は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS600、S601、S602と同じ動作であるため、説明を省略する。
FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へ出力している制御信号が、FB1切替制御信号か否かを判断する。(S1703)
S1703において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB制御切替判定部1202は、FB1制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(1705)
次に、図12、図17を用いて表示装置1200におけるバックライト制御動作について説明する。
S1700、S1701、S1702は、本発明の実施例1で説明した図6におけるS600、S601、S602と同じ動作であるため、説明を省略する。
FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へ出力している制御信号が、FB1切替制御信号か否かを判断する。(S1703)
S1703において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB1切替制御信号である場合、FB制御切替判定部1202は、FB1制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(1705)
S1703において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB1切替制御信号でない場合、FB制御切替判定部1202は、該制御信号がFB2切替制御信号か否かを判断する。(S1704)
S1704において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB制御切替判定部1202は、FB2制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(S1706)
S1704において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB2切替制御信号でない場合、FB制御切替判定部1202は、FB3制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(S1707)
S1704において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB2切替制御信号である場合、FB制御切替判定部1202は、FB2制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(S1706)
S1704において、センサ制御部1201へ出力している制御信号がFB2切替制御信号でない場合、FB制御切替判定部1202は、FB3制御時判定閾値1、2を用いてFB制御切替判定を実施する。(S1707)
FB制御切替判定部1202は、算出した温度変化量と判定閾値に基づき、全制御ブロックの温度変化量が判定閾値1より小さいかを判断する。(S1708)
S1708において、全制御ブロックの温度変化量が判定閾値1より小さい場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB1切替制御信号を出力する。(S1710)
S1708において、温度変化量が判定閾値1以上の制御ブロックがある場合、FB制御切替判定部1202は、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在するかを判断する。(S1709)
S1709において、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在する場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB2切替制御信号を出力する。(S1711)
S1709において、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在しない場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB3切替制御信号を出力する。(S1712)
S1708において、全制御ブロックの温度変化量が判定閾値1より小さい場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB1切替制御信号を出力する。(S1710)
S1708において、温度変化量が判定閾値1以上の制御ブロックがある場合、FB制御切替判定部1202は、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在するかを判断する。(S1709)
S1709において、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在する場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB2切替制御信号を出力する。(S1711)
S1709において、温度変化量が判定閾値2以上の制御ブロックが存在しない場合、FB制御切替判定部1202は、センサ制御部1201へFB3切替制御信号を出力する。(S1712)
センサ制御部1201は、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB1切替制御信号か否かを判断する。(S1713)
S1713において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB1切替制御信号である場合、FB1フィードバック制御が実施される。(S1715)なお、FB1フィードバック制御の動作は、本発明の実施例1と同じであるため、説明を省略する。
S1713において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB1切替制御信号でない場合、センサ制御部1201は、該制御信号がFB2切替制御信号か否かを判断する。(S1714)
S1713において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB1切替制御信号である場合、FB1フィードバック制御が実施される。(S1715)なお、FB1フィードバック制御の動作は、本発明の実施例1と同じであるため、説明を省略する。
S1713において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB1切替制御信号でない場合、センサ制御部1201は、該制御信号がFB2切替制御信号か否かを判断する。(S1714)
S1714において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB2切替制御信号である場合、FB2フィードバック制御が実施される。(S1716)なお、FB2フィードバック制御の動作は、本発明の実施例1と同じであるため、説明を省略する。
S1714において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB2切替制御信号でない場合、FB3フィードバック制御が実施される。(S1717)
なお、FB3フィードバック制御の動作説明は後述する。
S1714において、FB制御切替判定部1202から取得する制御信号が、FB2切替制御信号でない場合、FB3フィードバック制御が実施される。(S1717)
なお、FB3フィードバック制御の動作説明は後述する。
(FB3フィードバック制御動作の説明)
次に、図12、図18を用いてFB3フィードバック制御の動作を説明する。
センサ制御部1201は、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S18001)
センサ制御部1201は、輝度センサ部101から代表制御ブロックの輝度センサ値を取得する。(S18002)
センサ制御部1201は、全代表制御ブロックの輝度センサ値及び全制御ブロックの温
度センサ値を取得したかを判断する。(S1801)全代表制御ブロックの輝度センサ値及び全制御ブロックの温度センサ値を取得していない場合は、S1800へ戻る。
次に、図12、図18を用いてFB3フィードバック制御の動作を説明する。
センサ制御部1201は、温度センサ部102から温度センサ値を取得する。(S18001)
センサ制御部1201は、輝度センサ部101から代表制御ブロックの輝度センサ値を取得する。(S18002)
センサ制御部1201は、全代表制御ブロックの輝度センサ値及び全制御ブロックの温
度センサ値を取得したかを判断する。(S1801)全代表制御ブロックの輝度センサ値及び全制御ブロックの温度センサ値を取得していない場合は、S1800へ戻る。
全代表制御ブロックの輝度センサ値を取得した場合、センサ制御部1201は、代表制御ブロックの輝度センサ値と、輝度センサ値取得前に取得した全制御ブロックの温度センサ値を、第2輝度値算出部1203へ出力する。(S1802)
第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した代表制御ブロックの輝度センサ値から、全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。(S1803)
第2輝度値算出部1203は、算出した全制御ブロックの第2輝度センサ値と、センサ制御部1201から取得した全制御ブロックの温度センサ値に基づき、全制御ブロックの第2輝度値を算出する。(S1804)
第2輝度値算出部1203は、センサ制御部1201から取得した代表制御ブロックの輝度センサ値から、全制御ブロックの第2輝度センサ値を算出する。(S1803)
第2輝度値算出部1203は、算出した全制御ブロックの第2輝度センサ値と、センサ制御部1201から取得した全制御ブロックの温度センサ値に基づき、全制御ブロックの第2輝度値を算出する。(S1804)
バックライト制御部1204は、第2輝度値算出部1203から取得する第2輝度値に基づき、バックライト制御値を算出する。(S1805)
バックライト制御部1204は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S1806)
バックライト制御部1204は、算出したバックライト制御値をバックライト部108に設定し、バックライト部108の発光量制御を行う。(S1806)
以上で説明した本発明の実施例3によれば、単位時間当たり温度変化量が大きくなるにつれて、フィードバック制御に用いる輝度センサ値の取得数を減らすが、全制御ブロックではないものの、代表制御ブロックについては輝度センサ値を取得することができる。そのため、輝度センサ値取得に要する時間を短縮しつつ、輝度センサ値に基づく算出により求められた制御ブロックの輝度値(第2輝度値)に基づきフィードバック制御を行うことができる。これにより、単位時間当たりの温度変化量が大きい場合におけるバックライトの輝度精度を向上することができる。
本発明の実施例3では、輝度センサ値の取得数を減らしたフィードバック制御の一例として、FB3フィードバック制御のみを実施したが、輝度センサ値の取得数を異ならせた複数種類のフィードバック制御を実施しても良い。なお、その場合は、フィードバック制御の種類に応じた判定閾値と、輝度センサ値の取得位置、取得数量に応じた第2輝度センサ値算出テーブルを用いる。実施例3では、複数の制御ブロックで代表制御ブロックを設定し、代表制御ブロック1つにつき1つの割合で輝度センサ値を取得することにより、輝度センサ値の取得数を削減する例を説明した。輝度センサ値の取得数を減らす方法はこれに限らない。実施例3で説明したように、輝度センサ値を取得しない制御ブロックの輝度値を、取得した輝度センサ値から計算によって求められるように、適宜、どの制御ブロックの輝度センサ値を取得するか設定すればよい。
<その他の実施形態>
本発明は、記憶媒体に記録された、コンピュータにより実行可能な命令を、読み出し実行することで上述した本発明の実施形態に記載した1以上の機能を行うシステムや装置のコンピュータによっても、実施することができる。ここで、記憶媒体は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記憶媒体である。本発明はまた、システムや装置のコンピュータによって行われる方法であって、例えばコンピュータにより実行可能な命令を記憶媒体から読み出し実行することで上述した本発明の実施形態に記載した1以上の機能が行われる、方法によっても実施することができる。コンピュータは、1以上のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、その他の回路により構成される。更に別個の複数のコンピュータや別個のコンピュータプロセッサのネットワークを含んでも良い。コンピュータにより実行可能な命令は、例えば、ネットワークや記憶媒体からコンピュータに提供されても良い。記憶媒体は、例えば、1以上の、ハードディスク、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、分散コンピューティングシステムの記憶装置を含んでも良い。記憶媒体はまた、光学ディスク(例えば
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標
)Disc))、フラッシュメモリ、メモリカードを含んでも良い。実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は実施例の開示に限定されないものと解されるべきである。本発明は、実施例に対する本発明の範囲内のあらゆる変形や等価な構造や機能を包含するよう最も広く解釈されるべきものである。
本発明は、記憶媒体に記録された、コンピュータにより実行可能な命令を、読み出し実行することで上述した本発明の実施形態に記載した1以上の機能を行うシステムや装置のコンピュータによっても、実施することができる。ここで、記憶媒体は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記憶媒体である。本発明はまた、システムや装置のコンピュータによって行われる方法であって、例えばコンピュータにより実行可能な命令を記憶媒体から読み出し実行することで上述した本発明の実施形態に記載した1以上の機能が行われる、方法によっても実施することができる。コンピュータは、1以上のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、その他の回路により構成される。更に別個の複数のコンピュータや別個のコンピュータプロセッサのネットワークを含んでも良い。コンピュータにより実行可能な命令は、例えば、ネットワークや記憶媒体からコンピュータに提供されても良い。記憶媒体は、例えば、1以上の、ハードディスク、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、分散コンピューティングシステムの記憶装置を含んでも良い。記憶媒体はまた、光学ディスク(例えば
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標
)Disc))、フラッシュメモリ、メモリカードを含んでも良い。実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は実施例の開示に限定されないものと解されるべきである。本発明は、実施例に対する本発明の範囲内のあらゆる変形や等価な構造や機能を包含するよう最も広く解釈されるべきものである。
101:輝度センサ部、102:温度センサ部、105:輝度値算出部、106:推定輝度値算出部、107:バックライト制御部、108:バックライト部
Claims (19)
- 独立に発光を制御可能な複数の制御ブロックを有する発光部と、
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御手段と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出手段と、
を備え、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置。 - 前記算出手段が前記輝度センサからセンサ値を取得して輝度を算出する制御ブロックの数は、前記発光部の温度変化が速いほど少ない請求項1に記載の発光装置。
- 前記算出手段は、前記複数の制御ブロックのうち一部の制御ブロックについて前記輝度センサからセンサ値を取得して輝度を算出し、他の制御ブロックについて前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出する場合、前記一部の制御ブロックの輝度に基づき前記他の制御ブロックの輝度を算出する請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記算出手段により算出された前記各制御ブロックの輝度と、当該輝度が算出されたときの前記各制御ブロックの温度と、を記憶する記憶手段を更に備え、
前記算出手段は、全ての制御ブロックについて前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出する場合、前記記憶手段に記憶されている輝度及び温度と、前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき前記各制御ブロックの輝度を算出する請求項1又は2に記載の発光装置。 - 前記算出手段は、前記発光部の温度変化の速さが第1の閾値以上である場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出する請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記検出手段は、前記発光部の前記制御ブロックごとに温度変化の速さを検出し、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックのうちいずれかの制御ブロックにおける温度変化の速さが第1の閾値以上である場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出する請求項5に記載の発光装置。 - 前記算出手段は、前記発光部の温度変化の速さが第1の閾値より小さい場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項5又は6に記載の発光装置。
- 前記検出手段は、前記発光部の前記制御ブロックごとに温度変化の速さを検出し、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックの全てにおいて温度変化の速さが第1の閾値より小さい場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項7に記載の発光装置。 - 前記算出手段は、
前記発光部の温度変化の速さが第1の閾値以上である場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出し、
前記発光部の温度変化の速さが第1の閾値より小さく、かつ、第1の閾値より小さい第2の閾値以上である場合、前記複数の制御ブロックのうち一部の制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記検出手段は、前記発光部の前記制御ブロックごとに温度変化の速さを検出し、
前記算出手段は、
前記複数の制御ブロックのうちいずれかの制御ブロックにおける温度変化の速さが第1の閾値以上である場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに輝度を算出し、
前記複数の制御ブロックのうちいずれかの制御ブロックにおける温度変化の速さが第2の閾値以上である場合、前記複数の制御ブロックのうち一部の制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項9に記載の発光装置。 - 前記算出手段は、前記発光部の温度変化の速さが第2の閾値より小さい場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項9又は10に記載の発光装置。
- 前記検出手段は、前記発光部の前記制御ブロックごとに温度変化の速さを検出し、
前記算出手段は、前記複数の制御ブロックの全てにおいて温度変化の速さが第2の閾値より小さい場合、全ての制御ブロックについて、前記輝度センサからセンサ値を取得して、前記輝度センサから取得するセンサ値と前記温度センサから取得するセンサ値とに基づき輝度を算出する請求項11に記載の発光装置。 - 前記検出手段は、所定の間隔をおいて前記温度センサから取得されるセンサ値の差分に基づき前記発光部の温度変化の速さを検出する請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記発光装置の状態を示す情報を取得する取得手段を更に備え、
前記算出手段が前記輝度センサからセンサ値を取得して輝度を算出する制御ブロックの数は、前記発光装置が前記発光部の温度変化が速くなる所定の状態である場合、それ以外の場合よりも少ない請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置。 - 前記所定の状態は、前記発光装置が起動したとき、待機状態から復帰したとき、又は設置角度が変化したときの状態を含む請求項14に記載の発光装置。
- 前記算出手段は、前記輝度センサからセンサ値を取得して前記制御ブロックの輝度を算出する場合、所定期間、当該輝度を算出する対象の制御ブロックのみ点灯させ、それ以外の制御ブロックを消灯させ、当該所定期間に前記輝度センサからセンサ値を取得する請求項1〜15のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記算出手段は、前記輝度センサから取得するセンサ値を、前記温度センサから取得するセンサ値に応じた温度補償係数を用いて補正することにより、前記制御ブロックの輝度を算出する請求項1〜16のいずれか1項に記載の発光装置。
- 請求項1〜17のいずれか1項に記載の発光装置をバックライトとして備える画像表示装置。
- 独立に発光を制御可能な複数の制御ブロックを有する発光部と、
前記発光部の複数の位置における輝度を検出する複数の輝度センサと、
前記発光部の複数の位置における温度を検出する複数の温度センサと、
を備える発光装置の制御方法であって、
前記輝度センサと前記温度センサから取得するセンサ値に基づき前記複数の制御ブロックの輝度を算出する算出工程と、
前記算出工程により算出された前記各制御ブロックの輝度に基づき前記各制御ブロックの発光量を制御する制御工程と、
前記発光部の温度変化の速さを検出する検出工程と、
を有し、
前記算出工程では、前記複数の制御ブロックのうち前記発光部の温度変化の速さに応じて決められる数の制御ブロックについては、前記輝度センサからセンサ値を取得せずに、前記温度センサから取得するセンサ値に基づき輝度を算出する発光装置の制御方法。
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JP2014075556A Withdrawn JP2015197605A (ja) | 2014-04-01 | 2014-04-01 | 発光装置及びその制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015197605A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10535289B2 (en) | 2016-01-18 | 2020-01-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device, display method, recording medium, and television receiver |
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2014
- 2014-04-01 JP JP2014075556A patent/JP2015197605A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10535289B2 (en) | 2016-01-18 | 2020-01-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device, display method, recording medium, and television receiver |
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