JP2015170977A - 携帯端末および携帯端末の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】2.4GHz,及び5GHzアクセスポイントの両方に接続可能な携帯端末1において、より良いスループットが得られるアクセスポイントに優先的に接続する。【解決手段】携帯端末1は、2.4GHz帯域のアクセスポイントと5GHz帯域のアクセスポイントとが同じ無線基地局2に属すると判定した場合、たとえ5GHz帯域の信号強度(RSSI)が低くてもそれが一定値以内であれば、5GHz帯域のアクセスポイントに対してより高い優先度を設定する。【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信機能を有する携帯端末および当該携帯端末の制御方法に関する。
近年、スマートフォンなどの高機能な携帯端末が急速に普及し、これを用いた大量のデータ通信が日々活発になされている。この結果、携帯端末によるデータ通信サービスを提供する通信キャリアでは、セルラー通信網のデータトラフィックがひっ迫されることによって、通信不良または接続障害などのトラブルが発生する事態に陥っている。これを解決するための一つの手法として、公衆無線LANサービスへのデータオフロードが知られている。この手法によって、データ通信をセルラー通信網ではなく公衆無線LANを通じて行ってもらえれば、セルラー通信網における通信負荷を低減することができる。
現在、公衆無線LANが対応する周波数帯域には、主に2.4GHz帯域および5GHz帯域がある。2.4GHz帯域は、いわゆるIMS周波数帯域として多くの装置またはシステム(たとえばBluetooth(登録商標)、コードレス電話機、および電子レンジ等)において広く用いられており、なおかつ、その帯域幅がそもそも狭い。したがって2.4GHz帯域において互いに干渉せずに利用できる無線通信チャンネルは、3つ程度に限られている。このように公衆無線LANの2.4GHz帯域も混雑しているのが現状である。
一方、5GHz帯域では、利用可能なチャネルが20程度と2.4GHz帯域よりも多く、かつ、比較的多くのチャネルが空いている。そのため、データオフロードの対象を5GHz帯域の公衆無線LANにすることが求められている。
一般的な水準の技術として、5GHz帯域への接続を優先させる携帯端末が知られている。この携帯端末は、接続候補として2.4GHz帯域のアクセスポイントおよび5GHz帯域のアクセスポイントの両方がある場合、それらの信号強度差が一定値(たとえば5dB)以内に収まっていれば、たとえ5GHz帯域の信号強度の方が低かったとしても5GHz帯域のアクセスポイントに接続する。
また、特許文献1には、相手機器の種別に関する情報と、相手機器と無線通信を行った際に用いた無線ネットワークに関する情報とを関連付けた接続情報を記憶しておく。周囲に存在する無線ネットワークのうち、接続情報において、選択された種別に関連付けられている無線ネットワークを優先的に表示する無線通信装置が開示されている。
しかしながら、上述のような従来技術には、望ましい5GHz帯域への接続が必ずしも実現できないという問題がある。
通常、携帯端末は、アクセスポイントから受信した無線信号のフレームを用いて信号強度値(RSSI)を算出する。具体的には、携帯端末は、無線通信接続の開始時にスキャン要求(ProbeRequstフレーム)をアクセスポイントに送信する。アクセスポイントは、これに対してスキャン応答(ProbeResponseフレーム)を携帯端末に返信する。携帯端末は、受信した一つのフレームのみを用いてRSSIを算出し、当該RSSIを接続先決定の判定材料として利用する。
しかし、RSSIはそもそも、無線通信の環境に依存して変動しやすい。また、RSSIは携帯端末においてアナログ回路によって算出されることが多いので、RSSIの算出時には誤差が発生しやすい。さらには、無線信号の特性の観点からも、5GHz帯域におけるRSSIには安定しづらい側面がある。
5GHz帯域における無線信号の直進性および減衰性は、2.4GHz帯域における無線信号に比べて高い。したがって、5GHz帯域のアクセスポイントと携帯端末との間を単に人が通過するだけでも、RSSIは本来の値よりも小さくなってしまう。この問題には、携帯端末において、スキャン応答を複数回取得し、RSSIを複数回算出し、さらにこれらを平均化することによって、対処できないことはない。しかし、このためには一定の時間をおいて複数のスキャン応答を受信しなければならないので、接続完了に必要な時間が長くなるという、新たな問題が発生する。
以上のように、従来技術の携帯端末は、5GHz帯域におけるRSSIを本来の値よりも誤って小さく算出する恐れがある。したがって、従来技術の携帯端末には、より良いスループットが得られる5GHz帯域のアクセスポイントに接続できる条件が揃っているにも関わらず、よりパフォーマンスの悪い2.4GHz帯域のアクセスポイントに誤って接続してしまう問題が生じる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものである。そして、その目的は、より良いスループットが得られるアクセスポイントに優先的に接続する携帯端末および当該携帯端末の制御方法を提供することにある。
本発明に係る携帯端末は、上記の課題を解決するために、
上記携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定手段と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応するチャネル帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントに対する優先度よりも大きい優先度を設定する設定手段と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続手段とを備えていることを特徴としている。
上記携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定手段と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応するチャネル帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントに対する優先度よりも大きい優先度を設定する設定手段と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、携帯端末が、より良いスループットが得られるアクセスポイントに優先的に接続することができるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図6に基づいて以下に説明する。
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図6に基づいて以下に説明する。
(携帯端末1の概要)
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1と、公衆無線LANを携帯端末1に提供する無線基地局2とを示す図である。本実施形態では、携帯端末1は、ユーザによって持ち運び可能であり、かつ、無線通信機能を有する無線通信端末である。携帯端末1は、たとえば携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット型端末として実現される。なお、携帯端末1は、他の無線通信端末による無線通信を中継するモバイルルーターとしても実現される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1と、公衆無線LANを携帯端末1に提供する無線基地局2とを示す図である。本実施形態では、携帯端末1は、ユーザによって持ち運び可能であり、かつ、無線通信機能を有する無線通信端末である。携帯端末1は、たとえば携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット型端末として実現される。なお、携帯端末1は、他の無線通信端末による無線通信を中継するモバイルルーターとしても実現される。
無線基地局2は、携帯端末1によるインターネットへの接続を無線通信によって中継する拠点である。本実施形態では、無線基地局2は、無線信号が伝播される周波数帯域が互いに異なる二種類の公衆無線LANを携帯端末1に提供する。携帯端末1は、いずれかの公衆無線LANに接続することによって、無線基地局2を介してインターネットに接続することができる。
図2に示すように、無線基地局2では、二種類の異なるアクセスポイント20および22が共有されている。言い換えると、アクセスポイント20および22は、いずれも無線基地局2に属する。アクセスポイント20(その他のアクセスポイント)は、2.4Hz帯域の無線通信に対応している。一方、アクセスポイント22(第1のアクセスポイント)は、5GHz帯域の無線通信に対応している。
5GHz帯域のアクセスポイント22において使用可能な無線通信チャネルの数は、2.4GHz帯域のアクセスポイント20において使用可能な無線通信チャネルの数よりも多い。たとえば前者は約20チャネルであり、後者は約3チャネルであるが、これらには限定されない。
5GHz帯域のアクセスポイント22が対応するチャネル帯域幅は、2.4GHz帯域のアクセスポイント20が対応するチャネル帯域幅よりも大きい。たとえば、前者は80MHzであり、後者は20MHzであるが、これらには限定されない。
図2に示すように、無線基地局2には、周波数帯域の異なる2種類の無線通信セル24および26が形成されている。セル24は2.4GHz帯域に対応し、セル26は5GHz帯域に対応している。対応している無線周波数の特性に基づき、セル24はセル26よりも広い。したがって携帯端末1は、セル26の内部では、2.4GHz帯域のアクセスポイント20または5GHz帯域のアクセスポイント22のいずれかに接続することができる。一方、セル26の外部かつセル24の内部では、2.4GHz帯域のアクセスポイント20に接続することができるが、5GHz帯域のアクセスポイント22には接続することはできない。
携帯端末1は、アクセスポイント20または22を通じてインターネットに接続することができる。携帯端末1とアクセスポイント20との間では、2.4GHz帯域の無線通信が行われる。一方、携帯端末1とアクセスポイント22との間では、5GHz帯域の無線通信が行われる。
携帯端末1は、いずれかの公衆無線LANに接続するために、無線信号である所定のスキャン要求を送信する。無線基地局2は、このスキャン要求を受信すると、それに対する返信であるスキャン応答を携帯端末1に送信する。本実施形態では、アクセスポイント20および22が、それぞれ独自のスキャン応答を携帯端末1に送信する。アクセスポイント20からのスキャン応答には、アクセスポイント20に関する各種の情報が含まれている。一方、アクセスポイント22からのスキャン応答には、アクセスポイント22に関する各種の情報が含まれている。これらの情報の詳細は後述する。
携帯端末1は、受信したスキャン応答に基づき、接続したいアクセスポイントを決定し、当該アクセスポイントに対して無線通信接続を要求する。この要求を受けたアクセスポイントは、携帯端末1との間の無線通信接続を確立する。その際、必要に応じて、所定の認証処理に基づき携帯端末1を認証する。無線通信の確立後、携帯端末1は、アクセスポイント20または22を介してインターネットに接続することができる。
(携帯端末1の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、携帯端末1は、スキャン要求送信部10、スキャン応答処理部12(判定手段、設定手段)、および接続処理部14(接続手段)を備えている。スキャン応答処理部12は、ソート部121、所属基地局判定部122(判定手段)、帯域判定部123、変更可否判定部124(判定手段)、優先度変更部125(設定手段)、および接続先通知部126を備えている。これらの部材の機能および役割については後述する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、携帯端末1は、スキャン要求送信部10、スキャン応答処理部12(判定手段、設定手段)、および接続処理部14(接続手段)を備えている。スキャン応答処理部12は、ソート部121、所属基地局判定部122(判定手段)、帯域判定部123、変更可否判定部124(判定手段)、優先度変更部125(設定手段)、および接続先通知部126を備えている。これらの部材の機能および役割については後述する。
(処理の流れ)
以下に、携帯端末1によって実行されるアクセスポイント20または22への無線通信接続処理の流れについて、図3〜図6を参照して説明する。これらの図において、「AP」とはアクセスポイントを意味する。
以下に、携帯端末1によって実行されるアクセスポイント20または22への無線通信接続処理の流れについて、図3〜図6を参照して説明する。これらの図において、「AP」とはアクセスポイントを意味する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1によって実行されるアクセスポイント20または22への無線通信接続処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、まずスキャン要求送信部10が、公衆無線LANに接続するための所定のスキャン要求を送信する(ステップS1)。無線基地局2がこのスキャン要求を受信すると、無線基地局2内のアクセスポイント20および22が、それぞれ独自のスキャン応答を送信する。これらのスキャン応答を、スキャン応答処理部12が受信する(ステップS2)。
アクセスポイント20または22からのスキャン応答には、アクセスポイント20または22の名称、BSSID(Basic Service Set IDentifier)、および周波数帯域値が含まれている。アクセスポイント20からのスキャン応答には、アクセスポイント20の名称(AP20)、BSSID(11:22:33:44:55:66)、および周波数帯域値(2.4GHz)が含まれている。一方、アクセスポイント22からのスキャン応答には、アクセスポイント22の名称(AP22)、BSSID(11:22:33:44:55:67)、および周波数帯域値(5GHz)が含まれている。スキャン応答処理部12は、受信したスキャン応答ごとに、当該スキャン応答からこれらの情報を抽出し、互いに関連付けることによって、アクセスポイントごとの所定のアクセスポイント情報を生成する。
スキャン応答処理部12は、受信したスキャン応答ごとに、当該スキャン応答の信号強度値(RSSI)を算出し、対応するアクセスポイント情報に関連付ける。本実施形態では、アクセスポイント20からのRSSIの信号強度値は−40dBmである。一方、アクセスポイント22からのRSSIの信号強度値は、−50dBmである。こうして生成されたアクセスポイント情報の一例を、図4に示す。図4は、本発明の第1実施形態に係るアクセスポイント情報の一例を示す図である。
ソート部121は、生成された複数のアクセスポイント情報を、RSSIの高い順にソートする(ステップS3)。その際、ソート部121は、RSSIに基づき各アクセスポイントに所定の優先度を設定する。図4(a)に示すように、ソート部121は、RSSIが最も高い(−40dBm)アクセスポイント20に、最も高い優先度1を設定する。一方、RSSIがその次に高い(−50dBm)アクセスポイント22には、その次に高い優先度2を設定する。ソート部121は、設定した優先度をアクセスポイント情報に関連付ける。これによりアクセスポイント情報のソートが完了する。この段階では、2.4GHz帯域に対応したアクセスポイント20の優先度が、最も高い。
(所属無線基地局の判定)
アクセスポイント情報のソート後、所属基地局判定部122が、生成された全てのアクセスポイント情報の中から、新規な組み合わせの2つのアクセスポイント情報を選択する(ステップS4)。次に所属基地局判定部122は、選択した2つのアクセスポイント情報に基づき、これらの2つのアクセスポイント情報に対応する2つのアクセスポイントが同じ無線基地局に属するか否かを判定する(ステップS5)。本実施形態ではアクセスポイント情報は2つしか生成されていないので、所属基地局判定部122は、アクセスポイント20および22が同じ無線基地局2に属するか否かを判定する。
アクセスポイント情報のソート後、所属基地局判定部122が、生成された全てのアクセスポイント情報の中から、新規な組み合わせの2つのアクセスポイント情報を選択する(ステップS4)。次に所属基地局判定部122は、選択した2つのアクセスポイント情報に基づき、これらの2つのアクセスポイント情報に対応する2つのアクセスポイントが同じ無線基地局に属するか否かを判定する(ステップS5)。本実施形態ではアクセスポイント情報は2つしか生成されていないので、所属基地局判定部122は、アクセスポイント20および22が同じ無線基地局2に属するか否かを判定する。
本実施形態では、所属基地局判定部122は、所属無線基地局の判定に、各アクセスポイント情報に含まれるBSSIDを用いる。BSSIDは、アクセスポイントごとに割り当てられたMACアドレスであり、かつ、全6バイト(48ビット)の個体識別情報である。所属基地局判定部122は、2つのBSSIDが連番であるか、または、2つのBSSIDのうち同じ位置のビットの値が、所定数のビットにおいて互いに同じ値である場合に、2つのBSSIDが相似すると判定する。さらに、2つのBSSIDが相似すると判定した場合に、2つのアクセスポイントが同一の無線基地局に属すると判定する。
図4の(b)に示すように、アクセスポイント20のBSSIDにおける上位5バイト41の値は、アクセスポイント22のBSSIDにおける上記5バイトの値に等しい。一方、アクセスポイント20のBSSIDにおける下位バイト42の値(66)は、アクセスポイント20および22のBSSIDにおける下位1バイトの値(67)と異なっている。しかし両者は、値が一つ異なるのみである。これらの条件を満たす場合、所属基地局判定部122は、アクセスポイント20のBSSIDとアクセスポイント22のBSSIDとが相似すると判定する。
(マスクを用いた判定)
所属基地局判定部122は、2つのBSSIDが相似するか否かを、所定のマスク(MASK)を用いて判定する。この判定の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第1実施形態においてBSSID同士の比較に用いられるマスクの一例を示す図である。マスクは、BSSIDと同じ全部で6バイト(48ビット)の情報である。図5の(a)に示す例では、マスクの値はFF:FF:FF:FF:FF:F0である。なお、図中におけるBSSID1は、アクセスポイント20のBSSIDである。また、BSSID2は、アクセスポイント22のBSSIDである。
所属基地局判定部122は、2つのBSSIDが相似するか否かを、所定のマスク(MASK)を用いて判定する。この判定の詳細について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第1実施形態においてBSSID同士の比較に用いられるマスクの一例を示す図である。マスクは、BSSIDと同じ全部で6バイト(48ビット)の情報である。図5の(a)に示す例では、マスクの値はFF:FF:FF:FF:FF:F0である。なお、図中におけるBSSID1は、アクセスポイント20のBSSIDである。また、BSSID2は、アクセスポイント22のBSSIDである。
図5の(a)では、マスク、BSSID1、およびBSSID2は16進数で表されている。これらを2進数(すなわちビット単位)で表すと、図5の(b)のようになる。マスクにおいて、連続する上位44ビットの値が全て「1」であり、連続する下位4ビットの値が全て「0」である。所属基地局判定部122は、このようなマスクを用いて、次の論理式(1)が成立するか否かを判定する。
NOT(BSSID1 XOR BSSID2) AND MASK = MASK・・・式(1)
所属基地局判定部122は、論理式(1)が成立する場合、2つのBSSIDが相似すると判定する。一方、成立しない場合、2つのBSSIDは相似しないと判定する。マスクを用いたBSSID相似判定の要点は次の通りである。所属基地局判定部122は、マスクにおいて値が「1」である全てビットに対して、BSSID1における当該ビットと同じ位置の値と、BSSID2における当該ビットと同じ位置の値とが互いに全て同じである場合に、BSSID1およびBSSID2が互いに相似すると判定する。図5の(b)に示すマスク、BSSID1、およびBSSID2は、この条件を満たす。
所属基地局判定部122は、論理式(1)が成立する場合、2つのBSSIDが相似すると判定する。一方、成立しない場合、2つのBSSIDは相似しないと判定する。マスクを用いたBSSID相似判定の要点は次の通りである。所属基地局判定部122は、マスクにおいて値が「1」である全てビットに対して、BSSID1における当該ビットと同じ位置の値と、BSSID2における当該ビットと同じ位置の値とが互いに全て同じである場合に、BSSID1およびBSSID2が互いに相似すると判定する。図5の(b)に示すマスク、BSSID1、およびBSSID2は、この条件を満たす。
所属基地局判定部122によって用いられるマスクは、図5の(b)に示すものに限定されない。たとえば図5の(c)に示すようなマスクを用いることもできる。図5の(c)に示すマスクは、上位5〜8ビットの値が「0」であることを除けば、図5の(b)に示すマスクと同一である。このマスクを用いても、論理式(1)の結果は変わらない。すなわち、図5の(c)に示すマスクにおいて値が「1」になっている全てビット(第1ビット〜第4ビット、および第9ビットから第44ビット)に対して、BSSID1における当該ビットと同じ位置の値と、BSSID2における当該ビットと同じ位置の値とは、互いに全て同じである。
(周波数帯域の判定)
ステップS5における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、帯域判定部123が、2つのアクセスポイント情報を用いて、2つのアクセスポイントのうち、一方が2.4GHz帯域のアクセスポイントであり、かつ他方が5GHz帯域のアクセスポイントであるか否かを判定する(ステップS6)。帯域判定部123は、この判定に、各アクセスポイント情報に含まれる、周波数帯域値を用いる。図4(a)に示すアクセスポイント情報を用いた場合、帯域判定部123は、アクセスポイント20の周波数帯域は2.4GHz帯域であり、かつ、アクセスポイント22の周波数帯域は5GHz帯域であると判定する。これによりステップS6における判定結果は真となる。
ステップS5における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、帯域判定部123が、2つのアクセスポイント情報を用いて、2つのアクセスポイントのうち、一方が2.4GHz帯域のアクセスポイントであり、かつ他方が5GHz帯域のアクセスポイントであるか否かを判定する(ステップS6)。帯域判定部123は、この判定に、各アクセスポイント情報に含まれる、周波数帯域値を用いる。図4(a)に示すアクセスポイント情報を用いた場合、帯域判定部123は、アクセスポイント20の周波数帯域は2.4GHz帯域であり、かつ、アクセスポイント22の周波数帯域は5GHz帯域であると判定する。これによりステップS6における判定結果は真となる。
(優先度変更許可条件の判定)
ステップS6における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124が、2つのアクセスポイント情報を用いて、アクセスポイント20および22が所定の優先度変更許可条件を満たすか否かを判定する(ステップS7)。本実施形態では、優先度変更許可条件とは、5GHz帯域のアクセスポイント22のRSSIが、携帯端末1において予め設定されている所定の閾値を超えることである。この閾値の例を図6に示す。
ステップS6における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124が、2つのアクセスポイント情報を用いて、アクセスポイント20および22が所定の優先度変更許可条件を満たすか否かを判定する(ステップS7)。本実施形態では、優先度変更許可条件とは、5GHz帯域のアクセスポイント22のRSSIが、携帯端末1において予め設定されている所定の閾値を超えることである。この閾値の例を図6に示す。
図6は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末1に予め設定されているRSSIの所定の閾値の一例を表す図である。この図の例では、61は、アクセスポイント20(2.4GHz帯域)からのスキャン応答に基づき算出されたRSSIを表す。また、62は、アクセスポイント22(5GHz帯域)からのスキャン応答に基づき算出されたRSSIを表す。また、63は、携帯端末1において予め決定されている所定の閾値を表す。図6の例では、RSSI62は、閾値63よりも大きい。したがって変更可否判定部124は、アクセスポイント20および22が優先度変更許可条件を満たしていると判定する。
(優先度の変更)
ステップS7における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、優先度変更部125は、5GHz帯域のアクセスポイント22に対して、2.4GHz帯域のアクセスポイント20の優先度よりも高い優先度を設定する(ステップS8)。具体的には、図4の(b)に示すように、アクセスポイント20の優先度と、アクセスポイント22の優先度とを入れ替える。この結果、アクセスポイント情報は、図4の(c)に示すように変更される。優先度の変更後、アクセスポイント20の優先度は「1」から「2」に下がり、アクセスポイント22の優先度は「2」から「1」に上がる。すなわち、5GHz帯域のアクセスポイント22に対して、2.4GHz帯域のアクセスポイント20よりも高い優先度が設定される。
ステップS7における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、優先度変更部125は、5GHz帯域のアクセスポイント22に対して、2.4GHz帯域のアクセスポイント20の優先度よりも高い優先度を設定する(ステップS8)。具体的には、図4の(b)に示すように、アクセスポイント20の優先度と、アクセスポイント22の優先度とを入れ替える。この結果、アクセスポイント情報は、図4の(c)に示すように変更される。優先度の変更後、アクセスポイント20の優先度は「1」から「2」に下がり、アクセスポイント22の優先度は「2」から「1」に上がる。すなわち、5GHz帯域のアクセスポイント22に対して、2.4GHz帯域のアクセスポイント20よりも高い優先度が設定される。
優先度変更後、スキャン応答処理部12は、全てのアクセスポイント情報から選択可能な2つの組み合わせの全てを処理し終えたか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9における判定の結果が「偽」であるとき(No)、図3に示す処理はステップS4に戻る。この結果、所属基地局判定部122が、まだ比較済みではない新たな組み合わせの2つのアクセスポイント情報を選択する。このように、スキャン応答処理部12は、アクセスポイント情報の全ての組み合わせを処理し終えるまで、ステップS4〜S9の処理を繰り返す。
(アクセスポイントへの接続)
一方、ステップS9における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、携帯端末1は、優先度の高い順にアクセスポイントへの接続を試みる(ステップS10)。具体的には、まず接続先通知部126が、複数のアクセスポイント情報のうち最も優先度が高いものを、接続先情報として接続処理部14に出力する。接続処理部14は、入力された接続先情報によって特定されるアクセスポイントへの接続要求を送信する。本実施形態では、図4の(c)に示すように、優先度変更後、5GHz帯域のアクセスポイント22の優先度が最も高い。そのため接続処理部14は、まずアクセスポイント22に接続要求を送信することによって、アクセスポイント22への接続を試みる。アクセスポイント22がこの接続要求を正常に受信すれば、所定のやり取りを経て、アクセスポイント22と携帯端末1との間における5GHz帯域の無線通信接続が確立する。この結果、携帯端末1は、5GHz帯域の無線通信に対応したアクセスポイント22を通じて、インターネットに接続できるようになる。
一方、ステップS9における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、携帯端末1は、優先度の高い順にアクセスポイントへの接続を試みる(ステップS10)。具体的には、まず接続先通知部126が、複数のアクセスポイント情報のうち最も優先度が高いものを、接続先情報として接続処理部14に出力する。接続処理部14は、入力された接続先情報によって特定されるアクセスポイントへの接続要求を送信する。本実施形態では、図4の(c)に示すように、優先度変更後、5GHz帯域のアクセスポイント22の優先度が最も高い。そのため接続処理部14は、まずアクセスポイント22に接続要求を送信することによって、アクセスポイント22への接続を試みる。アクセスポイント22がこの接続要求を正常に受信すれば、所定のやり取りを経て、アクセスポイント22と携帯端末1との間における5GHz帯域の無線通信接続が確立する。この結果、携帯端末1は、5GHz帯域の無線通信に対応したアクセスポイント22を通じて、インターネットに接続できるようになる。
(本実施形態の利点)
以上のように携帯端末1は、2.4GHz帯域のアクセスポイント20と、5GHz帯域のアクセスポイント22とが、いずれも同じ無線基地局2に属すると判定した場合に、両者の優先度を入れ替える。具体的には、チャネル数およびチャネル帯域幅のうち少なくともいずれがより大きいアクセスポイント22の優先度を、アクセスポイント20の優先度よりも高くする。これにより携帯端末1は、同じ無線基地局2にある5GHz帯域のアクセスポイント22に対して優先的に接続する。その結果、2.4GHz帯域のアクセスポイントよりも混雑しておらずかつより良いスループットが期待できる5GHz帯域のアクセスポイント22への接続完了を実現できる。これにより、携帯端末1における無線通信がより速くかつ安定したものとなる。
以上のように携帯端末1は、2.4GHz帯域のアクセスポイント20と、5GHz帯域のアクセスポイント22とが、いずれも同じ無線基地局2に属すると判定した場合に、両者の優先度を入れ替える。具体的には、チャネル数およびチャネル帯域幅のうち少なくともいずれがより大きいアクセスポイント22の優先度を、アクセスポイント20の優先度よりも高くする。これにより携帯端末1は、同じ無線基地局2にある5GHz帯域のアクセスポイント22に対して優先的に接続する。その結果、2.4GHz帯域のアクセスポイントよりも混雑しておらずかつより良いスループットが期待できる5GHz帯域のアクセスポイント22への接続完了を実現できる。これにより、携帯端末1における無線通信がより速くかつ安定したものとなる。
また、携帯端末1は、各アクセスポイント情報に含まれるアクセスポイント20および22のBSSIDを用いて、アクセスポイント20および22が同じ無線基地局2に属するか否かを判定する。これにより、判定の速度および確実性を高めることができる。
また、携帯端末1は、アクセスポイント22のRSSIが所定の閾値を超えない場合には、アクセスポイント22の優先度を変更しない。これにより、RSSIが低すぎて正常な無線通信ができない場合に、携帯端末1がアクセスポイント22に接続することを防止できる。この結果、携帯端末1とアクセスポイント22と間の高速かつ安定した無線通信が保証される。
(変形例)
無線基地局2に属するアクセスポイントの数は、本実施形態の2つには制限されない。携帯端末1は、3つ以上のアクセスポイントが同じ無線基地局2に属する場合も、同じ手法を用いて各アクセスポイントの優先度を変更する。すなわち携帯端末1は、同じ無線基地局2に属すると判定された複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きいアクセスポイントに対して、他のアクセスポイントに対する優先度よりも高い優先度を設定する。
無線基地局2に属するアクセスポイントの数は、本実施形態の2つには制限されない。携帯端末1は、3つ以上のアクセスポイントが同じ無線基地局2に属する場合も、同じ手法を用いて各アクセスポイントの優先度を変更する。すなわち携帯端末1は、同じ無線基地局2に属すると判定された複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きいアクセスポイントに対して、他のアクセスポイントに対する優先度よりも高い優先度を設定する。
たとえば、2.4GHz帯域の第1アクセスポイント、5GHz帯域の第2アクセスポイント、および5GHz帯域の第3アクセスポイントが、同じ無線基地局2に属しているとする。また、これらのアクセスポイントにおいて使用可能なチャネルの数またはチャネル帯域幅が、第3アクセスポイント>第2アクセスポイント>第1アクセスポイントであるとする。この場合、優先度変更部125は、第3アクセスポイントの優先度を、第2および第1のアクセスポイントの優先度よりも高くする。また、第2アクセスポイントの優先度を、第1アクセスポイントの優先度よりも高くする。この結果、携帯端末1は、第1〜第3アクセスポイントのうちもっとも良いスループットが得られる第3アクセスポイントに接続することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2実施形態について、図7および図8に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第2実施形態について、図7および図8に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る携帯端末1の構成は、第1実施形態のそれと同じである。しかし本実施形態では、携帯端末1と無線通信可能な無線基地局の数が、第1実施形態とは異なる。
(無線基地局2aおよび2b)
図7は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末1と、公衆無線LANを携帯端末1に提供する無線基地局2aおよび2bとを示す図である。この図に示すように、本実施形態では、携帯端末1は、2つの無線基地局2aおよび2bのいずれかと無線通信することができる位置に存在する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末1と、公衆無線LANを携帯端末1に提供する無線基地局2aおよび2bとを示す図である。この図に示すように、本実施形態では、携帯端末1は、2つの無線基地局2aおよび2bのいずれかと無線通信することができる位置に存在する。
図7に示す例では、無線基地局2a、アクセスポイント20a、アクセスポイント22a、セル24a、およびセル26bは、第1実施形態に係る無線基地局2、アクセスポイント20、アクセスポイント22、セル24、およびセル26と同じである。したがって、これらの詳細の説明は省略する。
無線基地局2bも、無線基地局2aと同じく、携帯端末1によるインターネットへの接続を無線通信によって中継する拠点である。本実施形態では、無線基地局2bは、無線信号が伝播される周波数帯域が互いに異なる二種類の公衆無線LANを携帯端末1に提供する。無線基地局2bには、二種類の異なるアクセスポイント20bおよび22bが共有されている。言い換えると、アクセスポイント20bおよび22bは、いずれも無線基地局2bに属する。アクセスポイント20bは、2.4Hz帯域の無線通信に対応している。一方、アクセスポイント22bは、5GHz帯域の無線通信に対応している。
図7に示すように、無線基地局2bには、周波数帯域の異なる2種類の無線通信セル24bおよび26bが形成されている。セル24bは2.4GHz帯域に対応し、セル26bは5GHz帯域に対応している。対応する無線周波数の特性に基づき、セル24bはセル26bよりも広い。したがって携帯端末1は、セル26bの内部では、2.4GHz帯域のアクセスポイント20bまたは5GHz帯域のアクセスポイント22bのいずれかに接続することができる。一方、セル26bの外部かつセル24bの内部では、2.4GHz帯域のアクセスポイント20bに接続することができるが、5GHz帯域のアクセスポイント22bには接続することはできない。
携帯端末1は、アクセスポイント20bまたは22bを通じてインターネットに接続することができる。携帯端末1とアクセスポイント20bとの間では、2.4GHz帯域の無線通信が行われる。一方、携帯端末1とアクセスポイント22bとの間では、5GHz帯域の無線通信が行われる。
携帯端末1は、いずれかの公衆無線LANに接続するために、無線信号である所定のスキャン要求を送信する。本実施形態では、無線基地局2aおよび無線基地局2bの両方が、このスキャン要求を受信する。これにより、無線基地局2aおよび無線基地局2bの両方が、それに対する返信であるスキャン応答を携帯端末1に送信する。
アクセスポイント20aおよび22aは、それぞれ独自のスキャン応答を携帯端末1に送信する。アクセスポイント20aからのスキャン応答には、アクセスポイント20aに関する各種の情報が含まれている。一方、アクセスポイント22aからのスキャン応答には、アクセスポイント22aに関する各種の情報が含まれている。
アクセスポイント20bおよび22bは、それぞれ独自のスキャン応答を携帯端末1に送信する。アクセスポイント20bからのスキャン応答には、アクセスポイント20bに関する各種の情報が含まれている。一方、アクセスポイント22bからのスキャン応答には、アクセスポイント22bに関する各種の情報が含まれている。
携帯端末1において、スキャン応答処理部12は、無線基地局2aおよび無線基地局2bから受信したスキャン応答を用いて、第1実施形態と同様の手法によって、無線通信可能アクセスポイントごとのアクセスポイント情報を生成する。なお、携帯端末1は、図示しない第3の無線基地局とも無線通信可能であり、この無線基地局以内のアクセスポイントからもスキャン応答を受信する。したがって携帯端末1は、5つのアクセスポイントからスキャン応答を受信するので、全部で5つのアクセスポイント情報を生成する。
ソート部121は、生成されたアクセスポイント情報をRSSIに基づきソートする。その際、ソート部121は、RSSIに基づき各アクセスポイント情報に所定の優先度を設定する。この図の例では、ソート部121は、RSSIが最も高い(−40dBm)アクセスポイント20aに、最も高い優先度1を設定する。また、RSSIがその次に高い(−50dBm)アクセスポイント22aには、その次に高い優先度2を設定する。また、RSSIがその次に高い(−55dBm)アクセスポイント20bには、その次に高い優先度3を設定する。また、RSSIがその次に高い(−60dBm)アクセスポイント22bには、その次の高い優先度4を設定する。また、RSSIが最も低い(−95dBm)アクセスポイントには、優先度5を設定する。ソート部121は、設定した優先度をアクセスポイント情報に関連付ける。これによりアクセスポイント情報のソートが完了する。
図8は、本発明の第2実施形態に係るアクセスポイント情報の一例を示す図である。この図の(a)には、ソート後のアクセスポイント情報を示す。スキャン応答処理部12は、第1実施形態と同様の手法によって、各アクセスポイントに設定された優先度の変更を試みる。
アクセスポイント20aおよび22aは、同一の無線基地局2aに属する。また、アクセスポイント20aは2.4GHz帯域に対応し、アクセスポイント22は5GHz帯域に対応している。さらに、図示はしないが、アクセスポイント22aのRSSIは、所定の閾値を超えている。したがって優先度変更部125は、アクセスポイント22aの優先度を、アクセスポイント20aの優先度よりも高くする。この結果、5GHz帯域のアクセスポイント22aの優先度は「2」から「1」に上がり、2.4GHz帯域のアクセスポイント20aの優先度は「1」から「2」に下がる。
アクセスポイント20bおよび22bは、同一の無線基地局2bに属する。また、アクセスポイント20bは2.4GHz帯域に対応し、アクセスポイント22は5GHz帯域に対応している。さらに、図示はしないが、アクセスポイント22bのRSSIは、所定の閾値を超えている。したがって優先度変更部125は、アクセスポイント22bの優先度を、アクセスポイント20bの優先度よりも高くする。この結果、5GHz帯域のアクセスポイント22bの優先度は「4」から「3」に上がり、2.4GHz帯域のアクセスポイント20bの優先度は「3」から「4」に下がる。
図8の(b)に、優先度変更後の各アクセスポイント情報を示す。優先度変更後には、アクセスポイント22aの優先度が最も高い。したがって携帯端末1は、5つのアクセスポイントのうち、まず、5GHz帯域のアクセスポイント22aへの無線通信接続を試みる。
(本実施形態の利点)
携帯端末1が無線通信接続できる5つのアクセスポイントのうち、アクセスポイント22aおよび22bはいずれも5GHz帯域に対応している。なお、もう一つの図示しないアクセスポイントも5GHz帯域に対応しているが、そのRSSIが低すぎるので以下の議論には含めない。上述したように、所属基地局判定部122による判定の前に、生成された5つのアクセスポイント情報はRSSIに基づき予めソートされる。この結果、より携帯端末1に近い位置にあるアクセスポイント22aの優先度は、より携帯端末1から遠い位置にあるアクセスポイント22bの優先度よりも予め高く設定される。したがって、優先度変更後においても、アクセスポイント22aの優先度は、アクセスポイント22bの優先度よりも高く維持される。
携帯端末1が無線通信接続できる5つのアクセスポイントのうち、アクセスポイント22aおよび22bはいずれも5GHz帯域に対応している。なお、もう一つの図示しないアクセスポイントも5GHz帯域に対応しているが、そのRSSIが低すぎるので以下の議論には含めない。上述したように、所属基地局判定部122による判定の前に、生成された5つのアクセスポイント情報はRSSIに基づき予めソートされる。この結果、より携帯端末1に近い位置にあるアクセスポイント22aの優先度は、より携帯端末1から遠い位置にあるアクセスポイント22bの優先度よりも予め高く設定される。したがって、優先度変更後においても、アクセスポイント22aの優先度は、アクセスポイント22bの優先度よりも高く維持される。
この結果、携帯端末1は、5GHz帯域に対応した複数の異なるアクセスポイント22aおよび22bが存在する場合に、より自身に近い位置に存在するアクセスポイント22aにまず無線通信接続を試みる。これにより、同じ5GHz帯域であってもより悪いスループットのアクセスポイント22bを通じた無線通信が回避されるので、携帯端末1における無線通信がより速くかつ安定したものとなる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3実施形態について、図に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1または第2実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第3実施形態について、図に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1または第2実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る携帯端末1の構成は、第1実施形態のそれと同じである。しかし本実施形態では、優先度変更許可条件が第1実施形態のそれとは異なっている。具体的には、本実施形態に係る優先度変更許可条件は、5GHz帯域のアクセスポイント22および携帯端末1が、特定の帯域幅モードに対応しており、かつ、そのアクセスポイント22のRSSIが、その帯域幅モードに対して予め設定されている所定の閾値を超えることである。
帯域幅モードの例について、図9を参照して以下に説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係る5GHz帯域のアクセスポイント22が対応する帯域幅モードの一例を示す図である。この図において、縦軸はRSSIを示し、横軸は周波数を表す。本実施形態では、5GHz帯域のアクセスポイント22は、帯域幅の異なる4つの帯域幅モードに対応する。具体的には、図9においてそれぞれ番号91、92、93、および94によって示される、HT160、HT80、HT40、およびHT20である。携帯端末1も、これら4つの帯域幅モードに対応している。
HT160、HT80、HT40、およびHT20における各チャンネルの帯域幅は、それぞれ、160MHz、80MHz、40MHz、および、20MHzである。すなわち、帯域幅の大きさはHT160>HT80>HT40>HT20である。
(優先度変更許可条件の判定)
図10は、本発明の第3実施形態に係る変更可否判定部124によって行われる優先度変更許可の可否判定の流れを示すフローチャートである。本実施形態では、変更可否判定部124は、図3に示すステップ7の処理を行う際、図10に示す一連の処理を実行する。
図10は、本発明の第3実施形態に係る変更可否判定部124によって行われる優先度変更許可の可否判定の流れを示すフローチャートである。本実施形態では、変更可否判定部124は、図3に示すステップ7の処理を行う際、図10に示す一連の処理を実行する。
まず、変更可否判定部124は、携帯端末1およびアクセスポイント22が、HT160に対応しているか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22のRSSIが、HT160に対して設定される所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たすと判定する(ステップS13)。一方、ステップS12における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たさないと判定する(ステップS14)。
一方、ステップS11における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、携帯端末1およびアクセスポイント22がHT80に対応しているか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22のRSSIが、HT80に対して設定される所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たすと判定する(ステップS13)。一方、ステップS16における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たさないと判定する(ステップS14)。
一方、ステップS15における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、携帯端末1およびアクセスポイント22がHT40に対応しているか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22のRSSIが、HT40に対して設定される所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS18)。ステップS18における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たすと判定する(ステップS13)。一方、ステップS18における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たさないと判定する(ステップS14)。
一方、ステップS17における判定の結果が「偽」であるとき(No)、携帯端末1およびアクセスポイント22は、HT20に対応している。そこで変更可否判定部124は、アクセスポイント22のRSSIが、HT20に対して設定される所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS19)。ステップS19における判定の結果が「真」であるとき(Yes)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たすと判定する(ステップS13)。一方、ステップS19における判定の結果が「偽」であるとき(No)、変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たさないと判定する(ステップS14)。
(閾値との比較例)
図11は、本発明の第3実施形態に係る携帯端末1において帯域幅モードごとに予め設定されている所定の閾値の例を示す図である。この図の例では、携帯端末1には、HT20に対応した閾値113、HT40に対応した閾値114、HT80に対応した閾値115、およびHT160に対応した閾値116が予め設定されている。モードの帯域幅が広いほど、閾値の値は小さい。
図11は、本発明の第3実施形態に係る携帯端末1において帯域幅モードごとに予め設定されている所定の閾値の例を示す図である。この図の例では、携帯端末1には、HT20に対応した閾値113、HT40に対応した閾値114、HT80に対応した閾値115、およびHT160に対応した閾値116が予め設定されている。モードの帯域幅が広いほど、閾値の値は小さい。
図11の例では、111は、アクセスポイント20(2.4GHz帯域)からのスキャン応答に基づき算出されたRSSIを表す。また、112は、アクセスポイント22(5GHz帯域)からのスキャン応答に基づき算出されたRSSIを表す。なお、携帯端末1およびアクセスポイント22は、HT40に対応しているものとする。
図11の(a)では、アクセスポイント22のRSSI112は、4つの閾値のうち最も高いHT20の閾値113を超えている。すなわちRSSI112は、HT40の閾値114をも超えている。したがって変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たしていると判定する。この結果、優先度変更部125が、アクセスポイント20の優先度とアクセスポイント22の優先度とを互いに入れ替える。
図11の(b)では、アクセスポイント22のRSSI117は、HT20の閾値113を下回っているが、HT40の閾値114は超えている。したがって変更可否判定部124は、アクセスポイント22が優先度変更許可条件を満たしていると判定する。この結果、優先度変更部125が、アクセスポイント20の優先度とアクセスポイント22の優先度とを互いに入れ替える。
図11の(c)では、アクセスポイント22のRSSI118は、HT40の閾値114を下回っている。したがって変更可否判定部124は、アクセスポイント22は異常なものであるので優先度変更許可条件を満たしていないと判定する。この結果、優先度変更部125は、アクセスポイント20の優先度とアクセスポイント22の優先度とを互いに入れ替えない。
(本実施形態の利点)
以上のように、本実施形態では、5GHz帯域のアクセスポイント22が対応する帯域幅モードごとに、適切な閾値が予め設定されている。したがって、アクセスポイント22が対応する帯域幅モードに応じて、優先度を入れ替えるか否かを適切かつ柔軟に決定することができる。
以上のように、本実施形態では、5GHz帯域のアクセスポイント22が対応する帯域幅モードごとに、適切な閾値が予め設定されている。したがって、アクセスポイント22が対応する帯域幅モードに応じて、優先度を入れ替えるか否かを適切かつ柔軟に決定することができる。
〔実施形態4〕
本発明に係る第4実施形態について、図に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1〜第3実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係る第4実施形態について、図に基づいて以下に説明する。なお、上述した第1〜第3実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る携帯端末1の構成は、第2実施形態のそれと同じである。また、携帯端末1は、第2実施形態と同じく、無線基地局2aおよび2bと無線通信することができる位置に存在する。しかし本実施形態では、優先度変更許可条件が第2実施形態のそれとは異なっている。具体的には、本実施形態に係る優先度変更許可条件は、次の第1および第2の条件を両方とも満たすことである。第1の条件は、同じ無線基地局に属する2.4GHz帯域のアクセスポイントおよび5GHz帯域のアクセスポイントのうち、後者が、帯域幅の比較的大きい所定の帯域幅モード(具体的にはHT80)に対応しており、かつ、携帯端末1も同じ帯域幅モード(すなわちHT80)に対応していることである。第2の条件は、後者のRSSIが、当該帯域幅モードに対して設定される所定の閾値を超えていることである。
図12は、本発明の第4実施形態に係るアクセスポイント情報の一例を示す図である。この図の(a)には、スキャン応答処理部12によって生成されかつソート部121によってソートされた後の4つのアクセスポイント情報を示す。この図に示すように、5GHz帯域のアクセスポイント22aは、HT80に対応している。また、図示はしていないが、5GHz帯域のアクセスポイント22aのRSSIは、HT80に対応して設定される所定の閾値を上回っている。したがって変更可否判定部124は、図3のステップS7において、アクセスポイント20aおよび22aが、優先度変更許可条件を満たしていると判定する。この結果、優先度変更部125は、アクセスポイント22aの優先度をアクセスポイント20aの優先度よりも高くする。この結果、アクセスポイント22aの優先度は、「4」から「1」に上がる。
優先度変更部125は、その他のアクセスポイントの優先度については、現在の値よりも一つ下げる。この結果、アクセスポイント20aの優先度は、「1」から「2」に下がる。図12の(b)に、優先度変更後のアクセスポイント情報を示す。
(本実施形態の利点)
携帯端末1は、5GHz帯域のアクセスポイント22aがHT80に対応しており、かつ、そのRSSIがHT80の閾値を上回っていれば、アクセスポイント22aの優先度をアクセスポイント20aの優先度よりも高くする。これにより、携帯端末1は、帯域幅が比較的大きいHT80を利用した5GHz帯域の無線通信を、無線基地局2との間で行うことができる。
携帯端末1は、5GHz帯域のアクセスポイント22aがHT80に対応しており、かつ、そのRSSIがHT80の閾値を上回っていれば、アクセスポイント22aの優先度をアクセスポイント20aの優先度よりも高くする。これにより、携帯端末1は、帯域幅が比較的大きいHT80を利用した5GHz帯域の無線通信を、無線基地局2との間で行うことができる。
なお、所定の帯域幅モードは、HT80に限らず、たとえばHT40またはHT160であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の制御ブロック(特にスキャン応答処理部12および接続処理部14)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
携帯端末1の制御ブロック(特にスキャン応答処理部12および接続処理部14)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る携帯端末は、
上記携帯端末と無線通信可能な2つの異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定手段(所属基地局判定部122)と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイント(アクセスポイント22)に対して、その他のアクセスポイント(アクセスポイント20)に対する優先度よりも大きい優先度を設定する設定手段(優先度変更部125)と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続手段(接続処理部14)とを備えていることを特徴としている。
本発明の態様1に係る携帯端末は、
上記携帯端末と無線通信可能な2つの異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定手段(所属基地局判定部122)と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイント(アクセスポイント22)に対して、その他のアクセスポイント(アクセスポイント20)に対する優先度よりも大きい優先度を設定する設定手段(優先度変更部125)と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続手段(接続処理部14)とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、携帯端末は、複数のアクセスポイントがいずれも同じ無線基地局に属すると判定した場合、これらのうち、使用可能なチャネルの数および帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きいアクセスポイントに、優先的に接続する。これにより、アクセスポイントとの間の無線通信をより速くかつ安定したものにすることができる効果を奏する。
本発明の態様2に係る携帯端末では、上記態様1において、
上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントの識別情報が互いに相似する場合に、上記2つのアクセスポイントが上記同じ無線基地局に属すると判定することが好ましい。
上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントの識別情報が互いに相似する場合に、上記2つのアクセスポイントが上記同じ無線基地局に属すると判定することが好ましい。
上記の構成によれば、2つのアクセスポイントが同じ無線基地局に属するか否かを簡単に判定することができる。
本発明の態様3に係る携帯端末では、上記態様2において、
上記識別情報は、BSSIDであることが好ましい。
上記識別情報は、BSSIDであることが好ましい。
本発明の態様4に係る携帯端末では、上記態様3において、
上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDにおいて、互いに同じ位置のビットの値が、所定の数のビットだけに互いに同じである場合に、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDが互いに相似すると判定することが好ましい。
上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDにおいて、互いに同じ位置のビットの値が、所定の数のビットだけに互いに同じである場合に、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDが互いに相似すると判定することが好ましい。
上記の構成によれば、2つのアクセスポイントのBSSIDが互いに相似するか否かを確実に判定することができる。
本発明の態様5に係る携帯端末では、上記態様1〜4のいずれかにおいて、
上記設定手段は、上記第1のアクセスポイントから送信される無線信号の信号強度値が、所定の閾値を超える場合、上記第1のアクセスポイントに対して上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記設定手段は、上記第1のアクセスポイントから送信される無線信号の信号強度値が、所定の閾値を超える場合、上記第1のアクセスポイントに対して上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末は、第1のアクセスポイントのパフォーマンスが良い場合に、第1のアクセスポイントに優先的に接続する。したがって、第1のアクセスポイントとの間の良好な無線通信が担保されるという効果を奏する。
本発明の態様6に係る携帯端末では、上記態様1〜5のいずれかにおいて、
上記設定手段は、上記判定手段による判定の前に、各上記アクセスポイントに対して、当該アクセスポイントからの無線信号の信号強度値がより高いほど、より高い上記優先度を予め設定することが好ましい。
上記設定手段は、上記判定手段による判定の前に、各上記アクセスポイントに対して、当該アクセスポイントからの無線信号の信号強度値がより高いほど、より高い上記優先度を予め設定することが好ましい。
上記の構成によれば、判定手段による判定の前に、より携帯端末の近くに存在するアクセスポイントに対して、より高い優先度が予め設定される。これにより、携帯端末の周りに異なる無線基地局が複数存在し、それぞれに第1のアクセスポイントが属する場合であっても、携帯端末からより離れている第1のアクセスポイントに対して携帯端末が接続してしまうことを防止できる。
本発明の態様7に係る携帯端末では、上記態様1〜6のいずれかにおいて、
上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応し、かつ、上記第1のアクセスポイントからの無線信号の信号強度値が、当該所定の帯域幅モードに対応する所定の閾値を超えている場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応し、かつ、上記第1のアクセスポイントからの無線信号の信号強度値が、当該所定の帯域幅モードに対応する所定の閾値を超えている場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末は、アクセスポイントとの間において、自身が対応している所定の帯域幅モードによる安定した無線通信を行うことができる。
本発明の態様8に係る携帯端末では、上記態様1〜6のいずれかにおいて、
上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応している場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応している場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することが好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末は、アクセスポイントとの間において、所定の帯域幅モードによる無線通信を行うことができる。
なお、上記所定の帯域幅モードは、HT80であることが好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末は、アクセスポイントとの間において、HT80による高速無線通信を行うことができる。
なお、上記第1のアクセスポイントは、5GHz帯域のアクセスポイントであり、上記第2のアクセスポイントは、2.4GHz帯域のアクセスポイントであることが好ましい。
上記の構成によれば、携帯端末は、より良いスループットの5GHz帯域のアクセスポイントに優先的に接続することができる。
本発明の態様9に係る携帯端末の制御方法は、
上記携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定工程と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントの優先度よりも大きい優先度を設定する設定工程と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続工程とを含んでいることを特徴としている。
上記携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定工程と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントの優先度よりも大きい優先度を設定する設定工程と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続工程とを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る携帯端末と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明の各態様に係る携帯端末は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記携帯端末が備える各手段として動作させることにより上記携帯端末をコンピュータにて実現させる携帯端末のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、アクセスポイントと無線通信する携帯電話域、スマートフォン、およびタブレット型端末などの、各種の携帯端末として利用することができる。
1 携帯端末
2 無線基地局
10 スキャン要求送信部
12 スキャン応答処理部(判定手段、設定手段)
14 接続処理部(接続手段)
20 アクセスポイント(その他のアクセスポイント)
22 アクセスポイント(第1のアクセスポイント)
24 セル
26 セル
121 ソート部
122 所属基地局判定部(判定手段)
123 帯域判定部
124 変更可否判定部
125 優先度変更部(設定手段)
126 接続先通知部
2 無線基地局
10 スキャン要求送信部
12 スキャン応答処理部(判定手段、設定手段)
14 接続処理部(接続手段)
20 アクセスポイント(その他のアクセスポイント)
22 アクセスポイント(第1のアクセスポイント)
24 セル
26 セル
121 ソート部
122 所属基地局判定部(判定手段)
123 帯域判定部
124 変更可否判定部
125 優先度変更部(設定手段)
126 接続先通知部
Claims (9)
- 携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定手段と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントに対する優先度よりも大きい優先度を設定する設定手段と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続手段とを備えていることを特徴とする携帯端末。 - 上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントの識別情報が互いに相似する場合に、上記複数のアクセスポイントが上記同じ無線基地局に属すると判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 上記識別情報は、BSSIDであることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
- 上記判定手段は、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDにおいて、互いに同じ位置のビットの値が、所定の数のビットだけに互いに同じである場合に、上記複数のアクセスポイントのそれぞれに係る上記BSSIDが互いに相似すると判定することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
- 上記設定手段は、上記第1のアクセスポイントから送信される無線信号の信号強度値が、所定の閾値を超える場合、上記第1のアクセスポイントに対して上記より大きい優先度を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 上記設定手段は、上記判定手段による判定の前に、各上記アクセスポイントに対して、当該アクセスポイントからの無線信号の信号強度値がより高いほど、より高い上記優先度を予め設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応し、かつ、上記第1のアクセスポイントからの無線信号の信号強度値が、当該所定の帯域幅モードに対応する所定の閾値を超えている場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 上記設定手段は、上記携帯端末および上記第1のアクセスポイントがいずれも所定の帯域幅モードに対応している場合に、上記第1のアクセスポイントに上記より大きい優先度を設定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 携帯端末と無線通信可能な複数の異なるアクセスポイントが、同じ無線基地局に属するか否かを判定する判定工程と、
上記同じ無線基地局に属する判定された上記複数のアクセスポイントのうち、使用可能なチャネルの数または対応しているチャネルの帯域幅のうち少なくともいずれかが最も大きい第1のアクセスポイントに対して、その他のアクセスポイントの優先度よりも大きい優先度を設定する設定工程と、
設定された上記優先度の大きい順に上記アクセスポイントへの無線通信接続を試みる接続工程とを含んでいることを特徴とする携帯端末の制御方法。
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