JP2015178896A - 真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法 - Google Patents

真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンダクタンスを確保すると共に小型化できる真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法を提供すること。
【解決手段】真空圧力比例制御弁1Aのバルブボディ2は、同軸上に形成された第1及び第2ポート21,25と、第1及び第2ポート21,25の軸線に対して直交する方向に形成された有底開口部23と、有底開口部23と同軸上に形成されて第1ポート21に連通する弁孔22と、弁孔22が有底開口部23の底壁23aに開口する開口部分の周りに沿って設けられた弁座26と、有底開口部23と第2ポート25を連通させるU字流路24を有し、U字流路24が、第1ポート側に環を開いたU字形状をなし、弁座26より外側に有底開口部23の軸線に沿って形成されており、バルブボディ2の底面2bに開口するものであって、閉鎖部材27が底面2bに取り付けらてU字流路24を塞いでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルブボディと、バルブボディに内包される弁体と、バルブボディに取り付けられて弁体に駆動力を付与するアクチュエータを備え、バルブボディが、同軸上に形成された第1ポート及び第2ポートと、第1及び第2ポートの軸線に対して直交する方向に形成され、弁体を収納する有底開口部と、有底開口部と同軸上に形成されて第1ポートに連通する弁孔と、弁孔が有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられ、弁体が当接又は離間する弁座と、有底開口部と第2ポートを連通させる連通路を備えている真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法に関する。
例えば、半導体製造装置は、反応容器に給排気する各種ガスの流量や圧力を精度良く制御して製品品質を向上させるために、反応容器に対して様々な流体制御機器を配管を介して接続することにより構成されている。流体制御機器の1つに、真空圧力比例制御弁がある。真空圧力比例制御弁は、反応容器と真空ポンプとの間に配置され、反応容器から真空ポンプへガスを排気する際の排気流量をストロークに比例して制御する。
図9は、従来の真空圧力比例制御弁101の要部断面図である。バルブボディ102は、第1ポート102aが弁孔102b、有底開口部102c、斜め流路102dを介して第2ポート102eに連通している。弁体103は、有底開口部102cに内包され、アクチュエータ104から付与される駆動力に応じて直線往復運動する。弁体103は、テーパ形状の弁座面102fに対応して、テーパ弁体面103aが設けられている。Oリング105は、テーパ弁体面103aから一部を突出させた状態で弁体103に取り付けられ、弁座面102fと弁体103との間で弾性変形する。ベローズ106は、有底開口部102cに伸縮可能に配置され、ガスが有底開口部102cからアクチュエータ104へ漏れることを防ぐ。
このような真空圧力比例制御弁101は、第1ポート102aが配管111を介して反応容器110に接続され、第2ポート102eが配管121を介して真空ポンプ120に接続される。真空圧力比例制御弁101は、反応容器110で膜処理が施される間、アクチュエータ104が弁体103に駆動力を付与せず、弁閉している。そのため、反応容器110は、真空ポンプ120が駆動していても、ガスが排気されない。
膜処理が終了して排気を行う場合、真空圧力比例制御弁101は、弁座面102fを挟んで上流側(第1ポート102a側)と下流側(第2ポート102e側)の差圧が大きくなっている。そこで、真空圧力比例制御弁101は、Oリング105と弁座面102fの間からガスを漏れさせるように、弁体103を僅かに上昇させる。これにより、反応容器110のガスは、パーティクルを巻き上げないように微小流量で排気され始める。
その後、反応容器110の内圧が所定圧まで低下すると、真空圧力比例制御弁101は、弁体103を更に上昇させ、排気流量を増加させる。この時点では、真空圧力比例制御弁101の上流側と下流側の差圧が十分に小さくされている。そのため、ガスは、パーティクルを巻き上げないように排気流量が増加され、排気時間が短縮される。真空圧力比例制御弁101は、反応容器110の内圧が目標真空圧力に達すると、弁閉状態に復帰する。
このような真空圧力比例制御弁101によれば、パーティクルを巻き上げないように、反応容器110からガスを排気する排気時間を短縮できる(例えば特許文献1参照)。
特許第3854433号公報
しかしながら、近年、半導体製造装置の小型・集積化が進んでいる。それに伴って、真空圧力比例制御弁101にも小型化が求められている。真空圧力比例制御弁101のバルブボディ102は、直交する方向に形成された有底開口部102cと第2ポート102eを連通させるために、切削ドリルが有底開口部102cの上端開口部から有底開口部102cの第2ポート102e側内壁に先端部を押し当てらるように挿入され、有底開口部102cの内壁から第2ポート102eへ向かって斜めに切削することにより、斜め流路102dを形成されていた。そのため、バルブボディ102は、第1ポート102aが開口する第1側面102gと第2ポート102eが開口する第2側面102hの面間距離W11が長く、設置面積が大きくなってしまっていた。よって、真空圧力比例制御弁101は、バルブサイズが十分に小型化されていなかった。
また、近年、半導体の微細加工が進んでいる。そのため、真空圧力比例制御弁101は、広い制御範囲が求められている。真空圧力比例制御弁101は、斜め流路102dが、有底開口部102cの第2ポート102e側の内壁に円形に開口していた。それに対して、弁孔102bから有底開口部102cへ流れるガスの流路は、環状又は円形状であった。そのため、ガスは、弁座面102fの全周にわたって有底開口部102cへ流出した後、斜め流路102dへ向かって流れる必要があった。そして、ガスは、有底開口部102cと斜め流路102dとの間で流路断面積が急激に狭くなるため、有底開口部102cから斜め流路102dへ流れ込む際に、乱流部や滞留部を発生させることがあった。よって、従来の真空圧力比例制御弁101は、流路断面積に比べて、コンダクタンスが十分に確保されていなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、コンダクタンスを確保すると共に小型化できる真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、次のような構成を有している。
(1)バルブボディと、前記バルブボディに内包される弁体と、前記バルブボディに取り付けられて前記弁体に駆動力を付与するアクチュエータを備え、前記バルブボディが、同軸上に形成された第1ポート及び第2ポートと、前記第1及び前記第2ポートの軸線に対して直交する方向に形成され、前記弁体を収納する有底開口部と、前記有底開口部と同軸上に形成されて前記第1ポートに連通する弁孔と、前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられ、前記弁体が当接又は離間する弁座と、前記有底開口部と前記第2ポートを連通させる連通路を備えている真空圧力比例制御弁において、前記連通路が、第1ポート側に環を開いたU字形状をなし、前記弁座より外側に前記有底開口部の軸線に沿って形成されており、前記バルブボディの前記アクチュエータを取り付けられるアクチュエータ取付面と対向する底面に開口するU字流路であって、前記底面に取り付けられて前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の構成において、好ましくは、前記U字流路は、軸線方向に対して直交する方向に切断した断面の流路断面積が、前記弁孔の前記開口部分の開口面積より大きい。
(3)(2)に記載の構成において、好ましくは、前記第1ポートと前記弁孔と前記第2ポートの流路径が同一であり、前記弁座が前記第2ポートの頂部分より僅かに高い位置に設けられている。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載の構成において、好ましくは、前記バルブボディが直方体形状をなし、前記バルブボディの外周面に取り付けられて前記バルブボディを加熱する加熱手段を有する。
(5)また、本発明の他の態様によれば、同軸上に形成された第1ポート及び第2ポートと、前記第1及び前記第2ポートの軸線に対して直交する方向に形成され、弁体を収納する有底開口部と、前記有底開口部と同軸上に形成されて前記第1ポートに連通する弁孔と、前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられ、前記弁体が当接又は離間する弁座と、前記有底開口部と前記第2ポートを連通させる連通路を備えるバルブボディにおいて、前記連通路が、第1ポート側に環を開いたU字形状をなし、前記弁座より外側に前記有底開口部の軸線に沿って形成されており、前記バルブボディのアクチュエータを取り付けられるアクチュエータ取付面と対向する底面に開口するU字流路であって、前記底面に取り付けられて前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を有することを特徴とする。
(6)本発明の更に他の態様によれば、弁体に駆動力を付与するアクチュエータを取り付けられるバルブボディの流路形成方法において、前記アクチュエータが取り付けられるアクチュエータ取付面から、前記弁体を収納する有底開口部を円柱形状に形成する有底開口部形成工程と、前記アクチュエータ取付面から、前記有底開口部より小径の弁孔を、前記有底開口部と同軸上に形成する弁孔形成工程と、前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられて前記弁体が当接又は離間する弁座より外側に、一方に環を開いたU字形状のU字流路を、前記アクチュエータ取付面と対向する底面から前記有底開口部の軸線に沿って形成し、前記有底開口部に連通するように形成するU字流路形成工程と、前記U字流路の環が開いた方向にある第1側面から前記弁孔に連通するように形成する第1ポートと、前記第1側面と対向する第2側面から前記U字流路に連通するように形成する第2ポートを、同軸上に設けるポート形成工程と、前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を前記底面に固定するU字流路閉鎖工程とを有することを特徴とする。
上記構成の真空圧力比例制御弁は、バルブボディに対して直交する方向に形成された有底開口部と第2ポートが、U字流路を介して連通している。U字流路は、弁座より外側に、第1ポート側に環を開いたU字形状で形成されている。そのため、U字流路は、第1ポートと弁孔を避けて弁座の外側にほぼ環状に設けられ、弁孔から有底開口部へ環状に流れ出した流体が流れ込みやすい。U字流路は、有底開口部の軸線に沿って形成されている。そのため、バルブボディは、第1ポートが開口する第1側面と第2ポートが開口する第2側面の面間距離が短い。そして、U字流路は、バルブボディの底面に開口するように設けられている。これにより、U字流路は、有底開口部の制約を受けずに形成される。バルブボディは、底面に閉鎖部材が取り付けられてU字流路を塞がれ、第1ポートが弁孔、有底開口部、U字流路を介して第2ポートに連通している。
このようなバルブボディを備える真空圧力比例制御弁は、アクチュエータが弁体に駆動力を付与しない場合には、弁体が弁座に当接して、第1ポートから第2ポートへ流体が流れない。
一方、真空圧力比例制御弁は、弁体がアクチュエータから駆動力を付与されて上昇すると、流体がストロークに比例した流量で弁座と弁体の間から有底開口部へ流出し、U字流路を介して第2ポートへ流れる。流体は流れやすい所を流れる性質を有する。そのため、第1ポートから弁孔まで流れた流体は、第2ポートに近い位置から有底開口部へ大量に流出してU字流路へ流れ込み、第2ポートへ流れる。つまり、第1ポートから弁孔まで流れた流体は、U字流路が形成されていない部分へほとんど流出せず、有底開口部内に滞留部や乱流部を発生させない。よって、U字流路が第1ポート側に環を開いたU字形状に形成されていても、第1ポートに供給された流体が弁孔、有底開口部、U字流路を介して第2ポートへ円滑に流れる。
よって、上記構成の真空圧力比例制御弁によれば、バルブボディが、有底開口部と第2ポートを連通させるU字流路を軸線方向に形成することで、第1及び第2ポートが開口する第1及び第2側面の面間距離を短縮され、設置面積を小さくされる。そのため、真空圧力比例制御弁は、バルブサイズが小型化される。また、上記構成の真空圧力比例制御弁によれば、バルブボディ2が、第1ポート側に環を開いたU字形状にU字流路を形成され、有底開口部と第2ポートを連通させるU字流路を弁座より外側にほぼ環状に形成されているので、流体が弁孔から有底開口部を介してU字流路へ流れ込みやすい。よって、真空圧力比例制御弁及びバルブボディは、流体が第1ポートから弁孔、有底開口部、U字流路を介して第2ポートへ円滑に流れるので、コンダクタンスが確保される。
ところで、真空圧力比例制御弁では、例えば、第1ポートに接続する反応容器が高真空状態になると、第1ポートに供給される流体の分子が少なくなる。この場合、分子が互いにぶつかり合うと、流体の流れを悪くする恐れがある。しかし、U字流路は、軸線方向に対して直交する方向に切断した断面の流路断面積が、弁孔が有底開口部の底壁に開口する開口部分の開口面積より大きい。そのため、分子の少ない流体は、弁孔の全周から有底開口部へ流出した後、分子同士を殆どぶつかり合わせずにU字流路に流れ込む。よって、上記構成の真空圧力比例制御弁によれば、分子の少ない流体でもバルブボディ内を流れやすくして、コンダクタンスを確保できる。
また、上記構成の真空圧力比例制御弁は、第1ポートと弁孔と第2ポートの流路径が同一であり、弁座が第2ポートの頂部分より僅かに高い位置に設けられているので、流体が第1ポートから弁孔、U字流路を介して第2ポートへ直線的に流れ、コンダクタンスを確保できる。
また、上記構成の真空圧力比例制御弁は、バルブボディが直方体形状をなし、バルブボディの外周面に取り付けられてバルブボディを加熱する加熱手段を有するので、バルブボディに加熱手段を脱着しやすい。
上記構成のバルブボディの流路形成方法では、有底開口部形成工程において、バルブボディのアクチュエータ取付面から、弁体を収納する有底開口部を円柱形状に形成する。その後、弁孔形成工程において、アクチュエータ取付面から有底開口部より小径の弁孔を有底開口部と同軸上に形成する。これにより、有底開口部の底壁には、弁孔の開口部分の外周に沿って弁座が設けられる。そして、U字流路形成工程において、アクチュエータ取付面に対向する底面から、弁座の外側に、一方に環を開いたU字形状のU字流路を有底開口部の軸線に沿って形成し、有底開口部に連通させる。そして、ポート形成工程において、U字流路が環を開く方向にあるバルブボディの第1側面から弁孔に連通するように形成する第1ポートと、バルブボディの第1側面に対向する第2側面からU字流路に連通するように形成する第2ポートを、同軸上に設ける。そして、U字流路閉鎖工程において、底面に閉鎖部材を取り付けてU字流路を塞ぐ。
よって、上記構成のバルブボディの流路形成方法によれば、有底開口部の制約を受けずに、U字流路を有底開口部の軸線に沿って形成できるので、コンダクタンスを確保できる小型のバルブボディを簡単に製造できる。
本発明の第1実施形態に係る真空圧力比例制御弁の要部断面図であって、弁閉状態を示す。 図1に示す真空圧力比例制御弁の弁開状態を示す。 図1に示すバルブボディの外観斜視図である。 図2のAA断面図である。 図2のBB断面図である。 図1の真空圧力制御弁における流体の流れを説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る真空圧力比例制御弁の外観斜視図である。 図7に示す真空圧力比例制御弁の要部断面図である。 従来の真空圧力比例制御弁の要部断面図である。
以下に、本発明に係る真空圧力比例制御弁、バルブボディ、及び、バルブボディの流路形成方法の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る真空圧力比例制御弁1Aの要部断面図である。図2は、図1に示す真空圧力比例制御弁1Aの弁開状態を示す。真空圧力比例制御弁1Aは、バルブボディ2にアクチュエータ4を取り付けることにより、外観が構成されている。真空圧力比例制御弁1Aは、弁体3がアクチュエータ4から付与される駆動力に応じて上昇し、ストロークに比例した流量に流体を制御するものである。真空圧力比例制御弁1Aは、コンダクタンスを確保して小型化できるように、有底開口部23と第2ポート25を連通させるU字流路24がバルブボディ2に形成されている。
アクチュエータ4は、弁ロッド41が有底開口部23に直進往復運動可能に突出し、弁体3に連結されている。弁体3は、圧縮ばね42により弁座方向に常時付勢されている。ベローズ5は、有底開口部23に配置されて弁体3のストロークに応じて伸縮し、流体が有底開口部23からアクチュエータ4へ漏れることを防いでいる。ベローズ5は、上端部5gが嵌合凹部2gに嵌め合わされた状態でバルブボディ2とアクチュエータ4に狭持されている。
弁体3は、ベローズ5の下端部5bにOリング31を介して固定プレート32を固定ねじ33で固定することにより、構成されている。アリ溝34は、下端部5bと固定プレート32との間に環状に形成され、Oリング31が弁体3から弁座26側へ一部を突出させて弾性変形できるように、Oリング31を保持している。真空圧力比例制御弁1Aは、圧縮ばね42の付勢力によりOリング31を弁座26に密着させることで、シールを行う。
図3は、図1に示すバルブボディ2の外観斜視図である。バルブボディ2は、上面(アクチュエータ取付面)2aと底面2bと第1〜第4側面2c,2d,2e,2fを備える直方体形状をなす。
図1に示すように、バルブボディ2は、耐熱性及び腐食性の高い金属(SUS等)で形成されている。バルブボディ2は、第1ポート21が弁孔22、有底開口部23、U字流路24を介して第2ポート25に連通するように、内部流路を形成されている。
第1ポート21と第2ポート25は、ストレート配管にバルブボディ2を接続しやすくするために、バルブボディ2の対向する第1及び第2側面2c,2dに同軸上に開設されている。有底開口部23は、その軸線L1がバルブボディ2の中心線L2に対して第1ポート21側へずれる位置に、すなわち、アクチュエータ4と同軸となるように形成されている。有底開口部23は、バルブボディ2の上面2aから第1及び第2ポート21,25の軸線に対して直交する方向に円柱形状に開設され、弁体3とベローズ5を収納している。有底開口部23は、底壁23aが第2ポート25の頂部分25aより僅かに高い位置となるように、形成されている。
弁孔22は、上面2aから有底開口部23と同軸上に形成され、第1ポート21に連通している。弁孔22は、有底開口部23より小径に形成されている。弁座26は、弁孔22が有底開口部23の底壁23aに開口する開口部分の周りに沿って、平坦に設けられている。
図4は、図2のAA断面図である。図5は、図2のBB断面図である。U字流路24は、弁座26より外側に、第1ポート21側に環を開くU字形状に形成されている。換言すると、U字流路24は、有底開口部23の軸線L1(図1参照)を中心として、第1ポート21側に環を開いた円弧形状に形成されている。これにより、U字流路24は、第1ポート21と弁孔22を避けつつ弁座26の外側に沿ってほぼ環状に形成され、弁孔22から有底開口部23へ流出した流体が流れ込む領域を拡げられている。
U字流路24は、図4に示すように、U字流路内周面24bと弁孔22の内壁22aとの間の幅が、圧縮ばね42の荷重に耐えてOリング31を弁座26に密着させてシールするのに必要な幅となるように、形成されている。これにより、弁座26は、径方向の幅がシールに必要な幅まで狭められ、第1及び第2側面2c,2dの面間距離W1が短縮される。
図1に示すように、U字流路24は、有底開口部23の軸線L1に沿って形成され、有底開口部23と第2ポート25を連通させている。そのため、バルブボディ2は、有底開口部102cと第2ポート102eを斜め流路102dで連通させる場合と比べ(図9参照)、第1及び第2側面2c,2dの面間距離W1が短くなる。U字流路24は、底面2bに開口するように設けられている。これにより、U字流路24は、有底開口部23の制約を受けずに形成できるようになる。すなわち、図4に示すように、U字流路24は、中心P1からU字流路外周面24aまでの半径R1を任意に広げて、流路断面積を設定することができる。
本実施形態では、U字流路24は、有底開口部23の軸線方向に対して直交する方向に切断した断面の流路断面積が、弁孔22が有底開口部23の底壁23aに開口する開口部分の開口面積より大きくなるように、半径R1を設定されている。
尚、図2に示すように、U字流路24は、弁体3を最大ストロークまで上昇させた場合に弁体3が配置される位置と同程度まで形成されている。全ストロークにおいて、流体が弁孔22から有底開口部23を介してU字流路24へ流れ込みやすくするためである。
上記のように形成されたU字流路24は、図1に示すように、図示しない固定ボルトや接着材などを用いてバルブボディ2の底面2bに取り付けられた閉鎖部材27により塞がれている。底面2bには、U字流路24より外側に装着溝2hが環状に形成され、シール部材28が装着されている。シール部材28は、閉鎖部材27と底面2bとの間で押し潰され、流体漏れを防ぐ。
ここで、図5に示すように、第1ポート21と弁孔22と第2ポート25の流路径X1,X2,X3は、同一径にされている。そして、図1に示すように、弁座26は、第2ポート25の頂部分25aより若干高い位置に設けられている。更に、弁座26が有底開口部23及び弁孔22の軸線L1に対して直交する方向に平らな平坦面で構成されている。これにより、流体が、流速を殆ど落とさずに、第1ポート21から弁孔22、有底開口部23、U字流路24を介して第2ポート25へ直線的に流れやすくなる。
図3に示すように、バルブボディ2の第1側面2cには、第1ポート21の開口部外周に沿って、配管111(図1)のフランジを面接触させて固定するための複数の固定孔29が等間隔で形成されている。尚、第2側面2dにも、第1側面2cと同様に、第2ポート25の周りに固定孔29が形成されている。これにより、第1及び第2側面2c、2dに配管111,121を接続するためのフランジや継ぎ手を設ける必要がなく、バルブボディ2は、第1及び第2側面2c,2dの面間距離W1が短縮される。
図1に示すように、バルブボディ2は、アクチュエータ4の軸線L1がバルブボディ2の中心線L2に対して第1ポート21側へ平行にずれた状態で、アクチュエータ4を上面2aに取り付けられている。これにより、バルブボディ2は、U字流路24を形成するために有底開口部23の内壁23bと第2側面2dとの間の領域を拡げつつ、有底開口部23の内壁23bと第1側面2cとの間の肉厚を薄くできる(第1ポート21を短くできる)ので、第1及び第2側面2c,2dの間に余分な肉がなく、コンパクトになる。
続いて、バルブボディ2の流路形成方法について説明する。先ず、有底開口部形成工程において、バルブボディ2の上面2aから有底開口部23を切削加工等により円柱形状に形成する。
次に、弁孔形成工程において、切削加工等で、有底開口部23より小径の弁孔22を上面2aから有底開口部23と同軸上に形成する。これにより、弁座26が形成される。
次に、U字流路形成工程において、U字流路24を底面2bから有底開口部23の軸線に沿って形成し、有底開口部23に連通させる。
次に、ポート形成工程において、第1及び第2側面2c、2dから第1ポート21と第2ポート25を弁孔22とU字流路24に連通させるように形成し、第1ポート21と第2ポート25を同軸上に設ける。
次に、U字流路閉鎖工程において、閉鎖部材27を底面2bに取り付け、U字流路24を塞ぐ。
このバルブボディ2の流路形成方法によれば、有底開口部23の制約を受けることなく、U字流路24を有底開口部23の軸線に沿って形成できるので、弁孔22の開口面積より流路断面積が大きいU字流路24をバルブボディ2に形成することが可能である。よって、このバルブボディ2の流路形成方法によれば、コンダクタンスを確保できる小型のバルブボディ2を簡単に製造できる。
次に、真空圧力比例制御弁1Aの動作について説明する。図1に示すように、真空圧力比例制御弁1Aは、反応容器110と真空ポンプ120を接続するストレート配管に取り付けられる。この場合、真空圧力比例制御弁1Aは、反応容器110に接続する配管111のフランジ(図示せず)が第1側面2cに当接され、図示しない固定ねじを固定孔29にねじ込むことにより、第1ポート21が配管111に接続される。これと同様にして、第2ポート25が、真空ポンプ120に接続する配管121に接続される。
反応容器110は、例えば、真空状態でガスを供給されて膜処理を行った後、ガスを排気して真空状態になり、その後、別のガスを供給されて別の膜処理を施される。この場合に、真空圧力比例制御弁1Aは、膜処理時には、弁閉して排気流量を制御せず、排気時には、排気ガスを微小流量制御して反応容器110内を所定圧まで減圧した後、排気ガスを大流量に制御する。以下、具体的に真空圧力比例制御弁1Aの動作を説明する。
弁閉動作時には、真空圧力比例制御弁1Aは、アクチュエータ4が弁体3に駆動力を付与せず、弁体3が圧縮ばね42に押し下げられてOリング31を弁座26に密着させる。これにより、反応容器110と真空ポンプ120の間が遮断され、真空ポンプ120が駆動しても、ガスが反応容器110から排気されない。
膜処理終了時の真空圧力比例制御弁1Aは、弁座26より上流側(反応容器側)が正圧であるのに対して、弁座26より下流側(真空ポンプ側)が負圧となり、弁座26を挟んで上流側と下流側の差圧が大きくなる。この状態で真空圧力比例制御弁1AがいきなりOリング31を弁座26から離間させるように弁体3を上昇させると、ガスが反応容器110から一気に排気され、パーティクルが反応容器110内で巻き上げられる。パーティクルが製品に付着すると、製品品質が低下するという問題が生じる。
そこで、真空圧力比例制御弁1Aは、排気開始時に、先ず排気ガスを微小流量制御し、弁座26を挟んで上流側と下流側の差圧を小さくする。すなわち、真空圧力比例制御弁1Aは、Oリング31を弁座26に接触させた状態でOリング31の弾性変形量を緩和させるように、アクチュエータ4から弁体3に駆動力を付与する。弁体3は、圧縮ばね42に抗して僅かに上昇し、Oリング31を弁座26に押し付ける押圧力を緩和する。すると、弁孔22まで流れていたガスが、Oリング31の弾性変形量に応じてOリング31と弁座26の間から有底開口部23へ微小流量で漏れ出し、U字流路24を介して第2ポート25へ流れる。
ここで、弁孔22からU字流路24へ流れる流体の流れを図6を参照して説明する。図6は、真空圧力比例制御弁1Aにおける流体の流れを説明するための図である。図6に示す矢印F1〜F7は、矢印の太さが太いほど、流量が多いことを示している。
ガスは、弁閉時に弁体3の下面まで流れている。一方、Oリング31と弁座26のシール面は、環状に形成されている。そのため、弁閉時に第1ポート21から弁孔22まで流れたガスは、Oリング31の弾性変形量が緩和されると同時に、Oリング31と弁座26の間からほぼ放射線状に漏れ出す。U字流路24は、弁座26の外側に、第1ポート21側に環を開いたU字形状に形成されているため、弁座26の直ぐ外側にほぼ環状に形成されている。よって、Oリング31と弁座26の間から環状に漏れ出したガスは、U字流路24へ流れ込みやすい。
ここで、U字流路24は、第1ポート21側に環を開いている。そのため、ガスが、有底開口部23の第1ポート側内壁付近に滞留部や乱流部を発生させるとも考えられる。しかし、流体は流れやすい所を流れる性質を有する。図1に示すように、真空圧力比例制御弁1Aは、第2ポート25が真空ポンプ120に接続され、真空引きされている。U字流路24は、弁座26の第2ポート25側に円弧状に設けられている。そのため、ガスは、矢印F1に示すように、弁座26の第2ポート25側からU字流路24へ大量に流れ、そのまま第2ポート25へ流れる。そして、弁座26の第2ポート25側に流れなかったガスは、矢印F2〜F7に示すように、第2ポート25から離れるに従って少ない流量でU字流路24へ流れ込み、負圧状態の第2ポート25へ向かってU字流路24内を流れる。よって、真空圧力比例制御弁1Aは、U字流路24が第1ポート21側に環を開いた形状であっても、ガスが有底開口部23の第1ポート側内壁付近に滞留部や乱流部を発生させにくい。
これに加え、真空圧力比例制御弁1Aは、第1及び第2ポート21,25が同軸上に形成され、弁座26が第2ポート25の頂部分25aより僅かに高い位置に設けられている。そのため、ガスは、第1ポート21から弁孔22、U字流路24を介して第2ポート25へ直線的に流れやすい。しかも、弁座26が平坦に設けられているので、ガスは、弁孔22から弁座26を乗り越えてU字流路24へ流れ込む際に流速が減速しにくい。よって、真空圧力比例制御弁1Aは、ガスが流れ方向や流速を殆ど変えずにバルブボディ2内を円滑に流れるので、コンダクタンスを更に確保できる。
微小流量制御により反応容器110の内圧が所定圧まで低下すると、真空圧力比例制御弁1Aは、アクチュエータ4から弁体3に付与する駆動力を増加させ、Oリング31を弁座26から離間させるように弁体3を上昇させる。真空圧力比例制御弁1Aは、微小流量制御時に、ガスが弁座26の第2ポート25側に近い場所からU字流路24に流れ込んで第2ポート25へ流れる流れが、形成されている。そのため、真空圧力比例制御弁1Aは、微小流量制御から大流量制御に切り換えた後も、その流れが維持され、コンダクタンスが確保される。
ところで、反応容器110が高真空状態になると、第1ポート21に供給されるガスの分子が少なくなる。分子が少ないガスは、分子同士が互いにぶつかり合うと、流れを悪くする恐れがある。U字流路24は、軸線に対して直交する方向の断面の流路断面積が、弁孔22が有底開口部23の底壁23a(弁座26)に開口する開口部分の開口面積より大きい。そのため、分子の少ないガスは、弁孔22の全周から有底開口部23へ流出して拡散した後、分子同士を殆どぶつかり合わせずにU字流路24へ流れ込む。よって、真空圧力比例制御弁1Aによれば、分子の少ないガスを制御する場合でも、ガスが有底開口部23内で乱流部や乱流部を発生させないので、コンダクタンスを確保できる。
以上説明したように、真空圧力比例制御弁1A及びバルブボディ2は、図1に示すように、有底開口部23の軸線に沿って形成したU字流路24を介して、有底開口部23と第2ポート25を連通させたことにより、有底開口部102cと第2ポート102eを斜め流路102dで連通させる真空圧力比例制御弁101のバルブボディ102(図9参照)と比べ、バルブボディ2の面間距離W1を狭めて、バルブボディ2の設置面積を小さくできる。このようにバルブボディ2の設置面積が小さくなるので、真空圧力比例制御弁1Aは、バルブサイズが小型化される。
また、真空圧力比例制御弁1Aは、有底開口部23と第2ポート25を連通させるU字流路24が第1ポート21側に環を開いたU字形状をなし、弁座26の外側にほぼ環状に設けられているので、弁孔22から有底開口部23へ流出したガスが、有底開口部23に殆ど滞留部や乱流部を殆ど発生させずにU字流路24に流れ込む。このような真空圧力比例制御弁1A及びバルブボディ2は、第1ポート21から弁孔22、有底開口部23、U字流路24を介して第2ポート25へガスが円滑に流れるので、有底開口部102cから斜め流路102dへ流れ込む際にガスが乱流部や滞留部を有底開口部102c内に発生させる従来の真空圧力比例制御弁101(図9参照)と比べ、コンダクタンスが確保される。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態ついて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る真空圧力比例制御弁1Bの外観斜視図である。図8は、図7に示す真空圧力比例制御弁1Bの要部断面図である。第2実施形態の真空圧力比例制御弁1Bは、加熱手段61を有する点を除き、第1実施形態の真空圧力比例制御弁1Aと同様の構成を有する。
図7及び図8に示す加熱手段61は、電熱ヒータ62と断熱材63で構成されている。電熱ヒータ62は、棒状をなし、バルブボディ2に形成された凹部64に嵌め込まれた状態でバルブボディ2に取り付けられている。そのため、バルブボディ2は、電熱ヒータ62が取り付けられても、表面に凹凸ができにくい。断熱材63は、バルブボディ2の外周面を覆うように取り付けられ、バルブボディ2を保温する。
このような真空圧力比例制御弁1Bは、バルブボディ2が加熱手段61に温められ、ガスが流路内で固化しない。真空圧力比例制御弁1Bは、バルブボディ2が直方体形状をなし、外周面に凹凸が少ないので、加熱手段61(電熱ヒータ62と断熱材63)をバルブボディ2の外周面に脱着しやすい。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、バルブボディ2の材質を金属とし、内部流路を切削等で加工したが、バルブボディ2の材質を耐腐食性・耐熱性の高い樹脂とし、内部流路を射出成形や切削等で加工するようにしても良い。
(2)例えば、上記実施形態では、板状の閉鎖部材27でU字流路24を塞いだが、U字流路24に気密に嵌め込まれる突起を設けた閉鎖部材でU字流路24を塞ぐようにしても良い。この場合、突起は、第2ポート25に重ならない高さで設けると良い。かかる突起を設けることにより、U字流路24から第2ポート25へ流体が淀みなく流れやすくなる。更に流体がU字流路24から第2ポート25へ流れやすくするために、突起の先端に第1ポート21側から第2ポート25側へ向かって傾斜する傾斜面を設けても良い。
(3)例えば、上記第2実施形態では、棒状の電熱ヒータ62をバルブボディ2に取り付けたが、板状やシート状のヒータをバルブボディ2に取り付けても良い。
1A,1B 真空圧力比例制御弁
2 バルブボディ
2a 上面(アクチュエータ取付面)
2b 底面
2c 第1側面
2d 第2側面
3 弁体
4 アクチュエータ
21 第1ポート
22 弁孔
23 有底開口部
24 U字流路
25 第2ポート
26 弁座
27 閉鎖部材
61 加熱手段

Claims (6)

  1. バルブボディと、前記バルブボディに内包される弁体と、前記バルブボディに取り付けられて前記弁体に駆動力を付与するアクチュエータを備え、前記バルブボディが、同軸上に形成された第1ポート及び第2ポートと、前記第1及び前記第2ポートの軸線に対して直交する方向に形成され、前記弁体を収納する有底開口部と、前記有底開口部と同軸上に形成されて前記第1ポートに連通する弁孔と、前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられ、前記弁体が当接又は離間する弁座と、前記有底開口部と前記第2ポートを連通させる連通路を備える真空圧力比例制御弁において、
    前記連通路が、第1ポート側に環を開いたU字形状をなし、前記弁座より外側に前記有底開口部の軸線に沿って形成されており、前記バルブボディの前記アクチュエータを取り付けられるアクチュエータ取付面と対向する底面に開口するU字流路であって、
    前記底面に取り付けられて前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を有すること
    を特徴とする真空圧力比例制御弁。
  2. 請求項1に記載する真空圧力比例制御弁において、
    前記U字流路は、軸線方向に対して直交する方向に切断した断面の流路断面積が、前記弁孔の前記開口部分の開口面積より大きい
    ことを特徴とする真空圧力比例制御弁。
  3. 請求項2に記載する真空圧力比例制御弁において、
    前記第1ポートと前記弁孔と前記第2ポートの流路径が同一であり、
    前記弁座が前記第2ポートの頂部分より僅かに高い位置に設けられている
    ことを特徴とする真空圧力比例制御弁。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する真空圧力比例制御弁において、
    前記バルブボディが直方体形状をなし、
    前記バルブボディの外周面に取り付けられて前記バルブボディを加熱する加熱手段を有する
    ことを特徴とする真空圧力比例制御弁。
  5. 同軸上に形成された第1ポート及び第2ポートと、前記第1及び前記第2ポートの軸線に対して直交する方向に形成され、弁体を収納する有底開口部と、前記有底開口部と同軸上に形成されて前記第1ポートに連通する弁孔と、前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられ、前記弁体が当接又は離間する弁座と、前記有底開口部と前記第2ポートを連通させる連通路を備えるバルブボディにおいて、
    前記連通路が、第1ポート側に環を開いたU字形状をなし、前記弁座より外側に前記有底開口部の軸線に沿って形成されており、前記バルブボディのアクチュエータを取り付けられるアクチュエータ取付面と対向する底面に開口するU字流路であって、
    前記底面に取り付けられて前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を有すること
    を特徴とするバルブボディ。
  6. 弁体に駆動力を付与するアクチュエータを取り付けられるバルブボディの流路形成方法において、
    前記アクチュエータが取り付けられるアクチュエータ取付面から、前記弁体を収納する有底開口部を円柱形状に形成する有底開口部形成工程と、
    前記アクチュエータ取付面から、前記有底開口部より小径の弁孔を、前記有底開口部と同軸上に形成する弁孔形成工程と、
    前記弁孔が前記有底開口部の底壁に開口する開口部分の周りに沿って設けられて前記弁体が当接又は離間する弁座より外側に、一方に環を開いたU字形状のU字流路を、前記アクチュエータ取付面と対向する底面から前記有底開口部の軸線に沿って形成し、前記有底開口部に連通させるU字流路形成工程と、
    前記U字流路の環が開いた方向にある第1側面から前記弁孔に連通するように形成する第1ポートと、前記第1側面と対向する第2側面から前記U字流路に連通するように形成する第2ポートを、同軸上に設けるポート形成工程と、
    前記U字流路を塞ぐ閉鎖部材を前記底面に取り付けるU字流路閉鎖工程とを有する
    ことを特徴とするバルブボディの流路形成方法。
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