JP2015191731A - 電池モジュール用電池ホルダ及びその製造方法 - Google Patents

電池モジュール用電池ホルダ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のホルダ要素を連結することにより形成され、かつ、電池モジュールの小型化及びエネルギ密度の向上を図れる電池モジュール用電池ホルダを提供することである。
【解決手段】電池モジュール用電池ホルダ12は、金属板に打ち抜き加工を施すことにより形成された複数のホルダ板24,44を積層することにより形成され、電池セルが挿入される電池挿入孔22,42を有する複数のホルダ要素20,40を含み、複数のホルダ要素20,40が一体的に連結されることにより形成される。複数のホルダ要素20,40が連結された状態で、複数の電池挿入孔22,42の少なくとも一部の電池挿入孔22,42は直線上に並んで配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池モジュール用電池ホルダ及びその製造方法に関する。
特許文献1には、金属または樹脂により形成され、複数の電池挿入孔を有する電池ホルダと、電池挿入孔に挿入された電池セルと、電池挿入孔と電池セルとの間に充填され固化した樹脂とを有する電池モジュールが記載されている。
特開2013−8655号公報
特許文献1に記載された構成において、電池ホルダを金属のダイキャスト成形で形成する場合、ダイキャストの加工限界の面から電池挿入孔の周囲の厚さが大きくなる場合がある。このため、電池挿入孔に電池セルを挿入した場合に隣り合う電池セルの間隔が大きくなり、電池モジュールが大型化する場合がある。また、電池ホルダを複数の要素に分割し、複数の要素を結合することにより電池ホルダを形成する場合、各電池ホルダの電池挿入孔の周囲の厚さが大きくなるので、各電池ホルダを結合した場合に、隣り合う電池挿入孔に挿入された電池セルの間隔がさらに大きくなり、電池モジュールがさらに大型化する場合がある。また、電池モジュールの大きさが一定である場合に、電池モジュールにおいて電池セルが占める密度であるエネルギ密度が小さくなるので、電池モジュールを電源として電動モータで走行する車両の航続距離が短くなる場合がある。
本発明の目的は、複数のホルダ要素を連結することにより形成され、かつ、電池モジュールの小型化及びエネルギ密度の向上を図れる電池モジュール用電池ホルダ及びその製造方法を提供することである。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダは、金属板に打ち抜き加工を施すことにより形成された複数のホルダ板を積層することにより形成され、電池セルが挿入される複数の電池挿入孔を有する複数のホルダ要素を備え、複数のホルダ要素が一体的に連結されることにより形成され、複数のホルダ要素が連結された状態で、複数の電池挿入孔の少なくとも一部の電池挿入孔は直線上に並んで配置される。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダにおいて、好ましくは、複数の電池挿入孔の少なくとも一部の電池挿入孔は、複数列の直線上に断面円形の千鳥配置で並んで配置される。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダにおいて、好ましくは、隣り合うホルダ要素間の少なくとも一部に隙間が設けられるように連結される。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダにおいて、好ましくは、複数のホルダ要素は連結用形成部を含み、連結用形成部は、複数のホルダ板の少なくとも一部のホルダ板に形成された凹部または凸部を含み、隣り合うホルダ要素は、前記凹部に前記凸部が係合して連結される。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダの製造方法は、複数のホルダ板が、電池挿入孔を形成する孔要素を有し、金属板に複数のホルダ板の1つと同一のまたは近い外形を形成するように外形打ち抜き加工を行うステップと、外形打ち抜き加工の前または後に、孔要素を形成するように孔打ち抜き加工を行うステップとを含む。
本発明に係る電池モジュール用電池ホルダ及びその製造方法によれば、複数のホルダ要素を連結することにより形成され、かつ、電池モジュールの小型化及びエネルギ密度の向上を図れる。
本発明の実施形態における電池モジュール用電池ホルダを含む電池モジュールを示す斜視図である。 図1から電池ホルダを取り出して、電池ホルダの一部を上から見た図である。 図2のA−A断面図である。 図2の電池ホルダを形成する第1ホルダ要素を示す斜視図である。 図2の電池ホルダを形成する第2ホルダ要素を示す斜視図である。 図4の第1ホルダ要素を形成する1つの第1ホルダ板を示す斜視図である。 図5の第2ホルダ要素を形成する1つの第2ホルダ板を示す斜視図である。 図6の第1ホルダ板を形成する工程を示す図である。 図2の第1ホルダ要素及び第2ホルダ要素を一部の連結用形成部で連結した状態を示す図である。 図2の2つの第1ホルダ要素を連結する直前の状態を示す斜視図である。 比較例の電池ホルダを含む電池モジュールを示す斜視図である。 図11のB−B断面図である。 2つのホルダ要素の連結部の別例を連結前(a)と連結後(b)とで示す断面図である。 2つのホルダ要素の連結部の別例の第2例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、個数、方向は、本発明の理解を容易にするための例示であって、仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。以下において、複数の実施形態または変形例が含まれる場合、それらの特徴部分を適宜組み合わせてもよい。
図1は、実施形態における電池モジュール用電池ホルダ(以下、「電池ホルダ」という。)を含む電池モジュール10を示す斜視図である。図2は、図1から電池ホルダ12を取り出して、電池ホルダ12の一部を上から見た図であり、図3は、図2のA−A断面図である。図4、図5は、図2の電池ホルダ12を形成する第1ホルダ要素20及び第2ホルダ要素40をそれぞれ示す斜視図である。
電池モジュール10は、電池ホルダ12と、電池ホルダ12に保持された複数の電池セル14とを含んで形成される。電池モジュール10は、所定の電圧を有する電力源として用いられ、例えば図示しない車両に搭載されて、車両が有する電動モータを駆動するために用いられる。電動モータは、車両を駆動する走行モータとしてもよい。
電池セル14は、充放電可能な円筒型の二次電池であり、リチウムイオン電池が用いられる。これ以外に、ニッケル水素電池、アルカリ電池を用いてもよい。
電池ホルダ12は、複数のホルダ要素20、40がそれぞれの連結用形成部21,41で一体的に連結されることにより形成される。複数のホルダ要素20,40は、複数の第1ホルダ要素20と、複数の第2ホルダ要素40とを含む。
図1、図2では、互いに直交する3軸方向として、高さ方向H、長さ方向L、幅方向Wが示されている。高さ方向Hは、電池モジュール10が水平面上に設置された場合の上下方向または鉛直方向であり、電池セル14の長さ方向である。長さ方向L及び幅方向Wは水平面で互いに直交する方向である。ここでは電池モジュール10の寸法が長い方を長さ方向Lとし、短い方を幅方向Wとした。
図2、図3に示すように、第1ホルダ要素20は電池セル14が挿入される複数の(図示の例では5つの)電池挿入孔22と、複数の連結用形成部21とを有する。第1ホルダ要素20は、後述する製造方法のように金属板に打ち抜き加工を施すことにより、所定形状に形成される複数の第1ホルダ板24を積層し、一体的に結合することにより形成される。
複数の第1ホルダ板24は、互いに概略同一形状を有し、長さ方向L及び幅方向Wに対し傾斜する方向に平行な2列に配列された5つの円形の第1孔要素25を有する。複数の第1ホルダ板24は、図6に示すように、幅方向W一端部(図6の上端部)で長さ方向L一端部(図6の左端部)に長さ方向Lに沿って突出する突部26を有する一部の第1ホルダ板24と、幅方向W一端部で長さ方向L他端部に長さ方向Lに沿って突出する第2突部27(図4)を有する残りの第1ホルダ板24とを含む。一部の第1ホルダ板24は、幅方向W他端部(図6の下端部)で長さ方向L他端部(図6の右端部)に長さ方向Lに沿って突出する突部26も有する。残りの第1ホルダ板24は、幅方向W他端部で長さ方向L一端部に長さ方向Lに沿って突出する第2突部27も有する。
第1ホルダ要素20は、突部26を有する複数の第1ホルダ板24と、突部27を有する複数の第1ホルダ板24とを交互に積層し、重ね合わせた突部26,27を高さ方向Hにかしめ付けることにより一体的に形成される。第1ホルダ要素20の突部26,27以外の部分を図示しないかしめ治具により高さ方向Hにかしめ付けることにより、複数の第1ホルダ板24を一体的に結合してもよい。
各突部26,27は、高さ方向Hの一方面に形成された凹部と、他方面に形成された凸部とを含んでもよい。連結用形成部21は、複数の第1ホルダ板24の少なくとも一部の第1ホルダ板24において、突部26,27が重なることにより形成される部分の一端に凸部が設けられ、他端に凹部が設けられてもよい。この場合、重なり合う突部26,27の凸部と凹部とが係合してもよい。連結用形成部21は、第1ホルダ要素20の幅方向W両端部の長さ方向L両端部において、高さ方向Hに離れた2つ以上の位置に形成される。
高さ方向Hに離れた2つ以上の連結用形成部21は、後述する第2ホルダ要素40の1つの連結用形成部41を挟んで連結するために用いられる。この場合、隣り合う連結用形成部21,41の凹部と凸部とが係合して、第1ホルダ要素20及び第2ホルダ要素40が揺動可能に連結されてもよい。第1ホルダ要素20において、複数の第1孔要素25が軸方向、すなわち高さ方向Hに接続されることにより、電池セル14が挿入される複数の電池挿入孔22が形成される。連結用形成部21,41は高さ方向Hの両側面の凹部及び凸部を含まず、高さ方向H寸法の管理により、2つの連結用形成部21の間に1つの連結用形成部41を強く押し込んで2つのホルダ要素20,40が連結されてもよい。
各第1ホルダ要素20の長さ方向L両側面には、電池挿入孔22に沿うように断面円弧形に湾曲した曲面部28と、電池挿入孔22の形状と逆向きに湾曲するように形成された曲面部29とを有する。図2の2つの第1ホルダ要素20のうち、右側の第1ホルダ要素20は、左側の第1ホルダ要素20に対し、幅方向Wに対して逆向きに配置され、長さ方向Lに隣り合って配置された状態で、互いに曲面部28,29がほぼ合致し、複数の電池挿入孔22が幅方向W及び長さ方向Lに対し傾斜した複数列に配置されるように形成される。
第2ホルダ要素40は、電池セル14が挿入される複数の(図示の例では5つの)電池挿入孔42と、複数の連結用形成部41とを有する。第2ホルダ要素40は、金属板に打ち抜き加工を施すことにより、所定形状に形成される複数の第2ホルダ板44を積層し、一体的に結合することにより形成される。
複数の第2ホルダ板44は、互いに概略同一形状を有し、長さ方向L及び幅方向Wに対し傾斜した直線上に配置された3つの第2孔要素45と、幅方向W両端部に互いに長さ方向の反対側に配置された2つの第2孔要素45とを有する。複数の第2ホルダ板44は、図7に示すように、幅方向W一端部(図7の上端部)で長さ方向L一端部(図7の左端部)に長さ方向Lに沿って突出する突部46を有する一部の第2ホルダ板44と、幅方向W一端部で長さ方向L他端部に長さ方向Lに沿って突出する第2突部47を有する残りの第2ホルダ板44とを含む。一部の第2ホルダ板44は、幅方向W他端部(図7の下端部)で長さ方向L他端部(図7の右端部)に長さ方向Lに沿って突出する突部46も有する。残りの第2ホルダ板44は、幅方向W他端部で長さ方向L一端部に長さ方向Lに沿って突出する第2突部47(図5)も有する。
第2ホルダ要素40は、突部46を有する複数の第2ホルダ板44と、突部47を有する複数の第2ホルダ板44とを交互に積層し、重ね合わせた突部46,47を高さ方向Hにかしめ付けることにより一体的に形成される。第2ホルダ要素40の一部を図示しないかしめ治具により高さ方向Hにかしめ付けることにより、複数の第2ホルダ板44を一体的に結合してもよい。
各突部46,47は、高さ方向Hの一方面に形成された凹部と、他方面に形成された凸部とを含んでもよい。連結用形成部41は、複数の第2ホルダ板44の少なくとも一部の第2ホルダ板44において、突部46,47が重なることにより形成される部分の一端に凸部が設けられ、他端に凹部が設けられてもよい。この場合、重なり合う突部46,47の凸部と凹部とが係合してもよい。連結用形成部41は、第2ホルダ要素40の幅方向W両端部の長さ方向L両端部において、高さ方向Hに離れた2つ以上の位置に形成される。
高さ方向Hに離れた2つ以上の連結用形成部41は、第1ホルダ要素20の1つの連結用形成部21を挟んで連結するために用いられる。この場合、隣り合う連結用形成部41の凹部と凸部とが係合してもよい。第2ホルダ要素40において、複数の第2孔要素45が高さ方向Hに接続されることにより電池挿入孔42が形成される。
各第2ホルダ要素40の長さ方向L両側面には、電池挿入孔42に沿うように断面円弧形に湾曲した曲面部48と、電池挿入孔22の形状と逆向きに湾曲するように形成された曲面部49とを有する。図2の2つの第2ホルダ要素40のうち、右側の第2ホルダ要素40は、左側の第2ホルダ要素40に対し、幅方向Wに対して逆向きに配置され、長さ方向Lに隣り合って配置された状態で、互いに曲面部48,49がほぼ合致し、複数の電池挿入孔22が幅方向W及び長さ方向Lに対し傾斜した複数列に配置されるように形成される。
図8は、図6の第1ホルダ板24を形成する工程を示している。第1ホルダ板24は、例えば鋼またはアルミニウムの金属板に打ち抜き加工を施すことにより所定形状に形成される。第1ホルダ板24を形成する場合、プレス加工装置60が用いられる。プレス加工装置60は、第1ホルダ板24の外形形成用の第1パンチ61及び第1ダイ62と、孔形成用の第2パンチ63及び第2ダイ64とを含む。プレス加工装置60は、第1パンチ61と対向する部分から第2パンチ63と対向する部分に第1ホルダ板24を形成する金属板または中間素材31を搬送するベルトを含んでもよい。
電池ホルダの製造方法は、次の第1ステップ及び第2ステップを含む。第1ステップは、図8(a)に示すように、第1ダイ62と、昇降する押さえ部65との間で金属板30を挟んだ状態で、第1パンチ61により金属板30に打ち抜き加工を施して、所定の外形を有する中間素材31(図8(b))を形成する外形打ち抜き加工を行う。中間素材31は、第1ホルダ板24と近いまたは同一の外形形状を有する。
第2ステップは、外形打ち抜き加工の後で、図8(b)に示すように、第2ダイ64と、昇降する押さえ部66との間で中間素材31を挟んだ状態で、第2パンチにより中間素材31に打ち抜き加工を施して、中間素材31に複数の第1孔要素25を形成するように孔打ち抜き加工を行う。これによって、図8(c)に示すように、第1ホルダ板24が形成される。
上記では突部26(図2)を有する第1ホルダ板24を形成する方法を説明したが、突部27を有する第2ホルダ板24も同様の製造方法により形成する。また、第2ホルダ要素40を形成する第2ホルダ板44の場合も、同様の製造方法において、第1ホルダ板24を形成する場合とは外形及び孔形成位置が異なるように形成する。
このような製造方法によって、後で説明するように、ホルダ板24,44の形状精度を高くして、かつ、ホルダ板24,44において孔要素25,45の周囲の厚さを十分に小さくできる。
次に第1ホルダ板24を積層し一体に形成することにより第1ホルダ要素20を形成し、第2ホルダ板44を積層し一体に形成することにより第2ホルダ要素40を形成する。その後、2つの第1ホルダ要素20と、2つの第2ホルダ要素40とを、複数交互に並べて、隣り合うホルダ要素20,40を連結することで、電池ホルダ12を形成する。例えば、図9に示すように、2つの第1ホルダ要素20は、幅方向一端部の一部の連結用形成部21によって揺動可能に連結した後、幅方向他端部の連結用形成部によって連結することで、図2のように長さ方向Lに隣り合って連結される。
この場合、図10に示すように、少なくとも2つの連結用形成部21で1つの連結用形成部21を挟むように、2つの第1ホルダ要素20が連結される。図10に示す例では、連結用形成部21の一端に凸部21aが形成され、連結用形成部21の他端に形成された図示しない凹部に凸部21aが係合される。
また、同様に2つの第2ホルダ要素40が連結用形成部41によって、図2のように長さ方向Lに隣り合って連結される。次いで、2つの第1ホルダ要素20の一方の第1ホルダ要素20と、2つの第2ホルダ要素40の一方の第2ホルダ要素40とが連結用形成部21,41で連結され、それが複数繰り返されて、複数のホルダ要素20,40が一体的に連結される。この状態で、図2に示すように、電池ホルダ12の幅方向両側面には平行な平面部P,Qが形成される。
この場合、電池ホルダ12において、複数のホルダ要素20,40間の少なくとも一部には、例えば0.1mm程度の小さい隙間70(図3)が設けられる。
このように複数のホルダ要素20,40が一体的に連結された状態で、電池ホルダ12において、複数の電池挿入孔22,42が複数列(図示の例では4列)の直線上に並んで配置される。より具体的には、電池挿入孔22,42は、互いに幅方向Wに平行に並んで、千鳥配置される。電池挿入孔22,42には電池セル14の高さ方向H一端部が挿入され、電池セル14の側面と電池挿入孔22,42との間に図示しない溶融樹脂が充填され固化される。これによって、電池ホルダ12に複数の電池セル14が千鳥配置で並んで結合されて、電池モジュール10が形成される。なお、複数の電池挿入孔22,42は、千鳥配置に限定せず、長さ方向L及び幅方向Wのそれぞれで直線上に並ぶように整列したものでもよい。また、複数の電池挿入孔22,42の一部が、残りの直線上に配置された電池挿入孔22,42に対し直線上に整列しない構成としてもよい。
図示の例では、各ホルダ要素20,40に5つの電池挿入孔22,42を形成する場合を説明したが、各ホルダ要素20,40の電池挿入孔の数は5つに限定するものではなく種々の数を採用できる。
電池モジュール10において、複数の電池セル14が互いに電気的に並列接続された複数組の電池セル14に分けられ、各組の電池セル14が電気的に直列接続されるように、各電池セル14の電極が導体により接続されてもよい。
上記の構成によれば、各ホルダ要素20,40はホルダ板24,44の積層構造により形成される。また、各電池挿入孔22,42は、ホルダ板24,44に打ち抜き加工で形成された孔要素25,45を高さ方向Hに接続することにより形成される。このため、ホルダ要素が金属のダイキャストで形成される比較例の場合と異なり、ホルダ要素20,40に金型からの抜け性を確保するための抜き勾配を形成する必要がない。このため、各ホルダ要素20,40において、電池挿入孔22,42の周囲の面方向の厚さd1(図3)を小さくできる。したがって、複数のホルダ要素20,40が連結されることにより形成された電池ホルダ12に電池セル14が保持され、電池モジュール10が形成された場合に、複数の電池セル14の間隔を十分に小さくできる。この結果、電池モジュール10におけるエネルギ密度を向上でき、電池モジュール10を電源として、電動モータによって駆動される車両、例えば電気自動車またはハイブリッド車の航続距離を長くできる。
一方、ホルダ要素がダイキャストで形成される比較例の場合には、ダイキャストの加工限界から、各ホルダ要素において、電池挿入孔の周囲の厚さを大きくする必要がある。これによって、電池モジュールにおいて電池セル間の間隔が大きくなるので、電池モジュールにおけるエネルギ密度が低下する。
また、本実施形態において、ホルダ板24,44の形成時に、外形打ち抜き加工の後に孔打ち抜き加工を行う場合には、外形及び孔要素を同時に打ち抜き加工で形成する場合と異なり、ホルダ板24,44の形状精度を高くして、かつ、ホルダ板24,44において孔要素25,45の周囲の厚さd1をさらに小さくできる。例えば、各ホルダ要素20,40において孔要素25,45の周囲の厚さd1を約0.9mmと小さくできる。図8では、ホルダ板24,44の形成時に、外形打ち抜き加工の後に孔打ち抜き加工を行う場合を説明したが、孔打ち抜き加工の後に外形打ち抜き加工を行ってもよい。この場合も、ホルダ板24,44の形状精度を高くして、かつ、孔要素25,45の周囲の厚さを小さくできる。
また、電池ホルダ12は複数のホルダ要素20,40を連結することにより形成されるので、各ホルダ要素20,40に保持した電池セル14をそれぞれ電気的に並列接続してもよい。この場合、各ホルダ要素20,40に保持した電池セル14ごとに衝突試験などの評価を行うことが可能となる。
また、複数のホルダ要素20,40は、複数のホルダ要素20,40間の少なくとも一部に隙間70が設けられるように連結される。このため、上記隙間70によって、熱伝導率が低い空気層を形成することができるので、複数のホルダ要素20,40間での伝熱性を低下させることができる。このため、万が一、1つのホルダ要素20,40で保持された電池セル14が異常に発熱した場合でも、電池モジュール10のすべての部分が迅速に温度上昇することを抑制できる。また、隙間70の形成によって、ホルダ要素20,40の形成時の積層ずれ、加工公差、及び組み付けばらつきによる交差を吸収することによって、電池ホルダ12の外形の寸法精度の向上を図れる。
また、車両に電池モジュール10が搭載され、車両の衝突で一部のホルダ要素20,40に過大な荷重が加わった場合でも、隣り合うホルダ要素20,40間の隙間70の存在によって、ホルダ要素20,40の一部のホルダ要素を大きく変形させることができる。このため、残りのホルダ要素20,40の変形を抑制できるので、電池モジュール10の多くの部分が大きく変形することを抑制できる。
電池ホルダ12を含む電池モジュール10は、図示しないケース内に電池ホルダ12及び電池セル14を収容することにより形成されてもよい。この場合、電池モジュール10は、ケースの例えば底部に形成された空気流通孔を通じて、外部からケース内に冷却風が供給され、底部に形成された別の空気流通孔から冷却風が排出されるように構成されてもよい。この場合、ケースの上側に設けられる電池ホルダ12を冷却風で冷却できるので、電池セル14の温度上昇を抑制できる。
図11は、比較例の電池ホルダ82を含む電池モジュール80を示す斜視図である。図12は、図11のB−B断面図である。比較例の電池モジュール80は、複数の電池セル14を保持する電池ホルダ82を含み、電池ホルダ82は金属のダイキャストにより形成され、複数の電池挿入孔84を有する。このような比較例では、ダイキャストの加工限界上、隣り合う電池挿入孔84の間隔d2は例えば2mm以上となる。これによって、比較例において、電池ホルダ82を複数のホルダ要素に分割して複数のホルダ要素を一体的に連結することにより形成する場合には、それぞれのホルダ要素で電池挿入孔84の周囲の厚さがd2以上となる。このため、2つのホルダ要素が一体的に結合され、電池モジュールが形成された場合に、隣り合う電池挿入孔84の間隔はd2の2倍以上となる。これによって、比較例では、電池モジュール80のエネルギ密度が低くなり、電池モジュール80を電源として駆動する電動モータを駆動源として走行する車両の航続距離が短くなる場合がある。
上記の実施形態の場合、複数のホルダ要素20,40が連結されることにより電池ホルダ12が形成される場合でも、電池挿入孔22,42の周囲の面方向(図3の左右方向)の厚さd1(図3)を十分に小さくできる。このため、ホルダ要素20,44間に小さい隙間70が形成される場合でも、電池モジュール10において電池セル14の間隔を小さくできる。
また、比較例の場合、ダイキャストで中間素材を形成した後、中間素材に電池挿入孔を切削により形成することも考えられる。しかしながらこの場合には、切削の回転力で母材が負けて変形または割れが生じる場合がある。また、比較例では、電池ホルダ82の加工後のバリ処理が必要になることと、金型の摩耗が早いこととによって、製造コストが高くなる要因となる。実施形態ではこのような不都合は生じない。
図13は、2つのホルダ要素20、40の連結部の別例を、連結前(a)と連結後(b)とで示す断面図である。図13の例のように、各ホルダ要素20、40に形成される一部の連結用形成部41は両面のいずれにも凸部を有しない構成としてもよい。この場合、2つのホルダ要素20、40の一方のホルダ要素40は、円形の貫通孔41aを有する連結用形成部41を含む。2つのホルダ要素20、40は、他方のホルダ要素20にかしめにより形成された凸部21aを貫通孔41aに嵌め込んで、ホルダ板24、44の面方向への分離を防止した状態で連結される。その他の構成及び作用は、図1から図10の構成と同様である。
図14は、2つのホルダ要素20、40の連結部の別例の第2例を示す断面図である。図14の例のように、2つのホルダ要素20、40の一方のホルダ要素40に円形の貫通孔41aを形成し、他方のホルダ要素20を形成するホルダ板24の両面に、かしめにより直線上で断面V字形の凹部21b及び凸部21cをそれぞれ形成してもよい。この場合、2つのホルダ要素20、40は、貫通孔41aに凸部21cを嵌め込んでホルダ板24、44の面方向への分離を防止した状態で連結される。その他の構成及び作用は、図1から図10の構成と同様である。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、上記では円筒型電池を保持する電池ホルダ12を説明したが、電池ホルダは、角型の電池を保持可能に形成されてもよい。
10 電池モジュール、12 電池ホルダ(電池モジュール用電池ホルダ)、14 電池セル、20 第1ホルダ要素、21 連結用形成部、21a 凸部、21b 凹部、21c 凸部、22 電池挿入孔、24 第1ホルダ板、25 第1孔要素、26 突部、27 第2突部、28,29 曲面部、30 金属板、31 中間素材、40 第2ホルダ要素、41 連結用形成部、41a 貫通孔、42 電池挿入孔、44 第2ホルダ板、45 第2孔要素、46 突部、47 第2突部、48,49 曲面部、60 プレス加工装置、61 第1パンチ、62 第1ダイ、63 第2パンチ、64 第2ダイ、65,66 押さえ部、70 隙間、80 電池モジュール、82 電池ホルダ、84 電池挿入孔。

Claims (4)

  1. 金属板に打ち抜き加工を施すことにより形成された複数のホルダ板を積層することにより形成され、電池セルが挿入される複数の電池挿入孔を有する複数のホルダ要素を備え、
    複数のホルダ要素が一体的に連結されることにより形成され、複数のホルダ要素が連結された状態で、複数の電池挿入孔の少なくとも一部の電池挿入孔は直線上に並んで配置される、電池モジュール用電池ホルダ。
  2. 請求項1に記載の電池モジュール用電池ホルダにおいて、
    複数の電池挿入孔の少なくとも一部の電池挿入孔は、複数列の直線上に断面円形の千鳥配置で並んで配置される、電池モジュール用電池ホルダ。
  3. 複数のホルダ要素は、隣り合うホルダ要素間の少なくとも一部に隙間が設けられるように連結される、電池モジュール用電池ホルダ。
  4. 請求項1に記載の電池モジュール用電池ホルダの製造方法であって、
    複数のホルダ板は、電池挿入孔を形成する孔要素を有し、
    金属板に複数のホルダ板の1つと同一のまたは近い外形を形成するように外形打ち抜き加工を行うステップと、外形打ち抜き加工の前または後に、孔要素を形成するように孔打ち抜き加工を行うステップとを含む、電池モジュール用電池ホルダの製造方法。
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