JP2015173877A - 歩行制御装置 - Google Patents

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Tetsushi Noro
哲史 野呂
鎌田 忠
Tadashi Kamata
忠 鎌田
丹羽 伸二
Shinji Niwa
伸二 丹羽
泰次 永冨
Yasutsugu Nagatomi
泰次 永冨
利明 中山
Toshiaki Nakayama
利明 中山
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Abstract

【課題】歩行者の歩行性能を変化させて周辺車両との衝突を防止できるようにする。【解決手段】歩行制御装置1の制御部12は、周辺車両に搭載された車載機2との通信によりユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの身体に装着され、ユーザの歩行性能を変化させることを可能とする歩行性能制御部30に、ユーザの歩行性能を変化させるように指示する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの歩行を制御する歩行制御装置に関するものである。
従来、ランドセルに左右監視レーダ、左右光学表示器および音響装置を取り付け、監視レーダによって障害物が高速で近づいているか否かを判断し、障害物が高速で近づいていると判断すると、障害物の方向に対応した光学表示器や音響装置を作動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−4285号公報
上記特許文献1に記載されたランドセルは、単に、障害物が高速で近づいていると判断すると、障害物の方向に対応した光学表示器や音響装置を作動させるものであり、周辺車両との衝突を防止するという点においては十分でない。
本発明は上記問題に鑑みたもので、歩行者の歩行性能を変化させて周辺車両との衝突を防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ユーザの身体に装着される装着部材(3)に設けられ、ユーザの歩行性能を変化させることを可能とする歩行性能制御手段(30)と、周辺車両に搭載された車載機(2)と通信する通信手段(11)と、通信手段を介した周辺車両に搭載された車載機との通信によりユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定する判定手段と、判定手段によりユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの歩行性能を変化させるように歩行性能制御手段に指示する指示手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、周辺車両に搭載された車載機(2)との通信によりユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの歩行性能を変化させるように、ユーザの身体に装着される装着部材に設けられ、ユーザの歩行性能を変化させることを可能とする歩行性能制御手段(30)に指示がなされるので、歩行者の歩行性能を変化させて周辺車両との衝突を防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る歩行制御装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る歩行制御装置の歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る歩行性能制御部の第1空気保持バッグについて説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る歩行制御装置の制御部のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る歩行制御装置の歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 靴の屈曲性について説明するための図である。 本発明の第5実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第6実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第6実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第7実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第8実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第9実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第9実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 本発明の第10実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部の構成を示す図である。 本発明の第10実施形態に係る歩行制御装置における歩行性能制御部について説明するための図である。 変形例について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る歩行制御装置の全体構成を図1に示す。本歩行制御装置1は、自動車に搭載される車載機2と通信を行うようになっている。
歩行制御装置1は、現在位置検出部10、通信部11、制御部12および歩行性能制御部30を備えている。また、歩行制御装置1は、上記回路部10〜12、30に電力を供給する電池(図示せず)も備えている。
現在位置検出部10は、GPS衛星より送信される測位情報を受信して現在位置を検出し、現在位置を特定するための情報を制御部12へ出力する。
通信部11は、周辺車両に搭載された車載機2との間で直接通信を行うものである。本実施形態における通信部11は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信規格に基づく狭域通信を行うように構成されている。
歩行性能制御部30は、ユーザの身体に装着される靴に設けられ、ユーザの歩行性能を変化させることを可能とするものである。この歩行性能制御部30の詳細については後で説明する。
制御部12は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御部12の処理としては、通信部11を介して周辺車両に搭載された車載機2と通信を行って、歩行制御装置1を装着したユーザと周辺車両との衝突の可能性の有無を判定し、衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの歩行性能を変化させるように歩行性能制御部30に指示する処理がある。
一方、車載機2は、現在位置検出部20、通信部21および制御部22を備えている。
現在位置検出部20は、GPS衛星より送信される測位情報を受信して現在位置を検出し、現在位置を特定するための情報を制御部22へ出力する。
通信部21は、ユーザに装着された歩行制御装置1との間で直接通信を行うものである。本実施形態における通信部21は、DSRC通信規格に基づく狭域通信を行うように構成されている。
制御部22は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
制御部22の処理としては、現在位置検出部20より入力される現在位置を特定するための情報に基づいて現在位置を繰り返し特定する現在位置特定処理、ユーザに装着された歩行制御装置1との間の通信が確立すると、現在位置特定処理により特定された現在位置(緯度経度)を表す位置情報を歩行制御装置1へ送信する位置情報送信処理などがある。
本実施形態における歩行性能制御部30の構成を図2に示す。本歩行制御装置1は、ユーザの足に装着される靴3に設けられている。本歩行制御装置1における現在位置検出部10、通信部11および制御部12は、靴3の内部のつま先部Tに設けられている。
また、歩行性能制御部30は、第1空気保持バッグ310、配管311、第2空気保持バッグ312、配管313および小型ポンプ314を備えている。第1空気保持バッグ310は、靴3の内部の歩行者の足の甲と接触する部位に設けられ、第2空気保持バッグ312は、靴3の内部の歩行者の足の裏と接触する部位に設けられる。また、小型ポンプ314は、靴3の踵部Kに設けられている。
小型ポンプ314と第1空気保持バッグ310の間には配管311が設けられ、小型ポンプ314と第2空気保持バッグ312の間には配管313が設けられている。
また、小型ポンプ314と配管311の間と、小型ポンプ314と配管313の間には、それぞれ制御部12からの指示に応じて動作する弁(いずれも図示せず)が設けられている。
第1、第2空気保持バッグ310、312は、それぞれ2枚の気密性を有するシートを重ね合わせて袋状にしたものとなっており、それぞれ袋状となった部分に空気が封入されている。なお、第1、第2空気保持バッグ310、312を構成している2枚のシートは、それぞれ表面の摩擦係数が大きく表面がざらざらした素材のものが用いられている。
図3(a)に、第1空気保持バッグ310に空気が封入されている状態を示す模式的な断面図を示す。また、図3(b)に、第1空気保持バッグ310から空気が抜けた状態を示す模式的な断面図を示す。
通常は、図3(a)に示すように、第1空気保持バッグ310に空気が封入されており、第1空気保持バッグ310を構成している2枚のシート310a、310bは互いに接触していない状態となる。したがって、第1空気保持バッグ310は、クッション性の高い柔らかな状態となる。
しかし、小型ポンプ314を駆動して、第1空気保持バッグ310内の空気を抜くと、図3(b)に示すように、第1空気保持バッグ310を構成している2枚のシート300、301は互いに接触した状態となる。したがって、第1空気保持バッグ310は、クッション性が低下して硬い状態となる。
なお、第2空気保持バッグ312についても、第1空気保持バッグ310と同様に、空気が封入されている状態ではクッション性の高い柔らかな状態となり、空気が抜かれるとクッション性が低下して硬い状態となる。
本実施形態における歩行性能制御部30は、第1、第2空気保持バッグ310、312の空気を抜くことで、靴3の一部の硬度を高くすることが可能となっている。
また、小型ポンプ314の作動が停止した状態で、小型ポンプ314と配管311の間に設けられた弁を開状態にすると、図3(a)に示したように、第1空気保持バッグ310を構成している2枚のシート310a、310bは互いに接触していない状態に戻るようになっている。第2空気保持バッグ312についても同様に、小型ポンプ314の作動が停止した状態で、第2空気保持バッグ312を構成している2枚のシートは互いに接触していない状態に戻るようになっている。
すなわち、第1空気保持バッグ310には、配管311を介して第1空気保持バッグ310へ空気が入り込み、第2空気保持バッグ312には、配管313を介して空気が入り込むようになっている。
次に、図4を参照して、本歩行制御装置1の制御部12の処理について説明する。制御部12は、図4に示す処理を周期的(例えば、100ミリ秒毎)に実施する。
まず、現在位置を特定する(S100)。現在位置(緯度経度)は、現在位置検出部10より入力される現在位置を特定するための情報に基づいて特定することができる。
次に、周辺車両と通信を行う(S102)。ここで、通信部11の通信エリア内に車載機2を搭載した車両が存在し、この車載機2との通信が確立すると、この周辺車両に搭載された車載機2から周辺車両の位置情報を取得する。なお、周辺車両の位置情報には、周辺車両の現在位置(緯度経度)が含まれる。
次に、危険の度合いを表す危険度を判定する(S104)。具体的には、周辺車両に搭載された車載機2から取得した周辺車両の位置と、S100にて特定した現在位置に基づいて周辺車両と本歩行制御装置1を装着したユーザの距離を算出し、周辺車両とユーザの距離が2メートル未満の場合を危険度1とし、周辺車両とユーザの距離が2メートル以上の場合を危険度0として判定する。
次に、周辺車両とユーザが衝突する可能性があるか否かを判定する(S106)。本実施形態では、S104にて判定した危険度が1の場合に、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定するものとする。
ここで、例えば、周辺車両とユーザとの距離が2メートル以上となっており、S104にて判定した危険度が0となると、S106の判定はNOとなり、歩行性能が通常状態となるように歩行性能制御部30に指示し(S110)、S100へ戻る。このとき、第1、第2空気保持バッグ310、312は、クッション性の高い柔らかい状態となっている。
また、例えば、周辺車両とユーザとの距離が2メートル未満となり、S104にて判定した危険度が1となった場合、S106の判定はYESとなり、ユーザの歩行性能が変化するように歩行性能制御部30に対する指示を行う(S108)。具体的には、歩行性能制御部30の小型ポンプ314に一定期間動作するように指示するとともに、小型ポンプ314と配管311の間に設けられた弁と、小型ポンプ314と配管313の間に設けられた弁(いずれも図示せず)に対し、それぞれ一定期間、開弁状態とするように指示する。なお、この指示に応じて小型ポンプ314が動作を開始し、小型ポンプ314と配管311の間に設けられた弁と、小型ポンプ314と配管313の間に設けられた弁(いずれも図示せず)がそれぞれ開弁状態となると、第1、第2空気保持バッグ310、312の内部の空気は、それぞれ配管311、313およびポンプ314を通って靴3の外部へ排出される。これにより、第1、第2空気保持バッグ310、312は、それぞれクッション性が低下して硬い状態となる。なお、小型ポンプ314が動作を開始してから一定期間が経過すると、小型ポンプ314は動作を停止し、第1空気保持バッグ310と配管311の間に設けられた弁と、第2空気保持バッグ312と配管313の間に設けられた弁はそれぞれ閉弁状態となる。
このように、ユーザの歩行性能を変化させるように靴3の内部に設けられた第1、第2空気保持バッグ310、312の硬度を高くして、ユーザの歩行を難しくする。これにより、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
また、再度、周辺車両とユーザとの距離が2メートル以上となり、S104にて判定した危険度が0となると、S106の判定はNOとなり、歩行性能が通常状態となるように歩行性能制御部30に指示する(S110)。具体的には、第1空気保持バッグ310と配管311の間に設けられた弁と、第2空気保持バッグ312と配管313の間に設けられた弁(いずれも図示せず)に対し、それぞれ一定期間、開弁状態となるように指示する。なお、小型ポンプ314の作動が停止した状態で、第1空気保持バッグ310と配管311の間に設けられた弁と、第2空気保持バッグ312と配管313の間に設けられた弁を開状態にすると、第1空気保持バッグ310には、配管311を介して第1空気保持バッグ310へ空気が入り込み、第2空気保持バッグ312には、配管313を介して空気が入り込む。そして、一定期間が経過して、第1空気保持バッグ310と配管311の間に設けられた弁と、第2空気保持バッグ312と配管313の間に設けられた弁(いずれも図示せず)が、それぞれ閉弁状態になると、第1、第2空気保持バッグ310、312は、クッション性の高い柔らかい状態に戻る。
上記した構成によれば、周辺車両に搭載された車載機2との通信によりユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの身体に装着され、ユーザの歩行性能を変化させることを可能とする歩行性能制御部30に、ユーザの歩行性能を変化させるように指示するので、歩行者の歩行性能を変化させて周辺車両との衝突を防止することができる。
すなわち、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの歩行性能を変化させるように靴3の内部に設けられた一部(第1、第2空気保持バッグ310、312)の硬度を高くするように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行を難しくし、ユーザの歩行速度を低下させ、周辺車両との衝突を防止することができる。例えば、見通しの悪い交差点等で、ユーザと周辺車両が出会い頭に衝突しそうになった場合でも、歩行者と周辺車両が衝突しないように歩行者の歩行速度が遅くなり、歩行者と周辺車両の衝突を回避することが可能となる。
なお、本実施形態では、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、小型ポンプ314を駆動して靴3の一部の硬度を高くするようにしたが、例えば、第1空気保持バッグ310から配管311を介して空気を抜く第1ポンプと、配管311を介して第1空気保持バッグ310へ空気を送り込む第2ポンプを備えるとともに、第2空気保持バッグ312から配管313を介して空気を抜く第3ポンプと、配管313を介して第2空気保持バッグ312へ空気を送り込む第4ポンプを備えるように構成し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312から空気を抜くように第1、第3ポンプを駆動し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性がないと判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312へ空気を送り込むように第2、第4ポンプを駆動するようにしてもよい。
また、例えば、第1空気保持バッグ310から配管311を介して空気を抜く機能と配管311を介して第1空気保持バッグ310へ空気を送り込む機能を有する第1の双方向ポンプと、第2空気保持バッグ312から配管313を介して空気を抜く機能と配管313を介して第2空気保持バッグ312へ空気を送り込む機能を有する第2の双方向ポンプを備え、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312から空気を抜くように第1、第2の双方向ポンプを駆動し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性がないと判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312に空気を送り込むように第1、第2の双方向ポンプを駆動するようにしてもよい。
また、例えば、第1空気保持バッグ310から配管311を介して空気を抜くとともに第2空気保持バッグ312から配管313を介して空気を抜く機能と、配管313を介して第2空気保持バッグ312へ空気を送り込むとともに配管313を介して第2空気保持バッグ312へ空気を送り込む機能を有する双方向ポンプを備え、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312から空気を抜くように双方向ポンプを駆動し、ユーザと周辺車両が衝突する可能性がないと判定された場合に、第1、第2空気保持バッグ310、312に空気を送り込むように双方向ポンプを駆動するようにしてもよい。
また、本実施形態では、小型ポンプ314の作動が停止した状態で、小型ポンプ314と配管311の間に設けられた弁と、小型ポンプ314と配管313の間に設けられた弁(いずれも図示せず)をそれぞれ開弁状態にすることで、第1空気保持バッグ310と第2空気保持バッグ312に空気が入り込むように構成したが、例えば、第1空気保持バッグ310と第2空気保持バッグ312に同時に空気を送り込むポンプを備え、このポンプを作動させて第1空気保持バッグ310と第2空気保持バッグ312に空気を送り込むようにしてもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図5に示す。上記第1実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30は、靴3の一部の硬度を変化させるようにしたが、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3の重心を変化させることが可能となっている。なお、本実施形態においても、歩行制御装置1における現在位置検出部10、通信部11および制御部12は、靴3の内部のつま先部に設けられている。
本実施形態に係るに係る歩行性能制御部30は、電磁弁320、第1タンク321、配管322、第2タンク323、第1小型ポンプ324、第2小型ポンプ325を備えている。
電磁弁320、第1タンク321、電磁弁320および第2小型ポンプ325は、靴3の踵部Kに設けられている。また、第2タンク323および第1小型ポンプ324は、靴3のつま先部に設けられている。また、第1タンク321と第2タンク323の間には配管322が設けられている。
第1タンク321、第2タンク323は、それぞれ、液体(例えば、水)を貯蔵するためのもので、樹脂等を用いて構成されている。
通常時、第1タンク321と配管322の間に設けられた電磁弁320は閉じており、第1タンク321の中には液体が貯蔵されている。一方、第2タンク323は、空となっている。
次に、制御部12の処理について説明する。本実施形態における制御部12の処理は、図4に示したフローチャートと比較して、S108の具体的な処理が異なる。
すなわち、制御部12は、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定すると、次に、ユーザの歩行性能が変化するように歩行性能制御部30に対する指示を行う(S108)。
本実施形態では、制御部12は、電磁弁320に対して一定期間、開弁状態となるように指示するとともに、第1小型ポンプ324に対して一定期間作動するように指示する。
これにより、第1タンク321に貯蔵されている液体は、電磁弁320、配管322を介して第2タンク323へ送られた後、電磁弁320の弁が閉じる。したがって、靴3の踵部Kの方からつま先部の方へ重心が移動し、ユーザは靴3のつま先部の方が重く感じるようになる。
このように、靴3のつま先部の方へ重心が移動すると、ユーザの足が地面から離れにくくなり、ユーザの歩行性能が低下し歩行速度が低下する。例えば、見通しの悪い交差点等で、ユーザと周辺車両が出会い頭に衝突しそうになった場合でも、靴3のつま先部の方へ重心が移動して歩行者の歩行速度が遅くなり、歩行者と周辺車両の衝突を回避することが可能となる。
また、この後、制御部12は、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性がないと判定した場合には、S106の判定はNOとなり、歩行性能が通常状態となるように歩行性能制御部30に指示する(S110)。具体的には、電磁弁320に対して一定期間弁を開くように指示するとともに、第2小型ポンプ325に対して一定期間作動するように指示する。
これにより、第2タンク323に貯蔵されている液体は、配管322、電磁弁320を介して第1タンク321へ送られた後、電磁弁320の弁が閉じる。これにより、靴3の重心は元の状態に戻り、ユーザの歩行性能を元の状態に戻すことができる。
上記したように、歩行性能制御部30は、ユーザの身体に装着される靴3の重心を変化させることが可能となっており、制御部12は、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の重心を変化させるように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
なお、本実施形態では、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、靴3の踵部Kに設けられた第1タンク321に貯蔵された液体を靴3の内部のつま先部に設けられた第2タンク323に移動させるようにしたが、例えば、靴3の内部の底面全体に液体を充填させたバッグを配置するとともに、靴3の踵部に空のタンクを設けておき、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合に、バッグに充填された液体が配管を通って靴3の踵部に設けられた空のタンクに貯まるようにして靴3の重心を変化させるようにしてもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図6に示す。上記第1実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3の一部の硬度を変化させる構成を有していたが、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3へのユーザの足の装着状態を緩和することが可能となっている。すなわち、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3が脱げやすくなるようにすることが可能となっている。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、モータ330、伝達機構331およびワイヤー332を備えている。本歩行制御装置1は、チャック付きの靴3に設けられている。
モータ330および伝達機構331は、左右の靴3の内部に設けられている。また、ワイヤー332の一端は伝達機構331に接続され、ワイヤー332の他端はチャックのつまみ333に接続されている。
モータ330は、歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じて回転する。モータ330の動力は伝達機構331に伝達され、伝達機構331によりワイヤー332が巻き上げられるようになっている。
モータ330が回転して伝達機構331によりワイヤー332が巻き上げられると、チャックのつまみ333が伝達機構331側に引き寄せられ、靴3が脱げやすくなる構成となっている。
次に、制御部12の処理について説明する。本実施形態における制御部12の処理は、図4に示したフローチャートと比較して、S108の具体的な処理が異なる。
すなわち、制御部12は、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定すると、次に、ユーザの歩行性能が変化するように歩行性能制御部30に対する指示を行う(S108)。
本実施形態では、モータ330に対して一定期間作動するように指示する。これにより、モータ330の動力が伝達機構331に伝達され、伝達機構331によりワイヤー332が巻き上げられる。そして、チャックのつまみ333が伝達機構331側に引き寄せられ、靴3が脱げやすくなるため、ユーザの歩行性能が低下し歩行速度が低下する。
なお、本実施形態では、チャックのつまみ333が伝達機構331側に引き寄せられ、靴3が脱げやすい状態になった後、ユーザが周辺車両と衝突する可能性がないと判断すると、ユーザがチャックのつまみ333を引き上げて元の状態に戻すようになっている。
上記したように、歩行性能制御部30は、靴3へのユーザの足の装着状態を緩和することが可能となっており、制御部12は、周辺車両と衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3へのユーザの足の装着状態を緩和するように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
なお、本実施形態では、左右の靴3に歩行性能制御部30を設けるようにしたが、片方の靴3に歩行性能制御部30を設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、周辺車両と衝突する可能性が有ると判定された場合、ワイヤー332が巻き上げられ、チャックのつまみ333が伝達機構331側に引き寄せられるように構成したが、この場合、チャックが全開となるまでチャックのつまみ333を伝達機構331側に引き寄せる必要はない。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図7に示す。上記第1実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3の一部の硬度を変化させるようにしたが、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、ユーザの足に装着される左右の靴3を磁力で互いに引き合わせるようにすることが可能となっている。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じて作動する電磁石335を備えている。電磁石335は、左右の靴3の踵部Kに設けられている。
次に、制御部12の処理について説明する。本実施形態における制御部12の処理は、図4に示したフローチャートと比較して、S108の具体的な処理が異なる。
すなわち、制御部12は、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定すると、次に、ユーザの歩行性能が変化するように歩行性能制御部30に対する指示を行う(S108)。
本実施形態では、左右の靴3に設けられた各電磁石335を作動するように指示する。これにより、左右の靴3に設けられた各電磁石335の磁力により互いの靴3が引き合わせ、ユーザの歩行性能を低下させ、歩行速度を低下させる。
上記したように、歩行性能制御部30は、ユーザの足に装着される左右の靴を磁力で互いに引き合わせるようにすることが可能となっており、制御部12は、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、ユーザの足に装着される左右の靴が互いに引き寄せ合うように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
また、この後、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性がないと判定した場合には、S106の判定はNOとなり、歩行性能が通常状態となるように歩行性能制御部30に指示する(S110)。具体的には、左右の靴3に設けられた各電磁石335に作動の停止を指示する。これにより、左右の靴3は各電磁石335の磁力の作用を受けない元の状態に戻る。
なお、本実施形態では、左右の靴3に設けられた各電磁石335の磁力により互いの靴3が引き合わせ、ユーザの歩行性能を低下させ、歩行速度を低下させるようにしたが、反対に、左右の靴3に設けられた各電磁石335の磁力により靴3を互いに反発させて、ユーザの歩行性能を低下させ、歩行速度を低下させるようにしてもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図8に示す。上記第1実施形態に係る歩行制御装置1は、靴3の一部の硬度を変化させる構成を有していたが、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3の屈曲性を低下させることが可能となっている。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、ピン340、駆動部341および嵌合部342を備えている。
ピン340は、剛性の高い棒状の金属を用いて構成されている。ピン340の一端は、駆動部341に設けられた回転軸341aに回転可能に支持されている。
駆動部341は、歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じてピン340を回動させるアクチュエータ(図示せず)を有している。
制御部12から駆動部341に一定期間作動するように指示があると、駆動部341のアクチュエータは作動を開始する。これにより、図8中の矢印Aに示すように、駆動部341に設けられた回転軸341aを中心としてピン340が回動する。そして、ピン340の先端(他端)が嵌合部342に設けられた嵌合穴(図示せず)に嵌ると、駆動部341のアクチュエータは作動を終了するようになっている。
ここで、靴の屈曲性について説明する。図9(a)に示すように、靴3が柔らかく靴3の屈曲性が良いと足への負荷が軽減され歩行が安定する。しかし、図9(b)に示すように、靴3が硬く靴3の屈曲性が悪いと足への負荷が大きく歩行が不安定となる。
本実施形態では、歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じて駆動部341のアクチュエータを作動させて、図10に示すように、ピン340の先端(他端)を嵌合部342に設けられた嵌合穴(図示せず)に嵌るようにして、あえて靴3の屈曲性を低下させ、ユーザの歩行速度を低下させる。
次に、制御部12の処理について説明する。本実施形態における制御部12の処理は、図4に示したフローチャートと比較して、S108、S110の具体的な処理が異なる。
すなわち、制御部12は、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定すると、次に、ユーザの歩行性能が変化するように歩行性能制御部30に対する指示を行う(S108)。
本実施形態では、駆動部341のアクチュエータに一定期間作動するように指示する。駆動部341のアクチュエータは、この指示に応じて一定期間作動すると、駆動部341に設けられた回転軸341aを中心としてピン340が回動し、ピン340の先端(他端)が嵌合部342に設けられた嵌合穴(図示せず)に嵌る。これにより、靴3の屈曲性が低下し、ユーザの歩行速度が低下する。
上記したように、歩行性能制御部30は、靴3の屈曲性を低下させることが可能となっており、制御部12は、周辺車両と衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の屈曲性を低下させるように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
また、この後、S106にて、周辺車両とユーザが衝突する可能性がないと判定した場合には、S106の判定はNOとなり、歩行性能が通常状態となるように歩行性能制御部30に指示する(S110)。具体的には、駆動部341のアクチュエータに元の状態に戻るように指示する。これにより、駆動部341に設けられた回転軸341aを中心としてピン340が逆方向に回動し、ピン340の先端(他端)が元の位置に戻る。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図11に示す。上記第5実施形態に係る歩行性能制御部30は、ピン340を回動させて靴3の屈曲性を低下させるようにしていたが、本実施形態に係る歩行性能制御部30は、棒状のピン350を軸方向に移動させるように制御して、靴3の屈曲性を低下させることが可能となっている。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、ピン350、駆動部351および嵌合部352を備えている。
ピン350は、剛性の高い棒状の金属を用いて構成されている。ピン350の一端は、駆動部351の内部に支持されている。
駆動部351は、歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じて作動するソレノイド(図示せず)を有している。制御部12からの指示に応じてソレノイドが作動すると、ピン350の先端(他端)が嵌合部352側に移動し、図12に示すように、ピン350の先端が嵌合部352に設けられた穴部352aに嵌るようになっている。
このように、ピン350の先端が嵌合部352に設けられた穴部352aに嵌ると、図13に示すように、ピン350を介して駆動部351および嵌合部352が固定され、靴3の屈曲性が低下するようになっている。
上記したように、制御部12は、周辺車両と衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の屈曲性を低下させるように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図14に示す。上記第5、第6実施形態に係る歩行制御装置1は、靴3の上部に設けられた歩行性能制御部30により靴3の屈曲性を低下させるようになっているが、本実施形態に係る歩行制御装置1は、靴3の底部に収納された歩行性能制御部30を制御して靴3の屈曲性を低下させる。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、図15(a)に示すように、プッシュピン型ソレノイド360を備えている。このプッシュピン型ソレノイド360は、本体とソレノイド(図示せず)および剛性の高い棒状のピン端子360aを有している。
このソレノイドに電流が流れていない場合、ピン端子360aは本体内に収納されており、ソレノイドに電流が流れるとピン端子360aが軸方向に移動して本体から突出するようになっている。
また、本実施形態における靴3の底面には、靴3の幅方向に延びる溝3aと、プッシュピン型ソレノイド360のピン端子360aが軸方向に移動したときに挿入される穴部3bが形成されている。
図15(a)に示すように、プッシュピン型ソレノイド360のピン端子360aが靴3の底部に形成された穴部3bに挿入されていない状態では、溝3aによって靴3の屈曲性が良く、歩行が安定する。
しかし、歩行制御装置1の制御部12により、歩行制御装置1を装着したユーザと周辺車両とが衝突する可能性が有ると判定された場合、制御部12からの指示に応じてプッシュピン型ソレノイド360のソレノイドに電流が流れ、プッシュピン型ソレノイド360のピン端子360aが軸方向に移動に移動して本体から突出し、図15(b)に示すように、ピン端子360aが穴部3bに嵌る。このように、ピン端子360aが穴部3bに嵌ると、靴3の屈曲性が悪化し、歩行が不安定となる。
上記したように、制御部12は、周辺車両と衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の屈曲性を低下させるように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図16に示す。上記第1実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3の一部の硬度を変化させるようにしたが、本実施形態に係る歩行制御装置1は、靴3の底部に内蔵された2つの歩行性能制御部30を制御して靴3の底部と地面との接触面積を変化させる。本実施形態に係る歩行性能制御部30は、靴3のつま先側の底部と靴3の踵側の底部に設けられている。
図17(b)に示すように、歩行性能制御部30は、圧電素子370とピン371を備えている。
圧電素子370は、所定の電圧が印加されると応力変化が生じる性質を有している。
歩行制御装置1の制御部12からの指示に応じて圧電素子370に所定の電圧が印加されると、圧電素子370に応力変化が生じ、図18に示すように、靴3の底部からピン371の先端が突出するようになっている。
このように、靴3の底部からピン371の先端が突出することにより、図18に示すように、靴3の底部と地面との接触面積が減少する。このように、靴3の底部と地面との接触面積が減少すると、歩行が不安定となり、ユーザの歩行速度が低下する。
上記したように、歩行性能制御部30は、靴3の底部と地面との接触面積を変化させることが可能となっており、制御部12は、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の底部と地面との接触面積が低減するように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図19に示す。上記第8実施形態に係る歩行制御装置1は、圧電素子370に電圧を印加して靴3の底部からピン371の先端を突出させて靴3の底部と地面との接触面積を減少させるようにしたが、本実施形態に係る歩行制御装置1は、電圧の印加に応じて有機膜を膨張または収縮させることが可能な有機アクチュエータを用いて、靴3の底部と地面との接触面積を減少させる。
図19に、本実施形態に係る歩行性能制御部30としての有機アクチュエータの外観図を示す。この有機アクチュエータは、左右の靴3の底面に設けられている。
有機アクチュエータは、カバー380、有機膜381および電極382を有している。カバー380は、複数の穴部が形成された金属製の板により構成されている。カバー380に設けられた複数の穴部には、それぞれ電極382と有機膜381が設けられている。なお、図19に示されている電極382は負極電極となっている。
通常時、負極電極382と正極電極(図示せず)の間の電圧は0Vとなっている。この場合、有機膜381は収縮した状態となり、カバー380の表面より突出することはない。
しかし、負極電極382と正極電極(図示せず)の間に所定の電圧が印加されると、図20に示すように、有機膜381が膨張してカバー380の表面より突出するようになる。
このように、靴3の底部に設けられたカバー380の表面より有機膜381が膨張して突出することにより、靴3の底部と地面との接触面積が減少し、歩行が不安定となり、ユーザの歩行速度が低下する。
上記したように、制御部12は、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定した場合、靴3の底部と地面との接触面積が低減するように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態に係る歩行制御装置1における歩行性能制御部30の構成を図21に示す。本実施形態に係る歩行制御装置1は、靴3の底部に設けられた棒状のピンを靴3の底面から突出させ、このピンの先端が地面に刺さるようにすることで、ユーザの歩行性能を低減させ、ユーザの歩行速度を低下させる。
本実施形態に係る歩行性能制御部30は、ソレノイド(図示せず)、本体390および先端の尖ったピン391を有している。
歩行性能制御部30のソレノイドに電流が流れていない場合、ピン391は本体390内に収納されており、ソレノイドに電流が流れるとピン391が軸方向に移動して、図22に示すように、本体390から突出するようになっている。
このように、ピン391を靴3の底面から突出させ、このピンの先端が地面に刺さるようにすることで、ユーザの歩行性能を低減させ、ユーザの歩行速度を低下させる。
上記したように、歩行性能制御部30は、靴3の底部に設けられた棒状のピンを靴3の底面から突出させることが可能となっており、制御部12は、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、靴3の底部に設けられた棒状のピンを靴3の底面から突出させるように歩行性能制御部30に指示するので、ユーザの歩行性能が低下し、ユーザの歩行速度が低下し、周辺車両との衝突を防止することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
例えば、上記第1〜第10実施形態では、ユーザの足に装着可能な靴3を用いて歩行性能制御部30を構成したが、例えば、靴下や靴の中敷きなど、靴以外のものを用いて歩行性能制御部30を構成することもできる。また、ユーザの足以外に装着可能なものを用いて構成することもできる。
また、上記第1実施形態では、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定された場合に、第1空気保持バッグ310および第2空気保持バッグ312の空気を抜いて靴3の一部の硬さを高くするようにしたが、例えば、第1空気保持バッグ310および第2空気保持バッグ312の代わりに、軽くて柔らかい性質を有し、電圧の印加に応じて有機膜を膨張または収縮させることが可能な有機アクチュエータを設けて、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定された場合に、有機アクチュエータを駆動して有機膜を膨張させるようにして、靴3の一部の硬度を高くするようにしてもよい。
また、上記第8実施形態では、周辺車両とユーザが衝突する可能性があると判定された場合に、図17に示したように、圧電素子370に電圧を印加して靴3の底部からピン371を突出させるようにしたが、図23に示すように、圧電素子370に電圧を印加して圧電素子370自体を変形させるようにし、圧電素子370が靴3の底部から突出するように構成してもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定した場合、ユーザの歩行性能を急激に変化させるように歩行性能制御部30に指示するようにしたが、ユーザの歩行性能を緩やかに変化させるように指示するように構成することもできる。例えば、危険度が低い場合には、ユーザの歩行性能を緩やかに変化させるように歩行性能制御部30に指示し、危険度が高い場合には、ユーザの歩行性能を急激に変化させるように歩行性能制御部30に指示するように構成することができる。また、ユーザと周辺車両との距離が短くても、周辺車両の速度が遅ければ、ユーザの歩行性能を緩やかに変化させるように歩行性能制御部30に指示することで、ユーザのストレスを低減するだけでなく、驚いて転倒するといったことを防止するという効果も得られる。
また、上記第1〜第10実施形態では、ユーザと周辺車両の各位置からユーザと周辺車両の距離を特定し、このユーザと周辺車両の距離を用いてユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定するようにしたが、例えば、ユーザと周辺車両の相対速度を特定し、ユーザと周辺車両の距離だけでなく、このユーザと周辺車両の相対速度を用いてユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定するようにしてもよい。例えば、ユーザの現在位置と周辺車両の現在位置を定期的に特定し、前回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置と、今回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置から、ユーザと周辺車両の相対速度を算出し、ユーザと周辺車両の相対速度が基準値(例えば、0.5メートル/秒)以上となり、かつ、ユーザと周辺車両の距離が2メートル未満を満たした場合に、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定してもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、ユーザと周辺車両の各位置からユーザと周辺車両の距離を特定し、このユーザと周辺車両の距離を用いてユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定するようにしたが、ユーザと周辺車両の距離に加えて、ユーザと周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを特定し、このユーザと周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを用いてユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定するようにしてもよい。例えば、ユーザの現在位置と周辺車両の現在位置を定期的に特定し、前回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置と、今回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置から、単位時間当たりの接近の度合いを特定し、この単位時間当たりの接近の度合いが基準値(例えば、25%)となり、かつ、ユーザと周辺車両の距離が2メートル未満を満たした場合に、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定してもよい。
また、ユーザと周辺車両の距離、ユーザと周辺車両の相対速度に加えて、ユーザと周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを特定し、ユーザと周辺車両の距離、ユーザと周辺車両の相対速度およびユーザと周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを用いてユーザと周辺車両の衝突可能性の有無を判定するようにしてもよい。例えば、ユーザの現在位置と周辺車両の現在位置を定期的に特定し、前回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置と、今回のユーザの現在位置と周辺車両の現在位置から、単位時間当たりの接近の度合いを特定し、この単位時間当たりの接近の度合いが基準値(例えば、25%)となり、かつ、ユーザと周辺車両の相対速度が基準値(例えば、0.5メートル/秒)以上となり、かつ、ユーザと周辺車両の距離が2メートル未満を満たした場合に、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定してもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、歩行制御装置側で、周辺車両と衝突する可能性があるか否かを判定するようにしたが、車載機2側で、ユーザと周辺車両が衝突する可能性があるか否かを判定し、この判定結果を車載機2から歩行制御装置1へ通知するように構成し、歩行制御装置は、車載機2との通信により、車載機2側で判定されたユーザと周辺車両が衝突する可能性を示す情報を取得し、このユーザと周辺車両が衝突する可能性を示す情報に基づいてユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると特定した場合に、ユーザの歩行性能を変化させるように歩行性能制御部30に指示するようにしてもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、車載機2から歩行制御装置1の間の通信をDSRC規格に基づく通信により行うように構成したが、Buluetooth(登録商標)やWi−Fi等の近距離無線通信により行うようにしてもよい。
また、上記第1〜第10実施形態に示した歩行制御装置1における現在位置検出部10、通信部11、制御部12および歩行性能制御部30の配置は、上記実施形態に記載したものに限定されるものではない。
また、上記第1〜第10実施形態では、ユーザと周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、歩行性能制御部30に、ユーザの歩行性能を低下させるように指示するようにしたが、例えば、歩行性能制御部30に、ユーザの歩行性能をより向上させるように指示することもできる。
なお、上記実施形態では、車両として自動車を例に示したが、自動車に限定されるものではなく、バイク、自転車等に適用することもできる。
1 歩行制御装置
2 車載機
3 靴
10 現在位置検出部
11 通信部
12 制御部
20 現在位置検出部
21 通信部
22 制御部
30 歩行性能制御部

Claims (17)

  1. ユーザの身体に装着される装着部材(3)に設けられ、前記ユーザの歩行性能を変化させることを可能とする歩行性能制御手段(30)と、
    周辺車両に搭載された車載機(2)と通信する通信手段(11)と、
    前記通信手段を介した前記周辺車両に搭載された車載機との通信により前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記ユーザの歩行性能を変化させるように前記歩行性能制御手段に指示する指示手段と、を備えたことを特徴とする歩行制御装置。
  2. 前記歩行性能制御手段は、前記装着部材のうち、ユーザの身体と接触する部位の硬度を変化させることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記ユーザの身体と接触する部位の硬度を高くするように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の歩行制御装置。
  3. 前記歩行性能制御手段は、前記装着部材の重心を変化させることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記装着部材の重心を変化させるように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項1に記載の歩行制御装置。
  4. 前記装着部材は、前記ユーザの足に装着されるものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
  5. 前記装着部材、前記ユーザの足に装着される靴であることを特徴とする請求項4に記載の歩行制御装置。
  6. 前記歩行性能制御手段は、前記靴への前記ユーザの足の装着状態を緩和することが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記靴への前記ユーザの足の装着状態を緩和するように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項5に記載の歩行制御装置。
  7. 前記歩行性能制御手段は、前記ユーザの足に装着される左右の靴を磁力で互いに引き合わせるようにすることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記ユーザの足に装着される左右の靴が互いに引き寄せ合うように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項5に記載の歩行制御装置。
  8. 前記歩行性能制御手段は、前記靴の屈曲性を低下させることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記靴の屈曲性を低下させるように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項5に記載の歩行制御装置。
  9. 前記歩行性能制御手段は、前記靴の底部と地面との接触面積を変化させることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記靴の底部と地面との接触面積が低減するように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項5に記載の歩行制御装置。
  10. 前記歩行性能制御手段は、前記靴の底部に設けられた棒状のピンを該靴の底面から突出させることが可能となっており、
    前記指示手段は、前記判定手段により前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると判定された場合、前記靴の底部に設けられた棒状のピンを該靴の底面から突出させるように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項5に記載の歩行制御装置。
  11. 前記歩行性能制御手段は、前記ユーザの身体と接触する部位に設けられ、該ユーザの身体と接触する部位の硬度を変化させる有機アクチュエータを有することを特徴とする請求項2に記載の歩行制御装置。
  12. 前記歩行性能制御手段は、前記靴の底部と地面との接触面積を変化させる有機アクチュエータを有することを特徴とする請求項9に記載の歩行制御装置。
  13. ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段を備え、
    前記判定手段は、前記通信手段を介した前記周辺車両に搭載された車載機との通信により前記周辺車両の位置を特定し、前記現在位置特定手段により特定されたユーザの現在位置と前記周辺車両の位置に基づいて前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
  14. 前記判定手段は、前記ユーザと前記周辺車両の各位置および前記ユーザと前記周辺車両の相対速度を特定し、前記ユーザと前記周辺車両の各位置および前記ユーザと前記周辺車両の相対速度を用いて前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
  15. 前記判定手段は、前記ユーザと前記周辺車両の各位置および前記ユーザと前記周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを特定し、前記ユーザと前記周辺車両の各位置および前記ユーザと前記周辺車両の前記単位時間当たりの接近の度合いを用いて前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
  16. 前記判定手段は、前記ユーザと前記周辺車両の各位置、前記ユーザと前記周辺車両の相対速度および前記ユーザと前記周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを特定し、前記ユーザと前記周辺車両の各位置、前記ユーザと前記周辺車両の相対速度および前記ユーザと前記周辺車両の単位時間当たりの接近の度合いを用いて前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
  17. 前記通信手段を介した前記周辺車両に搭載された前記車載機との通信により、前記車載機側で判定された前記ユーザと前記周辺車両の衝突可能性の有無を示す情報を取得する情報取得手段を備え、
    前記指示手段は、前記情報取得手段により取得された情報に基づいて前記ユーザと前記周辺車両が衝突する可能性が有ると特定した場合、前記ユーザの歩行性能を変化させるように前記歩行性能制御手段に指示することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1つに記載の歩行制御装置。
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