JP2015181793A - ブレスレット型パドル - Google Patents

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Abstract

【課題】水を掻いて得られる推進力を増大させることができ、しかも、手首に余分な負担を掛けず、筋肉の疲労が最小限度で済むブレスレット型のパドルを提供する。【解決手段】水を掻くためのパドル片12、13とパドル片12、13を前腕部に着用する手段14を組み合わせたもので、着用する手段14は前腕部に取り付けてブレスレットの一部を構成するものであり、パドル片12、13は少なくとも一個のパドル片12及び/又は13を有し、パドル片12、13は閉じると前腕部に接近するとともに、開くと前腕部から離れて所要の水力学的性能を発揮する形状、構造を有しており、また、パドル片12、13は腕を前方から後方へ動かすときに開き傾向になり、逆に、腕を後方から前方へ動かすときに閉じ傾向となる位置に、軸受部16、17に回転可能に軸支されている。【選択図】図1

Description

この発明は、ブレスレット型パドルに関するものである。
サーフィンやボディボーディング或いは広く一般の水泳時に、より強い推進力を得たいことがある。例えば、ボードの使用中に波に乗るため一気に加速したいときがあり、そのような場合により強く水を掻くことができれば、望んだ波に早く乗ることができるからである。
水を掻くためのパドルには複数の発明があり、様々な商品も市販されてきた。しかし、現在のところ、特に定番化した評判の高い商品があるといえる状況でもない。その原因としては、市販されているパドルの、手の指の間にヒレを追加して水を掻く面積を増す構造にあると考えられる。ヒレにより目的は達せられるが水を掻く抵抗も増大し、その負担がスイマーの手首に大きくかかり、疲れ易くなるとともに、時として肩を壊すような結果になることが知られているからである。
例えば、特表平8−505558号という運動制御用の水掻き付き手袋の発明がある。その手袋は、隣接する指骨節を覆う部分に結合した水掻きを含むもので、まさに上記のヒレ付きのものと同じである。特開2001−104517号はカッパの水掻きというものであるが、これも上記と良く似た発明である。
一方、登録実用新案第3127699号は手首から肘に近い部分にまで水掻きを補助する水泳用具を提案している。この考案によれば、手首から肘に近い部分にまで水の抵抗を感じられるので、水泳のハイエルボーという特殊技術の習得に役立つと説明されている。しかしながら、この考案は手の平部分と手首から肘へかけてプラスチック板を取り付けるもので、そのプラスチック板は幅が狭く細長いプレート状のものである。
これは、人体の構成上手首から肘にかけての形態が水を捕えにくい曲面から成るので、平面のプレートから成るプラスチック板を追加したものと考えられる。この構成により、目的のハイエルボー技術を習得できるとしても、腕の幅程度の幅の細長いプレートによる水の抵抗が増すだけで、推進力の増加には余り役立つとは思われない。また、使用中に、水の抵抗が増すとなると筋肉が疲労し肩等に掛かる負担も無視できないが、その負担は常に掛かり続けて弱まるときがないことも問題である。
特表平8−505558号 特開2001−104517号 登録実用新案第3127699号
本発明は前記の実情に着目してなされたもので、その課題は、水を掻いて得られる推進力を増大させることが可能であり、しかも、手首に余分な負担を掛けず、筋肉の疲労が最小限度で済むパドルを実現することである。また、本発明の他の課題は、一対のパドル片を閉じることにより、手首に着用したままでブレスレットとして使用できるブレスレット型のパドルを提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、水を掻くためのパドルとそのパドルを前腕部に着用する手段を組み合わせたもので、着用する手段は前腕部に取り付けてブレスレットの一部を構成するものであり、パドルは少なくとも一個のパドル片を有し、上記パドル片は閉じると前腕部に接近するとともに、開くと前腕部から離れて所要の水力学的性能を発揮する形状、構造を有しており、また、パドル片は腕を前方から後方へ動かすときに開き傾向になり、逆に、腕を後方から前方へ動かすときに閉じ傾向と位置に、取付け部に回転可能に取り付けて構成するという手段を講じたものである。
本発明のブレスレット型パドルは、前腕部に取り付けると文字通りブレスレットとして使用できるもので、かつまた、水を掻くと少なくとも一個のパドル片が開き傾向となって推進力を発生する構成である。前腕部に取り付けるという要素と、水を掻いたときに開き傾向となって推進力を発生し、水を掻かないときは閉じ傾向となるという要素の組み合わせが、本発明の特徴である。つまり、所要の水力学的性能を発揮するとは、このパドルによって新たな推進力が発生する或いはスイマーの推進力が全体として向上するということである。
特許文献に示されるような従来の技術は、手の指の間のヒレにより水を掻く面積を増すものであるが、それにより水を掻く抵抗が増すと、それが手の平と腕を繋ぐ関節である手首に負担となって掛かり、スイマーを疲労させることになる。本発明は、特に、腕の一部である手首近くの前腕部にパドルを配置することにより、水を掻く際の抵抗を直接腕に伝えて手首に余分な負担が掛からないようにするものである。
着用手段はパドル片を取り付けるための取付け部を有しており、この取付け部は着用手段の一部を構成している。取付け部は、パドル片を取り付ける部分であるとともに、ベルトなど着用手段の他の部分を取り付ける部分でもある。従って、この発明には、少なくとも一個のパドル片と、着用手段の二つの部分が必要であり、かつ、それが十分な条件である。なお、図面に例示した取付け部は前腕部のほぼ半周を囲む大きさを有するが、これは例示であり、パドル片を取り付けられ、かつ、着用手段を構成するものであれば、その大きさや形態は自由に設計できる。
パドルは少なくとも一個のパドル片から成り、上記パドル片は閉じると前腕部に接近するとともに、開くと前腕部から離れて所要の水力学的性能を発揮する形状、構造を有している。パドルが一対のパドル片から成るときには一対のパドル片がほぼ均等の水力学的性能を発揮する。なお、ほぼ均等の水力学的性能は、パドル片の例えば面積、材質を含む形状、構造が同等であれば得られる性能である。
このようなパドル片は、腕を前方から後方へ動かすときに開き傾向になり、逆に、腕を後方から前方へ動かすときに閉じ傾向となるように、取付け部に回転可能に取り付けられている。パドル片は一側部で取付け部に回転可能に取り付けられているので、他側部は前腕部から離れる方向へ開き、また閉じるために動き得る。
少なくとも一個のパドル片は水を掻く手の平とほぼ同様に湾曲した形態を有し、開くと手の平を拡張する面が前腕部に追加されるように、前腕部の両側の位置にて取付け部に取り付けられていることが望ましい。腕に付けたパドル片が、手の平を中心として前腕部の左右に開くイメージである。また、パドル片はそれらが水を掴むように湾曲した形態をそなえるようにすれば、より好ましい結果が得られる。
本発明のパドルでは、少なくとも左右一対のパドル片と、パドル片を取り付けるための取付け部を有する着用手段との二部分から成り、前腕部に着用した状態において腕の長手方向軸線を中心としてほぼ対称にデザインされ、それによって左右どちらの前腕部にも着用できるようにすることも望ましい構成であるといえる。なぜなら、前腕部を中心として左右対称に左右各一対のパドル片を配置すると、左右のパドル片に均等な外力が加わり、強固に固定しなくても前腕部を軸に回転する恐れがほとんどなくなるからである。また、2個のパドルを約180度ずらせて前腕部に着用することで、二対のパドル片が前腕部の全周を取り囲むようになり、ブレスレットとして使用できるようになるからでもある。
少なくとも左右一対のパドル片は湾曲した形態を有する凹部を形成しており、かつ、凹部の内部に所定量の水を捕捉できるようにカバーをパドル片の前後方向の側面に設けた構成とすることができる。カバーは湾曲したパドル片の内側にある水を捕捉して逃げるのを防ぐので、推進力をより高めることができる。また、少なくとも左右一対のパドル片ということは、例えば二対以上設けることも許容される。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、パドルを前腕部に着用することにより水を掻いて得られる推進力を増大させることができるようになり、しかも、腕を前方から後方へ動かして強い推進力を得るときに開き傾向となり、腕を後方から前方へ動かすときには閉じ傾向となるので手首に余分な負担を掛けず、筋肉の疲労が最小限度で済むという効果が得られる。また、本発明によれば、一個又は一対のパドル片を閉じることで、手首近くの前腕部に着用したままでブレスレットとして使用できるブレスレット型パドルを提供することができる。
以下、図示の実施形態を参照しながら本発明をより詳細に説明する。図1ないし図7は例1の本発明に係るブレスレット型パドル10を示しており、このブレスレット型パドル10は着用手段の一部である取付け部11と、パドル片12、13と、同じく着用手段の一部であるベルト14の三つの部分に分けられる。例1のブレスレット型パドル10は、一対のパドル片12、13を有している。
取付け部11は着用手段の一部であり、また、ブレスレットの一部を構成するもので、手首近くの前腕部に取り付けるために前腕部の曲面に適合するように、筒状部材を縦に二分したほぼC字型の横断面形状に形成されている。図示の例1の場合、取付け部11は手首近くの前腕部の内側に配置して着用することを意図しており(図10、図11参照)、前腕部との接触により十分な安定性が得られるように、その形態や寸法例えば縦方向の長さが決定されている。
取付け部11の材質は樹脂製が好ましく、着用時に接触する前腕部の保護を考慮して、例えば、ゴム又は樹脂製の柔軟性を有する、緩衝手段15を内面に配置することが望ましい。しかし、取付け部11の材質については任意に選択できる事項である。緩衝手段15は図示の例では取付け部内面の全体に張り付けているが部分的でも良く、また、本発明において不可欠というほどのものではない。
一対のパドル片12、13を回転可能に取り付けるために、ヒンジ機構の一方を構成する軸受部16、17が取付け部11の両側部の外側に設けられている。この軸受部16、17は取付け部11から外方へ突き出している。しかし、その突き出し量は後述するパドル片12、13の厚さを上回らない程度が良いであろう(図3、図4、図7等参照)。なお、パドル片は12又は13のどちらか1個という最小限形態も取り得る。
さらに、取付け部11の端部(C字型の端部)には、着用手段14としてのベルト挿通口や掛け止め部を有する取り付け部18、19が設けられている(図2、図7等参照)。この取り付け部18、19も取付け部11から外方へ突き出しているが、それは後述する着用手段14のベルト厚みを吸収し、取付け部内面に余り突き出さないようにする程度で良い。また、この取り付け部18、19は一対のパドル片12、13を開いたときに全開角度を決めるストッパーの役目を果たす。
水を掻くためのパドルとして、実施形態の例1では一対のパドル片12、13を、ヒンジ機構を用いて取付け部11の両側部の外側に取り付けている。そのため、前記ヒンジ機構の他の一方の軸受部20、21が各パドル片12、13の縦方向の側縁に設けられている。従って、例1におけるヒンジ機構は取付け部11の上記軸受部16、17と、パドル片12、13の軸受部20、21及びこれらを貫通する縦方向の軸22、23とから成っている(図7参照)。
上記パドル片12、13は水を掻く手の平とほぼ同様に湾曲した形態を有し、開くと、手の平を拡張する面が手首近くの前腕部の左右に追加されるように、取付け部11の左右両側に上記ヒンジ機構により取り付けられている。このパドル片12、13は前記取付け部11の外面にほぼ密着するように湾曲した形態に形成された凹部12a、13aを有している(図1、図2、図5、図6参照)。
凹部12a、13aには湾曲した面から立ち上がった形状の縦横のリブ12b、13bが設けられている。このリブ12b、13bはパドル片12、13の剛性を向上させるとともに、水を?むためにも有効である。図示の例1では、一対のパドル片12、13の形状と寸法を同一として左右対称に形成しており、閉じたときに一対のパドル片12、13の先端もほとんど接触するようになっている。このようなパドル片12、13も樹脂製であることが好ましい。
図3、図4に鎖線を記入して示したように、一対のパドル片12、13をやや短めに形成し、閉じたときに先端に隙間Gができるように形成することができる。一対のパドル片12、13は、押し込めば閉じた位置を保ち、押し開けば開いた位置を保つように、ヒンジ機構部分の抵抗によりやや重い回転により開閉するように設計されている。
ところが、実験を繰り返すうちに、パドル片先端に隙間Gを設けることで水を掻く動作によりパドル片12、13が開くようになることが見出された。従って、隙間Gを設けることは一対のパドル片12、13を自動的に開く上で有効である。逆に、腕を後方から前方へ動かすときにパドル片12、13は閉じ傾向となるが、スイマーの速さに応じて閉じることで、抵抗が減少すれば良いので、完全に閉じてしまう必要はない。
本発明に係る例1のブレスレット型パドル10は、一対のパドル片12、13を備えているが、パドル片は1個だけの場合も想定される。いずれの形態を取るにしてもパドル片は手動で開閉することができるものである。しかし、パドル片を開き或いは閉じるためにバネ類を使用することも可能である。その場合、バネ類として錆びに弱い金属を避けるのは常識であるが、隙間Gを設けることで開くばねの必要性はほぼなくなるであろう。
パドルを着用する手段14として、例1では、伸縮性のある一定の長さのゴム製のベルトを用いている。この方式による場合、ベルト長さを、例えば、大(L)、中(M)、小(S)のごとくあらかじめ何種類か用意して、使用するスイマーの前腕部の太さに応じることができる。この方式とは別に、従来のバックル方式のベルトを採用することも勿論可能であり、ベルトは伸縮性がある材質でも、また、伸縮性のないものでも良い。
次に、例2の本発明に係るブレスレット型パドル25について、図8及び図9を参照して説明する。例2のブレスレット型パドル25も、例1のパドル10と同じく一対のパドル片12、13を有している。パドル片12、13は湾曲した形態を有する凹部12a、13aを形成している上、さらに、凹部12a、13aの内部に所容量の水を捕えられるように、カバー26、27をパドル片12、13の前後方向の側面に取り付けた構成を有する。
例2の説明中、例1と共通の構成には同一の符号を使用する。例えば、パドル片12、13とその構成、ヒンジ機構とその構成は共通しており、上記のカバー26、27と着用手段28が例1のそれぞれと相違する。カバー26、27は伸縮性を有するシート状素材から成り、パドル片12、13の端面に取り付け、湾曲した形態を有する凹部の端面側を閉じて、捕えた水が逃げるのを防止する役割を果たす。
カバー26、27はパドル片12、13の端面のリブ12b、13bに、例えば接着により取り付けられる。上記の端面とは、取付け部11において、腕の先側と後側になる端面のことである。カバー26、27の取り付け手段は、後日シート状素材が老化し交換が必要になったときに、比較的容易に剥がせる方法であることが望ましい。本発明のパドルでは、水を確実にとらえることが重要であるので、カバー26、27の取り付け方は本発明を適用する商品の目的に応じて適切に設計するものとする。
さらにカバー26、27の材質についても選択の余地がある。カバー26、27として伸縮性を有することはパドル片12、13を開閉するために必要であるが、シート状素材の材質によってパドルの性能にも変化が表れる。例えば、織布構造の素材であれば或る程度の透水性を有するのでパドリング性能はやや低下するとしても肩に掛かる負担は軽減される、その一方、ゴムシートのような素材であれば肩に掛かる負担も大きくなるがパドリング性能は最も高まるからである。
例2のブレスレット型パドル25の着用手段28は例1のものとやや相違する。例2ではベルトの一端を片方の取り付け部19の外部に置き、他端を上記取り付け部19から他方の取り付け部18に通すとともにループ28aを作って折り返し、再び片方の取り付け部19の外部に通して一端と結合し、その結合端部分にフック29を取り付けている。よって、フック29をループ28aに掛けて着用作業を終える。
このように構成されている本発明によれば、パドル10、25は取付け部11を有する着用手段14、28と、少なくとも一対のパドル片12、13との二部分から成り、手首近くの前腕部に着用した状態において前腕部の長手方向軸線を中心としてほぼ対称にデザインされているので、左右どちらの前腕部にも着用することができる。つまり、このパドル10、25は、左右の区別なく構成し、かつ、使用できるということである。
使用するには取付け部11と着用手段14、18との間に手を指し入れ、図10及び図11に示したように、取付け部11が前腕部の内側にあてがわれるようにする。例2の場合にはフック29をループ28aに引っ掛けて固定する。着用後パドル片12、13を開くことによって、手の平Hとほぼ同様に湾曲した凹部から成る形態の水掻き面が手首近くの前腕部の左右両側に展開する。
このようなパドル片12、13は、開くことで水を掴んで逃げるのを防ぐので推進力をより高められ、力の加わる位置は手の平Hよりも肩に近いので、指の間にヒレを設けた従来品と比較して筋肉の疲労も軽減する。パドル片12、13を閉じたときは取付け部11又は前腕部にほぼ密着するようになるが、水泳中、腕を前方から後方へ動かすときに腕の動きとともに開き傾向になり、逆に、腕を後方から前方へ動かすときに閉じ傾向となる。故に、泳ぎながら手動で開閉の操作をする必要は全くなく、使い勝手は非常に良い。
本発明に係るパドル片の最小限は1個のパドル片であるが、例示したパドル片は少なくとも一対を必要とする。しかし、一対に限定されるものではなく、左右ほぼ均等の水力学的性能を発揮する形状、構造の条件の下に、任意の構成を取り得る。例えば、取付け部の長さを2倍として一対のパドル片12、13を肘の側に増設することで二対のパドル片から成るパドルができるし、さらに数を増やすことも可能であろう。なお、本発明において左右、前後等の文言を用いたが、左右は手の平Hに向かってのことであり左手では拇指側が左方、右手では拇指側が右方になる。また、前後は水を掻いて進む方向を前方、掻くことで手の平が移動する方向を後方と呼んでいる。
以上のように、本発明のブレスレット型パドル10、25は、手首近くの前腕部にパドル片12、13を配置する構成により、水を掻く際の抵抗を直接腕に伝えて手首に余分な負担が掛かるのを回避することができる。言い換えると、上腕の肩への付け根を中心として腕を回転させるとき、付け根から遠くなるほど力のモーメントも大きくなるが、本発明の場合は手の平にヒレを付けたときよりも力のモーメントが小さくなり、かつ、手首に余分な負担が掛からないのである。また、強い筋力を使うのは腕を前方から後方へ動かすときだけで、逆に、腕を後方から前方へ動かすときにパドル片12、13は閉じ傾向となるので肩等にかかる負担が常に掛かり続けることがなく、実質的な負担は非常に小さいものである。
本発明に係る例1のブレスレット型パドルを示す正面側の斜視図である。 同上のパドルを示す背面側の斜視図である。 同上のパドル片を閉じた状態を示す正面側の斜視図である。 同じくパドル片を閉じた状態を示す背面側の斜視図である。 同じく例1のものの開いた状態を示す背面側の平面図である。 同じく例1のものの開いた状態を示す端面図である。 同じく例1のものの閉じた状態を示すもので、Aは背面図、Bは端面図、Cは正面図、Dは側面図である。 本発明に係る例2のブレスレット型パドルにおいて開いた状態を示す端面図である。 同じく例2のものの開いた状態を示す背面側の平面図である。 同じく例2のブレスレット型パドルの使用状態を示す正面側の斜視図である。 同じく例2のブレスレット型パドルの使用状態を示す背面側の斜視図である。
10、25 ブレスレット型パドル
11 取付け部
12、13 パドル片
14、28 着用手段
15 緩衝手段
16、17 一方の軸受部
18、19 取り付け部
20、21 他方の軸受部
22、23 縦方向の軸
26、27 カバー
29 フック

Claims (4)

  1. 水を掻くためのパドルとそのパドルを前腕部に着用する手段を組み合わせたもので、
    着用する手段は前腕部に取り付けてブレスレットの一部を構成するものであり、パドルは少なくとも一個のパドル片を有し、上記パドル片は閉じると前腕部に接近するとともに、開くと前腕部から離れて所要の水力学的性能を発揮する形状、構造を有しており、
    また、パドル片は腕を前方から後方へ動かすときに開き傾向になり、逆に、腕を後方から前方へ動かすときに閉じ傾向となる位置に、取付け部に回転可能に取り付けられている
    ブレスレット型パドル。
  2. パドル片は水を掻く手の平とほぼ同様に湾曲した形態を有し、開くと手の平を拡張する面が前腕部に追加されるように、前腕部の両側の位置にて本体に取り付けられている
    請求項1記載のブレスレット型パドル。
  3. パドルは、少なくとも左右一対のパドル片と、パドル片を取り付けるための取付け部を有する着用手段との二部分から成り、前腕部に着用した状態において腕の長手方向軸線を中心としてほぼ対称にデザインされており、それによって左右どちらの前腕部にも着用できるように構成されている
    請求項1又は2記載のブレスレット型パドル。
  4. 一対のパドル片は湾曲した形態を有する凹部を形成しており、かつ、凹部の内部に所定量の水を捕捉できるようにカバーをパドル片の前後方向の側面に設けた構成を有する
    請求項1ないし3のいずれかに記載のブレスレット型パドル。
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