JP2015179024A - 移動体の位置検出システム - Google Patents

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Yogo Takada
洋吾 高田
忠雄 川合
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成で移動体の位置を正確に検出することができる移動体の位置検出システムを提供する。
【解決手段】本発明は、n(nは1以上3以下の整数)次元の空間を移動可能な移動体の位置を検出するシステムであって、前記空間に配置される、少なくとも(n+1)個のスピーカと、前記各スピーカを駆動する制御装置と、前記移動体に搭載され、前記スピーカから出力された音を検出するマイクロホンと、前記マイクロホンで検出された音に基づいて、前記移動体の位置を算出する演算装置と、を備え、前記制御装置は、前記少なくとも(n+1)個のスピーカの中から、少なくとも(n+1)個のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力する出力動作を少なくとも1回行うように駆動し、前記演算装置は、前記出力動作で出力された音を前記マイクロホンで検出した時刻に基づいて、前記移動体の位置を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の位置検出システムに関する。
従来より、移動体の位置を探索するための種々の方法が提案されている。例えば、GPSを利用した方法では、人工衛星からの発信電波を地上で受信し、自己位置を推定する。また、オドメトリ法は、ロボットの車輪の回転量を積算することで進んだ距離を算出し、これを利用して、初期位置を原点とする自己位置を推定する。さらに、距離センサーと地図を用いて地図を作成しながら自己位置の推定を同時に行う方法(SLAM)も提案されている。この方法では、移動体内の記憶部に存在する地図データを用い、レーザレンジファインダーなどの距離センサーと地図情報を持った移動体が、その環境内に進入する。そして、移動体は周囲全方位の距離を計測し、地図データと照合を図って、自己位置を割り出す(例えば、特許文献1)。
特開2013−073250号公報
しかしながら、上記の方法には次のような問題があった。まず、GPSを用いた方法では、屋内や鉄筋の傍では使用することができない。また、オドメトリ法は、誤差も積算されるため、次第に自己位置を把握できなくなるおそれがある。さらに、SLAMには、レーザレンジファインダーなど高価なセンサーを必須とすることと、装置が大掛かりなため小型化には適していないという問題点がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、簡易な構成で、移動体の位置を正確に検出することが可能な移動体の位置検出システムを提供することを目的とする。
本発明は、n(nは1以上3以下の整数)次元の空間を移動可能な移動体の位置を検出するシステムであって、前記空間に配置される、少なくとも(n+1)個のスピーカと、前記各スピーカを駆動する制御装置と、前記移動体に搭載され、前記スピーカから出力された音を検出するマイクロホンと、前記マイクロホンで検出された音に基づいて、前記移動体の位置を算出する演算装置と、を備え、前記制御装置は、前記少なくとも(n+1)個のスピーカの中から、少なくとも(n+1)個のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力する出力動作を少なくとも1回行うように駆動し、前記演算装置は、前記出力動作で出力された音を前記マイクロホンで検出した時刻に基づいて、前記移動体の位置を算出する。
この構成によれば、制御装置により、複数のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力する出力動作を少なくとも1回行うように制御し、移動体は、マイクロホンにより各スピーカからの音を受信するように構成されている。そのため、n次元空間を移動する移動体においては、(n+1)個のスピーカからの音を受信した時刻、スピーカ間の距離、及び(n+1)個のスピーカからの音の出力の時間間隔が既知となるので、演算装置によって、n次元空間での移動体の位置を簡単に算出することができる。したがって、簡易な構成により、移動体の位置を正確に算出することができる。
上記システムにおいて、前記制御装置が、前記出力動作を繰り返し、前記演算装置が、前記出力動作ごとに、前記移動体の位置の算出を行うことができる。このように構成することで、移動体が移動しても一出力動作ごとに移動体の位置を検出することができる。
上記システムにおいては、前記スピーカが、m(mはn+1より大きい整数)個設けられ、前記制御装置による前記出力動作は、前記m個のスピーカの中から少なくとも(n+1)個のスピーカを選択し、当該少なくとも(n+1)個のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力するように構成され、複数の前記出力動作が行われる場合、前記各出力動作において、異なる組み合わせの前記スピーカが選択されるように構成され、前記制御装置は、前記出力動作を繰り返して行うように、前記m個のスピーカを駆動し、前記演算装置は、前記各出力動作に基づいて前記移動体の位置を算出し、算出された複数の位置のうち、最も多い位置を前記移動体の真の位置として出力するように構成することができる。
例えば、隣接するスピーカ間に障害物がある場合には、スピーカからマイクロホンまでの音の到達時間が変化するおそれがあり、このような場合には、移動体の位置を正確に検出することができない。そこで、n次元空間での探索には、(n+1)個のスピーカがあれば移動体の位置を算出することができるところ、(n+1)個よりも多いm個のスピーカを準備する。出力動作においては、m個のスピーカの中から(n+1)個のスピーカを選択し、この出力動作を繰り返す。このとき、各出力動作においては、異なる組み合わせの前記スピーカが選択されるようにする。そして、各出力動作に基づいて移動体の位置を算出する。このとき、各出力動作において選択されたスピーカと移動体との間に障害物がある場合には、算出される位置は偽の位置となるが、各出力動作においては異なる組み合わせのスピーカが選択されるようにしているので、算出された偽の位置は、すべて異なるものとなる。したがって、複数の出力動作を行った場合、算出された移動体の位置のうち、最も多い位置が移動体の真の位置となるため、障害物があっても正確な移動体の位置を算出することができる。
上記各システムでは、前記各出力動作において、1番目に出力するスピーカから出力される音の周波数を、他の前記スピーカから出力される音の周波数と相違させることができる。
このように、各出力動作において、1番目に出力するスピーカから出力される音の周波数が、他の前記スピーカから出力される音の周波数と相違させると、マイクロホンによって音の識別が容易になる。特に、出力動作を繰り返す場合には、有利である。
上記各システムでは、前記演算装置を、前記移動体に搭載し、前記演算装置により算出された前記移動体の位置を無線送信する無線装置をさらに備えることができる。
本発明に係る移動体の位置検出システムによれば、簡易な構成で、移動体の位置を正確に検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る検出システムの概略構成図である。 移動体の概略構成を示すブロック図である。 演算装置の概略構成を示すブロック図である。 生成された矩形波の例を示す図である。 矩形波信号の判定を行うためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る二次元空間の概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る三次元空間の概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る三次元空間の概略構成図である。 本発明に係る移動体を探索するための三次元空間のスピーカの配置例である。
以下、本発明に係る移動体の位置検出システムの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。この位置検出システムは、一次元空間、二次元空間、及び三次元空間のいずれにも適用できるため、以下では、これらを順に説明するとともに、空間内に障害物がある場合の検出方法についても説明する。
<1.第1実施形態(一次元空間)>
<1−1.システムの概要>
まず、移動体が一次元空間を移動可能である場合の移動体の位置の検出方法について、図1を参照しつつ説明する。図1は第1実施形態に係る検出システムの概略構成図である。移動体1は、特には限定されないが、例えば、遠隔操作による移動のほか、自律的に移動可能な公知のロボットとすることができる。図1に示すように、移動体1は、直線からなる長さLの一次元空間100上を移動するものとし、その両端にそれぞれスピーカが配置されている。ここでは、説明の便宜のため、図1の左側のスピーカを第1スピーカ101、右側のスピーカを第2スピーカ102と称することとする。これらスピーカ101、102は、公知のものであり、音の出力を制御する制御装置2に電気的に接続されている。
制御装置2は、CPU、メモリなどを有する公知のコンピュータで構成された制御部21と、この制御部21によって制御されるアンプ22と、を備えている。そして、このアンプ22から出力される音声信号によって各スピーカ101、102から音が出力される。なお、制御部21を、FPGA(field-programmable gate array)などで構成することもできる。
本実施形態における制御部21は、2種類のパルス信号を生成し、これがアンプ22によって増幅されてスピーカ101、102から出力される。一例として、周波数1.7kHzでON/OFFする矩形波を8パルス生成し、これをアンプ22を介して第1スピーカ101から出力する。この音を第1音と称する。これに加え、周波数1.3kHzでON/OFFする矩形波を8パルス生成し、これをアンプ22を介して第2スピーカ102から出力する。この音を第2音と称する。また、第1スピーカ101からの出力と第2スピーカ102からの出力は、所定の時間間隔Δt,例えば0.1秒おきに行われ、これが繰り返される。すなわち、第1スピーカ101から第1音が出力された0.1秒後に、第2スピーカから第2音が出力され、その0.1秒後に再度、第1スピーカから第1音が出力される。以降、これを繰り返す。上述した周波数及び音の出力の時間間隔Δtは特には限定されないが、2つのスピーカからの音が重複するのを避けるため、各スピーカ101,102からの出力時間を、出力の時間間隔Δtよりも短くすることが好ましい。また、上記のような第1スピーカ101からの第1音の出力からΔt後に第2スピーカ102から第2音を出力する動作を、出力動作と称することとする。
次に、移動体について、図2も参照しつつ説明する。図2は移動体の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、移動体1には、両スピーカ101、102から出力された音を受信する1個のマイクロホン3と、このマイクロホン3で受けた音から移動体1の位置を算出する演算装置4と、この演算装置4で算出された位置を無線により送信したり、移動体1を操作するための信号を受信する無線装置5と、が搭載されている。マイクロホン3は、例えば、コンデンサマイクなど、公知のものを使用することができる。
続いて、演算装置について、図3を参照しつつ説明する。図3は演算装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、演算装置4は、マイクロホン3で受信したアナログ音声信号を増幅するプリアンプ回路41、このプリアンプ回路41で増幅されたアナログ音声信号に対するローパスフィルタ42及びハイパスフィルタ43、A/D変換回路44、及びこのA/D変換回路44で生成されたデジタル音声信号を処理し、移動体1の位置を算出する信号処理部45を備えている。ローパスフィルタ42及びハイパスフィルタ43は、例えば、オペアンプなどで構成することができ、これを複数設けることもできる。上記のように、各スピーカ101、102から出力された音の周波数は、1.3kHz及び1.7kHzであるので、これらのフィルタで、例えば、1〜2kHzの音を抽出できるようにすることができる。信号処理部45は、例えば、公知のコンピュータで構成することができ、CPU,及びメモリ,HDD,SSDなどの記憶部(図示省略)を備えている。あるいは、信号処理部45をFPGAなどで構成することもできる。
より詳細に説明すると、信号処理部45は、例えば、記憶部から音声処理プログラムを読み出して実行することにより、仮想的に、二値化部451、ノイズ除去部452、音声信号を識別する識別部453、及び移動体の位置を算出する算出部454として動作する。二値化部451は、デジタル信号を所定の閾値に基づいて二値化し、矩形波信号に変換する処理を行い、ノイズ除去部452ではこの矩形波信号のノイズを除去する。ノイズ除去部452は、例えば、チャタリング除去回路などを用いることができる。また、識別部453では、マイクロホン3で受信した音が第1音、第2音、またはそれ以外の音であるのかが識別される。そして、算出部454では、識別した矩形波信号が、第1音または第2音である場合に、これらを受信した時刻に基づいて、移動体1の位置を算出する。また、信号処理部45の記憶部には、両スピーカ101、102間の距離L、両スピーカ101、102から出力される第1音及び第2音の周波数、両スピーカ101、102からの音の出力の時間間隔Δtなどが予め記憶されている。但し、第1スピーカ101からの音の出力開始時刻は記憶されない。
また、無線装置5は、算出された移動体1の位置を、移動体1の操作者などに送信する。これにより、操作者は、移動体の正確な位置を知ることができる。さらに、移動体1を操作するための信号を受信し、これによって移動体1を遠隔操作することもできる。
<1−2.システムの動作>
次に、上記のように構成された移動体の位置検出システムの動作について、説明する。ここでは、移動体1が両スピーカ101,102間の一次元空間のいずれかの位置に存在していることとする。そして、図1に示すように、第1スピーカ101と移動体1との距離xを、移動体の位置として、これを検出することとする。まず、制御装置2により、各スピーカ101、102を駆動する。すなわち、第1スピーカ101から第1音を出力し、その0.1秒後に第2スピーカ102から第2音を出力し、以降、これを繰り返す。
この音は、移動体1のマイクロホン3で受信された後、移動体1の演算装置4で、次のように処理される。まず、マイクロホン3により受信された音は、アナログ音声信号としてプリアンプ回路41に送信され増幅される。そして、増幅されたアナログ音声信号は、ローパスフィルタ42及びハイパスフィルタ43により高周波域及び低周波域がカットされる。これにより、第1音及び第2音以外の騒音などを除去することができる。その後、このアナログ音声信号は、A/D変換回路44によりデジタル音声信号に変換され、信号処理部45に送信される。信号処理部45では、二値化部451でデジタル音声信号の二値化が行われ、続いてノイズ除去部452でノイズ除去が行われる。これにより、デジタル音声信号が矩形波を表す矩形波信号に変換される。
続いて、この矩形波信号が、第1スピーカ101から出力された第1音であるか、あるいは第2スピーカ102から出力された第2音であるかを判定する。この判定は種々の方法があるが、例えば、次のように行うことができる。この点について、図4の矩形波信号の例、及び図5のフローチャートを参照しつつ説明する。まず、図4に示すように、生成された矩形波信号における第1パルス〜第6パルスの時間t1〜t6を抽出し、これを記憶部に記憶された第1音または第2音と比較する(ステップS101)。このとき、抽出された第1パルス〜第6パルスの時間が第1音の基準範囲または第2音の基準範囲であれば、一次判定として第1音または第2音と判定する(ステップS102のYES)。
続いて、第1パルスの開始から第6パルスが終了するまでの時間txを抽出し、これが第1音の基準範囲または第2音の基準範囲と比較する(ステップS103)。そして、これが基準範囲内であれば、二次判定として第1音または第2音と判定する(ステップS104のYES)。こうして、一次判定及び二次判定に基づいて、矩形波信号が第1音または第2音のいずれであるかを判定する(ステップS105)。このとき、矩形波信号が、一次判定または二次判定において基準範囲外であれば(ステップS102のNO,ステップS104のNO)、その音は第1音及び第2音以外の音、例えばノイズと判定される(ステップS106)。
こうして、矩形波信号が第1音または第2音のいずれであると判定されると、その信号を受信した時刻を記憶する(ステップS107)。すなわち、矩形波信号が第1音であれば、受信した時刻をtAとして記憶し、第2音であれば、受信した時刻をtBとして記憶する。なお、音を特定する方法は、これには限定されず、上記一次判定のみ、又は二次判定のみとすることもできる。また、二次判定においては第1パルスの開始から第6パルスが終了するまでの時間を基準としているが、第6パルス終了までの時間でなくてもよく、これより短く、あるいは長い時間を用いることもできる。
次に、算出部454で、移動体1の位置の算出を行う。上記のように、各スピーカ101、102からの音を受信した時刻tA,tB、両スピーカ101、102間の距離L,両スピーカ101、102から音が出力される時間間隔Δtは既知であるので、未知変数である移動体の位置x、第1スピーカ101が音を出力した時刻t0を、連立方程式を解くことで、以下のように算出することができる。その後、算出された移動体の位置xは、無線装置5により、移動体の操作者などに送信される。
以上のように、本実施形態に係るシステムによれば、制御装置2により、2個のスピーカ101、102が、時間間隔Δtをおいて第1スピーカ101、第2スピーカ102の順序で音を出力する出力動作を少なくとも1回行うように駆動している。そして、移動体1は、マイクロホン3により各スピーカ101,102からの音を受信するように構成されている。そのため、一次元空間100を移動する移動体1においては、2個のスピーカ101、102からの音を受信した時刻、スピーカ間の距離、及び2個のスピーカからの音の出力の時間間隔が既知となるので、演算装置4によって、一次元空間での移動体1の位置を簡単に算出することができる。したがって、簡易な構成により、移動体1の位置を正確に算出することができる。
このような移動体の位置検出システムは、種々の場面で用いることができる。例えば、人間が目視できない場所で移動するロボットの位置検出に用いることができる。具体的には、橋梁などの検査を行うロボットなどに適用することができる。また、共同溝や下水管内の検査において、ロボットによる無人点検時に、点検個所を上記システムで特定することができる。あるいは、水中で、魚を追いかける調査用ロボットが、希少種を発見した場合、その発見位置を上記システムで明確化することができる。
<2.第2実施形態(二次元空間)>
第1実施形態では一次元空間での移動体の位置検出を示したが、二次元空間でも同じである。二次元空間において移動体の位置を検出するには、少なくとも3個のスピーカが必要である。例えば、図6に示すような矩形状の二次元空間の3つの頂部にスピーカ(以下、第1〜第3スピーカという)を配置すればよい。この場合、スピーカを駆動する制御装置2、音の処理を行う演算装置4の構成は、一次元空間で説明したものと同じであるため、説明を省略する。
ここでは、以下のように、音の処理が行われる。まず、矩形状の二次元空間の1つの頂部を原点とし、この原点を中心としたxy平面200を規定する。そして、原点に第1スピーカ201、位置(Lx,0)に第2スピーカ202、位置(0,Ly)に第3スピーカ203を配置する。すなわち、長方形状の二次元空間200のいずれか3つの頂部にスピーカを配置する。したがって、第1スピーカ201と第2スピーカ202の距離はLx,第1スピーカ201と第3スピーカ203の距離はLyである。そして、第1、第2,第3スピーカ201〜203の順で、時間間隔Δt(例えば、0.1秒)おきに音を出力し、これを繰り返す。このとき、例えば、第1スピーカ201から出力される第1音の周波数を1.7kHzとし、第2及び第3スピーカ202,203から出力される第2音、第3音の周波数を1.3kHzとする。
演算装置4の記憶部には、各スピーカ201〜203の位置、出力される音の周波数、音の出力間隔Δtが記憶されている。そして、第1実施形態と同様に、各スピーカ201〜203から音を順に出力し、これを移動体1のマイクロホン3で受けて、音の処理を行う。ここでは、移動体1の位置(x,y)、第1スピーカからの出力開始時刻t0が未知数であるが、マイクロホン3で第1〜第3スピーカ201〜203からの音を受信した時刻をそれぞれtA,tB,及びtCとすると、上記既知の数値を用いて連立方程式を作成できるため、以下のように移動体の位置(x,y)及び第1スピーカ201からの出力開始時刻t0を算出することができる。
上記二次元空間における移動体1の位置の検出では、第1スピーカ201からの第1音の出力からΔt後に第2スピーカ201から第2音を出力し、そのΔt後に第3スピーカ203から第3音を出力しているが、この動作を、出力動作と称する。また、この実施形態では、第1音の周波数を、他の音の周波数と相違するようにしているが、これにより、各出力動作の先頭の音を簡単に識別することができる。よって、移動体1の位置の算出をより正確に行うことができる。
<3.第3実施形態(三次元空間)>
続いて、三次元空間における移動体の位置の算出方法について説明する。三次元空間において移動体の位置を検出するには、少なくとも4個のスピーカが必要である。例えば、図7に示すような直方体状の三次元空間の4つの頂部にスピーカ(以下、第1〜第4スピーカという)を配置すればよい。各スピーカを駆動する制御装置、音の処理を行う演算装置の構成は、一次元空間で説明したものと同じであるため、説明を省略する。
ここでは、以下のように、音の処理が行われる。まず、直方体状の三次元空間の1つの頂部を原点とし、この原点を中心としたxyz空間を規定する。そして、原点に第1スピーカ301、位置(Lx,0,0)に第2スピーカ302、位置(0,Ly,0)に第3スピーカ303、位置(0,0,Lz)に第4スピーカ304を配置する。すなわち、直方体状の三次元空間300の8つの頂部のうち、隣接するいずれか4箇所の頂部にスピーカを配置する。したがって、第1スピーカ301と第2スピーカ302の距離はLx,第1スピーカ301と第3スピーカ303の距離はLy、第1スピーカ301と第4スピーカ304の距離はLzである。そして、第1、第2,第3,第4スピーカ301〜304の順で、時間間隔Δt(例えば、0.1秒)おきに音を出力し、これを繰り返す。このとき、例えば、第1スピーカ301から出力される第1音の周波数を1.7kHzとし、第2〜第4スピーカ302〜304から出力される第2音、第3音、第4音の周波数を1.3kHzとする。
演算装置4の記憶部には、各スピーカ301〜304の位置、出力される音の周波数、音の出力間隔Δtが記憶されている。そして、第1実施形態と同様に、各スピーカ301〜304から音を順に出力し、これを移動体1のマイクロホン3で受けて、音の処理を行う。ここでは、移動体1の位置(x,y,z)、第1スピーカ301からの出力開始時刻t0が未知数であるが、マイクロホン3で第1〜第4スピーカ301〜304からの音を受信した時刻をそれぞれtA,tB,tC及びtDとすると、上記既知の数値を用いて連立方程式を作成できるため、以下のように移動体の位置(x,y,z)及び第1スピーカ301からの出力開始時刻t0を算出することができる。
上記三次元空間における移動体の位置の検出では、第1スピーカ301からの第1音の出力からΔt後に第2スピーカ301から第2音を出力し、そのΔt後に第3スピーカ303から第3音を出力し、さらにそのΔt後に第4スピーカ304から第4音を出力しているが、この一連の動作を、出力動作と称する。
<4.第4実施形態(障害物のある三次元空間)>
次に、三次元空間を例にして、空間内に障害物がある場合の位置の算出方法について説明する。ここでは、直方体状の三次元空間を規定し、8つの角部すべてにスピーカを配置する。すなわち、図8に示すように、8つのスピーカ、つまり第1〜第8スピーカ401〜408が配置されている。
演算装置4の記憶部には、各スピーカ401〜408間の位置(座標)、音の出力の間隔Δtが記憶されている。音は、次のように出力する。三次元空間において、障害物がなく出力された音を正確に受信できるのであれば、移動体1の位置を算出するには、第3実施形態で示したように4つのスピーカがあればよい。これに対して、以下では、8つのスピーカ401〜408の中から異なる組み合わせになるような8通りの出力動作を選択する。例えば、以下のような8つの出力動作の組み合わせを作製することができる。
(1) 第1スピーカ401、第2スピーカ402,第3スピーカ403,第4スピーカ404
(2) 第2スピーカ402、第1スピーカ401,第8スピーカ408,第7スピーカ407
(3) 第3スピーカ403、第8スピーカ408,第1スピーカ401,第6スピーカ406
(4) 第4スピーカ404、第7スピーカ407,第6スピーカ406,第1スピーカ401
(5) 第5スピーカ405、第6スピーカ406,第7スピーカ407,第8スピーカ408
(6) 第6スピーカ406、第5スピーカ405,第4スピーカ404,第3スピーカ403
(7) 第7スピーカ407、第4スピーカ404,第5スピーカ405,第2スピーカ402
(8) 第8スピーカ408、第3スピーカ403,第2スピーカ402,第5スピーカ405
そして、これらの出力動作(1)〜(8)を順に行い、これを繰り返す。出力動作間の音の間隔も同じにする。例えば、出力動作(1)の第4スピーカ404が出力したΔt秒後に、出力動作(2)の第2スピーカ402から音を出力する。また、各出力動作(1)〜(8)の第1番目の出力だけ周波数を相違させ、その他の出力の周波数は同じにする。例えば、出力動作(4)の第4スピーカ404からは周波数が1.7kHzの音を出力し、出力動作(4)の第7,第6,及び第1スピーカ407、406、401の出力の周波数は1.3kHzとする。この理由は第2実施形態で示したとおりである。
そして、このような出力動作(1)〜(8)を順に行うと、各出力動作ごとに、移動体1の位置を算出することができる。ここで、障害物がなく出力された音を正確に受信できるのであれば、各出力動作から算出される移動体1の位置は同じになるはずである。しかしながら、例えば、図8に示すように、第5スピーカ405と移動体1との間に障害物Pがある場合には、音が正確に伝達しないため、第5スピーカ405の出力を含む出力動作から算出された移動体の位置は、正確ではない(以下、偽の位置という)。また、各出力動作(1)〜(8)では、異なる組み合わせのスピーカが選択されているため、偽の位置はすべて異なる値になる。一方、第5スピーカ405を含まない出力動作から算出される移動体1の位置はすべて同じ値になる(以下、真の位置という)。したがって、偽の位置はすべて異なるため、同じ位置が2個以上あれば、これを真の位置と判定することができる。
このように、必要数以上のスピーカを準備し、組み合わせの異なる複数の主力動作を設定することで、障害物Pがある場合でも移動体の位置を正確に算出することができる。なお、このような判定を行うには、スピーカの数が多いほど好ましいが、例えば、二次元空間であれば、6個以上、三次元空間であれば、8個以上設けることが好ましい。また、上記のような構成は、三次元空間のみならず、二次元空間にも適用することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、制御装置2は、上述したものに限定されず、スピーカの駆動ができればよく、また、マイクロホン3で受信でき、演算装置4で音とその受信時刻の特定ができれば、スピーカから出力される音は、パルス以外の音波であってもよい。また、演算装置4も上記のように音の処理、特に、スピーカからの音を受信し、その受信時刻を特定できれば、その構成、及び音の特定の方法は特には限定されない。
演算装置4は、移動体1に配置するほか、操作者側に配置することもできる。すなわち、移動体1のマイクロホン3で受信した信号を、無線装置5により操作者側に送信し、これを演算装置4で処理することで、移動体1の位置を算出することもできる。さらに、移動体1に無線装置を搭載せず、作業完了後に、演算装置4を解析して移動体1の位置を検出することもできる。
また、一次元、二次元、及び三次元空間において、複数のスピーカの配置は特には限定されず、スピーカの位置が既知であれば、どのような配置でもよい。すなわち、上記実施形態で示したような長方形または直方体の頂部にスピーカが設けられている場合以外でも、例えば、図9に示すような三次元空間の場合、原点を含めた4つのスピーカ501〜504の位置が分かれば、移動体の位置を算出することができる。この場合、マイクロホンで第1〜第4スピーカ501〜504からの音を受信した時刻をそれぞれt1,t2,t3及びt4とすると、以下の連立方程式により、移動体の位置(x,y,z)及び第1スピーカ501からの出力開始時刻t0を算出することができる。
以上より、以下の式が導かれる。そして、上の4つの式のいずれかに代入して得られるt0に関する2次方程式を解きt0が得られる。
なお、二次元空間または三次元空間における移動体の位置の算出は、マイクロホンでスピーカからの音を受信できれば可能であるため、移動体が、スピーカで囲まれた閉空間よりも外側にあったとしても移動体の位置の算出は可能である。また、上記実施形態では、スピーカからの音の出力の間隔を一定(Δt)にしているが、出力の間隔は既知である限り必ずしも一定でなくてもよい。
1 移動体
3 マイクロホン
4 制御装置
5 演算装置

Claims (5)

  1. n(nは1以上3以下の整数)次元の空間を移動可能な移動体の位置を検出するシステムであって、
    前記空間に配置される、少なくとも(n+1)個のスピーカと、
    前記各スピーカを駆動する制御装置と、
    前記移動体に搭載され、前記スピーカから出力された音を検出するマイクロホンと、
    前記マイクロホンで受信された音に基づいて、前記移動体の位置を算出する演算装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記少なくとも(n+1)個のスピーカの中から、少なくとも(n+1)個のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力する出力動作を少なくとも1回行うように制御し、
    前記演算装置は、前記出力動作で出力された音を前記マイクロホンで受信した時刻に基づいて、前記移動体の位置を算出する、移動体の位置検出システム。
  2. 前記制御装置は、前記出力動作を繰り返し、
    前記演算装置は、前記出力動作ごとに、前記移動体の位置の算出を行う、請求項1に記載の移動体の位置検出システム。
  3. 前記スピーカが、m(mはn+1より大きい整数)個設けられ、
    前記制御装置による前記出力動作は、前記m個のスピーカの中から少なくとも(n+1)個のスピーカを選択し、当該少なくとも(n+1)個のスピーカが、所定の時間間隔をおいて所定順序で音を出力するように構成され、
    複数の前記出力動作が行われる場合、前記各出力動作において、異なる組み合わせの前記スピーカが選択されるように構成され、
    前記制御装置は、前記出力動作を繰り返して行うように、前記m個のスピーカを制御し、
    前記演算装置は、前記各出力動作に基づいて前記移動体の位置を算出し、算出された複数の位置のうち、最も多い位置を前記移動体の真の位置として出力する、請求項1に記載の移動体の位置検出システム。
  4. 前記各出力動作において、1番目に出力するスピーカから出力される音の周波数が、他の前記スピーカから出力される音の周波数と相違している、請求項1から3のいずれかに記載の移動体の位置検出システム。
  5. 前記演算装置は、前記移動体に搭載され、
    前記演算装置により算出された前記移動体の位置を無線送信する無線装置をさらに備えている、請求項1から4のいずれかに記載の移動体の位置検出システム。
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