JP2015183651A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボ過給機の回転に応じたターボ油量の供給を安定して維持し得る内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】本発明に係る内燃機関の制御装置は、ターボ過給機に供給される潤滑油の量であるターボ油量とターボ過給機に供給される潤滑油が流通する潤滑油流路における油圧との相関を予め記憶し、ターボ過給機の回転数毎にターボ過給機の正常な動作を担保し得るターボ油量の許容範囲を記憶し、吸入空気量と過給圧とに基づいてターボ回転数を算出して、潤滑油流路の油圧に対応するターボ油量が、算出されたターボ回転数に対応する許容範囲を下回るとき、ターボ回転数を低下させる制御と潤滑油流路の油圧を上昇させる制御とのうち少なくとも一方の制御を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、ターボ過給機が付帯した内燃機関の制御装置に関する。
気筒から排出される排気ガスの持つエネルギを利用して排気タービン(タービンホイール)を回転させ、その回転をコンプレッサのインペラ(コンプレッサホイール)に伝達して吸入空気を加圧圧縮(過給)し気筒へと送り込む排気ターボ過給機が周知である(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2012−193618号公報
排気タービンやインペラは高速で回転動作する。すなわち排気ターボ過給機の回転数であるターボ回転数は高い値となる。そのため、それらの軸や軸受の潤滑が非常に重要である。そこで排気ターボ過給機の動作の安定性や耐久性を担保すべく、ターボ過給機へ供給する潤滑油の量であるターボ油量を制御するということも行われている。
しかしながら、ターボ油量に対しターボ回転数が高い、すなわちターボ油量が足りない場合には、排気ターボ過給機における回転部分の軸受に設けられたベアリングが焼き付くといった不具合を招来する可能性がある。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、ターボ過給機のターボ回転数に応じたターボ油量の供給を安定して維持し得る内燃機関を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る内燃機関の制御装置は、ターボ過給機に供給される潤滑油の量であるターボ油量とターボ過給機に供給される潤滑油が流通する潤滑油流路における油圧との相関を予め記憶し、ターボ過給機の回転数毎にターボ過給機の正常な動作を担保し得るターボ油量の許容範囲を記憶し、吸入空気量と過給圧とに基づいてターボ回転数を算出して、潤滑油流路の油圧に対応するターボ油量が、算出されたターボ回転数に対応する許容範囲を下回るとき、ターボ回転数を低下させる制御と潤滑油流路の油圧を上昇させる制御とのうち少なくとも一方の制御を行うことを特徴とする。
このようなものであれば、潤滑油流路の油圧とターボ油量の相関を予め記憶しているので、ターボ油量の検出精度を高くすることができ、またターボ過給機が正常に動作する範囲を所定範囲として記憶しているので、当該所定範囲に収まるように制御することにより、ターボ油量が不足したときを速やかに検出、ターボ回転数に対するターボ油量を増加することができる。その結果、ターボ過給機に不具合が来してしまうことを未然に防止することができる。
本発明によれば、ターボ過給機の回転に応じたターボ油量の供給を安定して維持し得る内燃機関の制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態における車両用内燃機関の全体構成を示す図。 同実施形態におけるターボ油量とターボ回転数との相関を示す図。 同実施形態の内燃機関が実行する処理の手順例を示すフロー図。 本発明の変形例における車両用内燃機関の全体構成を示す図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。本実施形態における内燃機関は、火花点火式の4ストロークエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。点火コイルは、半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、ターボ過給機である排気ターボ過給機5のコンプレッサ51、インタクーラ35、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42、排気ターボ過給機5の排気タービン(タービンホイール)52及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。加えて、タービン52を迂回する排気バイパス通路43、及びこのバイパス通路43の入口を開閉するバイパス弁であるウェイストゲートバルブ44を設けてある。ウェイストゲートバルブ44は、アクチュエータに制御信号mを入力することで開閉操作することが可能な電動ウェイストゲートバルブであり、そのアクチュエータとしてDCサーボモータを用いている。
排気ターボ過給機5は、排気タービン52とコンプレッサのインペラ(コンプレッサホイール)51とをシャフト53を介して同軸で連結し連動するように構成したものである。そして、タービン52及びインペラ51を排気のエネルギを利用して回転駆動し、その回転力を以てコンプレッサにポンプ作用を営ませることにより、吸入空気を加圧圧縮(過給)して気筒1に送り込む。
本実施形態の内燃機関には、外部EGR装置2が付帯している。外部EGR装置2は、いわゆる高圧ループEGRを実現するものであり、排気通路4における触媒41の上流側と吸気通路3におけるスロットルバルブ32の下流側とを連通するEGR通路21と、EGR通路21上に設けたEGRクーラ22と、EGR通路21を開閉し当該EGR通路21を流れるEGRガスの流量を制御するEGRバルブ23とを要素とする。EGR通路21の入口は、排気通路4における排気マニホルド42またはその下流の所定箇所に接続している。EGR通路21の出口は、吸気通路3におけるスロットルバルブ32の下流の所定箇所、具体的にはサージタンク33に接続している。
また本実施形態では内燃機関のクランクケース内のオイルパン(図示せず)に潤滑油が蓄えられ、オイルポンプPにより内燃機関の各部の潤滑に用いられるべく圧送される。本実施形態ではオイルポンプPは、内燃機関のクランクシャフト16から駆動力の供給を受けて回転する機械式のオイルポンプPであっても、クランクシャフト16の動作に関係無く制御される電動モータからの駆動力を受けて回転する電動式のオイルポンプPであっても良い。何れのオイルポンプPにしても、当該オイルポンプPがオイルパンに蓄えられている潤滑油を吸引し、吐出して、排気ターボ過給機5を含む内燃機関の各部に向けて圧送する。具体的には、オイルポンプPから供給される潤滑油は、メインギャラリLを経由して内燃機関の各部(例えば、シリンダブロック17におけるクランクシャフト16を軸受けするクランクジャーナルや、吸気/排気カムシャフトを軸受けするカムジャーナルの他、排気ターボ過給機5のシャフトを軸受けするジャーナル等)に向けて分岐する分流路に流入し、各部の潤滑に供される。そして潤滑油の油圧は、メインギャラリLに設けられた油圧センサSにより検出され、この油圧センサSから油圧信号nが出力される。
本実施形態の内燃機関の制御装置たるECU(Electronic ControlUnit)0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号(N信号)b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(いわば、要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、ブレーキペダルの踏込量を検出するセンサから出力されるブレーキ踏量信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、機関の冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号(G信号)g、機関のシリンダブロックに設置され気筒1でのノッキングに起因した振動を検出するノックセンサから出力されるノック信号h、そして油圧センサSから出力される油圧信号p等が入力される。
出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k、EGRバルブ23に対して開度操作信号l、ウェイストゲートバルブ44に対して開度操作信号m等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、h、そしてpを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数及び吸気量等に基づき、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、要求EGR率(または、EGR量)といった各種運転パラメータを決定する。運転パラメータの決定手法自体は、既知のものを採用することが可能である。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、l、mを出力インタフェースを介して印加する。
ここで、本実施形態では、排気ターボ過給機5に供給される潤滑油量であるターボ油量と潤滑油流路たるメインギャラリLの油圧すなわち油圧センサSからの油圧信号pとの相関を主たるパラメータとして、メインギャラリLの油圧に対応するターボ油量βを予め記憶するようにしている。また併せて、排気ターボ過給機5の回転数であるターボ回転数α毎に排気ターボ過給機5の正常な動作を担保し得るターボ油量βの許容範囲を所定範囲Xとして予め設定し記憶している。すなわち本実施形態では、予め試験により得られた値や適合等によりターボ回転数αとターボ油量βとの相関を、図2に示すマップのような態様のデータを記憶するようにしている。
ターボ油量βは上記の通り油圧センサSからの油圧信号pとの相関により主に算出するが、本実施形態では油圧信号pやターボ回転数α、そして潤滑油の温度をも加味して算出しても良い。また潤滑油の温度のみならず或いは潤滑油の温度に代えて、冷却水温といった潤滑油の温度に影響を与え得るパラメータをも加味してターボ油量βを算出しても良い。
加えて本実施形態では、吸入空気量と過給圧とに基づいてターボ回転数αを算出するようにしている。吸入空気量は、本実施形態ではエンジン回転数、吸気圧、吸気温及び大気圧から算出するようにしているが、吸気通路3に別途エアフローメータを備えたものにあっては当該エアフローメータの値から吸入空気量を求めても良い。過給圧は、本実施形態では吸気圧センサすなわち温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号eから求めるようにしている。
しかして本実施形態では図2に黒い星印に示すように、潤滑油流路たるメインギャラリLの油圧に対応するターボ油量βが、そのとき対応する算出されたターボ回転数αに対して設定された所定範囲Xを下回るとき、ターボ回転数αを低下させる制御及び/又はターボ油量βを増やすべくメインギャラリLの油圧を上昇させる制御を行うようにしている。
図3では、本実施形態の制御の手順を占めている。運転中、吸入空気量と過給圧からターボ回転数αを算出し(ステップS1)、続いて同じタイミングにおけるターボ油量βを、メインギャラリLの油圧を検出して算出する(ステップS2)。そして算出されたターボ回転数αと同時に検出されたターボ油量βの値が所定範囲Xの範囲内に無く、下回るとき、ターボ回転数αを低下させる制御を行い(ステップS4)、その旨をドライバ側へ告知する(ステップS5)ようにしている。
ここで、ターボ回転数αを低下させる制御としては、本実施形態では開度操作信号mを出力又は補正することによりウェイストゲートバルブ44の開度を大きくし、排気タービン52を回転させる排気の量を少なくする制御を挙げることがでいる。ウェイストゲートバルブ44の開度の制御は、同じ運転状態にあるときよりも開度が大きくなるように制御する態様か或いは、運転状態に拘わらず全開としターボ回転数αを可能な限り低下させる制御を挙げることができる。また図示しないが、排気ターボ過給機5が可変容量タイプである場合は勿論、当該容量、すなわちノズルベーンの開度を制御することによってターボ回転数αを低下させることができる。また、他に、ターボ回転数αを低下させる制御としては、電子スロットルバルブ32の開度を同じ運転状態にあるときよりも小さく補正することによっても実現することができる。また、可変バルブタイミング機構を搭載している場合、気筒1に充填される吸気の量を減らすことにより、ターボ回転数αを低下させ、図2において白い星印で示すように、ターボ油量βを所定範囲X内とすることができる。
またターボ油量βを増やす制御はオイルポンプPが電動オイルポンプPである場合に適用することができる。すなわちメインギャラリLの油圧が大きくなるよう、オイルポンプPの吐出量を、同じ運転状態にあるときよりも増量する制御を行なえば良い。これにより、図2において白い星印で示すように、ターボ油量βを所定範囲X内とすることができる。
このように、上記ステップS4に係る処理を行うことにより、ターボ油量βを図2において白い星印に示すような値にまで修正することができる。
そして、ステップS5に係るドライバへの告知とは、例えば直接的にドライバへ告知する態様をまず挙げることができる。すなわち直接的な告知とは排気ターボ過給機5の異常の旨を運転者の視覚または聴覚に訴えかける態様で出力して報知する態様である。具体的には、コックピット内のエンジンチェックランプを点灯させたり、ディスプレイに表示させたり、警告音を発したりして、排気ターボ過給機5の点検及び交換を促す態様を挙げることができる。またステップS5に係るドライバへの告知としては、ドライバへ間接的に告知する態様も挙げる事ができる。すなわち、ターボ油量βの異常の旨を示す情報(ダイアグノーシスコード)をメモリに記憶保持しておき、修理時に作業者にその旨を把握し得るようにしておく態様を挙げることができる。
以上のような構成とすることにより、本実施形態では、潤滑油流路たるメインギャラリLに設けた油圧センサSからの油圧信号pとターボ油量βの相関を予め記憶しているので、ターボ油量βの検出精度を高くすることができ、また排気ターボ過給機5が正常に動作する範囲を所定範囲Xとして記憶しているので、当該所定範囲に収まるように制御することにより、ターボ油量βが不足したときを速やかに検出することができる。その結果、排気ターボ過給機5に不具合が来してしまうことを未然に防止し得るものとなっている。
特に本実施形態では、ターボ油量βが所定範囲Xの範囲内に無いときにドライバへその旨を告知するようにしている。その結果、ドライバは排気ターボ過給機5に大きな故障や異常を来してしまう前に修理のための行動をとることができるので、精神的な負担や修理に必要とされる負担も併せて抑制し得るものとなっている。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。当該変形例において上記実施形態の構成要素に相当するものについては同じ符号を付すとともに、詳細な説明を省略する。
本変形例に係る内燃機関は、タービン52を迂回する排気バイパス通路43、及びこのバイパス通路43の入口を開閉するバイパス弁であるウェイストゲートバルブ44を設けてある点では上記実施形態同様である。そして本変形例ではウェイストゲートバルブ44は電動ウェイストゲートバルブではなく、アクチュエータ6により駆動する、所謂ダイヤフラム式のウェイストゲートバルブ44である点において上記実施形態と相違する。
アクチュエータ6は、ダイアフラム室61及び定圧室62を有し、ダイアフラム室61と定圧室62との差圧を利用して、バイパス43を閉鎖するウェイストゲートバルブ44を開放させるものである。即ち、ダイアフラム室61と定圧室62との差圧が所定のセット圧を超えたときに、バルブロッド63がスプリング64の弾性付勢力に抗して変位し、ウェイストゲートバルブ44を開く。ダイアフラム室61と定圧室62との差圧がセット圧以下である場合には、スプリング64の弾性付勢力によりバルブロッド63が元の位置に復帰し、ウェイストゲートバルブ44が完全に閉じる。
アクチュエータ6のダイアフラム室61には、吸気通路3における、コンプレッサ51の下流側かつスロットルバルブ32の上流側の部位の吸気の圧力、即ち過給圧を導入する。ダイアフラム室61と吸気通路3の当該部位との間には、両者を連通させる過給圧導入流路71と、過給圧導入流路71(または、ダイアフラム室61)を大気に開放する圧抜流路72と、圧抜流路72を開閉するVSV73とを設けている。
VSV73は、制御信号nを受けてその開度を変化させるソレノイドバルブ等の流量制御弁である。VSV73の開度を操作すれば、吸気通路3から過給圧導入流路71に流入する過給気の一部を圧抜流路72経由で大気に逃がし、ダイアフラム室61の圧力の大きさを制御することができる。
すなわち本変形例では上記図3におけるステップS4の処理を行う際、同じ運転状態のときよりもVSV73の開度を小さく設定することでダイアフラム室61の圧力を相対的に大きくする事でウェイストゲートバルブ44の開度が相対的に大きくなるようにしている。これによりターボ回転数βの低下が実現される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では排気ターボ過給機は機械式のもののみを専ら開示したが勿論、電動モータによりコンプレッサを駆動する電動ターボ過給機を適用してもよい。この場合、ターボ回転数はコンプレッサを駆動するモータ回転数から検出することができる。また、所定範囲の具体的な数値や油量の具体的な増加量といった具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明はターボ過給機が付帯した内燃機関として利用することができる。
0…内燃機関の制御装置(ECU)
44…ウェイストゲートバルブ
5…ターボ過給機(排気ターボ過給機)
L…メインギャラリ
α…ターボ回転数
β…ターボ油量
X…許容範囲(所定範囲)

Claims (1)

  1. ターボ過給機に供給される潤滑油の量であるターボ油量とターボ過給機に供給される潤滑油が流通する潤滑油流路における油圧との相関を予め記憶し、
    ターボ過給機の回転数毎にターボ過給機の正常な動作を担保し得るターボ油量の許容範囲を記憶し、
    吸入空気量と過給圧とに基づいてターボ回転数を算出して、
    潤滑油流路の油圧に対応するターボ油量が、算出されたターボ回転数に対応する許容範囲を下回るとき、
    ターボ回転数を低下させる制御と潤滑油流路の油圧を上昇させる制御とのうち少なくとも一方の制御を行う内燃機関の制御装置。
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