JP2015181725A - 血液浄化システム - Google Patents

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【課題】治療条件の変更を血液浄化手段にて容易に行わせることができる血液浄化システムを提供する。
【解決手段】患者に血液浄化治療を施すための血液浄化器が取り付けられる複数の血液浄化手段1と、患者の治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を記憶可能な記憶手段3を具備するとともに、当該所定の演算式で算出された治療条件を特定の血液浄化手段1に送信し得る中央管理手段2とを具備した血液浄化システムであって、中央管理手段2は、治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を特定の血液浄化手段1に送信し得るとともに、血液浄化手段1は、中央管理手段2から送信された所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段11を具備したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、患者に血液浄化治療を施すための血液浄化器が取り付けられる複数の血液浄化手段と、患者の治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を記憶可能な記憶手段を具備するとともに、当該所定の演算式で算出された治療条件を特定の血液浄化手段に送信し得る中央管理手段とを具備した血液浄化システムに関するものである。
透析治療などで用いられる血液浄化装置としての透析装置は、例えば特許文献1にて開示されているように、病院等の医療施設内に設けられた透析室に複数設置され、当該透析室内で多数の患者に対する透析治療(血液浄化治療)が施されるようになっている。かかる透析室内には、透析治療(血液浄化治療)に関係する患者の管理データ(治療前の患者の体重や血圧等)を記憶するサーバ(中央管理手段)が設置されており、その管理データを個々の透析装置に送信して表示可能とされていた。
例えば、患者が透析治療を行う際、先ず体重計や血圧計にて治療前の体重及び血圧等を計り、その値を中央管理手段に送信して患者の固有情報として記憶させ得るよう構成されていた。そして、中央管理手段は、かかる患者の固有情報に基づいて、その患者の治療条件を所定の演算式による演算により求め、その求められた治療条件を透析装置に送信することで、患者毎に最適な血液浄化治療が行われるようになっていた。
特開2012−249748号公報
しかしながら、上記従来の血液浄化システムにおいては、中央管理手段が患者の固有情報に基づいて治療条件を所定の演算式による演算により求め、その求められた治療条件(すなわち演算結果のみ)を透析装置に送信していたので、以下の如き問題があった。
例えば治療直前や治療中において、所定の演算式に用いられるパラメータ(例えば、目標除水量を算出する際の患者のドライウェイト等)を医師の指示で変更する場合、或いは治療中に飲食したときはその摂取内容や摂取量を反映させてパラメータを変更する場合、変更後のパラメータに基づいて電卓等により治療条件を再度演算し、手動で血液浄化手段の設定を変更する必要があり、作業が煩わしくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、治療条件の変更を血液浄化手段にて容易に行わせることができる血液浄化システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、患者に血液浄化治療を施すための血液浄化器が取り付けられる複数の血液浄化手段と、患者の治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を記憶可能な記憶手段を具備するとともに、当該所定の演算式で算出された治療条件を特定の血液浄化手段に送信し得る中央管理手段とを具備した血液浄化システムであって、前記中央管理手段は、前記治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を前記特定の血液浄化手段に送信し得るとともに、前記血液浄化手段は、前記中央管理手段から送信された前記所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の血液浄化システムにおいて、前記中央管理手段又は血液浄化手段は、前記算出手段で算出された治療条件で治療が実行可能か否か判定可能な判定手段を具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の血液浄化システムにおいて、前記血液浄化手段は、前記算出手段で算出された治療条件を前記中央管理手段に送信し得るとともに、その送信された治療条件を前記中央管理手段の記憶手段に記憶させ得ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化システムにおいて、前記血液浄化手段は、治療過程の患者又は機器の状態を表示する表示手段を具備するとともに、前記中央管理手段から送信される所定の演算式は、前記表示手段に表示される画面情報に付加された関数から成ることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の血液浄化システムにおいて、前記表示手段は、画面の所定部位を触れることにより所定の入力が可能なタッチパネルから成るとともに、当該タッチパネルにて前記所定の演算式による算出に必要なパラメータを入力可能とされたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、中央管理手段は、治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を特定の血液浄化手段に送信し得るとともに、血液浄化手段は、中央管理手段から送信された所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段を具備したので、治療条件の変更を血液浄化手段にて容易に行わせることができる。
請求項2の発明によれば、中央管理手段又は血液浄化手段は、算出手段で算出された治療条件で治療が実行可能か否か判定可能な判定手段を具備したので、患者固有の事情に合わない治療条件で治療が行われてしまうのを防止することができる。
請求項3の発明によれば、血液浄化手段は、算出手段で算出された治療条件を中央管理手段に送信し得るとともに、その送信された治療条件を中央管理手段の記憶手段に記憶させ得るので、血液浄化手段で変更した治療条件を中央管理手段の記憶手段に自動的に記憶させることができる。よって、治療条件の変更を血液浄化手段にて容易に行わせることができるとともに、その変更した治療条件を中央管理手段にて容易に記憶させることができる。
請求項4の発明によれば、血液浄化手段は、治療過程の患者又は機器の状態を表示する表示手段を具備するとともに、中央管理手段から送信される所定の演算式は、表示手段に表示される画面情報に付加された関数から成るので、血液浄化手段で患者の固有情報を変更する際の入力作業を確実且つ円滑に行わせることができる。
請求項5の発明によれば、表示手段は、画面の所定部位を触れることにより所定の入力が可能なタッチパネルから成るとともに、当該タッチパネルにて所定の演算式による算出に必要なパラメータを入力可能とされたので、血液浄化手段で患者の固有情報を変更する際の入力作業をより一層確実且つ円滑に行わせることができる。
本発明の実施形態に係る血液浄化システムを示す全体模式図 同血液浄化システムにおける血液浄化手段を示す模式図 同血液浄化手段における表示手段の表示画面の一例を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液浄化システムは、複数の患者に透析治療を施し得る所謂「透析治療用セントラルシステム」と称されるもので、図1に示すように、複数の血液浄化手段1と、これら血液浄化手段1と電気的に接続された中央管理手段2とから主に構成されている。なお、各血液浄化手段1の近傍には、患者が横臥し得るベッドBがそれぞれ設置されており、当該ベッドBに横臥又は着座した患者に対して血液浄化手段1にて透析治療が行われるようになっている。
血液浄化手段1は、透析室に複数設置されたもので、患者に血液浄化治療(血液透析治療)を施すためのダイアライザ(血液浄化器)が取り付けられ、図示しない透析液供給装置から供給された透析液を当該ダイアライザ(血液浄化器)に供給し得るよう構成されている。かかる血液浄化手段1は、図2に示すように、表示手段としてのタッチパネル8を具備しており、当該タッチパネル8の画面の所定部位を触れることにより所定の入力が可能とされている。
タッチパネル8は、所定の表示機能(表示手段としての表示機能)と入力機能(入力手段としての入力機能)とを兼ね備えたもので、例えば治療過程の患者又は機器の状態を表示するとともに、血液透析治療に関わるパラメータ(例えば図示しない血液ポンプや除水ポンプの駆動速度等)を入力し得るようになっている。かかるタッチパネル8は、透析装置本体の上部において正面を向いて取り付けられており、医師等医療従事者が表示を目視し、所定の入力操作(画面への操作)を可能としている。なお、タッチパネル8が左右方向に回転可能なものとしてもよい。
中央管理手段2は、例えば双方向通信可能なLAN(ローカルエリアネットワーク:構内通信網)を構成する配線H1、H2により各血液浄化手段1及び体重計Dとそれぞれ電気的に接続され、互いの情報の送受信が可能とされたもので、記憶手段3と、演算手段4と、送信手段5と、受信手段6と、判定手段7とを有して構成されている。なお、体重計Dは、治療前の患者の体重(患者の固有情報)を測定するもので、その測定値が配線H1を介して中央管理手段2に送信されるようになっている。かかる体重計Dに加えて、治療前の患者の血圧を測定する血圧計を中央管理手段2に接続するようにしてもよい。
記憶手段3は、患者の治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報、或いは患者の過去の治療履歴等を記憶可能なものである。患者の固有情報は、上述の治療前の患者の体重(治療前の患者の血圧含む)、体重測定時に患者に付帯した重量(衣服、杖、車椅子等)(以下、これを風袋値という。)、予め医師の診断により設定された透析終了時の目標体重であるドライウェイト(DW)等、所定の演算式による演算のためのパラメータや、治療に際してその患者固有の事情に関する情報(除水量や除水速度の上限値等)が含まれる。
本実施形態に係る所定の演算式は、例えば目標除水量(治療開始から終了までに患者から取り除くべき水分の量)を求めるためのもので、目標除水量=(体重測定値−風袋値)−DW+(除水補正値)なる数式が挙げられる。除水補正値は、生理食塩液等の補液の量、飲食による水分補給量、プライミング液の注入量(例えば、本来、脱血時に廃棄されるべきプライミング液が、脱血状態の不具合等により、患者の体内に入ってしまった量)等、治療中に変動し得る値のことをいう。
また、所定の演算式は、目標除水量を算出するための数式に限らず、例えば目標透析効率(Kt/V)を求めるためのものであってもよい。目標透析効率(Kt/V)を求める演算式として、Kt/V=−ln(Ce/Cs)(但し、Ceは、血液透析治療終了時における尿素窒素濃度、Csは、血液透析治療開始時における尿素窒素濃度をそれぞれ示している。)なる数式が挙げられる。なお、上記演算式に代え、例えば血液の再循環率をパラメータとする演算式等としてもよい。
演算手段4は、記憶手段3に記憶された所定の演算式や患者の固有情報に基づいてその患者の治療条件(目標除水量や目標透析効率等)を求めるものである。かかる演算手段4にて求められる治療条件として、目標除水量や目標透析効率の他、例えば透析治療時間、血流量(体外循環させる血液の流量)、透析液流量(血液浄化器に供給する透析液の流量)、補液量(補液の量)、補液速度、除水量(患者から取り除く水分の量)、除水速度、薬剤の投与量や投与速度、透析液や補液の温度、警報のレベル設定等の初期設定値が挙げられる。
送信手段5及び受信手段6は、血液浄化手段1との間の通信時のインターフェイスを構成するもので、送信手段5にて中央管理手段2の情報(本実施形態においては、治療条件に加え、治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報等)を血液浄化手段1に送信し得るとともに、受信手段6にて血液浄化手段1の情報(後述する算出手段11で算出された治療条件等)を受信し得るようになっている。
判定手段7は、受信手段6で受信した治療条件(算出手段11で算出された治療条件)で治療が実行可能か否か判定可能なものである。具体的には、血液浄化手段1の算出手段11にて算出された治療条件を受信手段6にて受信した後、その受信した治療条件と記憶手段3で記憶された患者の固有情報(特に、治療に際してその患者固有の事情に関する情報(除水量や除水速度の上限値等)等の制限値)とを比較し、例えば治療条件がその患者の制限値以下である場合は治療が実行可能であると判定されるとともに、当該制限値を超える場合は治療が実行不可能であると判定される。
そして、判定手段7による判定結果が血液浄化手段1に送信され、治療が実行可能であると判定された場合、血液浄化手段1に治療の許可信号を送信するとともに、治療が実行不可能であると判定された場合、血液浄化手段1にその旨の報知信号或いは治療の不許可信号を送信するよう構成されている。なお、判定手段7により治療の実行が不可能であると判定された場合、例えばタッチパネル8にて表示される設定値の文字色を変更させるのが好ましい。
一方、本実施形態に係る血液浄化手段1は、双方向通信可能なLANを構成する配線H2にて中央管理手段2と電気的に接続されるとともに、図2に示すように、タッチパネル8の他、画像制御手段9と、受信手段10と、算出手段11と、送信手段12と、制御手段13とを有して構成されている。なお、制御手段13は、演算手段4や算出手段11で算出された治療条件に基づいた血液浄化治療を行わせるべく治療のための種々機器を制御するものである。
画像制御手段9は、タッチパネル8の画面に対する表示を制御するためのもので、治療のための種々パラメータ及び条件を任意形態で画面に表示させるよう構成されている。この画像制御手段9により表示される内容は、図3に示すように、治療に関わるパラメータ等の他、透析条件補正のための表示部Aを含んでおり、例えば当該表示部Aの所望項目を指で触れると、その項目を変更して入力可能な入力画面が表示されるようになっている。これにより、タッチパネル8にて所定の演算式による算出に必要なパラメータを入力可能とされている。
また、本実施形態においては、中央管理手段2から送信される所定の演算式は、タッチパネル8に表示される画面情報(例えば、図3中の表示部A)に付加された関数から成るものとされている。すなわち、本実施形態に係る中央管理手段2は、画面情報である表示部Aを血液浄化手段1に送信し、その画面情報に基づいて画像制御手段9にてタッチパネル8に所定の表示を行わせるとともに、その画面情報には、中央管理手段2の記憶手段3にて記憶された治療条件の算出に必要な所定の演算式が関数として付加されており、表示部Aの項目を変更すると、即座に所定の演算式による演算が行われるようになっているのである。
さらに、画像制御手段9にブラウザを具備させたものとしてもよい。かかるブラウザは、タッチパネル8の画面で所望の表示を行わせるためのアプリケーションソフトを動作可能なものであり、当該ブラウザによって中央管理手段2が保持する情報をタッチパネル8にて容易に表示させることができるとともに、当該タッチパネル8にて入力された情報(変更後のパラメータ等)を中央管理手段2に迅速に送信することができる。なお、変更後のパラメータ等を入力するための手段は、タッチパネル8に限らず、別個に具備した入力手段としてもよく、例えば別個のキーボードやテンキー、或いはRFID、バーコード、バイオメトリクス等による入力、画像認識等による自動認識、音声認識等による入力を行わせるものであってもよい。
受信手段10及び送信手段12は、中央管理手段2との間の通信時のインターフェイスを構成するもので、受信手段10にて中央管理手段2の情報(本実施形態においては、治療条件に加え、治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報等)を受信し得るとともに、送信手段12にて血液浄化手段1の情報(後述する算出手段11で算出された治療条件等)を中央管理手段2に送信し得るようになっている。
算出手段11は、中央管理手段2から送信された所定の演算式及び患者の固有情報(治療直前又は治療中に変更されたパラメータ)(すなわち、受信手段10で受信した中央管理手段2からの情報)に基づいて治療条件を算出し得るもので、その算出結果は、上述したように、送信手段12にて中央管理手段2に送信されるよう構成されている。ここで、本実施形態においては、算出手段11で算出された治療条件を中央管理手段2に送信した後、その送信された治療条件を中央管理手段2の記憶手段3に記憶させ得るよう構成されている。
次に、血液浄化手段1と中央監視手段2との間の通信について説明する。
先ず、治療室に入室した患者が体重計Dにて体重を測定すると、その測定値が中央管理手段2に送信されるとともに、当該中央管理手段2の演算手段4は、受信した測定値と記憶手段3で記憶された情報(ドライウェイト値等の患者の固有情報)とに基づいて所定の演算式にて治療条件(目標除水量やKt/V等)を算出して決定する。
そして、算出された治療条件と記憶手段3に記憶された患者の固有情報とに加え、治療条件を算出するのに用いた所定の演算式を送信手段5にて血液浄化手段1に送信する。血液浄化手段1においては、治療条件の変更がなければ、送信された治療条件に従って治療が行われるとともに、医師の判断等により治療条件の変更があれば、例えば図3中の表示部Aの項目を触れて変更項目を特定し、新たなパラメータ(数値)を入力する。
例えば、治療中、ドライウェイト(DW)を0.5(kg)下げる場合、表示部Aの項目を触れた後、「52.3」なる数値を「51.8」に変更する。このように、ドライウェイト(DW)の値を変更すると、算出手段11にて変更後のパラメータが所定の演算式に代入されて新たな目標除水量が算出される(この場合、除水は増える)こととなる。なお、治療中に除水が進んでいた場合は、残り除水量が増えることになるため、残り除水量を残り治療時間で除した除水速度とする変更も併せて必要となる。
新たなパラメータを入力して治療条件を変更した場合、中央管理手段2から送信された所定の演算式を用いて算出手段11にて治療条件を算出し直し、その結果を中央管理手段2に送信するとともに、中央管理手段2の判定手段7にて算出手段11で算出された治療条件で治療が実行可能か否か判定される。なお、中央管理手段2への情報の送信時、変更を行った作業者(医師等医療従事者)を特定する名前等を入力させ、中央管理手段2に送信するようにするのが好ましい。
そして、判定手段7にて治療が実行可能であると判定されると、血液浄化手段1に治療の許可信号が送信されて治療が行われるとともに、変更された治療条件及びパラメータ等が記憶手段3に記憶される。一方、判定手段7にて治療が実行不可能であると判定されると、血液浄化手段1に治療の不許可信号が送信されて例えばタッチパネル8における変更したパラメータの数値等を別個の色にて表示するなどの警告を行う。
なお、本実施形態に係る判定手段7は、中央管理手段2に形成されているが、血液浄化手段1に形成してもよい。この場合、新たなパラメータを入力して治療条件を変更すると、中央管理手段2から送信された所定の演算式を用いて算出手段11にて治療条件を算出し直し、その結果による治療が可能か否かを血液浄化手段1の判定手段にて行うこととなる。
上記実施形態によれば、中央管理手段2は、治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を特定の血液浄化手段1に送信し得るとともに、血液浄化手段1は、中央管理手段2から送信された所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段11を具備したので、治療条件の変更を血液浄化手段1にて容易に行わせることができる。特に、治療中にネットワーク障害が生じて血液浄化手段1と中央管理手段2との間で通信ができなくなった場合であっても、血液浄化手段1に所定の演算式等の全ての判断材料が揃っているため、当該血液浄化手段1にて治療条件の変更作業を容易且つ確実に行わせることができる。
また、中央管理手段2(又は血液浄化手段1)は、算出手段11で算出された治療条件で治療が実行可能か否か判定可能な判定手段7を具備したので、患者固有の事情に合わない治療条件で治療が行われてしまうのを防止することができる。さらに、血液浄化手段1は、算出手段11で算出された治療条件を中央管理手段2に送信し得るとともに、その送信された治療条件を中央管理手段2の記憶手段3に記憶させ得るので、血液浄化手段1で変更した治療条件を中央管理手段2の記憶手段3に自動的に記憶させることができる。よって、治療条件の変更を血液浄化手段1にて容易に行わせることができるとともに、その変更した治療条件を中央管理手段2にて容易に記憶させることができる。
またさらに、血液浄化手段1は、治療過程の患者又は機器の状態を表示する表示手段(タッチパネル8)を具備するとともに、中央管理手段2から送信される所定の演算式は、表示手段(タッチパネル8)に表示される画面情報に付加された関数から成るので、血液浄化手段1で患者の固有情報を変更する際の入力作業を確実且つ円滑に行わせることができる。特に、本実施形態に係る表示手段は、画面の所定部位を触れることにより所定の入力が可能なタッチパネル8から成るとともに、当該タッチパネル8にて所定の演算式による算出に必要なパラメータを入力可能とされたので、血液浄化手段1で患者の固有情報を変更する際の入力作業をより一層確実且つ円滑に行わせることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば各血液浄化手段1と中央管理手段2とが無線LAN等、配線を有さず双方向通信が可能に接続されたものであってもよい。また、血液浄化手段1及び中央管理手段2が判定手段7等を具備せず、算出手段11で算出された新たな治療条件の実行が可能か否かの判定を行わないものとしてもよい。なお、本実施形態においては、血液透析治療を行うシステムとされているが、他の血液浄化治療を行う血液浄化システムに適用するようにしてもよい。
中央管理手段は、治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を特定の血液浄化手段に送信し得るとともに、血液浄化手段は、中央管理手段から送信された所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段を具備した血液浄化システムであれば、他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 血液浄化手段
2 中央管理手段
3 記憶手段
4 演算手段
5 送信手段
6 受信手段
7 判定手段
8 タッチパネル(表示手段)
9 画像制御手段
10 受信手段
11 算出手段
12 送信手段
13 制御手段

Claims (5)

  1. 患者に血液浄化治療を施すための血液浄化器が取り付けられる複数の血液浄化手段と、
    患者の治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を記憶可能な記憶手段を具備するとともに、当該所定の演算式で算出された治療条件を特定の血液浄化手段に送信し得る中央管理手段と、
    を具備した血液浄化システムであって、
    前記中央管理手段は、前記治療条件に加え、当該治療条件の算出に必要な所定の演算式及び患者の固有情報を前記特定の血液浄化手段に送信し得るとともに、前記血液浄化手段は、前記中央管理手段から送信された前記所定の演算式及び患者の固有情報に基づいて治療条件を算出し得る算出手段を具備したことを特徴とする血液浄化システム。
  2. 前記中央管理手段又は血液浄化手段は、前記算出手段で算出された治療条件で治療が実行可能か否か判定可能な判定手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の血液浄化システム。
  3. 前記血液浄化手段は、前記算出手段で算出された治療条件を前記中央管理手段に送信し得るとともに、その送信された治療条件を前記中央管理手段の記憶手段に記憶させ得ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化システム。
  4. 前記血液浄化手段は、治療過程の患者又は機器の状態を表示する表示手段を具備するとともに、前記中央管理手段から送信される所定の演算式は、前記表示手段に表示される画面情報に付加された関数から成ることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化システム。
  5. 前記表示手段は、画面の所定部位を触れることにより所定の入力が可能なタッチパネルから成るとともに、当該タッチパネルにて前記所定の演算式による算出に必要なパラメータを入力可能とされたことを特徴とする請求項4記載の血液浄化システム。
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