JP2015190622A - 管継ぎ手ボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】成形時に異音が発生することなく、転造加工により溝成形が可能な管継ぎ手ボルトを提供する
【解決手段】ボルトのねじ部に、逃がし部と平坦部と平坦部より前記ボルト軸心方向に深い凹部から構成される溝を、前記ボルトの軸心に対して点対称となるように2箇所備える。
【選択図】図1
【解決手段】ボルトのねじ部に、逃がし部と平坦部と平坦部より前記ボルト軸心方向に深い凹部から構成される溝を、前記ボルトの軸心に対して点対称となるように2箇所備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のブレーキなどに使用される管継ぎ手ボルトに関するものである。
従来より、図4に示すような形状の管継ぎ手ボルトが使用されてきた。このボルト4を製造する際、転造加工にて一般的な中実のボルト形状を成形した後、切削加工にてボルトの軸中心部の穴41と軸に直交する穴42を成形している。
切削加工を廃止し、生産性を向上するための方策として、例えば、特許文献1には転造による溝成形の方法が示されている。この方法によれば、ねじ精度を確保しつつ、溝部を成形することが可能となることによって切削加工が不要となり、生産性が向上する。
しかしながら、特許文献1の製造方法において、溝部を成形する際の接触抵抗が大きいために異音が発生する場合があり、転造ダイスや転造機への異常負荷が懸念されていた。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、成形時に異音が発生することなく、転造加工により溝成形が可能な管継ぎ手ボルトを提供するものである。
本発明に係るボルトは、ボルトにおけるねじ部に、逃がし部と平坦部と平坦部より前記ボルト軸心方向に深い凹部から構成される溝を、前記ボルトの軸心に対して点対称となるように2箇所備えたものである。
本発明によれば、切削加工が不要で、且つ転造ダイスや転造機への異常負荷を発生させることなく、管継ぎ手ボルトを製造することが可能となる。
本発明の実施例について図1〜図3を用いて説明する。線状の鋼材から冷間鍛造によって素形2を成形し、素形2を転造加工することで管継ぎ手ボルト1が成形される。素形2には溝21が素形2の軸心に対して点対称に2箇所設けられている。溝21には、転造加工時に溝21から平坦部22に移行する際に通過する側の端部に、逃がし部21‐aが設けられている。逃がし部21−aを一端のみに設けるのは、両端に設けると溝21の断面積が小さくなり、オイルの流路が十分に確保できなくなるためである。逃がし部21‐aの角度θ1は、100°〜150°であることが望ましい。溝21における各屈曲点を、R0.3〜1.0と丸めることにより、冷間鍛造時に使用する金型への負荷が軽減できると共に、転造時に最も負荷の掛かる逃がし部21−aへの応力集中を緩和することができる。また、転造時における素形2の回転駆動力を確保し、転造を円滑に行うため、溝21の影響を受けない完全ねじ部がボルト頭部側に3〜4ピッチあることが望ましい。
溝21には冷間鍛造における負荷を考慮し、平坦部21‐bを設ける。また、オイルの流路確保のため、平坦部21‐bより軸心方向に深い凹部21‐cを設ける。平坦部21‐bの範囲を示す角度θ2は、15°〜45°であることが望ましい。また、凹部21‐cの深さd1は、ボルトのねじ外径に対して15%〜20%であることが望ましく、平坦部21‐bの深さd2は、ボルトのねじ外径に対して10%〜15%であることが望ましい。
以上のような構成により、転造加工時の負荷が分散し、異音が発生しない管継ぎ手ボルトを製造することができる。
1 本実施例の管継ぎ手ボルト
2 素形
21 溝
21−a 逃がし部
21‐b 平坦部(溝21内)
21‐c 凹部(溝21内)
22 平坦部
θ1、θ2 角度
d1、d2 深さ
4 従来の管継ぎ手ボルト
41、42 穴
2 素形
21 溝
21−a 逃がし部
21‐b 平坦部(溝21内)
21‐c 凹部(溝21内)
22 平坦部
θ1、θ2 角度
d1、d2 深さ
4 従来の管継ぎ手ボルト
41、42 穴
Claims (5)
- ボルトのねじ部に、逃がし部と平坦部と平坦部より前記ボルト軸心方向に深い凹部から構成される溝を、前記ボルトの軸心に対して点対称となるように2箇所備えていることを特徴とする管継ぎ手ボルト。
- 前記ボルトにおける前記溝の構成要素である前記逃がし部において、前記ねじ部と前記逃がし部の境界である角部の角度が、100°〜150°であることを特徴とする請求項1に記載のボルト。
- 前記ボルトにおける前記溝の構成要素である前記平坦部の範囲が、15°〜45°であることを特徴とする請求項1または2に記載のボルト。
- 前記ボルトにおける前記溝の構成要素である前記凹部の軸心方向深さが、前記ボルトのねじ外径に対して15%〜20%であり、前記ボルトにおける前記溝の構成要素である前記平坦部の軸心方向深さが、前記ボルトのねじ外径に対して10%〜15%であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のボルト。
- 前記ボルトの頭部側に完全ねじ部を3〜4ピッチ備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083967A JP2015190622A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 管継ぎ手ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083967A JP2015190622A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 管継ぎ手ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015190622A true JP2015190622A (ja) | 2015-11-02 |
Family
ID=54425268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014083967A Pending JP2015190622A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 管継ぎ手ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015190622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101844259B1 (ko) * | 2016-03-18 | 2018-04-02 | 주식회사 모두금속 | 형상기억합금을 이용한 파스너 |
-
2014
- 2014-03-28 JP JP2014083967A patent/JP2015190622A/ja active Pending
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KR101844259B1 (ko) * | 2016-03-18 | 2018-04-02 | 주식회사 모두금속 | 형상기억합금을 이용한 파스너 |
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