JP2015176781A - コネクタ接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、容易に静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行うことができ、組付性を向上することができるコネクタ接続構造を提供する。
【解決手段】静止系部材3と、静止系部材3に組付けられる可動部材5と、静止系部材3に設けられた静止コネクタ7と、可動部材5に設けられた可動コネクタ9とを備え、静止系部材3に対して可動部材5を組付けることにより静止コネクタ7と可動コネクタ9とが嵌合されるコネクタ接続構造1において、可動コネクタ9を、可動部材5に一体成形し、静止コネクタ7を、静止系部材3に保持部11を介して固定し、静止系部材3と可動部材5とに、可動部材5を静止系部材3に組付けるときに係合し、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部13を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ接続構造に関する。詳細には、一方のコネクタが設けられた一方の部材と、他方のコネクタが設けられた他方の部材とを組付けることにより、一方のコネクタと他方のコネクタとを嵌合させるコネクタ接続構造に関する。
従来、コネクタ接続構造としては、静止系部材としての車室前部の内側面と、この車室前部の内側面に組付けられる可動部材としてのカバーと、車室前部の内側面に設けられた静止コネクタとしての車体側コネクタと、カバーに設けられた可動コネクタとしてのモジュール側コネクタとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタ接続構造では、車体側コネクタが車室前部の内側面に固定され、モジュール側コネクタが保持部を介してカバーに保持されており、車室前部の内側面に対してカバーを組付けることにより車体側コネクタとモジュール側コネクタとが嵌合される。
特開2003−331985号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタ接続構造では、静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせが行われていないので、単純に静止系部材に可動部材を組付けるだけでは静止コネクタと可動コネクタとが嵌合できない恐れがあった。
このため、静止系部材に対して可動部材を組付ける際には、ある程度の静止コネクタと可動コネクタとの意識的な位置合わせが必要であり、組付性が低下していた。
そこで、この発明は、静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、容易に静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行うことができ、組付性を向上することができるコネクタ接続構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、静止系部材と、この静止系部材に組付けられる可動部材と、前記静止系部材に設けられた静止コネクタと、前記可動部材に設けられた可動コネクタとを備え、前記静止系部材に対して前記可動部材を組付けることにより前記静止コネクタと前記可動コネクタとが嵌合されるコネクタ接続構造であって、前記可動コネクタは、前記可動部材に一体成形され、前記静止コネクタは、前記静止系部材に保持部を介して固定され、前記静止系部材と前記可動部材とには、前記可動部材を前記静止系部材に組付けるときに係合し、前記静止コネクタと前記可動コネクタとの嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部が設けられていることを特徴とする。
このコネクタ接続構造では、静止系部材と可動部材とに、可動部材を静止系部材に組付けるときに係合し、静止コネクタと可動コネクタとの嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部が設けられているので、静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、嵌合位置決め部を係合させることによって、静止コネクタと可動コネクタとを嵌合位置に位置合わせすることができる。
このため、静止系部材と可動部材との嵌合位置決め部の係合により、意識的な静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行うことなく、静止系部材と可動部材との組付けと同時に、静止コネクタと可動コネクタとを嵌合させることができる。
従って、このようなコネクタ接続構造では、静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、容易に静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行うことができ、組付性を向上することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタ接続構造であって、前記保持部は、前記静止系部材に設けられ前記静止コネクタが圧入される圧入部であることを特徴とする。
このコネクタ接続構造では、保持部が、静止系部材に設けられ静止コネクタが圧入される圧入部であるので、静止コネクタと係合する係止部や別体の係止部材を用いる必要がなく、静止コネクタを静止系部材に固定させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のコネクタ接続構造であって、前記保持部は、前記静止系部材と前記静止コネクタとに設けられ、前記静止コネクタを前記静止系部材に組付けることによって係合する係合部であることを特徴とする。
このコネクタ接続構造では、保持部が、静止系部材と静止コネクタとに設けられ、静止コネクタを静止系部材に組付けることによって係合する係合部であるので、静止系部材に対して静止コネクタが移動可能なように係合部を係合させることにより、係合部に組付けなどにおける寸法公差の吸収機能や静止コネクタと可動コネクタとの嵌合における調芯機能をもたせることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のコネクタ接続構造であって、前記静止コネクタは、前記静止系部材に配索された電線の端部に接続され、前記保持部は、前記電線が前記静止系部材に少なくとも2箇所で屈曲されて配索された屈曲部であることを特徴とする。
このコネクタ接続構造では、保持部が、電線が静止系部材に少なくとも2箇所で屈曲されて配索された屈曲部であるので、静止系部材に直接的に静止コネクタを保持させるための部分を設ける必要がなく、静止系部材の大型化を抑制することができる。
本発明によれば、静止系部材に対して可動部材を組付ける際に、容易に静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行うことができ、組付性を向上することができるコネクタ接続構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の静止系部材に可動部材を組付ける前の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の静止系部材に可動部材を組付けるときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の静止系部材に可動部材を組付けたときの斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を圧入部としたときの斜視図である。(b)は図4(a)の要部拡大上面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を係合部としたときの斜視図である。(b)は図5(a)の要部拡大正面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を他例の係合部としたときの斜視図である。(b)は図6(a)の要部拡大正面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を屈曲部としたときの上面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を保持部材としたときの斜視図である。(b)は本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造の保持部を他例の保持部材としたときの要部拡大上面図である。
図1〜図8を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造について説明する。
本実施の形態に係るコネクタ接続構造1は、静止系部材3と、この静止系部材3に組付けられる可動部材5と、静止系部材3に設けられた静止コネクタ7と、可動部材5に設けられた可動コネクタ9とを備え、静止系部材3に対して可動部材5を組付けることにより静止コネクタ7と可動コネクタ9とが嵌合される。
また、可動コネクタ9は、可動部材5に一体成形され、静止コネクタ7は、静止系部材3に保持部11を介して固定されている。
そして、静止系部材3と可動部材5とには、可動部材5を静止系部材3に組付けるときに係合し、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部13が設けられている。
ここで、静止系部材3に対して静止コネクタ7を固定する保持部11は、以下のような構成がある。
保持部11は、静止系部材3に設けられ静止コネクタ7が圧入される圧入部15である。
保持部11は、静止系部材3と静止コネクタ7とに設けられ、静止コネクタ7を静止系部材3に組付けることによって係合する係合部17である。
保持部11は、静止系部材3に配索され端部に静止コネクタ7が接続される電線19が、静止系部材3に2箇所で屈曲されて配索された屈曲部21である。
保持部11は、静止系部材3と別体で形成され、静止コネクタ7を固定した状態で、静止系部材3に固定される保持部材23である。
本実施の形態に係るコネクタ接続構造1においては、係合部17からなる保持部11が適用されているが、どの保持部11であってもよく、保持部11の詳細については後述する。
図1〜図3に示すように、静止系部材3は、例えば、車体側などのように係止系である部分に固定される部材となっている。この静止系部材3には、電線19(図7参照)が配索して固定される電線固定部25が設けられている。
電線固定部25は、静止系部材3から取り外し可能なように静止系部材3と別体で形成されている。この電線固定部25は、例えば、車両に搭載された電源や機器などに接続された電線19が配索され、この配索された電線19を固定する。このような静止系部材3には、可動部材5が組付けられる。
可動部材5は、直方体状に形成され、例えば、静止系部材3と別体に形成されて静止系部材3に組付けることによって車両に搭載される電子部品などからなる。この可動部材5は、静止コネクタ7と可動コネクタ9とを嵌合させることにより、静止系部材3側に配置された電源や機器などに電気的に接続される。
静止コネクタ7は、直方体状に形成され、静止系部材3の電線固定部25に配索される電線19の端部に配置され、内部に電線19に電気的に接続された端子(不図示)が収容されている。
この静止コネクタ7の上方には、撓み可能なロックアーム27が設けられ、ロックアーム27の中央部にはロック突起29が突設され、ロックアーム27の端部には下方に向けて押圧操作される操作部31が設けられている。
このような静止コネクタ7は、静止系部材3の電線固定部25に保持部11を介して固定され、静止系部材3に対して可動部材5を組付けることにより、可動部材5に設けられた可動コネクタ9に嵌合される。
可動コネクタ9は、可動部材5の上方に静止コネクタ7を収容可能に筐体状に可動部材5と連続する一部材で形成され、内部に可動部材5内に収容された回路基板(不図示)などに接続された端子(不図示)が収容されている。
この可動コネクタ9の上面には、静止コネクタ7との嵌合方向に沿って長穴形状のロック孔部33が設けられている。
このロック孔部33は、静止コネクタ7と可動コネクタ9とが嵌合するときに、端部がロック突起29と当接してロックアーム27を下方に向けて撓ませ、静止コネクタ7と可動コネクタ9とが嵌合したときに、内周面にロック突起29がロックアーム27の上方への復元によって係合され、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合状態を係止する。
なお、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合状態は、ロックアーム27の操作部31を下方に向けて押圧することにより、ロックアーム27を下方に向けて撓ませ、ロック突起29とロック孔部33との係合を解除することによって解除することができる。
このような可動コネクタ9は、静止系部材3に対して可動部材5を組付けることにより、静止系部材3に固定された静止コネクタ7に嵌合される。この静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合は、静止系部材3と可動部材5とに設けられた嵌合位置決め部13によって、嵌合位置が位置決めされる。
嵌合位置決め部13は、静止系部材3に設けられ電線固定部25の下面に位置された円形状の嵌合孔部35と、可動部材5の側面から嵌合方向に向けて突設された嵌合孔部35の内径と同等の外径を有する円柱状の嵌合突部37とからなる。
この嵌合位置決め部13は、図2の矢印で示すように、静止系部材3に対して可動部材5を組付ける際に、嵌合突部37が嵌合孔部35に挿入されて係合し、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合位置を位置決めさせる。
このとき、静止系部材3に対して可動部材5の組付位置がずれている場合には、例えば、可動部材5の側面が静止系部材3の電線固定部25が位置する側面に当接するなどして、嵌合突部37を嵌合孔部35に挿入することができず、静止系部材3に可動部材5を組付けることができない。
すなわち、静止系部材3に対して可動部材5の組付位置がずれている場合には、静止系部材3に可動部材5を組付けることができず、静止コネクタ7と可動コネクタ9とが嵌合されることがない。
ここで、嵌合孔部35と嵌合突部37とは、互いに円形状であるので、嵌合孔部35に嵌合突部37を挿入した状態で、嵌合突部37が回転する可能性がある。
しかしながら、嵌合孔部35に嵌合突部37を挿入した状態では、図3に示すように、可動部材5の上面が保持部11や電線固定部25の下面にしており、嵌合突部37が嵌合孔部35に対して回転することがなく、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合位置がずれることがない。なお、嵌合突部37の回転を防止するために、嵌合突部37を嵌合孔部35に圧入させてもよい。
従って、静止系部材3に対して可動部材5を組付けることができる状態では、必ず静止コネクタ7と可動コネクタ9との位置合わせが行われており、静止系部材3に可動部材5を組付けることにより静止コネクタ7と可動コネクタ9とを嵌合することができる。
ここで、図4〜図8を用いて静止系部材3に対して静止コネクタ7を固定させる保持部11について説明する。
図4に示す保持部11は、静止系部材3と連続する一部材で形成され、電線固定部25が位置する側面から延設された上面と一側面が開口された凹状に形成された圧入部15となっている。
この圧入部15は、内径が静止コネクタ7の端部の外径より僅かに小さく設定されており、静止コネクタ7の端部が上方から挿入されて圧入される。
このように保持部11としての圧入部15に静止コネクタ7を圧入することにより、静止系部材3や静止コネクタ7に互いに係合する係止部や別体の係止部材などを用いる必要がなく、部品点数を削減して静止コネクタ7を静止系部材3に固定することができる。
図5,図6に示す保持部11は、静止系部材3と静止コネクタ7とに設けられ、静止コネクタ7を静止系部材3に組付けることによって係合する係合部17,17となっている。
図5に示す係合部17は、静止コネクタ7の端部の外周面に係合する係合爪部39を備えている。係合爪部39は、静止系部材3と連続する一部材で形成され、電線固定部25が位置する側面から延設された上面と一側面が開口された凹状に形成された基部41の両側壁の上面から撓み可能に上方に向けて延設され、自由端側に傾斜面を有する爪部が設けられている。
この係合爪部39は、基部41の上方から静止コネクタ7の端部を基部41に挿入することにより、爪部の傾斜面が静止コネクタ7の下面に当接して撓まされ、静止コネクタ7の端部を基部41に挿入したときに、復元されて爪部を静止コネクタ7の端部外周面に係合させる。なお、係合爪部39の基端側には、図1に示すように、係合爪部39が撓みやすいように両側にスリットを設けてもよい。
図6に示す係合部17は、静止系部材3の基部41の両側壁から内部に向けて突設され静止コネクタ7の挿入方向に沿って延設された一対の突条43,43と、静止コネクタ7の両側面に一対の突条43,43と係合可能に挿入方向に沿って設けられた一対の溝部45,45とを備えている。
この係合部17は、静止コネクタ7を基部41の一側面の開口から挿入することにより、一対の突条43,43と一対の溝部45,45とが係合され、静止コネクタ7の挿入を案内すると共に、静止コネクタ7の組付状態を保持する。
この一対の突条43,43と一対の溝部45,45とが係合された状態では、静止コネクタ7が上下方向及び左右方向に僅かに移動可能なように、一対の突条43,43と一対の溝部45,45との間に僅かな隙間が設定されている。
このような保持部11としての係合部17,17により、係合爪部39の撓みや一対の突条43,43と一対の溝部45,45との間の隙間によって、静止系部材3に対して静止コネクタ7を僅かに移動させることができ、組付けなどにおける寸法公差の吸収や静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合における調芯などを行うことができる。
図7に示す保持部11は、静止コネクタ7が端部に接続された電線19を、静止系部材3の電線固定部25に2箇所で屈曲させて配索して固定させた屈曲部21となっている。
この屈曲部21は、電線19の静止コネクタ7側から電線固定部25側に向けた部分をほぼ90度に屈曲させ、この屈曲された部分をさらに電線固定部25側に向けてほぼ90度に屈曲させることによって形成されている。
このように電線19に屈曲部21を設けて電線固定部25に配索して固定することにより、電線固定部25から電線19が抜け出ることを防止することができ、電線19の端部に接続された静止コネクタ7を静止系部材3に保持することができる。
このような保持部11としての屈曲部21により、静止系部材3に直接的に静止コネクタ7を保持させるための部分を設ける必要がなく、静止系部材3の大型化を抑制することができる。
加えて、静止コネクタ7を直接的に固定していないので、静止系部材3に対して静止コネクタ7を僅かに移動させることができ、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合における調芯を行うことができると共に、屈曲部21によって静止コネクタ7にかかる外力を吸収することができ、電線19と静止コネクタ7との接続解除を防止することができる。
図8に示す保持部11は、静止系部材3と別体で形成された、例えば、金属材料からなり、静止コネクタ7を固定した状態で、静止系部材3に固定される保持部材23となっている。
この保持部材23は、電線19側と静止コネクタ7側との側面と上面とが開口された凹状の固定部47に静止コネクタ7が圧入や係止部などによって固定される。
図8(a)に示す保持部材23は、固定部47に静止コネクタ7が固定された状態で、電線19側がボルトや係止部などの固定手段(不図示)によって静止系部材3の電線固定部25(図1参照)が配置される部分に固定される。
図8(b)に示す保持部材23は、電線19側に静止系部材3の電線固定部25(図1参照)が配置される部分に設けられた一対の溝部からなる被挿入部49に係合される一対の突条からなる挿入部51が形成され、挿入部51を被挿入部49に挿入して係合させることにより、静止系部材3に固定される。
なお、被挿入部49と挿入部51との間には、静止コネクタ7が静止系部材3に対して僅かに移動可能なように、僅かな隙間が設定され、組付けなどにおける寸法公差の吸収や静止コネクタ7と可動コネクタ9(図2参照)との嵌合における調芯などを行うことができる。
このような保持部11としての静止系部材3と別体で形成された保持部材23により、静止系部材3側に保持部11の設計が困難である場合に、保持部材23を介して静止コネクタ7を静止系部材3に固定することができる。
このようなコネクタ接続構造1では、静止系部材3と可動部材5とに、可動部材5を静止系部材3に組付けるときに係合し、静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部13が設けられているので、静止系部材3に対して可動部材5を組付ける際に、嵌合位置決め部13を係合させることによって、静止コネクタ7と可動コネクタ9とを嵌合位置に位置合わせすることができる。
このため、静止系部材3と可動部材5との嵌合位置決め部13の係合により、意識的な静止コネクタ7と可動コネクタ9との位置合わせを行うことなく、静止系部材3と可動部材5との組付けと同時に、静止コネクタ7と可動コネクタ9とを嵌合させることができる。
従って、このようなコネクタ接続構造1では、静止系部材3に対して可動部材5を組付ける際に、容易に静止コネクタ7と可動コネクタ9との位置合わせを行うことができ、組付性を向上することができる。
また、保持部11は、静止系部材3に設けられ静止コネクタ7が圧入される圧入部15であるので、静止コネクタ7と係合する係止部や別体の係止部材を用いる必要がなく、静止コネクタ7を静止系部材3に固定させることができる。
さらに、保持部11は、静止系部材3と静止コネクタ7とに設けられ、静止コネクタ7を静止系部材3に組付けることによって係合する係合部17であるので、静止系部材3に対して静止コネクタ7が移動可能なように係合部17を係合させることにより、係合部17に組付けなどにおける寸法公差の吸収機能や静止コネクタ7と可動コネクタ9との嵌合における調芯機能をもたせることができる。
また、保持部11は、電線19が静止系部材3に2箇所で屈曲されて配索された屈曲部21であるので、静止系部材3に直接的に静止コネクタ7を保持させるための部分を設ける必要がなく、静止系部材3の大型化を抑制することができる。
さらに、保持部11は、静止系部材3と別体で形成され、静止コネクタ7を固定した状態で、静止系部材3に固定される保持部材23であるので、静止系部材3側に保持部11の設計が困難である場合に、保持部材23を介して静止コネクタ7を静止系部材3に固定することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタ接続構造では、嵌合位置決め部を構成する孔部と突部とが円形状となっているが、これに限らず、孔部に一対の溝部を設け、突部に一対の溝部と係合可能な一対の突条を設けるなど、静止コネクタと可動コネクタとの位置合わせを行える形状であれば、嵌合位置決め部の形状はどのような形状であってもよい。
また、静止系部材の電線固定部は、静止系部材と別体で形成されているが、これに限らず、電線固定部を静止系部材と一体に成形してもよい。
1…コネクタ接続構造
3…静止系部材
5…可動部材
7…静止コネクタ
9…可動コネクタ
11…保持部
13…嵌合位置決め部
15…圧入部
17…係合部
19…電線
21…屈曲部
23…保持部材

Claims (4)

  1. 静止系部材と、この静止系部材に組付けられる可動部材と、前記静止系部材に設けられた静止コネクタと、前記可動部材に設けられた可動コネクタとを備え、前記静止系部材に対して前記可動部材を組付けることにより前記静止コネクタと前記可動コネクタとが嵌合されるコネクタ接続構造であって、
    前記可動コネクタは、前記可動部材に一体成形され、前記静止コネクタは、前記静止系部材に保持部を介して固定され、
    前記静止系部材と前記可動部材とには、前記可動部材を前記静止系部材に組付けるときに係合し、前記静止コネクタと前記可動コネクタとの嵌合位置を位置決めさせる嵌合位置決め部が設けられていることを特徴とするコネクタ接続構造。
  2. 請求項1記載のコネクタ接続構造であって、
    前記保持部は、前記静止系部材に設けられ前記静止コネクタが圧入される圧入部であることを特徴とするコネクタ接続構造。
  3. 請求項1記載のコネクタ接続構造であって、
    前記保持部は、前記静止系部材と前記静止コネクタとに設けられ、前記静止コネクタを前記静止系部材に組付けることによって係合する係合部であることを特徴とするコネクタ接続構造。
  4. 請求項1記載のコネクタ接続構造であって、
    前記静止コネクタは、前記静止系部材に配索された電線の端部に接続され、
    前記保持部は、前記電線が前記静止系部材に少なくとも2箇所で屈曲されて配索された屈曲部であることを特徴とするコネクタ接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10315803A (ja) * 1997-05-21 1998-12-02 Yazaki Corp 電装ユニットの組付接続構造
JPH1140256A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Yazaki Corp コネクタ嵌合構造

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