JP2015173687A - 吊り下げ用フック - Google Patents

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伊藤 正和
Masakazu Ito
正和 伊藤
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【課題】物品が懸架されるフックに対して過度な外力が加えられた場合であっても、当該フックおよび物品の損壊を回避することができるようにする。
【解決手段】ハンド形子機100のハンガー部104が懸架される懸架部20の先端に設けられた係止部30のうち、少なくとも懸架部20よりも上方で懸架部20から所定長の部位を弾性部材により構成することにより、ハンド形子機100のハンガー部104が懸架部20に懸架された状態において、懸架されたハンド形子機100が無理に引っ張られる等により、水平方向に過度な外力が係止部30に加えられた場合であっても、張り出し部位31が弾性変形して傾倒することにより、ハンガー部104の係止状態が解除されて外力を逃がすことができるようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、物品を壁面から吊り下げるための吊り下げ用フックに関するものである。
一般的に、ナースコールシステムは、ベッドサイド等に設置するナースコール子機と、ベッドサイド等の壁に埋め込み設置するウォールユニットと、部屋の入口付近に設置する廊下灯と、ナースセンタに設置するナースコール親機とを備えて構成されている。ナースコール子機には種々のタイプがあるが、例えば図9に示すように、呼出ボタン101の他にスピーカ102とマイク103とを備えて通話を行うことが可能なタイプのハンド形子機100が多く用いられている。
また、ウォールユニットにも種々のタイプがある。例えば、ナースコール子機のプラグを接続する差込口(プラグ受け)を備えるとともに、呼出ボタン、スピーカ、マイクを備えて通話を行うことが可能なタイプの壁埋込形子機がある。また、ウォールユニットの中には、図10に示すように、差込口201の他に、図9に示したハンド形子機100が備えるハンガー部104を懸架することが可能になされたフック202を備えたものも存在する。
図10に示すような一般的なフック機能付きウォールユニットでは、フック202が固定式であり、フック202の姿勢変化ができないように構成されている。そのため、例えば、フック202に懸架されたハンド形子機100が無理に引っ張られた場合(例えば、ハンド形子機100のコードをベッドの手すりに括り付けた状態のまま、ベッドを移動させると、ハンド形子機100がベッドによって無理に引っ張られてしまう)、フック202およびハンド形子機100のハンガー部104に過度な外力が加わり、フック202またはハンガー部104の損壊を招く恐れがある。
また、フックが特定の電気機器を懸架するためのものである場合、この電気機器よりも重い物体が懸架されると、フックが重さに耐えることができなくなり、フックが壊れてしまうケースが生じる。このような問題を回避するための技術として、電気機器に設けられたハンガー部を懸架するための突出部を回転可能に壁面に取り付け、電気機器のプラグがコンセントに接続されたときに、突出部が上方に位置するように回転して電気機器のハンガー部を懸架可能な状態となる一方、突出部が下方に位置するように回転したときに、コンセントに接続されているプラグの接続を解除し、突出部がハンガー部を保持しなくなるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−253650号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のフックでは、突出部が上方に位置するように回転して電気機器(ハンド形子機など)のハンガー部が突出部に懸架された状態で、ベッドの手すりにコードが括り付けられたハンド形子機が無理に引っ張られた場合に、突出部が自動的に下方に位置するように回転して突出部がハンガー部を保持しなくなるわけではない。そのため、ハンド形子機が無理に引っ張られた場合に、フックまたはハンガー部の損壊を招く恐れがあるという問題は解消することができない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、物品が懸架されるフックに対して過度な外力が加えられた場合であっても、当該フックおよび物品の損壊を回避することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の吊り下げ用フックは、物品のハンガー部が懸架される懸架部の先端に設けられた係止部のうち、少なくとも懸架部よりも上方で懸架部から所定長の部位を弾性部材により構成するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、物品のハンガー部が懸架部に懸架された状態において、懸架された物品が無理に引っ張られる等により、水平方向(壁面から離間する方向)に過度な外力が係止部に加えられた場合であっても、弾性部材が変形して係止部のうち懸架部より上方の部分が変位することにより、ハンガー部の係止状態が解除され、外力を逃がすことができる。これにより、吊り下げ用フックおよび物品のハンガー部の損壊を回避することができる。
第1の実施形態による吊り下げ用フックの構成例を示す側面図である。 第1の実施形態による吊り下げ用フックの懸架部と係止部との結合構造の一例を示す図である。 第1の実施形態による吊り下げ用フックにハンド形子機が懸架された通常の使用状態を示す側面図である。 第1の実施形態による吊り下げ用フックがハンド形子機によって引っ張られたときの状態を示す側面図である。 第1の実施形態による吊り下げ用フックの係止部の変形例を示す図である。 第2の実施形態による吊り下げ用フックの構成例を示す側面図である。 第2の実施形態による吊り下げ用フックを壁面に固定されたフックに装着した状態を示す側断面図である。 第2の実施形態による吊り下げ用フックの懸架部の変形例を示す図である。 ハンド形子機の構成例を示す図である。 フック付きウォールユニットの従来の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による吊り下げ用フック1の構成例を示す側面図である。図1に示すように、第1の実施形態による吊り下げ用フック1は、基部10、懸架部20および係止部30を備えて構成されている。
基部10は、壁面50に取り付けられる板状の部材である。懸架部20は、基部10の表面に対して突出するように設けられた柱状の構成部分でおり、ここに物品(例えば、図9に示したハンド形子機100)のハンガー部104が懸架される。係止部30は、懸架部20の先端に設けられ、懸架部20に懸架されたハンガー部104を係止してハンド形子機100の落下を阻止するための板状の構成部分である。
係止部30は、懸架部20の先端面と同一平面上において、当該先端面よりも外側に張り出している。先端面から外側に張り出す方向は、少なくとも懸架部20の先端面から上方側にあればよい(以下、この上方に張り出し部分を張り出し部位31という)。係止部30は、この張り出し部位31により、懸架部20に懸架されたハンド形子機100のハンガー部104の水平方向(壁面50から離間する方向)への抜け落ちを係止することが可能となっている。
基部10および懸架部20は、硬性を有する部材、例えば硬性樹脂(プラスティック)により一体的に構成されている。または、基部10および懸架部20を別体として構成し、例えばネジ止めにより固定するようにしてもよい。一方、係止部30は、弾性を有する部材、例えば軟性樹脂(ゴムまたはエストラマー)により構成されている。懸架部20と係止部30との結合の方法は任意である。例えば、ネジ止めによって結合してもよいし、図2に示すような係止構造によって結合してもよい。
図2に示す例において、係止部30は、その表面から懸架部20の方向に突出するツメ部32を有している。一方、懸架部20の先端面には、ツメ部32と対向する位置に開口部21が形成されている。開口部21の入り口には、係合部22が形成されている。このような構成により、ツメ部32は、開口部21に対して着脱自在に嵌合することが可能となっている。
すなわち、図2(a)に示す方向からツメ部32を開口部21に挿入すると、ツメ部32は、係合部22と当接することによって上下方向から押圧される。これにより、上側ツメ部32は下方向に、下側のツメ部32は上方向に反りつつ、開口部21内に押し込められる。そして、ツメ部32は、開口部21内に完全に挿入されると、反りが解消し、図2(b)に示すように係合部22に係合した状態となる。これにより、係止部30が懸架部20に結合される。
図3および図4は、第1の実施形態による吊り下げ用フック1の使用状態を示す図である。このうち、図3は、本実施形態の吊り下げ用フック1にハンド形子機100が懸架された通常の使用状態を示す側面図である。一方、図4は、ハンド形子機100によって吊り下げ用フック1が壁面50から離間する方向へ引っ張られたときの状態を示す図である。
図3に示すように、通常の使用状態では、吊り下げ用フック1の係止部30は全面にわたって壁面50に平行な状態となっている。懸架部20より上方の張り出し部位31も壁面50に対して平行で、懸架部20の突出方向に対して垂直に起立した状態となっている。これにより、ハンド形子機100のハンガー部104を上方から懸架部20に懸架して、ハンガー部104が壁面50から離間する方向に抜け落ちるのを係止することができるようになっている。
一方、図4の矢印Aに示すように、懸架部20に懸架されたハンド形子機100が壁面50から離間する方向に引っ張られると、係止部30より上方の張り出し部位31が弾性変形する。すなわち、ハンド形子機100のハンガー部104が係止部30により係止された状態で、壁面50から水平方向に離間する方向の外力をハンド形子機100が受けた場合、係止部30は、当該外力により張り出し部位31が変形して、壁面50から水平方向に離間する方向に傾倒する。これにより、ハンガー部104の張り出し部位31による係止状態が解除され、懸架部20に懸架されていたハンガー部104は、懸架部20から滑り落ちる。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、ハンド形子機100のハンガー部104が懸架される懸架部20の先端面に設けられた係止部30を、弾性部材(ゴムまたはエストラマー)により構成している。このように構成した第1の実施形態によれば、ハンド形子機100のハンガー部104が懸架部20に懸架された状態において、懸架されたハンド形子機100が無理に引っ張られる等により、水平方向(壁面50から離間する方向)に過度な外力が係止部30に加えられた場合であっても、係止部30の張り出し部位31が弾性変形して変位することにより、ハンガー部104の係止状態が解除され、外力を逃がすことができる。これにより、吊り下げ用フック1およびハンド形子機100のハンガー部104の損壊を回避することができる。
なお、上記第1の実施形態では、係止部30の全体を弾性部材により構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。係止部30は、少なくとも、懸架部20よりも上方で懸架部20から所定長の部位が弾性部材により構成されていればよい。例えば、図5(a)の斜線部に示すように、懸架部20よりも上方の張り出し部位31を全て弾性部材により構成し、それ以外の部位は硬性樹脂等により構成するようにしてもよい。あるいは、図5(b)の斜線部に示すように、懸架部20よりも上方の張り出し部位31のうち、先端側を除く根本側の部位のみを弾性部材により構成するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図6は、第2の実施形態による吊り下げ用フック2の構成例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は背面図(図6(a)の左側から見た図)を示している。第2の実施形態による吊り下げ用フック2は、図10に示したフック202に対して着脱可能に構成したものである。
図6に示すように、第2の実施形態による吊り下げ用フック2は、懸架部60および係止部70を備えて構成されている。懸架部60は、柱状の構成部分であり、ここに物品(例えば、図9に示したハンド形子機100)のハンガー部104が懸架される。係止部70は、懸架部60の先端に設けられ、懸架部60に懸架されたハンガー部104を係止してハンド形子機100の落下を阻止するための板状の構成部分である。
係止部70は、懸架部60の先端面と同一平面上において、当該先端面よりも外側に張り出している。先端面から外側に張り出す方向は、少なくとも懸架部60の先端面から上方側(張り出し部位71)にあればよい。懸架部60および係止部70は一体的に構成されており、何れも弾性部材(例えば、ゴムまたはエストラマー)により構成されている。
懸架部60は、その内部に空洞61を有している。この空洞61は、下方が開放された空間であり、その空間の断面形状は、フック202の係止部と略同じ形状となっている。また、空間の断面形状の大きさは、フック202の係止部と略同じか、それより若干小さく形成されている。このような構成により、壁面50に固定されたフック202を空洞61内に挿入するようにして吊り下げ用フック2をフック202に装着したときに、懸架部60の空洞61側の内接面62と、フック202の係止部の外接面とが圧接するようになっている。なお、吊り下げ用フック2をフック202に装着したときの密着度を上げるため、空洞61の断面形状の大きさをフック202の係止部より若干小さく形成するのが好ましい。
図7は、第2の実施形態による吊り下げ用フック2を、壁面50に固定されたフック202に装着した状態を示す側断面図である。図7に示す吊り下げ用フック2の断面は、図6(b)にB−Bで示した箇所のものである。図7に示すように、懸架部60の長さは、フック202の高さと略同じか、それより若干長く形成されている。これにより、吊り下げ用フック2をフック202に装着すると、吊り下げ用フック2がフック202の全体を下方の開放部を除いて覆うようになっている。
このように構成した第2の実施形態によれば、ウォールユニットなど壁面50に既に固定して使用されているフック202に吊り下げ用フック2を装着することにより、第1の実施形態で説明したのと同様の効果を得ることができる。すなわち、ハンド形子機100のハンガー部104が懸架部60に懸架された状態において、懸架されたハンド形子機100が無理に引っ張られる等により、壁面50から離間する方向に過度な外力が係止部70に加えられた場合であっても、係止部70の張り出し部位71が弾性変形して傾倒することにより、ハンガー部104の係止状態が解除され、外力を逃がすことができる。これにより、吊り下げ用フック2およびハンガー部104の損壊を回避することができる。また、壁面50に既に固定されているウォールユニットを取り換える必要がなく、吊り下げ用フック2をフック202に装着するだけで良いというメリットも有する。
なお、上記第2の実施形態では、吊り下げ用フック2をフック202に装着する場合、フック202の全体が懸架部60の空洞61内に挿入されるように、空洞61の断面形状をフック202の係止部の形状と略同じとする構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8(a)のように、フック202の少なくとも上方部分が空洞61内に挿入されるように空洞61の断面形状を構成するようにしてもよい。あるいは、図8(b)に示すように、フック202の全体がその下方も含めて吊り下げ用フック2で覆われるように、空洞61の下方を開放せずに閉じた空間とするようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、吊り下げ用フック2をフック202に装着したときに、懸架部60の内接面62とフック202の係止部の外接面とが圧接するようにして、懸架部60をフック202に固定させる例について説明したが、固定させるための構造はこれに限定されない。例えば、図8(c)に示すように、懸架部60の空洞61の内接面62から内側に突出するツメ部63を設け、このツメ部63をフック202の係止部に係止させるようにしてもよい。このようにすれば、吊り下げ用フック2が壁面50から離間する方向に引っ張られても、懸架部60のツメ部63がフック202に引っ掛かり、吊り下げ用フック2がフック202から容易に外れないようにすることができる。この場合でも、係止部70の張り出し部位71が弾性変形して傾倒するので、ハンド形子機100のハンガー部104や吊り下げ用フック2の損壊を回避することができる。
また、上記第2の実施形態では、懸架部60および係止部70を一体的に構成し、何れも弾性部材(ゴムまたはエストラマー)とする例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の実施形態による吊り下げ用フック1と同様に、懸架部60を硬性部材により構成する一方、係止部70の全体または一部(懸架部60よりも上方で懸架部60から所定長の部位)を弾性部材により構成するようにしてもよい。ただし、懸架部60および係止部70を一体として弾性樹脂で構成した方が好ましい。一体成形により製造が容易であり、懸架部60の内接面とフック202の外接面との密着力も大きくなり、装着の安定性が増すからである。
また、上記第1および第2の実施形態では、吊り下げ用フック1,2に懸架される物品の一例としてハンド形子機100を用いたが、物品はこれに限らない。懸架可能な構造を有しているものであれば、吊り下げ用フック1,2に懸架することが可能である。ハンド形子機100以外の物品を用いた場合も、上記第1および第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記第1および第2の実施形態では、物品の懸架機能のみを有する吊り下げ用フックの構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ナースコール子機のプラグを差し込むための差込口、ナースコールの呼出ボタン、マイク、スピーカ、照明またはスイッチなどと共にフックを備えたウォールユニットとして吊り下げ用フックを構成するようにしてもよい。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 基部
20,60 懸架部
30,70 係止部
31,71 張り出し部位

Claims (6)

  1. 壁面に取り付けられる基部と、
    上記基部の表面に対して突出し、物品のハンガー部が懸架される懸架部と、
    上記懸架部の先端に設けられ、上記懸架部に懸架された上記ハンガー部を係止する係止部とを備え、
    上記係止部は、少なくとも上記懸架部よりも上方で上記懸架部から所定長の部位が弾性部材により構成されていることを特徴とする吊り下げ用フック。
  2. 上記係止部は、その全体が上記弾性部材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ用フック。
  3. 上記係止部は、上記懸架部よりも上方の張り出し部位が全て上記弾性部材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ用フック。
  4. 上記係止部は、上記ハンガー部が上記係止部により係止された状態で、上記壁面から水平方向に離間する方向の外力を上記物品が受けた場合、当該外力により上記弾性部材が変形して、上記係止部のうち上記懸架部よりも上方の部分が上記壁面から水平方向に離間する方向に傾倒する可倒性を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の吊り下げ用フック。
  5. 物品のハンガー部が懸架される懸架部と、
    上記懸架部の先端に設けられ、上記懸架部に懸架された上記ハンガー部を係止する係止部とを備え、
    上記係止部は、少なくとも上記懸架部よりも上方で上記懸架部から所定長の部位が弾性部材により構成されており、
    上記懸架部は、その内部に空洞を有し、壁面に固定されたフックの少なくとも上方部分を上記空洞内に挿入したときに、上記懸架部を上記フックに対して固定させるための構造を有していることを特徴とする吊り下げ用フック。
  6. 上記空洞の形状およびサイズが、上記壁面に固定されたフックの少なくとも上方部分を上記空洞内に挿入したときに、上記懸架部の上記空洞側の内接面と上記フックの外接面とが圧接するような形状およびサイズに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の吊り下げ用フック。
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