JP2015171021A - 移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 - Google Patents
移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015171021A JP2015171021A JP2014045273A JP2014045273A JP2015171021A JP 2015171021 A JP2015171021 A JP 2015171021A JP 2014045273 A JP2014045273 A JP 2014045273A JP 2014045273 A JP2014045273 A JP 2014045273A JP 2015171021 A JP2015171021 A JP 2015171021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cscf
- mobile terminal
- sip
- information
- sip server
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
【課題】計画作業中に利用者への影響を良好に防ぐことができる移動体通信システム等を提供する。【解決手段】移動体端末A410と第1〜第3のS−CSCF210〜240のいずれかとの間において情報の送受信を中継する第1のP−CSCF310、および第1〜第3のS−CSCF210〜240のうちから移動体端末A410との情報の送受信を行うS−CSCFを決定するHSS100を備える。第1のP−CSCF310およびHSS100には、計画作業情報がそれぞれ登録される。第1のP−CSCF310は、移動体端末A410によるRE−REGISTER信号の送信先が計画作業情報によって示されているS−CSCFである場合に、HSS100に、移動体端末A410が使用するS−CSCFの決定を要求する。HSS100は、計画作業情報によって示されているS−CSCFを除外して、S−CSCFを決定する。【選択図】 図1
Description
本発明は、移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるSIPサーバの決定方法に関する。
移動体通信システムにおいて、IP(Internet Protocol)技術による通話サービスが提供されている。IMS(Internet protocol Multimedia Subsystem)網が用いられた移動体通信システムでは、SIP(Session Initiation Protocol)が、通話サービスを提供するための通話制御プロトコルに採用されている。
図6は、IMS網が用いられて通話サービスを提供する移動体通信システムの例を示すブロック図である。図6に示す移動体通信システムは、HSS(Home Subscriber Server)11、第1〜第4のS−CSCF(Serving−Call Session Control Function)21〜24、および第1,第2のP−CSCF(Proxy−Call Session Control Function)31,32を含む。
図6に示す例では、第1〜第4のS−CSCF21〜24がHSS11に接続されている。そして、第1〜第4のS−CSCF21〜24と第1のP−CSCF31および第2のP−CSCF32とが、互いに接続されている。また、第1のP−CSCF31および第2のP−CSCF32には、移動体端末A41,B42,C43が、それぞれ通信ネットワーク50を介して接続される。
HSS11には、移動体端末A41〜C43に関するユーザプロファイル情報が予め登録されている。第1〜第3のS−CSCF21〜23には、移動体端末A41,B42のいずれかのユーザプロファイル情報がそれぞれ登録される。また、第4のS−CSCF24には、移動体端末C43のユーザプロファイル情報が登録される。なお、移動体端末A41,B42に関するユーザプロファイル情報の登録先は、各移動体端末A41,B42が位置登録処理を行ったときに、ラウンドロビン方式で第1〜第3のS−CSCF21〜23のいずれかに決定される。
移動体端末A41,B42は、自端末のユーザプロファイル情報が登録されている第1〜第3のS−CSCF21〜23のいずれかに、第1のP−CSCF31を介して接続される。移動体端末C43は、自端末のユーザプロファイル情報が登録されている第4のS−CSCF24に、第2のP−CSCF32を介して接続される。第1のP−CSCF31は、移動体端末A41,B42の要求に応じて、第1〜第3のS−CSCF21〜23との間の情報の送受信を中継する。第2のP−CSCF32は、移動体端末C43の要求に応じて、第4のS−CSCF24との間の情報の送受信を中継する。
そして、移動体端末A41,B42と、移動体端末C43との間の通話は、第1のP−CSCF31、通信ネットワーク50、第1〜第3のS−CSCF21〜23のいずれか、通信ネットワーク50、第4のS−CSCF24、通信ネットワーク50、および第2のP−CSCF32を介して行われる。
ところで、移動体通信システムにおいて、定期的にまたは不定期に、装置等の保守作業や、点検作業、装置等に搭載されているソフトウェアのアップデート等の計画作業が行われ、S−CSCFをIMS網から切り離す必要が生じる場合がある。そのような場合に、ユーザプロファイル情報が登録されているS−CSCFがIMS網から切り離されてしまうと、移動体通信システムは当該ユーザプロファイル情報を使用することができなくなる。そうすると、当該ユーザプロファイル情報に対応する移動体端末は、位置登録処理を行って自端末のユーザプロファイル情報が他のS−CSCFに登録されるまで、発着信を行うことができなくなる。
特許文献1には、IMS網における異常状態を検知する監視サーバを備え、当該監視サーバが、異常を検知した場合にユーザプロファイル情報の登録先を他のS−CSCFに切り替えることをP−CSCFに指示するシステムが記載されている。
特許文献2には、一のS−CSCFがIMS網から切り離された場合に、P−CSCFが、当該一のS−CSCFに登録されていたユーザプロファイル情報を他のS−CSCFに登録する処理を行うシステムが記載されている。
IMS網が用いられた移動体通信システムにおいて、P−CSCFは、移動体端末間の通話処理を行うので通常状態であっても処理負荷が重い。したがって、特許文献1に記載されているシステムおよび特許文献2に記載されているシステムのように、S−CSCFの切り替え処理をP−CSCFに実行させると、P−CSCFの処理負荷がさらに重くなる。そうすると、計画作業中に、通話の遅延時間が長くなったり、適切な通話処理が滞ったりしてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、計画作業が行われる場合に利用者への影響を良好に防ぐことができる移動体通信システム、および移動体通信システムにおけるSIPサーバの決定方法を提供することを目的とする。
本発明による移動体通信システムは、移動体端末と複数のSIPサーバのいずれかとの間において情報の送受信を中継するSIPプロキシサーバ、および複数のSIPサーバのうちから、移動体端末との情報の送受信を移動体端末に関する登録された情報であるユーザプロファイル情報に基づいて行うSIPサーバを決定する情報処理装置を備え、SIPプロキシサーバおよび情報処理装置には、複数のSIPサーバのうち計画作業が行われるSIPサーバを示す計画作業情報がそれぞれ登録され、SIPプロキシサーバは、移動体端末によるRE−REGISTER信号の送信先が計画作業情報によって示されているSIPサーバである場合に、エラー信号を返信して移動体端末に位置登録処理の再度の実行を促し、移動体端末の要求に応じて、情報処理装置に、移動体端末が使用するSIPサーバの決定を要求し、情報処理装置は、SIPプロキシサーバによる要求に応じて、複数のSIPサーバから、計画作業情報によって示されているSIPサーバを除外して、移動体端末が使用するSIPサーバを決定することを特徴とする。
本発明による、移動体通信システムにおけるSIPサーバの決定方法は、移動体端末と複数のSIPサーバのいずれかとの間において情報の送受信を中継し、複数のSIPサーバのうち計画作業が行われるSIPサーバを示す計画作業情報が登録されるSIPプロキシサーバが、移動体端末によるRE−REGISTER信号の送信先が計画作業情報によって示されているSIPサーバである場合に、エラー信号を返信して移動体端末に位置登録処理の再度の実行を促し、計画作業情報が登録される情報処理装置に、移動体端末の要求に応じて移動体端末が使用するSIPサーバの決定を要求し、情報処理装置が、要求に応じて、複数のSIPサーバのうち、当該情報処理装置に登録されている計画作業情報によって示されているSIPサーバを除外して、移動体端末が使用するSIPサーバを決定することを特徴とする。
本発明によれば、計画作業中における問題の発生を良好に防止することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、IMS網が用いられて通話サービスを提供する、本発明の実施形態の移動体通信システムの例を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の実施形態の移動体通信システムは、HSS(情報処理装置)100、第1〜第4のS−CSCF(SIPサーバ)210〜240、および第1,第2のP−CSCF(SIPプロキシサーバ)310,320を含む。
図1に示す例では、第1〜第4のS−CSCF210〜240がHSS100に接続されている。そして、第1〜第4のS−CSCF210〜240と第1のP−CSCF310および第2のP−CSCF320とが、互いに接続されている。また、第1のP−CSCF310および第2のP−CSCF320には、移動体端末A410,B420,C430が、それぞれ通信ネットワーク500を介して接続される。
HSS100、第1〜第4のS−CSCF210〜240、第1のP−CSCF310および第2のP−CSCF320は、情報を記憶する記憶部101,211〜241,311,321をそれぞれ含む。
第1〜第3のS−CSCF210〜230の記憶部211〜231のいずれか1つ以上には、移動体端末A410,B420に関するユーザプロファイル情報が登録される。なお、移動体端末A410,B420に関するユーザプロファイル情報の登録先は、後述するように、ラウンドロビン方式で、第1〜第3のS−CSCF210〜230の記憶部211〜231のいずれかに決定される。また、移動体端末C430に関するユーザプロファイル情報は、第4のS−CSCF240の記憶部241に登録されている。
HSS100の記憶部101には、移動体端末A410〜C430に関するユーザプロファイル情報が予め登録されている。また、HSS100の記憶部101には、各移動体端末A410〜C430が第1〜第4のS−CSCF210〜240のいずれを使用可能であるのかを示す対応関係情報も記憶されている。HSS100の記憶部101には、さらに、第1〜第4のS−CSCF210〜240における計画作業の予定も登録されている。
第1のP−CSCF310および第2のP−CSCF320の記憶部311,321には、HSS100の記憶部101と同様に、第1〜第4のS−CSCF210〜240における計画作業の予定が登録されている。
また、HSS100は、第1〜第4のS−CSCF210〜240において、所定の数に対する登録されているユーザプロファイル情報の数の割合である収容率を定期的に監視する収容率監視部102を含む。当該所定の数は、第1〜第4のS−CSCF210〜240の各々の仕様に基づいて予め各々定められた値である。
図2は、第1〜第4のS−CSCF210〜240と移動体端末A410〜C430との関係を示す説明図である。なお、図2は、対応関係情報の内容を示す説明図でもある。図2には、左欄に示されている移動体端末が、右欄に示されているS−CSCFを使用可能であることが示されている。したがって、左欄に示されている移動体端末のユーザプロファイル情報が、右欄に示されているS−CSCFの記憶部に登録されうる。
具体的には、本例では、図2に示すように、移動体端末A410のユーザプロファイル情報は、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220(より具体的には記憶部211,221)に登録されうる。また、図2に示すように、移動体端末B420のユーザプロファイル情報は、第2のS−CSCF220および第3のS−CSCF230(より具体的には記憶部221,231)に登録されうる。さらに、図2に示すように、移動体端末C430のユーザプロファイル情報は、第4のS−CSCF240(より具体的には記憶部241)に登録されうる。
次に、本発明の実施形態の移動体通信システムの動作について説明する。まず、移動体端末のユーザプロファイル情報をS−CSCFに登録する動作について説明する。図3は、例として、本発明の実施形態の移動体通信システムにおいて、移動体端末A410のユーザプロファイル情報を第1のS−CSCF210の記憶部221に登録する動作を示すシーケンス図である。
図3に示すように、移動体端末A410は、ユーザの操作に従って、または自端末に搭載されているアプリケーションソフトウェアの制御に従って、REGISTER信号を第1のP−CSCF310に送信する(ステップS101)。REGISTER信号を受信した第1のP−CSCF310は、HSS100に、移動体端末A410が使用するS−CSCFがいずれであるのかを問い合わせる(ステップS102)。
HSS100は、ステップS102の処理で第1のP−CSCF310から送信された問い合わせに応じて、移動体端末A410が使用するS−CSCFを決定する(ステップS103)。HSS100は、記憶部101に記憶されている対応関係情報に基づいて、移動体端末A410が使用するS−CSCFを、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220のうちからラウンドロビン方式で決定する。本例では、HSS100は、移動体端末A410が使用するS−CSCFを第1のS−CSCF210に決定したとする。HSS100は、ステップS103の処理における決定結果に応じて、移動体端末A410が使用するS−CSCFを第1のS−CSCF210に決定したことを示す通知を第1のP−CSCF310に送信する(ステップS104)。
第1のP−CSCF310は、ステップS104の処理で送信された通知に応じて、ステップS101の処理で送信されたREGISTER信号を第1のS−CSCF210に送信する(ステップS105)。そして、第1のP−CSCF310は、移動体端末A410が使用するS−CSCFが第1のS−CSCF210であることを記憶部211に記憶させる。
第1のS−CSCF210は、ステップS105の処理で送信されたREGISTER信号を受信したことに応じて、HSS100に、移動体端末A410のユーザプロファイル情報の送信を要求する(ステップS106)。
HSS100は、ステップS106の処理でなされた第1のS−CSCF210の要求に応じて、記憶部101に登録されている移動体端末A410のユーザプロファイル情報を第1のS−CSCF210に送信する(ステップS107)。
第1のS−CSCF210は、ステップS107の処理でHSS100によって送信された移動体端末A410のユーザプロファイル情報を記憶部211に登録する(ステップS108)。
ステップS101〜S108の処理で、移動体端末A410のユーザプロファイル情報が第1のS−CSCF210の記憶部211に登録された。したがって、移動体端末A410のユーザは、当該移動体端末A410を操作することによって、第1のP−CSCF310、および第1のS−CSCF210を介して通話することができる。
次に、S−CSCFで計画作業が行われる場合における本発明の実施形態の移動体通信システムの動作について説明する。図4は、例として、第1のS−CSCF210で計画作業が行われる場合における本発明の実施形態の移動体通信システムの動作を示すシーケンス図である。
まず、移動体通信システムの管理者の操作に従って、HSS100は記憶部101に、第1のP−CSCF310は記憶部311に、それぞれ第1のS−CSCF210で計画作業の予定があることを示す計画作業情報を登録する(ステップS201,S202)。
第1のP−CSCF310は、移動体端末A410によって第1のS−CSCF210へ定期的に送信されるRE−REGISTER信号を受信する(ステップS203)。第1のP−CSCF310は、記憶部311に当該第1のS−CSCF210における計画作業の予定が登録されているので、当該第1のS−CSCF210に当該RE−REGISTER信号を転送しない。そして、第1のP−CSCF310は、当該移動体端末A410にエラー信号を返信する(ステップS204)。第1のP−CSCF310は、エラー信号を返信することによって、移動体端末A410に、位置登録処理を再度行うことを促す。
移動体端末A410は、エラー信号を受信すると、搭載されているアプリケーションプログラムの制御に従って位置登録処理を行い、REGISTER信号を送信する(ステップS205)。
REGISTER信号を受信した第1のP−CSCF310は、HSS100に、移動体端末A410が使用するS−CSCFがいずれであるのかを問い合わせる(ステップS206)。
HSS100は、ステップS206の処理で第1のP−CSCF310から送信された問い合わせに応じて、移動体端末A410が使用するS−CSCFがいずれであるのかを決定する(ステップS207)。
計画作業の予定が登録されているS−CSCFを使用している移動体端末が、計画作業中に使用するS−CSCFの決定方法について説明する。本例では、HSS100の記憶部101に記憶されている対応関係情報によって、移動体端末A410は、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220を使用可能であることが示されている。しかし、HSS100の記憶部101には、第1のS−CSCF210における計画作業の予定が登録されている。そこで、本例では、HSS100は、ステップS207の処理で、決定対象から第1のS−CSCF210を除外して、移動体端末A410が使用するS−CSCFを第2のS−CSCF220に決定する。
HSS100は、ステップS207の処理における決定結果に応じて、移動体端末A410が使用するS−CSCFを第2のS−CSCF220に決定したことを示す通知を第1のP−CSCF310に送信する(ステップS208)。第1のP−CSCF310は、ステップS208の処理で送信された通知に応じて、ステップS205の処理で送信されたREGISTER信号を第2のS−CSCF220に送信する(ステップS209)。
第2のS−CSCF220は、ステップS209の処理で送信されたREGISTER信号を受信したことに応じて、HSS100に、移動体端末A410のユーザプロファイル情報の送信を要求する(ステップS210)。HSS100は、ステップS210の処理でなされた第2のS−CSCF220の要求に応じて、記憶部101に登録されている移動体端末A410のユーザプロファイル情報を第2のS−CSCF220に送信する(ステップS211)。第2のS−CSCF220は、ステップS211の処理でHSS100によって送信された移動体端末A410のユーザプロファイル情報を記憶部221に登録する(ステップS212)。
また、HSS100は、ステップS211の処理で移動体端末A410のユーザプロファイル情報を第2のS−CSCF220に送信してから所定時間(例えば、48時間)経過するまで待機する。そして、HSS100は、待機した後に、移動体端末A410のユーザプロファイル情報を消去する指示を第1のS−CSCF210に送信する(ステップS213)。
第1のS−CSCF210は、ステップS213で送信された当該指示に従って移動体端末A410のユーザプロファイル情報を記憶部211から消去する(ステップS214)。
第1のS−CSCF210は、ステップS213で送信された当該指示に従って移動体端末A410のユーザプロファイル情報を記憶部211から消去する(ステップS214)。
なお、HSS100が、計画作業が行われる第1のS−CSCF210に、第2のS−CSCF220へ移動体端末A410のユーザプロファイル情報を送信したことを通知する。そして、第1のS−CSCF210が、所定時間経過後に、記憶部211から移動体端末A410のユーザプロファイル情報を消去するように構成されていてもよい。
次に、S−CSCFで計画作業が行われた後における本発明の実施形態の移動体通信システムの動作について、第1のS−CSCF210で計画作業が行われた場合を例に、説明する。
S−CSCFで計画作業が行われる場合、一般に、当該計画作業の事前準備として、記憶部に登録されているユーザプロファイル情報は消去される。したがって、当該S−CSCFがIMS網に再度接続されたときに、記憶部にはユーザプロファイル情報は登録されていないことになる。そして、新たなユーザプロファイル情報の登録先は、一般に、ラウンドロビン方式で決定される。そうすると、計画作業が行われたS−CSCFへのユーザプロファイル情報の登録がその後順次決定されても、当該S−CSCFと他のS−CSCFとで、登録されているユーザプロファイル情報の数を均等化することはできない。具体的には、計画作業が行われたS−CSCFよりも、計画作業が行われなかったS−CSCFにはユーザプロファイル情報が多く登録されている状態が続くことになる。そうすると、ユーザプロファイル情報がより多く登録されている当該他のS−CSCFは、より多くの移動体端末によって使用される。したがって、当該他のS−CSCFの処理負荷が過重になり、遅延時間が長期化する他、適切な処理を実行できなくなり、通話不能になるおそれがある。
そこで、本発明の実施形態の移動体通信システムでは、HSS100の収容率監視部102が監視している各S−CSCFの収容率に応じて、各移動体端末が使用するS−CSCFを決定する。これにより、各S−CSCFの記憶部に記憶されるユーザプロファイル情報の数の均等化を図る。
図5は、各S−CSCFの収容率の例を示す説明図である。なお、図5には、計画作業情報も示されている。
具体的には、例えば、第1のS−CSCF210で計画作業が行われ、第1のS−CSCF210の収容率が10%であり、第2のS−CSCF220の収容率が50%であり、第3のS−CSCF230の収容率が70%であったとする。そして、第1〜第3のS−CSCF210〜230をいずれも使用可能な新たな移動体端末を使用登録する場合に、HSS100は、まず、第1のS−CSCF210の収容率が50%になるまで第1のS−CSCF210を使用するS−CSCFに決定する。そして、第1のS−CSCF210にユーザプロファイル情報が順次登録される。
次に、第1のS−CSCF210の収容率が50%になったときには、第1のS−CSCF210の収容率は、第2のS−CSCF220の収容率と同じになる。すると、HSS100は、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220からラウンドロビン方式で新たな移動体端末の使用先を決定する。
そして、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220にユーザプロファイル情報が順次登録される。
そして、第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220にユーザプロファイル情報が順次登録される。
第1のS−CSCF210および第2のS−CSCF220の収容率が70%になったとき、各S−CSCF230の収容率は同じになっている。そうすると、HSS100は、第1のS−CSCF210、第2のS−CSCF220および第3のS−CSCF230からラウンドロビン方式で新たな移動体端末の使用先を決定する。そして、第1のS−CSCF210、第2のS−CSCF220および第3のS−CSCF230にユーザプロファイル情報が順次登録される。
本実施形態によれば、P−CSCFは、RE−REGISTER通知の送信先のS−CSCFにおける計画作業の予定が登録されている場合には、移動体端末から送信されたRE−REGISTER通知に対してエラー通知を返信する。そして、P−CSCFは、エラー通知を返信することによって、位置登録処理を再度行うことを促すように構成されている。したがって、移動体端末のユーザプロファイル情報は、早期に、かつ円滑に、計画作業が行われない他のS−CSCFに登録される。よって、計画作業が行われる場合には当該他のS−CSCFが使用され、当該計画作業中における問題の発生を良好に防止することができる。
また、本実施形態によれば、計画作業後は各S−CSCFにおけるユーザプロファイル情報の収容率に基づいてS−CSCFの使用先を決定するように構成されているので、各S−CSCFの収容率の均等化を図ることができる。したがって、各S−CSCFの収容率が偏り、計画作業が行われなかった他のS−CSCFの処理負荷が過重になることによる問題の発生を良好に防止することができる。
101、211、221、231、241、311、321 記憶部
102 収容率監視部
210 第1のS−CSCF
220 第2のS−CSCF
230 第3のS−CSCF
240 第4のS−CSCF
310 第1のP−CSCF
320 第2のP−CSCF
410 移動体端末A
420 移動体端末B
430 移動体端末C
102 収容率監視部
210 第1のS−CSCF
220 第2のS−CSCF
230 第3のS−CSCF
240 第4のS−CSCF
310 第1のP−CSCF
320 第2のP−CSCF
410 移動体端末A
420 移動体端末B
430 移動体端末C
Claims (6)
- 移動体端末と複数のSIPサーバのいずれかとの間において情報の送受信を中継するSIPプロキシサーバ、
および前記複数のSIPサーバのうちから、前記移動体端末との情報の送受信を前記移動体端末に関する登録された情報であるユーザプロファイル情報に基づいて行うSIPサーバを決定する情報処理装置を備え、
前記SIPプロキシサーバおよび前記情報処理装置には、前記複数のSIPサーバのうち計画作業が行われるSIPサーバを示す計画作業情報がそれぞれ登録され、
前記SIPプロキシサーバは、
前記移動体端末によるRE−REGISTER信号の送信先が前記計画作業情報によって示されている前記SIPサーバである場合に、エラー信号を返信して前記移動体端末に位置登録処理の再度の実行を促し、
前記移動体端末の要求に応じて、前記情報処理装置に、前記移動体端末が使用するSIPサーバの決定を要求し、
前記情報処理装置は、前記SIPプロキシサーバによる前記要求に応じて、前記複数のSIPサーバから、前記計画作業情報によって示されているSIPサーバを除外して、前記移動体端末が使用するSIPサーバを決定する
ことを特徴とする移動体通信システム。 - 前記情報処理装置は、前記複数のSIPサーバのうち所定の数に対する前記ユーザプロファイル情報の登録数の割合である収容率が最も低いSIPサーバを、移動体端末が使用するSIPサーバに決定する
請求項1に記載の移動体通信システム。 - 前記情報処理装置は、前記複数のSIPサーバのうち所定の数に対する前記ユーザプロファイル情報の登録数の割合である収容率が最も低いSIPサーバが複数あった場合に、前記収容率が最も低いSIPサーバのうちからラウンドロビン方式で前記移動体端末が使用するSIPサーバを決定する
請求項1または請求項2に記載の移動体通信システム。 - 前記情報処理装置は、前記複数のSIPサーバにおいて、所定の数に対する前記ユーザプロファイル情報の登録数の割合である収容率を定期的に監視する収容率監視部を含む
請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の移動体通信システム。 - 前記情報処理装置は、前記計画作業情報によって示されているSIPサーバを除外して前記移動体端末が使用するSIPサーバを決定した場合に、前記計画作業情報によって示されているSIPサーバに、登録されている前記ユーザプロファイル情報の消去を指示する
請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の移動体通信システム。 - 移動体端末と複数のSIPサーバのいずれかとの間において情報の送受信を中継し、前記複数のSIPサーバのうち計画作業が行われるSIPサーバを示す計画作業情報が登録されるSIPプロキシサーバが、
前記移動体端末によるRE−REGISTER信号の送信先が前記計画作業情報によって示されている前記SIPサーバである場合に、エラー信号を返信して前記移動体端末に位置登録処理の再度の実行を促し、
前記計画作業情報が登録される情報処理装置に、前記移動体端末の要求に応じて前記移動体端末が使用するSIPサーバの決定を要求し、
前記情報処理装置が、前記要求に応じて、前記複数のSIPサーバのうち、当該情報処理装置に登録されている前記計画作業情報によって示されているSIPサーバを除外して、前記移動体端末が使用するSIPサーバを決定する
ことを特徴とする移動体通信システムにおけるSIPサーバの決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014045273A JP2015171021A (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014045273A JP2015171021A (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015171021A true JP2015171021A (ja) | 2015-09-28 |
Family
ID=54203383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014045273A Pending JP2015171021A (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015171021A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108737322A (zh) * | 2017-04-13 | 2018-11-02 | 展讯通信(上海)有限公司 | 业务恢复方法、装置及移动终端 |
-
2014
- 2014-03-07 JP JP2014045273A patent/JP2015171021A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108737322A (zh) * | 2017-04-13 | 2018-11-02 | 展讯通信(上海)有限公司 | 业务恢复方法、装置及移动终端 |
CN108737322B (zh) * | 2017-04-13 | 2021-01-26 | 展讯通信(上海)有限公司 | 业务恢复方法、装置及移动终端 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2962425B1 (en) | System and method for emergency call route failover | |
RU2496247C2 (ru) | Система и способ обеспечения устойчивости к сбоям и балансировки нагрузки для объекта функции управления сеансом связи (cscf) | |
US20080056234A1 (en) | Methods, systems, and computer program products for inhibiting message traffic to an unavailable terminating SIP server | |
EP2079024A1 (en) | Proxy server, communication system, communication method, and program | |
US20150282242A1 (en) | Methods and apparatus for processing an ims session | |
CN102255875A (zh) | 服务器切换方法及系统 | |
JP2013157748A (ja) | サービスバスシステム、サービスバス装置及び接続一意性保証方法 | |
CN103685286A (zh) | 一种释放会话资源的方法和装置 | |
CN103685163A (zh) | Ims网络中的容灾方法、系统和设备 | |
WO2016132183A1 (en) | Nodes and methods for bypassing a network node in an internet protocol (ip) multimedia subsystem (ims) system | |
CN101478737A (zh) | 一种业务迁移的方法、装置和系统 | |
JP5334194B2 (ja) | Sipサーバ、sip端末制御方法およびプログラム | |
JP5020835B2 (ja) | 通信制御サーバ、通信システム及び通信制御方法 | |
JP5330026B2 (ja) | 登録要求システム、登録要求サーバ装置、サーバ装置の登録要求制御方法 | |
WO2015007310A1 (en) | Re-registration in case of hss outage | |
JP2009171104A (ja) | 通信システム、dhcpサーバ、sipサーバ、sipサーバの選択方法およびプログラム | |
JP2015171021A (ja) | 移動体通信システム、当該移動体通信システムにおけるsipサーバの決定方法 | |
US20160302055A1 (en) | Information processing system | |
CN103516685A (zh) | 在ims网络中获知终端连接状态的方法、系统和设备 | |
KR101173836B1 (ko) | Ims망에서 s-cscf 장애 복구 후 착신 및 발신 호 처리 방법 및 그 시스템 | |
JP5212363B2 (ja) | 通信システム、通信装置および輻輳発生時の迂回制御方法 | |
CN113163029A (zh) | 网络会话账号部署方法、装置、终端、服务器及存储介质 | |
JP6127615B2 (ja) | サーバ、ネットワーク機器、サーバシステム、通信先決定方法 | |
EP2533497A1 (en) | Optimized user re-distribution over S-CSCF entities | |
JP2011234309A (ja) | 登録管理サーバ装置、通信システム及び動作モード変更方法 |