JP2015186894A - 液体吸引装置および液体吐出装置 - Google Patents

液体吸引装置および液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タンクに流入した液体の液量を正確に測定することができる液体吸引装置および液体吐出装置を提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド15のノズル面を覆うキャップ34を介して、液体吐出ヘッド15のノズルから吸引された液体が流入するタンク38と、タンク内38の液面の上部空間を負圧にする吸引部39と、キャップ34と上部空間とを接続する可撓性の接続管41と、上部空間と吸引部39とを接続する可撓性の吸引管42と、タンク38が載置され、タンク38から受ける荷重を測定する荷重測定部45と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体吐出ヘッドのノズルから液体を吸引する液体吸引装置および液体吐出装置に関するものである。
従来、印字ヘッドの吐出口を覆うキャップを介して、印字ヘッドの吐出口から吸引されたインクが流入するサブタンクと、キャップとサブタンクとを接続する流路に設けられた吸引ポンプと、サブタンクに貯留された廃インク量を測定する廃インク計量センサーと、を備えた吸引回復装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−61756号公報
従来の吸引回復装置では、廃インク計量センサーの具体的構成については、明らかにされていなかった。
本発明は、タンクに流入した液体の液量を正確に測定することができる液体吸引装置および液体吐出装置を提供することを課題としている。
本発明の液体吸引装置は、液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、キャップと上部空間とを接続する可撓性の接続管と、上部空間と吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、タンクが載置され、タンクから受ける荷重を測定する荷重測定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップと、キャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、キャップと上部空間とを接続する可撓性の接続管と、上部空間と吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、タンクが載置され、タンクから受ける荷重を測定する荷重測定部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体吸引装置が、可撓性の接続管および吸引管を備えたことで、タンクに流入した液体の液量の変化に伴い、タンクが高さ方向に変位した場合にも、その変位分が、接続管や吸引管の撓みにより吸収されるため、接続管や吸引管に張力が生じることが抑制される。これにより、タンクに流入した液体の液量の変化に応じた分、荷重測定部に掛かる重量が変化する。したがって、タンクに流入した液体の液量を正確に測定することができる。
本発明の液体吸引装置は、液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、キャップと上部空間とを接続する可撓性の接続管と、上部空間と吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、タンクを支持し、タンクから受ける荷重により弾性変形する弾性体と、タンクの高さ位置を検出するセンサーと、を備えたことを特徴とする。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップと、キャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、キャップと上部空間とを接続する可撓性の接続管と、上部空間と吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、タンクを支持し、タンクから受ける荷重により弾性変形する弾性体と、タンクの高さ位置を検出するセンサーと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体吸引装置が、可撓性の接続管および吸引管を備えたことで、タンクに流入した液体の液量の変化に伴い、タンクが高さ方向に変位した場合にも、その変位分が、接続管や吸引管の撓みにより吸収されるため、接続管や吸引管に張力が生じることが抑制される。これにより、タンクに流入した液体の液量の変化に応じた分、弾性体に掛かる重量が変化するため、液体の液量の変化に応じた分、弾性体が弾性変形し、タンクの高さ位置が変化する。したがって、タンクに流入した液体の液量を正確に測定することができる。
この場合、接続管および吸引管は、弧状に配管されていることが好ましい。
この場合、吸引部は、エジェクターであることが好ましい。
この場合、タンク内に貯留した液体を廃液する廃液管を、さらに備え、廃液管には、開閉弁が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、タンクに貯留された液体を開閉弁の開閉により排出することができる。
この場合、液体吐出ヘッドのノズル面をワイピングするワイピング部を、さらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、液体吸引装置により液体吐出ヘッドのノズルから液体が吸引され、ノズル面に液体が付着した場合にも、液体吐出ヘッドのノズル面をワイピングして液体を除去することで、ノズルに、メニスカスを良好に形成することができる。
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の斜視図である。 液体吐出装置の平面図である。 液体吐出装置における複数の液体吐出ヘッドで構成されたヘッドユニットを表した平面図である。 液体吐出ヘッドの外観斜視図である。 メンテナンスエリアおよび液体吸引部を示した図である。 液体吸引部の構成図である。 液体吸引部の変形例の構成図であり、(a)は、タンク内の液体の液量が所定の量に達していない場合を示しており、(b)は、タンク内の液体の液量が所定の量に達した場合を示している。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る液体吸引装置を用いた液体吐出装置について説明する。この液体吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれており、例えば、特殊なインクや発光性の樹脂液である機能液を導入した液体吐出ヘッドを用い、液晶表示装置のカラーフィルターや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1および図2に示すように、液体吐出装置1は、石定盤に支持されたX軸支持ベース2上に配設され、主走査方向となるX軸方向に延在して、ワークWをX軸方向に移動させるX軸テーブル3と、複数本の支柱6を介してX軸テーブル3を跨ぐように架け渡された1対のY軸支持ベース4上に配設され、副走査方向となるY軸方向に延在するY軸テーブル5と、複数の液体吐出ヘッド15(図3参照)が搭載され、Y軸テーブル5に吊設された10個のキャリッジユニット7から成るキャリッジ部8と、本液体吐出装置1の各部を、温度および湿度が管理された雰囲気内に収容するチャンバー9と、チャンバー9を貫通して、チャンバー9の外部から内部の液体吐出ヘッド15に液体を供給する6組の液体供給器(図示省略)を有した液体供給部10と、液体吐出ヘッド15の保守に供して、液体吐出ヘッド15の機能維持、機能回復を図るメンテナンス部11と、を備えている。液体吐出装置1は、X軸テーブル3およびY軸テーブル5の駆動と同期して液体吐出ヘッド15を吐出駆動させることにより、液体供給部10から供給された6色の液体を吐出させ、ワークWに所定の描画パターンを描画する。
X軸テーブル3は、ワークWをセットするセットテーブル12を有している。X軸テーブル3は、セットテーブル12をX軸方向にスライド自在に支持するスライダー(図示省略)を介して、X軸リニアモーター(図示省略)により、ワークWをX軸方向に移動させる。
Y軸テーブル5は、10個の各キャリッジユニット7をそれぞれ吊設した10個のブリッジプレート13と、10個のブリッジプレート13を両持ちで支持する10組のY軸スライダー(図示省略)と、上記した一対のY軸支持ベース4上に設置され、10組のY軸スライダーを介してブリッジプレート13をY軸方向に移動させる一対のY軸リニアモーター(図示省略)と、を備えている。また、Y軸テーブル5は、各キャリッジユニット7を介して描画時に液体吐出ヘッド15を副走査するほか、液体吐出ヘッド15をメンテナンス部11に臨ませる。
一対のY軸リニアモーターを駆動すると、各Y軸スライダーが一対のY軸支持ベース4を案内にして同時にY軸方向に平行移動する。これにより、ブリッジプレート13がY軸方向を移動し、これと共にキャリッジユニット7がY軸方向を移動する。また、Y軸テーブル5の両脇には、これに平行にケーブル坦持体14が配設されている。両ケーブル坦持体14は、一端がY軸支持ベース4に固定されると共に他端が各ブリッジプレート13の1つに固定されている。このケーブル坦持体14には、各キャリッジユニット7用のケーブル類、エアーチューブ類および液体流路等が収容されている。
キャリッジ部8は、10個のキャリッジユニット7で構成されている。各キャリッジユニット7は、R・G・B・C・M・Yの6色各2個(計12個)の液体吐出ヘッド15と、12個の液体吐出ヘッド15を6個ずつ2群に分けて支持するヘッドプレート16と、ヘッドプレート16を上下動させるヘッドプレート駆動部(図示省略)と、を備えている(図3参照)。また、各キャリッジユニット7は、その上部にサブタンク17が配設されており(実際には、ブリッジプレート13上に配設)、このサブタンク17から自然水頭を利用し、且つ、後述する吸引部39により各液体吐出ヘッド15に液体が供給されるようになっている(図6参照)。
図4に示すように、液体吐出ヘッド15は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針18を有する液体導入部19と、液体導入部19に連なる2連のヘッド基板20と、液体導入部19の下方に連なり、内部に液体で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体21と、を備えている。接続針18は、液体供給部10に接続され、液体導入部19に液体を供給する。ヘッド本体21は、キャビティ25(ピエゾ圧電素子)と、多数のノズル22が開口したノズル面23を有するノズルプレート24と、で構成されている。液体吐出ヘッド15を吐出駆動すると(ピエゾ圧電素子に電圧が印加され)、キャビティ25のポンプ作用により、ノズル22から液体が吐出される。なお、ノズル面23には、多数のノズル22からなる2つのノズル列22bが相互に平行に形成されている。そして、2つのノズル列22b同士は、相互に半ノズルピッチ分位置ずれしている。
ヘッドプレート16は、図示しないヘッドプレート駆動部により、上下動する。これにより、後述するキャップユニット35に対し、ヘッドプレート16に支持されている液体吐出ヘッド15が離接する。なお、ヘッドプレート16の上下動の移動幅は、例えば、吸引用の密接位置と、フラッシング用の離間位置との間である。
チャンバー9は、内部温度および湿度を一定に保つように構成されている。すなわち、液体吐出装置1によるワークWへの描画は、温度および湿度が一定値に管理された雰囲気中で行われる。そして、チャンバー9の側壁の一部には、メインタンク26等を収納するためのタンクキャビネット27が設けられている。
液体供給部10は、R・G・B・C・M・Y6色に対応した6組の液体供給器(図示省略)を備えており、6組の液体供給器は、それぞれR・G・B・C・M・Y6色に対応した液体吐出ヘッド15に接続されており、これにより、各色の液体吐出ヘッド15には対応する色の液体が供給される。
メンテナンス部11は、フラッシングユニット28と、ワイピングユニット29と、吐出性能検査ユニット30と、キャッピング部31と、液体吸引部40と、を備えている。なお、メンテナンス部11を構成する各ユニットのうち、フラッシングユニット28および吐出性能検査ユニット30は、X軸テーブル3に搭載され、キャッピング部31およびワイピングユニット29は、X軸テーブル3から直角に延び、かつY軸テーブル5によりキャリッジユニット7が移動可能である位置に配設された架台上に配設されている。
フラッシングユニット28は、描画前フラッシング機構(図示省略)と、定期フラッシング機構(図示省略)と、から成り、液体吐出ヘッド15の吐出直前や、ワークWの載換え時等の描画処理休止時に行われる、液体吐出ヘッド15の捨て吐出(フラッシング)を受ける。
吐出性能検査ユニット30は、液体を受ける検査シートを搭載したステージ(図示省略)と、液体吐出ヘッド15から吐出された液体を画像認識するカメラ(図示省略)と、から成り、液体吐出ヘッド15の吐出性能(吐出の有無および飛行曲り)を検査する。
ワイピングユニット29は、ワイピングシートを有し、吸引部39により液体を吸引することで、ノズル22からノズル面23に漏れ出た液体を拭取る。これにより、液体吐出ヘッド15のノズル22にメニスカスを良好に形成することができる。
なお、ワイピングユニット29は、特許請求の範囲における「ワイピング部」の一例である。
キャッピング部31および液体吸引部40は、液体吐出ヘッド15に対し、吸引処理およびキャッピングを行うためのものである。すなわち、液体吐出ヘッド15を交換等した際、液体吐出ヘッド15に液体を初期充填するための吸引処理が行われる。また、稼働中に、いずれかの液体吐出ヘッド15に吐出不良が検出されると、該当の液体吐出ヘッド15がキャップユニット35上に移動し、液体吐出ヘッド15に対して吸引処理が行なわれる。なお、吸引処理の後、キャリッジユニット7単位でノズル面23のワイピング処理が行なわれ、10台のキャリッジユニット7は順次、X軸テーブル3上の描画エリアに移動する。液体吐出装置1の稼動停止時には、Y軸テーブル5により10個のキャリッジユニット7がキャッピング部31(10台のキャップユニット35)の位置まで移動し、全液体吐出ヘッド15に対し、キャッピングが行われる。
図5に示すように、キャッピング部31は、10台のキャリッジユニット7に対応した10台のキャップユニット35と、各キャップユニット35に連なる10個の吸引流路系32と、10個の吸引流路系32が合流する合流器33と、を備えている。
各キャップユニット35は、12個のヘッドキャップ34を備えている。各ヘッドキャップ34は、各液体吐出ヘッド15のノズル面23をキャッピングする。12個のヘッドキャップ34は、12個の液体吐出ヘッド15と同じ並びで且つ同じ傾き姿勢で、キャッププレートに搭載されている。なお、図5においては、図示簡略化のため、液体吐出ヘッド15およびヘッドキャップ34を1個ずつ示している。
吸引流路系32は、液体吸引部40により、ヘッドキャップ34を介して、液体吐出ヘッド15から吸引した液体が流入する流路である。各吸引流路系32は、上流側が分岐して12個のヘッドキャップ34に連なり、下流側が合流器33に連なっている。また、各吸引流路系32には、ヘッドプレート16への接続を個別に開閉するための個別バルブ37が設けられている。これにより、個別バルブ37が開閉することで、各ヘッドプレート16を介して、キャリッジユニット7別に吸引処理が行なえるようになっている。
合流器33は、上端を円板状の蓋体により閉塞されたロート状に形成された円盤状マニホールドで構成されている。10本の吸引流路系32の下流端は、円盤状マニホールドの周方向に均等配置するように、蓋体に接続されている。
液体吸引部40は、各液体吐出ヘッド15のノズル22から吸引された液体が流入するタンク38と、タンク38内の液面の上部空間を負圧にする4つのエジェクター46と、合流器33とタンク38内の上部空間とを接続する接続管41と、タンク38内の上部空間と吸引部39とを接続する4本の吸引管42と、タンク38から受ける荷重を測定する荷重測定部45と、負圧状態のタンク38内の上部空間を大気圧にするための大気開放管43と、タンク38に貯留された液体を、図示しない廃液タンクに廃液する廃液管44と、を備えている。
タンク38は、いわゆる密閉タンクであり、120機の液体吐出ヘッド15からの廃液に耐えうる大きさであり、例えば、高さが5mから6m程度のものである。
図6に示すように、4つのエジェクター46は、タンク38内の液面の上部空間を負圧にすることで、後述する接続管41を介して、各液体吐出ヘッド15のノズル22から液体を吸引してタンク38内に液体を流入させる。
接続管41は、ヘッドキャップ34を介して各液体吐出ヘッド15のノズル22から吸引された液体を、タンク38へ流入させる。また、接続管41は、樹脂製の可撓性の管であり、弧状に配管され、撓みを為してタンク38の上面に接続されている。また、本実施形態においては、1本の接続管41が合流器33を介して、複数(10本)の吸引流路系32と繋がっているが、合流器33を介さずに接続管41が吸引流路系32に直接接続されるものであってもよい。
吸引管42は、樹脂製の可撓性の管であり、弧状に配管され、撓みを為してタンク38の上面に接続されている。また、吸引管42には、エジェクター46との間に吸引弁49が設けられている。なお、液体吐出ヘッド15から液体を吸引するのに必要な負圧が得られるのであれば、吸引管42およびエジェクター46は、任意の個数を用いることができる。
荷重測定部45は、ロードセル47で構成されている。ロードセル47は、タンク38から受ける荷重を測定する。これにより、タンク38内に貯留された液体の液量を測定する。なお、ロードセル47は、測定結果を図示しない制御部に出力する。
大気開放管43には、大気開放弁48が設けられており、大気開放弁48が開放されることで、負圧状態になっているタンク38の上部空間が大気圧になる。なお、大気開放管43は、樹脂製の可撓性の管であり、弧状に配管され、撓みを為してタンク38の上面に接続されている。
廃液管44には、開閉弁50が設けられている。廃液管44は、タンク38の底面から開閉弁50を介して図示しない廃液タンクに接続されており、タンク38に貯留している液体を廃液タンクに廃液する。
制御部は、タンク38内部の液体の液量が所定の量に達すると、廃液管44に設けられた開閉弁50を開放すると共に、大気開放弁48を開放する。また、吸引流路系32の個別バルブ37をすべて閉塞する。これにより、タンク38に貯留した液体が、廃液タンクに廃液される。
以上、本発明の一実施形態における液体吐出装置1によれば、液体吸引部40が、可撓性の吸引管42、接続管41および大気開放管43を備えたことで、タンク38に流入した液体の液量の変化に伴い、タンク38が高さ方向に変位した場合にも、その変位分が、吸引管42や接続管41の撓みにより吸収されるため、吸引管42や接続管41に張力が生じることが抑制される。これにより、タンク38に流入した液体の液量の変化に応じた分、荷重測定部45に掛かる重量が変化する。したがって、タンク38に流入した液体の液量を正確に測定することができる。また、廃液管44は、1本で構成されているため、廃液管44に張力が生じても、タンク38にかかる負荷は軽微なものであり、荷重測定部45に与える影響は少ないことから、廃液管44は、弧状に配管されなくてもよい。
また、従来、タンク38内の液量を計量する際に、タンク38の外周面で上下に離れた2箇所の開口を繋ぐように設けられた液体流路と、液体流路内に貯留する液体を所定の高さ位置で検知するセンサーと、により構成された液体吸引部40が知られている。従来の液体吸引部40は、液体がセンサーの検知位置まで貯留すると、制御部等によりタンク38内に貯留する液体をタンク38の外部へ廃液することができる構成であるが、例えば、有機EL素子材料を含む液体においては、液体流路内に液体が付着することにより、センサーが誤検知することがあり、タンク38内の液体の液量を正確に測定することが困難であった。しかしながら、本発明の液体吸引装置を用いた液体吐出装置1は、液体の重量を測定することで、液量を計ることができ、従来の問題点を解消することができるものである。
続いて、本実施形態の液体吐出装置1における、液体吸引部40の変形例について説明する(図7参照)。変形例の液体吸引部40は、タンク38をロードセル47に載置したものではなく、弾性体である圧縮コイルバネ51を用いてタンク38を変位させる点が相違する。以下、異なる点を中心に説明する。
変形例の液体吸引部40は、タンク38の底面を複数の圧縮コイルバネ51を介して支持する支持台52と、タンク38の外周面に設けられたセンサードグ54を検出するフォトインタラプター53と、を備えている。
タンク38に液体が流入することで、タンク38から受ける荷重により圧縮コイルバネ51が弾性変形する。圧縮コイルバネ51の弾性変形により、センサードグ54が下降する。フォトインタラプター53位置まで下降したセンサードグ54は、フォトインタラプター53の光が遮られることにより検出される。これにより、制御部が、タンク38内の液体の液量が所定の量に達したことを認識し、廃液管44に設けられた開閉弁50を開放すると共に、大気開放弁48を開放する。また、吸引流路系32の個別バルブ37をすべて閉塞する。これにより、タンク38に貯留した液体が、廃液タンクに廃液される。
以上、本実施形態の液体吐出装置1の液体吸引部40の変形例を用いた場合にも、吸引管42、接続管41および大気開放管43に張力が生じることが抑制される。これにより、タンク38に流入した液体の液量の変化に応じた分、圧縮コイルバネ51に掛かる重量が変化するため、液体の液量の変化に応じた分、圧縮コイルバネ51が弾性変形し、タンク38の高さ位置が変化する。したがって、タンク38に流入した液体の液量を正確に測定することができる。
15…液体吐出ヘッド、23…ノズル面、31…キャッピング部、38…タンク、39…吸引部、40…液体吸引部、41…接続管、42…吸引管、45…荷重測定部

Claims (8)

  1. 液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、
    前記タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、
    前記キャップと前記上部空間とを接続する可撓性の接続管と、
    前記上部空間と前記吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、
    前記タンクが載置され、前記タンクから受ける荷重を測定する荷重測定部と、
    を備えたことを特徴とする液体吸引装置。
  2. 液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップを介して、液体吐出ヘッドのノズルから吸引された液体が流入するタンクと、
    前記タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、
    前記キャップと前記上部空間とを接続する可撓性の接続管と、
    前記上部空間と前記吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、
    前記タンクを支持し、前記タンクから受ける荷重により弾性変形する弾性体と、
    前記タンクの高さ位置を検出するセンサーと、
    を備えたことを特徴とする液体吸引装置。
  3. 前記接続管および前記吸引管は、弧状に配管されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吸引装置。
  4. 前記吸引部は、エジェクターであることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吸引装置。
  5. 前記タンク内に貯留した液体を廃液する廃液管を、さらに備え、
    前記廃液管には、開閉弁が設けられていること、を特徴とする請求項1または2に記載の液体吸引装置。
  6. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップと、
    前記キャップを介して、前記液体吐出ヘッドのノズルから吸引された前記液体が流入するタンクと、
    前記タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、
    前記キャップと前記上部空間とを接続する可撓性の接続管と、
    前記上部空間と前記吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、
    前記タンクが載置され、前記タンクから受ける荷重を測定する荷重測定部と、
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面を覆うキャップと、
    前記キャップを介して、前記液体吐出ヘッドのノズルから吸引された前記液体が流入するタンクと、
    前記タンク内の液面の上部空間を負圧にする吸引部と、
    前記キャップと前記上部空間とを接続する可撓性の接続管と、
    前記上部空間と前記吸引部とを接続する可撓性の吸引管と、
    前記タンクを支持し、前記タンクから受ける荷重により弾性変形する弾性体と、
    前記タンクの高さ位置を検出するセンサーと、
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  8. 前記液体吐出ヘッドの前記ノズル面をワイピングするワイピング部を、さらに備えたこと、を特徴とする請求項6または7に記載の液体吐出装置。
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