JP2015195556A - データ受信機、声量報知システム - Google Patents

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Hirobumi Hishikura
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Abstract

【課題】最適な声量を話者に報知するデータ受信機及び声量報知システムを提供する。
【解決手段】
データ受信機は、データ送信機から声量レベル判定値とデータ送信機の固有の識別情報とを含む送信信号を受信する。データ受信機の特定情報報知部は、受信した声量レベル判定値及び識別情報に基づき、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っているデータ送信機を特定する情報を報知することで、最適な声量を話者に報知することができる。
【選択図】図12

Description

本開示は、データ受信機及び声量報知システム関する。
聴覚障害者は周囲の音を聞くことが困難であるか、または聞くことができないため、自分の声量を知ることが困難である。そのため、聴覚障害者は周囲の音環境に適した声量で発話することが難しい。
スマートフォン等の端末装置において、マイクロホンで音を集音し、音量レベルを表示するアプリケーション(以下、音量レベルメータ・アプリケーション)が搭載されていることが知られている。
音量レベルメータ・アプリケーションは、集音した音量レベルを数値(デシベル)やレベルメータで表示する。よって、聴覚障害者は音量レベルメータ・アプリケーションを使用することで自分の声量を知ることできる。
特許文献1には、電話機の自動音量制御装置が開示されている。
特開2001−177607号公報
しかしながら、音量レベルメータ・アプリケーション
や特許文献1記載の自動音量制御装置では、「適正な声量レベルで会話したい」という聴覚障害者の要求を十分に満足させることは困難である。
実施形態は、最適な声量を話者に報知することができるデータ受信機及び声量報知システムを提供することを目的とする。
実施形態の第1の態様によれば、外部から集音して得た音声信号が、データ受信機を使用する登録済みの話者の音声信号であるか否かを判別する判別部と、前記判別部により前記話者の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する声量レベル測定部と、前記判別部により前記話者以外の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを周囲音レベルとして測定する周囲音レベル測定部と、前記声量レベル測定部が測定した声量レベルのうち、前記周囲音レベルより大きなレベルの所定期間の平均値を前記話者の現在の声量レベルとして算出する声量レベル現在値算出部と、前記周囲音レベルより大なる所定の音量レベル範囲を声量レベル最適範囲として算出する声量レベル最適範囲算出部と、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っているか否かを示す声量レベル判定値と前記データ送信機に固有の識別情報とを含む送信信号を生成して、前記データ受信機へと送信する送信部とを備えるデータ送信機から送信された前記送信信号を受信して前記声量レベル判定値及び前記識別情報を得る受信部と、前記受信部により得た前記声量レベル判定値及び前記識別情報に基づいて、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っている前記データ送信機を特定する情報を報知する特定情報報知部とを備えることを特徴とするデータ受信機が提供される。
実施形態の第2の態様によれば、外部から集音して得た音声信号が、データ受信機を使用する登録済みの話者の音声信号であるか否かを判別する判別部と、前記判別部により前記話者の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する声量レベル測定部と、前記判別部により前記話者以外の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを周囲音レベルとして測定する周囲音レベル測定部と、前記声量レベル測定部が測定した声量レベルのうち、前記周囲音レベルより大きなレベルの所定期間の平均値を前記話者の現在の声量レベルとして算出する声量レベル現在値算出部と、前記周囲音レベルより大なる所定の音量レベル範囲を声量レベル最適範囲として算出する声量レベル最適範囲算出部と、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っているか否かを示す声量レベル判定値と前記データ送信機に固有の識別情報とを含む送信信号を生成して、前記データ受信機へと送信する送信部とを有するデータ送信機と、前記データ送信機から送信された前記送信信号を受信して前記声量レベル判定値及び前記識別情報を得る受信部と、前記受信部により得た前記声量レベル判定値及び前記識別情報に基づいて、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っている前記データ送信機を特定する情報を報知する特定情報報知部とを有するデータ受信機とを備えることを特徴とする声量報知システムが提供される。
実施形態のデータ受信機及び声量報知システムによれば、最適な声量を話者に報知することができる。
図1は、第1の実施形態を示すブロック図である。 図2は、図1の声量表示装置の概略的な外観の一例を示す斜視図である。 図3は、図1の声量表示装置の使用形態の一例を示す図である。 図4Aは、図1の声量表示装置の動作を説明するためのフローチャートの一部である。図4Bは、図1の声量表示装置の動作を説明するためのフローチャートの残りの一部である。 図5は、声量レベルの変化の一例を示す図である。 図6は、図1の声量表示装置により算出された声量レベルの変化の一例を示す図である。 図7Aは、声量レベルのレベル表示画面の第1の例を示す図である。図7Bは、声量レベルのレベル表示画面の第2の例を示す図である。図7Cは、声量レベルのレベル表示画面の第3の例を示す図である。 図8は、第2の実施形態を示すブロック図である。 図9は、図8の声量表示装置の外観的な概略の一例を示す斜視図である。 図10は、図8の声量表示装置の使用形態の一例を示す図である。 図11は、第3の実施形態の使用態様の一例を示す図である。 図12は、図11の声量表示装置の一部を構成する送信機の一実施形態を示すブロック図である。 図13は、図12の要部の動作を説明するためのフローチャートである。 図14は、図11の声量表示装置の他の一部を構成する受信機の一実施形態を示すブロック図である。 図15は、図14の動作を説明するためのフローチャートである。 図16は、図11の声量表示装置中の受信機の表示画面の一例を示す図である。 図17は、図11の声量表示装置中の受信機の表示画面の他の例を示す図である。
各実施形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、声量表示装置(声量報知装置)の第1の実施形態のブロック図を示す。図1に示すように、本実施形態の声量表示装置100Aは、集音部101、音分析部102、話者声紋登録部103を備える。
声量表示装置100Aは、音量レベル測定部104、周囲音記憶部105、声量レベル測定部106、声量レベル現在値算出部107、声量レベル最適範囲算出部108、声量レベル表示部109を備える。
集音部101は、それぞれ指向性を有する複数のマイクロホンからなり、複数の方向からの音を集音してそれぞれ音響−電気変換し、複数の音声信号を出力する。
音分析部102は、集音部101からの音声信号に対して、登録されている話者声紋に基づいて音分析(声紋分析)し、使用者である話者の音声信号と、使用者以外の声や周囲の環境音などの話者以外の音声信号とを分析して判別する。話者声紋登録部103は、話者(使用者)の声紋を分析して登録している。
集音部101、音分析部102及び話者声紋登録部103は、判別部を構成している。
音量レベル測定部104には、音分析部102で話者以外の声や環境音として分析された話者以外の音声信号が入力される。音量レベル測定部104は、話者以外の声や話者以外の音声信号の音量レベルを測定する。
周囲音記憶部105は、音量レベル測定部104で測定された音量レベルを周囲音レベルとして記憶する。音量レベル測定部104及び周囲音記憶部105は、周囲音レベル測定部を構成している。
周囲音記憶部105から読み出された周囲音レベルは、声量レベル現在値算出部107及び声量レベル最適範囲算出部108に入力される。
声量レベル測定部106には、音分析部102で話者の声として分析された音声信号が入力される。声量レベル測定部106は、話者の声の音量レベルを声量レベルとして測定する。
声量レベル現在値算出部107は、声量レベル測定部106で測定された声量レベルの所定期間の平均値を求め、言葉の切れ目や息継ぎによってレベルが大きく変動しないように安定した値の現在の声量レベルを算出する。
声量レベル最適範囲算出部108は、周囲音記憶部105から読み出された周囲音レベルを用いて、例えば(周囲音レベル+10dB)から(周囲音レベル+20dB)までの音量範囲を声量レベル最適範囲として算出する。
声量レベル表示部109は、声量レベル現在値算出部107で算出された現在の話者の声量レベルが、声量レベル最適範囲算出部108で算出された声量レベル最適範囲に入っているか否かを識別表示する。
声量レベル表示部109は、発光部として、例えば発光ダイオード(LED)を有して構成されている。声量レベル表示部109は、現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っているときは青色のLEDを点灯し、現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないときは赤色のLEDを点灯する。なお、声量レベル表示部109は、レベルメータ表示を行う構成としてもよい。
声量レベル表示部109は、現在の声量レベルが、周囲音レベルより大なる所定の音量レベル範囲に入っているか否かを報知する報知部を構成している。
図2は、本実施形態の声量表示装置100Aの概略的な外観の一例を示す。図2に示すように、声量表示装置100Aには、大略直方体の筐体110の上面の中央部に表示画面109a が設けられ、4辺の各中央部にはマイクロホン101F、101L、101R及び101Bが配置され、上面の所定位置にLED109bが設けられている。
表示画面109a及びLED109bは声量レベル表示部109を構成している。表示画面109aは声量レベルを示す数値や画像を表示する。LED109bは現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲内にあるか否かを発光色により識別表示する。
4個のマイクロホン101F、101L、101R及び101Bは集音部101を構成している。話者の声音を集音するマイクロホン101Bが後方に配置されたマイクロホンであるとすると、マイクロホン101Lは話者の左側の音を集音し、マイクロホン101Fは話者の前方の音を集音し、マイクロホン101Rは話者の右側の音を集音する。
図3は、本実施形態の声量表示装置100Aの使用形態の一例を示す。図3に示すように、声量表示装置100Aの大きさは、話者SAの手元に置ける程度の大きさである。
図3において、平面四角形状の机11 の各辺に話者SA、聞き手LB、LC及びLDが位置した状態で会話する場合、声量表示装置100Aは使用者である話者SAの手元にマイクロホン101Bが対向するように配置される。
声量表示装置100Aは、例えば聴覚障害者である話者SAの発話音声をマイクロホン101Bにより集音して得た声量が、マイクロホン101L、101F、101Rでそれぞれ集音される聞き手LB、LC、LDの音声や環境音に対して最適範囲内であるか否かを、LEDの発光色で識別表示する。
声量表示装置100Aは、話者SAの声量が最適範囲内であるか否かを、LEDの発光状態(点灯状態、点滅状態、消灯状態)で識別表示してもよい。
これにより、話者SAはその視野内にあるLEDの色または発光状態を視野の隅で確認することで、聞き手LB〜LDを見ながら自分の声量を確認できるため、周囲の音環境に応じた最適な声量で会話することができる。
次に、声量表示装置100Aの動作について、図4A,図4Bのフローチャートを参照してさらに詳細に説明する。
声量表示装置100Aは、集音部101で話者の音声を含む複数の方向からの音を集音してそれぞれ音響−電気変換し、複数の音声信号を出力する(ステップS1)。続いて、声量表示装置100Aは、モードが登録モードであるか否かを判定する(ステップS2)。登録モードでなければ、通常使用モードである。
話者の声紋を登録する登録モードのときは(ステップS2でYES)、話者声紋登録部103が集音部101から出力される話者(すなわち、声量表示装置100Aの使用者)の音声信号を分析して(ステップS3)、その声紋を記憶(登録)した後(ステップS4)、ステップS1に戻る。
一方、通常使用モードのときは(ステップS2でNO)、音分析部102が集音部101から出力される音声信号に対して、話者声紋登録部103から読み出した話者声紋に基づいて声紋分析し(ステップS5)、使用者の声か否かを判定する(ステップS6)。
分析結果が使用者以外の声や環境音などのときは(ステップS6でNO)、音量レベル測定部104が音分析部102から出力される使用者以外の声や環境音の音声信号の音量レベルを測定する(ステップS7)。続いて、周囲音記憶部105が、音量レベル測定部104で測定された音量レベルを周囲音レベルとして記憶(更新)した後(ステップS8)、ステップS1に戻る。
一方、使用者の声と判定されたときは(ステップS6でYES)、声量レベル測定部106が音分析部102から出力される使用者の音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する(ステップS9)。
続いて、声量レベル現在値算出部107は、周囲音記憶部105から読み出した周囲音レベルを後述するようにしきい値として設定し(ステップS10)、声量レベル測定部106で測定された声量レベルがしきい値より大きいか否かを判定する(ステップS11)。
声量レベル現在値算出部107は、声量レベルがしきい値より大きいときは(ステップS11でYES)、声量レベル測定部106から入力される声量レベルを一定時間加算し(ステップS12)、一定時間経過した時点の声量レベルの加算値の平均値を求めて記憶する(ステップS13)。
続いて、その平均値を声量レベル表示部109により現在の声量レベルとして図2の表示画面109aに表示させる(ステップS14)。
一方、声量レベルがしきい値以下と判定されたときは(ステップS11でNO)、声量レベル現在値算出部107は、直前にステップS13で記憶した平均値(すなわち、現在の声量レベル)を読み出す(ステップS15)。続いて、声量レベル表示部109は、読み出した平均値を現在の音量レベルとして図2の表示画面109aに表示する(ステップS16)。
ステップS14またはS16の処理に続いて、声量レベル最適範囲算出部108は、周囲音記憶部105から周囲音レベルを読み出し、その周囲音レベルに10dBを加算した第1のレベルから周囲音レベルに20dBを加算した第2のレベルまでの音量範囲を声量レベル最適範囲として設定する(ステップS17)。声量レベル表示部109は、その声量レベル最適範囲を表示画面109aに表示する(ステップS18)。
続いて、声量レベル表示部109は、声量レベル現在値算出部107で算出された現在の声量レベルがステップS17で設定した声量レベル最適範囲に入っているか否かを判定する(ステップS19)。
声量レベル表示部109は、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っていると判定したときは、例えば青色のLEDを点灯させる(ステップS21)。声量レベル表示部109は、声量レベル最適範囲の上限値を超えているときは、例えば赤色のLEDを点灯させ(ステップS20)る。声量レベル表示部109は、声量レベル最適範囲の下限値を下回っているときは、例えば黄色のLEDを点灯させる(ステップS22)。
ここで、図5にL1で示すように使用者の声量レベルは、時間の経過と共に激しくレベル変動するため、使用者以外の声または環境音である周囲音レベルを見て声量レベル最適範囲を設定することは困難である。
そこで、上述したように本実施形態の声量表示装置100Aは、周囲音レベルをしきい値として設定(ステップS10)する。声量表示装置100Aは、現在の声量レベルが設定したしきい値より大きいときは声量レベルを一定時間加算後に平均値をとってそれを比較用声量レベルとして記憶する。声量表示装置100Aは、現在の声量レベルがしきい値より大きいレベルからしきい値以下のレベルとなったときは、しきい値以下のレベルとなる前に記憶した比較用声量レベルを出力する(ステップS12〜S16)。
これにより、図6にL2で示すように、出力される声量レベルはレベル変動が大幅に抑えられた状態で変化する。図6において、Thは設定されたしきい値)である。しきい値Thは、周囲音レベルに応じて動的に変化する。
すなわち、声量表示装置100Aにおいては、図6にL2で示すように、図5のレベル変動がしきい値より大きな期間T1、T3に対応した期間T11、T13においては、平均値化によりレベル変動が抑えられ、デシベル値をダイレクトに表示せずに、デシベル値の変動範囲を緩和させるように変動を小さくした声量レベル値を出力する。
また、息継ぎや発話していないような図5のレベル変動がしきい値以下である期間T2、T4に対応した図6に示す期間T12、T14においては、記憶した比較用声量レベルを用いることで、急激にレベルが下がらないようにして変動を抑えた値を出力する。
声量表示装置100Aにおいては、図6に示すように(Th+10)dBから(Th+20)dBまでの範囲を声量レベルの最適範囲として設定している(ステップS17)。
ここで、しきい値Thは周囲音レベルに追従しているので、声量レベルの最適範囲も周囲音レベルに追従して変化する。従って、声量表示装置100Aによれば、周囲音レベルに応じて声量レベルの最適範囲を調整することができる。
本実施形態の声量表示装置100Aによれば、話者の発話時の言葉の切れ目や息継ぎ等に影響されることなく安定して話者の声量レベルを表示できるので、話者は自分の声の大きさを把握しやすくなる。
また、本実施形態の声量表示装置100Aによれば、周囲音レベルに応じた声量レベルの最適範囲を表示できるので、話者はその声量レベルの最適範囲内に入るように自分の声のレベルを調節しながら話すことができる。
このため、話者は周囲が静かな環境では周囲に迷惑をかけることなく小さな声量レベルでの発話ができ、周囲が騒がしい環境では聞き手が十分に聞こえる音量の声量レベルでの発話ができる。
よって、話者が聴覚障害者の場合でも自分の声の大きさを最適な声量レベルで継続的に維持して会話することができる。
さらに、本実施形態の声量表示装置100Aによれば、表示画面を凝視する必要なく、話者の視界に入る光の色相で最適声量を確認できるため、話す相手である聞き手を見ながら最適声量でコミュニケーションをとることができる。
なお、声量表示装置100Aでは光(色相)で現在の声量レベルが最適範囲内に入っているか否かを知らせるようにしているが、図7A〜図7Cに示すレベル表示画面20を用いることもできる。
図7Aに示すように、レベル表示画面20は、視覚的に判別できるように所定の色相で表示された声量レベル最適範囲R1と、現在の周囲音レベル22と、声量レベルに応じて逐次上下方向に移動する棒状のレベルバー21とからなる。現在の周囲音レベル22はレベルに応じて上下方向に変動し、これに伴い声量レベル最適範囲R1も上下方向に変動する。
レベルバー21はその先端位置21aで現在の声量レベルを示す。従って、図7Aの場合はレベルバー21の先端位置21aが声量レベル最適範囲を示す領域R1より下側に位置しているため、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲よりも下回っていることを表示している。
図7Bのレベル表示画面20は、声量レベルに応じて逐次上下方向に移動する棒状のレベルバー21’の先端位置21bが声量レベル最適範囲を示す領域R1内に位置しており、これにより現在の声量レベルが声量レベル最適範囲にあることを表示している。また、レベルバー21’の色はレベルバー21の色とは異なっている。
同様にして、レベルバー21’の先端位置21bが声量レベル最適範囲よりも上にあるときは、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲を超えていることを示す。また、このときのレベルバー21’の色は、図7Aのレベルバー21及び図7Bのレベルバー21’とは互いに異なる色で表示される。
図7Cに示すように、棒状のレベルバー21”に例えば10dB毎に線23を表示するようにしてもよい。また、周囲音レベル22は、レベルが変動しても内部処理により表示上は変動しなくてもよい。周囲音レベル22は図7A〜図7Cに示す破線の横線で表示するのではなく、ある色のついた領域(破線の横線以下の領域)で表示するようにしてもよい。
また、時計やリストバンドなど身に着ける端末を振動させることで現在の声量レベルが最適範囲内に入っているか否かを通知することも可能である。この場合、話者は振動によって確認しながら自分の声量を最適に調整することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図8は、声量表示装置(声量報知装置)の第2の実施形態のブロック図を示す。図8中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の声量表示装置100Bは、集音部101、音分析部102、話者声紋登録部111を備える。
本実施形態の声量表示装置100Bは、音量レベル測定部104、周囲音記憶部105、声量レベル測定部106、声量レベル現在値算出部107、外部判定部112、声量レベル最適範囲算出部113、声量レベル表示部114を備える。
図8において、話者声紋登録部111は、話者の声紋を分析して登録している。ただし、後述するように話者は本実施形態の声量表示装置100Bを使用せず、聞き手が声量表示装置100Bを使用する。外部判定部112は、判定ボタンを押下した結果をデジタル化し、そのデジタル化情報を声量レベル最適範囲算出部113へ出力する。
声量レベル最適範囲算出部113は、周囲音記憶部105から読み出した周囲音レベルを用いて、例えば(周囲音レベル+10dB)から(周囲音レベル+20dB)までの音量範囲を声量レベルの基本最適範囲として算出する。
声量レベル最適範囲算出部113は、声量レベルの基本最適範囲をベースとして、外部判定部112で異なる判定となった場合は、その判定に従って最適値の範囲を変更する。また、一定時間経過し、周囲音レベルが大きく変動(例えば10dB)した場合は、外部判定部112の判定ボタンの結果を無効化して、声量レベル最適範囲算出部113が算出した結果に従って声量レベルの最適範囲を設定し直す。
このように、外部判定部112の結果に応じて、声量レベルの最適範囲を適宜更新し、聞き手の評価結果をリアルタイムに話者にフィードバックする。
声量レベル表示部114は、声量レベル現在値算出部107で算出された現在の話者の声量レベルが、声量レベル最適範囲算出部113で算出された声量レベル最適範囲に入っているか否かを識別表示する。
声量レベル表示部114は、例えば発光ダイオード(LED)を有する構成、または、レベルメータ表示を行う構成とされている。
図9は、声量表示装置100Bの概略的な外観の一例を示す。図9に示すように、声量表示装置100Bには、大略直方体の筐体115の上面に3個の判定ボタン116a、116b及び116cとマイクロホン117とが設けられ、前面のほぼ中央部にはLED118が設けられている。
判定ボタン116a〜116cは、いずれも話者以外の使用者により押下されるボタンである。判定ボタン116a〜116cは、外部判定部112を構成している。話者の声量が「最適」であると使用者が判断したときは判定ボタン116aが押下され、話者の声量が「小」であると使用者が判断したときは判定ボタン116bが押下され、話者の声量が「大」であると使用者が判断したときは判定ボタン116cが押下される。
マイクロホン117は図8の集音部101を構成している。LED118は図8の声量レベル表示部114の一部を構成しており、例えば現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っているときは青色で発光し、現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないときは赤色で発光する。
図10は、本実施形態の声量表示装置100Bの使用形態の一例を示す。図10は、広い会議室などのように、平面四角形状の机 211の各辺に位置する話者SA、聞き手LB、LC及びLDが互いに離れた距離で会話する場合を示している。声量表示装置100Bは話者SAの手元に置くのではなく、1人以上の聞き手(ここでは、一例として聞き手LB及びLC)の手元に置いて、LED118が話者SAに対向するようにして使用される。声量表示装置100Bは、聞き手LB及びLCの胸元に取り付けられてもよい。
これにより、声量表示装置100Bは話者SAの音声や他者の音声及び環境音をマイクロホン117でそれぞれ集音して、話者SAの声量が最適範囲内であるか否かをLED118の発光色で識別表示する。
このとき、声量レベル最適範囲算出部113は、声量レベル現在値算出部107で算出された現在の声量レベルが声量レベルの基本最適範囲に入っている場合でも、聞き手LBまたはLCが話者SAの声量が大きいと判断したときは、「大」を示す判定ボタン116bを押下することによって、声量レベルの最適範囲を現在の声量レベルよりも低く設定する。
一方、聞き手LBまたはLCが話者SAの声量が小さいと判断したときは、「小」を示す判定ボタン116cを押下することによって、声量レベル最適範囲算出部113は、音量レベルの最適範囲を現在の声量レベルよりも高く設定する。
声量表示装置100Bは、LED118からの光Ltが話者SAの方向に射出するように配置されている。
LED118は、話者SAの現在の声量レベルが聞き手LBまたLCにより声量レベル最適範囲内であると評価されたときは例えば青色で発光することで、声量レベル最適範囲内であることを話者SAに知らせることができる。
一方、LED118は、話者SAの現在の声量レベルが聞き手LBまたはLCにより声量レベル最適範囲の上限値を超えて大きいと評価されたときは例えば赤色で発光し、声量レベル最適範囲の下限値を下回っていると評価されたときは例えば黄色で発光する。これによって、話者SAに対して聞き手LBまたはLCによる話者SAの声量の判断結果をリアルタイムで知らせることができる。
声量表示装置100Bは、話者SAに対し話者SAから離れた場所にいる聞き手LB及びLCに自分の声が届いているか否かをLED118の発光色によりリアルタイムに確認させることができる。声量表示装置100Bは、話者SAの会話相手(この場合聞き手LB及びLC)の手元に置かれている。よって、話者SAは自分の手元を見る必要がなく、会話相手の声量表示装置100BのLED118の発光色を見ながら会話することができる。
声量表示装置100Bは、話者SAが会話相手を見ながら、話者SAに自分の声量をリアルタイムのフィードバックによって確認させることができる。
このように、本実施形態の声量表示装置100Bは、人為的な評価を入力する外部判定部112を備えることにより、時間と共に変化する周囲の音環境に適した声量を話者SAに確認させることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。図11は、声量表示システム(声量報知システム)の第3の実施形態の概略構成図を示す。本実施形態の声量表示システム100Cは、大きな会議室、教室、講演会場などを想定して、例えば聴覚障害者である話者がマイクロホンで話をする場合を考慮した構成である。
声量表示システム100Cは、話者が使用するデータ受信機(以下、親機という)と聞き手が使用するデータ送信機(以下、子機という)とを備える。図11に示す声量表示システム100Cは、聞き手LB〜LDが子機200−1〜200−3を手元において使用し、話者SAが親機300を手元において使用する構成である。
子機200−1〜200−3はそれぞれ同一構成であり、例えば図12に示す子機200で構成されている。
図12に示すように、子機200は、集音部201、音分析部202、話者声紋登録部203を備える。
子機200は、音量レベル測定部204、周囲音記憶部205、声量レベル測定部206、声量レベル現在値算出部207、声量レベル最適範囲算出部208、声量レベル表示部209、声量レベル判定結果送信部210を備える。
集音部201は、それぞれ指向性を有する複数のマイクロホンからなり、複数の方向からの音を集音してそれぞれ音響−電気変換し、複数の音声信号を出力する。音分析部202は、集音部201からの音声信号に対して音分析(声紋分析)し、話者声紋登録部203に登録されている話者声紋に基づいて話者の音声信号と、使用者以外の声や周囲の環境音などの話者以外の音声信号とを分析して判別する。
話者声紋登録部203は、話者(使用者)の声紋を分析して登録している。これら集音部201、音分析部202及び話者声紋登録部203は、判別部を構成している。
音量レベル測定部204は、音分析部202で話者以外の声や環境音として分析された音声信号が入力され、その音量レベルを測定する。
周囲音記憶部205は、音量レベル測定部204で測定された音量レベルを周囲音レベルとして記憶する。音量レベル測定部204及び周囲音記憶部205は、周囲音レベル測定部を構成している。
声量レベル測定部206には、音分析部202で話者の声として分析された音声信号が入力される。声量レベル測定部206は、音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する。
声量レベル現在値算出部207は、声量レベル測定部206で測定された声量レベルの所定期間の平均値を求め、言葉の切れ目や息継ぎによってレベルが大きく変動しないように安定した値の現在の声量レベルを算出する。
声量レベル最適範囲算出部208は、周囲音記憶部205から読み出した周囲音レベルを用いて、例えば(周囲音レベル+10dB)から(周囲音レベル+20dB)までの音量範囲を声量レベル最適範囲として算出する。
声量レベル表示部209は、声量レベル現在値算出部207で算出された現在の話者の声量レベルが、声量レベル最適範囲算出部208で算出された声量レベル最適範囲に入っているか否かを識別表示する。
声量レベル表示部209は、LEDを有して構成されている。声量レベル表示部209は、現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っているときは青色のLEDを点灯し、現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないときは赤色のLEDを点灯する。
図11に示すように、子機200−1〜200−3は、LEDからの光Ltが前方に(すなわち、親機300方向に)射出するように配置されている。
以上説明した集音部201、音分析部202、話者声紋登録部203、音量レベル測定部204、周囲音記憶部205、声量レベル測定部206、声量レベル現在値算出部207、声量レベル最適範囲算出部208の動作は第1の実施形態の声量表示装置100Aの対応する各部の動作と同じであるので、その詳細な動作説明は省略する。
声量レベル判定結果送信部210は、声量表示システム100Cを構成する子機200(200−1〜200−3)独自の動作を行う。
次に、図13に示すフローチャートを用いて、声量レベル判定結果送信部210の動作を声量レベル表示部209の動作を含めて説明する。
図13におけるステップS101は、図4AのステップS14またはS16に続き、ステップS106は、図4AのステップS1へと続く。すなわち、子機200は、図4BのステップS17〜S22を図13のステップS101〜S106に置換した動作を実行する。
図13において、声量レベル最適範囲算出部208は、図4AにおけるステップS14またはS16に続き、周囲音レベルを読み出し、その周囲音レベルに10dBを加算した第1のレベルから周囲音レベルに20dBを加算した第2のレベルまでの音量範囲を声量レベル最適範囲として設定する(ステップS101)。
続いて、声量レベル表示部209は、声量レベル現在値算出部207で算出された現在の声量レベルがステップS101で設定した声量レベル最適範囲に入っているか否かを判定する(ステップS102)。
声量レベル表示部209は、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っていると判定したときは例えば青色のLEDを点灯させる(ステップS104)。声量レベル表示部209は、声量レベル最適範囲の上限値を超えているときは例えば赤色のLEDを点灯させる(ステップS103)。声量レベル表示部209は、声量レベル最適範囲の下限値を下回っているときは例えば黄色のLEDを点灯させる(ステップS105)。
続いて、声量レベル判定結果送信部210は、声量レベル表示部209において現在の話者の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っているか否かを判定した声量レベル判定結果 を示す声量レベル判定値を含む送信信号を生成して親機300へと無線送信する(ステップS106)。
このとき、声量レベル判定結果送信部210は、声量レベル判定値と、各子機200の識別情報とを含む送信信号を生成して親機300へと無線送信するのがよい。識別情報は、個々の子機200に固有の識別番号(または識別符号)である。
各子機200の識別情報には、事前に、親機300に対してどの位置に子機200を置いたかを示す情報が登録されていることが好ましい。すなわち、子機200の識別情報は、子機200の位置情報を含むのがよい。
なお、無線送信の手段としては微弱無線、特定小電力無線、あるいはBluetoothなどの公知の手段を使用できる。
次に、親機300の構成及び動作について説明する。図14は、親機300の概略的な構成の一例を示している。図15は、親機300の動作を説明するためのフローチャートを示している。
図14に示すように、親機300は、声量レベル判定結果受信部301及び声量レベル表示部302を備える。声量レベル判定結果受信部301は、複数台の子機200(図11の例では3台の子機200−1〜200−3)からそれぞれ送信された無線送信信号を受信して声量レベル判定値を復調する。復調された声量レベル判定値は、声量レベル表示部302に入力される。
無線送信信号が子機200の識別情報を含む場合には、声量レベル判定結果受信部301は識別情報も復調して声量レベル表示部302に供給する。
声量レベル表示部302は、図15のフローチャートに示すように、声量レベル判定結果受信部301により子機200からの無線送信信号を受信したか否かを監視する(ステップS111)。
声量レベル表示部302は、声量レベル判定結果受信部301が子機200から無線送信信号を受信したと判断したときは(ステップS111にてYES)、各子機200からの声量レベル判定値が示す声量レベル判定結果及び識別情報に基づき生成した画像を、所定の表示画面にて表示する(ステップS112)。
声量レベル表示部302は、声量レベル判定結果受信部301が子機200から無線送信信号を受信したと判断しなければ(ステップS111にてNO)、ステップS111の処理を繰り返す。
図16は、声量レベル表示部302が生成する所定の表示画面の一例を示す。図16において、声量レベル表示部302の表示画面40には、子機200−1、200−2、200−3の配置位置に対応した位置に表示された子機200のシンボル画像41、42、43と、親機300の配置位置に対応した位置に表示された親機300のシンボル画像44とが表示されている。
子機のシンボル画像41〜43は、識別符号に含まれる位置情報に基づく位置に表示される。
表示画面40には、子機200のシンボル画像41〜43及び親機300のシンボル画像44と併せて、声が届いている範囲を示す画像45 が表示されている。声が届いている範囲を示す画像45は、親機300が子機200−1〜200−3から受信した声量レベル判定値に基づいて生成されて表示される。
図16に示す画像45は、親機300が子機200−1及び200−2において話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていることを示す声量レベル判定値を子機200−1及び200−2から受信したときの画像である。また、画像45は、子機200−3において話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないことを示す声量レベル判定値を子機200−3から受信したときの画像である。このような声が届いている範囲を示す画像45は、例えば、声量レベル最適範囲内に入っていることを示す声量レベル判定値を送信した子機の位置と親機の位置を座標としたスプライン曲線によって描かれる。その他種々の近似曲線を描く手法を利用してもよい。
本実施形態の声量表示システム100Cによれば、話者SAは、どの子機200に自分の声が届いていないかを親機300の声量レベル表示部302の表示画面40を見ることで直感的に知ることができる。また、話者SAは、聞き手LB、LC、LDの手元に置かれた子機200−1、200−2、200−3から前方の自分の方向に射出されたLEDからの光Ltの色を見渡しながら、自分の声が届いていない場所や位置を正確に確認することもできる。
従って、声量表示システム100Cによれば、話者SAが広い場所で大勢の人に向かって話す場合に、大勢の人が聞き取れるような最適な声量となるように自分の声の大きさを継続的に調整できる。また、声量表示システム100Cによれば、部分的な騒音レベルの変化にも対応することができる。
図17は、声量レベル表示部302が生成する所定の表示画面の他の例を示す。図17において、声量レベル表示部302の表示画面50には、受信した識別情報に基づき、図11に示した子機200−1、200−2、200−3の配置位置に対応した位置に子機200のシンボル画像51、52、53が表示されている。
表示画面50には、声が届いているか否かの各子機200の状態が表示されている。各子機200の状態は、親機300が子機200−1〜200−3から受信した声量レベル判定値に基づいて生成されて表示される。
図17に示す各子機200の状態は、親機300が子機200−1及び200−2において話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていることを示す声量レベル判定値を子機200−1及び200−2から受信し、子機200−3において話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないことを示す声量レベル判定結果を子機200−3から受信したときの画像である。
すなわち、親機300の表示画面50には、話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていることを示す子機2001−1及び200−2のシンボル画像51、52が表示されている。
親機300の表示画面50には、話者SAの現在の声量レベルが声量レベル最適範囲内に入っていないことを示す子機200−3のシンボル画像53が表示されている。
このように、本実施形態の声量表示システム100Cによれば、話者SAは、どの子機200に自分の声が届いていないかを親機300の表示画面50を見ることで直感的に知ることができる。
また、話者SAは、聞き手LB、LC、LDの手元に置かれた子機200−1、200−2、200−3から前方の自分の方向に射出されたLEDからの光Ltの色を見渡しながら、自分の声が届いていない場所や位置を正確に確認することもできる。
従って、本実施形態の声量表示システム100Cによれば、話者SAが広い場所で大勢の人に向かって話す場合に、大勢の人が聞き取れるような最適な声量となるように自分の声の大きさを継続的に調整できる。また、声量表示システム100Cによれば、部分的な騒音レベルの変化にも対応することができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば第3の実施形態においては、親機300の声量レベル表示部302に、子機200からの送信信号に基づいて話者の声量レベルが適正であるか否かが表示される。話者は、声量レベル表示部302の表示画面40または50で自分の声の大きさが適正であるか否かを確認できる。
よって、子機200は、話者の声が声量レベル適正範囲内であるか否かを識別する光を発光するLEDを必ずしも備えなくてもよい。
また、子機200をアイコンで表示する必要はなく、各子機200の名称を表示してもよい。
親機300はLEDを備え、LEDを発光させることによって、子機200を特定する情報を報知してもよい。例えば、LEDは、各子機200に対応する発光パターンによって、子機200を特定する情報を報知することができる。
親機300は振動発生器を備え、振動発生器を振動させることによって、子機200を特定する情報を報知してもよい。例えば、振動発生器は、各子機200に対応する振動パターンによって、子機200を特定する情報を報知することができる。
このように、親機300は、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っている子機200を特定する情報を報知する特定情報報知部を備えていればよい。
声量レベル表示部302は、現在の声量レベルが声量レベル最適範囲に入っている子機200を特定する情報を報知する特定情報報知部の一例である。
声量レベル表示部302は、音量レベルが適正ではない子機200を表示しなくてもよい。
40、50 表示画面
41〜43、51〜53 子機シンボル画像
44 親機シンボル画像
45 声が届いている範囲
100A、100B 声量表示装置
100C 音量表示システム
101、201 集音部
102、202 音分析部
103、111、203 話者声紋登録部
104、204 音量レベル測定部
105、205 周囲音記憶部
106、206 声量レベル測定部
107、207 声量レベル現在値算出部
108、208 声量レベル最適範囲算出部
109、209 声量レベル表示部
112 外部判定部
113 声量レベル最適範囲算出部
114、302 声量レベル表示部
116a〜116c 判定ボタン
117 マイクロフォン(マイク)
118 発光ダイオード(LED)
200、200−1、200−2、200−3 データ送信機(子機)
210 声量レベル判定結果送信部
300 データ受信機(親機)
301 適正値判断結果受信部

Claims (2)

  1. 外部から集音して得た音声信号が、データ受信機を使用する登録済みの話者の音声信号であるか否かを判別する判別部と、前記判別部により前記話者の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する声量レベル測定部と、前記判別部により前記話者以外の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを周囲音レベルとして測定する周囲音レベル測定部と、前記声量レベル測定部が測定した声量レベルのうち、前記周囲音レベルより大きなレベルの所定期間の平均値を前記話者の現在の声量レベルとして算出する声量レベル現在値算出部と、前記周囲音レベルより大なる所定の音量レベル範囲を声量レベル最適範囲として算出する声量レベル最適範囲算出部と、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っているか否かを示す声量レベル判定値と前記データ送信機に固有の識別情報とを含む送信信号を生成して、前記データ受信機へと送信する送信部とを備えるデータ送信機から送信された前記送信信号を受信して前記声量レベル判定値及び前記識別情報を得る受信部と、
    前記受信部により得た前記声量レベル判定値及び前記識別情報に基づいて、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っている前記データ送信機を特定する情報を報知する特定情報報知部と
    を備えることを特徴とするデータ受信機。
  2. 外部から集音して得た音声信号が、データ受信機を使用する登録済みの話者の音声信号であるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部により前記話者の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを声量レベルとして測定する声量レベル測定部と、
    前記判別部により前記話者以外の音声信号であると判別された音声信号の音量レベルを周囲音レベルとして測定する周囲音レベル測定部と、
    前記声量レベル測定部が測定した声量レベルのうち、前記周囲音レベルより大きなレベルの所定期間の平均値を前記話者の現在の声量レベルとして算出する声量レベル現在値算出部と、
    前記周囲音レベルより大なる所定の音量レベル範囲を声量レベル最適範囲として算出する声量レベル最適範囲算出部と、
    前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っているか否かを示す声量レベル判定値と前記データ送信機に固有の識別情報とを含む送信信号を生成して、前記データ受信機へと送信する送信部と
    を有するデータ送信機と、
    前記データ送信機から送信された前記送信信号を受信して前記声量レベル判定値及び前記識別情報を得る受信部と、
    前記受信部により得た前記声量レベル判定値及び前記識別情報に基づいて、前記現在の声量レベルが前記声量レベル最適範囲に入っている前記データ送信機を特定する情報を報知する特定情報報知部と
    を有するデータ受信機と
    を備えることを特徴とする声量報知システム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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