JP2015195436A - 電子部品パッケージ及び圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的検査を所期の精度で行い、信頼性の高い圧電デバイスを提供する。
【解決手段】圧電振動片130及び半導体デバイス180を収容し、圧電振動片130に接続される第1電極145e、145f及び半導体デバイス180に接続される接続電極141a、141dが形成されたベース1280を有する電子部品パッケージ190であって、第1電極145e、145fは、検査用端子Pe、Pfが接続電極141a、141dと同時に当接するように、接続電極141a、141dの一部を囲むように配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品パッケージ及び圧電デバイスに関する。
携帯端末や携帯電話などの電子機器では、水晶振動子や水晶発振器などの圧電デバイスが搭載されている。このような圧電デバイスは、水晶振動片などの圧電振動片やICチップなどが電子部品パッケージに保持された構成となっており、基板などに実装されて用いられる。
圧電デバイスの一例として、圧電振動片とICチップとが基板の表裏に実装され、これらが貫通電極等を介して接続される構成が知られている。この構成では、電子部品パッケージのうちICチップが実装される実装面には、ICチップの複数の端子に接続するための複数の電極と、この複数の電極から引き回される配線とが形成されている。
この構成の圧電デバイスを製造する場合、電子部品パッケージにまず圧電振動片を実装する。これにより、ICチップの実装面に形成された所定の電極と圧電振動片とが電気的に接続される。次に、ICチップの実装面の複数の電極のうち圧電振動片に接続された所定の電極に検査プローブを当接し、圧電振動片の電気的検査を行う。電気的検査の後、ICチップの実装面にICチップを実装する。この圧電振動片の電気的検査を行う際、検査プローブと電極との位置合わせを容易にするため、検査プローブに当接させる電極を他の電極に比べて大きく形成する構成が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
一方、圧電デバイスの小型化に伴い、電子部品パッケージに実装するICチップが小型化し、端子同士のピッチが狭くなっている。このため、電子部品パッケージ側に形成する電極のピッチも狭くすることが求められるとともに、検査プローブに当接させる電極を他の電極に比べて大きくすることが困難となっている。このため、例えば検査プローブの当接対象となる電極をICチップの外側まで伸ばし、ICチップの外側において検査プローブとの当接領域を形成する構成が知られている。
特許4477697号公報
しかしながら、近年では、圧電デバイスの更なる小型化が進んでいるため、ICチップの外側に検査プローブとの当接領域を形成するスペースを確保することが困難となっている。
以上のような事情に鑑み、本発明は、検査用端子を用いた電気的検査を所期の精度で行うことが可能な電子部品パッケージを提供するとともに、信頼性の高い圧電デバイスを提供することを目的とする。
本発明によれば、圧電振動片及び電子デバイスを収容し、圧電振動片に接続される第1電極及び電子デバイスに接続される第2電極が形成されたベースを有する電子部品パッケージであって、第1電極は、検査用端子が第2電極と同時に当接するように、第2電極の一部を囲むように配置される。
また、第1電極は、複数の第2電極のうち、グランド電極を除いた第2電極の一部を囲むように配置されてもよい。また、第1電極は、複数の第2電極の間に配置され、第2電極の間隔に応じて幅が設定されてもよい。また、一対の第1電極は、矩形状のベースに形成された複数の第2電極のうち、対角方向にある2つの第2電極をそれぞれ囲むように配置されてもよい。
また、本発明に係る圧電デバイスは、上記の電子部品パッケージと、第1電極に接続される圧電振動片と、第2電極に接続される電子デバイスと、を含む。
本発明によれば、検査用端子が第1電極と第2電極とに同時に当接されるため、小型化により第1電極と第2電極とのピッチが狭い場合であっても、検査用端子を当接するスペースを確保することができる。これにより、電気的検査を所期の精度で行うことが可能となる。また、電気的検査を確実に行うことができるため、信頼性の高い圧電デバイスを提供できる。
第1実施形態に係る圧電デバイスの全体構成を示す断面図である。 電子部品パッケージの表面を透過して見たときの裏面の構成を示す図である。 電子部品パッケージの表面の構成を示す図である。 圧電デバイスの製造過程で行う電気的検査の様子を示す図である。 第2実施形態に係る圧電デバイスの構成を示す図である。 変形例に係る圧電デバイスの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態では、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。また、図面においてハッチングした部分は金属膜を表している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、圧電振動片の表面に平行な平面をXZ平面とする。このXZ平面において圧電振動片の長手方向をX方向と表記し、X方向に直交する方向をZ方向と表記する。XZ平面に垂直な方向(圧電振動片の厚さ方向)はZ方向と表記する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る圧電デバイスである発振器100について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、発振器100の全体構成を示す断面図である。図1に示す発振器100としては、例えば温度補償型水晶発振器(TCXO)が用いられている。この発振器100には、水晶の温度特性を補償する温度補償回路が内蔵されており、広い温度範囲にわたって良好な温度特性が得られるものである。
図1に示すように、発振器100は、電子部品パッケージ190と、圧電振動片130と、半導体デバイス(電子デバイス)180とを備えている。電子部品パッケージ190は、リッド110と、ベース120とを有している。
リッド110は、矩形の板状に形成されている。リッド110の表面110aは、電子部品パッケージ190の表面190aとなっている。ベース120は、リッド110の−Y側に配置されている。ベース120は、矩形の板状に形成されている。圧電振動片130及び半導体デバイス180は、ベース120に保持されている。
ベース120は、第1層140と、第2層150と、第3層160とを有している。これら第1層140、第2層150及び第3層160は、−Y側から+Y側へ向けて、第2層150、第1層140及び第3層160の順にY方向に重なるように配置されている。
第1層140は、矩形の板状に形成されている。第1層140の表面140aには、圧電振動片130が実装されている。第1層140の裏面140bには、半導体デバイス180が実装されている。半導体デバイス180には、温度補償回路などの処理回路が組み込まれている。半導体デバイス180は、表面(+Y側の面)に例えば6つの端子181を有しており、この端子181を介して裏面140bに接合されている。なお、半導体デバイス180の端子181は、6つに限定されるものではない。
第2層150は、矩形の板状に形成されており、第1層140の裏面140bに接合されている。第2層150の裏面150bは、電子部品パッケージ190の裏面190bとなっている。裏面150bには、外部接続用端子152a〜152dが設けられている。第2層150は、Y方向に貫通する貫通部150tを有している。貫通部150tは、Y方向視において、半導体デバイス180を囲うように矩形に形成されている。
第3層160は、枠状に形成されており、第1層140の表面140aに接合されている。第3層160は、Y方向に貫通する貫通部160tを有している。貫通部160tは、Y方向視において、圧電振動片130を囲うように矩形に形成されている。
このように、第2層150及び第3層160は、それぞれ枠状に形成されている。このため、図1に示すように、第1層140の+Y側及び第1層の−Y側には、凹部が形成される。第1層140の+Y側では、リッド110とベース120とを接合することにより、内部空間が形成される。圧電振動片130は、この内部空間に収容されている。なお、リッド110とベース120との間には、リング115が介挿されている。リッド110の裏面110bは、リング115を介してベース120の表面120aに接合されている。また、第1層140の−Y側の凹部には、樹脂層170が充填されている。樹脂層170は、貫通部150tを埋めるように配置されている。樹脂層170により、半導体デバイス180が保護されている。
図2は、電子部品パッケージ190の表面190aを+Y側から透過して見たときの裏面190bの構成を示す図である。図2には、第1層140の裏面140bの一部と、第2層150の裏面150bとが示されている。また、図2では、半導体デバイス180及び端子181を一点鎖線で示している。
図2に示すように、第2層150の裏面150bには、4つの外部接続用端子152a〜152dが設けられている。外部接続用端子152a〜152dは、第2層150の裏面150b(電子部品パッケージ190の裏面190b)の4つの角部(四隅)に配置されている。外部接続用端子152a〜152dは、例えば電源供給、出力、接地などに用いられる。このうち、例えば外部接続用端子152bは、接地用(グランド接続端子)として用いられている。
また、図2に示すように、第1層140の裏面140bには、接続電極141a〜141fと、接続電極142a〜142fと、引出電極144e及び144fとが設けられている。接続電極141a〜141fは、半導体デバイス180の端子181に接合される。接続電極141a〜141fは、端子181に対向するように裏面140bの中央部に2列に配置されている。なお、図2では、接続電極141a〜141dが接続電極141e及び141fよりもX方向の寸法が大きくなっている例が示されているが、これに限定するものではない。なお、接続電極141eは接続電極141a、141cの間に配置されており、この接続電極141eのX方向の寸法t1は、2つの接続電極141a、141cの間隔t2に応じて設定される。同様に、接続電極141fは接続電極141b、141dの間に配置されており、この接続電極141fのX方向の寸法t3は、2つの接続電極141b、141dの間隔t4に応じて設定される。なお、寸法t1と寸法t3とは、同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。
接続電極142aは、接続電極141aから−X方向に引き出されている。接続電極142bは、接続電極141bから−X方向に引き出されている。接続電極142cは、接続電極141cから+X方向に引き出されている。接続電極142dは、接続電極141dから+X方向に引き出されている。接続電極142a〜142dの端部は、それぞれ第2層150に重なるように配置されている。接続電極142a〜142dは、該端部において、不図示の貫通電極を介して、外部接続端子152a〜152dに接続されている。
また、接続電極142eは、接続電極141eから−Z方向に引き出されている。接続電極142fは、接続電極141fから+Z方向に引き出されている。接続電極142e及び142fの端部は、第2層150に重なるように配置されている。接続電極142e及び142fは、該端部において、貫通電極143e及び143fを介して第1層140の表面140a側に接続されている。
引出電極144eは、接続電極141eの+Z側端部から−X側に引き出されている。接続電極141eと引出電極144eとは、一体に設けられており、一つの電極(第1電極)145eを形成している。この第1電極145e(接続電極141e及び引出電極144e)は、接続電極141aの一部を囲むように設けられる。具体的には、第1電極145eは、接続電極141aの+X側の辺及び+Z側の辺を含む部分を囲んでいる。第1電極145eは、接続電極141aに沿って配置されている。
引出電極144eは、接続電極141eの+Z側端部から、+Z方向に対して−X側に傾いた方向に引き出され、第1層140の裏面140bのうちZ方向の中央部まで例えば直線状に形成される。また、引出電極144eは、該中央部から−X方向に屈曲され、直線状に形成される。このため、第1電極145eは、接続電極141aの角部(図2の右下側の角部)において、直角よりも浅い角度で−X側に屈曲される。第1電極145aの該屈曲部分は、後述する検査用端子Pe(図2では一点鎖線で示す。以下同様。)の形状に対応した形状となっている。なお、この屈曲部分の形状は、直線状に屈曲される形状には限定されず、例えば湾曲した形状であってもよい。また、第1電極145eは、検査用端子Peが接続電極141aと同時に当接するように配置される。したがって、第1電極145eと接続電極141aとの間隔は、検査用端子Peの径よりも小さくなるように設定される。
引出電極144eの−X側端部は、例えば接続電極141aの−X側の辺に揃うように配置されているが、これに限定されるものではなく、接続電極141aの−X側の辺よりも外側(−X側)に配置されてもよいし、接続電極141aの−X側の辺よりも内側(+X側)に配置されてもよい。
一方、引出電極144fは、接続電極141fの+Z側端部から+X側に引き出されている。接続電極141fと引出電極144fとは、一体に設けられており、一つの電極(第1電極)145fを形成している。この第1電極145f(接続電極141f及び引出電極144f)は、接続電極141dの一部を囲むように設けられる。具体的には、第1電極145fは、接続電極141dの−X側の辺及び−Z側の辺を含む部分を囲んでいる。なお、接続電極141aと接続電極141dとは、対角方向に配置された電極である。したがって、2つの第1電極145e、145fは、対角方向にある2つの接続電極141a、141dをそれぞれ囲むように配置されている。なお、第1電極145fは、接続電極141dに沿って配置されている。
引出電極144fは、接続電極141fの−Z側端部から、−Z方向に対して+X側に傾いた方向に引き出され、第1層140の裏面140bのうちZ方向の中央部まで例えば直線状に形成される。また、引出電極144fは、該中央部から+X方向に屈曲され、直線状に形成される。このため、第1電極145fは、接続電極141dの角部(図2の左上側の角部)において、直角よりも浅い角度で+X側に屈曲される。第1電極145fの該屈曲部分は、後述する検査用端子Pf(図2では一点鎖線で示す。以下同様。)の形状に対応した形状となっている。なお、この屈曲部分の形状は、直線状に屈曲される形状には限定されず、例えば湾曲した形状であってもよい。また、第1電極145fは、検査用端子Pfが接続電極141dと同時に当接するように配置される。したがって、第1電極145fと接続電極141dとの間隔は、検査用端子Pfの径よりも小さくなるように設定される。
また、第1電極145e及び145fのそれぞれが直角よりも浅い角度で段階的に屈曲されているため、第1層140の裏面140bの中央部では、第1電極145eと第1電極145fとが干渉しない構成となっている。このため、X方向及びZ方向について、第1電極145eと第1電極145fとを近づけることができ、スペースを節約できる。
引出電極144fの+X側端部は、例えば接続電極141dの+X側の辺に揃うように配置されているが、これに限定されるものではなく、接続電極141dの+X側の辺よりも外側(+X側)に配置されてもよいし、接続電極141dの+X側の辺よりも内側(−X側)に配置されてもよい。
図3は、電子部品パッケージ190を表面190a側から見たときの構成を示す図である。図3では、リッド110及びリング115の図示を省略している。図3には、第1層140の表面140aの一部と、第3層160の表面160aとが示されている。
図3に示すように、第1層140の表面140aには、接続電極146a、146bが形成されている。接続電極146a、146bは、第1層140の表面140aに露出するように配置される。接続電極146a、146bには、引出電極147e、147fが形成されている。
引出電極147eは、接続電極146aから−Z側に引き出され、+X側に折れ曲がっている。引出電極147eは、+X側の端部が貫通電極143eに重なるように配置されている。引出電極147eの+X側端部は、貫通電極143eに電気的に接続されている。
引出電極147fは、接続電極146bから+Z側に引き出され、+X側に折れ曲がっている。引出電極147fは、+X側の端部が貫通電極143fに重なるように配置されている。引出電極147fの+X側端部は、貫通電極143fに電気的に接続されている。
また、図3に示すように、第1層140の表面140aには、圧電振動片130が実装されている。圧電振動片130には、例えばATカットの水晶振動片が用いられている。ATカットは、水晶振動子や水晶発振器等の圧電デバイスが常温付近で使用されるにあたって良好な周波数特性が得られる等の利点があり、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸、機械軸及び光学軸のうち、光学軸に対して結晶軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。なお、圧電振動片130として水晶振動片に限定されるものではなく、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウムなどを用いたものでもよい。
圧電振動片130は、Y方向から見たときに、X軸方向に長辺、Z軸方向に短辺を有する矩形状に形成されている。圧電振動片130の表面(+Y側の面)には、励振電極131a及び接続電極132aが形成されている。圧電振動片130の裏面(−Y側の面)には、励振電極131b及び接続電極132bが形成されている。励振電極131a、131bは、それぞれ矩形状に形成されており、Y方向視で重なる位置及び寸法に形成されている。接続電極132a、132bは、励振電極131a、131bから圧電振動片130の−X側の端辺に向けて−X方向に延びている。接続電極132aは、励振電極131aの−Z側の位置から延びており、接続電極132bは、励振電極131bの+Z側の位置から延びている。
圧電振動片130は、導電性接合部133a、133bによって第1層140の表面140aに固定されている。接続電極132a、132bは、導電性接合部133a、133bを介して接続電極146a、146bに接続されている。このため、接続電極132aは、導電性接合部133a、接続電極146a、引出電極147e、貫通電極143e、及び接続電極142eを介して、第1電極145e(接続電極141a)に接続されている。よって、第1電極145eは、圧電振動片130の接続電極132aに接続される電極である。
同様に、接続電極132bは、導電性接合部133b、接続電極146b、引出電極147f、貫通電極143f、及び接続電極142fを介して、第1電極145f(接続電極141f)に接続されている。よって、第1電極145fは、圧電振動片130の接続電極132bに接続される電極である。また、接続電極141a〜141dは、圧電振動片130には接続されず、半導体デバイス180には接続される。したがって、接続電極141a〜141dは、第2電極を構成する。
上記のように構成された発振器100を製造する場合には、まず電子部品パッケージ190のベース120を形成する。そして、ベース120の第1層140の表面140aに圧電振動片130を実装し、リング115を介してリッド110を配置する。その後、圧電振動片130の電気的検査を行う。
図4は、圧電振動片130の電気的検査の様子を概略的に示す図である。なお、図4(a)は、電子部品パッケージ190の表面190aを+Y側から透過して見たときの裏面190b側の構成を示す図であり、図4(b)は図4(a)におけるA−A断面に沿った構成を示す図である。
この検査では、図4(a)に示すように、圧電振動片130が実装された面(表面140a)の裏側(裏面140b)に2本の検査用端子Pe、Pfを当接させて検査を行う。図4(a)において検査用端子Pe、Pfは、それぞれ当接面が円形に形成された例を示しているが、これには限定されるものではなく、他の形状であってもよい。2つの検査用端子のうち一方の検査用端子Peは、圧電振動片130の接続電極132aに接続される第1電極145eに当接する。また、他方の検査用端子Pfは、接続電極132bに接続される第1電極145fに当接する。
このとき、図4(a)に示すように、本実施形態では、第1電極145e、145fが対角方向に配置され、検査用端子Peと検査用端子Pfとが該対角方向に配置されるため、X方向又はZ方向のいずれかに配置させる場合に比べて、第1電極145e、145fのレイアウトに必要なスペースを縮小することができる。このため、第1電極145e、145fと接続電極141a、141dとのピッチが狭い場合であっても、検査用端子Pe、Pfを当接するスペースを確保することができる。
また、図4(a)及び(b)に示すように、検査用端子Peは、第1電極145eと接続電極141aとの間に跨るように当接される。したがって、検査用端子Peは、第1電極145eと接続電極141aとで同時に当接される。検査用端子Peは、第1電極145eと接続電極141aとの間に跨って配置されることで、当接時の姿勢を安定させることができる。
また、検査用端子Peと同様に、検査用端子Pfは、第1電極145fと接続電極141dとの間に跨るように当接される。したがって、検査用端子Pfは、第1電極145fと接続電極141dとで同時に当接される。検査用端子Pfは、第1電極145fと接続電極141dとの間に跨って配置されることで、当接時の姿勢を安定させることができる。
また、本実施形態では、第1電極145e、145fが検査用端子Pe、Pfの形状(円形)に対応した形状に形成されている。つまり、第1電極145e、145fは、屈曲部分において、直角に屈曲するのではなく、Z方向に対して傾くように段階的に屈曲している。このように、第1電極145e、145fは、検査用端子Pe、Pfの形状に沿うように形成されている。これにより、検査用端子Pe、Pfに当接させるために必要な領域を効率的に確保することができるため、スペースの節約を実現できる。なお、検査用端子Pe、Pfの当接面の形状が円形とは異なる場合、第1電極145e、145fの屈曲部の形状を検査用端子Pe、Pfの当接面の形状に対応させることで、同様にスペースの節約を実現できる。
なお、接続電極141bは、接地用の外部接続用端子152bに接続されているため、接続電極141bに検査用端子Pe、Pfを接触させた場合、電気的短絡が生じてしまう。このため、電気的検査においては、検査用端子Pe、Pfを接続電極141bには接触させないようにする。上記の電気的検査を行った後、第1層140の裏面140bに半導体デバイスを実装し、樹脂層170を充填することにより、発振器100が完成する。
以上のように、本実施形態によれば、検査用端子Pe、Pfが第1電極145e、145fと接続電極141a、141dとに同時に当接されるため、第1電極145e、145fと接続電極141a、141dとのピッチが狭い場合であっても、検査用端子Pe、Pfを当接するスペースを確保することができる。これにより、電気的検査を所期の精度で行うことが可能となる。また、電気的検査を確実に行うことができるため、信頼性の高い発振器100を提供できる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る発振器200について図5及び図6を用いて説明する。図5は、発振器200のうち電子部品パッケージ290の表面290aを+Y側から透過して見たときの裏面290bの構成を示す図である。
図5に示すように、第2実施形態では、半導体デバイス280の端子281が8つ設けられた構成を例に挙げて説明する。端子281の数が異なるのに伴い、第1層140の裏面140bに配置される電極の配置が第1実施形態とは異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、本実施形態の電子部品パッケージ290では、裏面140bの電極の配置以外の構成については、第1実施形態の電子部品パッケージ190の構成と同一である。本実施形態において、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して説明する。
図5に示すように、第1層140の裏面140bには、接続電極241a〜241hと、接続電極242a〜242fと、引出電極244e及び244fとが設けられている。接続電極241a〜241hは、半導体デバイス280の端子281に接合される。なお、接続電極241eは接続電極241a、241gの間に配置されており、この接続電極241eのX方向の寸法t5は、2つの接続電極241a、241gの間隔t6に応じて設定される。同様に、接続電極241fは接続電極241b、241hの間に配置されており、この接続電極241fのX方向の寸法t7は、2つの接続電極241b、241hの間隔t8に応じて設定される。なお、寸法t5と寸法t7とは、同一の値であってもよいし、異なる値であってもよい。
また、接続電極242eは、接続電極241eから−Z方向に引き出され、貫通電極243e等を介して圧電振動片130の接続電極132aに接続されている。同様に、接続電極242fは、接続電極241fから+Z方向に引き出され、貫通電極243f等を介して圧電振動片130の接続電極132bに接続されている。
引出電極244eは、接続電極241eの+Z側端部から−X側に引き出されている。接続電極241eと引出電極244eとは、一体に設けられており、一つの電極(第1電極)245eを形成している。この第1電極245e(接続電極241e及び引出電極244e)は、接続電極241aの一部を囲むように設けられる。また、第1電極245eは、検査用端子Peが接続電極241aと同時に当接するように配置される。したがって、第1電極245eと接続電極241aとの間隔は、検査用端子Peの径よりも小さくなるように設定される。第1電極245eの他の構成は、第1実施形態の第1電極145eとほぼ同一であるため、説明を省略する。
一方、引出電極244fは、接続電極241fの−Z側端部から+X側に引き出されている。接続電極241fと引出電極244fとは、一体に設けられており、一つの電極(第1電極)245fを形成している。この第1電極245f(接続電極241f及び引出電極244f)は、接続電極241h及び接続電極241dの2つの接続電極の一部ずつを囲むように設けられる。具体的には、第1電極245fは、接続電極241hの−X側の辺及び−Z側の辺を含む部分を囲むとともに、接続電極241dの−Z側の辺を含む部分を囲んでいる。また、第1電極245fは、検査用端子Pfが接続電極241hと同時に当接するように配置される。したがって、第1電極245fと接続電極241hとの間隔は、検査用端子Pfの径よりも小さくなるように設定される。なお、他の構成については、第1実施形態の第1電極245fとほぼ同一であるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、半導体デバイス280の端子281の個数が第1実施形態とは異なり、これに伴い第1電極245e、245fのレイアウトが異なる場合であっても、検査用端子Pe、Pfが第1電極245e、245fと接続電極241a、241hとに同時に当接される。このため、第1電極245e、245fと接続電極241a、241hとのピッチが狭い場合であっても、検査用端子Pe、Pfを当接するスペースを確保することができる。これにより、電気的検査を所期の精度で行うことが可能となる。また、電気的検査を確実に行うことができるため、信頼性の高い発振器200を提供できる。
図6は、変形例に係る発振器200Aのうち電子部品パッケージ290Aの表面290aを+Y側から透過して見たときの裏面290bの構成を示す図である。
図6に示す発振器200Aでは、第1電極245Afが接続電極241dの隣の位置に配置され、接続電極241Ahが接続電極241bの隣の位置に配置されている。つまり、第2実施形態の第1電極245fと接続電極241hの配置が入れ替わった構成となっている。
この構成では、第1電極245Afは、接続電極241dの一部を囲むように設けられる。具体的には、第1電極245Afは、接続電極241dの−X側の辺及び−Z側の辺を含む部分を囲んでいる。また、第1電極245Afは、検査用端子Pfが接続電極241dと同時に当接するように配置される。したがって、第1電極245Afと接続電極241dとの間隔は、検査用端子Pfの径よりも小さくなるように設定される。
このような構成であっても、検査用端子Pe、Pfが第1電極245e、245Afと接続電極241a、241dとに同時に当接される。このため、第1電極245e、245Afと接続電極241a、241dとのピッチが狭い場合であっても、検査用端子Pe、Pfを当接するスペースを確保することができる。これにより、電気的検査を所期の精度で行うことが可能となる。また、電気的検査を確実に行うことができるため、信頼性の高い発振器200Aを提供できる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、電子部品として、温度補償型水晶発振器(TCXO)を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、電圧制御水晶発振器(VCXO)やパッケージ水晶発振器(SPXO)など、他の種類の水晶発振器であってもよい。また、電子部品としては、発振器に限られず、振動子であってもよい。
Pe…検査用端子
Pf…検査用端子
100、200、200A…発振器
110…リッド
120…ベース
130…圧電振動片
131a、131b…励振電極
132a、132b…接続電極
141a〜141d、241a〜241d、241g、241h、241Ah…接続電極(第2電極)
145e、145f、245e、245f、245Af…第1電極
152b…外部接続用端子
180、280…半導体デバイス
181、281…端子
190、290、290A…電子部品パッケージ

Claims (5)

  1. 圧電振動片及び電子デバイスを収容し、前記圧電振動片に接続される第1電極及び前記電子デバイスに接続される第2電極が形成されたベースを有する電子部品パッケージであって、
    前記第1電極は、検査用端子が前記第2電極と同時に当接するように、前記第2電極の一部を囲むように配置される電子部品パッケージ。
  2. 前記第1電極は、複数の前記第2電極のうち、グランド電極を除いた前記第2電極の一部を囲むように配置される請求項1記載の電子部品パッケージ。
  3. 前記第1電極は、複数の前記第2電極の間に配置され、前記第2電極の間隔に応じて幅が設定される請求項1または請求項2記載の電子部品パッケージ。
  4. 一対の前記第1電極は、矩形状の前記ベースに形成された複数の前記第2電極のうち、対角方向にある2つの前記第2電極をそれぞれ囲むように配置される請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子部品パッケージ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子部品パッケージと、
    前記第1電極に接続される圧電振動片と、
    前記第2電極に接続される電子デバイスと、を含む圧電デバイス。
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