JP2015176108A - 表示装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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千香 宮武
Chika MIYATAKE
千香 宮武
久美子 高塚
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久美子 高塚
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Abstract

【課題】Nアップされた資料の離れた頁を同時に表示できる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得する操作情報取得部と、前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定する分割判定部と、前記分割判定部が複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定する領域判定部と、前記アクティブ領域における操作指示の検出に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う表示制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、制御方法及びプログラムに関する。
ある1つの電子コンテンツの連続する各頁に記載された内容を、同時に1つの画面に表示させて閲覧したい場合がある。このような場合、その電子コンテンツの閲覧に用いるアプリケーションに、例えば連続する各頁を見開きで表示するような機能が備わっていれば、ユーザは、連続する各頁を同時に閲覧することができる。
また、特許文献1には、直観的なタッチパネル操作で印刷設定ができる印刷指示装置に関する技術が記載されている。特許文献1の方法によると、ユーザが、印刷のプレビュー画面で所定の領域を分割するように指でなぞると、当該分割してできた領域数分の頁を1枚の印刷用紙に配置して印刷する設定ができる技術が開示されている。
特開2013−20512号公報
また、1つの電子コンテンツにおける連続しない頁(例えば1ページ目と5ページ目)を、同時に1つの画面に表示させて閲覧したい場合がある。このような場合、ユーザは、電子コンテンツを複製して、同一内容の2つの電子コンテンツを同時に開き、それぞれの電子コンテンツに見比べたい頁を表示させて閲覧するという方法が考えられる。しかし、このような方法では、電子コンテンツを複製したり、閲覧後は複製した電子コンテンツを削除したりといった手間が必要である。また、特許文献1の方法では、表示装置に電子コンテンツを表示させて、任意の連続しない頁を並列して表示することはできない。
そこでこの発明は、上述した解題を解決する表示装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得する操作情報取得部と、前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定する分割判定部と、前記分割判定部が複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定する領域判定部と、前記アクティブ領域における操作指示に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う表示制御部と、を備えることを特徴とする表示装置である。
また本発明は、表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得し、前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定し、複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定し、前記アクティブ領域における操作指示に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行うことを特徴とする表示装置の制御方法である。
また本発明は、表示装置のコンピュータを、表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得する手段、前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定する手段、複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定する手段、前記アクティブ領域における操作指示に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、表示装置の表示画面への直観的なタッチ操作によって、1つの電子コンテンツにおける複数の任意の頁を並べて表示させることができるという効果が得られる。
本発明の第一の実施形態による表示装置の最小構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の一例を示す図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第一の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第一の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第二の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第二の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第三の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第三の図である。 本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第四の図である。 本発明の第二の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。 本発明の第三の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。 本発明の第三の実施形態によるユーザの動作と表示領域数の関係を規定するテーブルの一例を示す図である。 本発明の第三の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の一実施形態による表示装置を図1〜図10を参照して説明する。
図1は、第一の実施形態による表示装置の最小構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は表示装置を表している。図1に示す通り、表示装置1は、操作情報取得部30と、分割判定部40と、領域判定部50と、表示制御部80とを少なくとも備えている。
操作情報取得部30は、ユーザによる表示装置1が備える表示部10への操作指示の操作情報を取得する。操作指示とは、ユーザの指・掌やポインティングデバイスによる、例えば、タップ操作(選択操作)、フリック操作、ピンチイン・ピンチアウト操作などである。これらの操作を行う場合、必ずしも表示部10への接触は必要ではない。表示部10へ指などを近付けて操作するいわゆるホバー操作でもよい。また、操作情報とはユーザが表示部10に対してそれらの操作を行った各位置の座標情報や、継続して表示部10のある位置を指し示している時間の長さである。
分割判定部40は、表示部10における表示領域が分割され、複数の表示領域が設けられているかどうかを判定する。判定の方法は、様々である。例えば、現在、ある電子コンテンツを表示する為に稼働しているアプリケーションプログラムが後述する記憶部100に表示領域の数を記録していて、分割判定部40は、記憶部100からその表示領域数を取得し、その値が1より大きければ、複数の表示領域が設けられていると判定する。
領域判定部50は、分割判定部40が複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、操作情報取得部30からタッチ操作があった位置の座標情報を取得し、複数の表示領域のうちどの表示領域に対して、ユーザによるタッチ操作が行われたかを判定する。領域判定部が判定した領域をアクティブ領域と呼ぶこととする。
表示制御部80は、表示部10に表示する画像を生成し出力する。また、ユーザによるタッチ操作に基づいて、表示する画像を切り替える。例えば、表示制御部80は、アクティブ領域におけるタッチ操作の検出に基づいて、当該アクティブ領域における表示の切り替えを、アクティブ領域を除く複数の表示領域と独立して行う。また、表示制御部80は、後述する分割指示部60の分割指示に基づいて表示部10に複数の表示領域を設け、当該複数の表示領域のそれぞれに同一コンテンツの同一頁又は異なる頁を表示する。
図2は、本発明の第一の実施形態による表示装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す通り、表示装置1は、表示部10と、入力部20と、操作情報取得部30と、分割判定部40と、領域判定部50と、分割指示部60と、動作モード決定部70と、表示制御部80と、制御部90と、記憶部100とを備えている。
表示部10は、表示装置1に備えられた液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示器である。また、表示部10は、例えばディプレイパネルとタッチパネルが一体に組み合わされてもので、表示機能と入力機能を兼ね備えている。
入力部20は、表示装置1に備えられたボタンなどの入力装置である。
ユーザは、入力部20及び表示部10が備えるタッチパネル機能を用いて表示装置1を操作する。
分割指示部60は、操作情報取得部30が取得した、ユーザによる所定の分割指示操作に基づいて、表示部10へ複数の表示領域を並列に表示するよう指示する分割指示を行う。また、分割指示部60は、ユーザによる所定の統合指示操作に基づいて、表示部10に表示された複数の表示領域を統合するように指示を行う統合指示を行う。
動作モード決定部70は、アクティブ領域における表示の切り替えを他の表示領域と独立して行うか否かを示す動作モードを決定する。
制御部90は、操作情報取得部30の取得したユーザの操作情報に基づいてアプリケーションプログラムの起動・停止などを行ったり、表示装置1の起動・停止を行うなどの各種制御全般を行う。
記憶部100は、ROM、RAMなどの記憶媒体である。記憶部100は、表示装置1が表示部10に出力する電子コンテンツや、表示装置1の備えるCPU(Central Processing Unit)によって実行される電子コンテンツを表示する為のアプリケーションなどの各種プログラムを記憶している。
なお、操作情報取得部30と、分割判定部40と、領域判定部50と、分割指示部60と、動作モード決定部70と、表示制御部80と、制御部90は、表示装置1の備えるCPUがハードディスクなどの記憶部100からプログラムを読み出し実行することで備わる機能である。
図3は、本発明の第一の実施形態による表示装置の一例を示す図である。
以下、図3を用いて、本実施形態の表示装置1の説明を行う。
第一の実施形態による表示装置1の代表的な例は図3に示すようなタブレット端末装置である。表示装置1は、CPUやメモリを備えるコンピュータによって構成される。
図3は、表示装置1の正面図である。図3が示す通り表示装置1は、表示部10を備えている。表示部10には、例えば静電容量方式の、タッチパネルを備えている。表示装置1は、その他に電源スイッチ(図示せず)などの公知の部材を備えている。
図4は、本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第一の図である。 以下、図4を用いて、本実施形態における表示領域を分割する操作の一例について説明を行う。
図4(a)は、表示領域分割前の表示装置1を示している。この状態では、ある電子コンテンツの1頁目が、表示部10の全面に表示されている。この表示状態から、符号41Aが示すように、ユーザが、指を表示部10の左側端部の一点に接触又は接近させ、そのまま指を水平方向に移動させる(符号41B)動作を行う。すると、操作情報取得部30が、その動作の始点と終点の座標情報を取得し、ユーザが指をスライドさせる動作が表示部10の左側端部から始まり、そのまま指を横断方向にスライドさせたことを検出する。そして、操作情報取得部30は、検出した情報を分割指示部60へ出力する。
図4(b)は、ユーザが上述の動作を行った後に、表示部10に表示された電子コンテンツを示している。分割指示部60が、操作情報取得部30が検出情報を取得すると、表示部10の表示領域を上下2つに分割する指示を表示制御部80へ出力する。表示制御部80は、表示部10を上下に分割した表示領域を生成する。また、表示制御部80は、生成した上の表示領域(符号10A)にこれまで表示していた頁(1頁目)を表示し、下の表示領域(符号10B)は、同一コンテンツの次の頁(2頁目)を表示する。また、表示制御部80は、2つの表示領域の間に分割線43を表示する。
図4(c)は、図4(b)の状態で、ユーザが指を垂直方向にスライドさせる動作を行う様子を示している。表示領域が上下に分割された図4(b)において、符号42Aが示すように、ユーザが、指を表示部10の上側端部の一点に接触又は接近させ、そのまま指を垂直方向に移動させる(符号42B)動作を行う。すると、操作情報取得部30が、その動作の始点と終点の座標情報を取得し、ユーザが指をスライドさせる動作が表示部10の上側端部から始まり、そのまま指を垂直方向にスライドさせたことを検出する。そして、操作情報取得部30は、検出した情報を分割指示部60へ出力する。
図4(d)は、ユーザが図4(c)で説明した動作を行った後に、表示部10に表示された電子コンテンツを示している。分割指示部60は、操作情報取得部30から操作情報を取得すると、表示部10の各表示領域をさらに左右2つに分割する指示を表示制御部80へ出力する。表示制御部80は、表示部10を上下左右に4分割した表示領域を生成する。また、表示制御部80は、生成した左上の表示領域(符号10C)にこれまで表示していた電子コンテンツの1頁目を表示する。また、表示制御部80は、生成した右上の表示領域(符号10D)に同一電子コンテンツの2頁目を表示する。また、表示制御部80は、左下の表示領域(符号10E)に同一電子コンテンツの3頁目を、右下の領域(符号10F)に4頁目を表示する。また、表示制御部80は、左右の表示領域の間に分割線44を表示する。
以上、ユーザが、表示領域を分割する動作の一例について説明した。本実施形態では、ユーザが表示部10の左右上下の端部からフリック操作を行ったことを契機として表示領域の分割を行う。ユーザが同様の操作を繰り返すことで、さらに表示部10の表示領域が6つ、8つに分割される。本実施形態では、表示領域における線軌跡の入力を検出し、検出した軌跡に基づいてその軌跡を基準として隔てられた各領域を異なる領域に分割表示する。なお、分割された表示領域に表示される内容をそれぞれ独立に切り替える方法については後述する。
なお、例えば、図4(d)において、ユーザが表示領域10Cの任意の位置をタッチ又は指し示したまま、隣接する他の表示領域10Dの任意の位置まで指をスライドさせた場合、表示領域10Cと表示領域10Dの表示内容が入れ替わってもよい。
次に図4を用いて説明した表示領域の分割動作について、より詳細に説明する。
図5は、本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第一の図である。
図5の処理フローを用いて表示領域の分割処理について説明する。
まず、ユーザにより、ある電子コンテンツが選択され、その電子コンテンツを表示する操作が行われたものとする。すると操作情報取得部30は、その電子コンテンツを表示すべき指示情報を表示部10から取得し、制御部90に出力する。制御部90は、ユーザが指定した電子コンテンツを出力するアプリケーションプログラムを記憶部100から読み出し、当該アプリケーションを起動する。また、表示制御部80は、当該アプリケーションから表示部10に出力する1頁目の情報を取得し、表示画像を生成して表示部10に表示する(ステップS11)。このとき表示部10には、図4(a)で例示したように電子コンテンツの1頁目が、全画面表示した状態で表示される。
次に、表示部10は、ユーザによる表示部10への操作を検出する(ステップS12)。表示部10は、検出した操作情報を操作情報取得部30へ出力する。操作情報取得部30が取得する操作情報には、ユーザが指を接触又は接近させた位置の表示部10における座標情報が含まれる。操作情報取得部30は、操作情報を制御部90へ出力する。制御部90は、取得した操作情報から、ユーザの操作が表示部10の端部から、対向する辺へ向かってほぼ垂直に線を引くような動作であるかどうかを判定する(ステップS13)。制御部90は、操作情報からスライド操作の始点が表示部10の端部であること、及び、指をスライドさせた方向が、始点となった端部を含む表示部10の1辺と対向する辺へほぼ垂直となる方向であると判定すると(ステップS13=Yes)、この操作情報を分割指示部60へ出力する。また、そうでない場合(ステップS13=No)、本処理フローは終了する。なお、端部とは、表示部10の外周を基準とする予め定められた範囲の領域である。
次に、分割指示部60は、取得した操作情報から指をスライドさせた方向が、ユーザにとっての垂直方向か水平方向かを判定する(ステップS14)。
スライド方向が水平方向の場合、分割指示部60は、ユーザが指を接した位置を含む表示領域をさらに上下に分割するよう表示制御部80へ分割指示を行う(ステップS15)。また、スライド方向が垂直方向の場合、分割指示部60は、ユーザが指を接した位置を含む表示領域をさらに左右に分割するよう表示制御部80へ分割指示を行う(ステップS16)。
表示制御部80は、分割指示部60から分割指示を取得すると、分割判定部40から、現在の表示領域の分割状態を示す情報を取得する。分割状態を示す情報とは、例えば、「現在の表示領域は分割されていない」、あるいは、「表示領域は上下に2分割されている」といった情報である。表示制御部80は、分割判定部40から取得した分割状態を示す情報と、分割指示部60から取得した分割指示に基づいて表示領域の分割方法を決定する(ステップS17)。例えば、現在の分割状態と分割指示とに対応付けて分割方法を記憶したテーブルが記憶部100に格納されていて、表示制御部80は、このテーブルを参照して分割方法を決定する。このテーブルには例えば、現在の分割状態が「表示領域は未分割」、分割指示が「上下に分割」、に対して分割方法は「上下2つの表示領域に分割」と規定されている。また、現在の分割状態が「表示領域は上下に2分割」、分割指示が「左右に分割」、に対して分割方法は「左上、右上、左下、右下4つの表示領域に分割」と規定されている。
分割方法を決定すると、表示制御部80は、分割方法に従って表示領域を生成する。また、分割後の表示状態を示す情報を記憶部100に記録する。そして、表示制御部80は、各表示領域に表示する画像を生成し、適切な表示領域に表示する(ステップS18)。例えば、分割後の表示領域が、図4(b)で例示したように上下に2分割された状態であるとすると、表示制御部80は、1頁目の情報を2分割した表示領域のうち、上の表示領域に表示する画像を生成する。また、表示制御部80は、2頁目の情報を記憶部100から読み込んで、下の表示領域に表示する画像を生成する。またそれら2つの表示領域を隔てる分割線の画像を生成する。そして表示制御部80は、それらを合成して表示部10へ出力する。
図6は、本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第二の図である。
以下、図6を用いて、分割したそれぞれの表示領域に表示される内容を独立して切り替える操作の一例について説明を行う。
図6(a)は、ユーザが表示領域を分割させる操作を行った後の状態を示している。分割された上側の表示領域10Aには、現在、電子コンテンツの1頁目が表示され、下側の表示領域10Bには、電子コンテンツの2頁目が表示されている。この状態からユーザが、表示部10の任意の位置に対してフリック操作を行うと、表示部10がその操作を受け付け、操作情報取得部30へ操作情報を出力する。すると、表示制御部80は、その操作情報からユーザの操作が頁めくり操作であることを認識する。そして、表示制御部80は、記憶部100から3頁目及び4頁目の情報を読み込んで、3〜4頁目をそれぞれ上下の表示領域に組み込んだ表示画像を生成し、を表示部10に表示する。
図6(b)は、このようにして表示制御部80が表示した表示画像の一例である。これまでの動作においては、表示制御部80は、分割された各表示領域に表示する情報を独立して切り替えていない。次にそれぞれの表示領域に表示する頁を独立して切り替える方法について説明する。ユーザは、分割線43をロングタップする。ロングタップとは、所定時間以上、表示部10の任意の位置に対して継続して指などで指し示す選択操作である。すると、操作情報取得部30が、表示部10からその操作情報を取得する。操作情報には、ユーザがタップした表示部10における座標情報や、タップし続けた時間の情報が含まれる。動作モード決定部70は、この操作情報から、分割線43に所定時間以上のタップ操作が継続して行われたと判定すると、各表示領域の切り替え動作を、各表示領域ごとに独立して切り替えることができる「独立モード」に切り替える。なお、図6(a)から図6(b)への遷移の場合のように、分割した表示領域のそれぞれに表示された頁が、全表示領域が連動して切り替わる動作を「紙モード」と呼ぶこととする。
図6(c)は、分割線43へのロングタップにより、動作モードが独立モードに切り替わった状態を示している。動作モードが、独立モードに切り替わると分割線43の表示は、分離線45に切り替わる。分離線45は、例えば2重線で表示される。次にユーザが、符号10Bが示す下側の表示領域に対してフリック操作を行うと、操作情報取得部30は、その操作情報を取得する。分割判定部40は、現在の分割状態を記憶部100から取得する。また、領域判定部50は、その操作情報に含まれる座標情報からユーザがフリック操作を行った表示領域を判定する。そして表示制御部80は、領域判定部50が判定した表示領域に現在表示されている頁の次頁又は前頁を記憶部100から読み出して、読み出した情報で表示領域10Bの表示画像を切り替える。なお、次頁か前頁かは、制御部90が、ユーザがフリックした方向により決定する。
図6(d)は、ユーザが表示領域10Bに対して行ったフリック操作が次頁へ移動する動作であった場合の、頁切り替え後の表示状態である。この図が示すように表示領域10Aに表示された頁は3頁目のままである。一方、ユーザがフック操作を行った表示領域10Bに表示された頁は4頁目から5頁目に切り替わっている。このように動作モードを、独立モードに切り替えると、分割した表示領域それぞれに表示された内容を、他の表示領域と独立して切り替えることができる。本実施形態によれば、例えば、2分割した表示領域のうち、一方に1頁目を表示させ、他方に5頁目を表示させることが可能である。
次に、動作モードを独立モードから紙モードに切り替える方法について説明する。ユーザが、分離線45を所定の時間以上、継続してロングタップすると、動作モード決定部70は、独立モードから紙モードに変更する。また、表示制御部80は、分離線45に代えて分割線43を表示する。このときに各表示領域に表示する頁の表示方法の一例を説明する。例えば図6(d)の表示状態から、動作モードを紙モードに切り替えると、図6(d)の表示領域10Aには、電子コンテンツの5頁目が表示される。また、表示領域10Bには、6頁目が表示される。これは、最後に操作した表示領域10Bに表示された頁(5頁目)を基準にして、その頁(5頁目)を紙モードで表示するようにした場合の、各表示領域への頁の割り付けを再現したときの表示態様である。
このように本実施形態によれば、分割した各表示領域に表示した頁を一体的に切り替える紙モードと、それぞれの表示領域に表示する頁を他の表示領域と独立して切り替えることができる独立モードを、そのときの必要性に応じて簡単に切り替えて使い分けることができる。
図7は、本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第二の図である。
図7の処理フローを用いて動作モードの切替処理について説明する。
前提として既に表示領域が分割され、それぞれの表示領域には、電子コンテンツの各頁が表示されているものとする。
まず、表示部10は、ユーザによる表示部10へ操作を検出する(ステップS21)。操作情報取得部30は、表示部10が検出した操作情報を取得する。操作情報には、ユーザが指を接触させた点の表示部10における座標情報や接触時間が含まれる。操作情報取得部30は、操作情報を制御部90へ出力する。制御部90は、操作情報を動作モード決定部70へ出力する。動作モード決定部70は、操作情報から、ユーザのタップ位置が分割線、又は分離線であるかどうかを判定する(ステップS22)。タップ位置が分割線や分離線とは異なる位置である場合(ステップS22=No)、動作モード決定部70は、ユーザの操作は動作モード切替処理と関係ないと判断し、本処理フロ―は終了する。
ユーザがタップした位置がそれらの線を構成する点を含んでいる場合(ステップS22=Yes)、動作モード決定部70は、タップしている時間が所定の時間(第一所定時間)以上かどうかを判定する(ステップS23)。第一所定時間未満の場合(ステップS23=No)、動作モード決定部70は、ユーザの操作は動作モード切替処理と関係ないと判断し、本処理フロ―は終了する。第一所定時間以上の場合(ステップS23=Yes)、動作モード決定部70は、動作モードをそれまでの動作モードと異なる動作モードに切り替える(ステップS24)。動作モード決定部70は、決定後の動作モードを示す情報を表示制御部80に出力する。表示制御部80は、決定後の動作モードが紙モードの場合、各表示領域を隔てる分割線を表示する。また、決定後の動作モードが独立モードの場合、表示制御部80は、分離モードを表示する。
図8は、本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第三の図である。
図8の処理フローを用いて動作モードが独立モードの場合の頁の切替処理について説明する。
前提として、ある電子コンテンツが表示されているものとする。また、動作モードは独立モードであるとする。
まず、表示部10が、ユーザによる表示部10へ操作を検出する(ステップS31)。操作情報取得部30は、表示部10が検出した操作情報を取得する。操作情報取得部30は、取得した操作情報を、制御部90へ出力する。制御部90は、ユーザの操作情報が頁めくり動作かどうかを判定する(ステップS32)。例えば、頁が表示された位置に対するフリック操作であれば、ユーザの操作は頁めくり操作であると判定する。ユーザの操作が頁めくりでない場合(ステップS32=No)、制御部90は、ユーザ操作に基づく各種制御を行い、本処理フローは終了する。ユーザの動作が頁めくり操作である場合(ステップS33=Yes)、制御部90は、操作情報を、分割判定部40、領域判定部50、表示制御部80へ出力する。
次に、分割判定部40は、記憶部100から現在の分割状態を示す情報を取得し、表示領域は分割されているかどうかを判定する(ステップS33)。分割状態を示す情報には、表示領域の数や各表示領域の範囲を規定する座標情報が含まれている。表示領域が分割されていない場合は(ステップS33=No)、ステップS35へ進む。表示領域が分割されている場合(ステップS33=Yes)、分割判定部40は、分割状態を示す情報を領域判定部50へ出力する。次に、領域判定部50が、取得した分割状態の情報と操作情報から、ユーザが頁めくり操作を行った位置がどの表示領域に含まれるかを特定する(ステップS34)。そして、領域判定部50は、特定した表示領域を示す情報を表示制御部80へ出力する。表示制御部80は、頁切り替え処理を実行する(ステップS35)。より詳細には、表示制御部80は、取得した表示領域を示す情報を用いて、その表示領域に現在表示している頁を認識する。また、表示制御部80は、取得した操作情報から頁を先送りする動作か、頁を戻す操作かを判定し、例えば、頁を先送りする操作であれば、現在表示している頁の次の頁の内容を記憶部100から読み出す。そして、新たに頁を切り替えた表示領域に表示する情報を更新した表示画像を生成し、表示部10に出力する。このようにして、表示装置1は、分割された各表示領域に表示する情報を独立して切り替えることができる。
図9は、本発明の第一の実施形態による表示装置の動作の一例を示す第三の図である。
以下、図9を用いて、分割したそれぞれの表示領域を統合する操作の一例について説明を行う。
図9(a)は、ユーザの分割操作により、表示領域が符号10C、10D、10E、10Fが示す領域に4分割された状態である。現在分割された左上の表示領域には、電子コンテンツの1頁目が表示され、右上の表示領域には2頁目、左下の領域には3頁目、右下の領域には4頁目が表示されている。この状態から、ユーザが符号91で示される点をロングタップすると、操作情報取得部30がその操作情報を取得し、分割指示部60が4分割された表示領域を1つの表示領域に統合する指示を表示制御部80に行う。また、ユーザが符号92で示される点をロングタップすると、操作情報取得部30がその操作情報を取得し、分割指示部60が垂直方向にひかれた分割線又は分離線を削除し、4分割された表示領域を2つの表示領域に統合する指示を表示制御部80に行う。
図9(b)は、ユーザが符号92で示される点をロングタップした後の状態を示している。図9(b)が示すように、垂直方向の分割線が削除され、表示領域は上限に分割された10A、10Bの2つの領域に統合されている。このようにユーザが分割線又は分離線をロングタップすると、その分割線又は分離線が削除される。統合後に表示される頁は、ユーザが直前まで操作していた表示領域に表示された頁を基準とする。例えばユーザが直線に図9(a)の表示領域10Cを操作していた場合であって、ユーザが符号92が示す分離線をロングタップしたとすると、1頁目を基準として、統合後の表示領域数分の頁(つまり1頁目と2頁目)を選定し、表示する。
図9(c)は、ユーザが符号91で示される点をロングタップした後の状態を示している。図9(c)が示すように、分割線又は分離線同士の交点をユーザがロングタップすると、その交点を形成した分割線又は分離線が削除され、表示領域が統合される。図9(a)の状態から、交点91をロングタップすると分割線43、44が削除され、表示領域は1つに統合される。統合後に表示される頁は、やはり、ユーザが直前まで操作していた表示領域に表示された頁を基準とする。つまり、図9(a)の状態でユーザが最後に操作した領域が表示領域10Cである場合、表示領域の統合後に図9(c)の状態となる。
なお、分割線や分離線、又はそれらの交点をロングタップ(選択操作)する時間は、図6で説明した動作モードを切り替える場合に要する所定の時間よりも長い時間(第二所定時間)であるものとする。例えば、ある分割線を、第一所定時間以上、第二所定時間未満の間、継続してタップした場合、動作モードが紙モードと独立モードとの間で切り替わる。また、ある分割線を、第二所定時間以上の間、継続してタップした場合、表示領域が統合される。
図10は、本発明の第一の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す第四の図である。
図10の処理フローを用いて表示領域の統合処理について説明する。
前提として、ある電子コンテンツが複数の表示領域に分割されて表示されているものとする。
まず、表示部10は、ユーザによる表示部10へ操作を検出する(ステップS41)。操作情報取得部30は、表示部10が検出した操作情報を取得する。操作情報取得部30は、取得した操作情報を、制御部90へ出力する。制御部90は、ユーザの操作情報が統合操作であるかどうかを判定する(ステップS42)。例えば、その操作が、分割線あるいは分離線、又はそれらの交点に対するタップ操作である場合、統合操作であると判定する。統合操作でない場合(ステップS42=No)、本処理フローは終了する。ユーザの動作が統合操作である場合(ステップS42=Yes)、制御部90は、操作情報を、分割指示部60へ出力する。なお操作情報には、ユーザが接触した点の座標情報や接触時間の情報が含まれている。
次に、分割指示部60は、タップされた位置が、分割線若しくは分離線か、又はそれらの交点なのかを判定する(ステップS43)。タップした位置が分割線若しくは分離線の場合、分割指示部60は、取得した操作情報から接触時間を判定する(ステップS44)。タップした時間が第二所定時間以上の場合(ステップS44=Yes)、分割指示部60は、削除すべき分割線又は分離線を指定して表示制御部80へ出力する。タップした時間が第二所定時間未満の場合(ステップS44=No)、本処理フローは終了する。
一方、ステップS43において、タップした位置が分割線等の交点である場合、分割指示部60は、取得した操作情報から接触時間を判定する(ステップS45)。タップした時間が第二所定時間以上の場合(ステップS45=Yes)、分割指示部60は、交点を形成する削除すべき分割線又は分離線を指定して表示制御部80へ出力する。タップした時間が第二所定時間未満の場合(ステップS45=No)、本処理フローは終了する。
次に表示制御部80は、現在の分割状態を示す情報を分割判定部40から取得し、分割指示部60から取得した削除すべき分割線等の情報と併せて、分割線等削除後の表示領域の配置を決定する。そして、表示制御部80は、その決定に基づいて表示領域を統合し、分割線等の削除後の表示領域を生成する(ステップS46)。
次に表示制御部80は、表示領域統合後の各表示領域に表示する頁を記憶部100から読み出して、各表示領域に表示する情報を反映した画像を生成し、表示部10に表示する(ステップS47)。以上で本処理フローを終了する。
本実施形態によれば、一つの電子コンテンツの異なる頁を複数の表示領域のそれぞれに表示させることができる。また、連続する頁を並列に表示させるだけでなく、互いに離れた頁同士を並列して表示させることができるので、電子コンテンツを読んでいるときに、電子コンテンツに含まれる情報を俯瞰したり、比較したりといった作業を行うことができる。
なお、本実施形態において、ユーザが指を表示部10に接触させて、タッチ、タップ、フリック、スライドなどの各操作を行う態様を例に説明を行ったが、これに限定されない。例えば、指の代わりにペンや掌を用いてもよい。また、表示部10に、指、ペン、掌などの操作指示を行う主体を接触させる必要はなく、これら指示主体を表示部10に対して所定の距離以内に近づけて動作を行ってもよい。例えばユーザが、2本の指を表示部10に近づけて、複数の点を同時に指し示しながらスライドする操作を行うと、動作モード決定部70は動作モードを切り替える。他の動作についても同様である。また、このことは以下の各実施形態においても同様である。
<第二の実施形態>
以下、本発明の第二の実施形態による表示装置1を図11を参照して説明する。
第二の実施形態による表示装置1の構成は、第一の実施形態と同様である。
但し、図11で説明するように、本実施形態による紙モードから独立モードへの切替は、分割線又は分離線に対する第一所定時間以上のタップ操作ではなく、2本の指によるフリック操作であることを特徴としている。
図11は、本発明の第二の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。
図11を用いて本実施形態による動作モードの切替について説明する。
図11(a)は、表示領域が上下の2つに分割され、動作モードが紙モードであるときの表示装置1の状態を示している。この状態からユーザが、表示領域10Aを対象として、2本指を用いてフリック操作を行うと、操作情報取得部30が、その操作情報を取得し、制御部90へ出力する。制御部90は、操作情報を、分割判定部40、領域判定部50、動作モード決定部70、表示制御部80へ出力する。分割判定部40は、現在の表示領域の分割状況を記憶部100から取得し、各表示領域の配置を規定する座標情報を領域判定部50に出力する。領域判定部50は、操作情報に含まれるユーザの操作が行われた位置の座標情報と、各表示領域の配置を規定する座標情報とを比較して、どの表示領域でユーザの操作が行われたかを判定し、その表示領域を特定する情報を表示制御部80へ出力する。また、動作モード決定部70は、ユーザの操作が2本指でなされたことから、動作モードを紙モードから独立モードに切り替える。また、動作モード決定部70は、決定後の動作モードを示す情報を表示制御部80に出力する。表示制御部80は、取得した動作モードを示す情報と操作情報に基づいて、表示領域10Aに表示される頁だけを次頁に切り替える。また、表示制御部80は、分割線に代えて分離線を表示する。
図11(b)は、このようにして動作モード及び表示内容が切り替わった後の表示装置1の状態を示している。この状態からユーザがさらに表示領域10Aに対して2本指でのフリック操作を行うと、表示制御部80は、表示領域10Aに表示される頁だけをフリックする方向に応じて切り替える。
図11(c)は、図11(b)の状態から、ユーザが2本指を用いて、表示領域10Aに対して行った操作が、頁を先送りする操作であった場合の操作後の状態を示している。表示領域10Aに表示される頁は、図11(b)から1頁進んで3頁目となっている。
本実施形態によれば、頁の切り替えを行いたい表示領域に2本指でフリック操作をするだけで、動作モードの切り替えと頁送りとを同時に行うことができる。第一の実施形態よりも少ない操作で、分割した表示領域のそれぞれに、他の表示領域に表示された頁と独立した頁を表示させることができる。
なお、一度紙モードから独立モードに切り替えた後は、1本の指でフリック操作を行っても独立モードの動作を行うようにしてもよい。また、動作モード切り替えの契機となる2本指による操作について、操作する指は2本に限らない。例えば3本でもよい。
また、本実施形態によって独立モードに切り替えた後で、再び紙モードへ戻るには、第一の実施形態と同様、ユーザが分離線を第一所定時間以上ロングタップすればよい。
<第三の実施形態>
以下、本発明の第三の実施形態による表示装置1を図12〜図13を参照して説明する。
第三の実施形態による表示装置1の構成は、第一の実施形態と同様である。本実施形態においては、表示領域を分割する操作が第一の実施形態と異なる。
図12は、本発明の第三の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。
図13は、本発明の第三の実施形態によるユーザの動作と表示領域数の関係を規定するテーブルの一例を示す図である。
図12、図13を用いて本実施形態による表示領域の分割について説明する。
図12(a)は、表示領域が1つの状態を示している。本実施形態では、この状態からユーザが3本以上の指で表示部10に接触し(符号12B)、そのまま、指先同士の間隔を広げる(符号12A)と、表示制御部80が、指をスライドさせた距離に応じて表示領域を分割して表示する。また、表示領域が分割された状態から、ユーザが3本以上の指で表示部10に接触し(符号12A)、そのまま、指先同士の間隔を狭める(符号12B)と、表示制御部80が、指をスライドさせた距離に応じて、分割された表示領域を統合して表示する。以下、3本以上の指で表示部10に接触することをマルチタッチと呼ぶ。
図12(b)は、ユーザのマルチタッチ操作に基づいて、表示制御部80が、符号10A、10Bが示す2つの表示領域を表示した状態を示している。
図12(c)は、ユーザのマルチタッチ操作に基づいて、表示制御部80が、符号10C〜10Fが示す4つの表示領域を表示した状態を示している。
図12(d)は、ユーザのマルチタッチ操作に基づいて、表示制御部80が、符号10G〜10Nが示す8つの表示領域を表示した状態を示している。
本実施形態では、ユーザが、マルチタッチしたまま指先間隔を広げるような、あるいは狭めるような動作を行うと、表示制御部80は、表示部10の表示態様を、図12(a)〜図12(d)の状態に切り替える。
指をスライドさせた距離に応じて表示領域を分割又は統合するには、例えば、図13のようなテーブルが予め記憶部100に格納されていて、この関係を用いて表示領域数を決定する。図13に例示するテーブルには、指をスライドさせた距離と、スライドさせた方向(広げるか狭めるか)と、そのスライド距離に応じてさらに表示領域を分割又は統合した場合の表示領域の数とが対応付けられている。「スライド距離1」欄は、ユーザのスライド操作におけるスライド距離の下限値である。「スライド距離1」欄は、スライド距離の上限値である。「方向」欄は、指先の間隔を広げるか狭めるかである。「表示領域数」は、スライド距離に応じた分割・統合後の表示領域数を示している。
図12(a)の状態からユーザが表示部10にマルチタッチして指同士の間隔を広げるような動作を行った場合、それぞれの指のスライド量が、5mm以上10mm未満であれば、分割指示部60は、このテーブルから表示領域数を2倍にすることを決定する。また、それぞれの指のスライド量が、15mm以上20mm未満であれば、分割指示部60は、同様にして表示領域数を8倍にすることを決定する。なお、スライド距離の判定に用いる指の選択は任意でよい。例えば、ユーザが、マルチタッチした全ての指のスライド距離を対象としてもよいし、最も移動距離の長い指だけに注目して判定を行ってもよい。
あるいは、図12(b)の状態から、ユーザがマルチタッチして、5mm以上10mm未満指同士の間隔が広がるようにスライドさせた場合、分割指示部60は、表示領域数を2倍にすることを決定する。そして、表示制御部80は、表示領域数を4つ生成する。
ユーザが指同士の間隔を狭めるようにスライドさせたときも同様である。例えば、図12(d)の状態から、ユーザが表示部10にマルチタッチして、指同士の間隔を狭めるような動作を行った場合、それぞれの指のスライド量が、5mm以上10mm未満であれば、分割指示部60は、このテーブルから表示領域数を1/2倍することを決定する。そして、表示制御部80は、表示領域数を4つ生成する。また、それぞれの指のスライド量が、15mm以上20mm未満であれば、分割指示部60は、表示領域数を1/8倍することを決定する。
図14は、本発明の第三の実施形態による表示装置の処理フローの一例を示す図である。
図14の処理フローを用いて表示領域の統合処理について説明する。
まず、表示部10が、ユーザのマルチタッチを検出する(ステップS51)。表示部10は、検出した操作情報を操作情報取得部30へ出力する。次に、表示部10が、ユーザがマルチタッチに引き続き、指の間隔を広げる又は狭める操作を行うことを検出する(ステップS52)。表示部10は、検出した操作情報を操作情報取得部30へ出力する。操作情報取得部30は、取得した操作情報を、制御部90へ出力する。制御部90は、ユーザの操作がマルチタッチによる指先を広げる又は狭める動作であることから、表示領域の分割・統合処理であると判断し、分割指示部60へ操作情報を出力する。操作情報にはユーザが指を表示部10に接して移動させたときの始点及び終点の座標情報が含まれている。分割指示部60は、取得した操作情報から指先間隔を広げる動作か狭める動作かを判定する(ステップS53)。分割指示部60は、判定結果をメモリに記録する。また、分割指示部60は、取得した操作情報からユーザが指をスライドさせた距離を判定し(ステップS54)、その距離をメモリに記録する。次に、分割指示部60は、例えば図13で例示したテーブルから分割又は統合後の表示領域数を決定し(ステップS55)、表示制御部80へ決定した表示領域数を含む分割指示情報を出力する。次に表示制御部80は、分割指示部60から分割指示を取得すると、分割判定部40から、現在の表示領域の分割状態を示す情報を取得する。そして、表示制御部80は、分割判定部40から取得した分割情報と、分割指示部60からの分割指示に基づいて表示領域の分割又は統合方法を決定し、表示部10に表示する表示領域の数を適切な値に変更する(ステップS58)。
本実施形態によれば、マルチタッチ操作により、より容易に表示領域の分割・統合が可能である。それにより、より直観的な操作で表示領域を分割し、各表示領域に同一コンテンツの所望の頁を表示させることができる。
なお、本実施形態によって表示領域の分割・統合を行った後の動作モードの切替は、第一の実施形態と同様に、任意の分割線を第一所定時間以上ロングタップすると、各表示領域が独立モードとなる。あるいは、第二の実施形態と同様に、任意の表示領域において2本指を用いてフリック操作を行うと紙モードから独立モードに切り替わる。
また、マルチタッチして操作を行う態様を例に説明したが、上述のとおり本実施形態は3本以上の指を表示部10に接触させて行う操作に限定されない。例えば、ユーザが、指やペンなどを表示部10に対して所定の距離内に近づけて、3つ以上の点を同時に指し示し、それらの点の間隔を広げるようなジェスチャを行うと、表示制御部80が表示領域の分割を行う。
<他の実施形態>
表示領域の分割操作の他の実施形態を図15を用いて説明する。
図15は、本発明の他の実施形態による表示装置の動作の一例を示す図である。
図15(a)は、ユーザが2本の指を表示部10の任意の位置に接触させ、水平方向にフリック操作を行う様子を示している。すると、本実施形態では、図15(b)が示すように、表示制御部80が、表示部10を上下に分割した2つの表示領域(符号10A,10B)を生成する。
また、図15(c)は、ユーザが2本の指を表示部10の任意の位置に接触させ、垂直方向にフリック操作を行う様子を示している。すると、図15(d)が示すように、表示制御部80が、表示部10を左右に分割した2つの表示領域(符号10O,10P)を生成する。
本実施形態によれは、表示領域の分割にあたって、第一の実施形態のように表示部10の端部からフリック操作を行う必要が無い。また、第三実施形態のように3本以上の指を用いてマルチタッチする必要が無い。従って、本実施形態を用いることで、より多様な操作によって表示領域の分割を行うことができるようになる。なお、第二の実施形態と組み合わせて、表示領域が1つの状態で本実施形態の操作を行うと、表示領域が分割され、表示領域の分割後に、それぞれの表示領域内で2本指でフリック操作を行うと、動作モードが独立モードに切り替わるといった動作も考えられる。
なお、上述の表示装置1は内部にコンピュータを有している。そして、上述した表示装置1の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1・・・表示装置
10・・・表示部
20・・・入力部
30・・・操作情報取得部
40・・・分割判定部
50・・・領域判定部
60・・・分割指示部
70・・・動作モード切替部
80・・・表示制御部
90・・・制御部
100・・・記憶部

Claims (14)

  1. 表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得する操作情報取得部と、
    前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定する分割判定部と、
    前記分割判定部が複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定する領域判定部と、
    前記アクティブ領域における操作指示の検出に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う表示制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記アクティブ領域における表示の切り替えを他の領域と独立して行うか否かを示す動作モードを決定する動作モード決定部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記動作モード決定部は、前記操作情報取得部が複数の表示領域を隔てる線に対する第一所定時間以上継続した選択操作を示す操作情報を取得した場合に、前記動作モードを変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記動作モード決定部は、前記操作情報取得部が前記アクティブ領域における複数の点を同時に指し示しながらスライドする操作の操作情報を取得した場合に、前記動作モードを変更する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の表示装置。
  5. 所定の分割指示操作に基づいて、前記表示部へ複数の表示領域を表示すべき分割指示を行い、また、所定の統合指示操作に基づいて、前記複数の表示領域を統合すべき統合指示を行う分割指示部と、
    をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記分割指示又は前記統合指示に基づいて前記表示部に複数の表示領域を設け、当該複数の表示領域のそれぞれに同一電子コンテンツに含まれる頁を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記分割指示操作は、前記表示部の端部の一点を指し示し、当該指し示した点を前記端部から前記表示部を横断する方向にスライドさせる操作である
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記分割指示操作は、前記表示部の3つ以上の点を指し示し、それらの点の間隔を広げるようにスライドさせる操作であり、
    前記分割指示部は、前記スライドする距離に応じた数の表示領域に分割する指示を行う
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記分割指示操作は、前記表示部の複数の点を同時に指し示して前記表示部の水平又は垂直方向にスライドさせる操作であり、
    前記分割指示部は、前記水平又は垂直方向に表示部を分割する分割指示を行う
    ことを特徴とする請求項5から請求項7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記統合指示操作は、前記複数の表示領域を隔てる線に対する第二所定時間以上継続した選択操作である
    ことを特徴とする請求項5から請求項8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 前記統合指示操作は、前記表示領域を隔てる線の交点に対する第二所定時間以上継続した選択操作であり、
    前記分割指示部は、当該統合指示操作に基づいて前記複数の表示領域を1つに統合するよう指示を行う
    ことを特徴とする請求項5から請求項9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記統合指示操作は、前記表示部の3つ以上の点を指し示し、それらの点の間隔を狭めるようにスライドさせる操作であり、
    前記分割指示部は、前記スライドする距離に応じた数の表示領域に統合する指示を行う
    ことを特徴とする請求項5から請求項10の何れか1項に記載の表示装置。
  12. 前記表示制御部は、前記操作情報取得部が前記複数の表示領域のうち1つの表示領域の任意の点を指し示し、そのまま隣接する他の表示領域までスライドさせる操作の操作情報を取得した場合に、当該2つの表示領域の表示を入れ替える
    ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載の表示装置。
  13. 表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得し、
    前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定し、
    複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定し、
    前記アクティブ領域における操作指示の検出に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う
    ことを特徴とする表示装置の制御方法。
  14. 表示装置のコンピュータを、
    表示部に対して行われた操作指示の操作情報を取得する手段、
    前記表示部に複数の表示領域が表示されているかどうかを判定する手段、
    複数の表示領域が表示されていると判定した場合に、前記複数の表示領域のうち操作指示が行われた領域であるアクティブ領域を判定する手段、
    前記アクティブ領域における操作指示の検出に基づいて当該アクティブ領域における表示の切り替えを、前記アクティブ領域を除く前記複数の表示領域と独立して行う手段、
    として機能させるためのプログラム。
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