JP2015182033A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気浄化に水を利用すれば、大掛かりな廃水処理が必要となる。また、フィルターを利用すれば、フィルターの頻繁な清掃や交換が必要となり、しかも、除去できる汚染物質は、フィルターで補足できる大きさのものに限られる。【解決手段】導電性の縦型円筒部23と、円筒部23の内周面寄りに設けられ、径方向の空気の流れを規制して滞留させる滞留域35と、円筒部23の中心軸上に延びる線乃至針状の放電極47と、放電極47から円筒部23の内周面側との間で放電を発生させる直流電源とを備え、滞留域35を画定するM字状の突設部材25が円筒部23と導通連結されている。放電により、半径方向外方に向かう電子流が発生するので、円筒部23の上側から流入した空気流は滞留域側に誘導され、空気の汚染物質Cは遠心力や電気的作用を受けて、内壁面33に付着して、そのまま滑落していく。【選択図】 図5

Description

本発明は、空気中に含まれる粒子状や気体状の汚染物質を除去して、空気を浄化する空気浄化装置に関するものである。
内燃機関試験装置から排出されるオイルミストや、化学工場等で発生するアンモニア等の気体等、工場では空気中にさまざまな汚染物質が混入される機会がある。
そのため、従来から、空気浄化装置が利用されている。その代表的なものは、特許文献1に記載のように、汚染物質を水に吸収させたり、フィルターを利用したり、特許文献2に記載のように、汚染物質を電気的に吸着させたりするものである。
特開2007−117921号公報 特開2002−166195号公報
而して、水を利用すれば、大掛かりな廃水処理が必要となる。また、フィルターを利用すれば、フィルターの頻繁な清掃や交換が必要となり、しかも、除去できる汚染物質は、フィルターで補足できる大きさのものに限られる。
特許文献2は、電気集塵式のものであり、これは、汚染物質を帯電させて集塵筒に電気的に吸着させている。フィルターと言う廃棄物は出ないが、放電極から集塵筒までの距離が取れないので、過剰に熱を受けて乾燥した汚染物質が集塵筒に堆積することになる。このような堆積を放置すれば、目詰まりの進行により空気浄化性能が劣化すると共に、乾燥した汚染物質による火災の危険性もあるので、頻繁なメンテナンスが必要となっている。
上記したように、既存の装置では、いずれにしても、汚染物質の除去性能、後処理やメンテナンスの負担と言った面から、不満の残るものであった。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、汚染物質を効果的に除去して空気を浄化しながら、従来よりも上記した負担が軽減される、新規且つ有用な空気浄化装置を提供することを、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、導電性の縦型円筒部と、前記円筒部の内周面寄りに設けられ、径方向中心側から流れてきた空気の戻りを規制して滞留させる滞留域と、前記円筒部の中心軸上に延びる線乃至針状の放電極と、前記放電極から前記円筒部の内周面側との間で放電を発生させる直流電源とを備え、前記滞留域が前記円筒部と導通連結された導電材で囲まれていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した空気浄化装置において、縦型円筒部はその軸方向上下端で開放されており、下端が凝集した汚染物質の出口側となっていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した空気浄化装置において、複数の滞留域が円筒部の内周面に沿って環状に配設されていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した空気浄化装置において、滞留域が軸方向に直状または螺旋をなして延びていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載した空気浄化装置において、滞留域は、円筒部の内周面から突設した突設部材を導電材として利用して構成されていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載した空気浄化装置において、突設部材の一部を成す一対の対向した突設片の中心側が狭まって狭口部が形成されていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項7の発明は、請求項6に記載した空気浄化装置において、突設片の反し部で狭口部が形成されていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項8の発明は、請求項1から5のいずれかに記載した空気浄化装置において、滞留域は、円筒部の内周側に同軸状に配され、孔の開いた通気筒で構成されていることを特徴とする空気浄化装置である。
請求項9の発明は、請求項1から8のいずれかに記載した空気浄化装置において、円筒部の上端側空気流入口の前段に空気溜め部を設けたことを特徴とする空気浄化装置である。
請求項10の発明は、請求項9に記載した空気浄化装置において、円筒部の下端側空気流出口の後段に空気と汚染物質との分別部を設けたことを特徴とする空気浄化装置である。
請求項11の発明は、請求項10に記載した空気浄化装置において、円筒部を囲ったケースと、前記円筒部と前記ケースとの隙間を上下で区画する区画部と、前記ケースの上部側に収容された円筒部の外周面に対向する位置に設けられた空気流入口と、前記ケースの下部側に収容された円筒物の外面に対向する位置に設けられた空気流出口と、前記ケースの下部の下端側に設けられた汚染物質排出口とを備え、前記ケースの上部を空気溜め部、前記ケースの下部を分別部として利用していることを特徴とする空気浄化装置である。
本発明の空気浄化装置によれば、汚染物質を効果的に除去して空気を浄化しながら、従来よりも後処理やメンテナンスの負担が軽減される、
本発明の実施の形態に係る空気浄化装置の全体図である。 図1の空気浄化装置の筐体の背面側の扉を開けたときに見える内部の構成図である。 図2の縦型円筒部の斜視図である。 図2の縦型円筒部の横断面図である。 図1の装置における空気浄化メカニズムの説明図である。 図1の装置における空気浄化メカニズムの説明図である。 別例の突設部材の説明図である。 別例の突設部材の説明図である。 通気筒の利用例の説明図である。 通気筒のパターンの説明図である。
本発明の実施の形態に係る空気浄化装置1を、図面にしたがって説明する。
図1に示すように、この空気浄化装置1は、筐体(ケース)3を備えている。この筐体3は角形で縦長となっており、その正面には運転の操作ダイヤルや運転ボタン等を配置した操作部5や、運転状態の表示部7が設けられている。
この筐体3には、正面から見て左側に空気流入口9が設けられ、対向する右側に空気流出口11が設けられている。また、筐体3の底側は漏斗状になっており、その下端開口がドレン口13になっている。筐体3の内部は、それぞれの口を介して外部と連通している。
空気流入口9を介して、空気が筐体3の内部に流入する。
符号15は吸引チューブを示す。この吸引チューブ15の一端側はブロア17に接続され、他端側が上記した空気流出口11に接続されている。このブロア17による吸引作用を利用して、空気流入口9から、筐体3内に浄化すべき空気が流入し、空気流出口11から流出するようになっている。
ドレン口13は、汚染物質C(後述)の排出口として利用されている。
筐体3は、脚部19により持ち上げ支持されており、下方を向いたドレン口13に回収チューブ21が接続できるようになっている。
筐体3の内部は仕切られて上下二段に分けられており、上段側にはコントローラと高電圧電源(図示省略)が収容されている。
下段側が処理室となっており、図2に示すように、内部空間に縦型円筒部23が収容されている。この縦型円筒部23は、同径で上下方向が軸方向になっており、上下端で開口している。図3に示すように、内周面側に、突設部材25が複数取付けられている。この突設部材25は、細長い矩形の板材を、幅方向側から見て断面がM字状を為すように折り曲げられ、さらに、両端部を互いに近づく方向に折り返したものであり、細長い異形材になっている。
突設部材25は、上記した折り曲げにより、凸条基部27と、その両側から起こされて対向した一対の突設片29、29が作られ、さらに、各突設片29の先端での折り返しにより、反し部31が作られている。
図4に示すように、突設部材25の凸条基部27とその両側の突設片29、29と反し部31、31の内壁面33で囲まれた領域が滞留域35となっており、その滞留域35の出入り口が反し部31、31の間の隙間となっている。この隙間は、反し部31、31により狭くなって、狭口部37となっている。
突設部材25は、縦型円筒部23の内周面に、その長手方向が軸方向に沿って平行になるように取り付けられ固定されており、狭口部37が内方の中心軸を向いている。従って、滞留域35が上下方向に連なった状態となっている。
複数の突設部材25が隣り合う隙間を小さくして同じように固定されており、図4に示すように、複数の突設部材25で環状に並んだ状態で、「ヒダ」のようになっている。
なお、突設部材25の長手寸法は、縦型円筒部23の長手寸法より若干小さくなっており、突設部材25の長手方向両端部は、縦型円筒部23の上下端より若干後退して内部に収まっている。
縦型円筒部23の軸方向一端側には外方フランジ部39が嵌め込まれて固定されている。
筐体3内には、二つの縦型円筒部23、23が同軸状になるように、互いの外方フランジ部39が区画板(部)40に重ね合されて固定されて一体となっている。その固体状態では、それぞれの環状の突設部材25、25が上下で直列になるよう位置合わせされており、区画板40には、縦型円筒部23の内径と等しい開口が形成されているので、上側の複数の滞留域35が、下側の複数の滞留域35に各別に直列に連なって、上下方向で連通している。
二つの外方フランジ部39は、筐体3の内面に嵌り込まれた区画板(部)40に取り付けられている。
縦型円筒部23と筐体3の内面との間には隙間が設けられているので、上記した区画により、それぞれの縦型円筒部23の周囲に空間室が形成される。上側は、空気溜め室(部)41として利用され、下側は分別室(部)43として利用される。
上記した空気流入口9が空気溜め室41と連通しており、空気流出口11とドレン口13が分別室43と連通している。
筐体3と、縦型円筒部23と、突設部材25と、外方フランジ部39は、いずれも導電性金属材で形成されており、互いに導通連結された状態になっている。
また、筐体3には、アース線45が取り付けられており、縦型円筒部23と突設部材25とが対向電極として働くようになっている。
符号47は線状の放電極を示し、この放電極47は、図2、図3に示すように、上側の縦型円筒部23を通り抜け、下側の縦型円筒部23の下端付近まで、それぞれの中心軸上に沿って長く下されている。放電極47の基端側は絶縁パイプ49に通されている。この絶縁パイプ49は筐体3の背面側で外に引き出されている。絶縁パイプ49は外で高電圧ケーブル(図示省略)と繋がれており、ケーブル内から延出した導電線が上記した放電極47と絶縁パイプ49の中で導通接続されている。高電圧ケーブルには、コッククロフトウォルトン回路で構成された高電圧電源(図示省略)が接続されている。
空気浄化装置1は、上記したように構成されている。
次に、空気浄化のメカニズムについて、図2、図5、図6にしたがって説明する。
図2に示すように、汚染された空気流Aは、空気流入口9から筐体3の空気溜め室41に流入する。その後、上昇し、上側の縦型円筒部23の入口である上端開口部から筒内に入り込む。汚染された空気を装置に送って浄化するために、ブロア17を利用して流れをもった空気流Aにしているが、この空気溜め室41に流入させ、縦型円筒部23の外面に当てて流れ方向を変えた上で、縦型円筒部23の入口に向かわせているので、縦型円筒部23に入り込む時点では十分に減速されている。
一方、高電圧電源からは直流の高電圧電源が供給されて、放電極47と、対向電極として働く縦型円筒部23乃至突設部材25側との間で放電が発生し、強力な電子流Eができている。
空気流Aが、縦型円筒部23に入り込むと、太点線の矢印に示す半径方向外方に向かう電子流Eにより生じた風の流れにより、空気流Aの方向が縦型円筒部23の内周面方向に曲げられる。従って、矢印に示すように、空気流Aの速度に応じて、遅いものほど、鋭い放物線を描きながら、縦型円筒部23の内周面に最短距離で向かう。そして、狭口部37を通り抜けて滞留域35に入り込み、その中で旋回しながら負圧の影響で速度を上げながら下降していく。なお、矢印は半径方向外方に放射状に均等に描画すべきであるが、視認の便宜のために、部分的に描画されている。
狭い滞留域35では、その帯電された汚染物質Cのうち質量が大きいものは、遠心力等が大きく働くので飛び出し、M字状になった突設部材25の内壁面33に衝突して付着する。
また、図6に示すように、汚染物質Cは電子流Eから電荷を受け取り、帯電されているので、アースされた突設部材25の内壁面33に近づくと、分極する。滞留域35内では上記したように空気流が旋回して滞留しているので、既に分極した汚染物質Cも存在する。従って、質量が小さく空気中で浮遊しているものも、分極した部分どうしが静電引力で結合して凝集し、質量が大きくなると、上記と同様にして内壁面33に衝突して付着する。
滞留域35の出入り口は、限られた隙間寸法の狭口部37であり、しかも、そこは、空気流Aが滞留域35に入る際の入口になっている。従って、その狭口部37から汚染物質Cが出ていくことはない。
この空気浄化装置1では、凸状基部27があるので、小さい旋回流が二つでき、汚染物質Cが効率よく内壁面33に付着していく。
放電極47と内壁面33との間には、電気的吸着作用が想定されていないので、十分な距離が確保されており、汚染物質Cは、油の場合には流状で、塵の場合には粉状で等、過度に乾燥されずに内壁面33に付着している。
従って、付着した汚染物質Cは内壁面33上を自重により滑落していく。縦型円筒部23の下側にいくについて、付着した汚染物質Cどうしが凝集して質量が大きくなり乾燥し易くなっているが、そこでは空気流Aは比較的強力になっているので、その大きくなった自重と空気流Aとの相乗作用で、そこに堆積されずに滑落していく。
なお、図5に示すように、隣り合う突設部材25、25どうしの間の空間を角画定する外壁面34、34は、中心側が狭くなるようテーパ状になっており、この空間も滞留域35として利用されている。
縦型円筒部23、23が二つ上下に並んでいるが、それぞれの滞留域35が上下で連なっているので、上側の縦側円筒部23の滞留域35の内壁面33から滑落した汚染物質Cは下側の縦型円筒部23の滞留域35の内壁面33にそのまま移行、または、一端内壁面側から離れてもその質量の大きさから再び内壁面33に付着する。
汚染物質Cは、下側の縦型円筒部23の内壁面33を滑落すると、筐体3の底面の漏斗状のドレン口13に集まって、そこから落下する。一方、滞留域35を通り抜けた空気流Aは、上昇して空気流出口11から外に抜けていく。すなわち、分別室43で空気と汚染物質Cとが分別される。
空気浄化装置1では、上記したメカニズムで、空気が浄化されており、内周面に均一に複数の突設部材25が配設されており、且つ、空気が十分に減速された上で、縦型円筒部23に入るので、空気が滞留域35側へ誘導され易く、効率よく浄化される。
しかも、フィルターや水を必要とせず、メンテナンスや後処理の負担が軽くなっている。
この空気浄化装置1の縦型円筒部は、直径が130mm、高さが330mmに設計されており、設置スペースはそれほど必要としないので、筐体3を家庭用に室内に設置することも可能と考えられる。
以下、突設部材の別例等を、簡略図にしたがって説明する。
図7は、突設部材の別例を示す。
この突設部材51は、上記突設部材25と略同じ断面M字状になっているが、反し部はなく、一方の突設片53が他方の突設片55より突出している。内壁面57側に滞留域59が形成されている。この突設部材51は、突設片53の外壁面61が上側に水平にくるように縦型円筒部23の内周面に取り付けられている。複数の突設部材51が一定の間隔をあけて環状になるように取り付けられており、その間隔は突設部材51の長手寸法よりも小さく設定されている。縦型円筒部23の軸方向に沿って、上記したような環状配置で突設部材51が多段にわたって取り付けられており、上下で、突設部材51と間隔とが互い違いになっている。
このタイプでも、空気流が矢印に示すように滞留域57に流入し、螺旋流となって、汚染物質Cが上記と同様にして内壁面57に付着していく。突設部材51の長手寸法はそれほど大きくないので、付着した汚染物質Cは、空気流を受けて、左右の両端部側に誘導されて滑動し、そこから落下して、縦型円筒部23の下端出口に向かっていく。
特に、突設片53側が突出するように工夫されており、空気流の戻りが上手く規制されている。
図8は、突設部材の別例を示す。
この突設部材63は、上記した突設部材51と同じ断面を有している。但し、長手方向に長く延びており、縦型円筒部23の内周面に螺旋を描くように取り付けられている。この場合には、付着した汚染物質Cが内壁面57上を滑動していく。
図9は、突設部材25等に代えて、導通した通気筒65を利用した例を示す。
この通気筒65は縦型円筒部23の内周面側に同軸状に配されており、その展開図に示すように、縦スリット67が所定の間隔をあけて複数形成されている。通気筒65と縦型円筒部23との間に滞留域69が形成される。
空気流はその縦スリット67から滞留域69内に流入した後に戻ろうとしても、一部は通気筒65の壁に衝突して上記と同様な螺旋流になる。従って、上記と同様に、汚染物質Cの付着及び落下が起こる。
図10は、通気筒65の孔の種々のパターンを示したものであり、このように大きさや配置を変えて利用できる。付着物質の性質、例えば、凝集し易さや、付着状態を考慮して適宜選択すればよい。
上記したように、滞留域は、汚染物質を電気的に分極させると共に、螺旋流でその方向を変えて電気的吸着を汚染物質どうしで起こさせる領域であり、突設部材、通気筒でも構成できる。また、筒としてユニット化されておらずとも、例えば、複数の細長い板を間隔をあけて筒状に並べて、その間を縦スリットとして利用したものでも、滞留域は形成できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、縦型円筒部は単独でも二つ以上縦に並べてもよい。また、複数並列させて、一つの縦型円筒部の下端開口部から流出した空気を隣り合う別の縦型円筒部の上端開口部から流入させてもよい。
また、吸引手段は、筐体3に内蔵させてもよい。
また、空気流は縦型円筒部内に上側から流入するとその風向きを僅かではあるが、汚染物質の壁上の滑落に利用できるが、設置環境等の関係から下側から流入するように設定しても、汚染物質の分離回収には問題ない。
本発明の空気浄化装置は、小型化できるので、工場等の事業用だけでなく、家庭内での利用も期待できる。
1…空気浄化装置 3…筐体
5…操作部 7…表示部
9…空気流入口 11…空気流出口
13…ドレン口 15…吸引チューブ
17…ブロア 19…脚部
21…回収チューブ 23…縦型円筒部
25…突設部材 27…凸条基部
29…突設片 31…反し部
33、34…内壁面、外壁面 35…滞留域
37…狭口部 39…外方フランジ部
40…区画板 41…空気溜め室
43…分別室 45…アース線
47…放電極 49…絶縁パイプ
A…空気流 E…電子流
51…突設部材(別例) 53、55…突設片
57、61…内壁面、外壁面 59…滞留域
63…突設部材(別例)
65…通気筒 67…縦スリット
69…滞留域

Claims (11)

  1. 導電性の縦型円筒部と、前記円筒部の内周面寄りに設けられ、径方向中心側から流れてきた空気の戻りを規制して滞留させる滞留域と、前記円筒部の中心軸上に延びる線乃至針状の放電極と、前記放電極から前記円筒部の内周面側との間で放電を発生させる直流電源とを備え、前記滞留域が前記円筒部と導通連結された導電材で囲まれていることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 請求項1に記載した空気浄化装置において、
    縦型円筒部はその軸方向上下端で開放されており、下端が凝集した汚染物質の出口側となっていることを特徴とする空気浄化装置。
  3. 請求項1または2に記載した空気浄化装置において、
    複数の滞留域が円筒部の内周面に沿って環状に配設されていることを特徴とする空気浄化装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した空気浄化装置において、
    滞留域が軸方向に直状または螺旋をなして延びていることを特徴とする空気浄化装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載した空気浄化装置において
    滞留域は、円筒部の内周面から突設した突設部材を導電材として利用して構成されていることを特徴とする空気浄化装置。
  6. 請求項5に記載した空気浄化装置において、
    突設部材の一部を成す一対の対向した突設片の中心側が狭まって狭口部が形成されていることを特徴とする空気浄化装置。
  7. 請求項6に記載した空気浄化装置において、
    突設片の反し部で狭口部が形成されていることを特徴とする空気浄化装置。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載した空気浄化装置において、
    滞留域は、円筒部の内周側に同軸状に配され、孔の開いた通気筒で構成されていることを特徴とする空気浄化装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載した空気浄化装置において、
    円筒部の上端側空気流入口の前段に空気溜め部を設けたことを特徴とする空気浄化装置。
  10. 請求項9に記載した空気浄化装置において、
    円筒部の下端側空気流出口の後段に空気と汚染物質との分別部を設けたことを特徴とする空気浄化装置。
  11. 請求項10に記載した空気浄化装置において、
    円筒部を囲ったケースと、前記円筒部と前記ケースとの隙間を上下で区画する区画部と、前記ケースの上部側に収容された円筒部の外周面に対向する位置に設けられた空気流入口と、前記ケースの下部側に収容された円筒物の外面に対向する位置に設けられた空気流出口と、前記ケースの下部の下端側に設けられた汚染物質排出口とを備え、前記ケースの上部を空気溜め部、前記ケースの下部を分別部として利用していることを特徴とする空気浄化装置。
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