JP2015175828A - 転動装置の状態監視装置およびそれを備える風力発電設備 - Google Patents

転動装置の状態監視装置およびそれを備える風力発電設備 Download PDF

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Abstract

【課題】水素脆性に起因する転動装置の異常を監視する状態監視装置およびそれを備える風力発電設備において、高精度な状態監視を低コストで実現する。
【解決手段】湿度異常検出部82は、湿度センサ140により検出される湿度が所定のしきい値H1を超えると、その旨を異常監視部86へ通知する。振動異常検出部84は、振動センサ70の検出値に基づいて軸受の振動異常を検出し、その旨を異常監視部86へ通知する。異常監視部86は、湿度異常検出部82および振動異常検出部84の各検出結果に基づいて、転動装置内の軸受の異常を監視する。
【選択図】図3

Description

この発明は、転動装置の状態監視装置およびそれを備える風力発電設備に関し、特に、転動装置に含まれる軸受の異常を監視する状態監視装置およびそれを備える風力発電設備に関する。
転がり軸受や歯車などの転動部品は、潤滑油に水分が混入した条件下で使用されると、水が分解して水素が発生し、それが鋼中に侵入することによって鋼の疲労強度が著しく低下する(水素脆性)。このような水素脆性に起因した転動装置の異常を監視することが行なわれている。
たとえば、特開2012−181168号公報(特許文献1)には、軸受を備えた転動装置の状態監視装置において、潤滑油中の混入水分濃度を監視し、かつ振動検出による異常診断と併用することによって、水素脆性に起因する軸受の異常診断を行なうことが開示されている(特許文献1参照)。
特開2012−181168号公報
上記の状態監視装置では、潤滑油中の混入水分濃度を測定して異常診断が行なわれる。しかしながら、潤滑油中の混入水分濃度の測定データは、不安定になる可能性がある。たとえば、混入した水分のかたまりがセンサ部を通過すると、測定データが大きく変動し得る。測定データが不安定になると、異常診断の精度も低下する。また、潤滑油中の混入水分濃度を測定する手法は、装置が複雑化・大型化し、設備コストも高くなり得る。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、水素脆性に起因する転動装置の異常を監視する状態監視装置およびそれを備える風力発電設備において、高精度な状態監視を低コストで実現することである。
この発明によれば、転動装置の状態監視装置は、湿度センサと、振動センサと、監視部とを備える。湿度センサは、転動装置の設置場所における湿度を検出するためのセンサである。振動センサは、転動装置に含まれる軸受の振動を検出するためのセンサである。監視部は、湿度センサの検出値と振動センサの検出値とに基づいて上記軸受の異常を監視する。
軸受の接触面において鋼中へ侵入する水素のうち、鋼の早期損傷をもたらすのは拡散性水素である。この状態監視装置においては、鋼中の拡散性水素量と周囲の湿度とに相関があることに着目して、転動装置の設置場所において湿度センサにより湿度が検出され、その検出値が異常監視に用いられる。湿度センサは安価であり、また、その測定データは安定的である。このような湿度センサの検出値と、軸受の損傷により生じる振動を検出するための振動センサの検出値とに基づいて異常監視を行なうことにより、水素脆性に起因する転動装置の異常監視を高精度にかつ低コストで実現することができる。
好ましくは、監視部は、湿度センサの検出値がしきい値を超えると第1の警報を出力し、振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると第2の警報を出力する。
さらに好ましくは、転動装置の状態監視装置は、気圧センサをさらに備える。気圧センサは、転動装置のハウジング内外の気圧差を検出するためのセンサである。湿度センサは、ハウジングの外部に設けられる。監視部は、ハウジングの外部に対してハウジングの内部が負圧の場合に、湿度センサの検出値がしきい値を超えると、第1の警報を出力する。
また、好ましくは、監視部は、湿度センサの検出値がしきい値を超え、かつ、振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると、警報を出力する。
さらに好ましくは、転動装置の状態監視装置は、気圧センサをさらに備える。気圧センサは、転動装置のハウジング内外の気圧差を検出するためのセンサである。湿度センサは、ハウジングの外部に設けられる。監視部は、ハウジングの外部に対してハウジングの内部が負圧の場合に、湿度センサの検出値がしきい値を超え、かつ、振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると、警報を出力する。
好ましくは、転動装置の状態監視装置は、エアブリーザをさらに備える。エアブリーザは、転動装置のハウジングの空気口に設けられ、ハウジング内へ流入する空気に含まれる水分を捕捉可能である。
好ましくは、転動装置の状態監視装置は、除湿装置をさらに備える。除湿装置は、転動装置のハウジングの内部に設けられる。
また、この発明によれば、風力発電設備は、軸受を含む転動装置と、上述したいずれかの転動装置の状態監視装置とを備える。
好ましくは、転動装置は、ブレードから回転力を受ける主軸の回転を増速する増速機を含む。
この発明によれば、水素脆性に起因する転動装置の異常を監視する状態監視装置およびそれを備える風力発電設備において、高精度な状態監視を低コストで実現することができる。
実施の形態1による転動装置の状態監視装置が適用された風力発電設備の概略構成図である。 増速機の構成を示した図である。 図1に示したデータ処理装置の構成を機能的に示す機能ブロック図である。 絶対湿度と拡散性水素量との関係を示した図である。 図3に示した振動異常検出部の機能ブロック図である。 軸受に異常が発生していないときの振動波形を示した図である。 軸受の軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生したときに見られる振動波形を示した図である。 軸受の軌道輪に剥離が発生したときの初期段階における振動波形を示した図である。 剥離異常の末期段階に見られる軸受の振動波形を示した図である。 軸受の軌道輪の一部に剥離が生じ、その後、軌道輪全域に剥離が転移していったときの振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示した図である。 軸受の軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生したときの振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示した図である。 実施の形態2における増速機の構成を示した図である。 実施の形態2におけるデータ処理装置の構成を機能的に示す機能ブロック図である。 他の実施の形態における増速機の構成例を示した図である。 さらに他の実施の形態における風力発電設備の構成例を示した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下に複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付して、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による転動装置の状態監視装置が適用された風力発電設備の概略構成図である。図1を参照して、風力発電設備10は、主軸20と、ブレード30と、増速機40と、発電機50と、主軸用軸受装置60と、振動センサ70と、データ処理装置80とを備える。増速機40、発電機50、主軸用軸受装置60、振動センサ70およびデータ処理装置80は、ナセル90に格納され、ナセル90は、タワー100によって支持される。
なお、転動装置とは、軸受や歯車など、接触要素を含む部品を備える装置の総称であり、この風力発電設備10では、増速機40や主軸用軸受装置60が該当する。これら増速機40や主軸用軸受装置60には、各種の転がり軸受が用いられ、油により潤滑されている。以下では、転動装置の状態監視装置は、増速機40内に含まれる軸受の状態を監視するものとして説明する。
主軸20は、ナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続され、主軸用軸受装置60によって回転自在に支持される。そして、主軸20は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、主軸20の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸20に伝達する。
主軸用軸受装置60は、ナセル90内において固設され、主軸20を回転自在に支持する。主軸用軸受装置60は、転がり軸受と、ハウジングと、転がり軸受を油潤滑する潤滑機構(図示せず)とによって構成される。転がり軸受は、たとえば、自動調芯ころ軸受や、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
増速機40は、主軸20と発電機50との間に設けられ、主軸20の回転速度を増速して発電機50へ出力する。増速機40内には、複数の回転軸と、それらの回転軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。なお、増速機40内の軸受にも、主軸用軸受装置60と同様に転がり軸受が採用される。
図2は、増速機40の構成を示した図である。なお、この図2では、増速機40の構成の一例が示されており、増速機40の構成は、図2に示される構成に限定されるものではない。
図2を参照して、入力軸121と出力軸122との間に、1次増速機としての遊星歯車機構123と、2次増速機124とが設けられる。遊星歯車機構123は、入力軸121と一体のキャリア125に遊星歯車126を設置し、遊星歯車126を内歯のリングギヤ127と太陽歯車128とに噛み合わせ、太陽歯車128と一体の軸を中間出力軸129とするものである。2次増速機124は、複数の歯車131〜134を介して中間出力軸129の回転を出力軸122へ伝達する歯車列によって構成される。遊星歯車126や、遊星歯車126を支持する軸受135、リングギヤ127、2次増速機124の歯車131等の各転動部品が、ハウジング104内の潤滑油貯留槽104aの潤滑油105内に浸漬される。
増速機40には、さらに、湿度センサ140が設けられる。湿度センサ140は、増速機40の設置場所における湿度を検出するためのセンサであり、この実施の形態1では、湿度センサ140は、ハウジング104の内部に設けられる。そして、湿度センサ140は、ハウジング104内部の絶対湿度(相対湿度でもよい。)を検出し、その検出値をデータ処理装置80(図1)へ出力する。湿度センサ140は、たとえば、電気抵抗式の湿度センサや、静電容量式の湿度センサによって構成される。
再び図1を参照して、発電機50は、増速機40の出力軸に接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。なお、この発電機50内にも、ロータを回転自在に支持する軸受が設けられている。
振動センサ70は、増速機40内の軸受の振動を検出するためのセンサであり、増速機40に固設される。そして、振動センサ70は、その検出値をデータ処理装置80へ出力する。振動センサ70は、たとえば、圧電素子を用いた加速度センサによって構成される。
データ処理装置80は、CPU(Central Processing Unit)や、記憶装置、入出力バッファ等(いずれも図示せず)を含む。データ処理装置80は、湿度センサ140から湿度の検出値を受け、振動センサ70から振動の検出値を受ける。そして、データ処理装置80は、これらの各検出値に基づいて、予め設定されたプログラムに従って、増速機40内の軸受の異常を監視する。
図3は、図1に示したデータ処理装置80の構成を機能的に示す機能ブロック図である。図3を参照して、データ処理装置80は、湿度異常検出部82と、振動異常検出部84と、異常監視部86と、通信部88とを含む。
湿度異常検出部82は、湿度センサ140の検出値を受ける。そして、湿度異常検出部82は、湿度センサ140により検出される湿度が所定のしきい値H1を超えると、その旨を異常監視部86へ通知する。このしきい値H1は、以下に示すように、湿度と鋼中の拡散性水素量との関係に基づいて予め設定される。
高湿の外気が転動装置内に導入されると、転動装置内に生じた結露や直接高湿の空気から軸受の潤滑油に水分が混入する。特に、風力発電設備は、風雨や高温多湿の環境下で使用され得るので、転動装置内の軸受の潤滑油に多くの水分が混入し得る。潤滑油に水分が混入すると、混入した水分が分解して発生した水素が接触面において鋼中に侵入することによって早期損傷が発生し得る。鋼中に侵入する水素のうち、早期損傷をもたらすのは拡散性水素である。拡散性水素とは、鋼中の原子空孔や転位等にトラップされた水素である。拡散性水素が鋼中に侵入すると、鋼の疲労強度が著しく低下し(「水素脆性」という。)、軸受の早期損傷をもたらす。そして、鋼中の拡散性水素量は、以下に示すように周囲の湿度に依存する。
図4は、絶対湿度と拡散性水素量との関係を示した図である。なお、この図4は、試験空間内において試験空間内の絶対湿度と試験片に侵入した拡散性水素量との関係を示したものである。図4を参照して、絶対湿度が高まるに従って、拡散性水素量が増加することが分かる。このことから、増速機40の軸受を構成する鋼中に侵入する拡散性水素量は、増速機40の設置場所における湿度、より詳しくは増速機40のハウジング104内部の湿度に大きく依存するといえる。
そこで、この実施の形態1では、湿度上昇に応じて鋼中の拡散性水素量が増加することにより水素脆性が進行して軸受損傷が生じ得るしきい値H1が実験的に求められる。そして、増速機40内に湿度センサ140が設けられ、湿度センサ140により検出される湿度がしきい値H1を超えると、軸受損傷のリスクが高まっているものとして、その旨が異常監視部86へ通知される。
再び図3を参照して、振動異常検出部84は、振動センサ70の検出値を受ける。そして、振動異常検出部84は、振動センサ70の検出値に基づいて増速機40内の軸受の振動異常を検出し、その旨を異常監視部86へ通知する。なお、振動異常検出部84は、湿度異常検出部82の検出結果に基づいて、振動異常を検知するためのしきい値の大きさを変えてもよい。たとえば、湿度異常検出部82により増速機40内の湿度の上昇が検知されたとき、振動異常を検知するためのしきい値を小さくする等してもよい。
異常監視部86は、湿度異常検出部82および振動異常検出部84の各々の検出結果を受ける。そして、異常監視部86は、それらの各検出結果に基づいて、増速機40内の軸受の異常を監視する。たとえば、異常監視部86は、湿度異常検出部82から異常検出の通知を受けると、増速機40内の軸受において水素脆性が進行して軸受損傷が生じるリスクが高まっていることを示す第1の警報を出力するように通信部88へ通知する。また、異常監視部86は、振動異常検出部84から異常検出の通知を受けると、増速機40内の軸受において剥離等の損傷が発生している可能性が高いことを示す第2の警報を出力するように通信部88へ通知する。
通信部88は、異常監視部86の監視結果を受け、たとえば地上の監視サーバ(図示せず)へその監視結果を送信する。ナセル90(図1)は、タワー100によって高所に設けられているところ、通信部88は、たとえば無線通信器によって構成され、異常監視部86から受ける監視結果を地上の監視サーバへ無線により送信する。なお、異常監視部86が警報を直接出力してもよい。
なお、異常監視部86は、湿度異常検出部82から異常検出の通知を受け、かつ、振動異常検出部84から実際の振動に基づく異常検出の通知を受けたときに、警報を出力するように通信部88へ通知するようにしてもよい。なお、この場合も、振動異常検出部84において、湿度異常検出部82の検出結果に基づいて、振動異常を検知するためのしきい値の大きさを変えてもよい。
このように、この実施の形態1によれば、安価かつ安定的な湿度センサ140の検出値と振動センサ70の検出値とに基づいて、水素脆性に起因する転動装置の異常監視を高精度にかつ低コストで実現することができる。
なお、振動異常検出部84による振動異常は、たとえば以下のように検出される。図5は、図3に示した振動異常検出部84の機能ブロック図である。図5を参照して、振動異常検出部84は、ハイパスフィルタ(以下、「HPF(High Pass Filter)」と称する。)210,250と、実効値演算部220,260と、エンベロープ処理部240と、記憶部280と、診断部290とを含む。
HPF210は、振動センサ70の検出信号について、予め定められた周波数よりも高い信号成分を通過させ、低周波成分を遮断する。このHPF210は、振動センサ70からの振動波形に含まれる直流成分を除去するために設けられたものである。なお、振動センサ70からの出力が直流成分を含まないものであれば、HPF210を省略してもよい。
実効値演算部220は、直流成分が除去された振動波形をHPF210から受ける。そして、実効値演算部220は、振動波形の実効値(「RMS(Root Mean Square)値」とも称される。)を算出し、その算出された振動波形の実効値を記憶部280へ出力する。
エンベロープ処理部240は、振動センサ70の検出信号にエンベロープ処理を行なうことによって、振動波形のエンベロープ波形を生成する。なお、エンベロープ処理部240において演算されるエンベロープ処理には、種々の公知の手法を適用可能であり、一例として、振動波形を絶対値に整流し、ローパスフィルタ(LPF(Low Pass Filter))に通すことによって、振動波形のエンベロープ波形が生成される。
HPF250は、振動波形のエンベロープ波形について、予め定められた周波数よりも高い信号成分を通過させ、低周波成分を遮断する。このHPF250は、エンベロープ波形に含まれる直流成分を除去し、エンベロープ波形の交流成分を抽出するために設けられたものである。
実効値演算部260は、直流成分が除去されたエンベロープ波形、すなわちエンベロープ波形の交流成分をHPF250から受ける。そして、実効値演算部260は、その受けたエンベロープ波形の交流成分の実効値(RMS値)を算出し、その算出されたエンベロープ波形の交流成分の実効値を記憶部280へ出力する。
記憶部280は、実効値演算部220により算出された振動波形の実効値と、実効値演算部260により算出されたエンベロープ波形の交流成分の実効値とを同期させて時々刻々記憶する。この記憶部280は、たとえば、読み書き可能な不揮発性のメモリ等によって構成される。
診断部290は、記憶部280に時々刻々記憶された、振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値を記憶部280から読出し、その読出された2つの実効値に基づいて振動異常を診断する。詳しくは、診断部290は、振動波形の実効値とエンベロープ波形の交流成分の実効値との時間的変化の推移に基づいて異常を診断する。
すなわち、実効値演算部220により算出される振動波形の実効値は、エンベロープ処理を行なっていない生の振動波形の実効値であるので、たとえば、軌道輪の一部に剥離が発生し、その剥離箇所を転動体が通過するときのみ振幅が増加するインパルス的な振動に対しては値の増加が小さいけれども、軌道輪と転動体との接触部の面荒れや潤滑不良時に発生する持続的な振動に対しては値の増加が大きくなる。
一方、実効値演算部260により算出されるエンベロープ波形の交流成分の実効値は、軌道輪の面荒れや潤滑不良時に発生する持続的な振動に対しては値の増加が小さく、場合によっては増加しないけれども、インパルス的な振動に対しては値の増加が大きくなる。そこで、振動波形の実効値とエンベロープ波形の交流成分の実効値とを用いることによって、一方の実効値だけでは検出できない異常を検出可能とし、より正確な異常診断を実現可能とする。
図6〜図9は、振動センサ70を用いて測定される増速機40の軸受の振動波形を示した図である。なお、この図6〜図9では、主軸20(図1)の回転速度が一定の場合の振動波形が示されている。
図6は、軸受に異常が発生していないときの振動波形を示した図である。図6を参照して、横軸は時間を示し、縦軸は、振動の大きさを表わす指標で、ここでは一例として振動の加速度を示す。
図7は、軸受の軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生したときに見られる振動波形を示した図である。図7を参照して、軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生すると、加速度が増加し、かつ、加速度の増加した状態が持続的に生じる。振動波形に目立ったピークは発生していない。したがって、このような振動波形について、異常が発生していないときの振動波形の実効値(実効値演算部220(図5)の出力)およびエンベロープ波形の交流成分の実効値(実効値演算部260(図5)の出力)と比較すると、エンベロープ処理を行なっていない生の振動波形の実効値が増加し、エンベロープ波形の交流成分の実効値はそれ程増加しない。
図8は、軸受の軌道輪に剥離が発生したときの初期段階における振動波形を示した図である。図8を参照して、剥離異常の初期段階は、軌道輪の一部に剥離が発生している状態であり、その剥離箇所を転動体が通過するときに大きな振動が発生するので、パルス的な振動が軸の回転に応じて周期的に発生する。剥離箇所以外を転動体が通過しているときは、加速度の増加は小さい。したがって、このような振動波形について、異常が発生していないときの振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値と比較すると、エンベロープ波形の交流成分の実効値が増加し、生の振動波形の実効値はそれ程増加しない。
図9は、剥離異常の末期段階に見られる軸受の振動波形を示した図である。図9を参照して、剥離異常の末期段階は、軌道輪の全域に剥離が転移している状態であり、異常の初期段階に比べて、加速度が全体的に増加し、加速度の振幅に対する変動は弱まる。したがって、このような振動波形について、剥離異常の初期段階における振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値と比較すると、生の振動波形の実効値が増加し、エンベロープ波形の交流成分の実効値は低下する。
図10は、軸受の軌道輪の一部に剥離が生じ、その後、軌道輪全域に剥離が転移していったときの振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示した図である。なお、この図10および以下に説明する図11では、主軸20の回転速度が一定の場合の各実効値の時間的変化が示されている。
図10を参照して、曲線L1は、エンベロープ処理を行なっていない振動波形の実効値の時間的変化を示し、曲線L2は、エンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示す。剥離が発生する前の時刻t1では、振動波形の実効値(L1)およびエンベロープ波形の交流成分の実効値(L2)のいずれも小さい。なお、時刻t1における振動波形は、上述の図6に示した波形のようになる。
軸受の軌道輪の一部に剥離が発生すると、図8で説明したように、エンベロープ波形の交流成分の実効値(L2)が大きく増加し、一方、エンベロープ処理を行なっていない振動波形の実効値(L1)はそれ程増加しない(時刻t2近傍)。
さらにその後、軌道輪の全域に剥離が転移すると、図9で説明したように、エンベロープ処理を行なっていない振動波形の実効値(L1)が大きく増加し、一方、エンベロープ波形の交流成分の実効値(L2)は低下する(時刻t3近傍)。
また、図11は、軸受の軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生したときの振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示した図である。図11を参照して、図10と同様に、曲線L1は、エンベロープ処理を行なっていない振動波形の実効値の時間的変化を示し、曲線L2は、エンベロープ波形の交流成分の実効値の時間的変化を示す。
軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生する前の時刻t11では、振動波形の実効値(L1)およびエンベロープ波形の交流成分の実効値(L2)のいずれも小さい。なお、時刻t11における振動波形は、上述の図6に示した波形のようになる。
軸受の軌道輪の面荒れや潤滑不良が発生すると、図7で説明したように、エンベロープ処理を行なっていない振動波形の実効値(L1)が増加し、一方、エンベロープ波形の交流成分の実効値(L2)の増加は見られない(時刻t12近傍)。
このように、振動センサ70を用いて測定された振動波形の実効値、および振動センサ70を用いて測定された振動波形にエンベロープ処理を行なうことによって生成されるエンベロープ波形の交流成分の実効値に基づいて、転動装置(軸受)の異常を診断することによって、従来の周波数分析による手法に比べて正確な異常診断を実現することができる。
なお、主軸20(図1)の回転速度が変化すると、転動装置(軸受)の振動の大きさが変化する。一般的には、主軸20の回転速度の増加に伴ない軸受の振動は増加する。そこで、軸受の振動波形の実効値およびエンベロープ波形の交流成分の実効値の各々を主軸20の回転速度で正規化し、その正規化された各実効値を用いて異常診断を実行するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1においては、鋼中の拡散性水素量と周囲の湿度とに相関があることに着目して、増速機40内の湿度が湿度センサ140により検出され、その検出値が異常監視に用いられる。湿度センサ140は安価であり、また、その測定データは安定的である。この実施の形態1によれば、このような湿度センサ140の検出値と、軸受の損傷により生じる振動を検出するための振動センサ70の検出値とに基づいて異常監視を行なうことにより、水素脆性に起因する異常の監視を高精度にかつ低コストで実現することができる。
[実施の形態2]
日々の寒暖や設備稼働に伴なう温度変動等により、転動装置内部(増速機40の内部)の圧力は変動する。増速機40の外部(ハウジング104の外部)に対して内部が負圧の場合、湿度を含んだ大気が増速機40内に流入し、水素脆性による軸受の早期損傷が生じ得る。また、センサは、装置の外部に設置した方がメンテナンスし易い。そこで、この実施の形態2では、湿度センサ140が増速機40の外部に設置されるとともに、増速機40の内外の気圧差が検出され、増速機40の内部が外部に対して負圧の場合に、湿度センサ140の検出値に基づく異常検知が実施される。
図12は、実施の形態2における増速機40の構成を示した図である。なお、この図12で示される構成も一例であり、増速機40の構成はこれに限定されるものではない。図12を参照して、この増速機40は、図2に示した実施の形態1における増速機の構成において、気圧センサ142をさらに備え、湿度センサ140がハウジング104の外部(たとえば外周面)に設けられる。
気圧センサ144は、ハウジング104の外部(たとえば外周面)に設けられる。気圧センサ146は、ハウジング104の内部(たとえば内周面)に設けられる。気圧センサ144の検出値と気圧センサ146の検出値との差を算出することによって、増速機40の内外の気圧差が検出される。湿度センサ140は、ハウジング104外部の絶対湿度(相対湿度でもよい。)を検出し、その検出値をデータ処理装置へ出力する。
なお、増速機40のその他の構成は、図2に示した実施の形態1の構成と同じである。また、増速機40を含む風力発電設備の全体の構成も、図1に示した実施の形態1の構成と同じである。
図13は、実施の形態2におけるデータ処理装置の構成を機能的に示す機能ブロック図である。図13を参照して、このデータ処理装置80Aは、図3に示した実施の形態1におけるデータ処理装置80の構成において、気圧差算出部89をさらに含み、湿度異常検出部82に代えて湿度異常検出部82Aを含む。
気圧差算出部89は、気圧センサ142(気圧センサ144,146)から気圧の検出値を受ける。そして、気圧差算出部89は、その受けた検出値に基づいて、増速機40のハウジング104内外の気圧差を算出する。
湿度異常検出部82Aは、気圧差算出部89から気圧差の算出値を受け、湿度センサ140の検出値を受ける。そして、湿度異常検出部82Aは、増速機40のハウジング104の内部が外部に対して負圧である場合に、湿度センサ140により検出される湿度が所定のしきい値H1を超えると、その旨を異常監視部86へ通知する。振動異常検出部84は、図3で説明したとおりである。このような構成により、増速機40のハウジング104内部の湿度上昇を予測することができ、水素脆性による軸受損傷のリスクを早期に予測することができる。
また、増速機40の軸受シール部137(図12)やケース接合部(図示せず)等が損傷すると、増速機40内に外気が急激に流入し、外気の湿度が高い場合には増速機40内部の湿度が急激に上昇する。この実施の形態2では、このような異常も気圧センサ142によって早期に検出することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、気圧センサ142を設けることによって、増速機40のハウジング104内部の湿度上昇を予測し、水素脆性による軸受損傷のリスクを早期に予測することができる。
なお、図14に示すように、増速機40のハウジング104には、空気口148が設けられているところ、この空気口148に、ハウジング104内へ流入する空気に含まれる水分を捕捉可能なエアブリーザ150を設けてもよい。あるいは、ハウジング104の内部に、ハウジング内部を除湿するための除湿装置152を設けてもよい。エアブリーザ150や除湿装置152を設けることによって、増速機40内の湿度上昇を抑えることができ、その結果、増速機40内の軸受が水素脆性により損傷するのを抑えることができる。
なお、エアブリーザ150および除湿装置152は、いずれか一方を設けてもよいし、双方を設けてもよい。また、図14では、実施の形態1における増速機40に対してエアブリーザ150や除湿装置152を設ける構成が示されたが、図12に示した実施の形態2における増速機40に対して、エアブリーザ150や除湿装置152を設けてもよい。
また、湿度センサ140と気圧センサ142とは、近接して配置してもよいが、エアブリーザ150(すなわち空気口148の位置)および除湿装置152と、湿度センサ140および気圧センサ142とは、たとえば増速機40の周方向等に離して配置するのが好ましい。さらに、除湿装置152は、空気口148から離して配置するのが好ましい。
また、上記の各実施の形態では、転動装置の状態監視装置は、増速機40内に含まれる軸受の状態を監視するものとしたが、図15に示すように、主軸用軸受装置60に湿度センサ140を設け、転動装置の状態監視装置は、主軸用軸受装置60内に含まれる転がり軸受の状態を監視するものとしてもよい。
また、転動装置の状態監視装置は、増速機40内の歯車の状態を監視するものであってもよい。この場合、振動センサ70は、増速機40内の歯車の振動を検出するものとし、図3や図13に示した振動異常検出部84は、振動センサ70により検出される歯車の振動が所定のしきい値を超えると、その旨を異常監視部86へ通知するようにしてもよい。
今回開示された各実施の形態は、適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 風力発電設備、20 主軸、30 ブレード、40 増速機、50 発電機、60 主軸用軸受装置、70 振動センサ、80,80A データ処理装置、82,82A 湿度異常検出部、84 振動異常検出部、86 異常監視部、88 通信部、89 気圧差算出部、90 ナセル、100 タワー、104 ハウジング、104a 潤滑油貯留槽、105 潤滑油、121 入力軸、122 出力軸、123 遊星歯車機構、124 2次増速機、125 キャリア、126 遊星歯車、127 リングギヤ、128 太陽歯車、129 中間出力軸、131〜134 歯車、135 軸受、140 湿度センサ、142,144,146 気圧センサ、148 空気口、150 エアブリーザ、152 除湿装置、210,250 HPF、220,260 実効値演算部、240 エンベロープ処理部、280 記憶部、290 診断部。

Claims (9)

  1. 軸受を含む転動装置の状態監視装置であって、
    前記転動装置の設置場所における湿度を検出するための湿度センサと、
    前記軸受の振動を検出するための振動センサと、
    前記湿度センサの検出値と前記振動センサの検出値とに基づいて前記軸受の異常を監視する監視部とを備える、転動装置の状態監視装置。
  2. 前記監視部は、前記湿度センサの検出値がしきい値を超えると第1の警報を出力し、前記振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると第2の警報を出力する、請求項1に記載の転動装置の状態監視装置。
  3. 前記転動装置のハウジング内外の気圧差を検出するための気圧センサをさらに備え、
    前記湿度センサは、前記ハウジングの外部に設けられ、
    前記監視部は、前記ハウジングの外部に対して前記ハウジングの内部が負圧の場合に、前記湿度センサの検出値が前記しきい値を超えると、前記第1の警報を出力する、請求項2に記載の転動装置の状態監視装置。
  4. 前記監視部は、前記湿度センサの検出値がしきい値を超え、かつ、前記振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると、警報を出力する、請求項1に記載の転動装置の状態監視装置。
  5. 前記転動装置のハウジング内外の気圧差を検出するための気圧センサをさらに備え、
    前記湿度センサは、前記ハウジングの外部に設けられ、
    前記監視部は、前記ハウジングの外部に対して前記ハウジングの内部が負圧の場合に、前記湿度センサの検出値がしきい値を超え、かつ、前記振動センサの検出値に基づく振動異常が検知されると、前記警報を出力する、請求項4に記載の転動装置の状態監視装置。
  6. 前記転動装置のハウジングの空気口に設けられ、前記ハウジング内へ流入する空気に含まれる水分を捕捉可能なエアブリーザをさらに備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の転動装置の状態監視装置。
  7. 前記転動装置のハウジングの内部に設けられる除湿装置をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の転動装置の状態監視装置。
  8. 軸受を含む転動装置と、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の転動装置の状態監視装置とを備える風力発電設備。
  9. 前記転動装置は、ブレードから回転力を受ける主軸の回転を増速する増速機を含む、請求項8に記載の風力発電設備。
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