JP2015185054A - 輻輳制御システム及び輻輳制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
<第1の実施形態>
(輻輳制御システム)
本発明の第1の実施形態に係る輻輳制御システム10は、図1に示すように、主機能部11と複数の従機能部12、13、14、15を備えている。主機能部11は、現用予備構成となっており、現用主機能部111および予備主機能部112を備える。現用主機能部111は、所定の処理を要求するメッセージ(以下「処理メッセージ」と記載)を、主機能部11に処理を依頼する外部の端末(以下単に「外部」と記載する)から受信し、この処理メッセージに対して所定の情報処理を行う情報処理実行部として機能する。予備主機能部112は、現用主機能部111での処理メッセージ数を監視する輻輳監視部として機能する。現用主機能部111および予備主機能部112は、同一のCPU(Central Processing Unit)で動作する。CPUを共有する為、現用主機能部の輻輳状態を、専用のハードウェアを設けることなく、予備主機能部が監視することができる。尚、処理メッセージの内、ある特定の処理に対しては、現用主機能部111は、システム内部の従機能部12〜15に対して処理を依頼する。
(現用主機能部)
現用主機能部111は、図2に示すように、外部処理要求受信部111a、内部処理要求送信部111b、内部処理結果受信部111c、外部処理結果送信部111d、輻輳処理部111e、臨時輻輳監視部111f、臨時閾値設定部111g、メッセージ判別処理部111h、処理実行部111i、臨時輻輳処理記憶部111jおよび重要度記憶部111k等を備える。
(予備主機能部)
予備主機能部112は、図3に示すように、受信カウンタ部112a、メッセージ種別特定部112b、周期タイマ部112c、走行時間算出部112d、累計カウンタ部112e、カウンタ比較部112f、負荷量算出部112g、負荷判定部112h、判定結果通知部112i、推定走行時間記憶部112jおよび負荷判定記憶部112k等を備えている。
(従機能部)
従機能部は図5に示すように、輻輳監視部12a、遅延カウンタ部12b、メッセージ受信部12c、メッセージ処理部12d、処理結果送信部12e、輻輳通知部12fおよび閾値記憶部12gを備える。
(輻輳制御システムの動作)
次に、輻輳制御システム10の予備主機能部112における輻輳状態監視動作、現用主機能部111における輻輳回避動作および従機能部12〜15における輻輳回避動作について説明する。まず、予備主機能部112における輻輳状態の監視動作について図8のフロー図を用いて説明する。
(a)まず、ステップS101において、図3の予備主機能部112は、周期タイマ部112cを起動し、予め設定された測定周期にてCPU走行時間を計測できるようにする。またステップS102において、受信カウンタ部112a、累計カウンタ部112eおよび推定走行時間記憶部112jに格納される推定走行時間累積値の初期化を行う。
(b)ステップS103において、メッセージ種別判定部112bは、受信する処理メッセージの数を受信カウンタ部112aに登録するとともに、各処理メッセージを外部又は従機能部12〜15から受信し、メッセージ種別を特定する。
(c)ステップS104において、走行時間算出部112dは、推定走行時間記憶部112jに格納される推定走行時間表に基づき、メッセージ種別が特定された処理メッセージの推定走行時間値を取得する。ステップS105において、走行時間算出部112dは、累積カウンタ部112eに保持される推定走行時間累計値に、取得した推定走行時間値を加算する。ステップS106において、走行時間算出部112dは、累計カウンタの値を「1」増やす。
(d)ステップS107において、カウンタ比較部112fは、受信カウンタと累計カウンタの値が等しいか否かの判定を行い、等しい場合は、受信された処理メッセージ全ての推定走行時間値が設定されたと判定し、ステップS108へ進む。等しくない場合は、ステップS103へ戻り、受信された他の処理メッセージの推定走行時間値の設定を続ける。
03へ)。
(e)ステップS108において、負荷算出部112gは、推定走行時間累計値に基づきテンポラリ負荷量を算出する。負荷判定部112hは、テンポラリ負荷量が、低負荷、中負荷、または高負荷のいずれに該当するかを、負荷判定記憶部112k内の負荷閾値を基に判定する。ステップS109において、負荷判定部112hは、この判定結果および負荷判定記憶部112k内の負荷判定表に記載される現用主機能部111の前状態等に基づいて、現用主機能部111が輻輳状態にあるか、非輻輳状態にあるかの判定を行う。ステップS110において、現用主機能部111の状態が非輻輳状態から輻輳状態に状態遷移した場合や、前状態によらず輻輳状態と判定された場合、判定結果通知部112iは、現用主機能部111に輻輳状態であるという内容の輻輳状態通知を送信する。逆に、現用主機能部111の状態が輻輳状態から非輻輳状態に状態遷移した場合や、前状態によらず非輻輳状態と判定された場合、判定結果通知部112iは、現用主機能部111に非輻輳状態であるという内容の輻輳状態通知を送信する。
(a)まずステップS200において、図2の現用主機能部111の輻輳処理部111eは、所定の間隔毎に、予備主機能部112より輻輳状態通知を受信しているか判定する。輻輳状態通知を受信している場合はステップS201へ進み、輻輳状態通知を受信していない場合はステップS206へ進む。ステップS201において、処理実行部111iは外部や従機能部12〜15からの処理メッセージを受信し、受信した処理メッセージの処理を開始する。ステップS202において、輻輳処理部111eが、予備主機能部112から受信する輻輳状態通知に基づいて、現用主機能部111が輻輳状態にあるのか、非輻輳状態にあるのかを判断する。輻輳状態であればステップS203へ進み、輻輳状態でなければステップS205にて通常処理を行う。
(b)ステップS203において、メッセージ判定部111hは、受信した処理メッセージについて、予め重要度記憶部111kに設定されたメッセージ種別の重要度に応じて重要度の高低を判定する。判定の結果重要度が低ければステップS204へ進み、重要度が低ければステップS205にて通常処理を行う。
(c)ステップS204では、輻輳処理部111eが、重要度が低いと判断された処理メッセージに対しては、破棄処理又は異常終了処理(輻輳回避処理)を実行する。例えば、新たな通信リンクの確立要求等は破棄処理等される。
(d)ステップS206においては、予備主機能部112が故障したと判断し、現用主機能部111の臨時輻輳監視部111fが、ステップS101〜S109までの処理を行う。この際、ステップS108において臨時閾値設定部111gは、図3の負荷判定記憶部112kに格納される閾値を基に、輻輳状態を考慮した、この閾値より低い値の臨時閾値を設定する。負荷判定部は、この臨時閾値を基準とした判定結果および負荷判定記憶部112k内の負荷判定表に記載される現用主機能部111の前状態等に基づいて、現用主機能部111が輻輳状態にあるか、非輻輳状態にあるかの判定を行う。
(a)ステップS301において、図5の輻輳監視部12aは、遅延カウンタ部12bを0に初期化する。ステップS302において、現用主機能部111より処理メッセージを受信すると、メッセージ処理部12dが一周期分のタスク処理を行う。ステップS303において輻輳監視部12aは、前回のタスクDから今回のタスクDが起動するまでの間に、処理が完了していない未完了タスクがあるかを判定する。具体的には、タスクDが周期的に起動して未完了タスクの数をカウントし、輻輳監視部12aはこのカウント結果を受けて未完了タスクの有無を判断する。
(b)未完了タスクがある場合、ステップS304にて輻輳監視部12aは、このタスクが遅延の対象タスク、すなわちリアルタイム性に対する優先度は低いが他のタスク稼働の影響を受けやすいタスクかどうかを判定し、対象タスクならば、ステップS305において遅延カウンタ部12bを対象タスクの数の分「+1」インクリメントする。尚、対象タスクでない場合はステップS302へ戻る。ステップS306において輻輳監視部12aは、この遅延カウンタ部12bの値を判定閾値記憶部112eに格納される閾値と比較する。比較の結果、遅延カウンタ部12bの値が閾値より大きい場合には、ステップS307において輻輳監視部12aは、自身が輻輳状態にあると判断し、非輻輳状態から輻輳状態へと状態を遷移する。尚、輻輳状態の場合は、輻輳通知部12fが、負荷を軽減するために主機能部11へ輻輳状態を通知し、現用主機能部111からの新規の処理受付を抑制させる。更に、新規の処理を受付けた時点で破棄する。これらの処理により従機能部12〜15の輻輳の回避や解消を簡易に実現する。尚、ステップS306における比較の結果、遅延カウンタ部12bの値が閾値より低いなら、輻輳監視部12aは非輻輳状態と判断し、そのままステップS302へ戻る。
(c)ステップS303で、一周期内に全てのタスク処理が完了したなら、ステップS308において輻輳監視部12aは、これらのタスクが対象タスクかどうかを判定する。対象タスクなら、ステップS309において、遅延カウンタ部12bは対象タスクの数の分遅延カウント値を「1」減少させる。対象タスクでないなら、そのままステップS302へ戻る。ステップS310において輻輳監視部12aは、遅延カウンタの値を判定閾値記憶部112eの閾値と比較する。閾値より小さい場合にはステップ311において、自身の状態を輻輳状態から非輻輳状態へと遷移させる。尚、非輻輳状態の場合は、輻輳通知部12fが、主機能部11へ非輻輳状態を通知し、現用主機能部111からの新規の処理受付を再開する。尚、ステップS310における比較の結果、閾値より大きい場合には、輻輳監視部12aは、まだ輻輳状態であると判断し、そのままステップ302へ戻る。
<第二の実施形態>
(輻輳制御システム)
第一の実施形態では主機能部11の情報処理実行部と輻輳監視部が現行予備系の輻輳制御システム10について説明したが、情報処理実行部と輻輳監視部は独立して存在しても構わない。よって第二の実施形態においては、主機能部の情報処理実行部と輻輳監視部が別々の情報処理装置に存在し、互いに通信可能に接続されている輻輳制御システム20について図11を参照して説明する。
(輻輳制御システムの動作)
次に、輻輳制御システム20の動作について説明する。輻輳制御システム20の動作としては、情報処理装置2のインタフェース機能部27の輻輳監視動作と、情報処理装置1のインタフェース機能部17の輻輳回避動作がある。従機能部の輻輳回避動作については第一の実施形態と同様であるため説明を省略する。
(a)まず、ステップS401において、インタフェース機能部27が、周期タイマ部27cを起動し、予め設定された測定周期を計測する。ステップS402において、走行時間算出部27dが、送受信処理推定時間記憶部27bの送受信処理推定時間表からインタフェース機能部17の送受信イベント処理時間を示す処理時間情報を読み出す。ステップS403において、走行時間値算出部27dは、読み出された処理時間情報と、メッセージ送受信カウンタ部27aに予め記憶された処理メッセージの送信及び受信イベント数とを掛け合わせて、推定CPU走行時間値を算出する。
(b)ステップS404において、負荷量算出部27eが、推定CPU走行時間値からテンポラリ負荷量を算出し、算出されたテンポラリ負荷量が、低負荷、中負荷、又は高負荷のいずれに該当するかを判定する。
(c)ステップS405においては、輻輳状態判定部27fが、判定結果に基づいて、インタフェース機能部17が輻輳状態にあるか、非輻輳状態にあるかの判定を行う。ステップS406において、輻輳状態通知部27gが、インタフェース機能部17の状態が非輻輳状態から輻輳状態に状態遷移した場合や、前状態によらず輻輳状態(高負荷状態)と判定された場合に、インタフェース機能部17に輻輳状態であることを示す対向ノード輻輳状態通知を送信する。また、インタフェース機能部17が非輻輳状態である場合は、非輻輳状態であることを通知する。
(a)ステップS500において、図12のインタフェース機能部17の輻輳状態監視部17eは、所定期間内にインタフェース機能部27からの処理メッセージや輻輳状態通知を受信するか判断する。所定期間内に処理メッセージや輻輳状態通知を受信する場合は、ステップS501において処理を開始する。所定期間内に処理メッセージや輻輳状態通知を受信しない場合はステップS506へ進む。
(b)ステップS502において、輻輳状態確認部17eは、受信した輻輳状態通知を基に、インタフェース機能部17自身が、輻輳状態にあるのか非輻輳状態にあるのかを判断する。非輻輳状態と判定されると、ステップS505にてメッセージ処理実行部17fが通常処理を行う。輻輳状態と判定されるとステップS503へ進む。
(c)ステップS503においてメッセージ判別部17dは、予め設定重要度記憶部17gの重要度表に記載されたメッセージ種別に応じて、受信された処理メッセージの重要度の高低を判定する。重要度が高いと判定されると、ステップS505にてメッセージ処理実行部17fが通常処理を行う。重要度が低いと判定されるとステップS504へ進む。
(d)ステップS504において、メッセージ処理実行部17fは、重要度が低いと判断された処理メッセージを、破棄するまたは異常終了として処理する。更に処理メッセージの受信を抑制する。
(e)所定期間インタフェース機能部27から処理メッセージを受信しない場合、ステップS506にて輻輳状態確認部17eは、インタフェース機能部27が故障したと判断し、予備のインタフェース機能部37に輻輳状態の監視を依頼する。依頼を受けたインタフェース機能部37は、代わりにステップS401〜S406の輻輳監視処理を行う。
[付記1]
外部から送り込まれた処理メッセージに対して処理を行う情報処理実行部と、前記情報処理実行部に併設され前記処理メッセージ数を監視する輻輳監視部と、前記情報処理実行部および前記輻輳監視部に接続された、前記処理メッセージに含まれるタスクを実行する従機能部
とを備えた輻輳制御システムであって、
前記輻輳監視部は、
前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する手段
とを有し、前記従機能部は、
前記処理メッセージに含まれる少なくとも1つ以上のタスクの、周期内における処理未完了数をカウントし、前記未完了数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する手段
とを有し、前記情報処理実行部は、
前記輻輳監視部が故障した場合に、自ら、前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
前記輻輳監視部および前記従機能部から通知される内容、または自らが判定した内容が輻輳状態を示す場合に前記処理メッセージに対する処理を抑制する手段
とを有することを特徴とする輻輳制御システム。
[付記2]
前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に前記閾値を低く設定し直す手段を更に有することを特徴とする付記1に記載の輻輳制御システム。
[付記3]
前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、通信回線を介して接続され相互に通信可能
な異なる情報処理装置にそれぞれ別々に設けられた、
付記1又は2に記載の輻輳制御システム。
[付記4]
前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に、前記通信回線を介して接続され相互に通信可能な他の前記情報処理装置に、外部から送り込まれた前記処理メッセージに対する処理の一部を移行する手段
を更に有することを特徴とする付記3記載の輻輳制御システム。
[付記5]
前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、同一の中央演算処理装置でプログラム制御により動作する機能部である、
付記1又は2記載の輻輳制御システム。
[付記6]
前記従機能部の判定する手段は、前記処理未完了のタスクのうち、リアルタイム性に対する優先度は高くないが、他のタスクの稼動の影響を受けやすいタスクをカウントする
ことを特徴とする付記1に記載の輻輳制御システム。
[付記7]
前記輻輳監視部の判定する手段および前記情報処理実行部の判定する手段の少なくとも片方は、所定間隔における所定回数以上前記輻輳状態又は前記非輻輳状態が通知された場合に状態を変化させることを特徴とする付記1に記載の輻輳制御システム。
[付記8]
外部から送り込まれた処理メッセージに対して処理を行う情報処理実行部と、前記情報処理実行部に併設され前記処理メッセージ数を監視する輻輳監視部と、前記情報処理実行部および前記輻輳監視部に接続された、前記処理メッセージに含まれるタスクを実行する従機能部を備えたシステムに用いられる輻輳制御方法であって、
前記輻輳監視部が、
前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する工程
を有し、前記従機能部は、
前記処理メッセージに含まれる少なくとも1つ以上のタスクの、周期内における処理未完了数をカウントし、前記未完了数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する工程
とを有し、前記情報処理実行部は、
前記輻輳監視部が故障した場合に、自ら、前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
前記輻輳監視部および前記従機能部から通知される内容、または自らが判定した内容が輻輳状態を示す場合に前記処理メッセージに対する処理を抑制する工程
とを有することを特徴とする輻輳制御方法。
[付記9]
前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に前記閾値を低く設定し直す工程を更に有することを特徴とする付記8に記載の輻輳制御方法。
[付記10]
前記従機能部の判定する工程は、前記処理未完了のタスクのうち、リアルタイム性に対する優先度は高くないが、他のタスクの稼動の影響を受けやすいタスクをカウントする
ことを特徴とする付記8又は9に記載の輻輳制御方法。
[付記11]
前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、通信回線を介して接続され相互に通信可能な異なる情報処理装置にそれぞれ別々に設けられた
ことを特徴とする付記10に記載の輻輳制御方法。
[付記12]
前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に、前記通信回線を介して接続され相互に通信可能な他の前記情報処理装置に、外部から送り込まれた前記処理メッセージに対する処理の一部を移行する工程
を更に有することを特徴とする付記8又は9に記載の輻輳制御方法。
[付記13]
前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、同一の中央演算処理装置でプログラム制御により動作する機能部である、
付記8又は9に記載の輻輳制御方法。
[付記14]
前記輻輳監視部の判定する工程および前記情報処理実行部の判定する工程の少なくとも片方は、所定間隔における所定回数以上前記輻輳状態又は前記非輻輳状態が通知された場合に状態を変化させることを特徴とする付記8に記載の輻輳制御方法。
10、20 輻輳制御システム
11 主機能部
111 現用主機能部
112 予備主機能部
12、13、14、15 従機能部
17、27、37 インタフェース機能部
Claims (10)
- 外部から送り込まれた処理メッセージに対して処理を行う情報処理実行部と、前記情報処理実行部に併設され前記処理メッセージ数を監視する輻輳監視部と、前記情報処理実行部および前記輻輳監視部に接続された、前記処理メッセージに含まれるタスクを実行する従機能部
とを備えた輻輳制御システムであって、
前記輻輳監視部は、
前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する手段
とを有し、前記従機能部は、
前記処理メッセージに含まれる少なくとも1つ以上のタスクの、周期内における処理未完了数をカウントし、前記未完了数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する手段
とを有し、前記情報処理実行部は、
前記輻輳監視部が故障した場合に、自ら、前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する手段と、
前記輻輳監視部および前記従機能部から通知される内容、または自らが判定した内容が輻輳状態を示す場合に前記処理メッセージに対する処理を抑制する手段
とを有することを特徴とする輻輳制御システム。 - 前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に前記閾値を低く設定し直す手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の輻輳制御システム。
- 前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、通信回線を介して接続され相互に通信可能
な異なる情報処理装置にそれぞれ別々に設けられた、
請求項1又は2に記載の輻輳制御システム。 - 前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に、前記通信回線を介して接続され相互に通信可能な他の前記情報処理装置に、外部から送り込まれた前記処理メッセージに対する処理の一部を移行する手段
を更に有することを特徴とする請求項3記載の輻輳制御システム。 - 前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、同一の中央演算処理装置でプログラム制御により動作する機能部である、
請求項1又は2記載の輻輳制御システム。 - 外部から送り込まれた処理メッセージに対して処理を行う情報処理実行部と、前記情報処理実行部に併設され前記処理メッセージ数を監視する輻輳監視部と、前記情報処理実行部および前記輻輳監視部に接続された、前記処理メッセージに含まれるタスクを実行する従機能部を備えたシステムに用いられる輻輳制御方法であって、
前記輻輳監視部が、
前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する工程
を有し、前記従機能部は、
前記処理メッセージに含まれる少なくとも1つ以上のタスクの、周期内における処理未完了数をカウントし、前記未完了数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
この判定した内容を前記情報処理実行部へ通知する工程
とを有し、前記情報処理実行部は、
前記輻輳監視部が故障した場合に、自ら、前記処理メッセージに対する処理時間を推定し、この処理時間、前記処理メッセージ数および閾値に基づき、輻輳状態か非輻輳状態かを判定する工程と、
前記輻輳監視部および前記従機能部から通知される内容、または自らが判定した内容が輻輳状態を示す場合に前記処理メッセージに対する処理を抑制する工程
とを有することを特徴とする輻輳制御方法。 - 前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に前記閾値を低く設定し直す工程を更に有することを特徴とする請求項6に記載の輻輳制御方法。
- 前記従機能部の判定する工程は、前記処理未完了のタスクのうち、リアルタイム性に対する優先度は高くないが、他のタスクの稼動の影響を受けやすいタスクをカウントする
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の輻輳制御方法。 - 前記情報処理実行部及び前記輻輳監視部は、通信回線を介して接続され相互に通信可能な異なる情報処理装置にそれぞれ別々に設けられた
ことを特徴とする請求項8に記載の輻輳制御方法。 - 前記情報処理実行部は、前記輻輳監視部が故障した場合に、前記通信回線を介して接続され相互に通信可能な他の前記情報処理装置に、外部から送り込まれた前記処理メッセージに対する処理の一部を移行する工程
を更に有することを特徴とする請求項6又は7に記載の輻輳制御方法。
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