JP2015175633A - 立体抽出方法および立体抽出装置 - Google Patents

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能久 浅山
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Abstract

【課題】測定対象が傾いていた場合でも測定対象を正確に認識可能な立体抽出方法および立体抽出装置を提供する。【解決手段】立体抽出方法は、3次元センサが測距する第1測定点および第2測定点が同一物体の点であるか閾値を用いて判定する際に、3次元センサが測定する前記第1測定点までの距離と、第1測定点および第2測定点を結ぶ線と3次元センサの焦点および第1測定点を結ぶ線とがなす角度と、に基づいて閾値を調整する。【選択図】図2

Description

本件は、立体抽出方法および立体抽出装置に関する。
室内を3次元センサでセンシングし、得られた3次元の点群情報から物体を抽出する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2000−509150号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、測定対象が傾いていた場合に測定対象を正確に認識することができない。
1つの側面では、本件は、測定対象が傾いていた場合でも測定対象を正確に認識可能な立体抽出方法および立体抽出装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、立体抽出方法は、3次元センサが測距する第1測定点および第2測定点が同一物体の点であるか閾値を用いて判定する際に、前記3次元センサが測定する前記第1測定点までの距離と、前記第1測定点および前記第2測定点を結ぶ線と前記3次元センサの焦点および前記第1測定点を結ぶ線とがなす角度と、に基づいて前記閾値を調整する。
測定対象が傾いていた場合でも測定対象を正確に認識することができる。
立体抽出を例示する図である。 3次元センサとベッドとの位置関係の例である。 実施例1に係る立体抽出装置の模式図である。 (a)〜(c)は3次元センサの詳細を例示する図である。 演算部のブロック図である。 演算部が実行するフローチャートの一例である。 三角形の形状について例示する図である。 距離Aと角度Bとから求まる閾値Tをあらわした図である。 実施例2に係る演算部のブロック図である。 (a)および(b)は探索領域αおよび特定物体を例示する図である。 特定物体を抽出する際の演算部のブロック図である。 (a)および(b)は探索領域および閾値を例示する図である。 (a)および(b)はベッドおよび車椅子の位置関係を例示する図である。 閾値を例示する図である。 実施例4に係る演算部のブロック図である。 演算部のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
実施例の説明に先立って、3次元センサを用いた立体抽出について説明する。
病院、介護施設等において、看護師が24時間患者を見守ることは難しく、看護師が気付かない内に患者がベッドから転落したり、病室内で転倒したりして、患者の容体が悪化する事故が発生している。病院での患者見守り分野において、看護師に代わってセンサを用いたシステムが病室内の患者を見守ることで、これらの事故や事故の予兆を認識し報知して、患者の容体の重篤化を防ぐ見守りシステムが求められている。
ナースコールシステムと連携して病室での患者の状態を検出するセンサが開発されている。例えば、圧力センサをベッド上に設置し、患者が起床する際に圧力が無くなることを感知し、ナースコールで看護師に知らせるベッドセンサなどが開発されている。しかしながら、ベッドセンサは、圧力がかかっているか否かしか判断できないため、寝返りを誤って起床と検知してしまうおそれがある。
また、カメラを使って患者の状態を認識するシステムの開発も進んでいる。しかしながら、2次元の情報のみでは判断できない患者の状態が存在する場合がある。また、カメラを使用すると患者の顔を認識することができるため、プライバシーの問題などが生じ得る。
そこで、2次元情報に加え、奥行き方向の3次元情報を取得することが可能な3次元センサを用いた立体監視装置の開発が行われている。カメラのようなカラー情報は取得されない。患者のプライバシー問題にも対応している。このような立体監視装置では、ベッドに対して患者がどのような位置にいるのか、どのような動きをしているのか、で患者の状態・動作が判定される。そのため、患者とベッドとを認識することが望まれる。例えば、3次元センサを用いた立体監視装置では、以下のステップで患者の状態が認識される。
ステップ1:3次元センサで取得される対象物の3次元測定点を患者やベッドなどの物体ごとにまとめて、抽出する。
ステップ2:物体ごとにまとめた3次元測定点群の内、どれがベッドでどれが患者かを特定する。
ステップ3:認識した患者の姿勢や位置、動きの変動などから患者の状態を認識する。
ステップ1の物体抽出において、3次元測定点をまとめる手法として、以下の2つの技術が挙げられる。
(技術1)
測距した対象物上の点(特定点)とその隣接点との距離(点間距離)が近ければ同一物体上の点であると判定し、まとめる手法が用いられる。近いかどうかを判定する基準として、物体までの距離に応じて閾値を変える。具体的には、3次元センサから物体までの距離が離れるほど閾値を大きくし、距離が近づくほど閾値を小さくする手法(距離変動閾値)がある。この閾値よりも点間距離が近い点同士を1つの物体としてまとめる。
(技術2)
図1で例示するように、センサから特定点までの距離xと、センサから隣接点までの距離yとの差(x−y)を第1パラメータとする。特定点と隣接点とで構成する平面の法線ベクトルθ1と、隣接点とその隣接点(隣接点’)とで構成する平面の法線ベクトルθ2との差θを第2パラメータとする。第1パラメータおよび第2パラメータのどちらか一方が閾値より大きい場合に、特定点と隣接点とを別の物体として分割する。この場合の閾値は、球や円柱、平面などの物体の幾何学形状によって決定される。
技術1では、距離のみから閾値を決定しているため、センサの光軸に対して傾きの大きな物体上の点を同一物体の点と見なせず、同一物体を分割して認識してしまうという課題がある。図2で例示するように、ベッド上方から斜めに俯瞰する位置にセンサを置いた場合、ベッドの各面はセンサ光軸に対して斜めになる。このような場合、患者動作の基準となるベッドが複数に分裂してしまいベッドとしてまとめるべき起点が分からなくなってしまうため、ベッドを抽出できない。その結果、患者の状態・動作を判定できない。距離変動閾値を大きくした場合はベッドを1つの物体とみなすことができるが、ベッドとベッド近傍の他物体とが同一物体と判定されたり、患者と患者以外の物体(例えば壁など)とが1つの物体と判定されたりする。なお、図2では、各寸法の一例(単位:mm)が併記してある。
技術2では、特定点と隣接点とのセンサからの距離の差と、法線ベクトルの差とから物体を幾何学形状毎にまとめている。幾何学形状毎に3次元点をまとめているため、例えば、病室のベッドは、上面と側面が分割してしまい、人は、腕や足、胴体で分割してしまう。すなわち、技術2でも、測定対象を正確に認識することができない。
そこで、以下の実施例では、測定対象が傾いていた場合でも測定対象を正確に認識することができる立体抽出方法および立体抽出装置について説明する。
図3は、実施例1に係る立体抽出装置100の模式図である。立体抽出装置100は、3次元センサ10および演算部20を備える。3次元センサ10は、3次元で測距することができるセンサである。例えば、3次元センサ10は、センシング領域に向けて測定光を走査し、所定の走査角度ごとに測定光に対する物体からの反射光を検知することによって、当該走査角度ごとに物体までの距離を取得する。このようにすることによって、3次元センサ10は、走査角度ごとに、センシング領域の全ての測定点までの距離を測定することができる。この走査角度は、分解能角度とも称する。
例えば、3次元センサ10は、病室内のベッド上方に設置され、1台のベッド周辺の立体を監視する。実際の病院においては、医療器具の設置のためにベッド位置を動かしたり、看護師の目が届きやすいように夜間のみベッドを病室の入り口付近に移動させたりと、ベッドを動かす状況があるため、ベッド位置が変動し得る。そこで、センサで取得した距離情報から定期的にベッドを抽出できることが好ましい。本実施例においては、演算部20は、3次元センサ10からベッド、患者等の対象物までの測距点を取得し、物体抽出を行う。
図4(a)〜(c)は、3次元センサ10の詳細を例示する図である。図4(a)で例示するように、3次元センサ10は、一定の角度間隔でセンシングを行う。この角度は、3次元センサ10の分解能角度に相当する。図4(b)で特定点および隣接点が例示されている。特定点とは、3次元センサ10によって認識される物体の注目点である。隣接点とは、特定点に対して分解能角度離れ、3次元センサ10によって認識される他の点である。3次元センサ10の基準点(焦点)から物体までの距離が遠いほど、特定点と隣接点との点間が広くなる。一方で、3次元センサ10から物体までの距離が近いほど、特定点と隣接点との点間が狭くなる。また、図4(c)で例示するように、3次元センサ10から物体までの距離が変わらない場合でも、物体の傾きが大きいと同一物体上の特定点とその隣接点との点間が広くなる。このように、特定点と隣接点との点間は、3次元センサ10から物体までの距離および物体の傾きに依存する。
図5は、演算部20のブロック図である。図5で例示するように、演算部20は、距離測定部21、形状算出部22、同一物体判定部23、および物体抽出部24として機能する。図6は、演算部20が実行するフローチャートの一例である。以下、図5および図6を参照しつつ、演算部20の演算について説明する。
まず、距離測定部21は、3次元センサ10の基準位置(焦点)から対象物までの距離を全点測定する(ステップS1)。すなわち、距離測定部21は、3次元センサ10によって測定される互いに分解能角度分離れた全ての点までの距離を測定する。次に、形状算出部22は、距離測定部21で測定した全点に対して、3次元センサ10の基準位置(焦点)と、距離測定部21で測定した全点の内のある点(特定点)と、その隣接点と、の3点から構成される三角形の形状を算出する(ステップS2)。
三角形の形状を特定するための3成分は、上記に限られない。例えば、三角形の形状は、図7で例示するように、基準位置から特定点までの距離Aと、基準位置から隣接点までの距離A´と、特定点から隣接点までの距離xの3辺の長さを用いた方法で算出することができる。また、基準位置から特定点までの距離Aと、基準位置から特定点と隣接点との間の角度Rと、基準位置から特定点と特定点から隣接点とがなす角度Bとの、1辺とその両端の2角を用いた方法で算出することもできる。また、基準位置から特定点までの距離Aと、基準位置から隣接点までの距離A´と、基準位置から特定点と隣接点との間の角度Rとの、2辺とその間の角を用いた方法で算出することもできる。また、基準位置から特定点までの距離Aと、基準位置から隣接点までの距離A´と、三角形の面積と、を用いた方法で算出することもできる。点間距離xは、下記式(1)に従って求めることができる。角度Bは、下記式(2)に従って求めることができる。本実施例では、形状算出部22は、一例として、距離A、距離A´、および角度Rから、特定点と隣接点との間の点間距離xおよび角度Bを算出する。
Figure 2015175633
Figure 2015175633
次に、同一物体判定部23は、特定点と隣接点とが同一物体上の点か否かを判定する(ステップS3)。具体的には、同一物体判定部23は、形状算出部22で算出された点間距離xと、特定点と隣接点とが同一物体かどうかを判定する閾値Tとを比較する。同一物体判定部23は、点間距離xと閾値Tとを比較し、点間距離xが閾値T以下であれば、特定点と隣接点とを同一物体の点と判定する。同一物体判定部23は、点間距離xが閾値Tよりも大きければ、特定点と隣接点とを別物体の点と判定する。
閾値Tは、基準位置から特定点までの距離Aと、角度Bとに応じて設定される。具体的には、閾値Tは、距離Aが大きいほど大きく設定され、角度Bが90°から外れるほど大きく設定される。それにより、特定点と隣接点とが同一物体であるか否かを判定する精度が向上する。一例として、閾値Tは、予め設定した1つの物体とみなす最大角度BMAXと、基準位置から特定点までの距離Aと、基準位置から特定点と隣接点との間の角度Rと、から下記式(3)に従って求めることができる。角度Rは3次元センサ10の分解能角度であり、最大角度BMAXは予め設定した値であるため、閾値Tは、3次元センサ10から対象点までの距離Aが測定されれば一意に求まる。なお、BMAXは、角度Bと相関関係を有したパラメータである。例えば、BMAXは、角度Bが大きくなると連続的または段階的に大きくなり、角度Bが小さくなると連続的または段階的に小さくなる値である。例えば、BMAXは、角度Bの小数点以下を切り捨てまたは四捨五入したものとしてもよい。
Figure 2015175633
図8は、距離Aと角度Bとから上記式(3)で求まる閾値Tをあらわした図である。なお、3次元センサ10の水平方向の角度分解能を0.089583°とし、垂直方向の角度分解能を0.089063としてある。図8で例示するように、閾値Tは、距離Aが大きいほど大きくなり、角度Bが90°から外れるほど大きくなる。
物体抽出部24は、ステップS3で同一物体と判定された特定点と隣接点とを同一の物体の点として抽出する(ステップS4)。物体抽出部24は、ステップS3で他の物体と判定された特定点と隣接点とを他の物体の点として分離する(ステップS5)。同一物体判定部23は、全ての測定点に対してステップS2〜ステップS5が実行されたか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6で「No」と判定された場合、ステップS2から再度実行される。ステップS6で「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。
本実施例によれば、閾値Tは、距離Aに応じて設定されるとともに、角度Bに応じて設定される。すなわち、閾値Tは、3次元センサ10からの距離および物体の角度に応じて設定される。それにより、測定対象が傾いていた場合でも測定対象を正確に認識可能となり、1つの物体が複数に分裂してしまうことなく、また、他の物体と連結することなく認識が可能となる。
上記式(3)に基づいて、閾値T、または閾値Tを求める途中過程のパラメータをあらかじめルックアップテーブル(以下、LUT)として保持しておいてもよい。図9は、実施例2に係る演算部20aのブロック図である。実施例1と同一の構成については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。図9で例示するように、演算部20aが演算部20と異なる点は、LUT保持部25としての機能がさらに備わっている点である。
LUT保持部25は、三角形の形状を特定するための3成分をパラメータにした複数のLUTをあらかじめ保持する。LUT保持部25は、設定した最大角度BMAXから、BMAXに対応したLUTを同一物体判定部23に出力する。同一物体判定部23は、BMAXに対応したLUTに対して、距離Aで求まる閾値Tと当該距離Aから算出した点間距離xとを比較し、特定点と隣接点とが同一物体上の点がどうかを判定する。
病室内においては、ベッドは3次元センサ10のセンシング領域内に存在し、優先して抽出すべき物体となる。このような物体を特定物体と称し、特定物体とそれ以外の物体とで判定内容を変更してもよい。具体的には、図10(a)および図10(b)で例示するように、3次元センサ10近くの探索領域αにおいて特定物体(ベッド)を抽出し、あらかじめ保持しておいたベッドの寸法に基づいてベッド全体を推定する。その後、ベッドに係る測定点以外の測定点を用いて、他の物体(例えば人物)を抽出してもよい。
図11は、特定物体を抽出する際の、演算部20bのブロック図である。実施例2と同一の構成については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。図11で例示するように、演算部20bが図9の演算部20aと異なる点は、特定物体寸法保持部26、特定物体領域保持部27、特定物体抽出部28、特定物体データ除去部29、および特定物体以外抽出部30としての機能がさらに備わっている点である。なお、特定物体抽出部28は、物体抽出部24の代わりに備わっている。
特定物体寸法保持部26は、特定物体(一例としてベッド)の寸法を保持する。特定物体領域保持部27は、特定物体の変動領域(一例としてベッドの探索領域)を保持する。この場合、図12(a)の右に表した閾値Tを用いて、探索領域α内のベッド下端の一部分を1つの物体として抽出することができる。図12(a)の右のグラフは、測定点までの距離と、測定点と隣接点との角度、閾値を軸とした3次元の閾値テーブルを、ある角度のときのみを示した図である。特定物体抽出部28は、抽出した特定物体の一部分を起点とし、特定物体寸法保持部26が保持する寸法に基づいて特定物体全体を推定し、抽出する。
特定物体抽出部28が特定物体を抽出した後、特定物体データ除去部29は、図12(b)で例示するように、測定データの中から、特定物体の測定データを除去する。特定物体以外抽出部30は、特定物体が除去された測定データの中から、LUT保持部25の特定物体以外の物体(例えば、人)を抽出するためのLUTを用いて物体を抽出する。
特定物体抽出部28において、図14のような閾値を用いれば、基準位置から離れているベッド上端(3次元センサ10から離れている側)はベッド下端(3次元センサ10に近い側)から分割されてしまう。しかしながら、ベッド下端はベッド全体を抽出する時よりも小さな閾値で抽出することができる。すなわち、物体の抽出精度が向上する。具体的に、ベッドの下端に車椅子(他には椅子やサイドテーブルなども考えられる)が隣接する場合、ベッドの構成は、図13(a)および図13(b)で例示するように、ベッドフレームの上にマットや布団などが置かれることになり、3次元センサ10で測定されるマットとベッドに隣接する車椅子との間にはベッドフレーム分の隙間が存在する。この時のベッドフレームの幅は、ベッドの規格にもよるが、約25mmである。図14の閾値からベッド探索領域内の閾値では23mm以上離れた他物体は分離できるため、ベッドに車椅子が隣接していたとしてもベッドのみを抽出することが可能である。判定のためのLUTは、複数物体の分離と1つの物体の結合の優先順位に応じて作成してもよい。
図15は、実施例4に係る演算部20cのブロック図である。図15で例示するように、演算部20cが実施例3の演算部20bと異なる点は、距離測定部21の代わりに連続距離測定部31としての機能が備わり、切替部32の機能が備わっている点である。
連続距離測定部31は、3次元センサ10の基準位置から特定角度ごとに対象物までの距離を複数フレームとして連続して測定する。連続距離測定部31での測定データから特定物体抽出部28でのベッド抽出処理と、特定物体以外抽出部30での患者などの抽出処理を切替部32によって特定フレーム毎に切り替えることで、さらにより小さい閾値でベッドと患者の抽出が可能となる。例えば、30fpsで処理する場合、1分毎に1フレームで特定物体を抽出し、残り1799フレームで特定物体以外の物体を抽出する。特定物体以外を抽出する際に、切替部32は、特定物体データ除去部29に距離Aを渡し、特定物体以外抽出部30に点間距離xを渡す。また、LUT保持部25bは特定物体以外抽出部30に閾値Tを渡す。
なお、上記例では、特定点とその隣接点とが同一物体であるか判定されているが、それに限られない。特定点とその2つ隣の点とが同一物体であるか判定することもできる。この場合、センサ10の分解能角度を用いて特定点とその2つ隣の点とが同一物体でるか否かを判定してもよい。
(他の例)
図16は、演算部20,20a,20b,20cのハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図16を参照して、演算部20,20a,20b,20cは、CPU101、RAM102、記憶装置103、インタフェース104などを備える。これらの各機器は、バスなどによって接続されている。CPU(Central Processing Unit)101は、中央演算処理装置である。CPU101は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)102は、CPU101が実行するプログラム、CPU101が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置103は、不揮発性記憶装置である。記憶装置103として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。CPU101が立体抽出プログラムを実行することによって、演算部20,20a,20b、20cの各部の機能が実現される。または、演算部20,20a,20b,20cは、専用の回路などのハードウェアであってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 3次元センサ
20 演算部
21 距離測定部
22 形状算出部
23 同一物体判定部
24 物体抽出部
25 LUT保持部
26 特定物体寸法保持部
27 特定物体領域保持部
28 特定物体抽出部
29 特定物体データ除去部
30 特定物体以外抽出部
31 連続距離測定部
32 切換部
100 立体抽出装置

Claims (6)

  1. 3次元センサが測距する第1測定点および第2測定点が同一物体の点であるか閾値を用いて判定する際に、前記3次元センサが測定する前記第1測定点までの距離と、前記第1測定点および前記第2測定点を結ぶ線と前記3次元センサの焦点および前記第1測定点を結ぶ線とがなす角度と、に基づいて前記閾値を調整することを特徴とする立体抽出方法。
  2. 前記焦点と前記第1測定点とを結ぶ線と、前記焦点と前記第2測定点とを結ぶ線とがなす角度は、前記3次元センサの分解能角度であることを特徴とする請求項1記載の立体抽出方法。
  3. 前記3次元センサが測定する前記第1測定点までの距離と、前記第2測定点および前記第1測定点を結ぶ線と前記焦点と前記第1測定点とを結ぶ線とがなす角度と、に対応するルックアップテーブルから、前記閾値を取得することを特徴とする請求項1または2記載の立体抽出方法。
  4. 前記3次元センサのセンシング領域の一部の領域における複数の測定点について同一物体の点であるか判定することによって、前記一部の領域における特定物体を抽出し、
    あらかじめ保持しておいた前記特定物体の寸法に基づいて前記特定物体の全体を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の立体抽出方法。
  5. 前記特定物体に係る測定データ以外の測定データから、前記特定物体以外の物体を抽出し、
    前記特定物体を抽出するための前記閾値と、前記特定物体以外の物体を抽出するための前記閾値とを異ならせることを特徴とする請求項4記載の立体抽出方法。
  6. 3次元センサのある基準位置から分解能角度毎に前記3次元センサの測定範囲内の第1測定点及び第2測定点までの距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部で測定され前記基準位置から前記第1測定点及び前記基準位置から前記第2測定点までの距離と、前記基準位置から前記第1測定点と前記第2測定点との間の角度又は、前記基準位置と前記第1測定点及び前記第2測定点の位置関係から、前記基準位置と前記第1測定点及び前記第2測定点で構成する三角形の形状を算出する形状算出部と、
    前記形状算出部で算出された三角形の形状に基づいて決定される閾値に基づいて、前記3次元センサが測距する前記第1測定点および前記第2測定点が同一物体の点であるか判定する判定部と、を備えることを特徴とする立体抽出装置。
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