JP2015187789A - 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015187789A
JP2015187789A JP2014064844A JP2014064844A JP2015187789A JP 2015187789 A JP2015187789 A JP 2015187789A JP 2014064844 A JP2014064844 A JP 2014064844A JP 2014064844 A JP2014064844 A JP 2014064844A JP 2015187789 A JP2015187789 A JP 2015187789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual machine
information processing
activation
operation input
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014064844A
Other languages
English (en)
Inventor
芳雅 末續
Yoshimasa Suetsugu
芳雅 末續
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014064844A priority Critical patent/JP2015187789A/ja
Publication of JP2015187789A publication Critical patent/JP2015187789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置の保守点検を行う際に、装置本体の起動と連動して仮想マシンが起動されることを抑止すること。【解決手段】情報処理装置100は、操作入力部110に対する所定の操作入力を受け付ける。情報処理装置100は、装置本体の起動に応じて、操作入力部110の入力状態を判定する。情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が、所定の操作入力が行われたことを示す状態の場合は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。一方、操作入力部110の入力状態が初期状態である場合には、情報処理装置100は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動する制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラムに関する。
従来、物理的な1台の情報処理装置において、仮想的なコンピュータ、いわゆる、仮想マシンを複数動作させる仮想化技術がある。また、情報処理装置の起動時に仮想マシンの運用を開始するまでの時間を短縮するために、情報処理装置の起動に合わせて、情報処理装置で動作する仮想マシンを自動で起動する技術がある。
関連する先行技術としては、例えば、入力操作の信号からリセットレベルを判定し、判定したリセットレベルに基づいて、リセット処理の対象とする仮想計算機を特定し、特定した仮想計算機についてリセット処理を実行させる技術がある。また、電源投入等の起動時の特定キーの状態に応じて、環境ファイルの読み出し先を切り替えて起動する技術がある。
特開2012−18452号公報 特開平10−240501号公報
しかしながら、従来技術によれば、情報処理装置の保守点検を行う際に、情報処理装置の起動に合わせて、情報処理装置で動作する仮想マシンが自動で起動されると、情報処理装置の保守点検作業に支障をきたす場合がある。
一つの側面では、本発明は、情報処理装置の保守点検を行う際に、装置本体の起動と連動して仮想マシンが起動されることを抑止する情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、情報処理装置本体の起動に応じて、情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、情報処理装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラムが提案される。
1つの側面として、情報処理装置の保守点検を行う際に、装置本体の起動と連動して仮想マシンが起動されることを抑止することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる情報処理装置100の一実施例を示す説明図である。 図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、仮想アプライアンス装置201のハードウェア構成例を示す説明図である。 図4は、仮想アプライアンス装置201の装置構成例を示す説明図である。 図5は、仮想アプライアンス装置201の装置外観例を示す説明図である。 図6は、仮想アプライアンス装置201の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、ログ700の具体例を示す説明図である。 図8は、操作スイッチ503の操作例を示す説明図である。 図9は、仮想アプライアンス装置201の起動制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(情報処理装置100の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる情報処理装置100の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置100は、自装置のハードウェア資源を仮想化して、複数の異なるOS(Operating System)を実行可能なコンピュータである。自装置のハードウェア資源とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、I/F(Interface)などである。
具体的には、例えば、情報処理装置100は、自装置のハードウェア資源を分割して構築される実行環境で動作する仮想マシン(VM:Virtual Machine)によってOSを稼働させることができる。仮想マシンとは、物理的なコンピュータのハードウェア資源を分割して構築される実行環境で動作する仮想的なコンピュータである。
また、情報処理装置100は、装置本体の起動と連動して、情報処理装置100で動作する仮想マシンを自動で起動するように設定可能である。これにより、例えば、情報処理装置100の電源投入時に、装置本体が起動すると、装置本体の起動に合わせて仮想マシンが自動起動され、仮想マシンの運用を開始するまでの時間を短縮することができる。
一方、情報処理装置100のハードウェア部分や仮想化ソフトウェアの保守点検を行う際に、情報処理装置100の起動に合わせて、情報処理装置100で動作する仮想マシンが自動で起動されると、情報処理装置100の保守点検作業に支障をきたすことがある。例えば、装置本体の起動に合わせて仮想マシンが自動起動されると、保守点検中であるにもかかわらず仮想マシンが動作してしまい、サーバやクライアント装置などの周辺システム130と仮想マシンとの通信が開始されて、周辺システム130に影響が発生する場合がある。
このため、CE(Customer Engineer)等の作業者が、保守点検作業を行う際に、情報処理装置100と周辺システム130とをつなぐネットワークケーブル140を抜くことで、周辺システム130への影響を回避することが考えられる。ところが、保守点検作業の開始時に、ネットワークケーブル140を抜く作業が必要となるとともに、保守点検作業の終了時に、ネットワークケーブル140を復元する作業が必要となり、作業者の負荷が増大してしまう。また、ネットワークケーブル140の復元を誤るなどの人的ミスを招く恐れがある。
また、情報処理装置100の保守点検前に、管理者等が、装置本体の起動と連動して自動で起動するように設定された仮想マシンの設定を解除することも考えられる。ところが、管理者等が、情報処理装置100の保守点検が行われるタイミングを把握し、情報処理装置100の保守点検が行われる際に、その都度、仮想マシンの設定を解除するのは手間である。
そこで、本実施の形態では、情報処理装置100の起動時に、CE等の作業者によって、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを自動起動するか否かを選択可能にすることで、情報処理装置100の保守点検を行う際に仮想マシンが自動起動されることを抑止する起動制御方法について説明する。以下、情報処理装置100の起動制御処理例について説明する。
(1)情報処理装置100は、操作入力部110に対する所定の操作入力を受け付ける。ここで、操作入力部110は、情報処理装置100に設けられ、オペレータにより操作される入力装置である。操作入力部110は、例えば、スイッチ、キーパッド、テンキーなどである。
所定の操作入力とは、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動せずに装置本体を起動する指示を行うための操作入力である。オペレータは、例えば、情報処理装置100の保守点検作業を行うCE等の作業者である。オペレータは、例えば、情報処理装置100の保守点検作業を開始する際に、情報処理装置100の電源を投入する前に操作入力部110に対する所定の操作入力を行う。
(2)情報処理装置100は、装置本体の起動に応じて、操作入力部110の入力状態を判定する。ここで、装置本体の起動とは、情報処理装置100を起動することであり、例えば、情報処理装置100の電源投入を契機に、情報処理装置100のホストOSやハイパーバイザーを起動し、情報処理装置100を操作可能な状態にすることである。
ホストOSとは、仮想マシンを動作させるための基盤となるOSである。ハイパーバイザーとは、コンピュータを仮想化し、複数のOSを並列に実行できるようにするソフトウェアである。図1の例では、情報処理装置100の起動指示は、情報処理装置100に設けられた電源スイッチ120により行われる。
操作入力部110の入力状態を識別する情報は、例えば、情報処理装置100が有する所定の記憶領域に記憶される。この場合、情報処理装置100は、例えば、所定の記憶領域を参照して、操作入力部110の入力状態が、所定の操作入力が行われたことを示す状態であるか、または、所定の操作入力が行われていない状態、すなわち、初期状態であるかを判定する。
なお、操作入力部110の入力状態は、操作入力部110の入力状態を示す信号の状態から識別することにしてもよい。例えば、操作入力部110の入力状態を示す信号がHigh状態であれば、情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が操作入力されたことを示す状態であると判定する。一方、操作入力部110の入力状態を示す信号がLow状態であれば、情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が初期状態であると判定することにしてもよい。
(3)情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が、所定の操作入力が行われたことを示す状態の場合は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。一方、情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が初期状態である場合には、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動する制御を行う。
このように、情報処理装置100によれば、装置本体の起動に応じて、操作入力部110の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行うことができる。これにより、情報処理装置100の保守点検を行う際に、CE等の作業者が、情報処理装置100の電源投入に先立って、操作入力部110を操作するだけで、装置本体の起動と連動して仮想マシンが起動されることを抑止することができる。
また、情報処理装置100の保守点検中に、仮想マシンが動作して周辺システム130に影響を与えることを防ぐことができる。また、情報処理装置100の保守点検作業を行うに当たって、CE等の作業者がネットワークケーブル140を抜き差しする必要がなくなる。このため、情報処理装置100の保守点検にかかる作業負荷および作業時間を軽減して作業効率を向上させるとともに、ネットワークケーブル140の復元を誤るなどの人的ミスを防ぐことができる。
なお、上述した説明では、操作入力部110に対する所定の操作入力は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動せずに装置本体を起動する指示を行うための操作入力としたが、これに限らない。例えば、所定の操作入力は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動する指示を行うための操作入力であってもよい。
この場合、情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が初期状態である場合には、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。一方、情報処理装置100は、操作入力部110の入力状態が、所定の操作入力が行われたことを示す状態の場合は、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動する制御を行う。
(システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかるシステム200のシステム構成例について説明する。ここでは、図1に示した情報処理装置100をシステム200内の仮想アプライアンス装置201に適用した場合について説明する。
図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、システム200は、仮想アプライアンス装置201と、管理装置202と、サーバ203と、クライアント装置204と、を含む。システム200において、仮想アプライアンス装置201、管理装置202、サーバ203およびクライアント装置204は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、仮想アプライアンス装置201は、特定の機能を実現する仮想マシンVM1〜VMnを動作させるコンピュータである(nは、1以上の自然数)。仮想マシンVM1〜VMnは、例えば、ファイアーウォール、ロードバランサー(負荷分散)、アンチウィルスなどのネットワーク機器の機能を実現する。
以下の説明では、仮想マシンVM1〜VMnのうち、任意の仮想マシンを「仮想マシンVMi」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
管理装置202は、仮想アプライアンス装置201を管理するコンピュータである。管理装置202は、例えば、仮想アプライアンス装置201で動作する仮想マシンVM1〜VMnのうち、装置本体の起動と連動して自動で起動する仮想マシンVMiを設定することができる。管理装置202は、例えば、システム200の管理者が使用するパーソナル・コンピュータである。
サーバ203は、仮想アプライアンス装置201で動作する仮想マシンVMiと通信するコンピュータである。サーバ203は、例えば、システム200により提供されるサービスを実現するためのウェブサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、メールサーバなどである。
クライアント装置204は、仮想アプライアンス装置201で動作する仮想マシンVMiと通信するコンピュータである。クライアント装置204は、例えば、システム200の利用者が使用するパーソナル・コンピュータである。サーバ203およびクライアント装置204は、例えば、仮想アプライアンス装置201で動作する仮想マシンVMiを介して互いに通信可能に接続される。
なお、図2の例では、システム200に仮想アプライアンス装置201が1台のみ含まれる場合について説明したが、システム200には、仮想アプライアンス装置201と同様の機能を有する仮想アプライアンス装置が複数含まれていてもよい。
(仮想アプライアンス装置201のハードウェア構成例)
図3は、仮想アプライアンス装置201のハードウェア構成例を示す説明図である。図3において、仮想アプライアンス装置201は、CPU301と、メモリ302と、I/F303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、ディスプレイ306と、入力装置307とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、仮想アプライアンス装置201の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
ディスプレイ306は、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ306として、例えば、後述の図5に示す液晶パネル501を採用することができる。
入力装置307は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置307として、例えば、スイッチ(例えば、後述の図5に示す電源スイッチ502、操作スイッチ503など)、キーパッド、テンキーなどを採用することができる。また、入力装置307は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
なお、仮想アプライアンス装置201は、上述した構成部のほか、マイクロフォン、マイクロフォンにより受音される音声を処理する音声信号処理部、音声を出力するスピーカなどを有することにしてもよい。また、図2に示した管理装置202、サーバ203およびクライアント装置204についても、仮想アプライアンス装置201と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(仮想アプライアンス装置201の装置構成例)
つぎに、仮想マシン方式としてハイパーバイザー型を採用した場合を例に挙げて、仮想アプライアンス装置201の装置構成例について説明する。
図4は、仮想アプライアンス装置201の装置構成例を示す説明図である。図4において、仮想アプライアンス装置201は、ハードウェア401と、ハイパーバイザー402と、を含む。ハードウェア401は、例えば、図3に示した、CPU301、メモリ302、I/F303、ディスク305などである。
ハイパーバイザー402は、仮想マシンVM0および仮想マシンVM1〜VMnを実現するための制御プログラムである。ハイパーバイザー402によれば、仮想アプライアンス装置201上で、仮想マシンVM0および仮想マシンVM1〜VMnをソフトウェアによって生成し、各仮想マシン上で様々なOSやアプリケーションを実行させることができる。
ハイパーバイザー402は、仮想アプライアンス装置201に電源が投入されると起動され、仮想マシンVM0を動作させる。仮想マシンVM0は、仮想マシンVM1〜VMnを管理する管理OS403を実行する。管理OS403は、例えば、仮想マシンVM1〜VMnの起動や停止を制御する。具体的には、例えば、管理OS403は、仮想マシンの起動モードとして、自動起動モードまたは自動起動抑止モードのいずれかをハイパーバイザー402に指示する。
ここで、自動起動モードとは、仮想アプライアンス装置201の起動時に、装置本体の起動と連動して起動するように設定された仮想マシンを起動するモードである。自動起動抑止モードとは、仮想アプライアンス装置201の起動時に、装置本体の起動と連動して起動するように設定された仮想マシンを起動しないモードである。
以下の説明では、装置本体の起動と連動して起動するように設定された仮想マシンを「自動起動設定された仮想マシン」と表記する場合がある。
ハイパーバイザー402は、管理OS403から指示される起動モードに従って、自動起動設定された仮想マシンを起動する。具体的には、例えば、ハイパーバイザー402は、自動起動モードを受け付けた場合、仮想マシンVM1〜VMnのうち、自動起動設定された仮想マシンを起動する。また、ハイパーバイザー402は、自動起動抑止モードを受け付けた場合、自動起動設定された仮想マシンを起動しない。
なお、仮想マシンVM1〜VMnのうちの装置本体の起動と連動して起動する仮想マシンは予め設定されており、その設定情報は、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置に記憶されている。仮想マシンVM1〜VMnのうちのどの仮想マシンを装置本体の起動と連動して自動起動するかは、例えば、システム200の管理者により設定される。
また、ここでは仮想マシン方式として、ハイパーバイザー型を採用する場合を例に挙げて説明したが、ホストOS型を採用することにしてもよい。ホストOS型は、ホストOS上に仮想化ソフトウェアをアプリケーションとしてインストールし、その上で仮想マシンを動作させる技術である。仮想マシン方式としてホストOS型を採用した場合は、例えば、仮想アプライアンス装置201のホストOSが、仮想マシンVM1〜VMnの起動や停止を制御する。
(仮想アプライアンス装置201の装置外観例)
図5は、仮想アプライアンス装置201の装置外観例を示す説明図である。図5において、仮想アプライアンス装置201の前面には、液晶パネル501と、電源スイッチ502と、操作スイッチ503と、電源ランプ504と、が設けられている。
ここで、液晶パネル501は、システムメニューや各種メッセージなどを表示する。電源スイッチ502は、仮想アプライアンス装置201の電源を投入して、装置本体を起動する場合に使用される。具体的には、例えば、オペレータが、電源スイッチ502を押下すると、仮想アプライアンス装置201の電源が投入される。電源スイッチ502は、図1に示した電源スイッチ120に対応する。
操作スイッチ503は、ジョイスティックとなっており、自動起動抑止モードを指示する場合に使用される。操作スイッチ503は、図1に示した操作入力部110に対応する。具体的には、例えば、オペレータが、操作スイッチ503の中央部分(後述の図8に示すレバー801)を押しながら、電源スイッチ502を押下すると、自動起動抑止モードを指示することができる。
また、操作スイッチ503は、液晶パネル501にシステムメニューを表示する場合や、各種メッセージに対して応答する場合などに使用される。なお、操作スイッチ503の操作例については、図8を用いて後述する。電源ランプ504は、仮想アプライアンス装置201の電源が投入されると点灯する。
(仮想アプライアンス装置201の機能的構成例)
図6は、仮想アプライアンス装置201の機能的構成例を示すブロック図である。図6において、仮想アプライアンス装置201は、判定部601と、起動制御部602と、出力部603と、受付部604と、記憶部605と、を含む構成である。判定部601〜受付部604は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
ここでは、仮想マシン方式としてハイパーバイザー型を採用した場合を例に挙げて、図4に示した管理OS403により各機能部を実現する場合を例に挙げて説明する。ただし、各機能部は、例えば、図4に示したハイパーバイザー402により実現されてもよい。また、仮想マシン方式としてホストOS型を採用した場合は、仮想アプライアンス装置201のホストOSにより各機能部を実現することにしてもよい。
判定部601は、装置本体の起動に応じて、操作スイッチ503(図5参照)の入力状態を判定する。ここで、装置本体の起動とは、仮想アプライアンス装置201を起動することである。例えば、装置本体の起動は、仮想アプライアンス装置201の電源投入を契機に、ハイパーバイザー402を起動し、ハイパーバイザー402により起動される仮想マシンVM0上で管理OS403を起動することである。
操作スイッチ503の入力状態としては、所定の操作入力が行われていない初期状態と、所定の操作入力が行われた状態とがある。所定の操作入力とは、自動起動抑止モードを指示するための操作入力である。すなわち、所定の操作入力は、仮想アプライアンス装置201の起動時に、自動起動設定された仮想マシンを起動せずに装置本体を起動する指示を行うためのものである。例えば、オペレータが、操作スイッチ503の中央部分を押しながら、電源スイッチ502を押下すると、所定の操作入力が行われた状態となる。
具体的には、例えば、判定部601は、記憶部605の記憶内容を参照して、操作スイッチ503の入力状態を判定する。記憶部605は、操作スイッチ503の入力状態を識別する状態識別情報を記憶する。例えば、記憶部605には、初期状態では状態識別情報として「0」が記憶される。所定の操作入力が行われると、記憶部605には、状態識別情報として「1」が記憶される。記憶部605は、例えば、図3に示したメモリ302やディスク305などの記憶装置により実現される。
以下の説明では、操作スイッチ503の入力状態のうち、所定の操作入力が行われたことを示す状態を「状態X」と表記する場合がある。
起動制御部602は、判定された判定結果に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。具体的には、例えば、起動制御部602は、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。一方、操作スイッチ503の入力状態が初期状態である場合には、自動起動設定された仮想マシンを起動する制御を行う。
より具体的には、例えば、起動制御部602は、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合は、ハイパーバイザー402(図4参照)に自動起動抑止モードを指示する。ハイパーバイザー402は、自動起動抑止モードの指示を受け付けると、自動起動設定された仮想マシンを起動しない。
一方、起動制御部602は、操作スイッチ503の入力状態が初期状態である場合は、ハイパーバイザー402に自動起動モードを指示する。ハイパーバイザー402は、自動起動モードの指示を受け付けると、仮想マシンVM1〜VMnのうち、自動起動設定された仮想マシンを起動する。なお、自動起動設定された仮想マシンは、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置に記憶された設定情報から特定される。
また、起動制御部602は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行った場合、操作スイッチ503の入力状態を初期化することにしてもよい。具体的には、例えば、起動制御部602は、状態識別情報として「0」を記憶部605に記憶する。
出力部603は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない旨の報知メッセージを出力する。具体的には、例えば、出力部603は、起動制御部602の制御に従って、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合に、液晶パネル501(図5参照)に報知メッセージを表示することにしてもよい。
報知メッセージは、例えば、「システムを仮想マシンの自動起動抑止モードで起動します。」などである。報知メッセージは、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを示すアイコンなどであってもよい。なお、出力部603は、報知メッセージを音声としてスピーカ(不図示)から出力することにしてもよい。
また、出力部603は、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせる確認メッセージを出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部603は、起動制御部602の制御に従って、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合に、液晶パネル501に確認メッセージを表示することにしてもよい。確認メッセージの表示例については、図8を用いて後述する。
受付部604は、確認メッセージに対する問い合わせ結果を受け付ける。具体的には、例えば、受付部604は、操作スイッチ503を用いたオペレータの操作入力により、確認メッセージに対する問い合わせ結果を受け付ける。確認メッセージに対するオペレータの操作例については、図8を用いて後述する。
また、起動制御部602は、確認メッセージに対する問い合わせ結果に応じて、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行うことにしてもよい。具体的には、例えば、起動制御部602は、確認メッセージに対する問い合わせ結果が、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可することを示す場合に、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行う。
一方、確認メッセージに対する問い合わせ結果が、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可しないことを示す場合は、起動制御部602は、自動起動設定された仮想マシンを起動する制御を行うことにしてもよい。確認メッセージに対する問い合わせ結果に応じた制御例については、図8を用いて後述する。
また、出力部603は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御が行われた場合に、自動起動設定された仮想マシンを起動せずに装置本体を起動したことを示すログを出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力部603は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御が行われた場合に、図7に示すようなログ700を出力することにしてもよい。
出力部603の出力形式としては、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置への記憶、I/F303による外部のコンピュータ(例えば、管理装置202)への送信、プリンタ(不図示)への印刷出力などがある。
(ログ700の具体例)
図7は、ログ700の具体例を示す説明図である。図7において、ログ700は、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御が行われた場合に出力されるログである。ログ700によれば、例えば、管理者は、システム(仮想アプライアンス装置201)が仮想マシンの自動起動抑止モードで起動されたため、自動起動設定された仮想マシンの自動起動がスキップされたことを把握することができる。
(操作スイッチ503の操作例)
仮想アプライアンス装置201の保守点検を行う際に、CE等のオペレータにより操作される操作スイッチ503の操作例について説明する。
図8は、操作スイッチ503の操作例を示す説明図である。図8において、操作スイッチ503は、仮想アプライアンス装置201の前面に設けられたスイッチであり、中央部分にレバー801を有するジョイスティックとなっている。
オペレータは、操作スイッチ503の中央部分のレバー801を左右上下に動かすことにより、液晶パネル501に表示されるカーソルを移動させることができる。また、オペレータは、操作スイッチ503の中央部分のレバー801を押すことにより、各種選択操作を行うことができる。
ここで、CE等のオペレータが、仮想アプライアンス装置201の保守点検を行うために、仮想アプライアンス装置201を自動起動抑止モードで起動する場合を例に挙げて、操作スイッチ503の操作例について説明する。
まず、オペレータが、電源投入時に、操作スイッチ503の中央部分のレバー801を押しながら、電源スイッチ502(図5参照)を押下すると、液晶パネル501に確認メッセージ802が表示される。確認メッセージ802は、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせるためのものである。
ここで、オペレータが、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可する場合は、レバー801を左右に動かしてカーソル803を「Y」に合わせ、レバー801を押す。この場合、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可することを示す問い合わせ結果が入力される。そして、仮想アプライアンス装置201が仮想マシンの自動起動抑止モードで起動される。
なお、オペレータが、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可しない場合は、レバー801を左右に動かしてカーソル803を「N」に合わせ、レバー801を押す。この場合、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可しないことを示す問い合わせ結果が入力される。そして、仮想アプライアンス装置201が仮想マシンの自動起動モードで起動される。
(オペレータのスイッチ操作以外の自動起動抑止モードの設定例)
つぎに、オペレータのスイッチ操作以外の自動起動抑止モードの設定例として、外部のコンピュータから自動起動抑止モードの設定指示を受信する場合について説明する。
例えば、仮想アプライアンス装置201は、管理装置202(図2参照)から自動起動抑止モードの設定指示を受信することにしてもよい。この場合、仮想アプライアンス装置201は、自動起動抑止モードの設定指示を受信したことに応じて、操作スイッチ503の入力状態を識別する状態識別情報として「1」を記憶部605に記憶する。
ただし、仮想アプライアンス装置201は、電源状態にかかわらず、自動起動抑止モードの設定指示を受信できる状態となっているものとする。例えば、仮想アプライアンス装置201の電源が投入されていない状態であっても、自動起動抑止モードの設定指示を受信できる程度の電力が、NIC(Network Interface Card)などに供給されている。
また、自動起動抑止モードの設定指示としては、例えば、Wake−on−LANのUDP(User Datagram Protocol)パケットのペイロードの一部を拡張したものを用いることができる。
より具体的には、例えば、自動起動抑止モードの設定指示として、電源投入対象となる仮想アプライアンス装置201のMACアドレス(Media Access Control address)を16個繰り返したものに続けて、17個目にブロードキャストアドレス(FF:FF:FF:FF:FF:FF)を追加したデータパターンがペイロードに含まれているようなパケットを用いることができる。
また、自動起動抑止モードの設定指示として、電源投入対象となる仮想アプライアンス装置201のMACアドレスを特定の個数分(例えば、20個)繰り返したデータパターンがペイロードに含まれているようなパケットを用いることができる。また、管理装置202がリモートで仮想アプライアンス装置201の管理を行う場合のプロトコル(例えば、IPMI:Intelligent Platform Management Interface)の電源投入指示を拡張することで、自動起動抑止モードの設定指示を行うことができる。
(仮想アプライアンス装置201の起動制御処理手順)
つぎに、仮想アプライアンス装置201の起動制御処理手順について説明する。ここでは、管理OS403(図4参照)が起動制御処理を実行する場合を例に挙げて説明する。
図9は、仮想アプライアンス装置201の起動制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、まず、管理OS403は、装置本体が起動されたか否かを判断する(ステップS901)。
ここで、管理OS403は、装置本体が起動されるのを待つ(ステップS901:No)。すなわち、管理OS403は、仮想アプライアンス装置201に電源が投入されてハイパーバイザー402が起動され、ハイパーバイザー402により起動される仮想マシンVM0上で自身が起動されるのを待つ。
そして、装置本体が起動された場合(ステップS901:Yes)、管理OS403は、操作スイッチ503の入力状態を識別する状態識別情報を記憶部605から取得する(ステップS902)。つぎに、管理OS403は、取得した状態識別情報を参照して、操作スイッチ503の入力状態が状態Xであるか否かを判断する(ステップS903)。
ここで、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合(ステップS903:Yes)、管理OS403は、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせる確認メッセージ(例えば、確認メッセージ802)を液晶パネル501に表示する(ステップS904)。
つぎに、管理OS403は、確認メッセージに対する問い合わせ結果を受け付けたか否かを判断する(ステップS905)。ここで、管理OS403は、確認メッセージに対する問い合わせ結果を受け付けるのを待つ(ステップS905:No)。
そして、確認メッセージに対する問い合わせ結果を受け付けた場合(ステップS905:Yes)、管理OS403は、受け付けた問い合わせ結果が、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可することを示すものか否かを判断する(ステップS906)。
ここで、問い合わせ結果が許可することを示す場合(ステップS906:Yes)、管理OS403は、ハイパーバイザー402(図4参照)に自動起動抑止モードを指示して(ステップS907)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
一方、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことを許可しないことを示す場合(ステップS906:No)、管理OS403は、ハイパーバイザー402に自動起動モードを指示して(ステップS908)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS903において、操作スイッチ503の入力状態が初期状態である場合には(ステップS903:No)、管理OS403は、ハイパーバイザー402に自動起動モードを指示して(ステップS908)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、CE等のオペレータにより操作される操作スイッチ503の入力状態に応じて、自動起動抑止モードまたは自動起動モードのいずれかの起動モードをハイパーバイザー402に指示することができる。なお、仮想アプライアンス装置201は、上述した一連の処理のうち、ステップS904〜906についての処理を省略することにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態にかかる仮想アプライアンス装置201によれば、装置本体の起動に応じて、操作スイッチ503の入力状態に基づいて、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行うことができる。例えば、仮想アプライアンス装置201は、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合に、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行い、操作スイッチ503の入力状態が初期状態である場合は、自動起動設定された仮想マシンを起動する制御を行うことができる。
これにより、仮想アプライアンス装置201の電源投入に先立って、CE等のオペレータが、操作スイッチ503を操作することにより、装置本体の起動に応じて、自動起動設定された仮想マシンを自動起動するか否かを選択することができる。
例えば、仮想アプライアンス装置201のハイパーバイザー402やハードウェア部分の保守点検を行う際に、CEが、電源投入に先立って、操作スイッチ503を操作するだけで、自動起動設定された仮想マシンの起動を抑止することができる。この結果、仮想アプライアンス装置201の保守点検中に、仮想マシンが動作してサーバ203やクライアント装置204に影響を与えることを防ぐことができる。
また、仮想アプライアンス装置201の保守点検作業を行うに当たって、CEがネットワークケーブルを抜き差しする必要がなくなるため、CEの作業負荷や作業時間を軽減できるとともに、ネットワークケーブルの復元を誤るなどの人的ミスを防ぐことができる。
また、仮想アプライアンス装置201によれば、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行った場合、操作スイッチ503の入力状態を初期化することができる。これにより、仮想アプライアンス装置201の次回起動時に、操作スイッチ503に対する所定の操作入力が行われていないにもかかわらず、装置本体の起動に応じて自動起動設定された仮想マシンが起動されなくなることを防ぐことができる。
また、仮想アプライアンス装置201によれば、装置本体の起動に応じて、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合に、自動起動設定された仮想マシンを起動しない旨の報知メッセージを液晶パネル501に表示することができる。これにより、自動起動設定された仮想マシンの起動が抑止されることをオペレータに報知することができる。
例えば、オペレータは、自分の意図通りに、自動起動設定された仮想マシンの起動が抑止されることを確認することができる。また、オペレータが、操作スイッチ503を誤操作してしまった場合には、自動起動設定された仮想マシンの起動が抑止されることを把握することができる。
また、仮想アプライアンス装置201によれば、操作スイッチ503の入力状態が状態Xである場合に、自動起動設定された仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせる確認メッセージを液晶パネル501に表示することができる。そして、仮想アプライアンス装置201によれば、確認メッセージに対する問い合わせ結果に応じて、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行うことができる。これにより、オペレータが操作スイッチ503を誤操作してしまった場合などに、オペレータの意図に反して、自動起動設定された仮想マシンが起動されなくなることを防ぐことができる。
また、仮想アプライアンス装置201によれば、自動起動抑止モードの設定指示を受信したことに応じて、操作スイッチ503の入力状態を状態Xに設定することができる。これにより、管理装置202などの外部のコンピュータから自動起動抑止モードの設定を行うことが可能となる。このため、仮想アプライアンス装置201の保守点検時に、CEが操作スイッチ503に対する所定の操作入力を行うことなく、自動起動設定された仮想マシンの起動を抑止することができる。
また、仮想アプライアンス装置201によれば、自動起動設定された仮想マシンを起動しない制御を行った場合、自動起動設定された仮想マシンを起動せずに装置本体を起動したことを示すログを出力することができる。これにより、システム200の管理者等は、仮想アプライアンス装置201の保守点検時に、CEが自動起動抑止モードで起動したか否かを把握することができる。
なお、本実施の形態で説明した起動制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本起動制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本起動制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)所定の操作入力を受け付ける操作入力部と、
装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う制御部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記制御部は、
前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合に、前記仮想マシンを起動しない制御を行い、前記操作入力部の入力状態を初期化し、
前記操作入力部の入力状態が初期状態である場合は、前記仮想マシンを起動する制御を行う、
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記制御部は、
装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合に、さらに、前記仮想マシンを起動しない旨のメッセージを出力することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記制御部は、
装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合、前記仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせるメッセージを出力し、
前記仮想マシンを起動しないことを許可する問い合わせ結果を受け付けたことに応じて、前記仮想マシンを起動しない制御を行い、
前記仮想マシンを起動しないことを許可しない問い合わせ結果を受け付けたことに応じて、前記仮想マシンを起動する制御を行う、
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記5)前記制御部は、
前記仮想マシンを起動せずに装置本体を起動する起動モードの設定指示を受信したことに応じて、前記操作入力部の入力状態を、前記操作入力が行われたことを示す状態に設定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記6)前記制御部は、
前記仮想マシンを起動しない制御を行った場合、前記仮想マシンを起動せずに装置本体を起動したことを示すログを出力することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記7)情報処理装置のコンピュータが、
装置本体の起動に応じて、前記情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う、
処理を実行することを特徴とする起動制御方法。
(付記8)情報処理装置のコンピュータに、
装置本体の起動に応じて、前記情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う、
処理を実行させることを特徴とする起動制御プログラム。
(付記9)情報処理装置のコンピュータに、
装置本体の起動に応じて、前記情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う、
処理を実行させる起動制御プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
100 情報処理装置
110 操作入力部
200 システム
201 仮想アプライアンス装置
202 管理装置
203 サーバ
204 クライアント装置
401 ハードウェア
402 ハイパーバイザー
403 管理OS
501 液晶パネル
502 電源スイッチ
503 操作スイッチ
504 電源ランプ
601 判定部
602 起動制御部
603 出力部
604 受付部
605 記憶部
700 ログ
801 レバー
802 確認メッセージ
VM0,VM1〜VMn 仮想マシン

Claims (7)

  1. 所定の操作入力を受け付ける操作入力部と、
    装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う制御部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合に、前記仮想マシンを起動しない制御を行い、前記操作入力部の入力状態を初期化し、
    前記操作入力部の入力状態が初期状態である場合は、前記仮想マシンを起動する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合に、さらに、前記仮想マシンを起動しない旨のメッセージを出力することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    装置本体の起動に応じて、前記操作入力部の入力状態が、前記操作入力が行われたことを示す状態の場合、前記仮想マシンを起動しないことの確認を問い合わせるメッセージを出力し、
    前記仮想マシンを起動しないことを許可する問い合わせ結果を受け付けたことに応じて、前記仮想マシンを起動しない制御を行い、
    前記仮想マシンを起動しないことを許可しない問い合わせ結果を受け付けたことに応じて、前記仮想マシンを起動する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記仮想マシンを起動せずに装置本体を起動する起動モードの設定指示を受信したことに応じて、前記操作入力部の入力状態を、前記操作入力が行われたことを示す状態に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置のコンピュータが、
    装置本体の起動に応じて、前記情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う、
    処理を実行することを特徴とする起動制御方法。
  7. 情報処理装置のコンピュータに、
    装置本体の起動に応じて、前記情報処理装置に設けられた所定の操作入力を受け付ける操作入力部の入力状態に基づいて、装置本体の起動と連動して起動するよう設定された仮想マシンを起動しない制御を行う、
    処理を実行させることを特徴とする起動制御プログラム。
JP2014064844A 2014-03-26 2014-03-26 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム Pending JP2015187789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064844A JP2015187789A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014064844A JP2015187789A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015187789A true JP2015187789A (ja) 2015-10-29

Family

ID=54430002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014064844A Pending JP2015187789A (ja) 2014-03-26 2014-03-26 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015187789A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01251118A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Toshiba Corp コンピューターシステム
JPH09222962A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Brother Ind Ltd コンピュータ周辺機器の設定値書換方法及びコンピュータ周辺機器とプリンタ
JP2000066756A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Fujitsu Ltd イニシャルチェック方法、電子機器及びデータ伝送装置
JP2004094524A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fujitsu Ltd 情報処理装置及びそのリカバリ方法
JP2007164392A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Yaskawa Electric Corp 計算機
JP2009529721A (ja) * 2006-03-09 2009-08-20 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ブリッジサポートを有するプラットフォーム起動
JP2010033404A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Hitachi Ltd 仮想計算機システムおよび仮想計算機システムの制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01251118A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Toshiba Corp コンピューターシステム
JPH09222962A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Brother Ind Ltd コンピュータ周辺機器の設定値書換方法及びコンピュータ周辺機器とプリンタ
JP2000066756A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Fujitsu Ltd イニシャルチェック方法、電子機器及びデータ伝送装置
JP2004094524A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Fujitsu Ltd 情報処理装置及びそのリカバリ方法
JP2007164392A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Yaskawa Electric Corp 計算機
JP2009529721A (ja) * 2006-03-09 2009-08-20 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ブリッジサポートを有するプラットフォーム起動
JP2010033404A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Hitachi Ltd 仮想計算機システムおよび仮想計算機システムの制御方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
藤原 隆、日比賢伸、吉川茂洋、矢澤 浩: "仮想化システム環境における自動化技術", FUJITSU, vol. VOL.58,NO.5(通巻342号), JPN6017028182, 10 September 2007 (2007-09-10), JP, pages 431 - 438, ISSN: 0003609152 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10394547B2 (en) Applying update to snapshots of virtual machine
JP5569197B2 (ja) 計算機装置およびリセット制御プログラム
TWI588751B (zh) 透過基板管理控制器管理虛擬機器的電腦主機與方法
US20190272219A1 (en) Quick recovery method, device and system of a virtual machine
JP2011248419A (ja) 業務計算機割当て方法及び装置
JP2018190143A (ja) 情報処理装置
CN110442426B (zh) 一种密码重置方法、装置及存储介质
JP2012243298A (ja) サーバi/oマイグレーション管理方法及び装置
JP5540793B2 (ja) 機能提供装置及びプログラム
CN114217900A (zh) 一种远程控制方法、装置、系统、计算设备及存储介质
JP2013003935A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
US9794437B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP2011028438A (ja) アプリケーション検証システム及びコンピュータプログラム
JP2015187789A (ja) 情報処理装置、起動制御方法および起動制御プログラム
CN108984212B (zh) 一种关闭进程的方法以及电子设备
JP2011180771A (ja) 情報処理装置、エミュレーションシステム、及びエミュレーションプログラム
JP5310324B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US8752046B2 (en) Virtual calculating machine system, virtual calculating machine control apparatus and virtual calculating machine control method
CN110673930B (zh) 虚拟机迁移方法、虚拟化设备、存储介质及装置
CN103209178A (zh) CloudStack平台上兼容SPICE协议的方法
JP6338726B1 (ja) サーバ管理装置、サーバ管理プログラムおよびサーバ管理方法
JP6467298B2 (ja) サーバ運用作業履歴管理装置、システム、方法、およびプログラム
JP6043615B2 (ja) 機能利用制御装置、機能利用制御方法、機能利用制御プログラム
JP5066112B2 (ja) 情報処理装置
US7437435B2 (en) Automatically setting method and related system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171024