JP2015181769A - ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ - Google Patents

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Abstract

【課題】打球音が減衰しやすく、また繰り返し打球したときにも樹脂プレートの異常発生を抑制することができるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブを提供する。
【解決手段】打球面2Aを有するフェース部2と、フェース部2における打球面2Aの裏側に位置してフェース部2と接続されているプレート部材3とを備え、プレート部材3は、膜厚が薄い薄肉部と、薄肉部よりも膜厚が厚い厚肉部とを含み、厚肉部には、厚肉部よりも膜厚が薄い溝部が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブに関し、特に高反発係数を有するゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブに関する。
ゴルフクラブヘッドにおいて、打球面を有するフェース部の厚みを薄くする(たとえば3.0mm以下程度にする)ことが従来から行なわれている。フェース部を薄肉にすることにより、打球時にフェース部がたわみやすくなる。これにより、反発係数が向上し、飛距離が伸びるという効果がある。
しかし、フェース部を薄肉にした場合、一般的に、打球音が大きくなり、かつ減衰しにくくなるという傾向にある。これにより、ゴルファの打感に悪影響を及ぼす場合がある。このため、打球音の減衰手段として、フェース部の裏側に樹脂プレートを設ける技術が知られている。
特開2005−137634号公報では、所定の厚みを有するフェース部の打球部の裏面に、所定の厚みを有する樹脂プレートが取り付けられているゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブが記載されている。さらに、樹脂プレートに溝部を設けることにより、樹脂プレートが打球時のフェース部のたわみに追随しやすくなり、繰り返しの打球による樹脂プレートのはがれを抑制することができることが記載されている。
特開2005−137634号公報
近年では材料や設計技術などの向上により、従来よりも反発係数(Coefficient Of Restitution;COR)がさらに高いゴルフクラブヘッドが実現されている。このようなゴルフクラブヘッドは打球音も大きくなる。そのため、打球音を小さく抑えてゴルファの打感への影響を低減するには、従来よりも樹脂プレートをより大きく設け、打球音の振動の損失係数を大きくする必要がある。
しかしながら、樹脂プレートを大きくすることにより、樹脂プレートの質量が増すため、ゴルフクラブヘッドの重心設計に影響を及ぼすことになる。また、樹脂プレートを単に大きくして樹脂プレートの剛性を高めると、高反発のゴルフクラブヘッドのフェース部と樹脂プレートとの接着面で剥離や樹脂プレートのクラックなどの異常が生じやすくなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の主たる目的は、打球音が減衰しやすく、また繰り返し打球したときにも樹脂プレートの異常発生を抑制することができるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブを提供することにある。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、打球面を有するフェース部と、フェース部における打球面の裏側に位置してフェース部と接続されているプレート部材とを備え、プレート部材は、厚みが薄い薄肉部と、薄肉部よりも厚みが厚い厚肉部とを含み、厚肉部には、厚肉部よりも厚みが薄い溝部が形成されている。
本発明によれば、打球音が減衰しやすく、また繰り返し打球したときにも樹脂プレートの異常発生を抑制することができるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブを提供することができる。
本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドを説明するための図である。 図1中線分II−IIにおける断面図である。 本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのプレート部材を説明するための図である。 図3中線分IV−IVにおける断面図である。 図3中矢印Vから見た側面図である。 本実施の形態に係るゴルフクラブヘッドのプレート部材の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1〜図5を参照して、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1は、シャフト20の先端に固定されてゴルフクラブを構成する。ゴルフクラブヘッド1は、フェース部2と、フェース部2の裏側に位置してフェース部2と接続されているプレート部材3とを備える。
フェース部2は、打球面(以下、フェース面という)2Aを有する。フェース面2Aは、主として打球することが予定されており、高い反発係数(COR)を有する領域(いわゆるスイートスポットSS)を中央部付近に有している。スイートスポットSSでのフェース面2Aの反発係数は、たとえば0.80以上であり、0.82以上であってもよい。
ここで、ゴルフクラブヘッド1の反発係数は、たとえば以下の方法により算出される。具体的には、静止状態のゴルフクラブヘッド(質量:M)にゴルフボール(質量:m)を衝突させ、ボールの入射速度(フェース面との衝突前のボールの速度)VINおよび反射速度(フェース面との衝突後のボールの速度)VOUTを計測し、下記数式(1)から算出される。
OUT/VIN=(eM−m)/(M+m)・・・・(1)
ゴルフボールとしては、たとえばACUSHNET COMPANYより販売のPinnnacle GOLD LSを約23℃の室内で保管したものを用い、衝突速度は、たとえば40.5m/sとする。また、フェース面にゴルフボールを衝突させる際に、正面へのはね返りを実現させるべく、フェース面の法線方向からボールが衝突するようにクラブヘッドを固定する。計測は7回繰り返し、上下の値をカットした5回分の平均により算出する。
フェース面2Aは、ゴルフクラブを構えたときに、接地面と接する側の端部に位置するソール部5から鉛直方向上方の端部に位置するトップエッジ部6まで延びている。スイートスポットSSは、ゴルフクラブヘッド1の重心からフェース面2Aに垂直に下ろした線とフェース面2Aとの交点である。また、打撃位置HPは、トゥヒール方向におけるスコアラインセンター上であって、リーティングエッジ(フェース面2Aのソール部5側に位置する端部)からフェース面2Aに沿って15mm上側の場所に位置する点を中心とする半径10mmの円内と定義される。
フェース面2Aは、たとえば1つの平面で構成されている。フェース面2Aの裏側に位置するフェースバック面2Bは、ヒール部1hからトゥ部1tまでフェース面2Aと平行に設けられている。つまり、フェースバック面2Bが形成されている領域においては、フェース部2の厚みはフェース面2Aからフェースバック面2Bまでの厚みであって、均一に設けられている。
フェース面2A側から見てフェースバック面2Bよりも後方にはキャビティ部4が形成されている。キャビティ部4は、フェース部2のソール部5側およびトップエッジ部6側と連なるように形成されている。キャビティ部4内において、プレート部材3はフェース部2と接続されている。
プレート部材3は、平面状に設けられている第1面3Aを有しており、第1面3Aとフェースバック面2Bとが接着されていることにより、フェース部2と接続されている。第1面3Aとフェースバック面2Bとの接続は、たとえば両面テープ7を用いて接着してもよく、好ましくは両面テープ7に加えて接着剤(図示しない)を用いて接着する。なお、フェースバック面2Bと、プレート部材3の第1面3Aは共に、上述した平面形状に限られず、互いに凹凸を有する形状であってもよい。
プレート部材3の平面形状および寸法は、少なくともプレート部材3においてフェース面2A側から見てゴルフクラブヘッド1の打撃位置HPと重なるように設けられている。プレート部材3の平面形状および寸法は、好ましくはソール部5からトップエッジ部6に至る方向(以下、プレート部材3の短手方向という)の長さよりもヒール部1hからトゥ部1tに至る方向(以下、プレート部材3の長手方向という)の長さが長い横長形状である。プレート部材3の具体的な平面形状としては、円形状、楕円形状、多角形形状や、これらを組み合わせた形状など、任意の形状とすることができる。
プレート部材3は、第1面3Aと反対側に位置して曲面状の部分を含む第2面3Bをさらに有している。言い換えると、プレート部材3の第1面3Aと第2面3Bとの間の厚みは均一ではなく、プレート部材3は相対的に厚みが薄い薄肉部31と薄肉部31よりも厚みの厚い厚肉部32とを含んでいる。さらに、厚肉部32においてもその厚みは均一ではない。薄肉部31と厚肉部32とは一体として設けられており、薄肉部31と厚肉部32との境界より厚肉部32側に位置する厚肉部32の厚みは、薄肉部31の厚みに対してプレート部材3の中央部に向けて徐々に厚くなるように設けられている。つまり、厚肉部32の厚みは薄肉部31の厚み超えである範囲において分布を有している。
薄肉部31の厚みW1(図4参照)は、たとえば0.6mm以上1.4mm以下であり、好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。一方、厚肉部32の厚みW2(図4参照)は、たとえば3.8mm以上4.6mm以下であり、好ましくは4.0mm以上4.4mm以下である。
プレート部材3において、厚肉部32は、プレート部材3においてフェース面2A側から見てゴルフクラブヘッド1の打撃位置HPと少なくとも一部が重なるように設けられている。具体的には、プレート部材3の短手方向において、厚肉部32は薄肉部31よりもゴルフクラブヘッド1のソール部5側に設けられており、好ましくはプレート部材3のソール部5側の端部に面している。また、プレート部材3の長手方向において、厚肉部32はプレート部材3の短手方向よりも広い領域に渡って形成されており、たとえばプレート部材3のヒール部1hの端部からトゥ部1t側の端部に渡って形成されていてもよい。
このとき、プレート部材3の短手方向における厚肉部32の幅は、プレート部材3の長手方向において異なるように設けられているのが好ましい。具体的には、厚肉部32の当該幅は、打撃位置HPの領域において最も長く設けられており、そこからプレート部材3の長手方向におけるヒール部1h側端部およびトゥ部1t側端部に至るまで徐々に短くなるように設けられているのが好ましい。
プレート部材3を構成する主な材料は、打球時におけるフェース部2の振動を減衰させる(振動の損失係数を大きくする)ことができる任意の材料とすればよいが、たとえばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂やエポキシ樹脂である。図4を参照して、プレート部材3は、たとえば厚みの異なる樹脂部9の表面に所定の厚みを有するメッキ層10が形成された構造を有している。プレート部材3の厚肉部32は、薄肉部31よりもABS樹脂が厚く設けられている。メッキ層10を構成する材料は任意のメッキ材料とすればよいが、たとえばニッケル・クロム(NiCr)である。メッキ層10は第2面3B上に形成されている限りにおいて、第1面3A上に設けられていてもよいし、第1面3A上に形成されていなくてもよい。第1面3A上にメッキ層10を形成することにより、フェースバック面2Bと第1面3Aとの接合強度を増すことができる。また、第1面3A上にメッキ層10を形成しない場合には、製造コストを低く抑えることができる。
厚肉部32には、第2面3Bに溝部8が形成されている。溝部8は、第1面3A側に底部を有している。つまり、厚肉部32は溝部8において、第1面3Aと第2面3Bとの成す厚みが減じられている。溝部8において第1面3Aと第2面3Bとの成す厚みW3(図4参照)は0.6mm以上1.4mm以下であり、好ましくは0.8mm以上1.2mm以下である。つまり、溝部8におけるプレート部材3の厚みW3は、薄肉部31の厚みW1と略同じである。なお、溝部8における底部も、樹脂部9およびメッキ層10により構成されている。
溝部8は、プレート部材3においてフェース面2A側から見てゴルフクラブヘッド1の打撃位置HPの領域からプレート部材3のソール部5側の端部にまで達するように設けられている。また、溝部8は、トップエッジ部6側において薄肉部31と厚肉部32との境界に達していない。
溝部8のヒール部1hからトゥ部1tに至る方向における幅は、スイートスポットSSの幅よりも狭く、たとえば溝部8の頂部より5mm下方の位置で2.4mm以下である。溝部8の当該幅は、フェース面2A側から見てスイートスポットSSと重なる領域からソール部5側にかけて徐々に拡がるように設けられていてもよい。
図5を参照して、溝部8の側壁と第2面3Bとの境界部は面取りされているのが好ましい。このようにすれば、フェース部2のたわみを受けたときに、第2面3B上に形成されているメッキ層10にクラック等が発生することを抑制することができる。
本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1を備えるゴルフクラブは、従来のゴルフクラブよりも打球音を効果的に減衰させることができる。
次に、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1の作用効果について説明する。ゴルフクラブヘッド1において、プレート部材3は厚みが相対的に薄い薄肉部31と薄肉部31よりも厚みが厚い厚肉部32とを含んでいる。これにより、打球時においてフェース部2に生じる振動は厚肉部32を有するプレート部材3により減衰される。その結果、打球音を小さく、また短くすることができる。特に、高反発係数を有するゴルフクラブヘッド1では、打球時のフェース部2の振幅が大きくなるため、打球音が大きくなり振動も長く続くので、これを効果的に抑制することができる。
さらに、厚肉部32には、プレート部材3においてフェース部2と接続される側(第1面3A)とは反対側の表面(第2面3B)に溝部8が形成されている。これにより溝部8はプレート部材3の厚みが薄いため、溝部8において変形しやすくなる。この結果、プレート部材3が打球時のフェース部2のたわみに追随しやすくなるため、繰り返し打球した場合にもプレート部材3がフェースバック面2Bから剥離することを抑制することができる。
また、プレート部材3において、溝部8は第1面3A側(フェース部2と接続される側)に底部を有している。言い換えると、第1面3Aはプレート部材3の全体に渡って1つの平面として設けられているため、プレート部材3においてフェースバック面2Bと接続される面積を広く採ることができる。その結果、フェース部2とプレート部材3との接続強度をより強くすることができるため、特に高反発係数を有し打球時のフェース部2の振幅(変位量)が大きいゴルフクラブヘッド1であっても、当該変位を受けてプレート部材3がフェース部2から剥離することを抑制することができる。
また、プレート部材3において、厚肉部32は薄肉部31よりもソール部5側に設けられている。このようにすれば、薄肉部31と厚肉部32とは同じ材料で構成されているため、厚みの差異は質量の差異となり、プレート部材3の重心位置をプレート部材3の中心部分よりもソール部5側に配置することができる。この結果、ゴルフクラブヘッド1の重心位置をソール部5側に下げることができる。
さらに、溝部8は、プレート部材3においてフェース面2A側から見てゴルフクラブヘッド1のスイートスポットSSと重なる領域からプレート部材3のソール部5側の端部にまで達するように設けられている。このようにすれば、溝部8が伸びる方向と交差する方向であるプレート部材3の長手方向の断面の曲げ剛性をより効果的に低減することができるため、プレート部材3は打球時のフェース部2のたわみに追随しやすくなる。その結果、繰り返し打球した場合にもプレート部材3がフェースバック面2Bから剥離することを抑制することができる。
さらに、プレート部材3には、トップエッジ部6からソール部5に至る方向での幅よりヒール部1hからトゥ部1tに至る方向での幅が広くなるように厚肉部32が形成されている。そのため、打球時において当該方向に広く生じるフェース部2の振動をより効果的に減衰させることができる。さらに、厚肉部32は、打撃位置HPから離れた領域では打撃位置HPの領域と比べてプレート部材3の短手方向の幅が短く設けられている。さらに、厚肉部32は、その中心付近からヒール部1hに至る方向および該中心付近からトゥ部1tに至る方向のそれぞれに沿って、厚みが減少している。そのため、プレート部材3の長手方向の端部はフェース部2のたわみに応じて変形しやすくなり、プレート部材3は打球時のフェース部2のたわみに追随しやすくなる。その結果、繰り返し打球した場合にもプレート部材3がフェースバック面2Bから剥離することを抑制することができる。
プレート部材3は、フェース部2に両面テープ7および接着剤を介して固定されている。プレート部材3の第1面3Aには、樹脂表面に形成されたボイド等に起因して微小な凹凸が形成されている場合がある。このような場合であっても、当該微小な凹凸を接着剤により平坦化させることができるため、第1面3Aと両面テープ7とを直接または接着剤を介して接着させることができる。そのため、第1面3Aの全体をフェース部2との接着領域とすることができ、より強固にフェース部2とプレート部材3とを接着させることができる。
本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1において、プレート部材3には溝部8が1つ形成されているが、図6を参照して、複数(たとえば2つ)の溝部8が形成されていてもよい。この場合にも、各溝部8は、厚肉部32において、フェース面2A側から見て打撃位置HPと重なる領域からソール部5側の端部にまで達するように設けられているのが好ましい。このようにしても、プレート部材3の長手方向の断面の曲げ剛性を低減させることができるため、プレート部材3は打球時のフェース部2のたわみに追随しやすくなる。その結果、繰り返し打球した場合にもプレート部材3がフェースバック面2Bから剥離することを抑制することができる。
また、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1において、溝部8におけるプレート部材3の厚みW3は、薄肉部31の厚みW1より薄く設けられていてもよい。このようにしても、プレート部材3の第1面3Aが広く設けられているため、フェースバック面2Bとの接合面積を大きくとることができ、かつフェース部2のたわみに追随しやすくすることができる。
また、本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1において、溝部8は第1面3A側に底部を有しているが、これに限られるものではない。たとえば、溝部8は、第2面3Bから第1面3A側までプレート部材3が形成されていない領域として構成されていてもよい。この場合には、第1面3Aとフェースバック面2Bとの接着面積は溝部8の面積分だけ小さくなるため、第1面3Aとフェースバック面2Bとの接着強度は上述した本実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1と比べて低下する。また、当該接着強度に問題が無い場合には、溝部8のトップエッジ部6側の端部近傍に応力が集中する。そのため、このようなプレート部材3は反発係数が0.8以下と比較的低いゴルフクラブヘッド1に適用することができる。一方、反発係数が0.82を超える高いゴルフクラブヘッド1に適用する場合には上述した本実施の形態に係るプレート部材3が好適である。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明は、高い反発係数を有するゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブに特に有利に適用される。
1 ゴルフクラブヘッド、1h ヒール部、1t トゥ部、2 フェース部、2A フェース面、2B フェースバック面、3 プレート部材、3A 第1面、3B 第2面、4 キャビティ部、5 ソール部、6 トップエッジ部、7 両面テープ、8 溝部、9 樹脂部、10 メッキ層、20 シャフト、31 薄肉部、32 厚肉部。

Claims (6)

  1. 打球面を有するフェース部と、
    前記フェース部における前記打球面の裏側に位置して前記フェース部と接続されているプレート部材とを備え、
    前記プレート部材は、厚みが相対的に薄い薄肉部と、前記薄肉部よりも厚みが厚い厚肉部とを含み、
    前記厚肉部には、前記プレート部材において前記フェース部と接続される側とは反対側の表面に溝部が形成されている、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記プレート部材において、前記溝部は前記フェース部と接続される側に底部を有している、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記プレート部材において、前記厚肉部は前記薄肉部よりもソール側に設けられている、請求項1または請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記溝部は、前記プレート部材において前記打球面側から見て前記ゴルフクラブヘッドの打撃位置と重なる領域から前記プレート部材のソール側の端部にまで達するように設けられている、請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記プレート部材は、前記フェース部に両面テープおよび接着剤を介して固定されている、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッドを備える、ゴルフクラブ。
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