JP2015187766A - 情報提示システム及び識別情報送信装置 - Google Patents

情報提示システム及び識別情報送信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度を向上させることが可能となる、情報提示システム及び識別情報送信装置を提供すること。
【解決手段】情報提供システム1は、識別情報送信装置10と移動体端末20とを備える。識別情報送信装置10は、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電ユニット12と、送信装置識別情報を記憶する識別側記憶部13と、発電ユニット12にて発電された電力を用いて送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて送信する識別側通信部14とを備える。移動体端末20は、識別信号を受信する端末側通信部21と、識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて対象情報を取得する端末側情報取得部25aとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報提示システム及び識別情報送信装置に関する。
従来から、利用者の状況に応じた情報を提示することができる情報提示システムが提案されている。このような情報提示システムは、例えば、利用者の存在又は動作を検出するものであって住宅の玄関付近等の特定の場所に固定された複数のセンサと、表示又は音声出力を行うものであってセンサと同様に特定の場所に固定された入力手段と、複数のセンサにより検出された複数のセンサ信号を取得するセンサ情報取得手段と、取得された複数のセンサ信号の組み合わせに基づいて入力手段による表示形態や音声出力形態を変更する利用者インターフェース変更手段とを備えて構成されている(特許文献1参照)。このような情報提示システムによれば、複数のセンサによって検出された利用者の存在又は動作に応じた表示形態や音声出力形態で、利用者に対して表示又は音声出力を行うことが可能になる。
特開2011−204061号公報
しかしながら、上記従来の情報提示システムは、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度が低いという問題があった。すなわち、従来の情報提示システムは、表示又は音声出力を行う入力手段が特定の場所に固定されていたので、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲が当該入力手段の周囲に限定されていた。さらには、利用者の存在又は動作を検出する複数のセンサも特定の場所に固定されていたので、利用者がこのセンサの周囲に居る場合にのみ、利用者に対して情報提示を行うことが可能となり、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲が当該センサの周囲に限定されていた。このようなセンサの固定位置に関する問題を解消するためには、センサを広い範囲に設置すればよいとも考えられるが、センサを商用電源にて駆動する場合にはコンセントへの接続が物理的に困難であったり、センサを電池にて駆動する場合には電池寿命の問題が生じたりする等、センサを広い範囲に設置することが実際上は困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度を向上させることが可能となる、情報提示システム及び識別情報送信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の情報提供システムは、識別情報送信装置と移動体端末とを備える情報提示システムであって、前記識別情報送信装置は、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて送信する識別側通信手段とを備え、前記移動体端末は、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段から送信された識別信号を受信する端末側通信手段と、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、当該移動体端末が備える端末側記憶手段又は当該移動体端末と通信可能に接続された情報提供サーバから対象情報を取得する端末側情報取得手段とを備える。
また、請求項2に記載の情報提供システムは、請求項1に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末は、前記端末側情報取得手段にて取得した対象情報を当該移動体端末の外部に出力する出力手段を備える。
また、請求項3に記載の情報提供システムは、請求項1又は2に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、前記識別情報送信装置の位置を特定し、当該特定した位置に応じた対象情報を取得する。
また、請求項4に記載の情報提供システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置の前記発電手段は、外部からの圧力を受けて発電を行う受圧型発電手段であり、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記発電手段が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に、前記送信条件が充足したと判定して前記識別信号を送信する。
また、請求項5に記載の情報提供システムは、請求項4に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置の前記発電手段は、人が前記発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって当該発電手段が発電を行う床型発電手段である。
また、請求項6に記載の情報提供システムは、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置は、前記発電手段を複数備え、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記複数の発電手段のうち、発電を行った前記発電手段を識別する発電手段識別情報を前記識別信号に含めて送信し、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて前記対象情報を取得する。
また、請求項7に記載の情報提供システムは、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末には、当該移動体端末が取得すべき対象情報又は当該移動体端末が取得した対象情報に基づく制御内容を特定するための対象情報設定情報が設定されており、当該対象情報設定情報に基づいて対象情報の取得又は取得した対象情報に基づく制御を行う。
また、請求項8に記載の情報提供システムは、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末は、前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記端末側記憶手段を備え、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記端末側記憶手段から取得する。
また、請求項9に記載の情報提供システムは、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末と通信可能に接続された前記情報提供サーバを備え、前記情報提供サーバは、前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記サーバ側記憶手段と、前記移動体端末と無線通信を行うサーバ側通信手段と、前記対象情報を取得するサーバ側情報取得手段とを備え、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記識別情報送信装置から送信され前記端末側通信手段にて受信された識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報を含む第2識別信号を前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバに送信し、前記情報提供サーバの前記サーバ側情報取得手段は、前記移動体端末から送信され前記サーバ側通信手段にて受信された第2識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記サーバ側記憶手段から取得し、当該取得した前記対象情報を前記サーバ側通信手段を介して前記移動体端末に送信し、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバから前記対象情報を受信することにより、前記情報提供サーバから前記対象情報を取得する。
また、請求項10に記載の識別情報送信装置は、移動体端末に対して情報を提示する情報提示システムを構成する識別情報送信装置であって、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて前記移動体端末に送信する識別側通信手段とを備える。
請求項1に記載の情報提供システムによれば、対象情報を移動体端末が取得することで、特定の場所に固定した装置が取得して出力等する場合に比べて、対象情報を取得できる範囲の自由度を向上させることが可能となる。また、識別情報送信装置の発電手段にて発電された電力を用いて識別情報送信装置から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。これらのことから、全体として、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の情報提供システムによれば、対象情報を移動体端末が出力することで、対象情報を出力できる範囲の自由度を向上させることが可能となる。
請求項3に記載の情報提供システムによれば、識別情報送信装置の位置に応じた対象情報を取得することで、同一の移動体端末に対して位置に応じて異なる対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
請求項4に記載の情報提供システムによれば、発電手段が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に識別信号を送信するので、特定の発電手段を押圧等したことをトリガーとして対象情報を取得することができ、発電手段の位置と対象情報を取得する位置とを相互に一層確実に対応付けることが可能になるので、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
請求項5に記載の情報提供システムによれば、人が発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって発電を行った場合に識別信号を送信するので、人が発電手段を踏んだことをトリガーとして対象情報を出力することができ、人が発電手段を意識的に操作することなく対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
請求項6に記載の情報提供システムによれば、送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて対象情報を取得することで、識別情報送信装置が複数の発電手段を備える場合であっても、発電を行った発電手段に応じて異なる対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
請求項7に記載の情報提供システムによれば、対象情報設定情報にて特定された対象情報のみを取得したり、対象情報設定情報にて特定された制御内容による制御のみを行うので、利用者は自己が希望する種類の対象情報のみを取得したり、利用者は自己が希望するサービスのみを受けることが可能になる等、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
請求項8に記載の情報提供システムによれば、移動体端末から対象情報を取得するので、情報提供サーバを用いることなく情報提供を行うことが可能になり、情報提供システムを簡易に構成することが可能になる。
請求項9に記載の情報提供システムによれば、情報提供サーバから対象情報を取得するので、複数の移動体端末の各々に膨大なデータ量の対象情報を記憶させておく必要がなくなり、移動体端末の記憶容量や処理負荷を低減することが可能になる。
請求項10に記載の識別情報送信装置によれば、識別情報送信装置の発電手段にて発電された電力を用いて識別情報送信装置から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係る情報提供システムの設置状況を示す側面図である。 本実施の形態に係る情報提供システムを例示するブロック図である。 図1の識別情報送信装置の拡大断面図であって左右の可動板が変位していない状態を示す図である。 図1の識別情報送信装置の拡大断面図であって左側の可動板が変位している状態を示す図である。 図1の識別情報送信装置の斜め上方からの斜視図である。 発電モジュールの分解斜視図である。 発電モジュールの分解斜視図である。 識別側情報テーブルの構成例を示す図である。 対象情報要求設定テーブルの構成例を示す図である。 サーバ側情報テーブルの構成例を示す図である。 情報提供処理のフローチャートである。 図11に続く、情報提供処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報提供システムの実施の形態を詳細に説明する。ただし、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、情報提供システムに関するものである。この「情報提供システム」は、識別情報送信装置と移動体端末とを備えるシステムであって、環境エネルギーを利用して発電された電力を用いて移動体端末に対象情報を提供するシステムである。
ここで、「識別情報送信装置」とは、移動体端末に提供する「対象情報」を特定するための識別情報を送信する装置であり、屋外や屋内を問わず、移動体端末と無線通信可能な任意の場所に設置される。この識別情報送信装置の具体的な構成は任意であり、例えば、公知の汎用情報装置に識別情報の送信機能を付加してもよく、あるいは、識別情報の送信を行う専用装置として構成してもよい。特に、識別情報送信装置は、環境エネルギーを利用して発電された電力を用いて識別情報の送信を行うように構成されており、このことによって、識別情報送信装置を、商用電源を利用することが困難な場所に設置したり、電池寿命に関する問題を気にすることなく設置したりすることができる。
「環境エネルギー」とは、環境において様々な形態で存在するエネルギーを意味し、例えば、光、熱、圧力(水力や波力を含む)、音、振動、及び電波等を含む概念である。このような環境エネルギーを利用した発電(環境発電)により取得した電力であれば、その種類や原理を問わず、利用することが可能である。以下では、環境エネルギーを利用して発電手段を、人が発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって当該発電手段が発電を行う「床型発電手段」として構成して場合について説明する。
「移動体端末」とは、移動可能な情報端末であって、例えば、スマートフォンを含む携帯電話端末、タブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)、メガネ型コンピュータの如きウェアラブルデバイス、及び車両に搭載されたカーナビゲーション装置を含む概念である。以下では、情報端末がスマートフォンである場合について説明する。
移動体端末に提供する「対象情報」の具体的な形態や内容は任意であり、例えば、音声情報、静止画像情報、動画情報、移動体端末にインストールされるプログラム、移動体端末にインストールされたプログラムを制御するための制御コマンドや制御パラメータ、及びこれらを複合した情報であって、移動体端末が利用されている場所に関する情報や、移動体端末が利用されている場所とは無関係な情報を提供することができる。移動体端末が利用されている場所に関する対象情報としては、例えば、移動体端末がオフィス、店舗、あるいはテーマパークで利用されている場合におけるこれらオフィス、店舗、あるいはテーマパークに関する情報(商品情報、営業時間、フロアガイド、テーマパークのキャラクターの画像)が挙げられる。移動体端末が利用されている場所とは無関係な対象情報としては、例えば、株価情報、今日の運勢が挙げられる。以下では、移動体端末がテーマパークで利用されている場合においてテーマパークに関する対象情報を提供する場合について説明する。
移動体端末に提供する「対象情報」の提供元としては、移動体端末と、情報提供サーバとを挙げることができる。移動体端末が提供元になる場合としては、移動体端末に記憶させた対象情報を当該移動体端末において出力する場合が該当する。情報提供サーバが提供元になる場合としては、情報提供サーバから移動体端末に送信した対象情報を当該移動体端末において出力する場合が該当する。これらの形態は、混在させることも可能であり、例えば、対象情報の種類や内容に応じて、移動体端末に記憶させた対象情報と情報提供サーバから移動体端末に送信した対象情報のいずれか又は両方を当該移動体端末において出力するようにしてもよい。以下では、情報提供サーバから移動体端末に送信した対象情報を当該移動体端末において出力する場合について説明する。
また、識別情報送信装置、移動体端末、情報提供サーバの対応関係は任意に決定することができるが、これらをそれぞれ少なくとも1台設ければよいが、以下では、複数台の識別情報送信装置及び複数台の移動体端末に対して1台の情報提供サーバを対応させて設置した場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、本実施の形態に係る情報提供システムの構成について説明する。図1は、情報提供システム1の設置状況を示す側面図、図2は、本実施の形態に係る情報提供システムを例示するブロック図である。これら図1、2に示すように、情報提供システム1は、複数台の識別情報送信装置10、複数台の移動体端末20、及び1台の情報提供サーバ30を備えて構成されている。識別情報送信装置10は、利用者に対象情報を提供したい場所に設置されており、具体的には、テーマパークにおける領域R1の床部と領域R2の床部にそれぞれ1台設置されている。複数台の移動体端末20は、テーマパークを利用する利用者によって1台ずつ保持されている。情報提供サーバ30は、テーマパークのサーバルーム(図示省略)に設置されている。なお、複数台の識別情報送信装置10は相互に同様に構成することができ、複数台の移動体端末20は相互に同様に構成することができるので、以下の構成の説明においては、1台の識別情報送信装置10と1台の移動体端末20を対象に説明する。
(構成−識別情報送信装置)
まず、識別情報送信装置10について説明する。図3は、図1の識別情報送信装置10の拡大断面図であって左右の可動板が変位していない状態を示す図、図4は、図1の識別情報送信装置10の拡大断面図であって左側の可動板が変位している状態を示す図、図5は、図1の識別情報送信装置10の斜め上方からの斜視図である。この識別情報送信装置10は、筐体11の内部に、複数の発電ユニット12、識別側記憶部13、識別側通信部14、及び識別側制御部15を収容して構成されている。
(構成−識別情報送信装置−筐体)
筐体11は、利用者が歩行可能なものであって、当該歩行による外力を受けて変位するものである。この筐体11は、全体として中空直方体状に形成されており、固定板11aと、複数の支持板11bと、複数の可動板11cとを備えて構成されている。固定板11aは、図示しない設置面に対して固定的に配置された板状体であり、その上面は平坦面とされている。支持板11bは、固定板11aから可動板11cに向けて立ち上がるように配置された板状体である。複数の可動板11cは、固定板11aに対して可動可能なように配置された板状体であり、筐体11の上端において、水平方向に沿って並設されている。これら複数の可動板11cの各々は、その四周において支持板11bによって公知の嵌合構造によって支持されている。このような構造において、可動板11cが外力を受けていない状態(非押圧状態)では、図3に示すように可動板11cが水平状態となる。一方、可動板11cが外力を受けている状態では、図4に示すように、可動板11cが固定板11aに近接する方向に変形して非水平状態となる。このように構成された筐体11は、例えば、金属、樹脂、木材を用いて、外力による繰り返し荷重に耐え得る十分な強度を持って形成される。また、図5に示すように、複数の可動板11cの各々の上面には、位置方向表示11dが印刷等によって付されている。この位置方向表示11dは、利用者が対象情報の提供を受ける位置や方向を表示するためのマークであり、例えば、特定の位置において特定の方向に向いた状態で対象情報の提供を受けるべき場合には、当該特定の位置において当該特定の方向を向いた矢印が位置方向表示11dとして使用され、特定の位置において任意の方向に向いた状態で対象情報の提供を受けるべき場合には、当該特定の位置において丸印が位置方向表示11dとして使用される。
(構成−識別情報送信装置−発電ユニット)
複数の発電ユニット12の各々は、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段であり、特にこの実施の形態においては、人が発電部を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって当該発電部が発電を行う「床型発電手段」として構成されている。これら複数の発電ユニット12は、筐体11の可動板11cに対応する位置にそれぞれ配置されている。これら複数の発電ユニット12は相互に同様に構成することができるので、以下の構成の説明においては1つの発電ユニット12を対象に説明する。
(構成−識別情報送信装置−発電ユニット−発電モジュール)
発電ユニット12は、少なくとも1つ(図3、4では2つ)の発電モジュール12aを備えて構成されており、外力によって可動板11cが固定板11aに近接する方向に移動した状態において、当該可動板11cを介して発電モジュール12aの後述する圧電素子12dが押圧され変形することにより発電するものである。
図6、7は、発電モジュール12aの分解斜視図である。これら各図に示すように、発電モジュール12aは、一対の発電体12bを重合して構成されている。各発電体12bは、振動板12cと、一対の圧電素子12dと、周辺スペーサ12eと、中心スペーサ12fとを備えている。
振動板12cは、圧電素子12dに応力を加える支持体であると共に、圧電素子12dの割れ強度を補強する補強材を兼ねるものであり、可撓性と耐久性を有する材質(例えば、ステンレス薄板)より形成される。この振動板12cの平面形状は任意であるが、外力に対して均等に変形することが好ましく、本実施の形態1においては振動板12cの平面形状を円形板状体としている。
一対の圧電素子12dは、筐体11の内部に配置され、筐体11の変位に伴って変形されることで発電する発電体であり、例えば、チタン酸バリウム、ジルコニア等の圧電セラミックス、リチウムタンタレート(LiTaO3)等の圧電単結晶からなる。各圧電素子12dは、振動板12cの両面において、当該振動板12cに対して接着剤等にて固定されている。これら圧電素子12dの平面形状は任意であるが、振動板12cと相似形状とすることが好ましく、本実施の形態1においては圧電素子12dの平面形状を、振動板12cより小径の円形板状体としている。振動板12cに対する圧電素子12dの平面的な配置位置も任意であるが、振動板12cの平面中心位置における変形量が最も大きくなることから、当該平面中心位置に圧電素子12dを配置することが好ましく、本実施の形態1においては振動板12cと同心となる位置に圧電素子12dを配置している。なお、図示は省略するが、圧電素子12dは、一方の面にプラス端子、他方の面にマイナス端子を有し、プラス端子と結線されたプラスリード線と、マイナス端子と結線されたマイナスリード線が引き出され、これらが図示しない電源回路を介して識別情報送信装置10の各部に供給される。ただし、圧電素子12dと電源回路との相互間に公知のブリッジ回路等の各種電気素子を配置してもよい。あるいは、圧電素子12dとして、若しくは圧電素子12dに代えて、外力(歪み、屈曲、若しくは圧縮を生じさせる力を含む)により発電が可能な任意の素材を用いることができ、例えば、イオン導電性高分子の膜(ゲル)の両面に金属(金等)をメッキしたイオン高分子金属複合材料(IPMC:Ionic Polymer−Metal Composite)や、イオン導電性高分子ゲル膜(ICPF:Ionic Conducting Polymergel Film)、あるいは、これらIPMCやICPFを用いた人工筋肉を使用することができる。
周辺スペーサ12eは、振動板12c及び圧電素子12dと固定板11aとの相互間隔を形成するためのものである。このことにより、周辺スペーサ12eは、振動板12cと共に圧電素子12dが変形して発電することを可能にすると共に、振動板12c及び圧電素子12dが所定量以上変形して破損等することを防止するストッパとして機能する。この周辺スペーサ12eは、振動板12cの外縁近傍位置に当接するように配置され、振動板12cに接着剤にて固定されている。また、周辺スペーサ12eは、振動板12cと共に圧電素子12dが変形可能となるように、当該圧電素子12dの肉厚よりも高くなるように形成されている。この周辺スペーサ12eの具体的な形状は任意であるが、振動板12cに対して均等に当接して力を分散することが好ましいため、本実施の形態1においては、圧電素子12dを取り巻くように形成されたものであって、振動板12cと同心位置に配置された環状体として形成されている。
このような構成において発電パネル10を利用者が歩行することにより、当該発電パネル10に外力が加わった場合、可動板11cが固定板11aに近接する方向に移動し、この可動板11cによって周辺スペーサ12eが下方に押圧されて振動板12cが変形し、これに伴って圧電素子12dが変形することで、発電を行う。
また、中心スペーサ12fは、発電体12bの相互間隔を形成するためのものであると共に、可動板11cの押圧力を一方の発電体12bから他の発電体12bに伝達するためのものである。この中心スペーサ12fは、振動板12cに固定された一対の圧電素子12dの一方(ここでは、周辺スペーサ12eから遠い方の圧電素子12d)に当接するものであって、当該圧電素子12dの中央近傍に配置され、当該圧電素子12dに対して接着剤等にて固定されている。なお、ここでは、下方の発電体12bの中心スペーサ12fと、上方の発電体12bの中心スペーサ12fとを別々に示しているが、これらを相互に一つの中心スペーサとして一体的に形成してもよい。
(構成−識別情報送信装置−識別側記憶部)
識別側記憶部13は、識別情報送信装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この識別側記憶部13は、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されているが、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、EEPROM等の半導体記録媒体、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述する、移動体端末20の端末側記憶部24と情報提供サーバ30のサーバ側記憶部32についても同様とする)。
特に、識別側記憶部13は、識別情報送信装置10を一意に識別するための送信装置識別情報と、識別情報送信装置10が備える複数の発電ユニット12を一意に識別するための発電ユニット識別情報とを記憶する識別側記憶手段として構成されている。具体的には、これら送信装置識別情報と発電ユニット識別情報とを相互に関連付けて構成された識別側情報テーブル13aが識別側記憶部13に記憶されている。図8は、この識別側情報テーブル13aの構成例を示す図である。この識別側情報テーブル13aは、項目「送信装置識別情報」と項目「発電ユニット識別情報」とを含み、これら各項目に対応する情報を関連付けて構成されている。項目「送信装置識別情報」に対応する情報は、当該識別側情報テーブル13aが記憶されている識別側記憶部13を備える識別情報送信装置10の送信装置識別情報であり、例えば、「IDA0001」が格納されている。項目「発電ユニット識別情報」に対応する情報は、4つの発電ユニット12の各々の発電ユニット識別情報であり、例えば、「IDB0001」、「IDB0002」、「IDB0003」、「IDB0004」が格納されている。この識別側情報テーブル13aは、識別情報送信装置10の管理者が任意の方法で作成して予め識別側記憶部13に記憶させる。
(構成−識別情報送信装置−識別側通信部)
識別側通信部14は、発電ユニット12にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、識別側記憶部13にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて送信する識別側通信手段である。この識別側通信部14の具体的な構造や通信方法は任意であるが、本実施の形態においては、識別側通信部14は、公知の構造によりBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信規格による近距離無線通信を行う。
(構成−識別情報送信装置−識別側制御部)
識別側制御部15は、識別情報送信装置10を制御する制御手段である。この識別側制御部15は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(後述する移動体端末20の端末側制御部25と情報提供サーバ30のサーバ側制御部33についても同様とする)。この識別側制御部15に対しては識別情報送信装置用プログラムが、任意の記録媒体又はネットワークを介してインストールされることで、識別側制御部15の各部を実質的に構成する。
(構成−移動体端末)
次に、移動体端末20について説明する。図1に示すように、この移動体端末20は、端末側通信部21、入力部22、出力部23、端末側記憶部24、及び端末側制御部25を備える。
(構成−移動体端末−端末側通信部)
端末側通信部21は、識別情報送信装置10から情報を受信すると共に、情報提供サーバ30と通信を行う通信手段である。この端末側通信部21の具体的な構造や通信方法は任意であるが、本実施の形態においては、端末側通信部21は、識別側通信部14との間で、公知の構造によりBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信規格による近距離無線通信を行うと共に、後述するサーバ側通信部31との間で、公知の構造によりインターネットの如きネットワークを介した無線通信を行う。なお、本実施の形態においては、識別側通信部14との間で通信を行う手段とサーバ側通信部31との間で通信を行う手段を端末側通信部21として一括して説明しているが、実際には、これら各手段を別々に構成してもよい。
(構成−移動体端末−入力部)
入力部22は、利用者から移動体端末20に対して情報を入力するための入力手段である。この入力部22の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部22は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種手動入力を受け付ける公知のタッチパネルとして構成されている。このタッチパネルは、透明又は半透明状に形成され、後述する出力部23を構成するディスプレイの前面において当該ディスプレイの表示面と重畳するように設けられている。このタッチパネルとしては、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパネルを使用することができる。
(構成−移動体端末−出力部)
出力部23は、移動体端末20から外部(利用者)に対して情報を出力するための出力手段である。この入力部22の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部23は、ディスプレイ及びスピーカとして構成されている。ディスプレイの具体的な構成は任意であり、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイを使用することができる。スピーカの具体的な構成も任意であり、公知のピエゾフィルムスピーカを使用することができる。
(構成−移動体端末−端末側記憶部)
端末側記憶部24は、移動体端末20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この端末側記憶部24には、移動体端末20を一意に識別するための端末識別情報と、移動体端末20が取得すべき対象情報を設定するための対象情報設定情報とが記憶されている。端末識別情報は、例えば、「IDC0001」のように端末側記憶部24に記憶されている。この端末識別情報は、移動体端末20の製造工場出荷時等に予め端末側記憶部24に記憶される。また、対象情報設定情報は、例えば、対象情報設定情報を設定するための対象情報要求設定テーブル24aにより記憶されている。図9は、この対象情報要求設定テーブル24aの構成例を示す図である。この対象情報要求設定テーブル24aは、項目「対象情報種別情報」と項目「対象情報設定情報」とを含み、これら各項目に対応する情報を関連付けて構成されている。項目「対象情報種別情報」に対応する情報は、対象情報の種別を特定するための情報であり、例えば、対象情報がテーマパークのイベントの開催情報や各アトラクションの混雑情報を含む告知情報であることを示す「告知」、対象情報が商品やサービスの購入割引に利用できるクーポンであることを示す「クーポン」、及び対象情報がテーマパークのキャラクターの画像であることを示す「キャラクター」である。項目「対象情報設定情報」に対応する情報は、移動体端末20において取得すべき対象情報を設定するための情報であり、対象情報を取得することを示す「取得OK」と、対象情報を取得しないことを示す「取得NG」のいずれかである。この対象情報要求設定テーブル24aは、移動体端末20の利用者が入力部22を介した任意の方法で作成して予め端末側記憶部24に記憶させる。
(構成−移動体端末−端末側制御部)
端末側制御部25は、移動体端末20を制御する制御手段である。この端末側制御部25に対しては移動体端末用プログラムが、任意の記録媒体又はネットワークを介してインストールされることで、端末側制御部25の各部を実質的に構成する。この端末側制御部25は、機能概念的に、端末側情報取得部25aを備える。この端末側情報取得部25aは、端末側通信部21にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、情報提供サーバ30から対象情報を取得する端末側情報取得手段である。この端末側情報取得部25aによって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−情報提供サーバ)
次に、情報提供サーバ30について説明する。図2に示すように、この情報提供サーバ30は、サーバ側通信部31、サーバ側記憶部32、及びサーバ側制御部33を備える。
(構成−情報提供サーバ−サーバ側通信部)
サーバ側通信部31は、移動体端末20と通信を行う通信手段である。このサーバ側通信部31の具体的な構造や通信方法は任意であるが、本実施の形態においては、サーバ側通信部31は、端末側通信部21との間で、公知の構造によりインターネットの如きネットワークを介した無線通信を行う。
(構成−情報提供サーバ−サーバ側記憶部)
サーバ側記憶部32は、情報提供サーバ30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。特に、サーバ側記憶部32は、送信装置識別情報と対象情報とを関連付けて記憶する前記サーバ側記憶手段として構成されている。具体的には、これら送信装置識別情報と対象情報とを相互に関連付けて構成されたサーバ側情報テーブル32aがサーバ側記憶部32に格納されている。図10は、サーバ側情報テーブル32aの構成例を示す図である。このサーバ側情報テーブル32aは、項目「場所特定情報」、項目「送信装置識別情報」、項目「発電ユニット識別情報」、項目「対象情報」、項目「対象情報種別情報」、項目「端末識別情報」、及び項目「情報提供日時」を含み、これら各項目に対応する情報を関連付けて構成されている。項目「場所特定情報」は、移動体端末20の場所を特定するための情報であり、本実施の形態においては、移動体端末20が設置された領域R1、R2のいずれかである。項目「送信装置識別情報」に対応する情報と項目「発電ユニット識別情報」に対応する情報は、図8に示した同一項目に対応する情報と同じであり、情報提供サーバ30と通信する全ての識別情報送信装置10に設定された送信装置識別情報及び発電ユニット識別情報である。項目「対象情報」に対応する情報は、移動体端末20に提供する対象情報を一意に特定するための情報であり、例えば、サーバ側記憶部32に記憶されている複数の対象情報のファイル名である。項目「対象情報種別情報」に対応する情報は、図9に示した同一項目に対応する情報と同じである。項目「端末識別情報」に対応する情報は、図1の移動体端末20の端末側記憶部24に記憶される端末識別情報と同じである。項目「情報提供日時」に対応する情報は、移動体端末20に対象情報を提供した日時を特定するための情報であり、例えば、「201402011300」は、2014年02月01日の13時00分に移動体端末20に対象情報を提供したことを示す。これら項目「端末識別情報」に対応する情報と項目「情報提供日時」に対応する情報を含めることで、サーバ側情報テーブル32aに記憶された情報は、対象情報が提供された移動体端末20や日時の履歴を特定するための対象情報提供履歴情報を構成する。場所特定情報、送信装置識別情報、発電ユニット識別情報、対象情報、及び対象情報種別情報の1つの組み合わせに対して、当該組み合わせで特定される識別情報送信装置10から対象情報が送信された数に応じて、端末識別情報と情報提供日時の組み合わせが1つ又は複数対応付けで記憶される。ただし、未だ対象情報が送信されていない場合には、「NULL」が記憶される。このサーバ側情報テーブル32aは、情報提供サーバ30の管理者が任意の方法で作成して予めサーバ側記憶部32に記憶させた後、後述する情報提供処理によって更新等される。
(構成−情報提供サーバ−サーバ側制御部)
サーバ側制御部33は、情報提供サーバ30を制御する制御手段である。このサーバ側制御部33に対しては情報提供サーバ用プログラムが、任意の記録媒体又はネットワークを介してインストールされることで、サーバ側制御部33の各部を実質的に構成する。このサーバ側制御部33は、機能概念的に、サーバ側情報取得部33aを備える。このサーバ側情報取得部33aは、対象情報を取得するサーバ側情報取得手段である。このサーバ側情報取得部33aによって実行される処理の詳細については後述する。
(処理)
次に、このように構成された情報提供システム1によって実行される情報提供処理について説明する。図11、12は情報提供処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この情報提供処理は、例えば、識別情報送信装置10、移動体端末20、及び情報提供サーバ30の各々に電源が投入された後に起動される。
利用者は、移動体端末20を持った状態において、領域R1、R2のいずれかを歩き、これら領域R1、R2のいずれかの床部に設置された識別情報送信装置10の可動板11cの位置方向表示11dを発見した場合、当該位置方向表示11dがある位置において、当該位置方向表示11dが付された可動板11cを踏む。この際、利用者は、位置方向表示11dである矢印によって特定の方向が表示されている場合には、当該特定の方向に移動体端末20をかざした状態(移動体端末20の出力部23を自分に向けたまま、移動体端末20を全体として特定の方向に向けて保持した状態)で可動板11cを踏む。
すると、この可動板11cが利用者の体重に応じた外力を受けて変形し、これに伴って当該変形した可動板11cに対応する位置に配置されている発電ユニット12の圧電素子が変形して電力を発電する。この電力は、図示しない整流部等の公知の電力供給回路を介して識別情報送信装置10の各部に供給される。このように電力の供給を受けた識別側制御部15は、送信条件が充足したか否かを判定する(SA1)。ここで「送信条件」とは、送信装置識別情報を送信する条件である。例えば、送信条件は、利用者によって可動板11cが踏まれたこと(電力が発電されたこと)であってもよく、あるいは、利用者によって可動板11cが踏まれてから(電力が発電されてから)所定時間が経過したことであってもよい。以下では、送信条件が、利用者によって可動板11cが踏まれたこと(電力が発電されたこと)である場合について説明する。ここでは、発電された電力の供給を受けて識別側制御部15が送信条件の充足を判定しており、この際には必ず利用者によって可動板11cが踏まれていることになるため、識別側制御部15は送信条件が充足したと判定する。
送信条件が充足したと判定した場合(SA1、Yes)、識別側制御部15は、識別側記憶部13から送信装置識別情報及び発電ユニット識別情報を取得し(SA2)、当該取得した送信装置識別情報及び発電ユニット識別情報を含む識別信号を所定フォーマットで生成し、当該生成した識別信号を識別側通信部14を介して移動体端末20に無線送信する(SA3)。この送信も、発電ユニット12によって発電した電力によって行われる。この際、送信装置識別情報については、識別側記憶部13の識別側情報テーブル13aから取得する。また、発電ユニット識別情報については、利用者が踏んだ可動板11cに対応する発電ユニット12であって、電力を発電した発電ユニット12に対応する発電ユニット識別情報を識別側記憶部13の識別側情報テーブル13aから取得する。例えば、識別側制御部15は、各発電ユニット12と当該識別側制御部15とを結ぶ電力線路のうち、いずれの電力線路から電力が供給されたのかを公知の方法で識別することで、電力を発電した発電ユニット12を特定し、当該特定した発電ユニット12に対応する発電ユニット識別情報を識別側情報テーブル13aから取得する。
一方、移動体端末20の端末側制御部25は、端末側通信部21を介して識別信号が受信されたか否かを監視しており(SA4)、識別信号が受信された場合には(SA4、Yes)、当該識別信号から送信装置識別情報及び発電ユニット識別情報を取得し(SA5)、端末側記憶部24から自己の端末識別情報を取得する(SA6)。そして、端末側制御部25は、これら取得した送信装置識別情報、発電ユニット識別情報、及び端末識別情報を含む第2識別信号を所定フォーマットで生成し、当該生成した第2識別信号を端末側通信部21を介して情報提供サーバ30に送信する(SA7)。
情報提供サーバ30のサーバ側情報取得部33aは、サーバ側通信部31を介して第2識別信号が受信されたか否かを監視しており(SA8)、識別信号が受信された場合には(SA8、Yes)、当該識別信号から送信装置識別情報、発電ユニット識別情報、及び端末識別情報を取得する(SA9)。そして、サーバ側情報取得部33aは、当該取得した送信装置識別情報及び発電ユニット識別情報に対応する対象情報と対象情報種別情報とをサーバ側記憶部32のサーバ側情報テーブル32aから取得し(SA10)、これら対象情報及び対象情報種別情報を含む情報提供信号を生成し、当該生成した情報提供信号をサーバ側通信部31を介して移動体端末20に送信する(SA11)。すなわち、情報提供信号を移動体端末20にプッシュ配信する。また、サーバ側情報取得部33aは、このように情報提供信号を送信した場合には、SA9で取得した端末識別情報を、当該送信した情報提供信号に含めた対象情報に対応させてサーバ側情報テーブル32aに記憶させることにより、サーバ側情報テーブル32aを更新する(SA12)。
移動体端末20の端末側制御部25は、端末側通信部21を介して情報提供信号が受信されたか否かを監視しており(SA13)、情報提供信号が受信された場合には(SA13、Yes)、当該情報提供信号から対象情報及び対象情報種別情報を取得する(SA14)。そして、端末側制御部25は、当該取得した対象情報種別情報に基づいて、当該取得した対象情報を出力すべきか否かを判定する(SA15)。具体的には、当該取得した対象情報種別情報に対応する対象情報設定情報を端末側記憶部24の対象情報要求設定テーブル24aから取得し、当該取得した対象情報設定情報=取得OKである場合には、対象情報を出力すべきと判定し、当該取得した対象情報設定情報=取得NGである場合には、対象情報を出力すべきではないと判定する。そして、対象情報を出力すべきではないと判定した場合(SA15、No)、端末側制御部25は、SA14において取得した対象情報を出力部23を介して出力させることなく、情報提供処理を終了する。一方、対象情報を出力すべきであると判定した場合(SA15、Yes)、端末側制御部25は、SA14において取得した対象情報を出力部23を介して出力させた後(SA16)、情報提供処理を終了する。以降同様に、利用者によって識別情報送信装置10の可動板11cが踏まれる毎に、SA1〜SA16が繰り返し行われる。
このような情報提供処理を行うことで、移動体端末20には、利用者が可動板11cを踏んだことによって発電された電力を利用して、利用者が可動板11cを踏んだ位置及び方向に基づいて、利用者が移動体端末20の対象情報要求設定テーブル24aに設定した対象情報設定情報に応じて、対象情報の出力が行われる。例えば、利用者が領域R1の識別情報送信装置10において、丸印である位置方向表示11dが付された可動板11cを踏んだ場合には、領域R1で開催されているイベントの開催情報が移動体端末20の出力部23に出力される。あるいは、利用者が領域R1の識別情報送信装置10において、矢印である位置方向表示11dが付された可動板11cを踏んだ場合には、領域R1に設定されているキャラクターの画像が移動体端末20の出力部23に出力される。もしくは、利用者が領域R2の識別情報送信装置10において、矢印である位置方向表示11dが付された可動板11cを踏んだ場合には、領域R2に設定されているキャラクターの画像が移動体端末20の出力部23に出力される。このように、このように出力を行う位置を限定した対象情報を予め情報提供サーバ30に格納しておくことで、出力を行う位置に合致した対象情報を提供することが可能となり、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が向上する。特に、このような対象情報の出力に際しては、公知のAR(Augmented Reality)を適用してもよく、例えば、利用者が移動体端末20に設けられている公知の撮影機能を用いて、矢印である位置方向表示11dにより特定された方向の撮影を行っている状態において当該撮影された画像の中に、キャラクターの画像等を合成して表示するようにしてもよい。
また、例えば、利用者が、位置方向表示11dである矢印によって表示された特定の方向に移動体端末20をかざしている場合、当該移動体端末20をかざしている特定の方向に合致したキャラクターの画像(例えば、利用者が特定の方向を向いた際に見える景色を背景とするキャラクターの画像)が出力部23に出力される。すなわち、このように出力を行う位置及び方向までを限定した対象情報を予め情報提供サーバ30に格納しておくことで、出力を行う位置及び方向に合致した対象情報を提供することが可能となり、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
さらに、利用者が、対象情報がクーポンである場合にのみ取得し、他の対象情報は取得したくない場合には、対象情報要求設定テーブル24aの対象情報設定情報を自己の希望に合わせて設定しておけばよく、この場合には、可動板11cを踏むことによって情報提供サーバ30から取得された対象情報が、クーポンである場合にのみ、移動体端末20から出力される。すなわち、このように利用者が出力したい対象情報の種別を設定することにより、自己が対象情報を介して受けたいサービスを選択することが可能になり、不要なサービスまで受けなければならない場合の煩わしさを解消することが可能になるので、利用者の利便性を一層向上させることが可能になる。
また、情報提供サーバ30には、対象情報を送信した際に端末識別情報と情報提供日時が蓄積されるので、どの場所でどのような対象情報を送信したのかを特定することが可能となり、例えば、同一の端末識別情報に対する対象情報の送信状況をトラッキングすることで、利用者の行動履歴を特定することや、利用者の嗜好を解析することが可能になる。
(効果)
このように本実施の形態によれば、対象情報を移動体端末20の出力手段を介して出力することで、特定の場所に固定した装置から出力する場合に比べて、対象情報を出力できる範囲の自由度を向上させることが可能となる。また、識別情報送信装置10の発電手段にて発電された電力を用いて識別情報送信装置10から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置10を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。これらのことから、全体として、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度を向上させることが可能となる。
また、識別情報送信装置10の位置に応じた対象情報を出力することで、同一の移動体端末20に対して位置に応じて異なる対象情報を出力することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
また、発電ユニット12が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に識別信号を送信するので、特定の発電ユニット12を押圧等したことをトリガーとして対象情報を出力することができ、発電手段の位置と対象情報を出力する位置とを相互に一層確実に対応付けることが可能になるので、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
また、人が発電ユニット12を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって発電を行った場合に識別信号を送信するので、人が発電ユニット12を踏んだことをトリガーとして対象情報を出力することができ、人が発電手段を意識的に操作することなく対象情報を出力することができ、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
また、送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて対象情報を取得して出力することで、識別情報送信装置10が複数の発電ユニット12を備える場合であっても、発電を行った発電手段に応じて異なる対象情報を出力することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
また、対象情報設定情報にて特定された対象情報のみを出力部23から出力するので、利用者は自己が希望する種類の対象情報のみを出力部23から出力させることが可能になる等、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
また、移動体端末20から対象情報を取得するので、情報提供サーバ30を用いることなく情報提供を行うことが可能になり、情報提供システムを簡易に構成することが可能になる。
また、情報提供サーバ30から対象情報を取得するので、複数の移動体端末20の各々に膨大なデータ量の対象情報を記憶させておく必要がなくなり、移動体端末20の記憶容量や処理負荷を低減することが可能になる。
また、識別情報送信装置10の発電ユニット12にて発電された電力を用いて識別情報送信装置10から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置10を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、従来のシステムによりも、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度が向上していない場合であっても、従来と同様の情報提供を従来とは異なるシステムによって実施できている場合には、本願の課題が解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。例えば、情報提供サーバ30を複数の装置に分散して構成してもよい。また、各部を分散する場合において、これら各部の相互間の連携は、有線と無線のいずれか一方又は両方により行うことができる。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(利用分野)
上記実施の形態では、テーマパークの利用者に対象情報を提供する場合について説明したが、その他の種々の分野で情報提供システムを活用することができる。例えば、美術館や博物館において、観覧者の移動体端末20に、展示品の説明や鑑賞経路の案内を対象情報として送信してもよい。あるいは、店舗において、買い物客の移動体端末20に、商品やサービスの説明やクーポンを対象情報として送信してもよい。あるいは、利用者が特定の場所に移動したことを証明するための証拠システムとして利用することもできる。例えば、オフィス等の警備担当者が、所定の警備エリアに移動する毎に識別情報送信装置10で発電して識別信号を送信し、その履歴が情報提供サーバ30に蓄積されることで、警備担当者が当該警備エリアに移動したことの証拠を残すことが可能になる監視システムや警備システムを構築することができる。同様に、マラソンランナーが、所定のチェックポイントを通過する毎に識別情報送信装置10で発電して識別信号を送信したり、登山者が、特定の山の山頂等に到達した際に識別情報送信装置10で発電して識別信号を送信したりすることで、これらマラソンランナーや登山者の移動履歴を証拠として残すことが可能になる。
(対象情報について)
上記実施の形態では、移動体端末20が対象情報を出力部23から出力する場合について説明したが、対象情報を出力する場合に限定されず、対象情報を他の形態で利用してもよい。例えば、対象情報が、移動体端末20にインストールされるプログラムである場合には、このプログラムを移動体端末20にインストールして実行することで、当該プログラムの内容に応じた機能を実現することが可能になる。あるいは、対象情報が、移動体端末20にインストールされたプログラムを制御するための制御コマンドや制御パラメータである場合には、これらの制御コマンドや制御パラメータによってプログラムを制御することで、当該制御コマンドや制御パラメータの内容に応じた機能を実現することが可能になる。例えば、ワイヤレスリモコンとして構成された識別情報送信装置10を利用者が操作した場合に、この利用者が持っている移動体端末20のカメラのシャッターを自動的に動作させて、写真や動画を撮影するようにしてもよい。このように対象情報が、プログラム、制御コマンド、あるいは制御パラメータである場合には、移動体端末20の端末側記憶部24に記憶させた対象情報要求設定テーブル24aに、これらプログラム、制御コマンド、あるいは制御パラメータによる制御内容を特定するための対象情報設定情報を記憶させておき、対象情報設定情報に応じて制御内容を決定してもよい。例えば、上記カメラの例において、写真と動画のいずれを撮影するのかを特定するための対象情報設定情報を記憶させておき、対象情報設定情報に応じて写真又は動画を撮影するようにしてもよい。
(対象情報設定情報について)
上記実施の形態では、対象情報設定情報に基づいて対象情報を出力するか否かを判定する場合について説明したが、対象情報設定情報に基づいて対象情報を利用するか否かを判定できればよく、例えば、対象情報を出力するか否かの判定に代えて、対象情報を取得するか否かを判定してもよい。具体的には、移動体端末20から情報提供サーバ30に送信する第2識別信号に対象情報設定情報を含めて送信し、情報提供サーバ30のサーバ側制御部33が、この対象情報設定情報に基づいて、対象情報を移動体端末20に送信すべきか否かを判定し、送信すべきと判定した場合にのみ対象情報を送信するようにすることで、移動体端末20は、特定の対象情報のみを情報提供サーバ30から取得し、他の対象情報については情報提供サーバ30から取得しないようにすることができる。
(識別情報送信装置について)
上記実施の形態では、識別情報送信装置10の発電ユニット12は、外部からの力を利用して電力を発生させる装置であると説明したが、これに限られない。例えば、発電ユニット12は、振動により発電素子を変形させる振動発電装置、太陽光や人工光を利用して電力を発生させる太陽電池を備えた公知の太陽光発電装置、風力を利用した公知の風力発電装置であってもよく、水力や波力を利用した公知の水力発電装置、ペルチェ素子等を用いて温度差により発電を行う公知の温度差発電装置、電波により発電を行う公知の電波発電装置、音のエネルギーにより圧電素子等を振動させて発電を行う公知の音力発電装置等、任意の環境エネルギー利用型の発電装置を用いることができる。また、発電ユニット12を、外部からの力を利用して電力を発生させる装置とする場合であっても、識別情報送信装置10は床に設置するものに限定することなく、例えば、壁に設定した識別情報送信装置10の可動板11cを利用者が手や指で押圧することで発電を行うようにしてもよく、あるいは、床や壁に固定されていない非固定式の識別情報送信装置10を利用者が操作することで発電を行うようにしてもよい。このような非固定式の識別情報送信装置10としては、例えば、発電ユニット12の電力により駆動するワイヤレスリモコンが該当する。あるいは、非固定式の識別情報送信装置10としては、例えば、ハンドルを介してフライホイールを回転させる装置であって、ハンドルを時計回りと反時計回りのいずれに回転させても公知の遊星ギア等を介してフライホイールを同一方向に回転させる装置であり、ハンドルから手を放してもフライホイールが継続して回転する際の回転力によってダイナモ等により発電を行う手回し式回転型発電装置が該当する。
上記実施の形態では、領域R1、R2の各々に1台の識別情報送信装置10を設けているが、複数の識別情報送信装置10を設けてもよく、あるいは、識別情報送信装置10を設けない領域があってもよい。また、上記実施の形態では、1台の識別情報送信装置10に複数の可動板11cと複数の発電ユニット12を設けているが、1枚の可動板11cと1つの発電ユニット12のみを有する識別情報送信装置10を複数台並設してもよく、この場合には、発電ユニット識別情報を省略してもよい。また、特定の位置や方向を指定する必要が無い場合には、位置表示を省略してもよい。また、上記実施の形態では、発電ユニット12の発電素子を可動板11cを介して間接的に踏む構造について説明したが、可動板11c以外の部材(例えばマットレス)を介して間接的に踏む構造としたり、可動板11cを介することなく発電素子を直接踏める構造としたりしてもよい。
上記実施の形態では、発電ユニット12は、振動板の両面に圧電素子を設けるバイモルフ型の発電ユニット12として説明したが、振動板のいずれか一方の側面のみに圧電素子を設けるユニモルフ型の発電ユニット12であってもよい。また、圧電素子を保護等するために、圧電素子の全体又は一部を覆うための樹脂(ピエソフィルム等)をさらに備えてもよい。あるいは、例えば、振動板を省略してもよい。
(移動体端末20について)
上記実施の形態では、情報提供サーバ30から対象情報を移動体端末20に提供する場合について説明したが、移動体端末20に対象情報を記憶させておき、移動体端末20から対象情報を取得するようにしてもよい。例えば、移動体端末20の端末側記憶部24には、送信装置識別情報と対象情報とを関連付けて記憶させておく。具体的には、例えば、サーバ側情報テーブル32aと同様のテーブルを予め記憶させておく。そして、端末側制御部25の端末側情報取得部25aは、端末側通信部21にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に対応する対象情報を端末側記憶部24のテーブルから取得し、当該取得した対象情報を出力部23を介して出力する。また、端末側情報取得部25aは、対象情報を取得した日時を端末側記憶部24のテーブルに記憶させることで当該テーブルを更新する。このように移動体端末20から対象情報を取得する場合には、情報提供サーバ30を省略することが可能となり、例えば、情報提供サーバ30と通信を行うことが困難な環境(地下等)においても、対象情報を提供することが可能になる。あるいは、情報提供サーバ30と移動体端末20との両方から対象情報を取得するようにしてもよく、この場合には、例えば、比較的データ量が小さい対象情報(例えば告知情報等のテキスト情報)については移動体端末20から取得し、比較的データ量が大きい対象情報(例えば動画情報)については情報提供サーバ30から取得するようにしてもよい。このように情報提供サーバ30と移動体端末20との両方から対象情報を取得するためには、例えば、本変形例において上述したように移動体端末20からの対象情報の取得を行い、取得できなかった場合には、対象情報が情報提供サーバ30に記憶されているものとして、上記実施の形態で説明したように報提供サーバからの対象情報の取得を行うようにすればよい。
(情報提供サーバについて)
上記実施の形態では、情報提供サーバ30に対象情報を記憶させておく場合について説明したが、情報提供サーバ30は、必要に応じて対象情報を外部から取得して移動体端末20に送信するものであってもよい。
(付記)
付記1に記載の情報提供システムは、識別情報送信装置と移動体端末とを備える情報提示システムであって、前記識別情報送信装置は、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて送信する識別側通信手段とを備え、前記移動体端末は、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段から送信された識別信号を受信する端末側通信手段と、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、当該移動体端末が備える端末側記憶手段又は当該移動体端末と通信可能に接続された情報提供サーバから対象情報を取得する端末側情報取得手段とを備える。
また、付記2に記載の情報提供システムは、付記1に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末は、前記端末側情報取得手段にて取得した対象情報を当該移動体端末の外部に出力する出力手段を備える。
また、付記3に記載の情報提供システムは、付記1又は2に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、前記識別情報送信装置の位置を特定し、当該特定した位置に応じた対象情報を取得する。
また、付記4に記載の情報提供システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置の前記発電手段は、外部からの圧力を受けて発電を行う受圧型発電手段であり、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記発電手段が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に、前記送信条件が充足したと判定して前記識別信号を送信する。
また、付記5に記載の情報提供システムは、付記4に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置の前記発電手段は、人が前記発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって当該発電手段が発電を行う床型発電手段である。
また、付記6に記載の情報提供システムは、付記1から5のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記識別情報送信装置は、前記発電手段を複数備え、前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記複数の発電手段のうち、発電を行った前記発電手段を識別する発電手段識別情報を前記識別信号に含めて送信し、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて前記対象情報を取得する。
また、付記7に記載の情報提供システムは、付記1から6のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末には、当該移動体端末が取得すべき対象情報又は当該移動体端末が取得した対象情報に基づく制御内容を特定するための対象情報設定情報が設定されており、当該対象情報設定情報に基づいて対象情報の取得又は取得した対象情報に基づく制御を行う。
また、付記8に記載の情報提供システムは、付記1から7のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末は、前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記端末側記憶手段を備え、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記端末側記憶手段から取得する。
また、付記9に記載の情報提供システムは、付記1から7のいずれか一項に記載の情報提示システムにおいて、前記移動体端末と通信可能に接続された前記情報提供サーバを備え、前記情報提供サーバは、前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記サーバ側記憶手段と、前記移動体端末と無線通信を行うサーバ側通信手段と、前記対象情報を取得するサーバ側情報取得手段とを備え、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記識別情報送信装置から送信され前記端末側通信手段にて受信された識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報を含む第2識別信号を前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバに送信し、前記情報提供サーバの前記サーバ側情報取得手段は、前記移動体端末から送信され前記サーバ側通信手段にて受信された第2識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記サーバ側記憶手段から取得し、当該取得した前記対象情報を前記サーバ側通信手段を介して前記移動体端末に送信し、前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバから前記対象情報を受信することにより、前記情報提供サーバから前記対象情報を取得する。
また、付記10に記載の識別情報送信装置は、移動体端末に対して情報を提示する情報提示システムを構成する識別情報送信装置であって、環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて前記移動体端末に送信する識別側通信手段とを備える。
(付記の効果)
付記1に記載の情報提供システムによれば、対象情報を移動体端末が取得することで、特定の場所に固定した装置が取得して出力等する場合に比べて、対象情報を取得できる範囲の自由度を向上させることが可能となる。また、識別情報送信装置の発電手段にて発電された電力を用いて識別情報送信装置から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。これらのことから、全体として、利用者に対して情報提示を行うことができる範囲の自由度を向上させることが可能となる。
付記2に記載の情報提供システムによれば、対象情報を移動体端末が出力することで、対象情報を出力できる範囲の自由度を向上させることが可能となる。
付記3に記載の情報提供システムによれば、識別情報送信装置の位置に応じた対象情報を取得することで、同一の移動体端末に対して位置に応じて異なる対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
付記4に記載の情報提供システムによれば、発電手段が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に識別信号を送信するので、特定の発電手段を押圧等したことをトリガーとして対象情報を取得することができ、発電手段の位置と対象情報を取得する位置とを相互に一層確実に対応付けることが可能になるので、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
付記5に記載の情報提供システムによれば、人が発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって発電を行った場合に識別信号を送信するので、人が発電手段を踏んだことをトリガーとして対象情報を出力することができ、人が発電手段を意識的に操作することなく対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
付記6に記載の情報提供システムによれば、送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて対象情報を取得することで、識別情報送信装置が複数の発電手段を備える場合であっても、発電を行った発電手段に応じて異なる対象情報を取得することができ、利用者にとっての対象情報の現実感や利便性が一層向上する。
付記7に記載の情報提供システムによれば、対象情報設定情報にて特定された対象情報のみを取得したり、対象情報設定情報にて特定された制御内容による制御のみを行うので、利用者は自己が希望する種類の対象情報のみを取得したり、利用者は自己が希望するサービスのみを受けることが可能になる等、利用者にとっての対象情報の利便性が一層向上する。
付記8に記載の情報提供システムによれば、移動体端末から対象情報を取得するので、情報提供サーバを用いることなく情報提供を行うことが可能になり、情報提供システムを簡易に構成することが可能になる。
付記9に記載の情報提供システムによれば、情報提供サーバから対象情報を取得するので、複数の移動体端末の各々に膨大なデータ量の対象情報を記憶させておく必要がなくなり、移動体端末の記憶容量や処理負荷を低減することが可能になる。
付記10に記載の識別情報送信装置によれば、識別情報送信装置の発電手段にて発電された電力を用いて識別情報送信装置から識別信号を送信することにより、識別情報送信装置を商用電源や電池にて駆動する場合に比べて、識別信号を送信する範囲の自由度を向上させることが可能となる。
1 情報提供システム
10 識別情報送信装置
11 筐体
11a 固定板
11b 支持板
11c 可動板
11d 位置方向表示
12 発電ユニット
12a 発電モジュール
12b 発電体
12c 振動板
12d 圧電素子
12e 周辺スペーサ
12f 中心スペーサ
13 識別側記憶部
13a 識別側情報テーブル
14 識別側通信部
15 識別側制御部
20 移動体端末
21 端末側通信部
22 入力部
23 出力部
24 端末側記憶部
24a 対象情報要求設定テーブル
25 端末側制御部
25a 端末側情報取得部
30 情報提供サーバ
31 サーバ側通信部
32 サーバ側記憶部
32a サーバ側情報テーブル
33 サーバ側制御部
33a サーバ側情報取得部
R1、R2 領域

Claims (10)

  1. 識別情報送信装置と移動体端末とを備える情報提示システムであって、
    前記識別情報送信装置は、
    環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、
    当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、
    前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて送信する識別側通信手段とを備え、
    前記移動体端末は、
    前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段から送信された識別信号を受信する端末側通信手段と、
    前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、当該移動体端末が備える端末側記憶手段又は当該移動体端末と通信可能に接続された情報提供サーバから対象情報を取得する端末側情報取得手段とを備える、
    情報提示システム。
  2. 前記移動体端末は、前記端末側情報取得手段にて取得した対象情報を当該移動体端末の外部に出力する出力手段を備える、
    請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に基づいて、前記識別情報送信装置の位置を特定し、当該特定した位置に応じた対象情報を取得する、
    請求項1又は2に記載の情報提示システム。
  4. 前記識別情報送信装置の前記発電手段は、外部からの圧力を受けて発電を行う受圧型発電手段であり、
    前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記発電手段が外部からの圧力を受けて発電を行った場合に、前記送信条件が充足したと判定して前記識別信号を送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  5. 前記識別情報送信装置の前記発電手段は、人が前記発電手段を直接的又は間接的に踏んだ際の圧力によって当該発電手段が発電を行う床型発電手段である、
    請求項4に記載の情報提示システム。
  6. 前記識別情報送信装置は、前記発電手段を複数備え、
    前記識別情報送信装置の前記識別側通信手段は、前記複数の発電手段のうち、発電を行った前記発電手段を識別する発電手段識別情報を前記識別信号に含めて送信し、
    前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報及び発電手段識別情報に基づいて前記対象情報を取得する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  7. 前記移動体端末には、当該移動体端末で利用する対象情報又は当該移動体端末が取得した対象情報に基づく制御内容を特定するための対象情報設定情報が設定されており、当該対象情報設定情報に基づいて対象情報の取得又は取得した対象情報に基づく制御を行う、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  8. 前記移動体端末は、
    前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記端末側記憶手段を備え、
    前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段にて受信された識別信号に含まれる送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記端末側記憶手段から取得する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  9. 前記移動体端末と通信可能に接続された前記情報提供サーバを備え、
    前記情報提供サーバは、
    前記送信装置識別情報と前記対象情報とを関連付けて記憶する前記サーバ側記憶手段と、
    前記移動体端末と無線通信を行うサーバ側通信手段と、
    前記対象情報を取得するサーバ側情報取得手段とを備え、
    前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記識別情報送信装置から送信され前記端末側通信手段にて受信された識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報を含む第2識別信号を前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバに送信し、
    前記情報提供サーバの前記サーバ側情報取得手段は、前記移動体端末から送信され前記サーバ側通信手段にて受信された第2識別信号から送信装置識別情報を取得し、当該取得した送信装置識別情報に対応する前記対象情報を前記サーバ側記憶手段から取得し、当該取得した前記対象情報を前記サーバ側通信手段を介して前記移動体端末に送信し、
    前記移動体端末の前記端末側情報取得手段は、前記端末側通信手段を介して前記情報提供サーバから前記対象情報を受信することにより、前記情報提供サーバから前記対象情報を取得する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提示システム。
  10. 移動体端末に対して情報を提示する情報提示システムを構成する識別情報送信装置であって、
    環境エネルギーを利用して電力を発電する発電手段と、
    当該識別情報送信装置を一意に識別するための送信装置識別情報を記憶する識別側記憶手段と、
    前記発電手段にて発電された電力を用いて、送信条件が充足した際に、前記識別側記憶手段にて記憶された送信装置識別情報を含む識別信号を無線にて前記移動体端末に送信する識別側通信手段と、
    を備える識別情報送信装置。
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