JP2015195550A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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弘之 宮原
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Abstract

【課題】偽信号の発生を抑圧した静止画像撮影および動画像撮影を行うことが可能な撮像素子、および該撮像素子を搭載した撮像装置を提供する。
【解決手段】本開示の撮像素子では、互いに分光特性が異なる第1のカラーフィルタと第2のカラーフィルタを含む複数種類のカラーフィルタが3行×3列に配置されて複数種類の小配列単位が形成されている。これらの小配列単位が2行×2列に配置されて大配列単位が形成されている。そして第1のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の大配列単位における第1の重心位置と、第2のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第2の重心位置とが一致するよう小配列単位が配置されている。
【選択図】図1

Description

本開示は複数種類のカラーフィルタを有する撮像素子と、撮像素子を備える撮像装置に関する。
従来の撮像素子がたとえば特許文献1に開示されている。この撮像素子は、画素が行列状に2次元配置された画素アレイ部と、輝度信号の主成分となる色が市松状に配置され、残りの部分に色情報成分となる複数色が配列された色フィルタ部とを有する。この撮像素子は、画素アレイ部の各画素から出力される色フィルタ部の色配列に対応した信号を、ベイヤ配列に対応した信号に変換して出力する。
特開2010−136225号公報
近年、静止画のみならず動画においても高画素の撮像素子を用いて高精細な画像を撮影するデジタルカメラ(以下、DSC)やビデオカメラが普及してきている。撮像素子のイメージサイズは、DSCやビデオカメラの仕様によって決定される。高画素化はピクセルサイズの微小化につながり、結果として感度やS/Nの低下を招く。そのため、高画素化は画質の観点からは課題となっている。また高画素化は解像度の向上を目的とするため、偽信号の発生は画質を損ねる要因でもある。
近年、画像センサー内で画素信号を加算することにより処理信号数を減少させて動画撮影が可能な機能が一般的になりつつある。その一方で画像センサー内で画素信号を加算すると、同色の画素(R、GrやGb、B)に基づく信号が有する変調成分が同位相のため色の偽信号が発生し画質が低下する。
本開示は、偽信号の発生を抑圧した静止画像撮影および動画像撮影を行うことが可能な撮像素子、およびそのような撮像素子を搭載した撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために、本開示の撮像素子は、複数種類の小配列単位と、2行×2列に配列された複数種類の小配列単位で構成された大配列単位とを有する。小配列単位はそれぞれ、3行×3列に配置された複数のカラーフィルタで構成されている。これらのカラーフィルタは、第1のカラーフィルタと、第1のカラーフィルタとは異なる分光特性を有する第2のカラーフィルタとを含む。第1のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素は、大配列単位において第1の重心位置を有する。一方、第2のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素は、大配列単位において第2の重心位置を有する。複数種類の小配列単位は、これら第1の重心位置と第2の重心位置とが一致するように配置されている。
本開示によれば、偽信号の発生を抑圧した静止画像撮影および動画像撮影を行うことが可能な撮像素子、および該撮像素子を搭載した撮像装置を提供できる。
実施形態1のビデオカメラ100の構成を示すブロック図 一般的な画素配列であるベイヤ配列の画素加算の重心位置を示す図 カラーフィルタ(R、G、B、W、Mg)の分光感度特性を示す図 CMOSイメージセンサの、3行×3列に配置された複数の画素で構成された小配列単位の例を示す図 画素加算動作を説明するための図 2行×2列に配置された複数種類の小配列単位で構成された大配列単位の例の画素加算の重心位置を示す図 画素加算動作を示すフローチャート 画素加算動作を説明するための第1の図 画素加算動作を説明するための第2の図 画素加算動作を説明するための第3の図 CMOSイメージセンサの、小配列単位の他の例を示す図 図11に示す小配列単位で構成された大配列単位の例の画素加算の重心位置を示す図 大配列単位のさらに他の例の画素加算の重心位置を示す図 大配列単位のさらに他の例の画素加算の重心位置を示す図
<1.実施形態1>
以下、図面を参照しながら、実施形態1について説明する。図1は実施形態1のビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。まず、実施形態の一例として、ビデオカメラ100の構成及び動作、並びに、CMOSイメージセンサ(以下、センサ)140のフィルタ配列を説明する。
<1‐1.概要>
ビデオカメラ100は、同一の撮像素子であるセンサ140を用いて、静止画像および動画像を撮影することができる。センサ140のカラーフィルタは、3行×3列に配置され、複数種類の小配列単位を構成している。そして、複数種類の小配列単位が2行×2列に配置されて大配列単位を形成している。この構成において、複数のカラーフィルタに含まれる第1フィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において、使用される画素は、大配列単位において第1の重心位置を有する。また、複数のカラーフィルタに含まれる第2フィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において、使用される画素は、大配列単位において第2の重心位置を有する。複数種類の小配列単位は、これら第1の重心位置と第2の重心位置とが一致するように配置されている。これにより、偽信号の発生を抑圧した静止画像撮影および動画像撮影を行うことができる。
また複数種類の小配列単位はそれぞれ、第1のカラーフィルタ及び第2のカラーフィルタと異なる分光特性を有するとともに、市松状に配置された複数の第3のカラーフィルタを有する。この複数の第3のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素は、大配列単位において第3の重心位置を有する。この第3の重心位置が、上述の第1の重心位置及び第2の重心位置と一致するように、複数種類の小配列単位が配置されている。これにより、ビデオカメラ100は、静止画像撮影においても、動画像撮影においても、センサ140を用いて、より高画質で効率良く画像情報を出力することができる。
以下、ビデオカメラ100の構成および動作、並びに、センサ140のフィルタ配列について図を用いて説明する。なお、以下の説明では、Rカラーフィルタ(以下、Rフィルタ)を第1のカラーフィルタ、Bカラーフィルタ(以下、Bフィルタ)を第2のカラーフィルタ、Gカラーフィルタ(以下、Gフィルタ)を第3のカラーフィルタとして説明する。Rフィルタ、Bフィルタ、Gフィルタはそれぞれ、赤、青、緑をそれぞれ選択的に透過するカラーフィルタである。さらに、R、G、Bの光透過成分を含むWカラーフィルタ、或いは、Mgカラーフィルタ(マゼンダフィルタ)を第4のカラーフィルタとして説明する。なお以下の説明ではWカラーフィルタ、Mgカラーフィルタをそれぞれ、Wフィルタ、Mgフィルタと称する。
Wフィルターを用いる場合、第4のカラーフィルタは第1〜第3のカラーフィルタであるRフィルタ、Bフィルタ、Gフィルタのいずれよりも高い光透過率分光感度を有し、Mgフィルターを用いる場合、第4のカラーフィルタは、Rフィルタ、Bフィルタのいずれよりも高い光透過率分光感度を有する。すなわち、第4のカラーフィルタは、第1のカラーフィルタ及び、第2のカラーフィルタのいずれよりも高い光透過率分光感度を有する。なお、第1〜第4のカラーフィルタはこの構成に限定されない。
<1‐2.ビデオカメラ100の構成>
ビデオカメラ100の電気的構成について図1を参照しながら説明する。ビデオカメラ100は、光学系110と、絞り300と、シャッタ130と、センサ140と、A/Dコンバータ(以下、ADC)150と、画像処理部160と、バッファ170と、コントローラ180とを有する。ビデオカメラ100はさらに、メモリカード200を格納できるカードスロット190と、レンズ駆動部120と、内部メモリ240と、操作部材210と、表示モニタ220とを有する。
ビデオカメラ100では、1つ以上のレンズで構成された光学系110により形成された被写体像をセンサ140が撮像する。センサ140で生成された画像データは、画像処理部160で各種処理が施され、メモリカード200に格納される。
センサ140は、光学系110で形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。センサ140は、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行う。センサ140は複数の画素を含み、各画素に対応してフォトダイオード(図示せず)が設けられている。すなわち、センサ140の受光面には多数のフォトダイオードが2次元的に配列されている。
また、センサ140は、各画素に対応して所定の配列で配置された各種のカラーフィルタを有する。本実施形態ではR、G、B、Wの4種のカラーフィルタが用いられる。なお、Wフィルタに換えて、Mgフィルタを用いてもよい。各画素に対して、4種のカラーフィルタのいずれか1種が配置される。以下、Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ、Wフィルタが設置された画素を、それぞれ「画素R」、「画素G」、「画素B」、「画素W」と称する。
各画素は、対応するカラーフィルタを透過した光を受け付け、受け付けた光の強さに応じた信号(画素情報)を出力する。センサ140のカラーフィルタの配列については後ほど詳細に説明する。
また、センサ140は加算部145を内蔵している。加算部145は「画素加算」を行ない、加算によって得られた信号を出力する。「画素加算」とは、センサ140の複数の画素から出力された信号を足し合わせて(加算して)、1つの信号(画像情報)を生成することである。画素加算についても後ほど詳細に説明する。
ADC150は、センサ140によって生成されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
画像処理部160は、センサ140で生成された画像データに対して各種処理を施すことにより、表示モニタ220に表示するための画像データを生成したり、メモリカード200に格納するための画像データを生成したりする。例えば、画像処理部160は、センサ140で生成された画像データに対して、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、傷補正などの各種処理を行う。また、画像処理部160は、センサ140で生成された画像データを、H.264規格やMPEG2規格に準拠した圧縮形式等で圧縮する。画像処理部160は、デジタル信号処理器(DSP)やマイコンなどで形成可能である。
コントローラ180は、ビデオカメラ100の全体を制御する。コントローラ180は、半導体素子などで形成可能である。コントローラ180は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ180は、マイコンなどで形成できる。
バッファ170は、画像処理部160及びコントローラ180のワークメモリとして機能する。バッファ170は、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、強誘電体メモリなどで形成できる。
カードスロット190は、メモリカード200を格納可能である。カードスロット190は、機械的及び電気的にメモリカード200と接続可能である。メモリカード200は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内蔵し、画像処理部160で生成された画像ファイル等のデータを記憶可能である。
内部メモリ240は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを含む。内部メモリ240は、ビデオカメラ100の全体を制御するための制御プログラム等を記憶している。
操作部材210は、使用者からの操作を受け付けるユーザーインターフェースを含む。操作部材210は、例えば、使用者からの操作を受け付ける十字キー、決定釦、各種モードを切り替えるための操作釦、静止画撮影を指示するための釦、動画撮影を指示するための釦などを含む。
表示モニタ220は、センサ140で生成された画像データが示す画像(スルー画像)や、メモリカード200から読み出した画像データが示す画像を表示可能である。また、表示モニタ220は、ビデオカメラ100の各種設定を行うための各種メニュー画面等も表示可能である。
<1‐3.センサ140のカラーフィルタ配列>
図2は一般的な画素配列であるベイヤ配列を示す図である。図2に示すように、ベイヤ配列では、Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタの3種のカラーフィルタから構成されるベイヤ基本配列10が繰り返し配列される。ベイヤ配列では、Gフィルタが市松状に配列される。RフィルタとBフィルタとはそれぞれGフィルタのみに隣接して配列される。なお図2では、Rフィルタの行にあるGフィルタをGr、Bフィルタの行にあるGフィルタをGbとして示している。
図2は、ベイヤー配列においてRフィルタ、Bフィルタの透過光に基づく画像情報を加算した場合において使用される画素のそれぞれの重心位置20R、20Bを示している。図示したように、重心位置20R、20Bは一致していない。さらに、加算するR、Bの変調成分はR同士、B同士で見た場合に同相であるためR、Bの色のモアレ成分は減少しない。すなわち、偽信号の発生が顕著である。そこで、以下では、偽信号の発生を抑制する、本実施の形態におけるカラーフィルタ配置を説明する。さらには、より高解像度を維持し得るカラーフィルタ配置を説明する。以下、センサ140が有するカラーフィルタの配列の詳細を説明する。
センサ140は、Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタ、およびWフィルタの4種のカラーフィルタを有している。
図3は、各カラーフィルタの分光感度の波長特性を示す図である。Rフィルタは赤色(R)の光を透過する特性を有し、Gフィルタは緑色(G)の光を透過する特性を有し、Bフィルタは青色(B)の光を透過する特性を有する。そしてWフィルタは、RフィルタとGフィルタとBフィルタのうち、最も光透過率が高いGフィルタよりも光透過率が高く、かつ全波長帯の光を透過する特性を有する。そのため、Wフィルタを活用することは、センサー感度を高めるに有効である。そのため、暗いところでも有効に信号を形成することができる。
なお、Wフィルタに換えてMgフィルタを用いても構わない。MgフィルタはRおよびBの感度を有する。そのためMgフィルタを活用することは、色のS/Nを高めるために有効である。Wフィルタの位置にMgフィルタを使用してもよいが以下では、Wを使用した配列に関して説明する。
上記のうちR、G、B、Wの4種のカラーフィルタを用いた、センサ140のカラーフィルタ配列について説明する。以下、カラーフィルタ配列を画素配列とも称する。
図4は、本実施形態のセンサ140における小配列単位(Block_A〜Block_D)を示す図である。小配列単位は、本実施形態の画素配列における水平3画素、垂直3画素の基本単位となる配列単位である。センサ140の画素の小配列単位は、Rフィルタ、Gフィルタ、BフィルタおよびWフィルタの4種のカラーフィルタによって構成されている。
センサ140では、輝度信号(以下、Y信号)への寄与率の高いGフィルタが市松状に配置されている。Gフィルタを市松状に配置することにより、輝度の高解像度を確保することができ、モアレを打ち消すことができる。
小配列単位における水平3画素、垂直3画素の配列(3行×3列の配列)について説明する。前述のように、小配列単位であるBlock_A〜Block_Dではそれぞれ、輝度の解像度を考慮してGフィルタが市松状に配置されている。最も感度の高い画素Wに対応するWフィルタは、Block_A、Block_Dにおける垂直の重心位置に配置され、さらには、Block_A〜Block_Dで構成された大配列単位では水平に交互に配置されている。これにより、Wを補間する際の偽信号の発生を抑制することが可能である。また、Wフィルタは、小配列単位内の3行×3列の配列の中央のフィルタに対して対称に配置されている。
同様にR、Bフィルタも偽信号の抑圧を考慮して配列されている。すなわち、Rフィルタと、Gフィルタとが、小配列単位内の3行×3列の配列の中央のカラーフィルタを中心として、点対称の位置に配置されていることが好ましい。Block_A及びBlock_Dでは、中央のWフィルタを中心にR、Bフィルタが点対称に配置されている。Block_B及びBlock_Cでは、中央のGフィルタを中心にR、Bフィルタが点対称に配置されている。
図5は、本実施形態での画素加算動作を説明するための図である。なお、Block_AのR、G、B、WをそれぞれRa、Ga、Ba、Waと記す。同様にBlock_Bの画素R、G、B、WをRb、Gb,Bb、Wbと記す。Block_C、Block_Dも同様に記す。
センサ140の加算部145は、各画素からの出力信号に対して、加算された信号を生成する。すなわち、加算部145は、画素R、画素G、画素B、画素Wからそれぞれ出力された信号R、信号G、信号B、信号Wに対して、下記の(1)式〜(4)式を用いて加算信号R’、加算信号G’、加算信号B’、加算信号W’を生成する。たとえば、Block_Aについては、加算部145は(1)式〜(4)式を用いて加算信号Ra’、加算信号Ga’、加算信号Ba’、加算信号Wa’を求める。
Figure 2015195550
信号Waは、信号Ra、信号Ga、信号Baの色成分を含むため、Block_Aの輝度信号Yaは以下の(5)式により求められる。Block_A内の画素から得られる信号で輝度信号Yaを構成する場合は、中央の画素Wに対して水平・垂直で逆相の成分を有するR信号、B信号を(5)式に準じて構成する。
Figure 2015195550
Block_Dでは、Block_AにおいてRフィルタとBフィルタが入れ替わって配置されているので、Block_Dの場合は、添え字aをdに置き換えれば(1)〜(4)式と同様にして加算信号Rd’、Gd’、Bd’、Wd’が求められ(5)式と同様にして、輝度信号Ydを求めることができる。
信号Waにおいては、信号Ra、信号Baと水平、垂直の変調成分が逆相にある。そのため、信号Waは(5)式により信号Ra、信号Baの変調成分を打ち消すことができる。なお、信号Ga1と信号Ga4とは変調成分が逆相である。同様に、信号Ga2と信号Ga3とは変調成分が逆相である。そのため、(2)式の演算を実施することで信号Gaの偽信号成分は打ち消される。Block_Dについても同様である。
同様にしてBlock_Bでは水平3画素、垂直3画素の中央のGフィルタを中心にRフィルタ、Bフィルタ及びWフィルタが点対称に配置されている。センサ140の加算部145は、各画素からの出力信号に対して、加算された信号を生成する。すなわち、加算部145は、画素R、画素G、画素B、画素Wからそれぞれ出力された信号R、信号G、信号B、信号Wに対して、下記の(6)式〜(9)式を用いて加算信号Rb’、加算信号Gb’、加算信号Bb’、加算信号Wb’を生成する。すなわち、Block_Bについては、加算部145は(6)式〜(9)式を用いて加算信号Rb’〜Wb’加算信号を求める。
Figure 2015195550
信号Wbは、信号Rb、信号Gb、信号Bbの色成分を含むため結果としてBlock_Bの輝度信号Ybは(10)式により求められる。Block_B内の画素から得られる信号で輝度信号Ybを構成する場合は、中央の画素Wに対して水平・垂直で逆相の成分を有する信号R、信号Bを(10)式に準じて構成する。
Figure 2015195550
Block_Cでは、Block_BにおいてRフィルタとBフィルタが入れ替わって配置されているので、Block_Cの場合は、添え字bをcに置き換えれば(6)〜(9)式と同様にして加算信号Rc’、Gc’、Bc’、Wc’が求められ(10)式と同様にして、輝度信号Ycを求めることができる。
信号Wbにおいては、信号Rb、信号Bbと水平、垂直の変調成分が逆相にある。そのため、信号Wbは(5)式により信号Rb、信号Bbの変調成分を打ち消すことができる。なお、信号Gb1、信号Ga2、信号Gb4、信号Gb5では変調成分が信号Gb3と逆相である。そのため、(7)式の演算を実施することで信号Gbの偽信号成分は打ち消される。Block_Cについても同様である。
図6は、小配列単位を2行×2列に配置して構成された大配列単位31の画素加算の重心位置を示す図である。センサ140では、Block_A〜Block_Dが、図6に示すように2行×2列に配置されている。位置C1は、Rフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の大配列単位31における重心位置を示している。位置C2は、Bフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の大配列単位31における重心位置を示している。ここで、位置C1と位置C2が一致するように、Block_A〜Block_Dが配置されている。
また、位置C3は、Gフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の大配列単位における重心位置を示している。ここで、位置C3と位置C1、C2とが一致するように、Block_A〜Block_Dが配置されていることが好ましい。
また、位置C4は、Wフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の大配列単位における重心位置を示している。位置C4が位置C1〜C3と一致するように、Block_A〜Block_Dが配置されていることがさらに好ましい。
図6に水平6画素、垂直6画素で加算合成した場合の画素Rの重心位置(位置C1)を示す。丸印で示す位置C1が画素Rの重心である。画素B、画素G、画素Wも同様に大配列内において点対象に配置されている。したがって、図6に示すように画素B、画素G及び画素Wの重心の位置である位置C2〜C4は位置C1に重なる。
この構成において、加算部145は、以下の(11)式〜(14)式で色信号R”、G”、B”およびW”を演算する。
Figure 2015195550
そして、加算部145は、演算により得られた各加算信号R”、G”、B”およびW”を使用して、(15)式により輝度信号Y”を構成する。
Figure 2015195550
一方、例えばNTSC方式の輝度信号は分光成分R,G,Bを使用して以下の(16)式で表される。
Figure 2015195550
(16)式および(15)式を鑑みて係数k1〜k4は、k1+k4=0.3、k2+k4=0.59、k3+k4=0.11を満たすように選択すればよい。例えば、k4=0.1と設定した場合、k1=0.2、k2=0.49、k3=0.01となる。
なお、Wフィルタに換えてMgフィルタを使用した場合の輝度信号Yaは以下の構成となる。
Figure 2015195550
加算信号Ra’、加算信号Ga’、加算信号Ba’は前述と同様にそれぞれ、Block_A内の信号Ra,信号Ga,信号Baの平均である。信号Mgaでは、信号Ra、信号Baと水平、垂直の変調成分が逆相にある。そのため(17)式の加算で信号Ra、信号Baの変調成分を打ち消すことが可能である。このようにMgフィルタを用いた場合もWフィルタを用いた場合と同様の効果を奏する。
<1‐4.ビデオカメラの動作>
以下、ビデオカメラ100の動作について説明する。合わせてビデオカメラ100に搭載のセンサ140の動作を、図7を参照しながら説明する。
ビデオカメラ100の電源をONにすると、コントローラ180は、ビデオカメラ100を構成する各部に電力を供給する。これにより、光学系110を構成する各レンズや、センサ140等は、初期設定を行なうことができる。光学系110およびセンサ140等の初期設定が終わると、ビデオカメラ100は、撮影可能な状態となる。
ビデオカメラ100は、撮影モードと再生モードの二つのモードを有している。再生モードでのビデオカメラ100の動作についての説明は省略する。ビデオカメラ100が撮影モードに設定されているときに撮影可能な状態となると、表示モニタ220は、センサ140により撮像され画像処理部160によって処理されたスルー画像を表示し始める。
表示モニタ220がスルー画像を表示しているとき、コントローラ180は、静止画撮影の指示釦が押下されたか否か、および動画撮影の指示釦が押下されたか否かを監視している。コントローラ180は、いずれかの指示釦が押下されたのに従って、その指示されたモードにて撮影を開始する(S100)。すなわち、コントローラ180は、静止画撮影の指示釦が押下されたときは、動作モードを静止画モードに設定する。また、コントローラ180は、動画撮影の指示釦が押下されたときは、動作モードを動画モードに設定する。
センサ140は、設定された動作モード(静止画モードまたは動画モード)に応じて、画像データの出力モードを切り替える(S110)。具体的には、静止画モードが設定されている場合(ステップS110におけるNO)、センサ140は、加算部145で各画素からの出力に対して画素加算を行なうことなく、全画素から出力された信号から構成されるRAWデータを出力する(S150)。これにより、静止画モードが設定されている場合は、高精細な画像データを出力することができる。
ビデオカメラ100は、動画モードにおいて、画素加算モードと、画素非加算モードとの2つの出力モードを有する。画素加算モードでは、加算部145が各画素からの出力信号に対して画素加算を行なう。画素非加算モードでは、加算部145が画素加算を行なわない。画素加算モードと画素非加算モードとのいずれか一方をユーザは予め選択可能である。動画モードにおいて、センサ140の加算部145は、予め選択された出力モード(画素加算モードまたは画素非加算モード)に応じて、画像データの出力モードを切り替える(S120)。
具体的には、加算部145は、動作モードとして動画モードが選択されていたとき(ステップS110におけるYes)、出力モードが画素加算モードに設定されているか否か判定する(S120)。画素非加算モードが設定されている場合(S120におけるNo)、センサ140は、各画素からの出力信号に対して画素加算を行なうことなく、全画素の出力信号から構成されるRAWデータを出力する(S150)。
例えば、動画撮影において、フレームレートを多少低くしてでも、高精細な画像データを出力したい場合や、動画と静止画を同時に取得した場合などには、画素加算を行なうことなく全画素によるRAWデータを出力することが有用である。
一方、画素加算モードが設定されている場合(ステップS120におけるYes)、センサ140は、画素加算において画素R、G、B、Wのそれぞれからの出力信号を加算するときの比率を選択する(S130)。なお、画素加算での比率を選択する構成を有さなくてもよい。その場合、予め所定の加算比率を設定しておけばよい。
加算部145は、選択された加算比率に従って、各画素R、G、B、Wからの出力信号に対して画素加算処理を行なう。そして加算部145は、画素加算した結果得られた信号を出力する(S140)。以下、画素R、G、B、Wからの出力信号を、それぞれ「信号R」、「信号G」、「信号B」、「信号W」と称する。
以上のように各画素R、G、B、Wから出力された信号R、G、B、Wに対して画素加算を行なうことは、例えば、動画撮影においてフレームレートを上げて滑らかな画像を取得したい場合や、低照度時にS/Nを改善したい場合などに有用である。
<1‐5.画素加算動作>
以下、センサ140による他の画素加算動作について、図8から図10を参照しながら詳細に説明する。(1)式から(15)式を用いた方法では、各小配列単位毎に加算信号を算出しているが、以下の説明では、隣り合う2つの小配列単位毎に加算信号を算出する。
センサ140は、各画素(R、G、B、W)からの出力信号(R、G、B、W)に対して、以下の(18)式〜(22)式の演算を行ない、加算信号を生成する。図8に示すように、例えば、センサ140は、Block_Aの画素Raから出力された複数の信号Raと、Block_Bの画素Rbから出力された信号Rbとを加算平均して1つの信号(Ra+Rb)’を生成する。その他の色成分に関しても同様な演算を行う。ただし偶数行目のG信号の加算平均(Ga+Gb)’と奇数行目のG信号の加算平均(Ga+Gb)”は、それぞれ式(20)、(21)のようにして求める。
Figure 2015195550
すなわち、センサ140の加算部145は、大配列単位31に含まれる複数種類の小配列単位のうちの第1行目に位置する2つの小配列単位であるBlock_A、Block_Bに関し、以下の値を求める。すなわち加算部145は、第1の出力信号Rの加算平均(Ra+Rb)’と、第2の出力信号Bの加算平均(Ba+Bb)’と、第4の出力信号Wの加算平均(Wa+Wb)’と、Block_A、Block_Bの奇数行における第3の出力信号Gの加算平均(Ga+Gb)’と、同じく偶数行における第3の出力信号Gの加算平均(Ga+Gb)”とを求める。同様に、加算部145は、大配列単位31に含まれる複数種類の小配列単位のうちの第2行目に位置する2つの小配列単位であるBlock_C、Block_Dに関しても同様の演算を行う。加算部145は、第1の出力信号Rの加算平均(Rc+Rd)’と、第2の出力信号Bの加算平均(Bc+Bd)’と、第4の出力信号Wの加算平均(Wc+Wd)’と、Block_C、Block_Dの奇数行における第3の出力信号Gの加算平均(Gc+Gd)’と、同じく偶数行における第3の出力信号Gの加算平均(Gc+Gd)”とを求める。
加算部145は、このようにして得られた加算信号(Ra+Rb)’、(Ga+Gb)’、(Ga+Gb)”、(Ba+Bb)’、(Wa+Wb)’、(Rc+Rd)’、(Gc+Gd)’、(Gc+Gd)”、(Bc+Bd)’、(Wc+Wd)’をADC150を介して画像処理部160へ出力する。
<1‐6.画像処理部の動作>
<1‐6‐1.画素加算モードでの信号処理>
画素加算モードが選択されているとき、センサ140は、画素加算で生成した加算信号(Ra+Rb)’、(Ga+Gb)’、(Ga+Gb)”、(Ba+Bb)’、(Wa+Wb)’、(Rc+Rd)’、(Gc+Gd)’、(Gc+Gd)”、(Bc+Bd)’、(Wc+Wd)’を出力する。これらの加算信号は画素ごとの出力信号の加算平均である。
これらの加算信号は、図9に示すように、中央に対して点対称の位置に、加算された色フィルタが配置された状態にあるものと見なすことができる。したがって、上述の加算処理の結果、図8に示す36画素出力は12画素出力まで圧縮される。これらの加算信号では偽信号がキャンセルされている。そのため、以下の(23)式〜(26)式に示すように信号処理してから(27)式にしたがって輝度信号Y’を生成してもよい。
Figure 2015195550
なお、(27)式のR’,G’,B’の各定数はBTA S−001Cの標準規格にて規定されている係数である。また、W’の係数kは例えば被写体の照度を考慮して決定してもよい。すなわち、画像処理部160は、被写体の照度に応じて第4の出力の加算平均W’の係数を選択してもよい。
この加算処理の過程で、図8に示す36画素出力を図10に示すように6画素出力まで圧縮してもよい。このように、図9に示すように点対称に配置された画素出力をさらに6画素出力まで加算すれば、フレームレートも向上し、さらには偽信号も抑圧することができる。
図9、図10を参照して説明した画素加算は、画像処理部160で実施してもよいが、センサ140内で実施することが好ましい。センサ140、すなわち加算部145で加算処理すると、限られた時間内で全画面の映像出力の効率を上げることができる。
加算処理を行うと、出力のフレームレートが上がる一方、加算処理により解像度が低下する。そのため、解像度を優先する場合は、図9までの処理を加算部145で行い、それ以降の処理を画像処理部160で実施することが好ましい。一方、フレームレートを上げることを優先する場合には、図10までの処理を加算部145で行い、それ以降の処理を画像処理部160で実施することが好ましい。
いずれの場合も、画像処理部160は、大配列単位31における、第1の出力信号Rの加算平均R’と、第2の出力信号Bの加算平均B’と、第4の出力信号Wの加算平均W’とを求める。さらに画像処理部160は大配列単位31に含まれる複数種類の小配列単位の奇数行における第3の出力信号Gの加算平均(Ga+Gb)’と、同じく偶数行における第3の出力信号Gの加算平均(Ga+Gb)”との加算平均G’を求める。
そして、加算平均R’、加算平均B’、加算平均W’、加算平均G’に係数を乗じて加算することで輝度信号Y’を生成する。
<他の実施形態>
以上のように、大配列単位31を例に実施形態を説明した。しかし、上記実施形態の思想は、これに限定されない。以下、上記実施形態の思想を適用できる他の実施形態をまとめて説明する。
上述の説明では、図4に示したBlock_AからBlock_Dの小配列単位を用いて、大配列単位31を構成する場合を説明したが、これに限定されない。他の小配列単位の例として、Block_EからBlock_Hを図11に示す。また、これらの小配列単位を用いた大配列単位32、33、34を、それぞれ図12〜図14に示す。図12〜図14に示すように、これらの場合においても、R、B、W及びGの加算重心は一致する。そして、各色は点対称となっているために偽信号は除去される。
上記の実施形態では、撮像素子として、CMOSイメージセンサ140を例示したが、撮像素子はこれに限定されない。例えば、撮像素子を、CCDイメージセンサやNMOSイメージセンサで構成してもよい。
上記の実施形態では、画素加算を動画像撮影時にのみ適用している。これに加え、静止画像撮影時にも画素加算を行ってもよい。あるいは、静止画像のみを撮影するDSCで画素加算を行ってもよい。例えば、連射撮影時に画素加算を行ってもよい。
また、画像処理部160とコントローラ180とは、1つの半導体チップで構成してもよく、別々の半導体チップで構成してもよい。
上記実施形態では、センサ140は画素加算を行ない、加算された画素を出力する加算部145を内蔵したが、上記実施形態の思想はこれに限定されない。すなわち、センサ140よりも後段の演算処理装置(例えば、画像処理部160)により画素加算を行うようにしてもよい。これによっても、信号(画像情報)をより効率良く出力できる。
以上のように、上記実施形態によれば、センサ140で生成された信号の配列を画素加算によって偽信号のない輝度信号及び色信号を生成することが可能である。これにより、静止画像撮影用の高精細なイメージセンサを動画像撮影に用いたとしても、効率良く画素処理を施すことができるので、動画像撮影においても、より容易に適切なフレームレートを設定できる。
上記実施形態の思想は、ビデオカメラだけでなく、DSCや、撮像素子を搭載する情報端末などにも適用可能である。
C1,C2,C3,C4 位置
31,32,33,34 大配列単位
100 ビデオカメラ
110 光学系
120 レンズ駆動部
130 シャッタ
140 CMOSイメージセンサ(センサ)
145 加算部
150 A/Dコンバータ(ADC)
160 画像処理部
170 バッファ
180 コントローラ
190 カードスロット
200 メモリカード
210 操作部材
220 表示モニタ
240 内部メモリ

Claims (17)

  1. 第1のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタとは異なる分光特性を有する第2のカラーフィルタと、を含み、3行×3列に配置された複数のカラーフィルタをそれぞれ有する複数種類の小配列単位と、
    2行×2列に配列された前記複数種類の小配列単位を有する大配列単位と、を備え、
    前記第1のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第1の重心位置と、前記第2のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第2の重心位置とが一致するように前記複数種類の小配列単位が配置された、
    撮像素子。
  2. 前記複数種類の小配列単位のそれぞれにおいて、前記第1のカラーフィルタと前記第2のカラーフィルタとが点対称の位置に配置されている、
    請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記複数種類の小配列単位はそれぞれ、
    前記第1のカラーフィルタ及び前記第2のカラーフィルタと異なる分光特性を有するとともに、市松状に配置された複数の第3のカラーフィルタと、を有し、
    前記複数の第3のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第3の重心位置が、前記第1の重心位置及び前記第2の重心位置と一致するよう前記複数種類の小配列単位が配置された、
    請求項1に記載の撮像素子。
  4. 前記複数種類の小配列単位は、前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ及び前記第3のカラーフィルタと異なる分光特性を有するとともに、前記第1のカラーフィルタ及び前記第2のカラーフィルタのいずれよりも高い光透過率を有する第4のカラーフィルタをさらに有し、
    前記第4のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第4の重心位置が、前記第1の重心位置、前記第2の重心位置および前記第3の重心位置と一致するように前記複数種類の小配列単位が配置された、
    請求項3に記載の撮像素子。
  5. 前記第4のカラーフィルタは、前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ及び前記複数の第3のカラーフィルタのそれぞれが透過する波長の光を含む波長の光を透過可能である、
    請求項4に記載の撮像素子。
  6. 前記第1のカラーフィルタはRフィルタであり、
    前記第2のカラーフィルタはBフィルタであり、
    前記複数の第3のカラーフィルタのそれぞれはGフィルタである、
    請求項3から5のいずれかに記載の撮像素子。
  7. 前記第4のカラーフィルタは、更に前記第3のカラーフィルタよりも高い光透過率を有するWフィルタである、
    請求項4から6のいずれかに記載の撮像素子。
  8. 前記第4のカラーフィルタは、Mgフィルタである、
    請求項4、6のいずれかに記載の撮像素子。
  9. 撮像素子と、
    前記撮像素子により生成された画像情報を処理する画像処理部と、を備え、
    前記撮像素子は、
    第1のカラーフィルタと、前記第1のカラーフィルタとは異なる分光特性を有する第2のカラーフィルタと、を含み、3行×3列に配置された複数のカラーフィルタをそれぞれ有する複数種類の小配列単位と、
    2行×2列に配列された前記複数種類の小配列単位を有する大配列単位と、を備え、
    前記第1のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第1の重心位置と、前記第2のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第2の重心位置とが一致するように前記複数種類の小配列単位が配置された、
    撮像装置。
  10. 前記撮像素子において、前記複数種類の小配列単位はそれぞれ、
    前記第1のカラーフィルタを含む複数の第1のカラーフィルタと、
    前記第2のカラーフィルタを含む複数の第2のカラーフィルタと、を有し、
    前記複数種類の小配列単位のそれぞれにおいて、前記複数の第1のカラーフィルタが点対称の位置に配置され、前記複数の第2のカラーフィルタが点対称の位置に配置されている、
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像素子において、前記複数種類の小配列単位はそれぞれ、
    前記第1のカラーフィルタ及び前記第2のカラーフィルタと異なる分光特性を有するとともに、市松状に配置された複数の第3のカラーフィルタと、を有し、
    前記複数の第3のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第3の重心位置が、前記第1の重心位置及び前記第2の重心位置と一致するよう前記複数種類の小配列単位が配置された、
    請求項9に記載の撮像素子。
  12. 前記撮像素子において、前記複数種類の小配列単位は、前記第1のカラーフィルタ、前記第2のカラーフィルタ及び前記第3のカラーフィルタと異なる分光特性を有するとともに、前記第1のカラーフィルタ及び前記第2のカラーフィルタのいずれよりも高い光透過率を有する第4のカラーフィルタをさらに有し、
    前記第4のカラーフィルタの透過光に基づく画素情報に対する画素加算処理において使用される画素の前記大配列単位における第4の重心位置が、前記第1の重心位置、前記第2の重心位置および前記第3の重心位置と一致するように前記複数種類の小配列単位が配置された、
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像素子は、前記第1〜第4のカラーフィルタを透過した光を受ける位置に設けられた複数の画素をさらに備え、
    前記第1〜第4のカラーフィルタの位置にある前記複数の画素のそれぞれは、第1〜第4の出力信号を出力し、
    前記画像処理部は、
    前記大配列単位における、
    前記第1の出力信号の加算平均と、
    前記第2の出力信号の加算平均と、
    前記第4の出力信号の加算平均と、
    前記大配列単位に含まれる前記複数種類の小配列単位の奇数行における前記第3の出力信号の加算平均と、前記複数種類の小配列単位の偶数行における前記第3の出力信号の加算平均と、の加算平均とを求め、
    前記第1、第2、第4の出力信号の前記加算平均と、前記大配列単位に含まれる前記複数種類の小配列単位の奇数行における前記第3の出力信号の前記加算平均と、前記複数種類の小配列単位の偶数行における前記第3の出力信号の前記加算平均との前記加算平均に係数を乗じて加算することで輝度信号を生成する、
    請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像素子は、
    前記大配列単位に含まれる前記複数種類の小配列単位のうちの第1行目に位置する2つの小配列単位における、
    前記第1の出力信号の加算平均と、
    前記第2の出力信号の加算平均と、
    前記第4の出力信号の加算平均と、
    前記第1行目に位置する2つの小配列単位の奇数行における前記第3の出力信号の加算平均と、
    前記第1行目に位置する2つの小配列単位の偶数行における前記第3の出力信号の加算平均と、
    前記大配列単位に含まれる前記複数種類の小配列単位のうちの第2行目に位置する2つの小配列単位における、
    前記第1の出力信号の加算平均と、
    前記第2の出力信号の加算平均と、
    前記第4の出力信号の加算平均と、
    前記第2行目に位置する2つの小配列単位の奇数行における前記第3の出力信号の加算平均と、
    前記第2行目に位置する2つの小配列単位の偶数行における前記第3の出力信号の加算平均と、
    を求め、前記画像処理部へ出力する、
    請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記画像処理部は、被写体の照度に応じて前記第4の出力の前記加算平均の係数を選択する、
    請求項13に記載の撮像装置。
  16. 前記第4のカラーフィルタは、更に前記第3のカラーフィルタよりも高い光透過率を有するWフィルタである、
    請求項12に記載の撮像装置。
  17. 前記第4のカラーフィルタはMgフィルタである、
    請求項12に記載の撮像装置。
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