JP2015188517A - 心疾患判定装置、プログラム、媒体及び心疾患判定方法 - Google Patents

心疾患判定装置、プログラム、媒体及び心疾患判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】心疾患判定装置が、呼吸センサと、心音センサとを必要とする。これにより、心疾患判定装置の構成及び制御が、複雑になるといった課題がある。【解決手段】心疾患判定装置は、生体の心音の複数のII音データを取得する心音データ取得部と、前記複数のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データを算出する分裂幅算出部と、複数の前記分裂幅データの順序統計量に基づいて、前記生体の正常または異常を判定する判定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、心疾患判定装置、プログラム、媒体及び心疾患判定方法に関する。
心音における、大動脈弁と肺動脈弁の閉鎖によって発生するII音の分裂状態に基づいて、生体の心疾患の有無を判定する装置が知られている(例えば、特許文献1の段落0061等参照)。
特許文献1 特開2012−157558号公報
上述の装置では、呼吸センサと心音センサとを有し、呼吸センサの情報に基づいて、呼吸の周期を判断して、呼気及び吸気のII音に含まれる2つの音の分裂の有無及び2つの音の分裂時間等に基づいて、生体の心疾患の有無を判断している(特許文献1の段落0061等参照)。このように上述の判定装置は、呼吸センサと、心音センサとを必要とするので、構成及び制御が複雑になるといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、生体の心音の複数のII音データを取得する心音データ取得部と、前記複数のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データを算出する分裂幅算出部と、複数の前記分裂幅データの順序統計量に基づいて、前記生体の正常または異常を判定する判定部とを備える心疾患判定装置、プログラム、媒体及び心疾患判定方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
心疾患判定装置10の全体構成図である。 人間の心臓200の概略図である。 心音の波形である。 心疾患判定装置10による判定処理のフローチャートである。 心音データの処理を説明する図である。 II音の抽出処理を説明する図である。 正常な生体の分裂幅データを長さ順に配列したグラフである。 異常な生体の分裂幅データを長さ順に配列したグラフである。 本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、心疾患判定システム100の全体構成図である。心疾患判定システム100は、心音におけるII音に含まれる2つの音が分裂した分裂音の時間幅に基づいて、生体BD、例えば、人間の正常及び異常を判定する。心疾患判定システム100は、心音センサ102と、入力信号処理部104と、心疾患判定装置10と、表示部106とを備える。
心音センサ102は、生体BDの胸部を伝播する心音振動を検出する。心音センサ102は、検出した心音振動を電気信号の心音データに変換する。心音センサ102は、マイクロフォン型、加速度センサ型、圧力センサ型等の振動に応じた電気信号を出力できるセンサを適用できる。心音センサ102は、入力信号処理部104へ心音データを出力する。
入力信号処理部104は、心音センサ102が検出した心音データに対して所定の信号処理を行って心音データを心疾患判定装置10へ出力する。例えば、入力信号処理部104は、フィルタ回路、増幅器およびA/D変換器を有する。フィルタ回路は、心音のII音の解析に不要な周波数を取り除く。例えば、フィルタ回路は、160Hz以上の高周波数帯域のデータを透過させる。また、増幅器は、A/D変換器の入力レンジに合わせて心音信号を増幅する。A/D変換器は、増幅器が増幅した心音データをデジタル信号に変換して、心疾患判定装置10へ出力する。
心疾患判定装置10の一例は、入力信号処理部104を介して、心音センサ102から心音データを取得して信号処理等を実行するコンピュータである。心疾患判定装置10は、制御部12と、記憶部14とを備える。心疾患判定装置10は、心音センサ102、入力信号処理部104及び表示部106とデータを送受信可能に接続されている。尚、心疾患判定装置10が、心音センサ102、入力信号処理部104及び表示部106を有していてもよい。
制御部12の一例は、CPU(Central Processing Unit)等を含む演算処理装置である。制御部12は、心音データ取得部20と、分裂幅算出部22と、判定部24とを有する。例えば、制御部12は、記憶部14またはネットワークから判定用プログラムを読み込み実行することによって、心音データ取得部20、分裂幅算出部22、及び、判定部24として機能するように構成してもよい。尚、心音データ取得部20、分裂幅算出部22、及び、判定部24の一部または全部を回路等のハードウェアとして構成してもよい。
心音データ取得部20は、入力信号処理部104を介して、心音センサ102から生体の心音の複数の心音データを取得する。心音データは、心音の強度と時刻とを関連付けたデータである。具体的には、心音データ取得部20は、心音センサ102及び入力信号処理部104から人間の心音の複数心拍分の心音データを取得する。複数心拍の一例は、少なくとも呼気と吸気とを含む30心拍以上である。心音データ取得部20は、取得した心音データから複数のII音データを抽出して取得する。心音データ取得部20は、取得したII音データを分裂幅算出部22へと出力する。尚、心音データ取得部20は、心音センサ102及び入力信号処理部104から心音データを直接取得する代わりに、予め測定されて、外部の記憶装置等に記憶された複数の心音データを取得してもよい。
分裂幅算出部22は、心音データ取得部20から複数心拍分のII音データを取得する。分裂幅算出部22は、複数心拍分のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データΔTを算出する。分裂幅算出部22は、算出した複数の分裂幅データΔTを判定部24へと出力する。
判定部24は、分裂幅算出部22から複数の分裂幅データΔTを取得する。判定部24は、複数の分裂幅データΔTの順序統計量に基づいて、生体の正常または異常を判定する。ここでいう、順序統計量は、例えば、標本値を小さい順または大きい順に並べ替えたものから得られる統計量である。従って、本実施形態では、順序統計量は、分裂幅データΔTを長さの順に配列した場合における、N番目の分裂幅データΔTに基づくものである。従って、判定部24は、分裂幅データΔTの全てを実際に配列することなく、N番目の分裂幅データΔTを抽出して順序統計量に基づいて判定してもよい。判定部24は、判定結果を画像情報に変換して表示部106へと出力する。また、判定部24は、判定結果を記憶部14へ出力して記憶させてもよい。
記憶部14は、制御部12が判定処理に必要なデータを記憶する。例えば、記憶部14は、判定処理用のプログラムを記憶する。また、記憶部14は、判定処理用のプログラムの実行に必要な閾値を記憶する。尚、閾値は、ネットワークを介して、取得してもよい。
表示部106は、判定部24から取得した画像情報に基づいて、判定結果等を示す画像及びテキストの少なくとも一方を表示する。
次に、人間の心臓200及び心音のI音及びII音について説明する。図2は、人間の心臓200を正面から見た概略図である。図3は、心音の波形である。図3において、横軸は時刻、縦軸は強度を示す。図3の上図は、一心拍以上の心音の波形である。図3の下図は、II音近傍の心音の波形である。
図2に示すように、人間の心臓200は、右心室202と、左心室204と、右心房206と、左心房208と、肺動脈弁210と、大動脈弁212と、三尖弁214と、僧帽弁216とを有する。肺動脈弁210は、右心室202と肺動脈218との間に開閉可能に設けられている。大動脈弁212は、左心室204と大動脈220との間に開閉可能に設けられている。三尖弁214は、右心室202と右心房206との間に開閉可能に設けられている。僧帽弁216は、左心室204と左心房208との間に開閉可能に設けられている。
図3に示すように、心臓200は、一心拍内において、I音とII音とを発生させる。I音は、右心室202及び左心室204の血液を身体と肺とに送り出す収縮開始時に、右心室202と右心房206とを隔てる三尖弁214と、左心室204と左心房208とを隔てる僧帽弁216とが閉鎖するときに発生する音である。II音は、身体及び肺から右心室202及び左心室204に血液を貯めこむ拡張開始時に、右心室202と肺動脈218とを隔てる肺動脈弁210と、左心室204と大動脈220とを隔てる大動脈弁212とが閉鎖するときに発生する音である。ここで、II音に含まれる肺動脈弁210及び大動脈弁212が閉じる音の時間的なずれによる時間幅が、分裂幅となる。心疾患判定装置10は、当該分裂幅に基づいて生体が健常である正常及び生体が心疾患を有する異常を判定する。
次に、心疾患判定装置10による生体の正常及び異常の判定処理について説明する。図4は、心疾患判定装置10による判定処理のフローチャートである。制御部12は、記憶部14に記憶された判定用のプログラムを読み込むことによって判定処理を実行する。図5は、心音データの処理を説明する図である。図6は、II音の抽出処理を説明する図である。図7は、正常な生体の分裂幅データを長さ順に配列したグラフである。図8は、異常な生体の分裂幅データを長さ順に配列したグラフである。
図4に示すように、判定処理では、まず、心音データ取得部20が、心音センサ102及び入力信号処理部104から生体の心音の強度と時刻とを関連付けた心音データを取得する(S10)。例えば、心音センサ102は、生体の心音振動を加速度センサの心音センサ102で検出して電気信号に変換した図5の最上図に示す心音データを入力信号処理部104へ出力する。心音データの長さは、呼気時と吸気時を含める必要があり、10秒以上が好ましい。入力信号処理部104は、160Hz以上の周波数成分を透過するハイパスフィルタによって当該心音データをフィルタ処理する。入力信号処理部104は、更に、心音データを2kHzでサンプリング処理して、16ビットでデジタル化処理して、図5の上から2段目に示す心音データを生成して、心音データ取得部20へ出力する。尚、入力信号処理部104は、フィルタ処理、サンプリング処理、及び、デジタル化処理の順序を適宜変更してよい。また、心音データ取得部20が、フィルタ処理、サンプリング処理、及び、デジタル化処理の一部または全部を実行してもよい。
次に、心音データ取得部20は、取得した心音データからII音データを抽出して取得する(S12)。II音データの抽出では、心音データ取得部20は、心音データ中にII音データの特徴を示す所定の条件に合致するデータが存在するか否かを判定する。そして、心音データ取得部20は、合致するデータが存在する場合、そのデータをII音データとして抽出する。II音データの特徴として、例えば、心音データ中に繰り返される2種類の突発音のうち高周波成分を含むものが挙げられる。
なお、上記II音データの抽出方法としては、上記の方法に限らない。例えば、心音の特徴を隠れマルコフモデルでモデル化し、ビタビアルゴリズムを用いて心音データからII音データを認識して抽出してもよく、II音データを抽出できれば方法は何でも良い。
次に、図5の上から2段目に示す心音データの強度をs(t)とした場合、例えば、心音データ取得部20は、次の式(1)に基づいて、図5の上から3段目に示すエネルギー系列e(t)を算出する。尚、エネルギー系列の代わりに、心音データの強度の絶対値を用いてもよい。
e(t)=s(t)
心音データ取得部20は、算出したエネルギー系列e(t)を平滑化して、図5の最下段に示すエネルギー系列の概形を算出する。
次に、図6に示すように、心音データ取得部20は、平滑化した心音データのII音のエネルギー系列からエネルギーが極大となる極大点P1、P2、P3のエネルギーの大きさ及び時刻を抽出する。尚、ここでいうエネルギーの大きさは、0からの絶対的な値であってもよく、隣接する谷からの大きさであってよい。例えば、心音データ取得部20は、平滑化したエネルギー系列の微分係数を算出して、当該微分係数が正から負に変化する点を極大点として抽出する。
心音データ取得部20は、複数の極大点P1、P2、P3から大動脈弁212及び肺動脈弁210の閉鎖音を抽出する。例えば、心音データ取得部20は、複数の極大点P1、P2、P3からエネルギーの大きさが最大となる点を抽出する。ここでは、心音データ取得部20は、エネルギーの大きさが最大となる点として極大点P1を抽出する。次に、心音データ取得部20は、エネルギーの大きさが最大となる極大点との時間差が時間差閾値Tha未満の極大点をノイズとして除去する。時間差閾値Thaの一例は、20msである。また、心音データ取得部20は、エネルギーの大きさが最大となる極大点に対する比率が比率閾値Thb未満の極大点をノイズとして除去する。比率閾値Thbの一例は、0.1である。従って、心音データ取得部20は、エネルギーの大きさが最大となる極大点のエネルギーの大きさをSmaxとすると、0.1×Smax未満のエネルギーの極大点をノイズとする。
本実施形態では、心音データ取得部20は、極大点P2をノイズとして除去して、極大点P1、P3をII音によるものとして抽出する。心音データ取得部20は、複数のII音に対して、同じ処理を実行して、それぞれのII音による2つの極大点を抽出する。心音データ取得部20は、各II音の2つの極大点の時刻を対応付けたII音データのそれぞれにIDを付与して分裂幅算出部22へと出力する。心音データ取得部20は、1つのII音に1つの極大点しか抽出できない場合、1つの極大点を時刻と対応付けたII音データを出力する。1つの極大点しか抽出できない場合とは、微分係数が正から負に変化する点が1つしか抽出できなかった場合、及び、他の複数の極大点がノイズと判定された場合等に相当する。尚、心音データ取得部20は、ネットワークを介して、心音データまたはII音データを外部装置から取得してもよい。
分裂幅算出部22は、各II音の2つの極大点の時刻を取得すると、各II音の分裂音の時間幅である分裂幅データを算出する(S14)。II音の2つの極大点の時刻をT1、T2とすると、分裂幅算出部22は、分裂音の分裂幅データΔTを次式に基づいて算出する。
ΔT=|T1−T2|
分裂幅算出部22は、各II音に対して分裂幅データΔTを算出して、判定部24へと出力する。尚、分裂幅算出部22は、1つの分裂音に1つの極大点しかない場合、分裂なしとして、ΔT=0と算出する。
判定部24は、複数の分裂幅データΔTの順序統計量に基づいて、生体の正常または異常を判定する(S16)。生体が異常である場合の一例は、心房中隔欠損症である。判定部24による生体の正常または異常を判定する複数の判定方法について具体的に説明する。尚、後述する複数の判定方法は、要求される生体の正常及び異常の判定精度に応じて、1つの心疾患判定装置10で切換可能に構成してもよい。
(判定方法1)
判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTと、第1の閾値Th1とを比較して、生体が異常か否かを判定する。N番目に小さな分裂幅データΔTの一例は、最小の分裂幅データΔTminから25%タイル値に相当する分裂幅データΔTである。尚、N番目は、測定時のノイズ等を考慮して、適宜変更してよい。25%タイル値に相当する分裂幅データΔTとは、例えば、分裂幅データΔTが100個の場合、25番目の分裂幅データである。第1の閾値Th1の一例は、29m秒である。判定部24は、N番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1未満の場合、生体が正常と判定する。一方、判定部24は、N番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1以上の場合、生体が異常と判定する。この判定は、生体が異常の場合、分裂幅データΔTが定常的に大きくなり、N番目に小さな分裂幅データΔTであっても29m秒以上になる傾向が強いことに基づく。
(判定方法2)
判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTと第1の閾値Th1とを比較するとともに、最小の分裂幅データΔTminと第2の閾値Th2とを比較して、生体が異常か否かを判定してもよい。尚、Nは2以上とする。第2の閾値Th2の一例は、15m秒である。具体的には、判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1未満、且つ、最小の分裂幅データΔTminが第2の閾値Th2未満であれば、生体を正常と判定する。判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1以上、または、最小の分裂幅データΔTminが第2の閾値Th2以上であれば、生体を異常と判定する。この判定は、生体が異常の場合、分裂幅データΔTが定常的に大きくなり、N番目に小さな分裂幅データΔTであっても29m秒以上になるか、または、最小の分裂幅データΔTminであっても15m秒以上となる傾向が強いことに基づく。
(判定方法3)
判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTと第1の閾値Th1とを比較して、且つ、最小の分裂幅データΔTminと第2の閾値Th2とを比較して、生体が異常か否かを判定してもよい。尚、Nは2以上とする。第2の閾値Th2の一例は、15m秒である。具体的には、判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1未満、または、最小の分裂幅データΔTminが第2の閾値Th2未満であれば、生体を正常と判定する。判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔTが第1の閾値Th1以上、且つ、最小の分裂幅データΔTminが第2の閾値Th2以上であれば、生体を異常と判定する。この判定は、生体が異常の場合、分裂幅データΔTが全体的に大きくなり、N番目に小さな分裂幅データΔTであっても29m秒以上になり、且つ、最小の分裂幅データΔTminであっても15m秒以上となる傾向が強いことに基づく。
(判定方法4)
判定部24は、長さの短い順で配列した複数の分裂幅データΔTの傾きSLに基づいて、生体が異常か否かを判定してもよい。例えば、判定部24は、次の式で傾きSLを算出する。尚、この判定方法は、次の式から分裂幅データΔTを短い順から配列して、1番目の分裂幅データと、最後の分裂幅データΔTとによって、生体の異常を判定しているといえる。
SL=(ΔTmax−ΔTmin)/Nsp
ΔTmax:分裂幅データΔTの最大値
ΔTmin:分裂幅データΔTの最小値
Nsp:分裂幅データΔTのサンプル数
従って、図7の場合、判定部24は、傾きSLを(47−0)/32=1.47と算出する。また、図8の場合、判定部24は、傾きSLを(43−23)/33=0.61と算出する。判定部24は、算出した傾きSLと傾き閾値Thsとを比較して、生体が異常か否かを判定する。傾き閾値Thsの一例は、1.0である。尚、傾き閾値Thsは、サンプル数に応じて変更してもよい。判定部24は、傾き閾値Ths以上の傾きSLを有する生体を正常と判定する。一方、判定部24は、傾き閾値Ths未満の傾きSLを有する生体を異常と判定する。従って、判定部24は、図7に示す生体を正常と判定して、図8に示す生体を異常と判定する。尚、判定部24は、一部または全ての分裂幅データΔTに対して最小二乗法を適用して、傾きSLを算出してもよい。この判定は、生体が正常の場合、呼気時の分裂幅データΔTと、吸気時の分裂幅データΔTとの差が大きくなることに伴って、傾きが大きくなることに基づく。尚、本判定方法において、分裂幅データΔTを長い順に配列する場合、傾きの大小関係は逆転する。従って、判定部24は、傾きの大きさ、即ち、傾きの絶対値で判定してもよい。
(判定方法5)
判定部24は、長さの短い順で配列した複数の分裂幅データΔTにおける隣接するデータの差分の最大値である差分最大値Dmaxに基づいて、生体が異常か否かを判定してもよい。M番目の分裂幅データΔTをΔTとすると、判定部24は、分裂幅データΔTの隣接するデータの差分Dを次の式で算出する。
D=ΔT−ΔTM+1
図7の場合、判定部24は、差分最大値DmaxをΔT22−ΔT21=14と算出する。図8の場合、判定部24は、差分最大値DmaxをΔT−ΔT=2と算出する。尚、差分を算出する場合、0の分裂幅データΔTは、差分を算出する対象としなくてもよい。判定部24は、算出した差分Dのうち、最大となった差分最大値Dmaxと差分閾値Thdとを比較して、生体が異常か否かを判定する。差分閾値Thdの一例は、10である。判定部24は、差分閾値Thd以上の差分最大値Dmaxを有する生体を正常と判定する。判定部24は、差分閾値Thd未満の差分最大値Dmaxを有する生体を異常と判定する。従って、判定部24は、図7に示す生体を正常と判定して、図8に示す生体を異常と判定する。この判定は、生体が正常な場合、呼気と吸気との間で分裂音に大きな差があることに基づく。
(判定方法6)
判定部24は、最小の分裂幅データΔTminと第2の閾値Th2とを比較して、生体が異常か否かを判定してもよい。第2の閾値Th2の一例は、25m秒である。この判定は、生体が正常な場合、最小の分裂幅データΔTminが極めて小さいことに基づく。
(判定方法7)
判定部24は、複数の分裂幅データΔTのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データΔT及び最小の分裂幅データΔTminが、次の式を満たす場合、当該生体を異常と判定してもよい。
ΔTmin>α×ΔT+β
尚、αの一例は、負の値である。βの一例は、45である。α、βは適宜変更してよい。
判定部24は、生体に関する判定結果を画像情報に変換して表示部106へ出力するとともに、判定結果を記憶部14へ出力して記憶させる(S18)。
上述したように、心疾患判定装置10は、順序統計量に基づいて、複数の分裂幅データΔTのうち、例えば、N番目に小さな分裂幅データΔTに基づいて、生体が異常か否かを判定している。これにより、心疾患判定装置10は、心音データに基づいて、生体の正常及び異常を判定できるので、呼吸センサ等を省略して構成及び制御を簡略化できる。
上述した各実施形態の構成の機能、個数及び閾値等の数値、接続関係等は適宜変更してよい。また、上述した各実施形態における判定方法等は適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態では、呼吸センサを省略できるとしたが、呼吸センサ及び心電センサ等を心疾患判定装置10の構成としてもよい。
上述の実施形態では、取得したII音データの分裂幅データΔTを全て使用する例を示したが、分裂幅データΔTのうち、外れ値を外して、生体の正常及び異常を判定してもよい。尚、外れ値は、既知の方法に基づいて、決定すればよい。例えば、判定部24は、中央値、25%タイル値及び75%タイル値に基づいて、外れ値を決定してもよい。例えば、判定部24は、中央値と25%タイル値との差の1.5倍から3倍を、中央値から引いた値、例えば、8msを外れ値の下限としてもよい。また、判定部24は、中央値と75%タイル値との差(例えば、20m秒)の1.5倍から3倍(例えば、30m秒以上)を中央値に加えた値を外れ値の上限としてもよい。
図9は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、心疾患判定装置10の一例である。コンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示部2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、及び、ハードディスクドライブ2040を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、メモリドライブ2050及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示部2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用する表示プログラム等のプログラム及びデータを格納する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、メモリドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。メモリドライブ2050は、メモリカード2090から例えば表示プログラム等のプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、メモリドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、メモリカード2090、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。表示プログラム等のプログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を心疾患判定装置10として機能させるプログラムは、心音データ取得モジュール、分裂幅算出モジュール及び、判定モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、心音データ取得モジュール、分裂幅算出モジュール及び、判定モジュールとしてそれぞれ機能させる。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である心音データ取得モジュール、分裂幅算出モジュール及び、判定モジュールとして機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の心疾患判定装置10が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、又はメモリカード2090等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、メモリドライブ2050(メモリカード2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、メモリカード2090の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 心疾患判定装置、 12 制御部、 14 記憶部、 20 心音データ取得部、 22 分裂幅算出部、 24 判定部、 100 心疾患判定システム、 102 心音センサ、 104 入力信号処理部、 106 表示部、 200 心臓、 202 右心室、 204 左心室、 206 右心房、 208 左心房、 210 肺動脈弁、 212 大動脈弁、 214 三尖弁、 216 僧帽弁、 218 肺動脈、 220 大動脈、 1900 コンピュータ、 2000 CPU、 2010 ROM、 2020 RAM、 2030 通信インターフェイス、 2040 ハードディスクドライブ、 2050 メモリドライブ、 2070 入出力チップ、 2075 グラフィック・コントローラ、 2080 表示部、 2082 ホスト・コントローラ、 2084 入出力コントローラ、 2090 メモリカード

Claims (13)

  1. 生体の心音の複数のII音データを取得する心音データ取得部と、
    前記複数のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データを算出する分裂幅算出部と、
    複数の前記分裂幅データの順序統計量に基づいて、前記生体の正常または異常を判定する判定部と
    を備える心疾患判定装置。
  2. 前記判定部は、複数の前記分裂幅データのうち、予め定められたN番目に小さな分裂幅データと、第1の閾値とを比較して、前記生体が異常か否かを判定する
    請求項1に記載の心疾患判定装置。
  3. 前記判定部は、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値未満であれば、前記生体が正常と判定して、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値以上であれば、前記生体が異常であると判定する
    請求項2に記載の心疾患判定装置。
  4. 前記Nは、2以上であり、
    前記判定部は、複数の前記分裂幅データのうち、最小の分裂幅データと第2の閾値とを比較して、前記生体が異常か否かを判定する
    請求項2または3に記載の心疾患判定装置。
  5. 前記判定部は、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値未満、且つ、前記最も小さな分裂幅データが前記第2の閾値未満であれば、前記生体が正常であると判定して、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値以上、または、前記最も小さな分裂幅データが前記第2の閾値以上であれば、前記生体が異常であると判定する
    請求項4に記載の心疾患判定装置。
  6. 前記判定部は、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値未満、または、前記最小の分裂幅データが前記第2の閾値未満であれば、前記生体が正常であると判定して、
    前記N番目に小さな分裂幅データが前記第1の閾値以上、且つ、前記最小の分裂幅データが前記第2の閾値以上であれば、前記生体が異常であると判定する
    請求項4に記載の心疾患判定装置。
  7. 前記判定部は、長さ順で配列した前記複数の分裂幅データの傾きに基づいて、前記生体が異常か否かを判定する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の心疾患判定装置。
  8. 前記判定部は、
    前記傾きが傾き閾値以上であれば、前記生体を正常と判定して、
    前記傾きが前記傾き閾値未満であれば、前記生体を異常と判定する
    請求項7に記載の心疾患判定装置。
  9. 前記判定部は、
    長さ順で配列した前記複数の分裂幅データにおける隣接するデータの差分の最大値に基づいて、前記生体が異常か否かを判定する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の心疾患判定装置。
  10. 前記判定部は、
    前記差分の最大値が差分閾値以上であれば、前記生体を正常と判定して、
    前記差分の最大値が前記差分閾値未満であれば、前記生体を異常と判定する
    請求項9に記載の心疾患判定装置。
  11. 生体の心音の複数のII音データを取得する心音データ取得部と、
    前記複数のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データを算出する分裂幅算出部と、
    複数の前記分裂幅データの順序統計量に基づいて、前記生体が異常か否かを判定する判定部と
    してコンピュータを機能させるプログラム。
  12. 請求項11のプログラムを記憶した媒体。
  13. 生体の心音の複数のII音データを取得すること、
    前記複数のII音データのそれぞれに含まれる2つの極大点間の時間幅である分裂幅データを算出すること、
    複数の前記分裂幅データの順序統計量に基づいて、前記生体が異常か否かを判定すること
    を有する心疾患判定方法。
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