JP2015191432A - 情報入力装置、および自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量式のセンサシートを備え、指でタッチ操作したとしても誤入力の問題が改善される情報入力装置および上記情報入力装置を備える自動販売機を提供する。
【解決手段】情報入力装置100は、静電容量式のセンサを備えるセンサシート20と、タッチパネル10と、を備え、タッチパネル10の前面は、情報入力装置100の取付面250の法線奥行方向sに対して所定の起立角度βで立ち上がっており、入力体(指202)がタッチ操作する所定範囲のタッチ可能角度αは、取付面250の法線奥行方向sを0°として、0°以上90°以下であり、かつ、タッチパネル10の起立角度β以下であり、タッチ可能角度αの範囲でタッチ操作を行う入力体(指202)の先端部203とセンサとにおける静電容量の変化量は、基端側部205とセンサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されている。情報入力装置100は、自動販売機200の取付面250に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報入力装置、および自動販売機に関する。
近年、指などの導電性の入力体を用いた操作によって、所定の情報を入力する静電容量式の情報入力装置が汎用されている。
静電容量式の情報入力装置は、入力体を入力面に当接または近接(以下、当接等ともいう)させるタッチ操作を行ったときに発生する閾値以上の静電容量の変化をセンサが感知することによってタッチ位置を検出する。
例えば、特許文献1には、静電容量式のタッチパネル装置を備えるタッチ入力デバイス(以下、従来技術1ともいう)の例が示されている。より具体的には、従来技術1は、前面側に入力面として透明支持基板を有するとともに、内部にX軸検出用透明フィルムとY軸検出用透明フィルムを備えるタッチパネル装置が実装されている(例えば特許文献1図2参照)。
静電容量式は表面型と投影型とに大別される。表面型は、基板上に導電膜を積層して四隅にセンサ電極を配置したものである。指等が接近すると、センサ電極が形成している電界が指等を通じて人間(アース)側に吸収されて静電容量が変化するため、この変化を検知してタッチ位置を特定する。投影型は、基板上に多数のセンサ電極を配列し、指等が接近して複数のセンサ電極間の静電容量が変化することを検知してタッチ位置を特定する方式である。投影型の静電容量式は、センサ電極の配置形態によって更に自己容量式と相互容量式とに分類される。自己容量式は、指等が接近してセンサ電極の近傍の電界状態が変化したことによって当該センサ電極の静電容量が変化することを検知する方式である。相互容量式は、近接する一対のセンサ電極(電極対)の間に形成されている電界が指等を通じて人間(アース)側に吸収されて当該電極対の静電容量が変化することを検知する方式である。
特開2011−76172号公報
従来技術1のごとく静電容量式によりタッチ入力を可能とする情報入力装置には、以下の課題があった。
即ち、上述する情報入力装置は、操作が簡易である反面、誤入力の問題を有していた。具体的には、入力者が意図する位置(以下、正位置ともいう)以外の、意図しない位置(以下、誤位置ともいう)において閾値以上の静電容量の変化が検知され、これによって誤入力が発生するという問題があった。
より具体的には、たとえばユーザーが指の先端を入力面の正位置に当接等することに伴い、当該指の腹部分が正位置の下方の領域である誤位置に当接等してしまうことがあった。これにより、誤位置においても閾値以上の静電容量の変化が生じる場合があり、誤入力を誘引する。
さらに具体的には、タッチ操作時において、指の伸長線と入力面の法線との傾斜角が0°を超えて90°に近づくにつれて、指の先端部分以外の箇所(例えば当該指の腹)も閾値以上の静電容量の変化を発生可能に入力面に対し近接する場合がある。かかる場合には、上記誤入力の問題が発生し易い。
あるいは、タッチ操作時において、指を入力面にやや強く押し当てることによって、指の先端から指の腹部分までが弓状に反り、これによって当該指の先端以外の箇所までもが入力面に当接等する場合がある。かかる場合にも、誤入力の問題が発生する場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明は静電容量式のセンサシートを備えた情報入力装置であって、指でタッチ操作したとしても誤入力の問題が改善される情報入力装置および上記情報入力装置を備える自動販売機を提供する。
本発明の情報入力装置は、タッチ操作により情報の入力を受け付ける静電容量式のセンサを備えるセンサシートと、上記センサシートの前面側に配置されたタッチパネルと、を備え、外部機器の取付面に取り付けられて用いられ、長尺の入力体が所定範囲のタッチ可能角度で上記タッチパネルに対し上記タッチ操作することにより入力操作可能な情報入力装置であって、上記タッチパネルの前面は、上記取付面の法線奥行方向に対して所定の起立角度で立ち上がっており、上記所定範囲の上記タッチ可能角度は、上記取付面の上記法線奥行方向を0°として、0°以上90°以下であり、かつ、上記タッチパネルの上記起立角度以下であり、上記タッチ可能角度の範囲で上記タッチ操作を行う上記入力体の先端部と上記センサとにおける静電容量の変化量は、当該入力体の当該先端部よりも基端側に位置する基端側部と上記センサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする。
本発明の自動販売機は、本発明の情報入力装置が取り付けられた上記外部機器である自動販売機であって、販売物を収容可能な収容部と、上記販売物を取り出す取出口と、を備える筐体と、上記販売物を上記取出口に送り出す商品払出機構と、を備え、上記情報入力装置を取り付けるための取付面が上記筐体の前面に設けられているとともに、上記取付面に取り付けられた上記情報入力装置が、上記筐体の前面に配置されていることを特徴とする。
本発明の情報入力装置は、所定のタッチ可能角度でタッチ操作を行う長尺の入力体の先端部とセンサとにおける静電容量の変化量が、当該入力体の先端部よりも基端側の基端側部とセンサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されている。そのため、たとえば指の先端で正位置をタッチ操作するのに伴い、当該指の腹部分が誤位置でタッチパネルに当接等した場合であっても、誤位置において閾値を超えた静電容量の変化量が発生し難い。したがって本発明の情報入力装置は、指でタッチ操作した場合であっても、誤位置における予期せぬ位置検出を回避し誤入力を低減または防止する。
また本発明の自動販売機は、本発明の情報入力装置を備えることにより、当該情報入力装置の効果を享受する。したがって、自動販売機における購入者が、情報入力装置において入力操作を行う際に誤入力が防止され、スムーズに販売物の購入を行うことが可能である。また、誤入力を防止するという理由で入力画面を拡大することを強いられないため、適宜所望の大きさに入力装置を設計することが可能である。
本発明の第一実施形態にかかる入力装置を備えた自動販売機の斜視図である。 (2a)は、第一実施形態にかかる情報入力装置の断面図であり、(2b)は、(2a)に示す断面図の一部を拡大した部分拡大断面図である。 第一実施形態にかかる情報入力装置の分解斜視図である。 本発明の第二実施形態にかかる情報入力装置を備えた自動販売機の斜視図である。 (5a)は、第二実施形態にかかる情報入力装置の断面図であり、(5b)は、(5a)に示す断面図の一部を拡大した拡大断面図である。 第二実施形態にかかる情報入力装置の斜視図である。 本発明の第三実施形態にかかる入力装置の断面を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
なお、本実施の形態では図示するように上下左右前後の方向を規定して説明する場合がある。しかし、特段の断りのない場合には、これは構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。また本発明に関し述べる上下方向とは、鉛直方向における上下方向とは一致しない場合を含む。
本発明の情報入力装置および自動販売機の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
本発明においていう静電容量の変化量とは、表面型および投影型を含む種々の静電容量式において、指などの導電体が当接等したときに位置検出のための指標として検知される静電容量の変化の量あるいは割合を広く含む。
本発明の情報入力装置に関し前面側とは、特段の断りがない限り、情報入力装置の入力操作がなされる側をいう。
本発明におけるタッチパネルは、幅方向に対して交差する特定の一方向において上下方向が規定される。ユーザーは、たとえばタッチパネルの幅方向に直交する上下方向において、一方側が上側であり他方側が下側であると容易に認識可能である。
また本発明の情報入力装置が取り付けられる外部機器の取付面は、外部機器の上下方向に関わらず、タッチパネルの上側が配置される側を上とし、タッチパネルの下側が配置される側を下として上下方向が規定される。
また取付面に取り付けられた情報入力装置の前後は、取付面の法線奥行方向を後方とし、取付面の法線方向を前方とする。
また本発明の構成または説明において、フィルム、パネル、シートなどの用語を適宜使用するが、これらは用語毎に厚みや形状、構成材料が特定されるものではない。したがってフィルム、パネルおよびシートのそれぞれ厚みは、同一である場合と異なる場合とを含む。
<第一実施形態>
以下に、本発明の情報入力装置の第一実施形態にかかる情報入力装置100の構成について図1から図3を用いて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる情報入力装置100を備えた自動販売機200の斜視図である。図2aは、自動販売機200に取り付けられた状態の情報入力装置100の縦断面図であり、図2bは、図2aに示す断面図の一部を拡大した部分拡大断面図である。図3は、情報入力装置100の分解斜視図である。
尚、図1から図3において示す本発明の情報入力装置および自動販売機は、本発明の寸法比率を何ら限定するものではない。後述にて示す図4から図7も同様である。
情報入力装置100は、たとえば、図1に示すとおり、販売物がたばこ商品210である自動販売機200の前面側である取付面250に取り付けられて用いられる。
図2に示すとおり、情報入力装置100は、タッチ操作により情報の入力を受け付ける静電容量式のセンサ(不図示)を備えるセンサシート20と、センサシート20の前面側に配置されたタッチパネル10と、を備える。
情報入力装置100は、外部機器(自動販売機200)の取付面250に取り付けられて用いられ、長尺の入力体(指202)が所定範囲のタッチ可能角度αでタッチパネル10に対しタッチ操作することにより入力操作可能である。
タッチパネル10の前面は、取付面250の法線奥行方向sに対して所定の起立角度βで立ち上がっている。所定範囲のタッチ可能角度αは、取付面250の法線奥行方向sを0°として、0°以上90°以下であり、かつ、タッチパネル10の前面の起立角度β以下である。
タッチ可能角度αの範囲でタッチ操作を行う入力体(指202)の先端部203とセンサとにおける静電容量の変化量は、先端部203よりも基端側に位置する基端側部205とセンサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されている。
情報入力装置100は、指202の先端部203でタッチ操作し、指202の基端側部205がタッチパネル10に対し当接または近接(以下、当接等ともいう)した場合であっても、基端側部205における静電容量の変化量が、先端部203における静電容量の変化量よりも小さくなるよう構成されている。そのため、タッチパネル10に対する基端側部205の当接等に関わらず、ユーザーの意図したとおり先端部203のタッチ位置(以下、正位置ともいう)が正しく検出される。したがって、情報入力装置100では、ユーザーが意図しない位置(以下、誤位置ともいう)である基端側部205の当接等した位置をタッチ位置として検出することが防止され誤入力が回避され得る。
また、本発明によれば、指202の先端部203でタッチ操作した際、指202の先端部203よりも低位置に存在する他の指がタッチパネル10に対し当接等した誤位置に関しても、同様にタッチ位置として検出することが防止され誤入力が回避され得る。上記他の指としては、たとえば、指202以外の図示省略する折り畳まれた指の指先から数えて第二番目の関節部などが挙げられる。
尚、本実施形態にかかる情報入力装置100は、タッチ可能角度αの所定範囲を超えて入力操作がなされることを禁止するものではない。
本実施形態においてタッチ操作とは、ユーザーが、任意の入力体の一部(一般的には先端部)を、タッチパネル10における意図した位置に当接等させることにより所望の内容を入力する操作のことをいう。情報入力装置100は、静電容量式のセンサにより位置検出を行うことによる入力操作を可能とする。上記静電容量式のセンサは、入力体の当接等により増大または減少した静電容量の変化を検知することによってタッチ位置を検出可能とするセンサを広く含む。本実施形態に用いられる静電容量式のセンサは、所謂、タッチパネル式の入力装置または表示装置に実装される静電容量式のセンサを広く含む。
情報入力装置100が取り付けられる外部機器は、前面側に情報入力装置100を取り付け可能な取付面を確保可能な構造物を広く含み、タッチ操作により入力される入力内容が、当該構造物に関連するか否かは問わない。即ち、外部機器とは便宜的な用語であって、情報入力装置100は、例えば壁などの構造物に取り付けられて使用される態様を含む。取付面250とは、情報入力装置100を取り付け可能な面を意味し、一般的にはユーザーのタッチ操作を容易とするために、外部機器の前面側またはユーザーが対向可能な面であることが好ましい。尚、取付面250は、物理的な面および、取り付け開口の開口端で形成される仮想的な面を含み、地面に対する垂直面、水平面、および傾斜面を含む。また取付面250は、情報入力装置100を取り付けるための取付点を含む仮想面であってもよい。
本実施形態では、外部機器として自動販売機200を例に説明し、取付面250として自動販売機200の前面側に設けられ自動販売機200が設置される図示省略される設置面に対し略垂直な面を例に説明する。
本実施形態では、タッチ操作を行う長尺の入力体として指202を例に説明するが、本発明に関し入力体は、指202に限定されるものではない。
指202は、情報入力装置100に対し所定範囲のタッチ可能角度αでタッチ操作することができる。
長尺体のタッチ可能角度αとは、先端部203がタッチパネル10に対し当接等を可能とする位置にある長尺体の伸長線tと法線奥行方向sとの縦断面における交差角度を意味する。例えば指202などの湾曲可能な長尺体の場合の伸長線tとは、指202の先端と指202の付け根とを結ぶ直線を意味する。
法線奥行方向sは、取付面250の法線と平行であって、外部機器である自動販売機200の背面側に伸長する仮想線の伸長方向である。本実施形態において、法線奥行方向sは、情報入力装置100の取付方向vと略一致している。
またタッチパネル10の前面の起立角度βとは、法線奥行方向sに対するタッチパネル10の前面(即ちタッチ操作が予定される面)の傾斜角度を意味する。
情報入力装置100は、タッチ可能角度αが所定範囲にあるとき、誤入力が良好に防止される。上記所定の範囲とは、タッチ可能角度αが、法線奥行方向sを0°として、0°以上90°以下であり、かつ、起立角度β以下である。
情報入力装置100は、上記所定範囲に含まれる任意のタッチ可能角度αで指202がタッチ操作を行うとき、正位置における静電容量の変化量が、誤位置における静電容量の変化量よりも大きく構成されている。したがって、誤位置では位置検出がされ難く、この結果、誤入力が回避される。
本実施形態において、正位置は、誤位置よりも上側に存在する。ここでいう上側とは、タッチパネル10の上側である。
先端部203がタッチパネル10に当接等する正位置における静電容量の変化量が、基端側部205がタッチパネル10に当接等する誤位置における静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成された情報入力装置100の具体的な一例は以下のとおりである。
即ち、図2に示すとおり、情報入力装置100は、センサシート20の前面からタッチパネル10の前面までの距離が、タッチパネル10の上側から下側に向けて増大するよう構成されている。
たとえば、センサシート20の前面から先端部203が当接するタッチパネル10の前面までの距離Aは、センサシート20の前面から基端側部205が当接等するタッチパネル10の前面までの距離Bよりも小さい。
これによって、正位置(先端部203)と、当該正位置よりタッチパネル10の下側に位置する誤位置(基端側部205)と、において、指202が同様にタッチパネル10の前面に当接等したとしても、誤位置における位置検出感度を低くすることができる。その結果、情報入力装置100における誤入力が防止される。
本実施形態では、具体的には、タッチパネル10の厚みが、上側から下側に向けて大きくなるよう構成することにより、センサシート20の前面からタッチパネル10の前面までの距離がタッチパネル10の上側から下側に向けて増大するよう調整する例を示した。
タッチパネル10は、例えばアクリル樹脂などの透明性樹脂またはガラスなど材料により構成される。タッチパネル10の構成材料として透明性樹脂を用いることにより、所望形状のタッチパネル10を容易に成形することができる。タッチパネル10の厚み、および上側から下側への厚みの増大率は、センサシート20におけるセンサに合わせ適宜設計することができる。
本実施形態における情報入力装置100では、たとえば、タッチパネル10において任意の箇所でタッチ操作が行われ、静電容量の変化量が閾値を超えたときにセンサシート20におけるセンサがこれを検知しタッチ位置を検出する。このとき、規定時間内(例えば1秒以内)に複数箇所で閾値を超えた静電容量の変化量が検知されたときには、最も閾値を大きく超える静電容量の変化量が検出された位置のみをタッチ位置として検出するよう設定してもよい。これによって、同時または規定時間内に先端部203および基端側部205がタッチパネル10に対し当接等したとき、先端部203のタッチ位置が優先的にタッチ位置として検出され、基端側部205のタッチ位置の検出を回避することができる。ただし、本実施形態において、センサシート20における静電容量の変化量の検知およびタッチ位置の検出の方法は、上述に限定されるものではない。
本実施形態の図示省略する変形例として、略平板の透明フィルムまたは透明パネルをタッチパネル10として情報入力装置100の前面側に配置してもよい。かかる変形例では、センサシート20の前面に対し、タッチパネル10が後傾するよう配置される。タッチパネル10を後傾させて配置するために、適宜、タッチパネル10の前面との距離を調整する距離調整用スペーサを、タッチパネル10とセンサシート20との間に設けることができる。
より具体的な一例としては、図示省略するが、上記距離調整用スペーサとして、センサシート20とタッチパネル10との間に、法線奥行方向sにおける厚み寸法が、上側から下側に向けて増大する透明部材を配置することができる。
かかる透明部材を用いることによって、既成のタッチパネル、厚みの略均一なタッチパネルを適宜本実施形態におけるタッチパネル10として用いることができる。
別の具体的な例として、上記透明部材の一部または全部を空気層とすることも可能である。
本実施形態にかかる情報入力装置100は、取付面250に対して、タッチパネル10の前面を所定の取付角度で取り付けるための取付部材70を更に有している。取付部材70を備える情報入力装置100は、タッチパネル10の前面の法線uが、取付面250の法線と交差するとともに取付面250の上下方向における上向きの方向成分を含む。
具体的には、取付部材70を備える情報入力装置100は、自動販売機200の取付面250に対し、後傾して取り付けられる。ユーザーは、タッチパネル10の前面を視認し易くタッチ操作が容易である。
本実施形態における取付部材70は、タッチパネル10の上部を支持する上部支持部752と、タッチパネル10の下部を支持する下部支持部754を有している。
たとえば、上部支持部752および下部支持部754は、タッチパネル10の上端および下端に設けられた段差に係合する係合部である。上記段差および上記係合部は係合した状態で固定されており、これによってタッチパネル10が支持されている。
情報入力装置100の厚み方向において、下部支持部754は、上部支持部752よりも前方に突出している。このため、取付部材70に支持されるタッチパネル10の前面は、上側より下側が前方に膨出する。
取付部材70を備える情報入力装置100において、センサシート20の前面は、たとえば、取付方向vに対し略垂直な向きで配置される。
取付部材70の背面は、直接または間接に、取付面250に対し取り付け可能である。本実施形態では、取付部材70の背面に対応する背面ケース80がさらに設けられている。背面ケース80と取付部材70との間に、センサシート20、タッチパネル10および情報入力装置100を構成する他の構成が収容されている。
かかる情報入力装置100は、取付部材70および背面ケース80を収容ケースとして一体的に構成されており、取扱性容易である。背面ケース80を取付面250に沿って取り付けるだけで、取付面250に対しタッチパネル10の前面を所定の傾斜角度となるよう配置することができる。背面ケース80を省略し、取付部材70の背面側を取付面250に沿って取り付けることでも同様に取付面250に対しタッチパネル10の前面を所定の傾斜角度に配置することができる。
即ち、背面ケース80と取付部材70とにより情報入力装置100の各構成を一体としてなす情報入力装置ユニットを提供することができる。情報入力装置ユニットは、運搬性、および取扱性などに優れる。たとえば、既に設置された自動販売機200の前面側の所定の位置に嵌め込まれた任意の装置を取り外し、当該位置を取付面250として情報入力装置ユニットを嵌め込むことにより容易に情報入力装置100を自動販売機200に設置可能である。
次に、図3を用いて第一実施形態にかかる情報入力装置100の構成について詳細に説明する。
情報入力装置100の背面側には背面ケース80が設けられている。
背面ケース80は、情報入力装置100の前面側に位置する取付部材70と係合する係合部を有し、係合状態において、取付部材70とともに情報入力装置100のその他の構成を収納する。
第一実施形態の変形例として、背面ケース80を省略してもよい。
背面ケース80の前面側には、発光体ユニット30が設けられている。
発光体ユニット30とは、情報入力装置100において用いられる光源を有する発光体装置を広く包含する。光源としては、例えばLEDを含み、液晶表示装置などに搭載されるバックライトなど、表示装置において使用され得る光源を広く含む。
発光体ユニットの前面側には、収容プレート50が設けられている。収容プレート50は、略平板なプレート111の外周(特には外縁)から一方方向に起立する縁部110を備えている。縁部110は、プレート111の外周において連続的または断続的に設けられており、縁部110の内面とプレート111とでセンサシート20を収容する。本実施形態では、さらに収容プレート50において表示部60が収容されている。収容プレート50におけるプレート111は、透明部材で形成されるか、あるいは適宜、発光体ユニット30における図示省略する光源と、当該光源に対応する表示部60における表示要素120とを、連通するための連通孔が設けられていてもよい。
収容プレート50の前面側には、センサシート20が設けられている。センサシート20は、収容プレート50に収容されて配置されている。
センサシート20は、光源から放射された光を透過させるとともに、タッチ操作により情報の入力を受け付ける部材である。たとえば、センサシート20は透明電極からなるセンサを含む。透明電極は、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)などで作成することができる。
センサシート20には、静電容量式のタッチパネル装置に実装される種々の静電容量式のセンサを適宜選択して設けることができる。
センサシート20は、検知した位置情報を電気信号として取り出す手段および取り出された電気信号である入力情報を位置的に記憶する情報保持部を更に有するか、あるいは、これらに接続されていてよい。
センサシート20の前面側には、表示部60が設けられている。
表示部60は、発光体ユニット30から放射された光の透過により種々の表示内容をタッチパネル10の前面側において表示可能である。一般的に表示装置に搭載される表示手段を適宜、表示部60として使用することができる。本実施形態では、表示部60として7セグメントディスプレイタイプ(以下、単に7セグともいう)の表示に対応するデザインシートが用いられている。7セグは、7つのセグメントから構成され、個々の部分を発光体ユニット30から放射された光によって点灯または消灯しアラビア数字を表示する。7セグに対応する発光体ユニット30としては、たとえば7セグの各セグメントに対応するLEDであって、表示したい数字に対応して点灯または消灯可能な複数のLEDを搭載したものを挙げることができるが、これに限定されない。
表示部60であるデザインシートは、図3に示すとおり、縦方向および横方向に配列された複数の7セグを含み、たとえば、0から9までの10個の数字を適宜表示可能である。ユーザーは、タッチパネル10に表示された上記数字を適宜選択してタッチ操作することにより数字入力を行うことができる。
表示部60のその他の例としては、外光やバックライト等の光源から放射された光の透過、不透過を制御することによって表示内容を表示する液晶表示パネルを含む態様、などであってもよい。
表示部60は、複数の表示要素120を含む。
表示要素120は、発光体ユニット30から放射された光の透過により発光して表示内容を示す要素である。複数の表示要素120は、発光することにより、互いに識別可能である。ここで点灯状態とは、情報入力装置100の正面側に立った人間が感知可能に、発光体ユニット30から放射された光が表示要素120を透過する状態をいう。
本実施形態における表示要素120のそれぞれは、単独の文字、図形、または記号などを表示可能なまとまりであり、液晶表示などにおける微視的なドット単位であることを除外する。本実施形態では表示要素120は、7セグ形式で表示可能な数字である。上記文字には数字を含む。また上記図形には絵柄を含む。
情報入力装置100は、情報入力装置であるとともに、表示部60が設けられることにより、表示装置としても利用可能である。
表示部60は、図3に示すとおり、入力内容に関連する表示要素120以外の表示要素をさらに含んでもよい。例えば本施形態における表示部60は向かって右側に説明記載部122が設けられている。
表示部60の前面側にはスペーサ90が配置されている。スペーサ90は、略平坦なプレート113と、プレート113の外周に沿って連続的または断続的に設けられ、前面側に起立する枠部112とを有する。枠部112とプレート113とにより視野角制限シート40を収容可能である。プレート113の少なくとも表示要素120に対向する領域は光透過性に構成されている。
枠部112の端面は視野角制限シート40よりも前面側に配置される任意の部材(例えばタッチパネル10)の背面に当接させることができる。当該背面と、プレート113の前面と、枠部112と、で視野角制限シート40を収容することにより、タッチ操作による押圧から視野角制限シート40を保護することが可能である。
スペーサ90には、視野角制限シート40が収納されている。視野角制限シート40はスペーサ90のプレート113よりも前面側に位置している。
即ち、情報入力装置100は、センサシート20の背面側に配置され光を放射する光源を保持する発光体ユニット30と、発光体ユニット30から放射された光の一部を遮光して当該光の通過方向を所定角度以下に制限する視野角制限シート40と、を備える。
本実施形態における視野角制限シート40は、タッチパネル10の左右方向における視野角よりも上下方向における視野角が大きい。
視野角制限シート40は、図示省略する透過領域と不透過領域とが所定のピッチで繰り返して形成されており透過領域を通過する光の視野角度を制限する部材である。上記所定のピッチおよび上記不透過領域は、一般的には微視的であり、タッチパネル10において視認される表示要素120の視認性を妨げない。
タッチパネル10の左右方向における視野角とは、タッチパネル10の中心における法線を0°とし、当該法線よりも幅方向にずれた位置からタッチパネル10を斜方視したときにタッチパネル10に示される表示要素120の内容を理解可能に視認できる角度である。
タッチパネル10の上下方向における視野角とは、当該法線よりも上下方向にずれた位置からタッチパネル10を斜方視したきにタッチパネル10に示される表示要素120の内容を理解可能に視認できる角度である。
ここで斜方視とは、上記法線で規定される0°の位置から幅方向にずれ、斜方よりタッチパネル10を視認することをいう。
視野角制限シート40は、少なくとも左右方向における視野角を制限する。視野角制限シート40は、斜方からの視野を狭める光学フィルムや偏光板を含む。
視野角制限シート40により、タッチパネル10の左右方向における視野角が制限されることによって、タッチパネル10の略正面に立ってタッチ操作するユーザーの入力内容を、左右方向から他人が覗き見ることを防止することができる。
また、視野角制限シート40は、タッチパネル10の上下方向において、上記左右方向ほどに視野角を制限するものではない。そのため、視野角制限シート40を備える情報入力装置100において、背の高さの異なる複数のユーザーに対し良好にタッチパネル10を視認させることができ、ユーザーの良好な使用性が担保されている。
特に後述する第二実施形態にかかる情報入力装置300のごとく、タッチパネル15の前面が、取付面550に対し前傾する態様(図4から図6参照)では、タッチパネル15の上下方向の視野角が左右方向の視野角ほどに制限されないことは望ましい。
視野角制限シート40は、左右方向の視野角を狭くするとともに、上下方向の視野角を実質的に制限しないものが特に好ましい。左右方向の視野角が狭いとは、たとえば、左右方向の視野角が60°以下であることが好ましく、45°以下であることがより好ましく、30°以下であることが特に好ましい。
視野角制限シート40の前面側には、タッチパネル10が配置されている。
タッチパネル10は、上述するとおり、厚みが上側から下側に向けて大きくなるよう構成されている。タッチパネル10の上端および下端には、取付部材70と係合することによってタッチパネル10を支持する上部係合部710および下部係合部720が設けられている。たとえば上部係合部710および下部係合部720は、それぞれタッチパネル10の厚みが不連続に変化することにより形成された段差である。図2に示されるとおり上部係合部710と取付部材70の上側の端部とが係合し、下部係合部720と取付部材70の下側の端部とが係合することによって、タッチパネル10が取付部材70に支持されている。
タッチパネル10は、透明性の材料から構成されるが、当該透明性の度合は特に限定されるものではない。少なくとも、タッチパネル10を正面視したときに表示部60における表示要素120が視認可能な程度の透明性を、タッチパネル10は有する。尚、タッチパネル10は、少なくとも、表示要素120と対向する領域が、無色透明、有色透明、またはこれらの組み合わせであればよい。
タッチパネル10は、ユーザーがタッチ操作するための操作面であるとともに、タッチパネル10よりも背面側に位置する視野角制限シート40やセンサシート20等の略前面を覆い保護する保護部の役割を適宜担うことができる。
本実施形態では、上述するとおり、取付面250に対して、タッチパネル10の前面を所定の取付角度で取り付けるための取付部材70を更に有している。
たとえば、取付部材70は、図3に示すとおり、上下左右の四方に面する側面部114と、側面部114の前端から内方向に延在する前面部116と、を有して構成される額縁形状をなしている。前面部116から四方を囲まれて成る額縁開口118からタッチパネル10のタッチ操作領域が直接または間接に表出する。額縁開口118は物理的に貫通していてもよいし、透明フィルムなどが適宜配置されていてもよい。
以上に本実施形態にかかる情報入力装置100をなす各構成を説明したが、上述の説明は、適宜、いずれかの構成を省略し、あるいは、他の構成を追加することを排除しない。また図3に示す各部材の積層順は、情報入力装置100を制限するものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、図3に示す情報入力装置100を構成する各部材の積層順は、適宜変更してもよい。
尚、本実施形態では、外部機器である自動販売機200の図示省略する設置面に対し、法線奥行方向sが略平行である態様を示した。しかし本実施形態は、法線奥行方向sが当該設置面に対し略平行ではない態様を包含する。例えば、図2に示す情報入力装置100が設けられた自動販売機200を紙面右方向に90°回転し、法線奥行方向sが図示省略する設置面に対し略90°(即ち、取付面250が図示省略する設置面と略平行)とする こともできる。
情報入力装置100は、センサシート20を含む複数の積層体の端部を保持するとともに、背面ケース80の前面に固定される支持体126を更に有していてもよい。また適宜、発光体ユニット30あるいはこれにより背面側に配置される任意の積層体と背面ケース80の前面とを連結して取付部材70および背面ケース80間において上記積層体を保持固定する固定部材124が更に設けられてもよい。
取付面250に対する情報入力装置100の取付手段は、特に限定されない。例えば、背面ケース80の背面側に設けられた係合部121を取付面250に設けられた凹部に嵌入し固定して情報入力装置100を取付面250に取り付けてもよい。
取付手段の変形例として、たとえば、取付面250に情報入力装置100の厚み方向の全体または一部が嵌入可能な凹部を設け、当該凹部に情報入力装置100を嵌入させた状態で固定してもよい。当該変形例では、自動販売機200における情報入力装置100の前方への突出厚みを低減することができる。
<第二実施形態>
次に本発明の第二実施形態である情報入力装置300について図4から図6を用いて説明する。以下において、情報入力装置300に関し、第一実施形態である情報入力装置100とは異なる点を主として説明し、情報入力装置100と同様の構成に関しては適宜説明を省略する。
情報入力装置300は、たとえば、図4に示すとおり、販売物がたばこ商品210である自動販売機400の前面側である取付面250に取り付けられて用いられる。自動販売機400は、取り付けられた情報入力装置300が異なること以外は、自動販売機200と同様に構成されている。
図4は、本発明の第二実施形態にかかる情報入力装置300を備えた自動販売機400の斜視図である。図5aは、自動販売機400に取り付けられた情報入力装置300の縦断面図であり、図5bは、図5aに示す縦断面図の一部を拡大した部分拡大断面図である。図6は、情報入力装置300の斜視図である。
図5に示すとおり、情報入力装置300は、タッチ操作により情報の入力を受け付ける静電容量式のセンサ(不図示)を備えるセンサシート20と、センサシート20の前面側に配置されたタッチパネル10と、を備える。
情報入力装置100は、自動販売機400の取付面250に取り付けられて用いられ、指202が所定範囲のタッチ可能角度αでタッチパネル15に対しタッチ操作することにより入力操作可能である。
タッチパネル15の前面は、取付面250の法線奥行方向sに対して所定の起立角度βで立ち上がっている。所定範囲のタッチ可能角度αは、取付面250の法線奥行方向sを0°として、0°以上90°以下であり、かつ、タッチパネル10の前面の起立角度β以下である。
タッチ可能角度αの範囲でタッチ操作を行う指202の先端部203とセンサとにおける静電容量の変化量は、指202の先端部203よりも基端側に位置する基端側部205とセンサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されている。
第二実施形態にかかる情報入力装置300は、取付面250に対して、タッチパネル15を所定の取付方向vに取り付けるための取付部材75を更に有している。図5に示すとおり、情報入力装置300におけるセンサシート20の前面とタッチパネル15の前面とは平行に配置されている。タッチパネル15の前面の法線uは、取付面250の法線と交差するとともに取付面250の上下方向において下向きの方向成分を含んでいる。即ち、タッチパネル15の前面は、取付面250に対し前傾している。
かかる構成によれば、指202のタッチ可能角度αを実質的に制限することができる。
即ち、タッチパネル15の前面が取付面250に対し前傾する場合には、一般的には、指202のタッチ可能角度αは、法線奥行方向sに対し90°を超えて前傾するタッチパネル15の前面に沿う角度にはなり難い。したがってタッチ可能角度αの所定範囲から、法線奥行方向sに対し90°を超えて傾斜する角度を除外している。
本実施形態にかかる情報入力装置300において所定範囲のタッチ可能角度αでタッチ操作が行われるとき、センサシート20の前面から基端側部205までの距離Bは、センサシート20の前面から先端部203までの距離Aよりも大きくなる。したがって先端部203において当接等した指202の位置を検出する感度よりも、基端側部205において当接等した指202の位置を検出する感度のほうが相対的に小さい。故に、先端部203がタッチパネル15に当接等するとき、同時または近いタイミングで基端側部205も当接等した場合であっても、基端側部205の位置は検出され難く、そのため誤入力が回避され得る。
本実施形態における情報入力装置300は、誤位置を不用意にタッチ位置として検出しないようにセンサシート20における静電容量の変化量を検出するための閾値を充分に厳しく設定してもよい。これによって、先端部203がタッチ操作によりタッチパネル15に当接するとともに、これに連動して基端側部205がタッチパネル15に近接した場合に、先端部203の当接による静電容量の変化量のみが閾値を超え、先端部203のタッチ位置のみが検出され得る。即ち、基端側部205の近接による静電容量の変化量は閾値を下回り、基端側部205の近接位置はタッチ位置として検出されない。ただし、本実施形態において、センサシート20における静電容量の変化量の検知およびタッチ位置の検出の方法は、上述に限定されるものではない。
図5に示すとおり、情報入力装置300における取付部材75は、タッチパネル15の上部領域を支持する上部支持部752と、タッチパネル15の下部領域を支持する下部支持部754と、を有している。
取付面250から上部支持部752までの距離は、取付面250から下部支持部754の距離よりも大きくなるよう構成されている。
かかる取付部材75にタッチパネル15を支持させることにより、タッチパネル15を取付面250に対して、前傾姿勢で配置することが容易である。
平板状のタッチパネル15とセンサシート20を略平行に積層させてなる汎用のタッチパネル積層体と、取付部材75とを備えることによって、容易に本実施形態にかかる情報入力装置300を構成することが可能である。
図6に示すとおり、背面ケース80と取付部材75との間に情報入力装置300におけるその他の構成を収容することにより情報入力装置300の各構成を一体としてなす、運搬性および取扱性に優れた情報入力装置ユニットを提供することができる。情報入力装置300を取付面250に対し取り付ける際、背面ケース80の背面を取付面250に沿わせることによって、容易にタッチパネル15の前面を取付面250に対して前傾した姿勢で配置することができる。もちろん、背面ケース80を省略し、取付部材70の背面を取付面250に沿わせて取り付けてもよい。
取付部材75は上述にて説明したこと以外の構成については、第一実施形態において説明する取付部材70と同様に構成することができるため、ここでは詳細の説明は省略する。
本実施形態にかかる情報入力装置300は、情報入力装置100と同様に、固定部材124および支持体126を備えている。これによって、タッチパネル15は、当接する指202の背面側への押力を受けても、取付面250に対し前傾となる姿勢が維持される。
<第三実施形態>
次に本発明の第三実施形態である情報入力装置500について、図7を用いて説明する。図7は、取付面550に対し取り付けられた状態の情報入力装置500の断面を示す概念図である。図7では、タッチパネル510およびセンサシート520を図示し、タッチパネル510とセンサシート520とに配置され得るその他の各構成の図示を省略し、まとめて中間層530として図示している。
情報入力装置500は、タッチパネル510の前面が、センサシート520の前面に対し平行に配置されている。
タッチパネル510は、誘電率の異なる2以上の材料(たとえば、第一材料510Aおよび第二材料510B)で構成されている。タッチパネル510は、上側から下側に向けて相対的に誘電率の小さい材料の比率が増大するよう構成されている。これにより、情報入力装置500は、厚み方向に計測される誘電率が、タッチパネル510の上側から下側に向けて小さくなるよう構成されている。
本実施形態にかかる情報入力装置500は、図7に示すとおり、取付面550に対し、タッチパネル510の前面を略平行に配置することができる。
図7に示すとおり、センサシート520の前面から先端部203までの距離Aと、センサシート520の前面から基端側部205までの距離Bとが略同様である場合であっても、基端側部205における誤位置は位置検出され難い。
情報入力装置500においてタッチパネル510の上側より下側の誘電率が小さくなるよう構成されているため、指202がタッチパネル510の前面に当接等したとき、先端部203よりも基端側部205における検出感度が低いからである。
本実施形態におけるタッチパネル510は、誘電率が異なり厚み方向に層を成す第一材料510Aおよび第二材料510Bより構成されている。タッチパネル510は、上側から下側に向けて相対的に誘電率の小さい材料である第二材料510Bを含む層厚みが増大している。
第一材料510Aおよび第二材料510Bはいずれも透明性の樹脂で構成される。
第一材料510Aは、たとえば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などにより構成することができる。一方、第二材料510Bの構成樹脂は、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、あるいはABS系樹脂などであって、第一材料510Aを構成する樹脂よりも誘電率の低い樹脂が適宜選択される。第一材料510Aおよび第二材料510Bを異なる樹脂で構成してもよいし、同種の樹脂であって配合成分の比率を調整することによって誘電率に差異を有する樹脂をそれぞれ用いてもよい。
第三実施形態の図示省略する変形例としては、タッチパネル510の上側から下側にかけて誘電率の異なる部材が、誘電率の高いものから低いものへと連続的または断続的に配置されていてもよい。
<第四実施形態>
次に第四実施形態として、本発明の自動販売機の一例である自動販売機200について説明する。図1において自動販売機200を示す。
自動販売機200は、情報入力装置100が取り付けられた外部機器である。自動販売機200は、販売物(たばこ商品210)を収容可能な収容部220と、販売物(たばこ商品210)を取り出す取出口230と、を備える筐体240と、販売物(たばこ商品210)を取出口230に送り出す商品払出機構(図示省略)と、を備える。
自動販売機200には、情報入力装置100を取り付けるための取付面250が筐体240の前面に設けられているとともに、取付面250に取り付けられた情報入力装置100が、筐体240の前面に配置されている。
本実施形態にかかる自動販売機200は、情報入力装置100を備えることにより、情報入力装置100の効果を享受する。具体的には、自動販売機200は、たばこ商品210を購入するユーザーが情報入力装置100に対し入力操作を行う際に、良好に誤入力が防止される。
また情報入力装置100は上述する構成により誤入力が防止されているため、誤入力を防止する観点で、タッチパネル10の面積を拡張することを強いられない。したがって、自動販売機200において、情報入力装置100を適切な範囲で小さく設計し、自動販売機200の前面におけるたばこ商品210のディスプレー面積を充分に確保することができる。
また、自動販売機200の比較的高い位置に情報入力装置100が配置された場合であっても、誤入力が低減又は防止される。そのため、自動販売機200の前面のデザインの範囲を広げ得る。
自動販売機200における販売物は、たとえばたばこ商品210である。
以下に、自動販売機200に関し、販売物がたばこ商品210であるたばこ自動販売機の例を用いて詳細に説明する。たばこ商品210の購入は、成人のみに限定されているという特殊性を備えるため、ユーザー(購入者)に対し、成人認証などをするための入力操作を要請することにより、適切な販売を可能とする。かかる観点では、たばこ商品210と同様に販売対象が成人に限られる酒類等を販売物として選択することにより、情報入力装置100を備える自動販売機200の効果が良好に発揮され得る。
本実施形態における自動販売機200は、ICカードに記憶された暗証コードを読み取るコード読取部260、および入力情報と暗証コードとを照合する照合部(図示省略)を備えている。
上記入力情報は、情報入力装置100のタッチ操作により入力された情報である。入力情報は、たとえば、ICカードに外観上不可視に記録されている暗証番号情報と同一または関連する暗証番号である。
上記暗証コードは、コード読取部260において読み取り可能なコードであり、暗証番号情報と生年月日情報とを含む。
ICカードは、たばこ商品210の購入に際して本人確認および成人認証に必要なICカードであり、たばこ商品の購入にのみ用いられるICカード、および他の目的も兼用するICカードのいずれも含む。他のICカードの例としては、購入者が保有する運転免許証などを挙げることができるが、これに限定されない。
現在の運転免許証には、複数桁(例えば4桁)の暗証番号が外観上不可視に記録されている。たとえば、自動販売機200は、コード読取部260にかざされた運転免許証から当該運転免許証に記録された暗証コードである暗証番号情報および生年月日情報を同一ステップまたは異なるステップで読み取る。また自動販売機200は、購入者が情報入力装置100にて入力した暗証番号を一時的に記憶する。そして、自動販売機200は、読み取った暗証番号情報と一時的に記憶された暗証番号とを照合部において照合し、購入者が運転免許証の保有者本人であるか否かを判断する。加えて、読み取った生年月日情報により運転免許証の保有者が成人であるか否かを判断する。たばこ自動販売機である自動販売機200は、購入者が、運転免許証の保有者であり、かつ成人と判断された場合にのみ、販売を許可する販売モードに移行する。
より詳細には、自動販売機200は、情報保持部(図示省略)と、コード読取部260と、照合部と、を備える。情報保持部は、タッチ操作によりセンサシート20に入力された入力情報を一時的に記憶する。コード読取部260は、暗証コードおよび暗号化された生年月日情報を記憶するICカードから暗証コードを読み取る。照合部は、情報保持部に保持された入力情報と、コード読取部260に読み取られた暗証コードと、を照合する。当該照合において、入力情報と暗証コードとが一致または関連した場合には、本人であると判断される。
コード読取部260は、照合部の照合結果に基づいて復号された生年月日情報を取得し、取得された生年月日情報に基づいてICカードの保有者の成人認証を行う成人認証部を更に備えてもよい。
自動販売機200は、ICカードに記録された暗証コードと、情報入力装置100において入力された暗証番号とを照合して本人確認および成人認証をすることにより、無人の状態でも、正規の購入者に限定的にたばこ商品210などの販売物を販売することが可能である。即ち、自動販売機200は、成人認証機能を備える自動販売機である。
第四実施例の変形例として、さらにICカードに、照合判定可能な残回数を読み込むための回数書込部を備える態様を以下に説明する。
本変形例に用いられるICカードは、保有者の生年月日情報を記憶するICタグを備えるカードである。具体的には、運転免許証のように公的に発行された身分証明書であり、RFID(Radio Frequency Identification)タグが埋設されている。生年月日情報は公開鍵暗号方式で暗号化されてICカードに記憶されている。ICカードには、例えば4桁の数字などの暗証コードが設定されている。また、ICカードには、照合判定可能な残回数が読み書き可能に記録されている。残回数の初期値は、例えば3回である。
はじめに、自動販売機200を操作するユーザーは、情報入力装置100のタッチパネル10に表示される表示要素120(図3を参照)を選択してタッチすることにより、タッチ操作を行う。かかるタッチ操作により4桁の数字を入力する。情報入力装置100は、入力された4桁の数字を入力情報として取得し、当該入力情報を情報保持部で一時的に保持する。
本変形例における筐体240の前面には、コード読取部260とともに図示省略する回数書込部が設けられている。たとえば、コード読取部260と上記回数書込部とを含むカード読書部が筐体240の前面に搭載されていてもよい。
コード読取部260は、ICカードに記録された残回数が1回以上である場合、上記カード読書部にかざされたICカードから暗証コードおよび生年月日情報を読み取る。たとえば生年月日情報は、暗号化されたものであってもよい。照合部は、情報保持部に保持された入力情報と、コード読取部260に読み取られた暗証コードと、を照合して一致判定を行う。入力情報と暗証コードが一致していると判定された場合、照合部は入力情報を秘密鍵として用いて生年月日情報を復号する。なお、復号された生年月日情報をコード読取部260がICカードから取得するとは、上記のように暗号化された生年月日情報をコード読取部260が取得して照合部がこれを復号する場合のほか、照合部の照合結果に基づいて、ICカードにおいて復号された生年月日情報をコード読取部260が読み取る場合を含む。
なお、入力情報と暗証コードが不一致であると判定された場合、上記回数書込部はICカードに記録されている残回数を減算して書き込む。ICカードに記録された残回数が零回になった場合、ICカードはロックされ、コード読取部260により暗証コードおよび暗号化された生年月日情報を読み取る処理は禁止される。
自動販売機200において、入力情報と暗証コードとが一致であると判定され、かつ、成人認証により成人と判定された場合、ユーザーは、たばこ商品210などの販売物の購入が許可される。たとえば、ユーザーが希望の販売物のボタンを選択し、図示省略する金銭投入部に金銭を投入することによって、収容部220に収容されている販売物が取出口230に送り出される。
本変形例は、以上の処理により、ICカードを用いてユーザーの本人認証および成人認証を行った上で販売物(たばこ商品210)の購入処理が行われる。本変形例に用いられる情報入力装置100は、上述のとおりタッチパネル10における誤入力が防止されるため、照合判定可能な残回数が読み書き可能に記録されるICカードにも望ましく態様する。即ち、本変形例は、ICカードの正規保有者において予期せぬ誤入力が繰り返し発生し残回数が零回となり販売物の購入が不可となることを回避するとともに、ICカードの非正規保有者が不適切に情報入力を繰り返し行い暗証番号と入力情報との一致を図ることを排除可能とする。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)タッチ操作により情報の入力を受け付ける静電容量式のセンサを備えるセンサシートと、
前記センサシートの前面側に配置されたタッチパネルと、を備え、
外部機器の取付面に取り付けられて用いられ、長尺の入力体が所定範囲のタッチ可能角度で前記タッチパネルに対し前記タッチ操作することにより入力操作可能な情報入力装置であって、
前記タッチパネルの前面は、前記取付面の前記法線奥行方向に対して所定の起立角度で立ち上がっており、
前記所定範囲の前記タッチ可能角度は、前記取付面の法線奥行方向を0°として、0°以上90°以下であり、かつ、前記タッチパネルの前面の前記起立角度以下であり、
前記タッチ可能角度の範囲で前記タッチ操作を行う前記入力体の先端部と前記センサとにおける静電容量の変化量は、当該入力体の当該先端部よりも基端側に位置する基端側部と前記センサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする情報入力装置。
(2)前記センサシートの前面から前記タッチパネルの前面までの距離が、前記タッチパネルの上側から下側に向けて増大している上記(1)に記載の情報入力装置。
(3)前記取付面に対して、前記タッチパネルの前面を所定の取付角度で取り付けるための取付部材を更に有し、
前記タッチパネルの前面の法線は、前記取付面の法線と交差するとともに前記取付面の上下方向における上向きの方向成分を含む上記(2)に記載の情報入力装置。
(4)前記センサシートと前記タッチパネルとの間に、前記法線奥行方向における厚み寸法が、上側から下側に向けて増大する透明部材が配置されている上記(2)または(3)に記載の情報入力装置。
(5)前記取付面に対して、前記タッチパネルを所定の取付方向に取り付けるための取付部材を更に有し、
前記センサシートの前面と前記タッチパネルの前面とは平行に配置されており、
前記タッチパネルの前面の法線は、前記取付面の法線と交差するとともに前記取付面の上下方向における下向きの方向成分を含む上記(1)に記載の情報入力装置。
(6)前記取付部材は、前記タッチパネルの上部領域を支持する上部支持部と、前記タッチパネルの下部領域を支持する下部支持部と、を有し、
前記取付面から前記上部支持部までの距離は、前記取付面から前記下部支持部の距離よりも大きい上記(5)に記載の情報入力装置。
(7)前記タッチパネルの前面が、前記センサシートの前面に対し平行に配置されるとともに、前記タッチパネルが、誘電率の異なる2以上の材料で構成されており、
前記タッチパネルの上側から下側に向けて相対的に誘電率の小さい材料の比率が増大することにより、厚み方向に計測される誘電率が、前記タッチパネルの上側から下側に向けて小さくなるよう構成されている上記(1)に記載の情報入力装置。
(8)前記センサシートの背面側に配置され光を放射する光源を保持する発光体ユニットと、
前記発光体ユニットから放射された前記光の一部を遮光して前記光の通過方向を所定角度以下に制限する視野角制限シートと、を備え
前記視野角制限シートは、前記タッチパネルの左右方向における視野角よりも上下方向における視野角が大きい上記(1)から(7)のいずれか一項に記載の情報入力装置。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の情報入力装置が取り付けられた前記外部機器である自動販売機であって、
販売物を収容可能な収容部と、前記販売物を取り出す取出口と、を備える筐体と、
前記販売物を前記取出口に送り出す商品払出機構と、を備え、
前記情報入力装置を取り付けるための取付面が前記筐体の前面に設けられているとともに、前記取付面に取り付けられた前記情報入力装置が、前記筐体の前面に配置されていることを特徴とする自動販売機。
(10)ICカードに記憶された暗証コードを読み取るコード読取部、および
前記情報入力装置に対する前記タッチ操作により入力された入力情報と、前記コード読取部において読み取られた前記暗証コードと、を照合する照合部を備える上記(9)に記載の自動販売機。
(11)前記販売物がたばこ商品である上記(9)または(10)に記載の自動販売機。
10・・・タッチパネル
15・・・タッチパネル
20・・・センサシート
30・・・発光体ユニット
40・・・視野角制限シート
50・・・収容プレート
60・・・表示部
70・・・取付部材
75・・・取付部材
80・・・背面ケース
90・・・スペーサ
100・・・情報入力装置
110・・・縁部
111・・・プレート
112・・・枠部
113・・・プレート
114・・・側面部
116・・・前面部
118・・・額縁開口
120・・・表示要素
121・・・係合部
122・・・説明記載部
124・・・固定部材
126・・・支持体
200・・・自動販売機
202・・・指
203・・・先端部
205・・・基端側部
210・・・たばこ商品
220・・・収容部
230・・・取出口
240・・・筐体
250・・・取付面
260・・・コード読取部
300・・・情報入力装置
400・・・自動販売機
500・・・情報入力装置
510・・・タッチパネル
510A・・・第一材料
510B・・・第二材料
520・・・センサシート
530・・・中間層
550・・・取付面
710・・・上部係合部
720・・・下部係合部
752・・・上部支持部
754・・・下部支持部
α・・・タッチ可能角度
β・・・起立角度
A・・・距離
B・・・距離
s・・・法線奥行方向
t・・・伸長線
u・・・法線
v・・・取付方向

Claims (11)

  1. タッチ操作により情報の入力を受け付ける静電容量式のセンサを備えるセンサシートと、
    前記センサシートの前面側に配置されたタッチパネルと、を備え、
    外部機器の取付面に取り付けられて用いられ、長尺の入力体が所定範囲のタッチ可能角度で前記タッチパネルに対し前記タッチ操作することにより入力操作可能な情報入力装置であって、
    前記タッチパネルの前面は、前記取付面の法線奥行方向に対して所定の起立角度で立ち上がっており、
    前記所定範囲の前記タッチ可能角度は、前記取付面の前記法線奥行方向を0°として、0°以上90°以下であり、かつ、前記タッチパネルの前面の前記起立角度以下であり、
    前記タッチ可能角度の範囲で前記タッチ操作を行う前記入力体の先端部と前記センサとにおける静電容量の変化量は、当該入力体の当該先端部よりも基端側に位置する基端側部と前記センサとにおける静電容量の変化量よりも大きくなるよう構成されていることを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記センサシートの前面から前記タッチパネルの前面までの距離が、前記タッチパネルの上側から下側に向けて増大している請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記取付面に対して、前記タッチパネルの前面を所定の取付角度で取り付けるための取付部材を更に有し、
    前記タッチパネルの前面の法線は、前記取付面の法線と交差するとともに前記取付面の上下方向における上向きの方向成分を含む請求項2に記載の情報入力装置。
  4. 前記センサシートと前記タッチパネルとの間に、前記法線奥行方向における厚み寸法が、上側から下側に向けて増大する透明部材が配置されている請求項2または3に記載の情報入力装置。
  5. 前記取付面に対して、前記タッチパネルを所定の取付方向に取り付けるための取付部材を更に有し、
    前記センサシートの前面と前記タッチパネルの前面とは平行に配置されており、
    前記タッチパネルの前面の法線は、前記取付面の法線と交差するとともに前記取付面の上下方向における下向きの方向成分を含む請求項1に記載の情報入力装置。
  6. 前記取付部材は、前記タッチパネルの上部領域を支持する上部支持部と、前記タッチパネルの下部領域を支持する下部支持部と、を有し、
    前記取付面から前記上部支持部までの距離は、前記取付面から前記下部支持部の距離よりも大きい請求項5に記載の情報入力装置。
  7. 前記タッチパネルの前面が、前記センサシートの前面に対し平行に配置されるとともに、前記タッチパネルが、誘電率の異なる2以上の材料で構成されており、
    前記タッチパネルの上側から下側に向けて相対的に誘電率の小さい材料の比率が増大することにより、厚み方向に計測される誘電率が、前記タッチパネルの上側から下側に向けて小さくなるよう構成されている請求項1に記載の情報入力装置。
  8. 前記センサシートの背面側に配置され光を放射する光源を保持する発光体ユニットと、
    前記発光体ユニットから放射された前記光の一部を遮光して前記光の通過方向を所定角度以下に制限する視野角制限シートと、を備え
    前記視野角制限シートは、前記タッチパネルの左右方向における視野角よりも上下方向における視野角が大きい請求項1から7のいずれか一項に記載の情報入力装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の情報入力装置が取り付けられた前記外部機器である自動販売機であって、
    販売物を収容可能な収容部と、前記販売物を取り出す取出口と、を備える筐体と、
    前記販売物を前記取出口に送り出す商品払出機構と、を備え、
    前記情報入力装置を取り付けるための取付面が前記筐体の前面に設けられているとともに、前記取付面に取り付けられた前記情報入力装置が、前記筐体の前面に配置されていることを特徴とする自動販売機。
  10. ICカードに記憶された暗証コードを読み取るコード読取部、および
    前記情報入力装置に対する前記タッチ操作により入力された入力情報と、前記コード読取部において読み取られた前記暗証コードと、を照合する照合部を備える請求項9に記載の自動販売機。
  11. 前記販売物がたばこ商品である請求項9または10に記載の自動販売機。
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