JP2015177481A - 監視カメラ装置および監視カメラシステム - Google Patents

監視カメラ装置および監視カメラシステム Download PDF

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諭 佐野
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Abstract

【課題】複数台の監視カメラと複数台の記録装置で構成される監視カメラシステムにおいて、システムを一元的に管理する管理装置を用いることなく、監視カメラ装置間の関連度を算出する。
【解決手段】監視カメラ装置101において、制御部201は、自機器の動作状態に関する情報を含むカメラ管理情報206と、自機器で発生したイベントとネットワークに接続された他カメラから受信したイベント情報を含むイベント一覧207と、自機器と他カメラとの動作の相関関係に関する情報208を含むカメラ間関連度209と、を保持し、自カメラの映像解析結果やアラーム信号検出結果に応じてネットワークに対してイベント情報を送信制御するとともに、自カメラで発生したイベントと他カメラから受信したイベントのイベント種類とイベント発生時間の組合せを用いて前記カメラ間相関度を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視カメラ装置および監視カメラシステムに関する。
ネットワークに接続された複数台の監視カメラと複数台の記録装置により構成される監視カメラシステムにおいて、カメラ間の連結関係を推定する方法が提案されており、例えば特許文献1がある。特許文献1には、「カメラ間連結関係情報生成装置は、複数のカメラで撮影された映像から被写体の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、前記複数のカメラで撮影された映像の各々において被写体が出現した点であるIn点及び消失した点であるOut点を抽出するIn/Out点抽出手段と、前記In/Out点抽出手段で抽出された前記In点に基づき前記In点を含むIn領域及び前記In/Out点抽出手段で抽出された前記Out点に基づき前記Out点を含むOut領域を形成するIn/Out領域形成手段と、前記In/Out領域形成手段で形成された前記In領域に含まれるIn点と前記Out領域に含まれるOut点の複数の組合せ各々について、前記特徴量抽出手段で抽出された前記被写体の特徴量毎の類似度の総和を求めることにより相関値を算出する相関値算出手段と、前記相関値算出手段で算出された前記相関値に基づき頻度ヒストグラムを作成する頻度ヒストグラム作成手段と、前記頻度ヒストグラム作成手段で作成された前記頻度ヒストグラムのピークを抽出することから前記複数のカメラ間の連結関係の有無を推定して連結関係情報を生成する」と記載されている。
特開2008−219570号公報
複数の監視カメラ装置により構成される監視カメラシステムでは、ある監視カメラ装置と他の監視カメラ装置にどのような関連性があるかを適切に管理する必要がある。たとえば、ある監視カメラ装置の映像に移動物を発見した場合に、関連する他の監視カメラ装置で映像の記録を開始するといった動作が望まれる。また、ある監視カメラ装置の映像に移動物を発見した後に、関連する監視カメラ装置の映像で移動体を発見するなどといった複数の監視カメラ装置間における規則性のある事象の発生により、監視対象に異常が発生していないことを確認するといった動作が望まれる。
特許文献1では、カメラ間連結関係情報生成装置が監視システムに常時接続されており、すべての監視カメラ装置の映像を解析し、監視カメラ装置の関連度を作成している。このため、監視カメラ装置からの映像を全て受信し、管理するための装置が常時接続されている監視カメラシステム以外には適用できないという問題があり、改善の余地がある。
上記課題を鑑み、監視カメラシステムにおいて、接続機器全体を一元的に管理し監視システムに常時接続する管理サーバを用いることなく、複数の監視カメラ装置間の関連度を生成するのに好適な監視カメラ装置および監視カメラシステムを提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記目的を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、受光した光を光電変換し、画像信号を生成するする撮像部と、撮像部で生成された映像信号を圧縮符号化した映像データを生成する映像処理部と、ネットワークを介して接続された機器とデータの送受信を行う通信処理部と、制御部と、を備え、制御部は、自機器で発生したイベントのイベント情報とネットワークに接続された他カメラから受信したイベント情報を含むイベント一覧と、自機器と他カメラとの動作の相関関係に関する情報を含むカメラ間関連度と、を保持し、自機器で発生したイベントのイベント情報を送信するように通信処理部を制御し、イベント一覧のイベント情報に含まれるイベント種類とイベント発生時間からカメラ間関連度を更新することを特徴とする。
本発明によれば、複数の監視カメラ装置と複数の記録装置から構成された監視カメラシステムにおいて、接続機器全体を一元的に管理するための管理サーバを用いることなく複数の監視カメラ装置間の関連度を生成し、該関連度を用いて監視カメラ装置の動作を制御するに好適な監視カメラ装置および監視カメラシステムを提供することができる。
監視カメラシステムのシステム構成図の一例 監視カメラ装置の機能構成図の一例 イベント情報の一例 イベント受信一覧の一例 イベント相関情報の一例 イベント発生時間管理テーブルの一例 カメラ間関連度の一例 カメラ管理情報の一例 イベント受信時の録画制御処理フローの一例 カメラ間関連度更新処理フローの一例 イベント受信時の異常検知処理フローの一例
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
<システム構成1>
図1は、本実施例における監視カメラシステムのシステム構成図である。
複数台の監視カメラ装置101(監視カメラ装置A〜監視カメラ装置N)と複数台の記録装置102(記録装置A〜記録装置X)がネットワークに接続している。各監視カメラ装置101と記録装置102は必ずしも1対1に対応していなくてもよく、1台の記録装置102に対して複数台の監視カメラ装置101が映像記録を行っても、複数台の記録装置102に対して1台の監視カメラ装置101が映像記録を行ってもよい。前者は記録装置102の台数を減らし、コストを低減することができ、後者は記録装置102へのアクセス頻度を下げることでの故障率を下げることができ、また、何らかの理由により記録装置102から全ての映像を取り出せなくなることを防ぐことができる。各装置にはシステム内で固有のIDをそれぞれ割り当てる。固有のIDとは、例えばIPネットワークで一般的に使用されるIPアドレスやMACアドレスを使用することができる。
本構成において、各監視カメラ装置101は、撮影した映像データを記録装置102に記録する処理に加えて、自機器が撮影した映像を解析して得た動体検知などの情報に加え、自機器に接続した外部装置からのアラーム信号の入力などをイベント情報としてネットワークに対して同報送信する。ここで「自機器」とは、監視カメラ装置101自身のことを意味し、例えば監視カメラ装置Aにとっては、監視カメラ装置Aが自機器であり、監視カメラ装置B〜監視カメラ装置Nは他の監視カメラ装置と記す。
監視カメラ装置101は、他の監視カメラ装置101から受信したイベント情報をイベント受信一覧207に追加して保持するとともに、イベント受信一覧207を用いて自機器と他の監視カメラ装置のイベントの発生に関する情報を含むイベント相関情報208を算出する。また、監視カメラ装置101は、他の監視カメラ装置101からイベントを受信した場合に、イベント情報の送信元である他の監視カメラ装置101と自機器の関連度をイベント相関情報208から算出し、その結果を用いて自機器の録画動作を制御する。
さらには、受信したイベントと相関関係がある自機器で発生するイベントを推測し、推測したイベントが過去に発生しているか、あるいは所定の時間経過後に発生したかを判定し、イベントが発生しない場合にはシステム動作に異常が発生したと判断する。ここで検出した異常も、自機器で発生したイベントとして取り扱う。
<監視カメラ装置の構成と処理>
監視カメラ装置101の詳細について説明する。図2は、監視カメラ装置101の機能構成図である。
撮像部202は、受光した光を光電変換し、画像信号を生成する。
映像処理部203は、撮像部202で取得した映像信号を圧縮符号化した映像データの生成を行う。また、動体検知などベント検知のための映像解析を行い、解析結果を制御部201に通知する。
通信処理部204は、ネットワークを介して接続された機器とデータの送受信を行う。
記憶部205は、自機器の動作状態と映像データの記録先として使用する記録装置102に関する情報からなるカメラ管理情報206、自機器で発生したイベントならびに他の監視カメラ装置101から受信したイベント情報からなるイベント受信一覧207、自機器と他の監視カメラ装置のイベント発生の相関関係からなるイベント相関情報208、自機器と他の監視カメラ装置との関連度からなるカメラ間関連度209を保持する。
アラーム検出部210は、監視カメラ装置101に接続された外部機器から入力されるアラーム信号を検出し、検出内容を制御部201に通知する。
制御部201は、自機器でイベントが発生した場合には通信処理部204を介してイベント情報をネットワークに送信し、他の監視カメラ装置からイベント情報を受信した場合には受信したイベント情報をもとに記憶部205が保持するイベント受信一覧207、イベント相関情報208、カメラ間関連度209を更新するとともに、自機器での映像記録動作を制御する。さらに、受信したイベントとイベント相関情報208をもちいてシステムに異常動作が発生していないかの判定処理を行う。
<制御フロートと記憶部が保持する情報>
イベント受信一覧207、イベント相関情報208、カメラ間関連度209について、図4および図5および図7を用いて説明する。続いて、監視カメラ装置101の処理フローと各構成要素の処理について、図10を用いて説明する。
<イベント一覧情報>
イベント受信一覧207について図3および図4を用いて説明する。
図3は、監視カメラ装置101が自機器でイベントが発生した場合に送信するイベント情報の一例である。機器IDは、監視カメラシステムで割り当てる自機器に固有のIDであり、日付と時刻は、イベントが発生した日付と時刻が格納されている。また、イベント種別には、発生したイベントの種類が設定される。
図4は、イベント受信一覧207の一例を示す図である。イベント受信一覧207は、監視カメラ装置101(自機器)が生成したイベント情報と、他の監視カメラ装置101から送信されたイベント情報の一覧からなり、イベントが発生した監視カメラ装置101の機器ID、イベントの発生した日付、時刻とイベントの種類の履歴を保持する。なお、保持するイベントの履歴が所定の件数を超過した場合には、発生日時が古いものを削除することで使用するデータ量を制限することもできる。
<イベント相関情報>
図5は、イベント相関情報208の一例を示す図である。本図は、監視カメラ装置Aが保持する監視カメラ装置Bとの間にあるイベント発生の相関関係である。監視カメラ装置AでイベントEV−1が発生した場合にカメラBからイベントEV−1を受信することがイベント受信一覧207の中で25回発生し、監視カメラ装置AのイベントEV−1の発生から監視カメラBのイベントEV−1の発生までの間隔が平均で約15秒後であること意味し、同様に監視カメラ装置BからEV−2を受信することが5回発生し、間隔が約10秒経過後であること意味する。また、監視カメラ装置AでイベントEV−2が発生した場合には、監視カメラ装置BからイベントEV−1を受信することが50回発生し、その発生タイミングが約30秒前であること意味する。なお、図5は監視カメラ装置Aが保持する監視カメラ装置Bとの相関関係の一例であるが、監視カメラ装置Aは同様のイベント相関情報208を監視カメラ装置C〜監視カメラ装置Nについても保持する。
<カメラ間優先度情報>
図7は、監視カメラ装置Aが保持するカメラ間関連度209の一例を示す図である。監視カメラ装置Aは、イベント相関情報208を用いて自機器と他の監視カメラ装置との間の関連度を算出し、算出した結果をカメラ間関連度として保持する。関連度の算出方法については、以下で図10を用いて説明する。
<カメラ管理情報>
図8は、監視カメラ装置101が保持するカメラ管理情報206の一例を示す図である。自機器IDは監視システムのなかで割り当てられる自機器に固有のIDである。記録モードは、映像の形式や画像サイズ、ビットレートなど記録装置102に記録する映像フォーマットを保持する。記録装置IDは、自機器で撮影した映像を記録する記録装置102に割り当てられた固有IDを設定する。記録装置残量は、自機器の映像記録先として使用する記録装置102の残容量を保持する。動作状態は、自機器が現在録画動作を実行しているか停止しているかの状態を保持する。監視カメラ装置101が複数の記録装置102に映像を記録する場合、複数の記録装置IDや記録装置残量、動作状態をカメラ管理情報206に保持し、撮像した映像を記録する記録装置102を選択するための条件を記憶可能であり、制御部201は、発生したイベント毎に映像を記録する記録装置102を変更する、所定の時間で記録装置102を変更する、記録装置残量が多い記録装置を優先的に使用する、等の制御が可能である。
上記のように、自機器と他の監視カメラ装置とのカメラ間関連度209を保持することにより、他の監視カメラ装置からイベント情報を受信した場合に、自機器の録画動作を実行するかを、カメラ間関連度209を用いて判断することができる。また、イベント相関情報208を保持することにより、他の監視カメラ装置からイベント情報を受信した場合や自機器でイベントが発生した場合に、それらのイベントと相関関係があるイベントを推測することが可能となり、推測した内容と実際のイベント発生状況を比較することで発生すべきイベントが発生しないことを検知し、それを用いてシステム動作の異常を検知することができるようになる。
<イベント受信時のフロー>
図9は、監視カメラ装置101が他の監視カメラ装置101からイベント情報を受信した場合の処理フローを示す図である。フローに合わせて、監視カメラ装置101の動作と、各構成要素の処理について説明する。
監視カメラ装置101は起動すると、ハードウェアやソフトウェアの起動処理など監視カメラ装置101の撮影に必要な処理を行い、処理が完了するとS901に進み、イベントを待つ。
S902では、制御部201はS901で受信したイベント情報の機器IDとカメラ間関連度209をもとに、自機器とイベント送信元の監視カメラ装置101との関連度を取得する。取得した関連度の値が所定の閾値以上である場合には、S903に進み、関連度が閾値未満である場合にはS905へと進む。
S903では、制御部201は受信したイベント情報のイベント種類から、受信したイベントは自機器の録画を制御するものとして予め登録されたものであるかを判定し、録画を制御するイベント種類であった場合にはS904に進み、録画を制御するイベント種類ではなかった場合には、S905へと進む。
S904では、制御部201はカメラ管理情報206の記録モードに設定されている画面解像度、ビットレート、符号圧縮方式などの情報に基づき、映像処理部203に対して指示を送る。映像処理部203は、レンズや撮像素子や露光制御部により構成される撮像部202で取り込んだ映像信号を、制御部201からの指示に応じて記録装置102に保存する形式の映像データに圧縮処理する。さらに、制御部201は通信処理部204に対して映像データを記録装置102に対して記録するように指示を送る。
通信処理部204は、制御部201の指示に従い、映像処理部203がメモリに格納した映像データを記録装置102に記録するため、記録装置102に対するコマンド制御や映像データの送出といった通信処理を行う。これらの制御は、NFS(Network File System)やCIFS(Common Internet File System)など、一般に広く公開されている制御方式を用いて実現することができる。なお、これらの制御プロトコルはあくまでも一例であり、別の方式によりデータの記録処理を行ってもよい。制御部201が通信処理部204に対して上記の要求を送る際には、制御部201はカメラ管理情報206が保持する記録装置IDを映像記録先の情報として通信処理部204に通知し、通信処理部204はこの内容をもとに記録装置102と通信を行う。
なお、制御部201はカメラ管理情報206の記録装置残量が所定の値よりも少なくなっている場合には、他の監視カメラ装置からのイベント情報を受信しても上記の録画制御処理を行わないという処理としてもよい。また、制御部201は、カメラ管理情報206の動作状態を取得し、自機器が録画動作中である場合には上記の録画制御を実行せず現在の録画動作を継続することもできる。
S905では、制御部201はS901で受信したイベント情報をイベント受信一覧207に追加する。この際に、イベント受信一覧207の件数に制限を設け、所定の件数を超えるイベントを受信した場合には、最も過去に受信したイベントを削除し、新たに受信したイベントを追加してもよい。また、受信から所定の時間を経過したイベント情報を削除して新たに受信したイベントを追加してもよい。古いイベント情報を削除することにより、古い情報を使用することが無くなり、最新のイベントの相関関連からカメラ間関連度を算出することが可能となる。また、イベント一覧のための記憶容量を限られた容量に収めることが可能となる。
S906では、制御部201はイベント受信一覧207をもとに、自機器と他の監視カメラ装置との間の関連度を算出し、処理を終了する。関連度の算出方法について、図10を用いて説明する。
<カメラ間関連度の算出方法>
図10は、イベント相関情報208ならびにカメラ間関連度209の算出処理の流れを示すフロー図であり、この図を用いて処理を説明する。
S1001では、制御部201はイベント受信一覧207から機器IDが自機器であるイベントを抽出して、自機器で発生したイベントのリストを作成する。
S1002では、制御部201はイベント受信一覧207から機器IDが自機器以外のものを一つ選択し、選択した機器IDの監視カメラ装置101が送信したイベントを抽出してリストを作成する。
S1003では、制御部201はS1001とS1002で作成した自機器ならびにある一つの他の監視カメラ装置から受信したイベントのリストを用いて、イベント種類の組合せごとに発生時間の間隔を計算してイベント発生時間管理テーブルを作成する。
図6はイベント発生時間管理テーブルの一例である。この例では、自機器でイベント(EV―i)が発生してから他の監視カメラ装置でイベント(EV−j)が発生するまでの時間間隔が、t(0)〜t(1)の場合は0回、t(1)〜t(2)が15回、t(2)〜t(3)が10回、t(n−1)〜t(n)が1回であったことを意味する。ここで、t(n)は所定の時間間隔で区切られる経過時間を意味し、たとえば5秒単位や10秒単位などを指定できる。
S1004では、制御部201はS1003で作成したイベント種類の組合せごとの発生時間管理テーブルをもとに、イベント相関情報208を算出する。S1003で作成したイベント発生時間管理テーブルのうち、発生回数が所定の閾値を超える時間間隔を選択し、選択した時間間隔における発生回数の合計値と、イベント発生間隔の時間の平均値を算出し、算出した結果をイベント組合せの発生回数と発生時間間隔としてイベント相関情報208の該当箇所に設定する。これを全てのイベント種類の組合せについて算出し、イベント相関情報208を作成する。
S1005では、制御部201はS1004で作成したイベント相関情報208を用いてカメラ間の関連度209を以下の数式1,数式2を用いて算出する。数式1におけるWはイベント種類の組合せにより決定される重みであり、イベント種類の関連が高いほど大きな値となるようにイベント種別の組合せごとに保持している値を出力する関数fにより算出する。数式2におけるNは、Wを算出した際のイベントの組合せごとの相関関係がある発生回数であり、イベント相関情報208に記録されている値である。カメラ間関連度Rは、各イベントの組合せにおける重みと発生回数の積の総和として算出され、WxNはイベント種類の関連が高いほど、各イベントの組み合わせの発生回数が多いほど、大きな値となる。
(数式1) W=f(EV−m, EV−n)
(数式2) R=Σ(WxN)
ここで算出した結果を用いて、カメラ間関連度情報を更新する。既にカメラ間関連度情報に関連度算出対象とした監視カメラ装置が登録されている場合には、その関連度を新たに算出した値で更新し、カメラ間関連度情報に登録されていなかった場合には、新規に追加する。上記のようにイベントの組合せに応じた重みのみでなく、その回数を掛け合わせることにより、イベント種類そのものの関連の重要度に加え発生回数との関係性を踏まえカメラ間の関連度を算出することができる。
S1006では、制御部201はイベント受信一覧207の中に、カメラ間関連度の算出を実施していない他の監視カメラ装置が残っているかを確認し、関連度の算出を行っていない他の監視カメラ装置が残っている場合には、S1002に戻り、S1002〜S1006の処理を繰り返し実行する。すべての他の監視カメラ装置との関連度の算出が完了した場合には、関連度の更新処理を終了する。
上記のように、監視カメラ装置101がイベント情報を受信した場合に受信したイベント情報の内容と各監視カメラ装置101が保持するカメラ間関連度209を用いることで、システム全体を管理するために常時接続される管理サーバを用いることなく、各監視カメラ装置101は自機器と関連度の高い他の監視カメラ装置で発生したイベントを契機として自機器の録画を制御することができる。また、他の監視カメラ装置からイベント情報を受信した場合に自機器が保持するカメラ間関連度209を更新することにより、管理サーバを用いることなく最新のカメラ間の関連度情報を各監視カメラ装置が保持することができる。
なお、カメラ間関連度209の更新処理は、イベント受信時のみでなく、例えば所定の一定時間周期で行うといった実現方法をとることもできる。この場合には、イベント受信のたびに更新処理を行わない為、制御部201の処理負荷を軽減若しくは分散することが可能となる。
<イベント受信時の異常発生検知処理フロー>
図11は、監視カメラ装置101がイベント情報を受信した場合にシステムに異常が発生しているかを判断するための処理フローであり、本図を用いて処理を説明する。
S1101では、制御部201は受信したイベント情報から機器IDとイベント種別を取得する。(ここで、受信したイベントをEV−jとする)
S1102では、制御部201はS1101で受信したイベント情報(EV−j)の機器IDの監視カメラ装置のイベント相関情報を記録部205から取得し、取得したイベント相関情報208から受信したイベント(EV−j)と自機器のイベントとの間で相関関係があるものが存在するかを確認する。相関関係の有無は、イベントの組合せの発生回数が所定の閾値以上であるかで判断する。相関関係のあるイベントが存在しない場合は、異常検出処理を終了する。相関関係のあるイベントが存在する場合には、S1103に進む。(EV−jと相関関係が存在するイベントを、EV−kとする)
S1103では、制御部201はS1101で受信したイベント(EV−j)とS1102で抽出した相関関係のあるイベント(EV−k)との発生時間の関係をイベント相関情報208から取得して、その時間間隔をtとして保持する。また、tの正負によりS1102で抽出したイベント(EV−k)がS1101で受信したイベント(EV−j)の前に発生するものか後に発生するものかを判定する。t≧0である場合には、後に発生するものであると判断しS1104に進み、t<0である場合には前に発生しているものでると判断してS1105へと進む。
S1104では、制御部201はS1102で抽出したイベント(EV−k)の発生までの時間を待つためのS1103で保持した時間tだけ待ち、時間が経過したのちにS1105へと進む。
S1105では、制御部201はイベント受信一覧を記録部205から取得し、S1102で相関関係があると判断したイベント(EV−k)が、S1101で受信したイベント(EV−j)の時刻情報に対して時間t±α(αは所定のマージン時間)の差分で発生したかを判定するする。
S1106では、制御部201はS1105での判定の結果、相関関係のあるイベント(EV−k)が存在した場合にはシステムに異常はないと判断し、処理を終了する。相関関係のあるイベント(EV−k)に該当するもの無い場合にはS1107に進む。
S1107では、制御部201はシステムに異常が発生したと判断し、異常を通知するためにあらかじめ設定された所定の制御を実行する。所定の制御とは、例えば指定されたメールアドレスに異常を通知する電子メールを送信したり、ユーザに提示するためにインタフェース画面を変更したり、スピーカーを介して警告音を鳴らすなどである。異常検知は、外部アラーム入力等と同様に自機器で発生したイベントとして取り扱う。
また、異常検知は、1回の異常発生で上記の異常検知時の制御をおこなうのではなく、異常検知の発生した回数を保持しておき、発生回数または発生頻度が所定の閾値を超過した時点でシステムに異常が発生したと判定し、上記の異常発生時の処理を行うこともできる。このように異常検知の回数と組み合わせて制御することで、単発の誤検知により異常通知の制御が実行されることを防ぎ、異常検知の精度を向上させることができる。
以上説明した処理を行うことにより、監視カメラ装置101はネットワークに接続されている他の監視カメラ装置101で発生したイベントと自機器で発生したイベントの相関関係を用いて監視カメラシステムの異常動作を検知することができるようになり、監視カメラシステム全体を一元的に管理する管理サーバが存在しない環境においても、監視カメラシステムで発生した異常を検知することが可能となる。
ここで、上記説明した実施例では監視カメラ装置101は記憶部205を監視カメラ装置101の内部に保持する構成として説明しているが、記憶部205が保持する情報の一部または全部は監視カメラ装置101が指定する外部記録装置に実体を保存し、記憶部が外部記録装置への参照情報を保持することで実現してもよい。例えば、映像情報を記録する記録装置102に対してこれらの情報を記録し、機器内で保持するときと同様に参照したり更新したりすることもできる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 監視カメラ装置
102 記録装置
201 制御部
202 撮像部
203 映像処理部
204 通信処理部
205 記憶部
206 カメラ管理情報
207 イベント受信一覧情報
208 イベント相関情報
209 カメラ間関連度情報
210 アラーム検出部

Claims (10)

  1. 受光した光を光電変換し、画像信号を生成するする撮像部と、
    前記撮像部で生成された映像信号を圧縮符号化した映像データを生成する映像処理部と、
    ネットワークを介して接続された機器とデータの送受信を行う通信処理部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    自機器で発生したイベントのイベント情報とネットワークに接続された他カメラから受信したイベント情報を含むイベント一覧と、
    自機器と他カメラとの動作の相関関係に関する情報を含むカメラ間関連度と、を保持し、
    自機器で発生したイベントのイベント情報を送信するように前記通信処理部を制御し、
    前記イベント一覧のイベント情報に含まれるイベント種類とイベント発生時間から前記カメラ間関連度を更新することを特徴とする監視カメラ装置。
  2. 前記制御部は、ネットワークに接続された他カメラから送信されたイベント情報を受信した場合に、前記カメラ間関連度と受信したイベント情報をもとに自機器の録画動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ装置。
  3. 前記制御部は、他カメラからのイベント情報を受信した場合に、自機器が録画動作を実行している場合には他カメラからのイベントを契機とする録画制御を実行しないことを特徴とする、請求項2に記載の監視カメラ装置。
  4. 前記制御部は、他カメラからのイベントを受信したときに、前記イベント相関情報から該イベント受信の前後に発生する自機器のイベントと時間を算出し、算出したイベントが自機器において発生しない場合に、自機器と他のカメラを含む監視カメラシステムに異常が発生したと判定することを特徴とする、請求項1に記載の監視カメラ装置。
  5. 前記制御部は、自機器でイベントが発生した場合に、前記イベント相関情報から該イベント受信の前後に他カメラから通知されるイベントと時間を算出し、算出した他カメラからのイベントを受信しない場合に、監視カメラシステムに異常が発生したと判断することを特徴とする、請求項1に記載の監視カメラ装置。
  6. 前記制御部は、前記イベント相関情報に記載されたイベントが発生に関する異常の発生回数または発生頻度が所定の閾値を超えた場合、監視カメラシステムに異常が発生したと判断することを特徴とする、請求項4または5に記載の監視カメラ装置。
  7. 前記制御部は、監視カメラシステムに異常が発生したと判断した場合には、エラーイベントとして自機器が接続されているネットワークに対してイベント送信制御することを特徴とする、請求項4から6のいずれかに記載の監視カメラ装置。
  8. 前記制御部は、監視カメラシステムに異常が発生したと判断した場合には、あらかじめ設定した所定の手段によりシステム管理用の機器に対して異常発生を通知することを特徴とする、請求項4から7のいずれかに記載の監視カメラ装置。
  9. 前記制御部は、他カメラから受信したイベント通知の件数が所定の閾値未満である場合には、あらかじめユーザにより設定されたカメラ間の関連度を用いて記録制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の監視カメラ装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の複数の監視カメラ装置と、
    前記監視カメラ装置が送出した映像データをネットワークを介して受信して記録する複数台の記録装置と、で構成され、
    前記監視カメラ装置の前記制御部はそれぞれ、
    自機器の動作状態とイベント発生に関する情報と前記記録装置に関する情報とを含むカメラ管理情報を保持し、
    前記記録装置に関する情報に基づき、前記映像データを記録させる前記記録装置に前記映像データを送信するように、前記通信処理部を制御することを特徴とする監視カメラシステム。
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